JPH10175818A - 油中水型乳化組成物 - Google Patents
油中水型乳化組成物Info
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- JPH10175818A JPH10175818A JP8354502A JP35450296A JPH10175818A JP H10175818 A JPH10175818 A JP H10175818A JP 8354502 A JP8354502 A JP 8354502A JP 35450296 A JP35450296 A JP 35450296A JP H10175818 A JPH10175818 A JP H10175818A
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Abstract
に塗布した際の清涼感に優れた油中水型乳化組成物を得
る。 【解決手段】 ジメチルポリシロキサンと、グリセリン
脂肪酸エステルジカルボン酸縮合物及びIOB値が5〜
30の範囲にある液状油を必須成分として含有する油相
成分と水相成分を乳化してなる油中水型乳化化粧料。こ
こで、グリセリン脂肪酸エステルジカルボン酸縮合物
は、グリセリンと、高級直鎖状脂肪酸、脂肪族ジカルボ
ン酸及び高級分岐鎖脂肪族モノカルボン酸からなる混合
物をエステル化したオリゴマー縮合物である。
Description
安全性が良好で、肌に塗布した際の清涼感に優れた油中
水型乳化組成物に関する。
成物は、皮膚表面に油膜を形成することにより水分蒸散
を防止するものであり、撥水性に優れ、化粧崩れが少な
いという特徴を有している。しかしその一方で、外相に
存在する油相成分により、塗布したときの油性感やベタ
ツキ感が強いという問題がある。
使用されている。このシリコーン油は潤滑性や撥水性に
優れた油性成分として知られており、さっぱりとした使
用感を付与するとともに、耐油性をも向上させることが
できる。しかし、油分としてシリコーン油を多量に用い
ると均一に乳化させることが困難となり、更に製品の乳
化安定性も低下し、水相と油相が分離したり、油がしみ
出すなどの問題が生じる。
り、成分を溶解するためにエタノールが配合されてい
る。しかし、油中水型乳化組成物にエタノールを配合す
ると、安定性が悪く、水相と油相が分離してしまうとい
う問題があった。
ることにより、界面活性剤を使用せずに安定な油中水型
乳化組成物が得られることが開示されている(特開平7
−304629号公報)。しかしながら、シリコーン油
を含有し、かつ従来からある界面活性剤を配合せずとも
安定な油中水型乳化組成物は未だ得られていない。
はシリコーン油を含有し、かつ乳化剤として従来からあ
る界面活性剤を配合していないにも関わらず、安定性が
良好で、肌に塗布した際の清涼感に優れた油中水型乳化
組成物を提供することにある。
ったところ、ジメチルポリシロキサンと、特定のグリセ
リン脂肪酸エステルジカルボン酸縮合物、IOB値5〜
30の油分を組み合わせて用いることにより、前記課題
を解決した油中水型乳化組成物が得られること、更に水
相にエタノールを配合しても安定でしかも清涼感のある
油中水型乳化組成物が得られることを見出だし、本発明
を完成した。
リン脂肪酸エステルジカルボン酸縮合物は、グリセリン
と、高級直鎖状脂肪酸、脂肪族ジカルボン酸及び高級分
岐鎖脂肪族モノカルボン酸からなる混合物をエステル化
したオリゴマー縮合物である。
合物に用いられる高級直鎖状脂肪酸としては、直鎖状の
飽和脂肪酸が好ましく、炭素数14以上の脂肪酸が適し
ている。具体的には、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、
パルミチン酸、マルガリン酸、ステアリン酸、ノナデカ
ン酸、アラキン酸、ヘンエイコサン酸、ベヘン酸、トリ
コサン酸、リグノセリン酸が好ましい。前記例示の中で
もミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキ
ン酸、ベヘン酸が皮膚に対する感触の点から好ましく、
さらにはステアリン酸で最も良好な感触が得られる。
合物に用いられる脂肪族ジカルボン酸としては、シュウ
酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピ
メリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ノ
ナメチレンジカルボン酸、デカメチレンジカルボン酸等
の飽和脂肪族ジカルボン酸、イタコン酸、マレイン酸、
フマル酸、ムコン酸等の不飽和脂肪族ジカルボン酸が例
示される。この中でも特にアジピン酸、アゼライン酸、
セバシン酸が好ましくさらにはアジピン酸が最も好まし
い。
合物に用いられる高級分岐鎖脂肪族モノカルボン酸は、
炭素数が6以上で側鎖基を1以上有するものをいい、例
えば2-エチルペンタン酸、2-エチルヘキサン酸、ネオト
リデカン酸、イソステアリン酸等が例示される。
合物は、高級直鎖状脂肪酸、脂肪族ジカルボン酸、高級
分岐鎖脂肪族モノカルボン酸からなる混合酸をグリセリ
ンとエステル化したものであり、公知の方法でエステル
化して得られる。
在下、常圧又は減圧下でのエステル化反応等が採用でき
る。エステル化反応終了後、定法に従って反応混合物を
アルカリ脱酸、脱色剤による脱色、ついで水蒸気蒸留に
よる脱臭精製を行うことができる。
合物の重合度は、1〜8の範囲であり、肌への感触、安
全性の面から2〜6の重合度が好ましく、平均重合度が
4となるようにエステル化反応を調整することが好まし
い。
合物の好ましい例としては、次の一般式(1)
ステルアジピン酸縮合物が挙げられる。
合物の油中水型乳化組成物全量への配合量は、0.5〜
50重量%が好ましい。0.5重量%以下では、グリセ
リン脂肪酸エステルジカルボン酸縮合物の有する抱水性
の特性を発揮することができない。また、50重量%以
上配合すると、使用時の油性感が強まり、清涼感が損な
われる。さらに安定性が良好でかつ使用時の清涼感を得
るため、グリセリン脂肪酸エステルジカルボン酸縮合物
の油中水型乳化組成物全量に対する配合量は、1〜10
重量%が更に好ましい。
ンとしては、化粧料に通常用いられるものであれば特に
限定されず、直鎖状,分岐鎖状,環状のいずれのものも
使用することができる。特に油性感、ベタツキ感を軽減
する場合には、ジメチルポリシロキサンの一部若しくは
全量で揮発性の低粘度ジメチルポリシロキサンを用いる
のが好ましい。
としては、次の一般式(2)で表される低粘度ジメチル
ポリシロキサン又は一般式(3)で表される揮発性のジ
メチルシクロポリシロキサンが挙げられる。
は2種以上を組み合わせて使用することができ、化粧料
全量中に5〜60重量%配合することができる。さらに
油性感,ベタツキ感の軽減と乳化安定性を考え合わせる
と、化粧料全量中に対するシリコーン油の好ましい配合
量は10〜40重量%である。
油分としては、常温で固体のものでなければよく、半固
形状のものまで含む。ここでいうIOB値(Inorg
anic Organic Balance)とは、藤
田穆の有機概念図によるもので、無機性及び有機性の値
の比で表された有機化合物の極性の指標であり、この数
値が高いほど極性が高くなる。
ジピン酸ジイソデシル,アジピン酸ジイソブチル,アジ
ピン酸ジイソプロピル,アジピン酸ジ-2-エチルヘキシ
ル,アセチルリシノール酸メチル,アセチルリシノール
酸ブチル,イソステアリルアルコール,イソステアリル
グリセリルエーテル,イソステアリン酸,イソステアリ
ン酸イソセチル,イソステアリン酸イソステアリル,イ
ソステアリン酸イソプロピル,イソステアリン酸エチ
ル,イソステアリン酸テトラコサングリコール,イソス
テアリン酸バチル,イソノナン酸イソデシル,イソノナ
ン酸イソトリデシル,イソノナン酸イソノニル,イソパ
ルミチン酸-2-エチルヘキシル,イソペラルゴン酸-2-エ
チルヘキシル,オキシステアリン酸-2-エチルヘキシ
ル,2-エチルヘキサン酸イソステアリル,2-エチルヘキ
サン酸イソセチル,2-エチルヘキサン酸エチル,2-エチ
