JPH10176031A - 硬化剤組成物及びそれを含む塗料組成物 - Google Patents
硬化剤組成物及びそれを含む塗料組成物Info
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- JPH10176031A JPH10176031A JP8340005A JP34000596A JPH10176031A JP H10176031 A JPH10176031 A JP H10176031A JP 8340005 A JP8340005 A JP 8340005A JP 34000596 A JP34000596 A JP 34000596A JP H10176031 A JPH10176031 A JP H10176031A
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- polyethylene glycol
- curing agent
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 水接触角の小さい耐汚染性に優れた塗膜が形
成できる塗料組成物、および、それに用いる硬化剤組成
物を提供する。 【解決手段】 ポリエチレングリコールモノアルキルエ
ーテルと脂肪族及び/または脂環族ジイソシアネートを
反応して得られるイソシアネート基末端化合物と、イソ
シアネート平均官能基数2.5以上のポリイソシアネー
トを含む硬化剤組成物、及びそれを含む塗料組成物。
成できる塗料組成物、および、それに用いる硬化剤組成
物を提供する。 【解決手段】 ポリエチレングリコールモノアルキルエ
ーテルと脂肪族及び/または脂環族ジイソシアネートを
反応して得られるイソシアネート基末端化合物と、イソ
シアネート平均官能基数2.5以上のポリイソシアネー
トを含む硬化剤組成物、及びそれを含む塗料組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水接触角の小さな
親水性塗膜を形成する硬化剤組成物、及びそれを含む塗
料組成物に関する。
親水性塗膜を形成する硬化剤組成物、及びそれを含む塗
料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、構築物などの塗装に関して、耐汚
染性の良好なメンテナンスフリーの要請が強い。そこ
で、耐汚染性を良好にするための基礎検討が盛んに行わ
れている。その結果、塗膜表面は親水性であることが耐
汚染性を向上させる対策の1つとなっている。
染性の良好なメンテナンスフリーの要請が強い。そこ
で、耐汚染性を良好にするための基礎検討が盛んに行わ
れている。その結果、塗膜表面は親水性であることが耐
汚染性を向上させる対策の1つとなっている。
【0003】親水性を有する界面活性剤を添加すること
も提案されたが、この方法は初期物性は良好であるが、
界面活性剤などが雨水等により塗膜から洗い流され、長
期物性を維持できない。そこで、例えば、特開昭8−2
31919号公報では特定フッ素ポリオールを含む塗料
組成物が、特開昭8−231924号公報ではシリコン
系化合物を添加した塗料組成物がある。しかし、耐汚染
性の要求レベルは高く、更なる改良が求められている。
も提案されたが、この方法は初期物性は良好であるが、
界面活性剤などが雨水等により塗膜から洗い流され、長
期物性を維持できない。そこで、例えば、特開昭8−2
31919号公報では特定フッ素ポリオールを含む塗料
組成物が、特開昭8−231924号公報ではシリコン
系化合物を添加した塗料組成物がある。しかし、耐汚染
性の要求レベルは高く、更なる改良が求められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、良好な親水
性と硬化性ともに達成できる硬化剤組成物、及びそれを
含む塗料組成物を提供することを目的とする。
性と硬化性ともに達成できる硬化剤組成物、及びそれを
含む塗料組成物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、親水基を有
するイソシアネート官能性の化合物の配合により、塗膜
親水性を向上させることを発見し、本発明をなすに至っ
た。即ち、本発明は下記の通りである。 〔1〕少なくとも下記(A)、(B)を含むことを特徴
とする硬化剤組成物。 (A)ポリエチレングリコールモノアルキルエーテルと
脂肪族及び/または脂環族ジイソシアネートを反応して
得られるイソシアネート基末端化合物。 (B)イソシアネート平均官能基数2.5以上のポリイ
ソシアネート。 〔2〕ポリエチレングリコールモノアルキルエーテルが
ポリエチレングリコールモノメチルエーテルである上記
1記載の硬化剤組成物。 〔3〕少なくとも2個以上の水酸基を含むポリオール
と、上記1または2記載の硬化剤組成物を含む塗料組成
物。
するイソシアネート官能性の化合物の配合により、塗膜
親水性を向上させることを発見し、本発明をなすに至っ
た。即ち、本発明は下記の通りである。 〔1〕少なくとも下記(A)、(B)を含むことを特徴
とする硬化剤組成物。 (A)ポリエチレングリコールモノアルキルエーテルと
脂肪族及び/または脂環族ジイソシアネートを反応して
得られるイソシアネート基末端化合物。 (B)イソシアネート平均官能基数2.5以上のポリイ
ソシアネート。 〔2〕ポリエチレングリコールモノアルキルエーテルが
ポリエチレングリコールモノメチルエーテルである上記
1記載の硬化剤組成物。 〔3〕少なくとも2個以上の水酸基を含むポリオール
と、上記1または2記載の硬化剤組成物を含む塗料組成
物。
【0006】以下、本発明について詳述する。本発明に
用いるポリエチレングリコールモノアルキルエーテルに
つき、説明する。ポリエチレングリコールは、アルキル
基を有するモノアルコールを開始剤として、エチレンオ
キサイドを付加して得られる末端水酸基の化合物であ
る。前記アルキル基としては,メチル、エチル、ブチ
ル、プロピル等であり、メチル基が好ましい。また、前
記エチレンオキサイド以外のプロピレンオキサイド、ブ
チレンオキサイド、シクロヘキセンオキサイド、スチレ
ンオキサイドなどのアルキレンオキサイドの単独または
混合物をランダム、ブロック共重合しても良い。好まし
くは、前記モノアルコールにエチレンオキサイドを付加
し、更にプロピレングリコールを付加した化合物であ
る。分子量は200〜2,000であり、好ましくは2
