JP2012021746A - 電子膨張弁 - Google Patents

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Nobutoshi Migishima
伸敏 右島
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Abstract

【課題】ソレノイドの小型化を図ることで弁全体の小型化を図ることができる電子膨張弁を提供すること。
【解決手段】冷媒入口と冷媒出口とが設けられた弁本体20aと、冷媒入口よりも小径であって冷媒出口に連通する小径流路51を有する弁座50と、常態においては前記弁座前後における冷媒の高低圧力差及び円板バネ60に付勢されて弁座50に当接することで小径流路51の流入口51aを閉成する略円柱状のアーマチュア30と、ソレノイド40の通電により磁力が作用する場合に、アーマチュア30を吸引することにより前記冷媒の高低圧力差による押付力及び円板バネ60の付勢力に抗して移動させて流入口51aを開成させる吸引部212とを備えた電子膨張弁20において、アーマチュア30は、その中心軸L2が小径流路51の中心軸L1と同一直線上になく小径流路51の径外側に位置するものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子膨張弁に関し、より詳細には、自動販売機等の冷凍サイクルを構成する電子膨張弁に関するものである。
従来、冷凍サイクルを構成する電子膨張弁としては、ステッピングモータを使用して膨張通路の開度を変更して冷媒の膨張度を調整するものが知られているが、かかる電子膨張弁では、ステッピングモータを用いるために高価なものでコストの増大化を招来する虞れがある。そこで、膨張通路の入口を電磁弁にて開閉することにより冷媒の膨張度を調整する安価なパルス駆動形膨張弁が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このようなパルス駆動形膨張弁(電子膨張弁)は、冷媒入口と冷媒出口とが設けられた弁本体と、弁本体の内部に配設され、かつ冷媒入口よりも小径であって冷媒出口に連通する小径流路を有する弁座と、弁本体の内部で弁座に対して近接離反する態様で移動可能に配設され、常態においては弁座前後の冷媒の高低圧力差及びコイルスプリングに付勢されて自身の下面が弁座の上面に当接することで小径流路の流入口を閉成する円柱状のアーマチュアと、ソレノイドの通電により磁力が作用する場合にアーマチュアを吸引することにより上記冷媒の高低圧力差による押付力及びコイルスプリングの付勢力に抗して弁座から離隔する方向に向けて移動させて流入口を開成させる吸引部材とを備えている。そして、アーマチュアは、その中心軸が小径流路の中心軸と同一直線上に位置するように配設されていた。
このような電子膨張弁では、所定のデューティー比にて磁力を作用させることによりアーマチュアを移動させることで小径流路の流入口を開閉して、冷媒入口を通じて流入した冷媒を前記小径流路で断熱膨張させて冷媒出口を通じて流出させることになる。
特開昭53−1352号公報
ところで、上述したような電子膨張弁では、アーマチュアは、その中心軸が小径流路の中心軸と同一直線上に位置するように配設されていたために、ソレノイドの通電により吸引部材がアーマチュアを吸引する場合の吸引力は、冷媒の高低圧力差及びコイルスプリングの付勢力よりも十分に大きいことが要求され、ソレノイドの大型化を招来し、結果的に弁全体の大型化を招来していた。
本発明は、上記実情に鑑みて、ソレノイドの小型化を図ることで弁全体の小型化を図ることができる電子膨張弁を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る電子膨張弁は、冷媒入口と冷媒出口とが設けられた弁本体と、前記弁本体の内部に配設され、かつ前記冷媒入口よりも小径であって前記冷媒出口に連通する小径流路を有する弁座と、前記弁本体の内部で前記弁座に対して近接離反する態様で移動可能に配設され、常態においては前記弁座前後における冷媒の高低圧力差及び付勢手段により弁座に当接することで前記小径流路の流入口を閉成する略円柱状のアーマチュアと、側方に設けられたソレノイドの通電により磁力が作用する場合に、前記アーマチュアを吸引することにより前記冷媒の高低圧力差及び付勢手段に抗して前記弁座から離隔する方向に向けて移動させて前記流入口を開成させる吸引部材とを備え、所定のデューティー比にて磁力を作用させることにより前記アーマチュアを移動させることで前記小径流路の流入口を開閉して、前記冷媒入口を通じて流入した冷媒を前記小径流路で断熱膨張させて前記冷媒出口を通じて流出させる電子膨張弁において、前記アーマチュアは、その中心軸が前記小径流路の中心軸と同一直線上になく前記小径流路の径外側に位置することを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る電子膨張弁は、冷媒入口と冷媒出口とが設けられた弁本体と、前記弁本体の内部に配設され、かつ前記冷媒入口よりも小径であって前記冷媒出口に連通する小径流路を有する弁座と、前記弁本体の内部で前記弁座に対して近接離反する態様で移動可能に配設され、常態においては前記弁座前後における冷媒の高低圧力差及び付勢手段により弁座に当接することで前記小径流路の流入口を閉成する略円柱状のアーマチュアと、側方に設けられたソレノイドの通電により磁力が作用する場合に、前記アーマチュアを吸引することにより前記冷媒の高低圧力差及び付勢手段に抗して前記弁座から離隔する方向に向けて移動させて前記流入口を開成させる吸引部材とを備え、所定のデューティー比にて磁力を作用させることにより前記アーマチュアを移動させることで前記小径流路の流入口を開閉して、前記冷媒入口を通じて流入した冷媒を前記小径流路で断熱膨張させて前記冷媒出口を通じて流出させる電子膨張弁において、前記吸引部材は、前記アーマチュアよりも大きい断面積を有し、かつ自身の中心軸が前記アーマチュアの中心軸よりも前記ソレノイドに近接する個所に位置することを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る電子膨張弁は、上述した請求項2において、前記アーマチュアは、その中心軸が前記小径流路の中心軸と同一直線上になく前記ソレノイドに近接する側に位置することを特徴とする。
本発明の電子膨張弁によれば、アーマチュアは、その中心軸が小径流路の中心軸と同一直線上になく小径流路の径外側に位置するので、吸引部材がアーマチュアを吸引する場合に、小径流路から離隔したアーマチュアの個所を上方に向けて押圧するモーメントが発生し、これにより吸引部材がアーマチュアを吸引する吸引力を必要最小限の大きさにすることができる。この結果、ソレノイドを構成するコイル等を小さくすることによりソレノイドの小型化を図ることで弁全体の小型化を図ることができるという効果を奏する。
また、本発明の電子膨張弁によれば、吸引部材は、アーマチュアよりも大きい断面積を有し、かつ自身の中心軸がアーマチュアの中心軸よりもソレノイドに近接する個所に位置するので、吸引部材がアーマチュアを吸引する場合に、アーマチュアのソレノイド近接個所を上方に向けて押圧するモーメントが発生し、これにより吸引部材がアーマチュアを吸引する吸引力を必要最小限の大きさにすることができる。この結果、ソレノイドを構成するコイル等を小さくすることによりソレノイドの小型化を図ることで弁全体の小型化を図ることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1である電子膨張弁が適用された冷凍サイクルの回路構成を示す説明図である。 図2は、図1に示した電子膨張弁の構成を示す縦断面図である。 図3は、図2のA−A線断面図である。 図4は、アーマチュアと弁座との位置関係を模式的に示す説明図である。 図5は、アーマチュアの移動を模式的に示す説明図である。 図6は、アーマチュアの移動を模式的に示す説明図である。 図7は、図2の電子膨張弁の開成状態を示す縦断面図である。 図8は、本発明の実施の形態2である電子膨張弁の構成を示す縦断面図である。 図9は、図8に示した電子膨張弁の要部を模式的に示す模式図である。 図10は、図8に示した電子膨張弁の要部を模式的に示す模式図である。 図11は、図8に示した電子膨張弁の要部を模式的に示す模式図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る電子膨張弁の好適な実施の形態について詳細に説明する。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1である電子膨張弁が適用された冷凍サイクルの回路構成を示す説明図である。ここで例示する冷凍サイクル10は、例えば缶飲料やペットボトル入り飲料等の販売を行う自動販売機を構成するもので、内部に冷媒(例えばR134a)が封入されて、圧縮機11、庫外熱交換器12及び庫内熱交換器13を冷媒配管14にて順次接続して構成してある。
