JPH10175872A - 鳳仙花アルコール抽出液の粉末化法 - Google Patents

鳳仙花アルコール抽出液の粉末化法

Info

Publication number
JPH10175872A
JPH10175872A JP8359419A JP35941996A JPH10175872A JP H10175872 A JPH10175872 A JP H10175872A JP 8359419 A JP8359419 A JP 8359419A JP 35941996 A JP35941996 A JP 35941996A JP H10175872 A JPH10175872 A JP H10175872A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alcohol
powder
extract
starch
extracted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8359419A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Konuma
信一 小沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP8359419A priority Critical patent/JPH10175872A/ja
Publication of JPH10175872A publication Critical patent/JPH10175872A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 鳳仙花アルコール抽出液がアルコール臭が強
く、液体で非常に取扱いにくい、と言う欠点がある。そ
こで、鳳仙花アルコール抽出液を粉末化して、携帯、運
搬、食品の混合しやすい、鳳仙花アルコール抽出液の粉
末化する方法を提供する。 【解決手段】 本発明者により、新たに環状澱粉化作用
が見出だされた。澱粉が環状澱粉にななると、保水力が
増すが吸湿しにくくなると言う性質がある。この環状澱
粉化作用を利用して、鳳仙花アルコール抽出液の粉末化
が出来ないかと考えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は鳳仙花アルコール
抽出液に澱粉を加え、乾燥させて粉末化する、鳳仙花ア
ルコール抽出液の粉末化法に関する。
【0002】
【従来の技術】鳳仙花アルコール抽出液に澱粉を加え
て、乾燥させて粉末化させる鳳仙花アルコール抽出液の
粉末化法は無かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】鳳仙花アルコール抽出
液には、既に知られている薬効としては、ギックリ腰、
椎間板ヘルニア、関節リウマチ、座骨神経症、通風等の
治癒作用があり、その他、本発明者の新たに見出だし
た、血液の浄化と血管の拡張作用、生化学的還元作用、
解毒作用、殺菌作用、酵素的蛋白質分解作用、環状澱粉
化作用がある。これらの多くの作用を医薬や食品に用い
ようとする場合、アルコール臭が強く、液体で非常に取
扱いにくいと言う欠点があった。そこで、鳳仙花アルコ
ール抽出液を粉末化して、携帯、運搬、食品の混合に、
利用しやすくしようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するために、鳳仙花(lmpatience ba
lsamina L.)のアルコール抽出液に着目し
た。鳳仙花アルコール抽出液にはナフトキノン類を主成
分として、ケンフェロールという物質とビタミンD
前駆体物質のエルゴステロールが含まれている事はすで
に知られているが、本発明者により、新たに環状澱粉化
作用が見出だされた。澱粉が環状澱粉に変化すると、保
水力が増すが、吸湿しにくくなるので、この環状澱粉の
性質を利用して、鳳仙花アルコール抽出液の粉末化が出
来ないかと考えた。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を説明する。
【0006】まず、本発明で用いる鳳仙花アルコール抽
出液について説明する、鳳仙花は、ツリフネソウ属、つ
りふねそう科に属する(近縁種、亜種も含む)一年草で
あり、全草(種を使っても良い)を使用する。夏から秋
に全草を採取し、そのまま用いたり、日干しにした後、
果実は成熟前に採取して日干しにし、乾燥してから種子
のみを集めておく。成分はナフトキノン類で、花にはア
ントシアニン、チアニジン、茎葉にはケンフェロール、
クエルセチン等を含み、種子にはパリナリシン脂肪酸、
脂肪油、、エルゴステロールを含むことが知られてい
る。鳳仙花を開花期に採取し、これを2〜5日間蔭干し
しても良い。裁断された全草と花弁は、アルコール度1
0度以上のアルコール含有水溶液に浸漬する。
【0007】本発明で使用するアルコールは、鳳仙花全
草の有効成分を抽出するためには、10度以上のエチア
ルコール含有水溶液とすることが好適であるが、その他
蒸留酒、醸造酒、混成酒、合成酒、ホワイトリカー(焼
酎)等を用いても良い。尚、用途によって10度以上の
メチルアルコール含有水溶液、イソプロピルアルコール
含有水溶液を利用することもできる。
【0008】その配合比は、ホワイトリカー10重量部
に対して、2〜5重量部が望ましい。2週間ないし半年
間浸漬するが、半月ないし1ヵ月間浸漬するのが好適で
ある。浸漬後、残査をドライメッシュ法などの手段によ
り分離して鳳仙花アルコール抽出液を得る。
【0009】鳳仙花アルコール抽出液を粉末化するに
は、澱粉10重量部に対して、上記の方法で得られた鳳
仙花アルコール抽出液2〜8重量部を加えて良く撹拌し
た後に乾燥させる。顆粒状にするならば、金網を通して
から乾燥すれば良い。
【0010】
【発明の効果】鳳仙花アルコール抽出液を粉末化する為
に澱粉を混ぜると、澱粉が鳳仙花アルコール抽出液の環
状澱粉化作用で環状澱粉になり、澱粉の性質が変わり保
水力が増すが吸湿しにくくなる。従って、少量の澱粉で
多量の鳳仙花アルコール抽出液が保水される。この乾燥
粉末には鳳仙花アルコール抽出液の薬効成分と生化学的
還元作用(酸化防止作用)、殺菌作用が保持されている
ので、このままでも長期保存が可能で、黴も生えない。
また、食品に用いると薬効成分が期待できる食品ができ
る。食品では生化学的還元作用(酸化防止作用)、殺菌
作用の効果で長期保存が可能な食品が出来る。
【0011】鳳仙花アルコール抽出液と混合した澱粉は
乾燥するとエチルアルコールが飛ぶのでエチルアルコー
ル臭が無くなる。粉末は、匂いも味も微かなのでどんな
食品に使っても、食品の味、匂いの邪魔をしない。粉末
なので食品と混ぜやすい。水と加熱するとすぐ溶けてし
まうので食品との相性がよい。固体なので輸送に便利で
ある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鳳仙花アルコール抽出液に澱粉を加え、
    乾燥させて粉末化させる事を特徴とする鳳仙花アルコー
    ル抽出液の粉末化法。
  2. 【請求項2】 鳳仙花アルコール抽出液は、10度以上
    のエチルアルコール含有水溶液10重量部に対して、2
    〜5重量部の鳳仙花全草が浸漬され、残査を分離したも
    のからなる請求項1の鳳仙花アルコール抽出液の粉末化
    法。
JP8359419A 1996-12-12 1996-12-12 鳳仙花アルコール抽出液の粉末化法 Pending JPH10175872A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8359419A JPH10175872A (ja) 1996-12-12 1996-12-12 鳳仙花アルコール抽出液の粉末化法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8359419A JPH10175872A (ja) 1996-12-12 1996-12-12 鳳仙花アルコール抽出液の粉末化法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10175872A true JPH10175872A (ja) 1998-06-30

