JPH10175532A - 電磁ソレノイド式ポンプおよびこのポンプを用いたブレーキシステム - Google Patents

電磁ソレノイド式ポンプおよびこのポンプを用いたブレーキシステム

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JPH10175532A
JPH10175532A JP8337903A JP33790396A JPH10175532A JP H10175532 A JPH10175532 A JP H10175532A JP 8337903 A JP8337903 A JP 8337903A JP 33790396 A JP33790396 A JP 33790396A JP H10175532 A JPH10175532 A JP H10175532A
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fluid
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健治 丹下
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/32Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
    • B60T8/34Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition
    • B60T8/40Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition comprising an additional fluid circuit including fluid pressurising means for modifying the pressure of the braking fluid, e.g. including wheel driven pumps for detecting a speed condition, or pumps which are controlled by means independent of the braking system
    • B60T8/4018Pump units characterised by their drive mechanisms

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレーキシステムに構成されるポンプの体格
を小型化するとともに、システム全体のコスト低減を実
現することを第1の目的とする。また、ポンプ自体のコ
スト低減を第2の目的とする。 【解決手段】 流体を吸引吐出する開口部と、流体を収
容可能な貫通孔と備えるハウジングと、貫通孔内を摺動
するピストンと、このピストンに対して付勢力を発生す
る磁性材料で形成された可動体と、貫通孔内において、
ピストンに対して可動体によって発生される付勢力の付
勢方向と反対の方向に付勢力を発生する弾性部材と、ピ
ストンの軸方向に対して可動体と所定の間隔を有して配
置されるとともに、磁性材料で形成された固定体と、可
動体と固定体とを磁束通路とするように磁界を形成する
コイルと、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁ソレノイド式
のポンプに関し、特に非圧縮性流体を吸引吐出するポン
プに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ブレーキ液等の非圧縮流体を吸引
吐出するピストンポンプとして、特開平2−20718
4号公報に開示されている殿堂ピストンポンプが知られ
ている。このポンプは、ABSあるいはトラクション等
の車輪スリップ制御において、ホイールシリンダ圧が減
圧された際にリザーバに貯留されたブレーキ液を排出す
るために採用される。この際このポンプは、リザーバ内
が満杯になって、ABS等におけるホイールシリンダ圧
の減圧限界が発生しないように、リザーバに貯留された
ブレーキ液を排出する。このようにブレーキ液を排出す
るためには大きな吐出圧力と吐出量とを実現できる能力
を備えるためには、大きな体格が必要であり、また、シ
ステム全体のコストも高くなるという問題があった。
【0003】また、図8に示すように、コイル501お
よびこのコイルに同極対向配置された永久磁石で形成さ
れた磁石可動体502を備えるマイクロポンプが知られ
ている。このマイクロポンプは、逆止弁503と逆止弁
504との間において、可動体である磁石可動体502
