JPH10176380A - 床免震装置の取付構造 - Google Patents

床免震装置の取付構造

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Publication number
JPH10176380A
JPH10176380A JP33879396A JP33879396A JPH10176380A JP H10176380 A JPH10176380 A JP H10176380A JP 33879396 A JP33879396 A JP 33879396A JP 33879396 A JP33879396 A JP 33879396A JP H10176380 A JPH10176380 A JP H10176380A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
isolation device
seismic isolation
base isolation
structural
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33879396A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoji Hosokawa
洋治 細川
Shinji Kato
慎司 加藤
Koji Aota
晃治 青田
Nariyuki Ichiyanagi
成幸 一柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maeda Corp
Original Assignee
Maeda Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH10176380A publication Critical patent/JPH10176380A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】階高を低くすることが可能な床免震装置の取付
構造を提供する。 【解決手段】建造物10の構造床11に床免震装置12
を配置し、床免震装置12上に免震床13を配置する床
免震装置の取付構造1において、構造床11に凹部15
を形成し、凹部15内に床免震装置12を配置したこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床免震装置の取付
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建造物の特定の階に免震床を設け
る場合、建造物の構造床の上に床免震装置を配置し、こ
の床免震装置の上に免震床を配置するのが普通であっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の床免震
装置の取付構造では、構造床と免震床との間に床免震装
置を配置する為のスペースが必要になるので、階高が高
くなるという問題があった。
【0004】本発明の目的は、このような問題点を解決
することにあり、階高を低くすることが可能な床免震装
置の取付構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は床免震装置の取
付構造であり、前述の技術的課題を解決するために以下
のように構成されている。すなわち、本発明は、建造物
の構造床に床免震装置を配置し、前記床免震装置上に免
震床を配置する床免震装置の取付構造において、前記構
造床に凹部を形成し、前記凹部内に前記床免震装置を配
置したことを特徴とする。
【0006】この床免震装置の取付構造は、床免震装置
を構造床の凹部内に配置したので、構造床と免震床との
間の隙間を小さくすることができる。前記構造床及び前
記凹部を一体的にプレキャスト化することができる。こ
の場合は、構造床及び凹部の製造原価を低減することが
できると共に、現場での施工工数を低減できる。
【0007】前記凹部の周壁にプレストレスを与えるこ
とができる。この場合は、凹部の周壁の強度を上げるこ
とができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る床免震装置の
取付構造を図示の実施の形態について詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明に係る床免震装置の取付構
造1を示す図である。この床免震装置の取付構造1は、
例えば複数階建ての建造物10に適用することができ
る。本実施の形態では建造物10は例えば4階建てであ
り、そのうち例えば2階の構造床11に複数の床免震装
置12が配置され、これらの床免震装置12の上に免震
床13が配置されている。
【0010】構造床11には、所定の深さの凹溝15が
設けられている。この凹溝15は、図2に示すように構
造床11の全幅に亘って2列設けられ、各凹溝15内に
複数、本例では3個の床免震装置12が配置されてい
る。構造床11及び凹溝15の周壁は、プレキャスト化
されている。また、床免震装置12は、一般的なものを
使用することができる。
【0011】更に、凹溝15の周壁は、図3に示すよう
に構造床11の下側に所定の張力で張られたPC鋼線1
6で支持されている。これによって、凹溝15の周壁に
プレストレスが与えられている。
【0012】上述のように、この床免震装置の取付構造
1は、構造床11に凹溝15が設けられ、この凹溝15
内に床免震装置12が配置され、床免震装置12の上に
免震床13が配置されているので、従来のように凹溝1
5がなくフラットな構造床の上に床免震装置を配置した
場合に比べて、構造床11と免震床13との間の隙間L
を小さくすることができる。したがって、建造物10の
階高を従来より低くすることができる。
【0013】また、構造床11と凹溝15の周壁とがプ
レキャスト化されているので、現場打ちする場合に比べ
て原価を低減することができると共に、施工工数を低減
することができる。更に、凹溝15の周壁をPC鋼線1
6で支持することによってプレストレスを与えているの
で、周壁の強度を上げることができ、これによって、構
造床11の厚さを薄くすることができる。したがって、
建造物10全体の重量が軽量化されるので、杭など下部
構造体(図示せず)の負担を軽くすることができる。
【0014】なお、上述の実施の形態では建造物10の
2階に床免震装置12を配置した場合について説明した
が、床免震装置12は何れの階に配置しても良い。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の床免震装
置の取付構造によれば、建造物の構造床に凹部を設け、
この凹部内に床免震装置を配置し、床免震装置の上に免
震床を配置したので、構造床と免震床との間の隙間を従
来より小さくすることができ、これによって、建造物の
階高を低くすることができる。
【0016】建造床と凹部とをプレキャスト化した場合
は、製造原価を低減することができると共に、施工工数
を低減できる。また、凹部の周壁にプレストレスを与え
た場合は、周壁の強度を上げることができるので、構造
床を薄くすることができ、これによって、建造物の重量
を軽量化して杭など下部構造物の負担を軽減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る床免震装置の取付構造を示す一部
断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図2のB−B断面図である。
【符号の説明】 1 床免震装置の取付構造 10 建造物 11 構造床 12 床免震装置 13 免震床 15 凹溝(凹部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 一柳 成幸 東京都千代田区富士見二丁目10番26号 前 田建設工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建造物の構造床に床免震装置を配置し、
    前記床免震装置上に免震床を配置する床免震装置の取付
    構造において、 前記構造床に凹部を形成し、前記凹部内に前記床免震装
    置を配置したことを特徴とする床免震装置の取付構造。
  2. 【請求項2】 前記構造床及び前記凹部を一体的にプレ
    キャスト化したことを特徴とする請求項1に記載の床免
    震装置の取付構造。
  3. 【請求項3】 前記凹部の周壁にプレストレスを与えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の床免震装置の取付構
    造。
JP33879396A 1996-12-18 1996-12-18 床免震装置の取付構造 Pending JPH10176380A (ja)

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JP33879396A JPH10176380A (ja) 1996-12-18 1996-12-18 床免震装置の取付構造

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JP (1) JPH10176380A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011043031A (ja) * 2009-08-24 2011-03-03 Takenaka Komuten Co Ltd 免震構造、及び免震構造物
JP2012127140A (ja) * 2010-12-16 2012-07-05 Ohbayashi Corp 駅の免震構造、その構築方法、及び、駅での免震装置の交換方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011043031A (ja) * 2009-08-24 2011-03-03 Takenaka Komuten Co Ltd 免震構造、及び免震構造物
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