Family

ID=18464408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8359419A Pending JPH10175872A (ja) 1996-12-12 1996-12-12 鳳仙花アルコール抽出液の粉末化法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10175872A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104069246A (zh) * 2014-07-16 2014-10-01 张湛 一种治疗坐骨神经痛的中药组合物
CN104127508A (zh) * 2014-08-14 2014-11-05 北京市大兴区红星医院 用于治疗腰椎间盘突出症的药物组合物及制备方法
CN104173572A (zh) * 2014-08-28 2014-12-03 曹言彬 治疗骨科疾病的药膏及制备方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104069246A (zh) * 2014-07-16 2014-10-01 张湛 一种治疗坐骨神经痛的中药组合物
CN104127508A (zh) * 2014-08-14 2014-11-05 北京市大兴区红星医院 用于治疗腰椎间盘突出症的药物组合物及制备方法
CN104173572A (zh) * 2014-08-28 2014-12-03 曹言彬 治疗骨科疾病的药膏及制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106748234A (zh) 一种花椰菜用营养液
EP0180067B1 (en) Deodorant compositions containing persimmon juice as active ingredient
KR101696067B1 (ko) 축산분뇨의 악취제거용 조성물 및 이의 제조방법
JPH10175872A (ja) 鳳仙花アルコール抽出液の粉末化法
KR102572210B1 (ko) 친환경 비료의 제조방법
AU630737B2 (en) Chlorella-containing fatty oil foodstuff and process for producing the same
JPH02109962A (ja) 揮発性植物抽出成分を用いた食品の保存方法
KR20220111370A (ko) 절화식물 보존용액 조성물 및 그 제조방법
US3134661A (en) Composition for the treatment of
JPH10179060A (ja) 御飯の添加物
JP2005162725A (ja) 育毛剤の製造方法
JP2016127807A (ja) 包み込み式の香り付き木なり脱渋柿の製造方法
KR102477172B1 (ko) 쌀겨 추출물을 함유한 향기용 조성물 제조방법
JPH01181750A (ja) 粉末プロポリスの製法
Srivastava Temple Floral Waste Management in India
JPH0127038B2 (ja)
JP2787233B2 (ja) 化粧料
JPH10150954A (ja) くらげの処理方法
JPS608775B2 (ja) 花粉エキスの製造方法
WO2022271108A1 (en) Rose water in powder form and its production method
RU2055576C1 (ru) Витаминизированный лосьон
KR970005098A (ko) 솔잎의 분말과 즙을 이용한 기능성 식품의 제조방법
JPH08310911A (ja) 犬猫忌避剤
JPH1099044A (ja) 醤 油
JPH10201446A (ja) 塩の製造法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061212

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070410