圧縮機11は、図には明示しないが、自動販売機の機械室に配設してある。機械室は、自動販売機本体である本体キャビネットの内部であって複数の商品収容庫1,2,3と区画され、かつ商品収容庫1,2,3の下方側の室である。この圧縮機11は、吸引口を通じて冷媒を吸引し、吸引した冷媒を圧縮して高温高圧の状態(高温高圧冷媒)にして吐出口より吐出するものである。
庫外熱交換器12は、圧縮機11と同様に機械室に配設してある。この庫外熱交換器12は、圧縮機11で圧縮された冷媒が通過する場合には、該冷媒を凝縮させるものである。
庫内熱交換器13は、複数(図示の例では3つ)設けてあり、各商品収容庫1,2,3の内部に配設してある。これら庫内熱交換器13と庫外熱交換器12とを接続する冷媒配管14は、その途中の分岐点P1で3つに分岐して、右側の商品収容庫1に配設された庫内熱交換器13の入口側に、中央の商品収容庫2に配設された庫内熱交換器13の入口側に、左側の商品収容庫3の内部に配設された庫内熱交換器13の入口側にそれぞれ接続してある。
また、この冷媒配管14においては、分岐点P1から各庫内熱交換器13に至る途中に電子膨張弁20が設けてある。電子膨張弁20は、図示せぬコントローラから与えられる指令に応じて開度を調整することができる流量可変のものであり、全閉状態となることも可能である。かかる電子膨張弁20は、通過する冷媒を減圧して断熱膨張させるものである。この電子膨張弁20の構成について後述する。
上記庫内熱交換器13の出口側に接続された冷媒配管14は、途中の合流点P2で合流し、アキュムレータ15を介して圧縮機11に接続している。ここでアキュムレータ15は、通過する冷媒が気液混合冷媒である場合に、液相冷媒を貯留して気相冷媒を通過させる気液分離手段である。尚、図1中の符号F1及びF2は、それぞれ庫内送風ファン及び庫外送風ファンである。
以上のような構成を有する冷凍サイクル10においては、圧縮機11で圧縮された冷媒は、庫外熱交換器12に至り、該庫外熱交換器12を通過中に周囲空気(外気)に放熱して凝縮する。庫外熱交換器12で凝縮した冷媒(気液二相冷媒)は、分岐点P1で3つに分岐した後、電子膨張弁20でそれぞれ断熱膨張し、各庫内熱交換器13に至り、各庫内熱交換器13で蒸発して商品収容庫1,2,3の内部空気から熱を奪い、該内部空気を冷却する。冷却された内部空気は、各庫内送風ファンF1の駆動により内部を循環し、これにより各商品収容庫1,2,3に収容された商品は、循環する内部空気に冷却される。各庫内熱交換器13で蒸発した冷媒は、合流点P2で合流した後、圧縮機11に吸引され、圧縮機11に圧縮されて上述した循環を繰り返すことになる。
上記電子膨張弁20の構造について、図2及び図3を参照しながら説明する。図2は、図1に示した電子膨張弁20の構成を示す縦断面図であり、図3は、図2のA−A線断面図である。ここで例示する電子膨張弁20は、弁本体20aと、アーマチュア30と、ソレノイド40とを備えて構成してある。
弁本体20aは、弁体上部21及び弁体下部22から構成された筐体である。弁体上部21は、強磁性体材料から形成された円柱部材であり、流入部211、吸引部212、上部縦孔213及び横孔214を有している。流入部211は、弁体上部21の上側部位に設けてあり、分岐点P1を介して庫外熱交換器12に連結された冷媒配管14の端部の挿入を許容するものである。吸引部212は、例えば継鉄のようなものであり、磁力が作用する場合にアーマチュア30を吸引するものである。上部縦孔213は、弁体上部21の中心軸に沿って延在しており、流入部211に挿入された冷媒配管14に連通するものである。この上部縦孔213と冷媒配管14との連通個所が冷媒入口を構成する。横孔214は、上部縦孔213の下端部において該上部縦孔213に連通しつつ水平方向に沿って延在するもので、弁本体内部20bに通じるものである。
弁体下部22は、弁体上部21と同様に強磁性体材料から形成された円柱部材である。この弁体下部22は、スペーサ23を介して弁体上部21との間に内部空間(弁本体内部20b)を画成し、非磁性体材料から形成された円筒部材である弁体側部24を介して弁体上部21と互いの中心軸が同一直線上となる態様で係合している。
このような弁体下部22は、流出部221、弁座50及び下部縦孔222を有している。流出部221は、弁体下部22の下側部位に設けてあり、庫内熱交換器13に連結された冷媒配管14の端部の挿入を許容するものである。