が、コイル501への通電により図中矢印方向に磁束が
発生することにより移動すると、逆止弁503および逆
止弁504との間の体積が変化し、図面下側から上側へ
流体が移動される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような図8に示し
たポンプは、永久磁石を可動体として用いているために
コストが高くなるという問題がある。そこで本発明は、
ブレーキシステムに構成されるポンプの体格を小型化す
るとともに、システム全体のコスト低減を実現すること
を第1の目的とする。
【0005】また、ポンプ自体のコスト低減を第2の目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明による電磁ソレノイド式ポンプでは、ピスト
ンに対して付勢力を発生する磁性材料で形成された可動
体と、貫通孔内において、ピストンに対して可動体によ
って発生される付勢力の付勢方向と反対の方向に付勢力
を発生する弾性部材と、ピストンの軸方向に対して可動
体と所定の間隔を有して配置されるとともに、磁性材料
で形成された固定体と、可動体と固定体とを磁束通路と
するように磁界を形成するコイルと、を備えている。
【0007】このように、単に磁性材料で形成された可
動体および固定体をコイルによって磁化することにより
可動体と固定体との間の吸引力を得て、且つ可動体と固
定体との間の反発力は弾性部材によって実現している。
よって、永久磁石を可動体あるいは固定体の少なくとも
一方に採用する際と比較して、コスト低減を実現でき
る。
【0008】なお、請求項2に記載のように、非圧縮流
体の吸引吐出口を開口部の1つのみもっているポンプ構
造において、貫通孔内への非圧縮流体の吸引および吐出
を円滑に行うための第1、第2の逆止弁を開口部よりも
外側の管路中に設けるようにしてもよい。また、請求項
3に記載のように、ピストンにおける非圧縮流体の押圧
面積がピストン移動距離において段階的に大側へ変化す
るように構成してもよい。この際には、可動体と固定体
との間隔が大きい移動初期段階では、コイルによる吸引
力の小さな力でも非圧縮流体を押すことができる小面積
のピストンにて吐出を行う。また、可動体と固定体との
間隔が狭くなって、コイルによる吸引力が大きくなった
場合には、大面積のピストンにて非圧縮流体を押し、大
吐出量を得る。このように、コイルによる可動体と固定
体との間の吸引力が小さい時から大きくなるまで効率よ
く吐出作用を得ることができる。
【0009】なお、具体的には、請求項4に記載のよう
に、 第1の貫通孔内を摺動する第1の直径を有する第
1ピストン部位を備えるとともに、この第1の直径より
も大きい第2の直径を有する第2ピストン部位を備える
第1ピストンと、第1の貫通孔内に配置されて1ピスト
ン部位が摺動可能な第2の貫通孔を有するとともに、第
1ピストンが所定間隔移動した後に第1の貫通孔内にお
ける摺動を開始する第2ピストンと、第1の貫通孔内に
おいて、第2ピストンに対して開口部の反対方向に付勢
力を発生する第1の弾性部材と、第1ピストンに対して
開口部の方向に付勢力を発生する、磁性材料で形成され
た可動体と、ピストンの軸方向に対して可動体と所定の
間隔を有して配置されるとともに、磁性材料で形成され
た固定体と、固定体と可動体との間に配置され、可動体
に対して開口部の逆方向に付勢力を発揮する第2の弾性
部材と、可動体と固定体とを磁束通路とするように磁界
を形成するコイルと、を備えるようにすれば、請求項3
と同様の作用効果をえることができる。
【0010】また、請求項6、7に記載されているよう
に、ピストンあるいは第1ピストンと可動体とが離脱可
能に設けられていると、ピストンおよび第1ピストンと
可動体との組付け誤差を別々に設定できる。また、請求
孔8に記載のように、弾性部材であるコイルスプリング
を第1ピストンと固定体との間に配置すれば、第1ピス
トンにおけるスプリングの当たり面を構成する最外径が
小さくできる。
【0011】また、請求項9に記載のように、本発明に
よる電磁ソレノイド式ポンプをブレーキシステムに構成
した際には、ブレーキシステム全体の小型化およびコス
ト低減が図れる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面に基づ
いて説明する。図1は、本発明の第1実施例にかかる電
磁ソレノイド式ポンプ100の断面図である。ハウジン
グ1には貫通孔11が形成され、この貫通孔11は、管
路2と接続される開口部12が形成されている。この開
口部12は貫通孔11の直径aよりも直径が小さくなっ
ており、この直径差によって底部13が形成されてい
る。
【0013】この貫通孔11内には弾性部材としてコイ
