JP6559041B2 - 電磁式四方切換弁及びそれを備えた冷凍サイクル - Google Patents

電磁式四方切換弁及びそれを備えた冷凍サイクル Download PDF

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Description

本発明は、一つの流入ポートと三つの流出ポートとを有する電磁式四方切換弁及びそれを備えた冷凍サイクルに係り、特に、自動販売機等に使用するのに好適なものに関する。
例えば、相互に独立した三つの室(保温保冷庫)を持つ飲料等の自動販売機においては、季節(需要)に応じて各室の温度を調節(コールド−ホット)する必要がある。このような自動販売機において、各室をコールド状態に冷却保冷するには、通常、圧縮機、凝縮器(室外熱交換器)、三つの蒸発器(室内熱交換器)、及び膨張弁やキャピラリーチューブ等の絞り手段等で構成される冷凍サイクルが用いられている。
かかる冷凍サイクルが用いられた自動販売機において、例えば、三つの室(R1、R2、R3)のうちの2室(例えばR1とR2)をコールド状態にするモードと、三つの室のうちの一つのみをコールド状態にする三つのモードとの計四つのモードをとり得るようにするためには、凝縮器からの高圧冷媒を各室に配置された蒸発器に選択的に振り分ける必要がある。
従来、かかる振り分けには、複数個の開閉弁や三方切換弁等が用いられている。しかし、このように複数個の弁を用いると、配管系が複雑になるとともに、占有スペースが増大し、設置コスト、部品コスト等が嵩み、また、電力消費量も大きくなるという問題がある。
このような問題を解消すべく、特許文献1には、前記振り分けを行い得る電動式四方切換弁が提案されている。
なお、前記のような冷凍サイクルを備えた自動販売機においては、通常、各室(R1、R2、R3)に、加熱保温(ホット)の状態にするための電熱式のヒーターも配設されており、各室R1、R2、R3を、前記冷凍サイクルを用いてコールドの状態にするか、前記ヒーターを用いてホットの状態にするかを任意に選択できるようになっている。
特開2001−325651号公報
しかしながら、前記特許文献1に所載の電動式四方切換弁を前記冷凍サイクルに使用するには次のような課題がある。
(1)すなわち、ステッピングモータを用いた電動式の四方切換弁は、専用のコントローラが必要となり、制御系のコストが大となる。
(2)ステッピングモータを用いた電動式のものは、1回転するのに数秒かかるので、電磁式のものに比べて流路切換に長時間を要する。
(3)弁体の接触面積、受圧面積が大きく、高圧冷媒中で弁体を弁シート面に押し付けながら回動させる構成であるので、大きな摩擦抵抗を受け、弁体が摩耗しやすく、切換動作の確実性、耐久性等に問題を生じやすい。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、配管系、制御系の簡素化、低コスト化を図ることができるとともに、切換動作を迅速かつ確実に行うことができ、耐久性や省エネ性も向上させることのできる電磁式四方切換弁及びそれを備えた冷凍サイクルを提供することにある。
前記の目的を達成すべく、本発明に係る電磁式四方切換弁は、基本的には、一つの流入ポートと三つの流出ポートとが開口する弁室を有する弁ケースに横並びに外嵌固定された二つの電磁コイルと、前記弁ケースに直列的に内装された二つのプランジャと、該二つのプランジャのうちの一方に連動して前記三つの流出ポートのうちの一つを開閉する第1弁体と、前記二つのプランジャのうちの他方に連動して前記三つの流出ポートのうちの他の一つを開閉する第2弁体と、前記二つのプランジャに連動して前記三つの流出ポートのうちの残りの一つを開閉する第3弁体とを備え、前記二つの電磁コイルへの通電を選択的にON/OFFすることにより、前記三つの流出ポートのうちの二つを開く一つのモードと、前記三つの流出ポートのうちの一つのみを開く三つのモードとの計四つのモードをとり得るようにされる。
