JPH10150954A - くらげの処理方法 - Google Patents

くらげの処理方法

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JPH10150954A
JPH10150954A JP8351743A JP35174396A JPH10150954A JP H10150954 A JPH10150954 A JP H10150954A JP 8351743 A JP8351743 A JP 8351743A JP 35174396 A JP35174396 A JP 35174396A JP H10150954 A JPH10150954 A JP H10150954A
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JP
Japan
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jellyfish
alcohol
extract
weight
balsam
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Application number
JP8351743A
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English (en)
Inventor
Shinichi Konuma
信一 小沼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 腐れやすくて、水分が多く、しかもこの水分
が除きにくい、クラゲの処理方法を提供する。 【解決手段】 鳳仙花アルコール抽出液にはナフトキノ
ン類を主成分として、ケンフェロールという物質とビタ
ミンDの前駆体物質のエルゴステロールが含まれてい
る事はすでに知られているが、本発明者により、新たに
鳳仙花アルコール抽出液には、生化学的還元作用、殺菌
作用、解毒作用、酵素的蛋白質分解作用等がある事が見
出だされたので、この作用に着目した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は腐れやすくて、水
分が多く、しかもこの水分が除きにくい、クラゲの処理
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】発電所の冷却用海水の取り入れ口付近に
集まるクラゲは、取り入れ口を塞いで海水の取り入れを
妨げるので、網を張って防ぎポンプ等で吸い上げたり、
衝撃波で撃退したりしている。しかし、このクラゲは非
常に腐りやすくて、水分が多く、この水分を除くのに費
用がかかるので、殆ど利用されていなかった。また、ク
ラゲをポンプで吸い上げてもその処理に困っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】クラゲの含んでいる水
分を簡単に除去、脱水して、乾燥し、ゼラチン、食品に
利用しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するために、鳳仙花(lmpatience ba
lsamina L.)のアルコール抽出液に着目し
た。鳳仙花アルコール抽出液にはナフトキノン類を主成
分として、ケンフェロールという物質とビタミンD
前駆体物質のエルゴステロールが含まれている事はすで
に知られているが、本発明者により、新たに鳳仙花アル
コール抽出液には、生化学的還元作用、解毒作用、殺菌
作用、酵素的蛋白質分解作用、静電気発生防止作用等が
ある事が見出だされたので、この作用を利用出来ないか
と考えた。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を説明する。まず、本発明で用いる鳳仙花アルコール抽
出液について説明する、鳳仙花は、ツリフネソウ属、つ
りふねそう科に属する(近縁種、亜種も含む)一年草で
あり、全草(種を使っても良い)を使用する。夏から秋
に全草を採取し、そのまま用いたり、日干しにした後、
果実は成熟前に採取して日干しにし、乾燥してから種子
のみを集めておく。成分はナフトキノン類で、花にはア
ントシアニン、チアニジン、茎葉にはケンフェロール、
クエルセチン等を含み、種子にはパリナリシン脂肪酸、
脂肪油、、エルゴステロールを含むことが知られてい
る。鳳仙花を開花期に採取し、これを2〜5日間蔭干し
しても良い。裁断された全草と花弁は、アルコール度1
0度以上のアルコール含有水溶液に浸漬する。
【0006】本発明で使用するアルコールは、鳳仙花全
草の有効成分を抽出するためには、10度以上のエチア
ルコール含有水溶液とずることが好適であるが、その他
蒸留酒、醸造酒、混成酒、合成酒、ホワイトリカー(焼
酎)等を用いても良い。尚、用途によって10度以上の
メチルアルコール含有水溶液、イソプロピルアルコール
含有水溶液を利用することもできる。
【0007】その配合比は、ホワイトリカー10重量部
に対して、2〜5重量部が望ましい。2週間ないし半年
間浸漬するが、半月ないし1ヵ月間浸漬するのが好適で
ある。浸漬後、残査をドライメッシュ法などの手段によ
り分離して鳳仙花アルコール抽出液を得る。
【0008】上記の方法で得られた鳳仙花アルコール抽
出液1重量部に対してクラゲ10〜100重量部をクラ
ゲ全体に噴霧して1〜2日密閉容器の中に放置する。鳳
仙花アルコール抽出液には殺菌作用、生化学的還元作用
が鮮度保持の作用をするので腐敗の心配は無い。その
後、脱水機器を用いて水分をなるべく除き、乾燥させ目
的に応じて、適当な大きさにする。
【0009】ここで言うクラゲとは、有毒なクラゲも含
め、現在食用に用いられているエチゼンクラゲ、ビゼン
クラゲ等すべてのクラゲを指す。
【0010】
【発明の効果】鳳仙花アルコール抽出液には本発明者の
見出だした、生化学的還元作用、殺菌作用、解毒作用、
酵素的蛋白質分解作用等があるので、鳳仙花アルコール
抽出液で処理したクラゲは酵素的蛋白質分解作用でクラ
ゲの細胞を固めている蛋白質が分解されて壊れやすくな
る。従って、圧力が加わると中の水が簡単に出て脱水さ
れ、含水率の少ないクラゲとなるので、短い時間で乾燥
出来る。また、鳳仙花アルコール抽出液の持つ殺菌作
用、生化学的還元作用で鮮度保持が出来るので、処理時
間が掛っても腐敗の心配がない。解毒作用があるので有
毒クラゲが入っても安心である。従って、どんなクラゲ
でもゼラチン、食品に用いる事が出来る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 くらげを鳳仙花アルコール抽出液で処理
    する事を特徴とするくらげの処理方法。
  2. 【請求項2】 鳳仙花アルコール抽出液は、10度以上
    のエチルアルコール含有水溶液10重量部に対して、2
    〜5重量部の鳳仙花全草が浸漬され、残査を分離したも
    のからなる請求項1記載のくらげの処理方法。
JP8351743A 1996-11-21 1996-11-21 くらげの処理方法 Pending JPH10150954A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004057209A (ja) * 2001-04-19 2004-02-26 Mitsubishi Heavy Ind Ltd クラゲ処理に用いるためのコラゲナーゼ
JP2006296402A (ja) * 2005-04-25 2006-11-02 Fukui Prefecture 大型クラゲの塩クラゲ製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004057209A (ja) * 2001-04-19 2004-02-26 Mitsubishi Heavy Ind Ltd クラゲ処理に用いるためのコラゲナーゼ
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