弁座50は、流出部221よりも上方域に画成された収納空間223に配設されている。この弁座50は、非磁性体材料から形成された円柱部材であり、上下方向に沿って延在する小径流路51が形成してある。この小径流路51は、冷媒入口、すなわち上部縦孔213や冷媒配管14の内径よりも小径となる流路であり、弁座50の上面及び下面に開口を形成している。ここで弁座50の上面側の開口が冷媒の流入口51aとなり、下面側の開口が冷媒の流出口51bとなる。
このような弁座50においては、その上面に環状壁部材52が配設してある。環状壁部材52は、小径流路51の流入口51aを囲繞する態様で上方に向けて突出して設けられ、詳細は後述するが、自身の上端面52aがアーマチュア30との接触部位となるものである。ここで環状壁部材52の弁座50の上面からの突出高さは、冷凍サイクル10に進入可能なゴミよりも大きくなるよう0.1mm以上の大きさにしてあり、環状壁部材52の内径dは、小径流路51の内径D(例えば0.6〜1.0mm)に略等しい大きさにしてある(図4参照)。
ここで、本実施の形態1において冷媒とともに進入可能なゴミは、銅パイプのロウ付け時にできた銅の酸化物か水酸化物の薄膜片を指し、100〜200μm以下の大きさのものである。
下部縦孔222は、弁体下部22の中心軸に沿って延在しており、上端が弁座50の小径流路51に連通するとともに、下端が流出部221に挿入された冷媒配管14に連通するものである。この下部縦孔222と冷媒配管14との連通個所が冷媒出口を構成しており、かかる下部縦孔222により弁座50の小径流路51は、冷媒出口に連通する。
アーマチュア30は、強磁性体材料から形成されるものであり、3つの異なる外径を有する3段構造の円柱部材である。このアーマチュア30は、吸着部31と側部32と弁体33とを有している。吸着部31は、最上位の部位であり平坦な上端面を有している。側部32は、最大径を有する部位であり、弁本体20aの弁体下部22により画成される収納空間223との間で十分な隙間を保持している。弁体33は、最下位の部位であり平坦な下端面を有している。
このようなアーマチュア30は、側部32の上端面に円板バネ(付勢手段)60がカシメにより固定されている。円板バネ60は、円板状の本体部60aの周縁がピン61を介して弁体下部22に固定されている。このような円板バネ60は、図3に示すように、その中心にアーマチュア30の吸着部31を挿通させて係合するための中心孔62を有しているとともに、等ピッチで渦巻き状に形成されたスリット63を有している。このスリット63は、本体部60aに4個所等ピッチで形成されているので、円板バネ60は、軸方向(上下方向)の直進性が高く、かつ径方向への剛性が高いものである。また、アーマチュア30の側部32の周面には、冷媒の通路となる溝321が形成してある。
かかる円板バネ60の復元力によりアーマチュア30は、弁座50に近接する方向に向けて常時付勢されており、自身の弁体33の下端面が弁座50の環状壁部材52の上端面52aに当接して流入口51aを閉成することになる。そして、アーマチュア30が円板バネ60に付勢されて弁体33の下端面が弁座50の環状壁部材52の上端面52aに当接する場合には、吸着部31の上端面と、弁体上部21の吸引部212の下面との間には間隙が形成される。
図4は、アーマチュア30と弁座50との位置関係を模式的に示す説明図である。この図4に示すように、弁座50における小径流路51の中心軸L1と、アーマチュア30の中心軸L2とは同一直線上にはない。つまり、アーマチュア30は、その中心軸L2が小径流路51の中心軸L1と同一直線上になく小径流路51の径外側に位置している。尚、アーマチュア30の中心軸L2は、弁座50の中心軸をはじめ、弁体上部21の中心軸及び弁体下部22の中心軸と同一直線上に位置している。
ソレノイド40は、弁本体20aに対して磁力を作用させるためのもので、鉄芯41とコイル42とにより構成してある。このようなソレノイド40は、固定金具43a,43bを介して弁本体20aの側方に取り付けてある。より詳細に説明すると、ソレノイド40の上部及び下部には、固定金具43a,43bの貫通孔(図示せず)を貫通するネジ部(図示せず)を有し、固定金具43a,43bを貫通したネジ部をナット44にて締め付けることによりソレノイド40は固定金具43a,43bに固定される。この固定金具43a,43bは、強磁性体材料から形成された平板部材であり、平面両端が半円状に形成されており、弁本体20aの弁体上部21及び弁体下部22にもネジにて固定されている。これにより、ソレノイド40は、固定金具43a,43bを介して弁本体20aの側方に取り付けられることになる。