より具体的には、弁ケースの一端側に第1電磁コイルと第2電磁コイルとが横並びに外嵌固定されるとともに、一端側から順次、吸引子、圧縮コイルばねからなる第1ばね、第1プランジャ、圧縮コイルばねからなる第2ばね、及び、第2プランジャが直列的に内装され、前記第2プランジャより他端側に、その弁シート面に第1流出ポートと第2流出ポートが横並びに開口せしめられた第1弁座が設けられるとともに、前記弁ケースの他端部に、第3流出ポートが開口せしめられた、蓋部材を兼ねる第2弁座が設けられ、前記弁ケースにおける前記第2プランジャと前記第2弁座との間に弁室が画成されるとともに、該弁室に流入ポートが開口せしめられ、前記第1及び第2プランジャに連動してそれぞれ前記第1及び第2流出ポートを開閉すべくスライド式の第1弁体及び第2弁体が前記第1弁座の弁シート面に対接せしめられるとともに、前記第3流出ポートを開閉すべく接離式の第3弁体が前記第2弁座に対向配置され、前記第3弁体は、該第3弁体と前記第2弁座との間に縮装された開弁ばねにより常時開弁方向に付勢されるとともに、前記第1プランジャ及び/又は前記第2プランジャにより閉弁方向に押動されるように構成され、前記第1及び第2電磁コイルへの通電を選択的にON/OFFすることにより、前記第1ないし第3流出ポートのうちの二つを開く一つのモードと、前記第1ないし第3流出ポートのうちの一つのみを開く三つのモードとの計四つのモードをとり得るようにされる。
また、本発明に係る冷凍サイクルは、例えば、圧縮機、凝縮器、及び三つの蒸発器を具備して構成されるもので、前記凝縮器と前記三つの蒸発器との間に上記本発明に係る電磁式四方切換弁が配備され、前記凝縮器と前記電磁式四方切換弁における前記流入ポートとが接続されるとともに、前記電磁式四方切換弁における前記三つの流出ポートがそれぞれ膨張弁あるいは絞り手段を介して前記三つの蒸発器に接続されていることを特徴としている。
本発明に係る電磁式四方切換弁では、二つの電磁コイルへの通電を選択的にON/OFFすることにより、三つの流出ポートのうちの二つを開く一つのモードと、三つの流出ポートのうちの一つのみを開く三つのモードとの計四つのモードをとり得るようにされるので、冷媒の振り分けに、複数個の開閉弁や三方切換弁等を用いる場合や、電動式の四方切換弁を用いる場合に比べて、配管系、制御系の簡素化、低コスト化を図ることができるとともに、切換動作を迅速かつ確実に行うことができ、耐久性や省エネ性も向上させることができる。
また、上記のような構成を有する電磁式四方切換弁を使用した冷凍サイクル並びに自動販売機では、流路構成や制御系をシンプルなものとすることができる等の効果を奏する。
上記した以外の、課題、構成、及び作用効果は、以下の実施形態により明らかにされる。
本発明に係る電磁式四方切換弁の一実施形態(の第1モード状態)を、それが使用された冷凍サイクルと共に示す部分平面図付き全体断面図。 図1に示される第1弁体ホルダの構成及び動作説明に供される図であり、(A)は平面図、(B)は第1プランジャが非吸引位置にある状態を示す、(A)のB−B矢視線に従う断面図、(C)は第1プランジャが吸引位置にある状態を示す断面図。 図1に示される第3弁体及び第2弁座周りの構成及び動作説明に供される図であり、(A)は第3弁体が閉位置にある状態を示す部分拡大断面図、(B)は第3弁体が開位置にある状態を示す部分拡大断面図。 図1に示される第2弁体ホルダの構成及び動作説明に供される図であり、(A)は平面図、(B)は第2プランジャが非吸引位置にある状態を示す、(A)のB−B矢視線に従う断面図、(C)は第2プランジャが第1吸引位置にある状態を示す断面図、(D)は第2プランジャが第2吸引位置にある状態を示す断面図、(E)は(D)のE−E矢視線に従う断面図。 本発明に係る電磁式四方切換弁の一実施形態(の第2モード状態)を、それが使用された冷凍サイクルと共に示す部分平面図付き全体断面図。 本発明に係る電磁式四方切換弁の一実施形態(の第3モード状態)を、それが使用された冷凍サイクルと共に示す部分平面図付き全体断面図。 本発明に係る電磁式四方切換弁の一実施形態(の第4モード状態)を、それが使用された冷凍サイクルと共に示す部分平面図付き全体断面図。 図1に示される電磁式四方切換弁の各部の状態及び位置をモード毎に示す一覧表。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1、図5、図6、図7は、それぞれ、本発明に係る電磁式四方切換弁の一実施形態(の第1、第2、第3、及び第4モード状態)を、それが使用された自動販売機の冷凍サイクルと共に示す部分平面図付き全体断面図である。