ルヘキサン酸ステアリル,2-エチルヘキシルドデカノー
ル,オリーブ油アルコール,オレイルアルコール,オレ
イン酸,オレイン酸イソデシル,オレイン酸エチル,オ
レイン酸-2-エチルヘキシルドデシル,オレイン酸オレ
イル,オレイン酸デシル,オレイン酸プロピレングリコ
ール,2-エチルヘキサン酸セチル,カプリル酸セチル,
カプロン酸アリル,コハク酸ジ-2-エチルヘキシル,ジ
イソステアリン酸グリセリル,ジイソステアリン酸ジグ
リセリル,ジイソステアリン酸プロピレングリコール,
ジ-2-エチルヘキサン酸エチレングリコール,ジ-2-エチ
ルヘキサン酸ネオペンチルグリコール,ジオレイン酸エ
チレングリコール,ジオレイン酸プロピレングリコー
ル,ジカプリン酸ネオペンチルグリコール,ジカプリン
酸プロピレングリコール,ジメチルオクタン酸ヘキシル
デシル,ステアリン酸イソセチル,ステアリン酸オクチ
ル,セバシン酸ジイソプロピル,セバシン酸ジエチル,
セバシン酸ジオクチル,デシルテトラデカノール,テト
ライソステアリン酸ジグリセリル,テトライソステアリ
ン酸ペンタエリスリット,テトラオクタン酸ペンタエリ
スリット,トリアセチルリシノール酸グリセリル,トリ
イソステアリン酸グリセリル,トリイソステアリン酸ジ
グリセリル,トリイソステアリン酸トリメチロールプロ
パン,トリエルシン酸グリセリル,トリオクタン酸グリ
セリル,トリオクタン酸トリメチロールプロパン,トリ
オレイン酸ソルビタン,トリカプリン酸グリセリル,ト
リヘプチルウンデカン酸グリセリル,乳酸オクチルドデ
シル,乳酸オレイル,乳酸ラウリル,ネオデカン酸オク
チルドデシル,ネオペンタン酸イソステアリル,ネオペ
ンタン酸ミリスチル,ハイドロアビエチルアルコール,
パルミチン酸イソステアリル,パルミチン酸イソセチ
ル,パルミチン酸イソブチル,パルミチン酸イソプロピ
ル,パルミチン酸オクチル,ヒドロキシステアリン酸コ
レステリル,ピバリン酸イソステアリル,ピバリン酸イ
ソデシル,ヒマシ油,ヒマシ油脂肪酸メチル,フタル酸
ジエチル,フタル酸ジオクチル,フタル酸ジブチル,フ
タル酸ブチルベンジル,プロピオン酸エイコサニル,ヘ
キシルデカノール,ヘプチルウンデカノール,ペンタオ
クタン酸ジグリセロールソルビタン,ミリスチン酸イソ
セチル,ミリスチン酸イソプロピル,ミリスチン酸オク
チルドデシル,ミリスチン酸デシル,ミリスチン酸ブチ
ル,ミリスチン酸イソステアリル,メチルフェニルポリ
シロキサン,ラウリン酸ヘキシル,リシノレイン酸オク
チルドデシル,リシノレイン酸セチル,リシノレイン酸
テトラヒドロフルフリル,リシノレイン酸メチル,リノ
ール酸,リノール酸イソプロピル,リノール酸エチル,
リン酸トリオレイル等が例示される。
B値6〜20の液状のエステル油が好ましく、その中で
も特に、分岐鎖を有するアルキル基を含有し、遊離のカ
ルボン酸残基及びアルコール残基を有さないエステル油
が好ましい。例えばコハク酸ジ-2-エチルヘキシル,イ
ソノナン酸イソノニル,イソノナン酸イソトリデシル,
ジ-2-エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコールが例示
される。このほかに、使用時の伸びの軽さ、ベタツキ
感、油性感の点からメチルフェニルポリシロキサンが好
ましく用いられる。
量中に2〜30重量%配合するのが好ましく、特に5〜
20重量%、さらに8〜15重量%配合すると、乳化安
定性がより向上する。
めに、水相にエタノールを配合することができる。エタ
ノールを配合する場合、乳化組成物全量中に1〜20重
量%配合することができ、特に清涼感を高めるために
は、3〜20重量%が好ましく、清涼感と乳化安定性を
考慮すると5〜10重量%が特に好ましい。
本発明の効果を損なわない範囲において、上記必須成分
以外の通常化粧品、医薬部外品、医薬品などに用いられ
る各種任意成分を適宜配合することができる。かかる任
意成分としては、例えば、ソルビトール,キシリトー
ル,マルチトール,プロピレングリコール,ジプロピレ
ングリコール,ポリプロピレングリコールグリセリン,