00〜1,000である。これら2種以上を併用しても
良い。分子量が2,000を越えるとポリエチレングリ
コール鎖の結晶性のため、良好な塗膜を得ることができ
ない場合がある。
用いるポリエチレングリコールモノアルキルエーテルに
つき、説明する。ポリエチレングリコールは、アルキル
基を有するモノアルコールを開始剤として、エチレンオ
キサイドを付加して得られる末端水酸基の化合物であ
る。前記アルキル基としては,メチル、エチル、ブチ
ル、プロピル等であり、メチル基が好ましい。また、前
記エチレンオキサイド以外のプロピレンオキサイド、ブ
チレンオキサイド、シクロヘキセンオキサイド、スチレ
ンオキサイドなどのアルキレンオキサイドの単独または
混合物をランダム、ブロック共重合しても良い。好まし
くは、前記モノアルコールにエチレンオキサイドを付加
し、更にプロピレングリコールを付加した化合物であ
る。分子量は200〜2,000であり、好ましくは2
00〜1,000である。これら2種以上を併用しても
良い。分子量が2,000を越えるとポリエチレングリ
コール鎖の結晶性のため、良好な塗膜を得ることができ
ない場合がある。
【0007】上記のポリエチレングリコールモノアルキ
ルエーテルに脂肪族及び/または脂環族ジイソシアネー
トを付加して本発明の構成成分の1つである化合物
(A)を得ることが出来る。耐候性などが特別に要求さ
れない場合は、芳香族ジイソシアネートも使用できる。
前記脂肪族ジイソシアネートとしては、炭素数4〜30
のものが、脂環族ジイソシアネートとしては炭素数8〜
30のものが好ましく、例えば、テトラメチレン−1,
4−ジイソシアネート、ペンタメチレン−1,5−ジイ
ソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、2,
2,4−トリメチル−ヘキサメチレン−1,6−ジイソ
シアネート、リジンジイソシアネート、イソホロンジイ
ソシアネート、1,3−ビス(イソシアナートメチル)
−シクロヘキサン、4,4’−ジシクロヘキシルメタン
ジイソシアネート等を挙げることが出来る。なかでも、
耐候性、工業的入手の容易さから、ヘキサメチレンジイ
ソシアネート(以下、HMDIという)、イソホロンジ
イソシアネート(以下、IPDIという)が好ましく、
単独で使用しても、併用しても良い。
ルエーテルに脂肪族及び/または脂環族ジイソシアネー
トを付加して本発明の構成成分の1つである化合物
(A)を得ることが出来る。耐候性などが特別に要求さ
れない場合は、芳香族ジイソシアネートも使用できる。
前記脂肪族ジイソシアネートとしては、炭素数4〜30
のものが、脂環族ジイソシアネートとしては炭素数8〜
30のものが好ましく、例えば、テトラメチレン−1,
4−ジイソシアネート、ペンタメチレン−1,5−ジイ
ソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、2,
2,4−トリメチル−ヘキサメチレン−1,6−ジイソ
シアネート、リジンジイソシアネート、イソホロンジイ
ソシアネート、1,3−ビス(イソシアナートメチル)
−シクロヘキサン、4,4’−ジシクロヘキシルメタン
ジイソシアネート等を挙げることが出来る。なかでも、
耐候性、工業的入手の容易さから、ヘキサメチレンジイ
ソシアネート(以下、HMDIという)、イソホロンジ
イソシアネート(以下、IPDIという)が好ましく、
単独で使用しても、併用しても良い。
【0008】前記のポリエチレングリコールモノアルキ
ルエーテルとジイソシアネートを、イソシアネート基/
水酸基の当量比5/1〜100/1で反応させる。好ま
しくは10/1〜100/1である。前記当量比が5/
1未満であると反応液の粘度が増加し、かつジイソシア
ネートの両末端イソシアネート基にポリエチレングリコ
ールモノアルキルエーテルが付加した、イソシアネート
基を持たない化合物の生成量が多くなり、また、100
/1を越えると収率が低下し生産性上、支障を生じる傾
向がある。
ルエーテルとジイソシアネートを、イソシアネート基/
水酸基の当量比5/1〜100/1で反応させる。好ま
しくは10/1〜100/1である。前記当量比が5/
1未満であると反応液の粘度が増加し、かつジイソシア
ネートの両末端イソシアネート基にポリエチレングリコ
ールモノアルキルエーテルが付加した、イソシアネート
基を持たない化合物の生成量が多くなり、また、100
/1を越えると収率が低下し生産性上、支障を生じる傾
向がある。
【0009】反応に際し、溶剤を用いても良いが、その
場合はイソシアネートに不活性な溶剤を用いるべきであ
る。反応温度は60〜200℃が好ましく、更に好まし
くは90〜180℃である。反応温度が60℃未満では
反応速度が遅いため生産性が十分に良好とはいえず、2
00℃を越えると着色などの副反応が起こる場合があ
る。
場合はイソシアネートに不活性な溶剤を用いるべきであ
る。反応温度は60〜200℃が好ましく、更に好まし
くは90〜180℃である。反応温度が60℃未満では
反応速度が遅いため生産性が十分に良好とはいえず、2
00℃を越えると着色などの副反応が起こる場合があ
る。
【0010】反応に際して、触媒を用いることもでき
る。触媒としては、一般に塩基性を有するものが好まし
く、例えば、テトラアルキルアンモニウムのハイドロ
オキサイドや、例えば、酢酸、カプリン酸等の有機弱酸
塩などの4級アミン化合物、例えば、トリオクチルア
ミン、1,4−ジアザビシクロ(2,2,2)オクタ
ン、1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)ウンデセン
−7、1,5−ジアザビシクロ(4,3,0)ノネン−
5などの3級アミン系化合物、例えば、亜鉛などのア
セチルアセトン金属塩など、亜鉛、錫、鉛、鉄などの金
属有機弱酸塩など、が有効である。
る。触媒としては、一般に塩基性を有するものが好まし
く、例えば、テトラアルキルアンモニウムのハイドロ
オキサイドや、例えば、酢酸、カプリン酸等の有機弱酸
塩などの4級アミン化合物、例えば、トリオクチルア
ミン、1,4−ジアザビシクロ(2,2,2)オクタ
ン、1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)ウンデセン
−7、1,5−ジアザビシクロ(4,3,0)ノネン−
5などの3級アミン系化合物、例えば、亜鉛などのア
セチルアセトン金属塩など、亜鉛、錫、鉛、鉄などの金
属有機弱酸塩など、が有効である。
