JP2787233B2 - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JP2787233B2
JP2787233B2 JP1226579A JP22657989A JP2787233B2 JP 2787233 B2 JP2787233 B2 JP 2787233B2 JP 1226579 A JP1226579 A JP 1226579A JP 22657989 A JP22657989 A JP 22657989A JP 2787233 B2 JP2787233 B2 JP 2787233B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は化粧料に係り、詳しくは、アロエ若しくはア
ロエならびにたらの木の成分を有機溶剤により抽出した
抽出物若しくはその醗酵生成物を有効成分として含有す
る溶液にグルタミン酸塩を含有させることにより、皮膚
や髪等に湿気を保持させるとともに頭部のフケ生成、抜
毛防止、発毛促進ならびに皮膚のしみ除去等の効果を有
する頭部や皮膚部に好適に用いられる化粧料に係る。
従来の技術 従来から、発毛促進する方法としてはいろいろ提案さ
れている。例えば、アロエ抽出エキスを発毛育毛促進料
として頭部に塗布する方法があるが、この方法ではある
程度発毛効果を有するが、繰り返し塗布しなければその
効果は得られない。これを改良した方法として、特開昭
60−197613号公報に記載された如く、海苔、黒ゴマ及び
アロエの有効成分を含有したものを化粧料として用いる
方法があるが、この方法は発毛育毛促進効果はある程度
認められるが、まだ完全なものとは言えない。
また、特開昭61−178924号公報に記載の如く、ねずみ
もちの実及び/又はたらの木の粉末または抽出エキスと
蜂蜜との混合物を含有する食品があるが、この食品は3
〜5g/日、5〜6ヶ月間食用に供すると、白髪を黒髪化
するという効果はあるが、増毛効果は十分でなく、ま
た、化粧料とは云えない。
以上要するに、上記の従来例では天然物を用いた発毛
性の化粧料や食品の研究開発が行なわれているが、直接
頭部に塗布する化粧料としては特開昭60−197613号公
報、また、食用に供するものとしては特開昭61−178924
号公報が提案されているに過ぎない。アロエ若しくはア
ロエならびにたらの木を有機溶剤中に浸漬し、抽出した
抽出物若しくは更にこれを醗酵させた醗酵生成物を有効
成分として含有する溶液にグルタミン酸塩を含有させて
なる化粧料については全く提案されていない。
発明が解決しようとする課題 本発明は上記問題の解決を目的とし、具体的には、ア
ロエ若しくはアロエならびにたらの木の成分を有効成分
として含有する有機溶剤溶液を頭部ならびに皮膚に塗布
すると、長時間湿りを与えることができ、優れた発毛効
果ならびに皮膚のシミ等をなくす効果を有する化粧料を
提案することを目的とする。
課題を解決するための手段ならびにその作用 すなわち、本発明は、アロエ若しくはアロエならびに
たらの木の成分を有機溶剤により抽出した抽出物若しく
はこれを更に醗酵させた醗酵生成物を有効成分として含
有する溶液にグルタミン酸塩を含有させてなることを特
徴とする。
更に本発明の手段たる構成ならびにその作用について
詳しく説明すると、次の通りである。
本発明者等はさきに特願平1−011677号としてアロエ
ならびにたらの木を有機溶剤中に浸漬し、抽出された抽
出物等を頭部や皮膚に塗布する化粧料を提案した。この
化粧料を頭部に塗布すると約15分程度で乾燥してしまい
繰り返し塗布しなければその効果は得られないことか
ら、この化粧料の塗布後の乾燥を防止(湿潤状態)する
方法について検討した結果、この化粧料にグルタミン酸
塩を溶解すればよいという知見を得た。
そこで、進んで研究を行ない、この研究に基づいて本
発明は成立したものである。
本発明はアロエ若しくはアロエならびにたらの木の成
分を有機溶剤により抽出した抽出物若しくはこれを更に
醗酵させた醗酵生成物を有効成分とする溶液にグルタミ
ン酸塩を溶解してなることを特徴とするものであって、
この溶液を例えば頭部に少なくとも毎日1回以上塗布す
ると、湿潤状態となり乾燥が防止され、また、髪の成長
を抑制する物質であるフケの如きものが除去され、その
後はきれいな皮膚となり、黒髪が生え始めかつ髪の成長
が促進されるという著しい効果を発揮する。また、本発
明の化粧料を皮膚のしみ等に塗布すると、約一週間程度
でしみが消失する。この理由は明らかでないが、アロエ
若しくはアロエならびにたらの木の成分を有機溶剤によ
り抽出した成分とグルタミン酸塩成分の相乗効果による
ものと思われる。
次に、この化粧料の製造法について説明する。
アロエは所謂医者いらずと称せられるもので、ユリ科
に属し、その種類は100種以上あるが、いずれも本発明
に用いることができる。このアロエを小片状に切断若し
くは粉砕して用いるが、11月以降の寒い季節に採取した
ものが果肉が充実して樹液が流出しないため好ましい。
たらの木はウコギ科の落葉性植物であって、山野に自生
するものである。本発明ではこの樹皮等が使用される
が、これら以外のたらの木の実を用いることが有効成分