ソレノイド40を通電させることによりコイル42より発生する磁束は、鉄芯41、固定金具43a、弁体下部22、アーマチュア30、弁体上部21、固定金具43bから鉄芯41に戻る磁気回路を流れることになり、これにより弁本体20aに磁力を作用させることになる。
そして、ソレノイド40の通電により上記磁気回路に磁束が流れることにより、アーマチュア30は、吸引部212に吸引されることとなる。ここで、アーマチュア30は、その中心軸L2が小径流路51の中心軸L1と同一直線上になく小径流路51の径外側に位置しているので、図5に示すように、吸引部212による吸引力、並びに冷媒の高低圧力差による押付力以外に、小径流路51から離隔したアーマチュア30の個所を上方に向けて押圧するモーメントMが発生する。かかるモーメントMの発生によりアーマチュア30は、小径流路51から離れた部位が上方に向けて移動して、流入口51aを開成する。そして、一旦流入口51aを開成するとアーマチュア30には押付力が作用せず、図6及び図7に示すようにアーマチュア30が弁座50から離隔する方向、すなわち上方に向けて移動し、アーマチュア30の吸着部31は吸引部212に吸着して、弁体33と弁座50(環状壁部材52)との間に間隙が形成される。つまり、アーマチュア30は、弁本体20aの内部において弁座50に対して近接離反する態様で移動可能に配設され、常態においては上記冷媒の高低圧力差による押付力及び円板バネ60に付勢されて弁座50(環状壁部材52)に当接することで小径流路51の流入口51aを閉成する一方、ソレノイド40の通電により自身に磁力が作用する場合には、上記冷媒の高低圧力差による押付力及び円板バネ60の付勢力に抗して弁座50(環状壁部材52)から離隔する方向に向けて移動して流入口51aを開成するものである。
このように弁体33と弁座50(環状壁部材52)との間に間隙が形成された場合において、流入部211に挿入された冷媒配管14から流入する冷媒(凝縮冷媒)は、図7中の矢印に示すように、上部縦孔213、横孔214、弁本体内部20b、円板バネ60のスリット63、アーマチュア30の溝321を経由して間隙に進入し、流入口51aから小径流路51に流入して断熱膨張され、気液二相冷媒になる。気液二相冷媒は、流出口51bから下部縦孔222を経由して流出部221に挿入された冷媒配管14に至り、該冷媒配管14を通過して庫内熱交換器13に供給されることになる。
ここでソレノイド40の通電タイミングについて説明する。ソレノイド40の通電は、コントローラから与えられるパルス信号に応じて行われる。コントローラは、各庫内熱交換器13の入口近傍に配設した温度センサ(図示せず)の検知温度により、各電子膨張弁20をパルス駆動制御して冷媒流量及び庫内熱交換器13での蒸発温度を制御するものである。具体的には、一定のサイクル時間(例えば10秒間)毎にデューティー比(サイクル時間に対するオン時間の割合)を0〜100%の範囲でパルス信号を与え、電子膨張弁20の内部のアーマチュア30を移動させることにより、庫内熱交換器13の蒸発温度を所望の温度に制御する。
これにより、電子膨張弁20は、所定のデューティー比にて磁力を作用させることによりアーマチュア30を移動させることで小径流路51の流入口51aを開閉して、冷媒入口を通じて流入した冷媒を小径流路51で断熱膨張させて冷媒出口を通じて流出させることになる。
以上説明したような本実施の形態1である電子膨張弁20においては、アーマチュア30の中心軸L2が小径流路51の中心軸L1と同一直線上になく小径流路51の径外側に位置するので、吸引部212がアーマチュア30を吸引する場合に、小径流路51から離隔したアーマチュア30の個所を上方に向けて押圧するモーメントMが発生し、これにより吸引部212がアーマチュア30を吸引する吸引力を必要最小限の大きさにすることができる。この結果、ソレノイド40を構成するコイル42等を小さくすることによりソレノイド40の小型化を図ることで弁全体の小型化を図ることができる。
また、吸引部212がアーマチュア30を吸引する吸引力は必要最小限の大きさにすることができるので、アーマチュア30の上下方向に沿った移動を安定的に行うことができ、これにより弁の安定駆動を行うことができる。
上記電子膨張弁20によれば、弁座50の上面に配設された環状壁部材52が、小径流路51の流入口51aの周囲を囲繞し、かつ自身の上端面52aがアーマチュア30(弁体33)との接触部位となるので、小径流路51の流入口51aの閉成時における互いの接触面積を小さくすることができる。これにより、従来のようにアーマチュア30の下面と弁座50の上面とが面接触する場合に比して、冷媒入口から冷媒とともに流入したゴミが弁座50の上面に停滞してしまっても流入口51aを良好に閉成することができる。従って、冷媒入口から冷媒とともにゴミが流入しても流入口51aを安定的に閉成することができる。