なお、本明細書において、上下、左右、前後等の位置、方向を表わす記述は、説明が煩瑣になるのを避けるために図面に従って便宜上付けたものであり、実際に冷凍サイクルに組み込まれた状態での位置、方向を指すとは限らない。
また、各図において、部材間に形成される隙間や部材間の離隔距離等は、発明の理解を容易にするため、また、作図上の便宜を図るため、各構成部材の寸法に比べて大きくあるいは小さく描かれている場合がある。
図示実施形態の電磁式四方切換弁1は、円筒管からなる弁ケース10を有し、この円筒状の弁ケース10の左端側外周に、例えば導線の巻き数、巻き方向が同じ第1電磁コイル11と第2電磁コイル12とが横並び(直列的)に配在されている。弁ケース10には、左端側から順次、吸引子15、圧縮コイルばねからなる第1ばね16、第1プランジャ21、圧縮コイルばねからなる第2ばね17、及び、第2プランジャ22が直列的に内装されている。弁ケース10の左端部は、吸引子15の鍔状部(外周段丘部)に溶接等により密封接合されている。なお、第1電磁コイル11及び第2電磁コイル12としては、通電時においてそれぞれのコイルの極性又は極方向(+、−)が同一方向に設定されていればよく、また、吸引力は同一である必要はないので、導線の巻き数、巻き方向は同じである必要はない。
吸引子15には、第1電磁コイル11及び第2電磁コイル12が収納された断面溝形状のコイルケース18の一端側板状部が、前記吸引子15にねじ込まれたボルト19により締め付け固定されており、これにより、第1電磁コイル11及び第2電磁コイル12が弁ケース10にしっかりと外嵌固定されている。コイルケース18の左右方向中央部には、第1電磁コイル11と第2電磁コイル12とを仕切るように共通隔壁部18aが設けられている。また、各電磁コイル11、12の外周は樹脂モールド13で封止されている。ここでは、第1電磁コイル11、第2電磁コイル12、及び、第1電磁コイル11と第2電磁コイル12とを仕切る共通隔壁部18aが、一回のモールド成形(インサート)によって一つのコイルとして構成されている。
第1プランジャ21は、断面横倒しH形とされ、また、第2プランジャ22は、断面横倒し凹形状とされ、第1プランジャ21及び第2プランジャ22は、それぞれ第1弁体31及び第2弁体32を伴って(後述)、弁ケース10内を軸方向(弁ケース10の中心線に沿う方向)に摺動自在に配在されており、第1ばね16は吸引子15と第1プランジャ21との間に縮装されて第1プランジャ21を吸引子15から引き離す方向に付勢し、第2ばね17は第1プランジャ21と第2プランジャ22との間に縮装されて第2プランジャ22を第1プランジャ21から引き離す方向に付勢するようになっている。ここでは、第1ばね16の付勢力が第2ばね17の付勢力より大きく設定されている。
第1プランジャ21の右端部には、第1プランジャ21と第2プランジャ22とが直接接触することを阻止、言い換えれば、両者間に若干の間隙をあけるべく、合成樹脂等の非磁性材料からなる短円筒状の接触阻止部材24が圧入やかしめ等により一体に結合されている(接触阻止状態は図5、図7を参照)。なお、接触阻止部材としては、上記構成のものに限られず、合成樹脂等の非磁性材料からなるシート状ないし板状のものを、それらのうちの一方の接触する可能性のある面に固定する、あるいは接触する可能性のある面間に介装する等の構成を採用してもよい。
第1プランジャ21は、後述するように、第1電磁コイル11と第2電磁コイル12への通電状態(ON/OFF)に応じて、その左端が吸引子15から離れた非吸引位置[X0](図1、図5)と、その左端が吸引子15に吸着した吸引位置[X1](図6、図7)とを選択的にとり得るようにされている。この例においては、第1プランジャ21が非吸引位置[X0]をとるときは、その左端は第1電磁コイル11の中央部よりやや左寄りに位置し、その右端は第2電磁コイル12の左側に1/4程度入り込んでいる。