【0011】触媒濃度は、通常、イソシアネート化合物
に対して10ppm〜1.0%の範囲から選択される。
反応は必要に応じて、アロファネート化反応を促進して
も良い。反応後、未反応のジイソシアネート及び溶剤は
薄膜蒸留器、抽出等の方法により除去される。
に対して10ppm〜1.0%の範囲から選択される。
反応は必要に応じて、アロファネート化反応を促進して
も良い。反応後、未反応のジイソシアネート及び溶剤は
薄膜蒸留器、抽出等の方法により除去される。
【0012】仕込まれたポリエチレングリコールモノア
ルキルエーテルと、脂肪族、脂環族ジイソシアネートの
重量を分母として、実質的に未反応該ジイソシアネート
および溶剤を除去して得られるイソシアネート末端化合
物重量を分子とした、収率は概ね5〜70重量%、商業
生産上好ましくは、20〜70重量%になる。仕込まれ
たポリエチレングリコールモノアルキルエーテル重量を
分子として、得られたポリイソシアネートを分母として
算出される、イソシアネート中のエチレンオキサイド濃
度は30〜95重量%、好ましくは50〜85重量%で
ある。この様にして得られたポリイソシアネートの25
℃での粘度は50〜10,000mPa・sであり、イ
ソシアネート基の含有量は2〜25重量%である。
ルキルエーテルと、脂肪族、脂環族ジイソシアネートの
重量を分母として、実質的に未反応該ジイソシアネート
および溶剤を除去して得られるイソシアネート末端化合
物重量を分子とした、収率は概ね5〜70重量%、商業
生産上好ましくは、20〜70重量%になる。仕込まれ
たポリエチレングリコールモノアルキルエーテル重量を
分子として、得られたポリイソシアネートを分母として
算出される、イソシアネート中のエチレンオキサイド濃
度は30〜95重量%、好ましくは50〜85重量%で
ある。この様にして得られたポリイソシアネートの25
℃での粘度は50〜10,000mPa・sであり、イ
ソシアネート基の含有量は2〜25重量%である。
【0013】本発明に用いるポリイソシアネート(B)
は、イソシアネネート官能基数が2.5以上である。
2.5未満の場合は、硬化塗膜の架橋密度が低く、耐溶
剤性などが劣る。イソシアネート平均官能基数とは、ポ
リイソシアネート1分子が有する統計平均的なイソシア
ネート基の数であり、下記式から算出される。
は、イソシアネネート官能基数が2.5以上である。
2.5未満の場合は、硬化塗膜の架橋密度が低く、耐溶
剤性などが劣る。イソシアネート平均官能基数とは、ポ
リイソシアネート1分子が有する統計平均的なイソシア
ネート基の数であり、下記式から算出される。
【0014】
【数1】
【0015】このポリイソシアネートは芳香族ジソイシ
アネートから誘導する事もできるが、好ましくは前記脂
肪族、脂環族ジイソシアネートであり、ウレトジオン
基、イソシアヌレート基、ウレタン基、アロファネート
基、ビウレット基等を1種以上含むことができる。これ
らの製造方法としては、例えば、特開昭49−9202
4号公報、特昭昭50−149625号公報、特開昭5
7−47321号公報、特開昭59−95259号公
報、特開昭61−72012号公報、特開昭61−28
518号公報、特開昭64−33115号公報、特開平
2−250872号公報、特開平6−312969号公
報、特開平7−330860号公報等に例示されてい
る。
アネートから誘導する事もできるが、好ましくは前記脂
肪族、脂環族ジイソシアネートであり、ウレトジオン
基、イソシアヌレート基、ウレタン基、アロファネート
基、ビウレット基等を1種以上含むことができる。これ
らの製造方法としては、例えば、特開昭49−9202
4号公報、特昭昭50−149625号公報、特開昭5
7−47321号公報、特開昭59−95259号公
報、特開昭61−72012号公報、特開昭61−28
518号公報、特開昭64−33115号公報、特開平
2−250872号公報、特開平6−312969号公
報、特開平7−330860号公報等に例示されてい
る。
【0016】本発明は、ポリエチレングリコールモノア
ルキルエーテルとジイソシアネートから得られるイソシ
アネート末端化合物(A)とイソシアネート官能基数
2.5以上のポリイソシアネート(B)を併用すること
により、表面が親水性である塗膜を形成しうる硬化剤組
成物が得られる。上記(A)と(B)の混合重量比率
は、後で述べるポリオールとも関連し決定されるが、9
5:5〜5:95、好ましくは10:90〜50:50
である。
ルキルエーテルとジイソシアネートから得られるイソシ
アネート末端化合物(A)とイソシアネート官能基数
2.5以上のポリイソシアネート(B)を併用すること
により、表面が親水性である塗膜を形成しうる硬化剤組
成物が得られる。上記(A)と(B)の混合重量比率
は、後で述べるポリオールとも関連し決定されるが、9
5:5〜5:95、好ましくは10:90〜50:50
である。
【0017】本発明の塗料組成物に用いるポリオールと
は、分子内に水酸基を平均2個以上有する化合物であ
り、例えば、脂肪族炭化水素ポリオール類、ポリエーテ
ルポリオール類、ポリエステルポリオール類、エポキシ
樹脂類、フッ素ポリオール類及びアクリルポリオール類
等が挙げられる。脂肪族炭化水素ポリオール類の具体例
としては、例えば、末端水酸基化ポリブタジエンやその
水素添加物等が挙げられる。またポリエーテルポリオー
ル類としては、例えばグリセリンやプロピレングリコー
ル等の多価アルコールの単独または混合物に、エチレン
オキサイド、プロピレンオキサイドなどのアルキレンオ
キサイドの単独または混合物を付加して得られるポリエ
ーテルポリオール類、ポリテトラメチレングリコール
類、更にアルキレンオキサイドにエチレンジアミン、エ
タノールアミン類などの多官能化合物を反応させて得ら
れるポリエーテルポリオール類及び、これらポリエーテ
ル類を媒体としてアクリルアミド等を重合して得られ
る、いわゆるポリマーポリオール類等が含まれる。
は、分子内に水酸基を平均2個以上有する化合物であ
り、例えば、脂肪族炭化水素ポリオール類、ポリエーテ
ルポリオール類、ポリエステルポリオール類、エポキシ
樹脂類、フッ素ポリオール類及びアクリルポリオール類
等が挙げられる。脂肪族炭化水素ポリオール類の具体例
としては、例えば、末端水酸基化ポリブタジエンやその
水素添加物等が挙げられる。またポリエーテルポリオー
ル類としては、例えばグリセリンやプロピレングリコー
ル等の多価アルコールの単独または混合物に、エチレン