特に、環状壁部材52の突出高さが、冷凍サイクル10に進入可能なゴミよりも大きくなるようにしてあるので、ゴミが環状壁部材52を超えて小径流路51に流入することを抑制し、これにより小径流路51での冷媒詰まり等の不具合の発生を防止することができる。
また上記電子膨張弁20によれば、環状壁部材52の内径dが小径流路51の内径D(例えば0.6〜1.0mm)に略等しい大きさにしてあるので、アーマチュア30の吸引力を必要最小限の大きさにすることができ、これによりソレノイド40の小型化、ひいては弁全体の小型化を図ることができる。
このことについて詳述する。アーマチュア30の吸引力F′は、電子膨張弁20の内部を流れる冷媒の高低圧力差によりアーマチュア30を弁座50(環状壁部材52)に押し付ける押付力Fよりも大きいことが必要である。この押付力Fは、冷媒の高低圧力差ΔPとアーマチュア30により閉成される冷媒流路の断面積Aとの積により求められる(F=ΔP・A)。
そこで、環状壁部材52の内径を小径流路51の内径と同じ大きさにすることにより、環状壁部材52により構成される冷媒流路の断面積が小径流路51の断面積と同じ大きさにすることができ、これにより押付力Fを最小限の大きさにすることができる。この結果、アーマチュア30の吸引力F′を必要最小限の大きさにすることができ、上述のようにソレノイド40の小型化、ひいては弁全体の小型化を図ることができる。
<実施の形態2>
図8は、本発明の実施の形態2である電子膨張弁の構成を示す縦断面図である。ここで例示する電子膨張弁20′は、上述した実施の形態1と同様に、例えば缶飲料やペットボトル入り飲料等の販売を行う自動販売機を構成する冷凍サイクル10を構成するものである。従って、以下においては、上述した実施の形態1と同様の構成を有するものには同一の符号を付して説明し、上述した実施の形態1と重複した説明を適宜省略する。
図8に例示する電子膨張弁20′は、弁本体20aと、アーマチュア30と、ソレノイド40とを備えて構成してある。
弁本体20aは、弁体上部21及び弁体下部22から構成された筐体である。弁体上部21は、強磁性体材料から形成された円柱部材であり、流入部211、吸引部212′、上部縦孔213及び横孔214を有している。吸引部212′は、例えば継鉄のようなものであり、磁力が作用する場合にアーマチュア30を吸引する吸引部材である。この吸引部212′は、アーマチュア30よりも大きい断面積を有し、かつ自身の中心軸L3がアーマチュア30の中心軸L2よりもソレノイド40に近接する個所に位置している。
弁体下部22は、弁体上部21と同様に強磁性体材料から形成された円柱部材である。この弁体下部22は、スペーサ23を介して弁体上部21との間に内部空間(弁本体内部20b)を画成し、非磁性体材料から形成された円筒部材である弁体側部24を介して弁体上部21と互いの中心軸が同一直線上となる態様で係合している。
このような弁体下部22は、流出部221、弁座50′及び下部縦孔222を有している。弁座50′は、流出部221よりも上方域に画成された収納空間223に配設されている。この弁座50′は、非磁性体材料から形成された円柱部材であり、上下方向に沿って延在する小径流路51が形成してある。この小径流路51は、冷媒入口、すなわち上部縦孔213や冷媒配管14の内径よりも小径となる流路であり、弁座50′の上面及び下面に開口を形成している。ここで弁座50′の上面側の開口が冷媒の流入口51aとなり、下面側の開口が冷媒の流出口51bとなる。この弁座50′の上端面52aは、平坦面となっている。
この図8に示すように、弁座50′における小径流路51の中心軸L1と、アーマチュア30の中心軸L2とは同一直線上にはない。つまり、アーマチュア30は、その中心軸L2が小径流路51の中心軸L1と同一直線上になくソレノイド40に近接する側に位置している。尚、アーマチュア30の中心軸L2は、弁座50′の中心軸をはじめ、弁体上部21の中心軸及び弁体下部22の中心軸と同一直線上に位置している。
図9〜図11は、それぞれ図8に示した電子膨張弁20′の要部を模式的に示した模式図である。これら図9〜図11を適宜用いてアーマチュア30の移動について説明する。