が多いため好ましい。
上記したアロエ若しくはアロエならびにたらの木(以
下、抽出材料という。)をそのまま若しくは適当な大き
さに切断あるいは粉砕し、これを人体に悪影響を与えな
い有機溶剤、例えば、35゜焼酎若しくは適当な割合のエ
チルアルコールと水の混合物等に浸漬して常温で保持し
抽出物とするか若しくはそのまま3ヶ月以上保存して適
度に醗酵させ醗酵生成物とし、これら抽出材料を過等
の除去手段によって除去すると、抽出物若しくは醗酵生
成物を含有する溶液となる。これら抽出材料を有機溶剤
に添加する割合は、これらの有効成分の含有量によって
変るので特定はできないが、例えば抽出材料10〜30重量
%に対して有機溶剤90〜70重量%の範囲で用いられる。
また、抽出材料としてアロエならびにたらの木を併用す
る場合はそれぞれ重量比で1〜99%ならびに99〜1%好
ましくは20〜80%ならびに80〜20%である。
上記のようにして得られた溶液に対しグルタミン酸塩
を添加するが、グルタミン酸塩は水には溶解するが、エ
チルアルコールには難溶であるため、これらの混合溶液
中に完全に溶解するように添加する。
その添加量は有機溶剤、水ならびに抽出材料の含有量
によっても変るので特定されないが、一例をあげると35
゜焼酎1.8にアロエを2kg添加する場合、グルタミン酸
塩は10〜50g程度で十分である。
また、抽出材料のアロエならびにたらの木を併用する
場合、例えばこれらを別々に適当な有機溶剤により抽出
した後、これら抽出成分を所定割合に含有するように調
整し、これをそのまま若しくは3ヶ月程度保持し、これ
にグルタミン酸塩を溶解する方法によってもよい。
なお、エチルアルコールの濃度は皮膚に強い刺激を与
えない程度のものが用いられる。
以下、実施例をあげて更に具体的に説明する。
実施例1. アロエ小片20重量部を35゜焼酎80部に浸漬し、3ヶ月
常温で保持抽出したのち、アロエを分離し、得られた溶
液1.8に対しグルタミン酸ソーダ30g添加して溶解し、
化粧料とした。
これを丸はげの男性の頭に毎日1回以上塗布したとこ
ろ、頭部皮膚面が湿潤状態となり、塗布2週間で頭の油
気のない髪の生長抑制物質であるフケのようなものの発
生がなくなり、2週間後には毛根が見える状態となり、
1ヶ月程度で脱毛が減少し、2ヶ月経過で黒髪が生え初
め、3ヶ月経過すると全面に生え成長が促進された。
実施例2. 1月以降の冬期に採取したアロエの小片とたらの木の
実とをそれぞれ重量で80%と20%の割合のもの10部を35
゜焼酎90部に浸漬し、3ヶ月常温で保持した後、アロエ
とたらの木の実を分離し、得られた溶液1.8に対しグ
ルタミン酸ソーダ40g添加溶解し所望の化粧料とした。
この溶液を60才の丸はげ男性の頭部に毎日1回塗布し
たところ、半月経過で毛の成長抑制物質であるフケのよ
うなものが発生しなくなり、2ヶ月後から黒髪が生え始
め、3〜4ヶ月で全面に発生する。また、髪毛の先はス
プレーをかけた状態になり、頭部の皮膚もきれいになっ
た。また、この溶液を手のしみに毎日つけたところ、7
日間以内でしみは消失した。
<発明の効果> 以上詳しく説明したように、本発明は、アロエ若しく
はアロエならびにたらの木の成分を有機溶剤により抽出
した抽出物若しくはこれを更に醗酵させた醗酵生成物を
有効成分として含有する溶液にグルタミン酸塩を含有さ
せてなることを特徴とする。
従って、本発明の化粧料を頭部禿げ面に毎日1回程度
塗布すると、頭部等の皮膚面が湿潤状態となるため、度
々塗布する必要がなく、また、頭部の髪の成長を抑制す
る物質が除去されるようになり、3ヶ月経過すると髪が
全面に生えると共にその成長が著しく促進される。
(1)フケのような髪の成長を抑制する物質は塗布開始
後、半月程度完全に除去される。
(2)発毛は2ヶ月後から黒い髪の毛が生え始め、3〜
4ヶ月にかけて全面に生えてくる。
(3)髪の毛はスプレーをかけたような湿り気のある状
態となる。
(4)頭部の皮膚はきれいになる。
(5)皮膚に生じたしみは塗布後、しばらくすると消失
して皮膚はきれいになる。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アロエ若しくはアロエならびにたらの木の
    成分を有機溶剤により抽出した抽出物若しくはこれを更
    に醗酵させた醗酵生成物を有効成分として含有する溶液
    にグルタミン酸塩を溶解してなることを特徴とする化粧
    料。
  2. 【請求項2】前記たらの木がたらの木の実である請求項
    1記載の化粧料。
  3. 【請求項3】前記アロエならびにたらの木の割合がそれ
    ぞれ重量で1〜99%ならびに99〜1%である請求項1又
    は2記載の化粧料。
  4. 【請求項4】前記溶剤がアルコール類若しくは水とアル
    コールとの混合物である請求項1、2又は3記載の化粧
    料。
  5. 【請求項5】前記溶液に対するグルタミン酸塩の添加量
    が前記溶液の溶解度の範囲である請求項1、2、3又は
    4記載の化粧料。
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