オキサイド、プロピレンオキサイドなどのアルキレンオ
キサイドの単独または混合物を付加して得られるポリエ
ーテルポリオール類、ポリテトラメチレングリコール
類、更にアルキレンオキサイドにエチレンジアミン、エ
タノールアミン類などの多官能化合物を反応させて得ら
れるポリエーテルポリオール類及び、これらポリエーテ
ル類を媒体としてアクリルアミド等を重合して得られ
る、いわゆるポリマーポリオール類等が含まれる。
【0018】ポリエステルポリオール類としては、例え
ば、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ダイマー酸、
無水マレイン酸、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフ
タル酸等のカルボン酸の群から選ばれた二塩基酸の単独
または混合物と、エチレングリコール、プロピレングリ
コール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコー
ル、トリメチロールプロパン、グリセリンなどの群から
選ばれた多価アルコールの単独または混合物との縮合反
応によって得られるポリエステルポリオール樹脂類、及
び、例えば、ε−カプロラクトンを多価アルコールを用
いて開環重合して得られるようなポリカプロラクトンポ
リオール類等が挙げられる。
ば、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ダイマー酸、
無水マレイン酸、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフ
タル酸等のカルボン酸の群から選ばれた二塩基酸の単独
または混合物と、エチレングリコール、プロピレングリ
コール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコー
ル、トリメチロールプロパン、グリセリンなどの群から
選ばれた多価アルコールの単独または混合物との縮合反
応によって得られるポリエステルポリオール樹脂類、及
び、例えば、ε−カプロラクトンを多価アルコールを用
いて開環重合して得られるようなポリカプロラクトンポ
リオール類等が挙げられる。
【0019】エポキシ樹脂類としては、グリシジルエー
テル系エポキシ樹脂(例えば、ビスフェノールA型、ビ
スフェノールF型、ビスフェノールAD型、フェノール
ノボラック型、クレゾールノボラック型など)、環状脂
肪族エポキシ樹脂(例えば、脂環型ジエポキシアセター
ル、脂環式ジエポキシアジペートなど)、グリシジルエ
ステル系樹脂(フタル酸ジグリシジルエステル、テトラ
ヒドロフタル酸ジグリシジルエステル、ヘキサヒドロフ
タル酸ジグリシジルエステル、ジグリシジルp−オキシ
安息香酸、ダイマー酸グリシジルエステルなど)、グリ
シジルアミン系樹脂(N,N−ジグリシジルアニリン、
テトラグリシジルジアミノジフェニルメタン、トリグリ
シジルp−アミノフェノールなど)、複素環式エポキシ
樹脂(例えば、ジグリシジルヒダントイン、グリシジル
グリシドオキシアルキルヒダントインなどのヒダントイ
ン型エポキシ樹脂、トリグリシジルイソシアヌレートな
ど)及びこれらエポキシ樹脂をアミノ化合物、ポリアミ
ド化合物などで変性した樹脂類等が挙げられる。
テル系エポキシ樹脂(例えば、ビスフェノールA型、ビ
スフェノールF型、ビスフェノールAD型、フェノール
ノボラック型、クレゾールノボラック型など)、環状脂
肪族エポキシ樹脂(例えば、脂環型ジエポキシアセター
ル、脂環式ジエポキシアジペートなど)、グリシジルエ
ステル系樹脂(フタル酸ジグリシジルエステル、テトラ
ヒドロフタル酸ジグリシジルエステル、ヘキサヒドロフ
タル酸ジグリシジルエステル、ジグリシジルp−オキシ
安息香酸、ダイマー酸グリシジルエステルなど)、グリ
シジルアミン系樹脂(N,N−ジグリシジルアニリン、
テトラグリシジルジアミノジフェニルメタン、トリグリ
シジルp−アミノフェノールなど)、複素環式エポキシ
樹脂(例えば、ジグリシジルヒダントイン、グリシジル
グリシドオキシアルキルヒダントインなどのヒダントイ
ン型エポキシ樹脂、トリグリシジルイソシアヌレートな
ど)及びこれらエポキシ樹脂をアミノ化合物、ポリアミ
ド化合物などで変性した樹脂類等が挙げられる。
【0020】フッ素ポリオール類としては、例えば、特
開昭57−34107号公報、特開昭61−27531
1号公報等で開示されているフルオロオレフィン、シク
ロヘキシルビニルエーテル、ヒドロキシアルキルビニル
エーテル、モノカルボン酸ビニルエステル等の共重合体
等がある。アクリルポリオール類としては、一分子中に
1個以上の活性水素を持つ重合性モノマー、例えば、ア
クリル酸−2−ヒドロキシエチル、アクリル酸−2−ヒ
ドロキシプロピル、アクリル酸−2−ヒドロキシブチル
等の活性水素を持つアクリル酸エステル類、メタクリル
酸−2−ヒドロキシジエチル、メタクリル酸−2−ヒド
ロキシプロピル、メタクリル酸−2−ヒドロキシブチル
等の活性水素を持つメタクリル酸エステル類、またはグ
リセリンのアクリル酸モノエステルあるいはメタクリル
酸モノエステル、トリメチロールプロパンのアクリル酸
モノエステルあるいはメタクリル酸モノエステル等の多
価活性水素を有する(メタ)アクリル酸エステル類等の
群から選ばれた単独または混合物と、これに共重合可能
な他のモノマー、例えば、アクリル酸メチル、アクリル
酸エチル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸−n−
ブチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル等のアクリル
酸エステル類、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸−n−ブ
チル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸−n−ヘ
キシル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸ラ
ウリル、メタクリル酸グリシジル等のメタクリル酸エス
テル類、更に必要に応じてアクリル酸、メタクリル酸、
マレイン酸、イタコン酸等の不飽和カルボン酸、アクリ
ルアミド、N−メチロールアクリルアミド、ジアセトン
アクリルアミド等の不飽和アミド、及びスチレン、ビニ