ルスプリング3が配置されており、このコイルスプリン
グ3のー端は、貫通孔11の底部13に接触して弾性力
を発揮する。また、この貫通孔11を摺動するようにピ
ストン4が配設されており、コイルスプリング3の他端
は、このピストン4を押圧する。なお、ピストン4は非
磁性材料にて形成される。
【0014】また、磁性材料で形成された固定体として
のコア5は、ハウジング1に組付けられる。このコア5
にも貫通孔51が設けられており、ピストン4はこの貫
通孔51を貫通して設けられている。ピストン4におけ
るコイルスプリング11側の端の反対側の端には、可動
体としてのプランジャ6が配設されている。このプラン
ジャ6とピストン4は、嵌合部61において嵌合固定さ
れている。また、このプランジャ6は、後述するソレノ
イドコイル7への非通電時にコア5との間を所定間隔α
(以下エアギャップαという)を有するように設けられ
ている。なお、前記プランジャ6の外周には、機密性を
保つために、非磁性材料あるいは複合磁性材にて形成さ
れたヨーク8が設けられている。
【0015】コア5およびプランジャ6の外側には、ソ
レノイドコイル7が配設されている。これらコア5、プ
ランジャ6、ソレノイドコイル7等は、磁性材料によっ
て形成されたヨーク8内に収容されている。ソレノイド
コイル7は、図示しない端子から電力供給を受けた際に
前記コア5、プランジャ6およびリング62を磁束通路
として磁界を発生し、コア5およびプランジャ6を磁化
する。
【0016】なお、前述の管路2には二股にわかれ、非
圧縮流体の吸引先に接続される第1の管路部位21に
は、この吸引先から開口部12方向への非圧縮流体の流
動を許容するとともに逆方向への流動を禁止する逆止弁
23が設けられる。また、非圧縮流体の吐出先に接続さ
れる第2の管路部位22には、開口部12から吐出先へ
の非圧縮流体の流動を許容するとともに逆方向への流動
を禁止する逆止弁24が設けられている。
【0017】次に、上述の電磁ソレノイド式ポンプ10
0の作動について説明する。ソレノイドコイル7への非
通電時は、ピストン4およびプランジャ6は、図1に図
示する位置にある。ソレノイドコイル7への通電が行わ
れると、コア5およびプランジャ6がソレノイドコイル
7が発生する磁界の影響によって磁化され、コア5とプ
ランジャ6との間に吸引力が発生する。よって、プラン
ジャ6はコア5側に引き寄せられ、エアギャップα=0
となる。この際にはピストン4もプランジャ6の移動に
伴って、図1中右側に移動し、コイルスプリング3を圧
縮する。なお、図1のように、コア5とプランジャ6と
のエアギャップと、ソレノイド吸引力すなわちコア5と
プランジャ6との間の吸引力の特性は、図2に示すよう
な曲線になる。
【0018】このように作動する電磁ソレノイド式ポン
プ100は、ソレノイドコイル7への通電、非通電を繰
り返し行うことによって第1の管路部位21から逆止弁
23を通して貫通孔11内へ非圧縮流体を吸引し、第2
の管路部位22側へ逆止弁24を通して吐出する。すな
わち、コイルスプリング11の伸び側の弾性作用によっ
て図1中左側にピストンがエアギャップαの距離移動し
た際に非圧縮流体の吸引を開口部12から行う。この際
に、逆止弁23は非圧縮流体の開口部側への流動を許容
するが、逆止弁24は吐出先側から開口部12への流動
を禁止しているため、貫通孔11への非圧縮流体の流動
は、第1の管路部位21側からのみ行われる。
【0019】また、ソレノイドコイル7への通電によっ
てプランジャ6がエアギャップαの距離図1中右側に移
動した際にピストン4も応動して、貫通孔11内にあっ
た非圧縮流体は開口部12から管路2側に吐出される。
この際管路2に吐出された非圧縮流体は、逆止弁23の
作用により、逆止弁24を通して吐出側のみに吐出され
る。
【0020】このように構成された電磁ソレノイド式ポ
ンプ100では、上述のように、単なる磁性材料、たと
えば鉄材等によってコア5およびプランジャ6が形成さ
れるため、永久磁石を用いるタイプのポンプと比較して
コスト軽減を実現できる。また、図1に示した電磁ソレ
ノイド構造は、ABSやトラクション制御(TRC)に
用いられる電磁ソレノイド弁の構造と類似しており、電
磁ソレノイド弁と電磁ソレノイド式ポンプとにおいて部
品、たとえばコア5、プランジャ6、ソレノイドコイル
7等の汎用性を高めることができる。また、コア5およ
びプランジャ6の双方が磁性材料によって構成されてい
るため、コイル7によって発生された磁束を磁性材料に
よって集中でき、永久磁石を用いる際と比較して強い吸
引力を達成できる。
【0021】次に本発明の第2実施例における電磁ソレ
ノイド式ポンプ200について、図3および図4を用い