また、第2プランジャ22は、後述するように、第1電磁コイル11と第2電磁コイル12への通電状態(ON/OFF)に応じて、その左端が吸引子15及び第1プランジャ21から最も遠ざけられた非吸引位置[Y0](図1、図6)と、非吸引位置[X0]にある第1プランジャ21に近づけられた(接触阻止部材24に接当した)第1吸引位置[Y1](図5)と、吸引位置[X1]にある第1プランジャ21に近づけられた(接触阻止部材24に接当した)第2吸引位置[Y2](図7)とを選択的にとり得るようにされている。この例においては、第2プランジャ22が非吸引位置[Y0]をとるときは、その左端は第2電磁コイル12の中央部付近に位置し、その右端はコイルケース18の右端より若干右側に突出している。
一方、弁ケース10の右端開口部には、後述する第3弁体33により開閉される第3流出ポートp3が開口せしめられた、蓋部材を兼ねる断面横倒し凸形状の第2弁座42が溶接等により固着され、弁ケース10における第2プランジャ22と第2弁座42との間に弁室40が画成されている。
また、弁ケース10における第2プランジャ22と第2弁座42との間(の弁室40内)には、その上面が平坦な弁シート面とされた第1弁座41がろう付け等により気密的に接合されており、この第1弁座41の弁シート面には、左側から順次、第1流出ポートp1と第2流出ポートp2とが所定間隔をあけて開口せしめられるとともに、第1弁座41の右端部には流入ポートp10が横向きに(右端側へ向けて開口するように)開口せしめられている。なお、第1弁座41の右端部における流入ポートp10の周りには、金属製のフィルタ44がスポット溶接等により固着されている。前記第1流出ポートp1、第2流出ポートp2、流入ポートp10及び前記第2弁座42に開口せしめられた第3流出ポートp3には、それぞれに連通するように細管#1、#2、#10、#3(の一端部)が気密的に挿着固定されている。
そして、第1弁座41の弁シート面上には、左側に平面視円形のスライド式の第1弁体31が、また、右側に第1弁体31より横長で高さ(厚み)も高い平面視レーストラック形で段付きのスライド式の第2弁体32がそれぞれ摺動自在に対接せしめられている。
第1弁体31は、第1流出ポートp1を開閉するためのもので、その下端部には第1流出ポートp1を真上から覆い得る大きさの凹部が設けられている。第2弁体32は、第2流出ポートp2を開閉するためのもので、その下端部には第1弁体31のものより横長で第2流出ポートp2を真上から覆い得る大きさの凹部が設けられている。
また、第1プランジャ21には、第2プランジャ22にその円柱状の左側半体55Aの大径部55bが摺動自在に嵌挿された第1弁体ホルダ55の左端小径部55aがかしめ等により連結固定され、該左側半体55Aの右端には、板状の右側半体55Bが一体に連設されている。
第1弁体ホルダ55の右側半体55B(の前記大径部55bと概ね同幅の広幅部55c)の左端近くには、図1に加えて図2を参照すればよくわかるように、角丸矩形の開口57が形成されており、該開口57には、前記第1弁体31が厚み方向に摺動可能に嵌合せしめられている。また、右側半体55Bの中央部付近には、第2弁体32が第2プランジャ22に連動して左右方向に摺動する際に干渉しない大きさの細長い角丸矩形の開口58が形成されている。また、右側半体55Bの右端側は狭幅部55dとされ、該狭幅部55dの右端は、第1プランジャ21に連動して後述する第3弁体33に接離するようになっている。
また、第2プランジャ22には、図1に加えて図4を参照すればよくわかるように、断面逆皿状の第2弁体ホルダ56の左端部(二股状部56c)が止めねじあるいは圧入ピン等により連結固定され、該第2弁体ホルダ56の中央部よりやや右寄りの部位には、第2弁体32の上部が厚み方向に摺動可能に嵌合せしめられる平面視レーストラック形の開口59が形成されている。また、第2弁体ホルダ56の左端部及び右端部は二股状部56c、56dとされ、右側の二股状部56dの右端は、第2プランジャ21に連動して後述する第3弁体33に接離するようになっている。