ルトルエン、酢酸ビニル、アクリロニトリル等のその他
の重合性モノマーの群から選ばれた単独または混合物と
を共重合することにより得られる。
開昭57−34107号公報、特開昭61−27531
1号公報等で開示されているフルオロオレフィン、シク
ロヘキシルビニルエーテル、ヒドロキシアルキルビニル
エーテル、モノカルボン酸ビニルエステル等の共重合体
等がある。アクリルポリオール類としては、一分子中に
1個以上の活性水素を持つ重合性モノマー、例えば、ア
クリル酸−2−ヒドロキシエチル、アクリル酸−2−ヒ
ドロキシプロピル、アクリル酸−2−ヒドロキシブチル
等の活性水素を持つアクリル酸エステル類、メタクリル
酸−2−ヒドロキシジエチル、メタクリル酸−2−ヒド
ロキシプロピル、メタクリル酸−2−ヒドロキシブチル
等の活性水素を持つメタクリル酸エステル類、またはグ
リセリンのアクリル酸モノエステルあるいはメタクリル
酸モノエステル、トリメチロールプロパンのアクリル酸
モノエステルあるいはメタクリル酸モノエステル等の多
価活性水素を有する(メタ)アクリル酸エステル類等の
群から選ばれた単独または混合物と、これに共重合可能
な他のモノマー、例えば、アクリル酸メチル、アクリル
酸エチル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸−n−
ブチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル等のアクリル
酸エステル類、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸−n−ブ
チル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸−n−ヘ
キシル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸ラ
ウリル、メタクリル酸グリシジル等のメタクリル酸エス
テル類、更に必要に応じてアクリル酸、メタクリル酸、
マレイン酸、イタコン酸等の不飽和カルボン酸、アクリ
ルアミド、N−メチロールアクリルアミド、ジアセトン
アクリルアミド等の不飽和アミド、及びスチレン、ビニ
ルトルエン、酢酸ビニル、アクリロニトリル等のその他
の重合性モノマーの群から選ばれた単独または混合物と
を共重合することにより得られる。
【0021】また、特開平1−261409号公報、特
開平3−6273号公報等で例示されている重合性紫外
線安定性単量体を共重合して得られるアクリルポリオー
ル樹脂等も用いることが可能である。前記ポリオール
は、水酸基価10〜500mgKOH/g、酸価0〜2
00mgKOH/g、数平均分子量300〜60,00
0のアクリルポリオール、ポリエステルポリオール、エ
ポキシポリオールが特に好ましく用いられる。
開平3−6273号公報等で例示されている重合性紫外
線安定性単量体を共重合して得られるアクリルポリオー
ル樹脂等も用いることが可能である。前記ポリオール
は、水酸基価10〜500mgKOH/g、酸価0〜2
00mgKOH/g、数平均分子量300〜60,00
0のアクリルポリオール、ポリエステルポリオール、エ
ポキシポリオールが特に好ましく用いられる。
【0022】水酸基価が10未満の場合は架橋密度の低
い塗膜が形成され、好ましい塗膜の機械的物性を得るこ
とが必ずしもできず、500を越える場合は可撓性など
の不足する塗膜が形成される傾向がある。数平均分子量
が前記範囲をはずれた場合は十分に良好な塗膜を形成で
きない場合がある。本発明の硬化剤組成物中のイソシア
ネート基とポリオール中の水酸基との当量比は、必要と
する塗膜物性により決定されるが、通常0.5:1.5
〜1.5:0.5から選択される。
い塗膜が形成され、好ましい塗膜の機械的物性を得るこ
とが必ずしもできず、500を越える場合は可撓性など
の不足する塗膜が形成される傾向がある。数平均分子量
が前記範囲をはずれた場合は十分に良好な塗膜を形成で
きない場合がある。本発明の硬化剤組成物中のイソシア
ネート基とポリオール中の水酸基との当量比は、必要と
する塗膜物性により決定されるが、通常0.5:1.5
〜1.5:0.5から選択される。
【0023】必要に応じて、本発明の硬化剤組成物のイ
ソシアネート基は下記の熱解離性ブロック剤で封鎖さ
れ、1液性硬化剤として使用することもできる。熱解離
性ブロック剤としては、例えば、アルコール系、アルキ
ルフェノール系、フェノール系、活性メチレン、メルカ
プタン系、酸アミド系、酸イミド系、イミダゾール系、
尿素系、オキシム系、アミン系、イミド系、ピラゾール
系化合物等がある。より具体的なブロック化剤の例を下
記に示す。 (1)メタノール、エタノール、2−プロパノール、n
−ブタノール、sec−ブタノール、2−エチル−1−
ヘキサノール、2−メトキシエタノール、2−エトカシ
エタノール、2−ブトキシエタノールなどのアルコール
類 (2)アルキルフェノール系;炭素原子数4以上のアル
キル基を置換基として有するモノおよびジアルキルフェ
ノール類であって、例えばn−プロピルフェノール、i
−プロピルフェノール、n−ブチルフェノール、sec
−ブチルフェノール、t−ブチルフェノール、n−ヘキ
シルフェノール、2−エチルヘキシルフェノール、n−
オクチルフェノール、n−ノニルフェノール等のモノア
ルキルフェノール類、ジ−n−プロピルフェノール、ジ
イソプロピルフェノール、イソプロピルクレゾール、ジ
−n−ブチルフェノール、ジ−t−ブチルフェノール、
ジ−sec−ブチルフェノール、ジ−n−オクチルフェ
ノール、ジ−2−エチルヘキシルフェノール、ジ−n−
ノニルフェノール等のジアルキルフェノール類 (3)フェノール系;フェノール、クレゾール、エチル
フェノール、スチレン化フェノール、ヒドロキシ安息香
酸エステル等 (4)活性メチレン系;マロン酸ジメチル、マロン酸ジ
エチル、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、アセチ
ルアセトン等 (5)メルカプタン系;ブチルメルカプタン、ドデシル
メルカプタン等 (6)酸アミド系;アセトアニリド、酢酸アミド、ε−
カプロラクタム、δ−バレロラクタム、γ−ブチロラク
タム等 (7)酸イミド系;コハク酸イミド、マレイン酸イミド
等 (8)イミダゾール系;イミダゾール、2−メチルイミ
ダゾール等 (9)尿素系;尿素、チオ尿素、エチレン尿素等 (10)オキシム系;ホルムアルドオキシム、アセトア