て説明する。なお、図1において説明した電磁ソレノイ
ド式ポンプ100と同様の作用を有する構成については
同様の符号を付し、詳述を避ける。本実施例の特徴は、
ピストン4(以下第1ピストン4と称する)において、
直径が異なる第1ピストン部位41および第2ピストン
部位42が形成されている。また、第2ピストン40が
貫通孔11(以下第1貫通孔11と称する)内に摺動自
在に配置されている。
【0022】以下第2実施例における電磁ソレノイド式
ポンプ200の構造について詳述する。ハウジング1の
第1貫通孔11内には、第2ピストン40が配置されて
いる。この第2ピストン40の直径はa2を有するよう
に形成されている。また、この第2ピストンの開口部1
2側の端部には、スプリング3(以下第1スプリング3
と称する)が接している。この第1スプリング3の弾性
作用によって、第2ピストン40は、コア5によって形
成された係合部52側に押圧される。なお、この係合部
52によって、第2ピストン40の、図3中左側への移
動範囲が規制されている。
【0023】この第2ピストン40には、第2貫通孔4
01が形成されており、この第2貫通孔401内を、第
1ピストン4に形成された直径がa1の第1ピストン部
位41が摺動する。第1ピストン4は、前述の如く直径
a1に形成された第1ピストン部位41と、この直径a
1よりも大きい直径でできた第2ピストン部位42とを
備えている。第1ピストン4は、このような直径差によ
って、第2ピストン40を開口部方向(図3中右側)に
押圧するための押圧面43を形成している。なお、この
押圧面43の代わりに単に突起等を第1ピストン4に設
けてもよく、この際には第1ピストン4において必ずし
も直径差を設ける必要がない。すなわち、直径a1にて
第1ピストン4を形成してもよい。また、押圧面43と
第2ピストン40との間は、ソレノイドコイル7への非
通電時にエアギャップα1を有するように構成されてい
る。
【0024】コア5とプランジャ6との間には、プラン
ジャ6を図3中左側に押圧するように第2のコイルスプ
リング30が構成されている。また、コア5のプランジ
ャ6側の最外端とプランジャ6との間は、ソレノイドコ
イル7への非通電時にエアギャップβ=α1+α2を有
するように形成されている。このように構成される電磁
ソレノイド式ポンプ200の作動について以下に説明す
る。
【0025】ソレノイドコイル7の非通電磁には、第
1、第2のスプリング3、30の図3中左側への付勢力
によって、プランジャ6、第1ピストン4、第2ピスト
ン40はそれぞれ図3に示す位置にある。ソレノイドコ
イル7へ通電がされた場合には、プランジャ6とコア5
が磁化されて引きつけ合う。これによって、プランジャ
6が図3中右側に移動開始する。このプランジャ6の移
動において、エアギャップα1までの移動距離では、第
1ピストン4のみが移動する。この際には、ハウジング
1における第1の貫通孔11ないにおいて、第1ピスト
ン4における直径a1の第1ピストン部位41の端面積
(端部44の面積)において、第1の貫通孔11内の非
圧縮流体が開口部12から吐出される。
【0026】次に、プランジャ6の移動距離が、エアギ
ャップα1〜β=α1+α2である際には、第1のピス
トン4に加えて、第2のピストン40も図3中右側に移
動する。この際には、直径がa2の端面積すなわち第2
ピストン40と第1ピストン4の端部面積を合わせた端
面積にて第1の貫通孔11内の非圧縮流体が開口部12
から吐出される。
【0027】また、ソレノイドコイル7への通電が終了
すると、第1、第2のスプリング3、30によって、逆
止弁23を通過した非圧縮流体が第1の貫通孔11内に
吸引される。なお、第1スプリング3のバネ定数K1と
第2スプリング30のバネ定数K2とでは、K2>K1
と設定するのが好ましい。すなわち、プランジャ6の質
量m2と第 2ピストン40の質量m1とではm2>m1 であり、ソ
レノイドコイルの通電周波数との共振を避けるためには
m2>m1 の方が有利である。
【0028】このように作動する電磁ソレノイド式ポン
プ200の効果を図4に基づいて説明する。図4は、各
エアギャップとソレノイド吸引力すなわちプランジャ6
とコア5との吸引力との関係を示す図である。点線で示
す特性曲線は、図1を用いて上述した電磁ソレノイド式
ポンプ100におけるものであり、実線で示す特性曲線
は、本第2実施例における電磁ソレノイド式ポンプ20
0におけるものである。
【0029】点線で示すように、第1実施例における電
磁ソレノイド式ポンプ100では、エアギャップαは、
所定以上のソレノイド吸引力Fすなわちプランジャ6と
コア5との吸引力Fを発揮する位置に設定されており、