ジグリセリン,ポリグリセリン,ソルビット,ポリエチ
レングリコール,1,3-ブチレングリコール,コラーゲ
ン,ヒアルロン酸塩等の保湿剤、ビタミンA油,レチノ
ール,酢酸レチノール等のビタミンA類、リボフラビ
ン,酪酸リボフラビン等のビタミンB2類、塩酸ピリドキ
シン等のビタミンB6類、L-アスコルビン酸,L-アスコル
ビルリン酸マグネシウム,L-アスコルビン酸ナトリウム
等のビタミンC類、パントテン酸カルシウム,D-パント
テニルアルコール,パントテニルエチルエーテル,アセ
チルパントテニルエチルエーテル等のパントテン酸類、
エルゴカルシフェロール,コレカルシフェロール等のビ
タミンD類、ニコチン酸,ニコチン酸アミド,ニコチン
酸ベンジル等のニコチン酸類、α-トコフェロール,酢酸
トコフェロール等のビタミンE類、ビタミンP、ビオチン
等のビタミン類、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェ
ノン,2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スル
ホン酸,2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-ス
ルホン酸ナトリウム等のベンゾフェノン誘導体、パラア
ミノ安息香酸,パラアミノ安息香酸エチル,パラジメチ
ルアミノ安息香酸オクチル等のパラアミノ安息香酸誘導
体、パラメトキシ桂皮酸-2-エチルヘキシル,ジパラメト
キシ桂皮酸モノ-2-エチルヘキサン酸グリセリル等のメ
トキシ桂皮酸誘導体類、サリチル酸オクチル,サリチル
酸ミリスチル等のサリチル酸誘導体、ウロカニン酸、4-te
rt-ブチル-4'-メトキシジベンゾイルメタン、2-(2'-ヒド
ロキシ-5'-メチルフェニル)ベンゾトリアゾール等の紫
外線吸収剤、グアガム,ローカストビーンガム,カラギ
ーナン,クインスシード,ペクチン,マンナン等の植物
系天然多糖類、キサンタンガム,デキストラン,カード
ラン,ヒアルロン酸等の微生物系天然多糖類、ゼラチ
ン,カゼイン,アルブミン,コラーゲン等の動物系高分
子、メチルセルロース,エチルセルロース,ヒドロキシ
エチルセルロース,ヒドロキシプロピルセルロース,カ
ルボキシメチルセルロース等のセルロース系半合成高分
子、可溶性デンプン,カルボキシメチルデンプン,メチ
ルデンプン等のデンプン系半合成高分子、アルギン酸プ
ロピレングリコールエステル,アルギン酸塩等のアルギ
ン酸系半合成高分子、ポリビニルアルコール,ポリビニ
ルピロリドン,カルボキシビニルポリマー,ポリアクリ
ル酸ナトリウム,ポリエチレンオキサイド等の合成高分
子、ベントナイト,ラポナイト,コロイダルアルミナ等
の無機物系高分子等の水溶性高分子、ジブチルヒドロキ
シトルエン,ブチルヒドロキシアニソール,没食子酸エ
ステル等の酸化防止剤、エチレンジアミン四酢酸ナトリ
ウム塩,ポリリン酸ナトリウム,クエン酸,メタリン酸
ナトリウム,コハク酸,グルコン酸等の金属イオン封鎖
剤、胎盤抽出物,ソウハクヒエキス,グルタチオン,コ
ウジ酸及びその誘導体類,ハイドロキノン配糖体等のハ
イドロキノン及びその誘導体類等の美白剤、アラントイ
ン,アズレン,ヒドロコルチゾン,ε-アミノカプロン
酸等の抗炎症剤、酸化亜鉛,アラントインヒドロキシア
ルミニウム,塩化アルミニウム,タンニン酸,クエン
酸,乳酸等の収れん剤、メントール,カンフル等の清涼
化剤、エストラジオール,エストロン,エチニルエスト
ラジオール等の皮脂抑制剤、サリチル酸,レゾルシン等
の角質剥離・溶解剤、タルク,セリサイト,マイカ,カ
オリン,ベントナイト,スメクタイト,バーミキュライ
ト,ナイロン末,ポリエチレン末,無水ケイ酸,アミノ
酸粉末,酸化亜鉛,酸化チタン,雲母チタン,酸化マグ
ネシウム,硫酸バリウム,ベンガラ,黄酸化鉄,黒酸化
鉄,群青等の粉体成分、ステアリン酸アルミニウムなど
のゲル化剤、香料、色素等が配合できる。
って製造することができる。また、本発明の対象となる
油中水型乳化組成物は、一般の皮膚化粧料に限定される
ものではなく、医薬部外品,外用医薬品などを包含する