ルドオキシム、アセトオキシム、メチルエチルケトオキ
シム、シクロヘキサノンオキシム等 (11)アミン系;ジフェニルアミン、アニリン、カル
バゾール、ジーn−プロピルアミン、ジイソプロピルア
ミン、イソプロピルエチルアミン等 (12)イミン系;エチレンイミン、ポリエチレンイミ
ン等 (13)重亜硫酸塩;重亜硫酸ソーダ等 (14)ピラゾール系;ピラゾール、3−メチルピラゾ
ール、3,5−ジメチルピラゾール等。
ソシアネート基は下記の熱解離性ブロック剤で封鎖さ
れ、1液性硬化剤として使用することもできる。熱解離
性ブロック剤としては、例えば、アルコール系、アルキ
ルフェノール系、フェノール系、活性メチレン、メルカ
プタン系、酸アミド系、酸イミド系、イミダゾール系、
尿素系、オキシム系、アミン系、イミド系、ピラゾール
系化合物等がある。より具体的なブロック化剤の例を下
記に示す。 (1)メタノール、エタノール、2−プロパノール、n
−ブタノール、sec−ブタノール、2−エチル−1−
ヘキサノール、2−メトキシエタノール、2−エトカシ
エタノール、2−ブトキシエタノールなどのアルコール
類 (2)アルキルフェノール系;炭素原子数4以上のアル
キル基を置換基として有するモノおよびジアルキルフェ
ノール類であって、例えばn−プロピルフェノール、i
−プロピルフェノール、n−ブチルフェノール、sec
−ブチルフェノール、t−ブチルフェノール、n−ヘキ
シルフェノール、2−エチルヘキシルフェノール、n−
オクチルフェノール、n−ノニルフェノール等のモノア
ルキルフェノール類、ジ−n−プロピルフェノール、ジ
イソプロピルフェノール、イソプロピルクレゾール、ジ
−n−ブチルフェノール、ジ−t−ブチルフェノール、
ジ−sec−ブチルフェノール、ジ−n−オクチルフェ
ノール、ジ−2−エチルヘキシルフェノール、ジ−n−
ノニルフェノール等のジアルキルフェノール類 (3)フェノール系;フェノール、クレゾール、エチル
フェノール、スチレン化フェノール、ヒドロキシ安息香
酸エステル等 (4)活性メチレン系;マロン酸ジメチル、マロン酸ジ
エチル、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、アセチ
ルアセトン等 (5)メルカプタン系;ブチルメルカプタン、ドデシル
メルカプタン等 (6)酸アミド系;アセトアニリド、酢酸アミド、ε−
カプロラクタム、δ−バレロラクタム、γ−ブチロラク
タム等 (7)酸イミド系;コハク酸イミド、マレイン酸イミド
等 (8)イミダゾール系;イミダゾール、2−メチルイミ
ダゾール等 (9)尿素系;尿素、チオ尿素、エチレン尿素等 (10)オキシム系;ホルムアルドオキシム、アセトア
ルドオキシム、アセトオキシム、メチルエチルケトオキ
シム、シクロヘキサノンオキシム等 (11)アミン系;ジフェニルアミン、アニリン、カル
バゾール、ジーn−プロピルアミン、ジイソプロピルア
ミン、イソプロピルエチルアミン等 (12)イミン系;エチレンイミン、ポリエチレンイミ
ン等 (13)重亜硫酸塩;重亜硫酸ソーダ等 (14)ピラゾール系;ピラゾール、3−メチルピラゾ
ール、3,5−ジメチルピラゾール等。
【0024】好ましくは、ノニルフェノール、t−ブチ
ルフェノール、アセトオキシム、メチルエチルケトオキ
シム、ε−カプロラクタム、アセト酢酸エチル、マロン
酸ジアルキルであり、オキシム系と活性メチレン系、2
種の活性メチレン系化合物の使用など2種以上混合して
も良い。前記の熱解離性ブロック剤は、ポリイソシアネ
ートのイソシアネート基の50〜100%を封鎖するこ
とが好ましい。50%未満のみが封鎖されたポリイソシ
アネートは当然の事ながら、ブロックポリイソシアネー
トが備えなければならない塗料貯蔵性を十分には有しな
い場合がある。
ルフェノール、アセトオキシム、メチルエチルケトオキ
シム、ε−カプロラクタム、アセト酢酸エチル、マロン
酸ジアルキルであり、オキシム系と活性メチレン系、2
種の活性メチレン系化合物の使用など2種以上混合して
も良い。前記の熱解離性ブロック剤は、ポリイソシアネ
ートのイソシアネート基の50〜100%を封鎖するこ
とが好ましい。50%未満のみが封鎖されたポリイソシ
アネートは当然の事ながら、ブロックポリイソシアネー
トが備えなければならない塗料貯蔵性を十分には有しな
い場合がある。
【0025】ポリイソシアネートとブロック剤とのブロ
ック化反応は、溶剤の存在の有無に関わらず行うことが
できる。溶剤を用いる場合、イソシアネート基に対して
不活性な溶剤を用いる必要がある。ブロック化反応に際
して、錫、亜鉛、鉛等の有機金属塩及び3級アミン系化
合物、ナトリウムなどのアルカリ金属のアルコラート等
を触媒として用いてもよい。反応は、一般に−20〜1
50℃で行うことが出来るが、好ましくは30〜100
℃である。150℃を越える温度では副反応を起こす可
能性があり、他方、−20℃未満になると反応速度が小
さくなり不利である。
ック化反応は、溶剤の存在の有無に関わらず行うことが
できる。溶剤を用いる場合、イソシアネート基に対して
不活性な溶剤を用いる必要がある。ブロック化反応に際
して、錫、亜鉛、鉛等の有機金属塩及び3級アミン系化
合物、ナトリウムなどのアルカリ金属のアルコラート等
を触媒として用いてもよい。反応は、一般に−20〜1
50℃で行うことが出来るが、好ましくは30〜100
℃である。150℃を越える温度では副反応を起こす可
能性があり、他方、−20℃未満になると反応速度が小
さくなり不利である。
【0026】本発明の硬化剤組成物のイソシアネート基
を熱解離性ブロック剤で封鎖した場合、メラミン樹脂を
併用することもできる。メラミン樹脂としては、ヘキサ
メトキシメチロールメラミン、メチル・ブチル化メラミ
ン、ブチル化メラミンなどが例示される。本発明の構成
要素の1つであるイソシアネート基末端のポリエチレン
グリコールモノアルキルエーテルのブロック体のみとメ
ラミン樹脂との併用もできる。
を熱解離性ブロック剤で封鎖した場合、メラミン樹脂を
併用することもできる。メラミン樹脂としては、ヘキサ
メトキシメチロールメラミン、メチル・ブチル化メラミ
ン、ブチル化メラミンなどが例示される。本発明の構成
要素の1つであるイソシアネート基末端のポリエチレン
グリコールモノアルキルエーテルのブロック体のみとメ
ラミン樹脂との併用もできる。
【0027】また、用途、目的に応じて各種溶剤、添加
剤を用いることができる。溶剤としては、例えば、ベン
ゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、ミネラル
スピリット、ナフサ等の炭化水素類、アセトン、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、
酢酸エチル、酢酸−n−ブチル、酢酸セロソルブなどの
エステル類などの群から目的及び用途に応じて適宜選択
して使用することができる。これらの溶剤は単独で用い
てもよく、2種以上を併用してもよい。
剤を用いることができる。溶剤としては、例えば、ベン
ゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、ミネラル
スピリット、ナフサ等の炭化水素類、アセトン、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、
酢酸エチル、酢酸−n−ブチル、酢酸セロソルブなどの
エステル類などの群から目的及び用途に応じて適宜選択
して使用することができる。これらの溶剤は単独で用い
てもよく、2種以上を併用してもよい。
【0028】また、必要に応じて硬化促進剤、例えば、
錫、亜鉛、鉛等のカルボン酸等の有機金属化合物、酸化
防止剤例えばヒンダードフェノール等、紫外線吸収剤、
例えば、ベンゾトリアゾール、ベンゾフェノン等、顔
料、例えば、酸化チタン、カーボンブラック、インジ
ゴ、キナクリドン、パールマイカ等、金属粉顔料、例え
ばアルミ等、レオロジーコントロール剤、例えば、ヒド
ロキシエチルセルロース、尿素化合物等を添加してもよ
い。
錫、亜鉛、鉛等のカルボン酸等の有機金属化合物、酸化
防止剤例えばヒンダードフェノール等、紫外線吸収剤、
例えば、ベンゾトリアゾール、ベンゾフェノン等、顔
料、例えば、酸化チタン、カーボンブラック、インジ
ゴ、キナクリドン、パールマイカ等、金属粉顔料、例え
ばアルミ等、レオロジーコントロール剤、例えば、ヒド
ロキシエチルセルロース、尿素化合物等を添加してもよ
い。
【0029】この様に調整された塗料組成物はスプレー
塗装、ハケ塗り、ローラー塗装などにより、モルタルな
どの無機材料、鋼板、表面処理鋼板などの金属及びプラ
スチックなどの素材で構築物、自動車、家電などの塗装
に有用である。
塗装、ハケ塗り、ローラー塗装などにより、モルタルな
どの無機材料、鋼板、表面処理鋼板などの金属及びプラ
スチックなどの素材で構築物、自動車、家電などの塗装
に有用である。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に、実施例に基づいて本発明
を更に詳細に説明するが、本発明は、以下の実施例に限
定されるものではない。尚、%はすべて重量%、部はす
べて重量部で示した。また、評価は下記に従い行った。 (数平均分子量の測定)試料をテトラヒドロフランに溶
解し、ゲルパーミエーションクロマトグラフを用いて下
記の条件で測定した。 装置;東ソー株式会社の「HLC−8120GPC」 カラム構成;東ソー株式会社の「TSKgel Sup
erH 1000」、「TSKgel SuperH
2000」、「TSKgel SuperH 300
0」各1本 キャリアー;テトラヒドロフラン 検出方法;示差屈折計 (水接触角の測定)協和界面科学株式会社の接触角測定
器型式CA−Dを用いて、20℃における水接触角を測
定した。 (粘度測定)エミラ型回転粘度計を用いて25℃で測定
した。 (ゲル分率)硬化塗膜を、アセトンに20℃で24時間
浸漬した時の未溶解部分重量の浸漬前重量に対する値を
計算した。
を更に詳細に説明するが、本発明は、以下の実施例に限
定されるものではない。尚、%はすべて重量%、部はす
べて重量部で示した。また、評価は下記に従い行った。 (数平均分子量の測定)試料をテトラヒドロフランに溶
解し、ゲルパーミエーションクロマトグラフを用いて下
記の条件で測定した。 装置;東ソー株式会社の「HLC−8120GPC」 カラム構成;東ソー株式会社の「TSKgel Sup
erH 1000」、「TSKgel SuperH
2000」、「TSKgel SuperH 300
0」各1本 キャリアー;テトラヒドロフラン 検出方法;示差屈折計 (水接触角の測定)協和界面科学株式会社の接触角測定
器型式CA−Dを用いて、20℃における水接触角を測
定した。 (粘度測定)エミラ型回転粘度計を用いて25℃で測定
した。 (ゲル分率)硬化塗膜を、アセトンに20℃で24時間
浸漬した時の未溶解部分重量の浸漬前重量に対する値を
計算した。
【0031】
【製造例1】撹拌機、温度計、還流冷却管、窒素吹き込
み管、滴下ロートを取り付けた4ツ口フラスコ内を窒素
雰囲気にし、HMDIを100部、ポリエチレングリコ
ールモノメチルエーテル(分子量400)32部(イソ
シアネート基/水酸基の当量比15/1))を仕込み、
撹拌下反応器内温度を120℃に3時間保持した。反応
液温度を下げ、薄膜蒸発缶を用いて未反応のHMDIを
除去した。収率は31重量%、得られたイソシアネート
のイソシアネート濃度は8.0%、25℃における粘度
は140mPa・s、数平均分子量1,100、イソシ
アネート平均官能基数は1.4であった。また、得られ
たイソシアネート中のポリエチレングリコールモノメチ
ルエーテル部分は78重量%であった。
み管、滴下ロートを取り付けた4ツ口フラスコ内を窒素
雰囲気にし、HMDIを100部、ポリエチレングリコ
ールモノメチルエーテル(分子量400)32部(イソ
シアネート基/水酸基の当量比15/1))を仕込み、
撹拌下反応器内温度を120℃に3時間保持した。反応
液温度を下げ、薄膜蒸発缶を用いて未反応のHMDIを
除去した。収率は31重量%、得られたイソシアネート
のイソシアネート濃度は8.0%、25℃における粘度
は140mPa・s、数平均分子量1,100、イソシ
アネート平均官能基数は1.4であった。また、得られ
たイソシアネート中のポリエチレングリコールモノメチ
ルエーテル部分は78重量%であった。
【0032】
【製造例2】分子量400のポリエチレングリコールモ
ノメチルエーテルに更にプロピレンオキサイドを付加し
た分子量570のポリエチレングリコールモノメチルエ
ーテルを45部とし、反応温度を160℃、反応時間を
4時間とした以外は、製造例1と同様に行った。収率は
44%、得られたイソシアネートのイソシアネート濃度
は7.3%、25℃における粘度は160mPa・s、
数平均分子量930、イソシアネート平均官能基数1.