エアギャップがα以上のエアギャップにおけるソレノイ
ド吸引力を犠牲にしていた。すなわち、エアギャップが
α以上の際には、ポンプ吐出量は実質的に0であった。
【0030】しかしながら、本第2実施例における電磁
ソレノイド式ポンプ200では、エアギャップβ=α1
+α2において発生されている小さなソレノイド吸引力
F1に合わせて、小径の直径a1の第1のピストン4に
よって小流量の非圧縮流体を吐出する。すなわちソレノ
イド吸引力が小さい領域においても吐出量を得ることが
できる。その後、エアギャップがβよりも小さいα2に
なってソレノイド吸引力がF2に上がったのに合わせ
て、大径の直径a2の第1および第2のピストン4、4
0の双方によって大流量を吐出する。
【0031】このように本第2実施例では、小さいソレ
ノイド吸引力のエアギャップ領域から大きいソレノイド
吸引力のエアギャップ領域までを有効利用するため、上
述の第1実施例と同様の体格を備えた場合には、第1実
施例における電磁ソレノイド式ポンプ100と比較し
て、大流量を吐出することができる。また、第1実施例
の電磁ソレノイド式ポンプ100と同様の吐出量を得る
ように本第2実施例における電磁ソレノイド式ポンプ2
00を設計すれば、電磁ソレノイド式ポンプ100にお
けるソレノイド吸引力特性を決定するエアギャップα2
およびソレノイド吸引力F2の設定を小さくできる。す
なわち、ソレノイド吸引力F2を小さく設定できること
によって、コイル巻数を少なくでき、図3中の上下側の
体格も小さくでき、全体的な体格の小型化を実現でき
る。
【0032】次に図5を用いて、第3実施例について説
明する。なお、上述までの実施例と同様の作用効果を発
揮する構成については、同様の符号を付し、説明を省略
する。本第3実施例における特徴は、プランジャ6と第
1のピストン4とが、分離可能に別体に配置れているこ
とにある。
【0033】すなわち、コア5と第1のピストン4との
間において第2スプリング30を配置するために、第1
ピストン4には直径を3段階に設けて段付き部45を設
け、且つコア5にはスプリング接触面52を形成してい
る。そして、プランジャ6と第1ピストン4とを独立し
て設けている。上述までの実施例のようにプランジャ6
と第1ピストン4とがー体に構成されて組付けられる場
合には、第1ピストン4におけるクリアランスを極力小
さくしたいために、第1ピストン4とプランジャ6との
間の振れ分だけプランジャ6とヨーク8との間の隙間を
設ける必要があり、ソレノイド吸引力の低下に伴い小型
化の妨げとなっていたが、本第3実施例では、第1ピス
トン4とプランジャ6とが独立してもうけられているた
め、プランジャ6とヨーク8との間の隙間を独立して設
定できる。よって、プランジャとヨークとの間の隙間を
極力小さくできるために、ソレノイド吸引力の能力低下
を極力抑制でき、ソレノイドの小型化をもってポンプ自
体の体格の小型化を実現できる。
【0034】次に、図6に基づいて、本発明の第4実施
例について説明する。なお、上述までの実施例と同様の
作用効果を発揮する構成については、同様の符号を付
し、説明を省略する。本第3実施例においては、第2ピ
ストン40において、底部46を形成し、ソレノイドコ
イル7への通電時に、第1ピストン4の端部44を第2
ピストン40の底部46にあたるようにする。このよう
にして、第2スプリング30を第1ピストン4とコア5
との間に配置すると、第1ピストン4は直径が2段階に
でき、第3実施例と比較して、第1ピストン4の最外直
径をちいさくできる。よって、ソレノイドのコアの断面
積を増大可能となり、ソレノイドの磁気回路抵抗を下げ
られるため、ソレノイドコイル7の小型化が実現でき
る。
【0035】本発明は、上述までの実施例に限定される
ことなく種々変形可能である。例えば、上述までの実施
例では、可動体としてのプランジャ6を図中左側に配置
し、ソレノイドコイル7への通電時に図中右側に移動す
るようにしていた。そして、スプリング3(第1のスプ
リング3)、第2のスプリング30は、図中左側に付勢
力を発揮するようにしていた。しかしながらこれに係わ
らず、たとえば、プランジャ6とコア5との左右配置を
逆にしてもよく、この際には各スプリングの付勢力を図
中右側に設定するようにしてもよい。すなわち、コア5
を可動体として構成し、プランジャ6を固定体として構
成すれば、ソレノイドコイル7への通電時に非圧縮流体
の吸引が行われ、ソレノイドコイル7への非通電時に非
圧縮流体の吐出が行われる。このように構成しても、同
様の効果を得ることができる。
【0036】また、図5に示した実施例において、第1
ピストン4において、直径が異なる第1ピストン部位4
