JPH10176082A - タイヤ用ゴム混合物 - Google Patents

タイヤ用ゴム混合物

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JPH10176082A
JPH10176082A JP9061281A JP6128197A JPH10176082A JP H10176082 A JPH10176082 A JP H10176082A JP 9061281 A JP9061281 A JP 9061281A JP 6128197 A JP6128197 A JP 6128197A JP H10176082 A JPH10176082 A JP H10176082A
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JP
Japan
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mixture
rubber
tire
rubber mixture
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JP9061281A
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Wolfgang Loreth
ウオルフガング・ローレト
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Continental AG
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Continental AG
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L7/00Compositions of natural rubber
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C1/00Tyres characterised by the chemical composition or the physical arrangement or mixture of the composition
    • B60C1/0016Compositions of the tread
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    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイヤトレッド用混合物の対冬季特性、特に
雪−および氷グリップ性に関する特性が天然材料、従っ
て環境に優しく毒性のない問題のない材料の混入によっ
て更に改善すること。 【解決手段】 タイヤ、特に冬季用タイヤのトレッドの
ためのゴム混合物において、1:5〜5:1、特に3:
7〜2:1の範囲の重量比のセルロース繊維とケラチン
繊維とより成る繊維混合物がゴム混合物に混入されてい
ることを特徴とする、上記ゴム混合物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の産業上の利用分野】本発明は、タイヤ、特に冬
季用タイヤのトレッドのためのゴム混合物に関する。更
に本発明は、少なくとも一部がゴム混合物で製造されて
いるトレッドを持つタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】当該技術分野から、特に公開された特許
文献からも、タイヤの冬の性質、例えば雪道およびアイ
スバーンでのトラクション挙動および制動特性または濡
れ面のグリップ性を改善するために、タイヤトレッド用
ゴム混合物に種々の物質を混入することに関連する沢山
の提案が知られている。天然に産する植物源または動物
源の物質を混入することも提案されており、最近ではこ
れらが環境保護および無害であることからますます重要
性になっている。
【0003】例えばドイツ特許出願公開第4,005,
493号明細書からは、冬季用タイヤのトレッドに特に
適するゴム混合物、皮革粉末またはケラチン粉末を混入
することが公知である。ケラチンはゴム混合物中に混入
し難く、かつゴムに親和性がないものと見なされている
水溶性の物質である。皮革は水含有量が僅かであり、親
水性の物質であり、水膨潤性がありそしてそれ故に同様
にゴム相容性が少ない。ケラチンの場合にも皮革の場合
も、これらの物質がタイヤのトレッドから比較的に容易
に離れることは明らかである。このことはこれらの物質
の能力を制限しそしてタイヤトレッドの摩擦安定性をも
悪化させる。
【0004】更に、未だ公開されていないヨーロッパ特
許出願第96890017.5には、冬季用タイヤのト
レッドのためのゴム混合物に繊維状または粉末状のケラ
チンを混入することが開示されている。この場合にはケ
ラチン繊維として動物の毛あるいは動物の剛毛が特に適
している。タイヤトレッド用混合物の対冬季性質はケラ
チン繊維状物またはケラチン粉末を混入することによっ
て著しく改善される。特に、これはグリップ特性、例え
ば雪の上でのトラクションおよび雪や氷の上での制動性
が著しく改善される。
【0005】
【発明の解決しようとする課題】本発明の課題は、タイ
ヤトレッド用混合物の対冬季特性、特に雪−および氷グ
リップ性に関する特性が天然の材料、従って環境に優し
く毒性のない問題のない材料を混入することで更に改善
することにある。この場合にはタイヤトレッドの他の所
望の性質、例えば摩擦挙動または転がり抵抗がほぼ同じ
程度に良好に保持されるべきである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明に従っ
て、ゴム混合物に1.5〜5:1、特に3:7〜2:1
の範囲内の重量比のセルロース繊維とケラチン繊維とよ
り成る繊維混合物を添加することによって解決される。
驚くべきことに、本発明の繊維混合物の混入がタイヤト
レッド用混合物の冬季用特性、特に雪路またはアイスバ
ーンでのグリップ挙動、トラクション挙動および制動挙
動を著しく改善することが判った。この場合、疎水性で
そしてゴム親和性の物質としてのケラチンが、上記の性
質に有利に作用する微細な凹凸をタイヤトレッドに生じ
させる。セルロースは、タイヤトレッド用混合物中に含
まれるセルロースをアイスバーンまたは雪路での制動お