ソレノイド40を通電させることによりコイル42より発生する磁束は、図9に示すように、鉄芯41、固定金具43a、弁体下部22、アーマチュア30、弁体上部21、固定金具43bから鉄芯41に戻る磁気回路を流れることになり、これにより弁本体20aに磁力を作用させることになる。
そして、ソレノイド40の通電により上記磁気回路に磁束が流れることにより、アーマチュア30は、吸引部212′に吸引されることとなる。ここで、弁体上部21の吸引部212′は、アーマチュア30よりも大きい断面積を有し、かつ自身の中心軸L3がアーマチュア30の中心軸L2よりもソレノイド40に近接する個所に位置している。しかもアーマチュア30は、その中心軸L2が小径流路51の中心軸L1と同一直線上になくソレノイド40に近接する側に位置している。
そのため、図10に示すように、吸引部212′による吸引力、並びに冷媒の高低圧力差による押付力以外に、アーマチュア30におけるソレノイド40近接個所を上方に向けて押圧するモーメントが発生する。かかるモーメントの発生によりアーマチュア30は、該ソレノイド40近接個所が上方に向けて移動して、流入口51aを開成する。そして、一旦流入口51aを開成するとアーマチュア30には押付力が作用せず、図11に示すようにアーマチュア30が弁座50′から離隔する方向、すなわち上方に向けて移動し、アーマチュア30の吸着部31は吸引部212′に吸着して、弁体33と弁座50′との間に間隙が形成される。つまり、アーマチュア30は、弁本体20aの内部において弁座50′に対して近接離反する態様で移動可能に配設され、常態においては冷媒の高低圧力差による押付力及び円板バネ60に付勢されて弁座50′に当接することで小径流路51の流入口51aを閉成する一方、ソレノイド40の通電により自身に磁力が作用する場合には、上記冷媒の高低圧力差による押付力及び円板バネ60の付勢力に抗して弁座50′から離隔する方向に向けて移動して流入口51aを開成するものである。
このように弁体33と弁座50′との間に間隙が形成された場合において、流入部211に挿入された冷媒配管14から流入する冷媒(凝縮冷媒)は、上部縦孔213、横孔214、弁本体内部20b、円板バネ60のスリット63、アーマチュア30の溝321を経由して間隙に進入し、流入口51aから小径流路51に流入して断熱膨張され、気液二相冷媒になる。気液二相冷媒は、流出口51bから下部縦孔222を経由して流出部221に挿入された冷媒配管14に至り、該冷媒配管14を通過して庫内熱交換器13に供給されることになる。
ここでソレノイド40の通電タイミングについて説明する。ソレノイド40の通電は、コントローラから与えられるパルス信号に応じて行われる。コントローラは、各庫内熱交換器13の入口近傍に配設した温度センサ(図示せず)の検知温度により、各電子膨張弁20′をパルス駆動制御して冷媒流量及び庫内熱交換器13での蒸発温度を制御するものである。具体的には、一定のサイクル時間(例えば10秒間)毎にデューティー比(サイクル時間に対するオン時間の割合)を0〜100%の範囲でパルス信号を与え、電子膨張弁20′の内部のアーマチュア30を移動させることにより、庫内熱交換器13の蒸発温度を所望の温度に制御する。
これにより、電子膨張弁20′は、所定のデューティー比にて磁力を作用させることによりアーマチュア30を移動させることで小径流路51の流入口51aを開閉して、冷媒入口を通じて流入した冷媒を小径流路51で断熱膨張させて冷媒出口を通じて流出させることになる。
以上説明したような本実施の形態2である電子膨張弁20′においては、弁体上部21の吸引部212′は、アーマチュア30よりも大きい断面積を有し、かつ自身の中心軸L1がアーマチュア30の中心軸L1よりもソレノイド40に近接する個所に位置しているので、吸引部212′がアーマチュア30を吸引する場合に、アーマチュア30のソレノイド40近接個所を上方に向けて押圧するモーメントが発生し、これにより吸引部212′がアーマチュア30を吸引する吸引力を必要最小限の大きさにすることができる。この結果、ソレノイド40を構成するコイル42等を小さくすることによりソレノイド40の小型化を図ることで弁全体の小型化を図ることができる。
特に、アーマチュア30は、その中心軸L2が小径流路51の中心軸L1と同一直線上になくソレノイド40に近接する側に位置しているので、上記モーメントがより大きく作用し、これにより吸引部212′がアーマチュア30を吸引する吸引力を必要最小限の大きさにすることができる結果、ソレノイド40を構成するコイル42等を小さくすることによりソレノイド40の小型化を図ることで弁全体の小型化を図ることができる。