ものであり、その剤型もその目的に応じて任意に選択す
ることができ、固形状,クリーム状,軟膏状,乳液状,
ゲル状,スティック状とすることができる。
説明する。
較例を調製した。調製は、70℃で加熱攪拌溶解した油
相に、予め70℃に加熱しておいた水相を徐々に添加
し、ホモミキサーにて乳化後、室温まで攪拌冷却して行
った。
乳化安定性及び使用テストを行った。乳化安定性は、−
5℃,40℃及び−5℃〜25℃24時間反復の各恒温
槽に1ヶ月保存し、乳化状態を表2に示した基準に従い
目視で評価した。使用テストは、女性10名のパネラー
の顔面に塗布し、表3に示した項目について評価させ
た。
ト及び使用テスト結果を示した。本発明の実施例1〜3
は、−5℃,40℃及び−5〜25℃24時間反復の各
恒温槽での1ヶ月後の乳化状態は全て良好で、分離,凝
集などは認められなかった。それに対して、IOB値5
〜30の油分を配合していない比較例1,IOB5〜3
0の油分のかわりにIOB値が0のスクワランを配合し
た比較例2は、全ての温度条件で分離が認められ、乳化
安定性が良くなかった。さらにグリセリン脂肪酸エステ
ルアジピン酸縮合物のかわりにシリコーン系界面活性剤
であるポリオキシエチレンジメチルポリシロキサン共重
合体を配合した比較例3においても反復恒温槽における
乳化安定性が良くなかった。
のべたつきがなく、伸びや清涼感が良好で、しかも経時
でのべたつきも気にならない良好な使用感を示した。こ
れに対し、IOB値5〜30の油分のかわりにスクワラ
ンを配合した比較例2、及びシリコーン油を配合してい
ない比較例4は、使用時の伸びが重く、清涼感がなく、
べたつきが気になり、しかもそのべたつきが残ってい
た。なお、本発明の実施例使用時に、皮膚に対する刺激
性,感作性,光感作性などの悪影響は認められなかっ
た。
れぞれ75℃に加熱し混合均一化した後、ホモミキサー
にて乳化する。冷却後40℃で(10)の成分を添加し、均
一化する。
0℃に加熱しておいた(1)〜(6)の水相成分を添加し、
ホモミキサーにて乳化する。冷却後40℃で(10)の成分
を添加し、均一化する。
0℃に加熱しておいた(6)〜(8)の水相成分を添加し、
ホモミキサーにて乳化し、室温まで攪拌冷却する。
れぞれ75℃に加熱し混合均一化した後、ホモミキサー
にて乳化後冷却する。
感,乳化安定性,安全性が良好で肌に塗布した際の清涼
感に優れる。
Claims (4)
- 【請求項1】 ジメチルポリシロキサンと、グリセリン
脂肪酸エステルジカルボン酸縮合物及びIOB値が5〜
30の範囲にある液状油を必須成分として含有する油相
成分と水相成分を乳化してなる油中水型乳化組成物。 - 【請求項2】 ジメチルポリシロキサンと、グリセリン
脂肪酸エステルジカルボン酸縮合物及びメチルフェニル
ポリシロキサンを必須成分として含有する油中水型乳化
組成物。 - 【請求項3】 エタノールを含有することを特徴とする
請求項1又は請求項2に記載の油中水型乳化組成物。 - 【請求項4】 グリセリン脂肪酸エステルジカルボン酸
縮合物が、化学式1で示されるグリセリン脂肪酸エステ
ルアジピン酸縮合物であることを特徴とする請求項1〜
請求項3に記載の油中水型乳化組成物。 【化1】
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JP35450296A JP3618030B2 (ja) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | 油中水型乳化組成物 |
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JP35450296A Expired - Fee Related JP3618030B2 (ja) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | 油中水型乳化組成物 |
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