よび加速の際にタイヤのパターンと路との間に生ずる薄
い水の膜と相互作用をする吸湿性物質である。その上、
本発明の繊維混合物の混入によって他のタイヤ特性ある
いはパターン特性、例えば耐摩擦性が害されないことが
判っている。
【0007】ここでは、ケラチン繊維およびセルロース
繊維とはケラチンまたはセルロースを本質的成分として
含有している繊維を意味する。上記の性質改善は、繊維
混合物の割合が混合物中のゴム100重量部を基準とし
て2〜25重量部、特に5〜15重量部である時に明ら
かに顕著な程度になる。
【0008】本発明の実施形態によれば、ケラチンとし
ては羊毛繊維、毛、特に動物の毛または動物の剛毛を混
入するのが特に有利である。天然に産するこれらの物質
は十分な量で使用でき、羊毛繊維または豚の剛毛は正に
適する物質であることが判っている。かゝるケラチン繊
維はしばしば、種々の製品を製造する際に製造屑として
生じ、かゝる繊維を使用することは特に環境汚染の点か
らおよび経済的に特に有利である。
【0009】セルロース繊維としては例えばココヤシ繊
維または木綿繊維が非常に適している。ここでも色々な
生産廃棄物も使用することができる。これらの繊維、即
ちケラチン繊維並びにセルロース繊維は0.5〜30m
m、特に好ましくは5〜10mmの長さでゴム混合物に
混入される。このことが混合物を良好に加工することを
保証する。この場合、繊維混合物は異なる長さの繊維を
含有していてもよい。異なる出所のケラチン−およびセ
ルロース繊維を混入することも可能である。
【0010】更に本発明は、タイヤトレッドの少なくと
も一部分が加硫した本発明のゴム混合物よりなるタイヤ
にも関する。本発明を表1に総括掲載している実施例に
よって更に詳細に説明する。この表には沢山の混合物
例、即ち、繊維を含まない基本混合物、繊維としてケラ
チン繊維、しかも豚の剛毛だけを含有している実験混合
物1、セルロース繊維、しかもココヤシ繊維だけを含有
している実験混合物2および本発明の繊維混合物を含有
している混合物が記載されている。表中に記載した数値
は混合物中のゴム100重量部を基準とする重量部であ
る。
【0011】全部の混合物例において同一のポリマーブ
レンド、しかも天然ゴムとスチレンブタジエンゴムより
成るポリマーブレンドを使用した。タイヤトレッド用混
合物中のゴム成分はこれからはずれて選択してもよい
が、以下のグループの少なくとも1種類のポリマーを含
有ている:天然ゴム、ポリイソプレンゴム、シス−また
はビニル−ポリブタジエンゴム、エマルジョン状態また
は溶液状態で製造されたスチレンブタジエンゴムまたは
これらの混合物。ただし更に、ブチルゴムまたは3,4
−イソプレンゴムを添加することも可能である。更にゴ
ム混合物全体中には通常に用いられる量のカーボンブラ
ック、老化防止剤、加硫化学品、亜鉛白、ステアリン
酸、加硫助剤、硫黄およびこれらの類似物を含有してい
る。この場合、繊維が混入された混合物は僅かのカーボ
ンブラックをベース混合物として含有している。更に、
ゴム混合物中にはフィラーとしてカーボンブラックだけ
でなく、カーボンブラックを他のフィラー、例えば珪酸
と一緒に使用してもよい。カーボンブラック成分を完全
に珪酸に交換することも可能である。
【0012】全ての混合物処方から実験室用試料を調製
しそして若干の実験室試験を行う。その際に、次の測定
法を使用する: ● ショアー硬度:室温にてDIN 53505に従っ
て測定 ● 反発弾性:DIN 53512に従って測定 ● E’(−20℃)〔動的蓄積モジュール(Dynermis
cher Speichermodul) 〕および0℃でのtan δ:G
ADUM社の“Eplexor”で測定(10Hzの周
波数、一定の力での静的的応力0.64MP、動的応力
+/−0.38MP)、直径10mmで高さ10mmの
円筒状試験体 ● DIN摩擦:DIN 53516に従って測定 ● 氷上スリップ(Skid Eis):スリップ測定
を−5℃でブリティシュ・ポータブル・スリップテスタ
ー(British Portable Skid Tester)(BPST)上で測
定した。
【0013】全部の混合物処方を用いてタイヤトレッド
用混合物を調製し、185/60R14の寸法の自家用
車用タイヤを製造する際に使用する。これらのタイヤは
雪上トラクション性、氷上−およびウエット制動性に関
してアンチロックブレーキシステムを装備した自動車で
試験した。表に記載の数値はそれぞれ、試験値を100
とした基本混合物を基準とした値であり、>100の値
が改善を意味する。
【0014】タイヤ試験の結果から、本発明のタイヤト
レッド用混合物を用いたタイヤはタイヤトレッド有利で
ある。混合物中に中に実験混合物1または実験混合物2
を含有するタイヤ並びに、タイヤトレッド用混合物が基
本混合物で構成されているタイヤに比べて、中でも雪上
トラクションおよび氷上制動の際に重大な改善を示すこ
とが判る。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項 1】 タイヤ、特に冬季用タイヤのトレッドの
    ためのゴム混合物において、1:5〜5:1、特に3:
    7〜2:1の範囲の重量比のセルロース繊維とケラチン
    繊維とより成る繊維混合物がゴム混合物に混入されてい
    ることを特徴とする、上記ゴム混合物。
  2. 【請求項2】 繊維混合物の割合が混合物中の100重
    量部のゴムを基準として2〜25重量部、特に5〜15
    重量部である請求項1に記載のゴム混合物。
  3. 【請求項3】 ケラチン繊維が羊毛繊維、毛、特に動物
    の毛または動物の剛毛である請求項1または2に記載の
    ゴム混合物。
  4. 【請求項4】 セルロース繊維がココヤシ繊維または木
    綿繊維である請求項1または2に記載のゴム混合物。
  5. 【請求項5】 0.5〜30mm、特に5〜10mmの
    長さの繊維を混入されている請求項1〜4のいずれか一
    つに記載のゴム混合物。
  6. 【請求項6】 トレッドの少なくとも一部が請求項1〜
    6の何れか一つに記載の加硫したゴム混合物で造られて
    いるタイヤ。
JP9061281A 1996-03-16 1997-03-14 タイヤ用ゴム混合物 Withdrawn JPH10176082A (ja)

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