1および第2ピストン部位42を形成されるようにし、
また、第1貫通孔11内に摺動自在に配置される第2ピ
ストン40の第2貫通孔401内を第1ピストン4にお
ける第1ピストン部位41が移動するようにしていた。
この際第1ピストン4における押圧面43が第2ピスト
ン40の端面を押圧していた。
【0037】しかしながらこれに限らず、たとえば、第
1ピストン4における第1ピストン部位41を廃止し、
すなわち押圧面43を実質的にフラットな形状にして
も、上述の実施例と同様の効果をえることができる。ま
た、図6に示した実施例において、第1ピストン4の第
2ピストン部位42を分割して、プランジャ6側と第1
ピストン部位41側とで独立して動くようにしてもよ
い。このようにすれば、第1ピストン部位41が図中左
右方向に長い形状であって寸法公差あるいは組付け精度
等の関係で多少がたつきや傾斜が発生したとしても、第
1ピストン部位42が分割されている分、摺動ロスを吸
収しやすい。なお、第2ピストン部位42における分割
点は、直径が変わるつけ根付近すなわち、第2ピストン
部位42における第1ピストン部位41に近い方が効果
が大きい。
【0038】また、上述までの実施例にて説明した電磁
ソレノイド式ポンプを図7に図示したブレーキシステム
に採用するようにしてもよい。このブレーキシステムで
は、ブレーキペダル101と、このブレーキペダル10
1への踏み込み動作に伴い、ペダル踏力を圧力差作用等
により倍力するバキュームブースタ102、およびバキ
ュームブースタ102により倍力されたペダル踏力に基
づきマスタシリンダ圧を発生するマスタシリンダ10
3、このマスタシリンダ103からのブレーキ液圧が伝
達されて、車輪110、111に車輪制動力を発生させ
るホイールシリンダ112、113を備える。また、マ
スタシリンダ103には、マスタシリンダリザーバ13
1が備えられている。マスタシリンダ103とホイール
シリンダ112、113とを連通する管路途中には、マ
スタシリンダ103からのブレーキ液圧を連通・遮断す
る増圧制御弁104、105が設けられている。また、
ホイールシリンダ112、113と各増圧制御弁10
4、105との間からリザーバ108へ延びる管路中に
は、リザーバ108と各ホイールシリンダ112、11
3との間の連通・遮断を行う減圧制御弁106、107
が設けられている。なお、リザーバ108に貯留される
ブレーキ液を吸引してマスタシリンダ103側へ吐出す
るように、電磁ソレノイド式ポンプ100(200、3
00、400)が設けられ、管路2中には逆止弁23、
24が配設されている。
【0039】このように構成されるブレーキシステムで
は、車輪速度センサ114、115において検出された
各車輪の車輪速度等に基づいてスリップ率がECU12
0において求められ、このスリップ率に基づいて各ホイ
ールシリンダ112、113にかかるブレーキ液圧が増
減圧制御される。そしれ、減圧制御時には、各減圧制御
弁106、107を通して、リザーバ108へホイール
シリンダからブレーキ液が流動する。このようにリザー
バ108に溜まったブレーキ液を、上述した電磁ソレノ
イド式ポンプによって吸引し、マスタシリンダ103に
吐出するようにしてもよい。
【0040】このようにABS装置を有するブレーキシ
ステムに本願発明による電磁ソレノイド式ポンプを用い
れば、システム全体のコスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例における電磁ソレノイド式ポンプ1
00の断面図である。
【図2】第1実施例における電磁ソレノイド式ポンプ1
00の特性図である。
【図3】第2実施例における電磁ソレノイド式ポンプ2
00の断面図である。
【図4】第2実施例における電磁ソレノイド式ポンプ2
00の特性図である。
【図5】第3実施例における電磁ソレノイド式ポンプ3
00の断面図である。
【図6】第4実施例における電磁ソレノイド式ポンプ4
00の断面図である。
【図7】その他の実施例における電磁ソレノイド式ポン
プを用いたブレーキシステムである。
【図8】従来のマイクロポンプの構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 管路 3 スプリング(第1のスプリング) 30 第2のスプリング 4 ピストン(第1ピストン) 40 第2ピストン 5 コア 6 プランジャ 7 ソレノイドコイル 8 ヨーク 100、200、300、400 電磁ソレノイド式ポ
ンプ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体を吸引吐出する開口部と、前記流体