また、吸引部212′がアーマチュア30を吸引する吸引力は必要最小限の大きさにすることができるので、アーマチュア30の上下方向に沿った移動を安定的に行うことができ、これにより弁の安定駆動を行うことができる。
以上、本発明の好適な実施の形態1及び実施の形態2について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態1では、弁座50の上面に設けた環状壁部材52の内径dは、小径流路51の内径Dと略等しい大きさを有していたが、本発明はこれに限定されるものではなく、環状壁部材の内径は、小径流路の内径よりも大きくても構わない。この構成によっても冷媒入口から冷媒とともにゴミが流入しても流入口を安定的に閉成することができる。
また、上述した実施の形態1では、弁座50の上面に設けた環状壁部材52は1つであったが、本発明においては、環状壁部材を二重以上となるように設けてもよい。
また、上述した実施の形態2では、アーマチュア30は、その中心軸L2が小径流路51の中心軸L1と同一直線上になくソレノイド40に近接する側に位置していたが、本発明においては、アーマチュアの中心軸は、小径流路の中心軸と同一直線上に位置していてもよい。
以上のように、本発明に係る電子膨張弁は、自動販売機等の冷凍サイクルに有用である。
10 冷凍サイクル
20 電子膨張弁
20a 弁本体
20b 弁本体内部
21 弁体上部
211 流入部
212 吸引部
213 上部縦孔
214 横孔
22 弁体下部
221 流出部
222 下部縦孔
23 スペーサ
24 弁体側部
30 アーマチュア
31 吸着部
32 側部
33 弁体
40 ソレノイド
41 鉄芯
42 コイル
50 弁座
51 小径流路
51a 流入口
51b 流出口
52 環状壁部材
52a 上端面
60 円板バネ(付勢手段)
60a 本体部
62 中心孔
63 スリット
L1〜L3 中心軸

Claims (3)

  1. 冷媒入口と冷媒出口とが設けられた弁本体と、
    前記弁本体の内部に配設され、かつ前記冷媒入口よりも小径であって前記冷媒出口に連通する小径流路を有する弁座と、
    前記弁本体の内部で前記弁座に対して近接離反する態様で移動可能に配設され、常態においては前記弁座前後における冷媒の高低圧力差及び付勢手段により弁座に当接することで前記小径流路の流入口を閉成する略円柱状のアーマチュアと、
    側方に設けられたソレノイドの通電により磁力が作用する場合に、前記アーマチュアを吸引することにより前記冷媒の高低圧力差及び付勢手段に抗して前記弁座から離隔する方向に向けて移動させて前記流入口を開成させる吸引部材と
    を備え、所定のデューティー比にて磁力を作用させることにより前記アーマチュアを移動させることで前記小径流路の流入口を開閉して、前記冷媒入口を通じて流入した冷媒を前記小径流路で断熱膨張させて前記冷媒出口を通じて流出させる電子膨張弁において、
    前記アーマチュアは、その中心軸が前記小径流路の中心軸と同一直線上になく前記小径流路の径外側に位置することを特徴とする電子膨張弁。
  2. 冷媒入口と冷媒出口とが設けられた弁本体と、
    前記弁本体の内部に配設され、かつ前記冷媒入口よりも小径であって前記冷媒出口に連通する小径流路を有する弁座と、
    前記弁本体の内部で前記弁座に対して近接離反する態様で移動可能に配設され、常態においては前記弁座前後における冷媒の高低圧力差及び付勢手段により弁座に当接することで前記小径流路の流入口を閉成する略円柱状のアーマチュアと、
    側方に設けられたソレノイドの通電により磁力が作用する場合に、前記アーマチュアを吸引することにより前記冷媒の高低圧力差及び付勢手段に抗して前記弁座から離隔する方向に向けて移動させて前記流入口を開成させる吸引部材と
    を備え、所定のデューティー比にて磁力を作用させることにより前記アーマチュアを移動させることで前記小径流路の流入口を開閉して、前記冷媒入口を通じて流入した冷媒を前記小径流路で断熱膨張させて前記冷媒出口を通じて流出させる電子膨張弁において、
    前記吸引部材は、前記アーマチュアよりも大きい断面積を有し、かつ自身の中心軸が前記アーマチュアの中心軸よりも前記ソレノイドに近接する個所に位置することを特徴とする電子膨張弁。
  3. 前記アーマチュアは、その中心軸が前記小径流路の中心軸と同一直線上になく前記ソレノイドに近接する側に位置することを特徴とする請求項2に記載の電子膨張弁。
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