6であった。得られたイソシアネート中のポリエチレン
グリコールモノメチルエーテル部分は71重量%であっ
た。
ノメチルエーテルに更にプロピレンオキサイドを付加し
た分子量570のポリエチレングリコールモノメチルエ
ーテルを45部とし、反応温度を160℃、反応時間を
4時間とした以外は、製造例1と同様に行った。収率は
44%、得られたイソシアネートのイソシアネート濃度
は7.3%、25℃における粘度は160mPa・s、
数平均分子量930、イソシアネート平均官能基数1.
6であった。得られたイソシアネート中のポリエチレン
グリコールモノメチルエーテル部分は71重量%であっ
た。
【0033】
【製造例3】撹拌機、温度計、還流冷却管、窒素吹き込
み管、滴下ロートを取り付けた4ツ口フラスコ内を窒素
雰囲気にし、HMDIを100部を仕込み、撹拌下反応
器内温度を60℃に保持した。その後、イソシアヌレー
ト化反応触媒であるテトラメチルアンモニウムカプリエ
ート0.01部を分割して添加した。反応液のイソシア
ネート濃度が45%になって時点で、燐酸0.02部を
添加して反応を停止した。反応液をろ過した後、薄膜蒸
発缶で未反応のHMDIを除去した。得られた生成物は
粘度1400mPas/25℃、イソシアネート濃度2
3.1%、数平均分子量580、イソシアネート平均官
能基数は3.2であった。
み管、滴下ロートを取り付けた4ツ口フラスコ内を窒素
雰囲気にし、HMDIを100部を仕込み、撹拌下反応
器内温度を60℃に保持した。その後、イソシアヌレー
ト化反応触媒であるテトラメチルアンモニウムカプリエ
ート0.01部を分割して添加した。反応液のイソシア
ネート濃度が45%になって時点で、燐酸0.02部を
添加して反応を停止した。反応液をろ過した後、薄膜蒸
発缶で未反応のHMDIを除去した。得られた生成物は
粘度1400mPas/25℃、イソシアネート濃度2
3.1%、数平均分子量580、イソシアネート平均官
能基数は3.2であった。
【0034】
【実施例1〜4、比較例1】アクリルポリオール(大日
本インキ工業(株)の商標:アクリディックA801、
樹脂分水酸基価100mgKOH/g)と、製造例1〜
3で得られたイソシアネートを表1に示すような割合で
調合し、かつイソシアネート基/水酸基の当量比率が
1.0になるように配合し、これにシンナーとして、酢
酸エチル/トルエン/酢酸ブチル/キシレン/プロピレ
ングリコールモノメチルエーテルアセテートの重量比3
0/30/20/15/5の混合液を加え、フォードカ
ップ#4で20秒/20℃に調整した。鋼板にスプレー
塗装を行い、温度20℃、相対湿度65Rh%の環境下
に2週間セッティングし、ゲル分率、水接触角を測定し
た。結果を表1に示す。
本インキ工業(株)の商標:アクリディックA801、
樹脂分水酸基価100mgKOH/g)と、製造例1〜
3で得られたイソシアネートを表1に示すような割合で
調合し、かつイソシアネート基/水酸基の当量比率が
1.0になるように配合し、これにシンナーとして、酢
酸エチル/トルエン/酢酸ブチル/キシレン/プロピレ
ングリコールモノメチルエーテルアセテートの重量比3
0/30/20/15/5の混合液を加え、フォードカ
ップ#4で20秒/20℃に調整した。鋼板にスプレー
塗装を行い、温度20℃、相対湿度65Rh%の環境下
に2週間セッティングし、ゲル分率、水接触角を測定し
た。結果を表1に示す。
【0035】
【表1】
【0036】
【発明の効果】本発明の硬化剤組成物によれば、良好な
親水性と硬化性をともに達成できるので、水接触角の小
さな親水性塗膜を形成することができる優れた塗料組成
物が得られる。
親水性と硬化性をともに達成できるので、水接触角の小
さな親水性塗膜を形成することができる優れた塗料組成
物が得られる。
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも下記(A)、(B)を含むこ
とを特徴とする硬化剤組成物。 (A)ポリエチレングリコールモノアルキルエーテルと
脂肪族及び/または脂環族ジイソシアネートを反応して
得られるイソシアネート基末端化合物。 (B)イソシアネート平均官能基数2.5以上のポリイ
ソシアネート。 - 【請求項2】 ポリエチレングリコールモノアルキルエ
ーテルがポリエチレングリコールモノメチルエーテルで
ある請求項1記載の硬化剤組成物。 - 【請求項3】 少なくとも2個以上の水酸基を含むポリ
オールと、請求項1または2記載の硬化剤組成物を含む
塗料組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8340005A JPH10176031A (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | 硬化剤組成物及びそれを含む塗料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8340005A JPH10176031A (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | 硬化剤組成物及びそれを含む塗料組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10176031A true JPH10176031A (ja) | 1998-06-30 |
Family
ID=18332842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8340005A Pending JPH10176031A (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | 硬化剤組成物及びそれを含む塗料組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10176031A (ja) |
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1996
- 1996-12-19 JP JP8340005A patent/JPH10176031A/ja active Pending
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