    を収容可能な貫通孔と備えるハウジングと、 前記貫通孔内を摺動するピストンと、 前記ピストンに対して付勢力を発生する磁性材料で形成
    された可動体と、 前記貫通孔内において、前記ピストンに対して前記可動
    体によって発生される付勢力の付勢方向と反対の方向に
    付勢力を発生する弾性部材と、 前記ピストンの軸方向に対して前記可動体と所定の間隔
    を有して配置されるとともに、磁性材料で形成された固
    定体と、 前記可動体と前記固定体とを磁束通路とするように磁界
    を形成するコイルと、 を備えることを特徴とする電磁ソレノイド式ポンプ。
  2. 【請求項2】 流体を吸引吐出する開口部と、前記流体
    を収容可能な貫通孔とを備えるハウジングと、 前記貫通孔内を摺動するピストンと、 前記貫通孔内において、前記ピストンに対して前記開口
    部の反対方向に付勢力を発生する弾性部材と、 前記ピストンに対して前記開口部の方向に付勢力を発生
    する、磁性材料で形成された可動体と、 前記ピストンの軸方向に対して前記可動体と所定の間隔
    を有して配置されるとともに、磁性材料で形成された固
    定体と、 前記可動体と前記固定体とを磁束通路とするように磁界
    を形成するコイルと、 前記開口部から延びる管路に配置され、前記流体の吸引
    先から前記開口部方向への流体の流動を許容するととも
    に逆方向の流体の流動を禁止する第1の逆止弁と、 前記開口部から延びる管路に配置され、前記流体の前記
    開口部からの吐出方向への流動を許容しするとともに逆
    方向への流動を禁止する第2の逆止弁と、 を備えることを特徴とする電磁ソレノイド式ポンプ。
  3. 【請求項3】 流体を吸引吐出する開口部と、前記流体
    を収容可能な貫通孔と備えるハウジングと、 前記貫通孔内を摺動するピストンと、 前記ピストンに対して付勢力を発生する磁性材料で形成
    された可動体と、 前記貫通孔内において、前記ピストンに対して前記可動
    体によって発生される付勢力の付勢方向と反対の方向に
    付勢力を発生する弾性部材と、 前記ピストンの軸方向に対して前記可動体と所定の間隔
    を有して配置されるとともに、磁性材料で形成された固
    定体と、 前記可動体と前記固定体とを磁束通路とするように磁界
    を形成するコイルと、を備えるとともに、 前記ピストンは、前記貫通孔内にある流体を前記開口部
    から吐出する際に当該ピストンが移動する初期段階では
    第1の断面積をもって前記流体を押圧し、その後前記第
    1の断面積よりも大きな第2の断面積をもって前記流体
    を押圧することを特徴とする電磁ソレノイド式ポンプ。
  4. 【請求項4】 流体を吸引吐出する開口部と、前記流体
    を収容可能な第1の貫通孔とを備えるハウジングと、 前記第1の貫通孔内を摺動する第1の直径を有する第1
    ピストン部位を備えるとともに、この第1の直径よりも
    大きい第2の直径を有する第2ピストン部位を備える第
    1ピストンと、 前記第1の貫通孔内に配置されて前記第1ピストン部位
    が摺動可能な第2の貫通孔を有するとともに、前記第1
    ピストンが所定間隔移動した後に前記第1の貫通孔内に
    おける摺動を開始する第2ピストンと、 前記第1の貫通孔内において、前記第2ピストンに対し
    て前記開口部の反対方向に付勢力を発生する第1の弾性
    部材と、 前記第1ピストンに対して前記開口部の方向に付勢力を
    発生する、磁性材料で形成された可動体と、 前記ピストンの軸方向に対して前記可動体と所定の間隔
    を有して配置されるとともに、磁性材料で形成された固
    定体と、 前記固定体と可動体との間に配置され、前記可動体に対
    して前記開口部の逆方向に付勢力を発揮する第2の弾性
    部材と、 前記可動体と前記固定体とを磁束通路とするように磁界
    を形成するコイルと、 前記開口部から延びる管路に配置され、前記流体の吸引
    先から前記開口部方向への流体の流動を許容するととも
    に逆方向の流体の流動を禁止する第1の逆止弁と、 前記開口部から延びる管路に配置され、前記流体の前記
    開口部からの吐出方向への流動を許容しするとともに逆
    方向への流動を禁止する第2の逆止弁と、 を備えることを特徴とする電磁ソレノイド式ポンプ。
  5. 【請求項5】 前記第2ピストンは、前記第1ピストン
    における第2ピストン部位の端面によって押圧されるこ
    とを特徴とする請求項4に記載の電磁ソレノイド式ポン
    プ。
  6. 【請求項6】 前記ピストンと前記可動体とが離脱可能
    に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項
    3のいずれかに記載の電磁ソレノイド式ポンプ。
  7. 【請求項7】 前記第1ピストンと前記可動体とが離脱
    可能に形成されていることを特徴とする請求項4または
    請求項5に記載の電磁ソレノイド式ポンプ。
  8. 【請求項8】 流体を吸引吐出する開口部と、前記流体
    を収容可能な第1の貫通孔と備えるハウジングと、 前記第1の貫通孔内を摺動する第1の直径を有する第1
    ピストン部位を備えるとともに、この第1の直径よりも
    大きい第2の直径を有する第2ピストン部位を備える第
    1ピストンと、 前記第1の貫通孔内に配置されて前記1ピストン部位が
    摺動可能な第2の貫通孔を有するとともに、前記第1ピ
    ストンの所定間隔の移動によって前記第1ピストン部位
    の端部と係合することによって前記第1の貫通孔内にお
    ける摺動を開始する第2ピストンと、 前記第1の貫通孔内において、前記第2ピストンに対し
    て前記開口部の反対方向に付勢力を発生する第1の弾性
    部材と、 前記第1ピストンに対して前記開口部の方向に付勢力を
    発生する、磁性材料で形成された可動体と、 前記ピストンの軸方向に対して前記可動体と所定の間隔
    を有して配置されるとともに、磁性材料で形成された固
    定体と、 前記第1ピストンにおける第2ピストン部位の端面と前
    記固定体との間に配置され、前記第1ピストンに対して
    前記開口部の逆方向に付勢力を発揮する第2の弾性部材
    と、 前記可動体と前記固定体とを磁束通路とするように磁界
    を形成するコイルと、 前記開口部から延びる管路に配置され、前記流体の吸引
    先から前記開口部方向への流体の流動を許容するととも
    に逆方向の流体の流動を禁止する第1の逆止弁と、 前記開口部から延びる管路に配置され、前記流体の前記
    開口部からの吐出方向への流動を許容しするとともに逆
    方向への流動を禁止する第2の逆止弁と、 を備えることを特徴とする電磁ソレノイド式ポンプ。
  9. 【請求項9】 車両の制動時にブレーキ液圧作用によっ
    て各車輪に車輪制動力を発生する車輪制動力発生手段
    と、 前記車輪制動力発生手段において車輪制動力が発生され
    ている際に、前記各車輪のスリップ状態を判定する判定
    手段と、 前記判定手段の判定結果に応じて、前記車輪制動力発生
    手段にかかるブレーキ液圧を増減圧調整する調整手段
    と、 前記調整手段によって前記車輪制動力発生手段にかかる
    ブレーキ液圧が減圧された際に、ブレーキ液を収容可能
    なリザーバと、 を備え、 前記電磁ソレノイド式ポンプは、前記リザーバに貯留さ
    れたブレーキ液を吸引吐出するために、ブレーキシステ
    ムに構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項8
    のいずれかに記載の電磁ソレノイド式ポンプを用いたブ
    レーキシステム。
  10. 【請求項10】 車両制動時にブレーキペダルの踏み込
    み動作に伴ってブレーキ液圧を発生するブレーキ液圧発
    生手段と、 車両の制動時にブレーキ液圧作用によって各車輪に車輪
    制動力を発生する車輪制動力発生手段と、 前記ブレーキ液圧発生手段と前記車輪制動力発生手段と
    を連通する管路と、 前記車輪制動力発生手段において車輪制動力が発生され
    ている際に、前記各車輪のスリップ状態を判定する判定
    手段と、 前記判定手段の判定結果に応じて、前記車輪制動力発生
    手段にかかるブレーキ液圧を増減圧調整する調整手段
    と、 前記調整手段によって前記車輪制動力発生手段にかかる
    ブレーキ液圧が減圧された際に、ブレーキ液を収容可能
    なリザーバと、 前記リザーバに貯留されたブレーキ液を吸引して前記管
    路中に吐出するポンプと、 を備え、 前記ポンプは、コイルへの通電により発生された磁束の
    通路の少なくともー部となる磁性材料の可動体および固
    定体との少なくとも一方が、前記コイルによる起磁力に
    よって移動する電磁ソレノイド式アキシャルピストンポ
    ンプによって構成されていることを特徴とする電磁ソレ
    ノイド式ポンプを用いたブレーキシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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