第2弁体ホルダ56の左側の二股状部56cの間に第1弁体ホルダ55の右側半体55Bの広幅部55cの左端部が嵌挿され、第2弁体ホルダ56の右側の二股状部56dの間に第1弁体ホルダ55の右側半体55Bの狭幅部55dの右端部が嵌挿され、第1弁体ホルダ55の右側半体55Bの広幅部55cの左端部と第2弁体ホルダ56の左側の二股状部56c、並びに、第1弁体ホルダ55の右側半体55Bの狭幅部55dの右端部と第2弁体ホルダ56の右側の二股状部56dとは、相互に(干渉せずに)摺動自在に嵌合する案内部となっている(直線移動案内兼横振れ抑制用)。
また、第2弁体ホルダ56と第1弁体31及び第2弁体32との間には、第1弁体31と第2弁体32とをそれぞれ厚み方向(第1弁座41に押し付ける方向)に付勢する皿ばね66、67が介装されている。
一方、前述した蓋部材を兼ねる第2弁座42の内面(左面)側には、図3に拡大図示されているように、弁体案内筒45の右端外周鍔状部がスポット溶接等により固定され、その弁体案内筒45内に、第2弁座42の第3流出ポートp3に接離してそれを開閉する円錐台状の弁体部33aを持つ接離式(ポペット型)の第3弁体33が摺動自在に嵌挿されている。第3弁体33は、該第3弁体33と第2弁座42との間に縮装された圧縮コイルばねからなる開弁ばね47により常時開弁方向に付勢されるとともに、弁体案内筒45の左端内周鍔状部45aにより抜止係止されるようになっている。また、第3弁体33には、その開弁時に弁室40に導入された冷媒を第3流出ポートp3に導くための厚み方向に貫通する通し溝34が形成されている。
この第3弁体33は、前述のように、弁体案内筒45の左端内周鍔状部45aにより画成される左端開口を挿通する第1弁体ホルダ55(の狭幅部55d)の右端及び第2弁体ホルダ56(の二股状部56d)の右端により、開弁ばね47の付勢力に抗して第2弁座42側(右端側)に押動されるようになっている。
上記に加え、本実施形態の電磁式四方切換弁1が使用された自動販売機の冷凍サイクル100は、例えば、圧縮機5、凝縮器6、及び、自動販売機の第1室R1、第2室R2、第3室R3にそれぞれ配置された三つの蒸発器E1、E2、E3を具備し、凝縮器6と三つの蒸発器E1、E2、E3との間に当該電磁式四方切換弁1が配備され、凝縮器6と電磁式四方切換弁1における前記流入ポートp10とが接続されるとともに、第1流出ポートp1、第2流出ポートp2、及び第3流出ポートp3がそれぞれ膨張弁7を介して前記三つの蒸発器E1、E2、E3に接続されている。
各室R1、R2、R3における蒸発器E1、E2、E3の近傍にはファン(不図示)が配設され、ファンから蒸発器E1、E2、E3に送風することにより、冷風を各室R1、R2、R3に供給して、冷却保冷(コールド)の状態にするようになっている。
また、各室R1、R2、R3には、加熱保温(ホット)の状態にするための電熱式のヒーター(不図示)も配設されており、各室R1、R2、R3をコールドの状態にするか、ホットの状態にするかを任意に選択できるようになっている。
上記のような構成とされた本実施形態の電磁式四方切換弁1では、図8の一覧表に示されているように、第1及び第2電磁コイル11、12への通電を選択的にON/OFFすることにより、第1、第2、第3流出ポートp1、p2、p3のうちの二つを開く第1モードと、第1、第2、第3流出ポートp1、p2、p3のうちの一つのみを開く第2、第3、及び第4モードの計四つのモードをとり得るようにされている。
以下、これについて詳細に説明する。
《第1モード=第1電磁コイル11:OFF、第2電磁コイル12:OFF→図1》
第1電磁コイル11及び第2電磁コイル12への通電を共にOFFにすると、図1(図2(A)、(B)、図3(A)、及び図4(A)、(B))に示される如くに、第1ばね16及び第2ばね17の付勢力により、第1プランジャ21に設けられた第1弁体ホルダ55の右端(狭幅部55d)及び第2プランジャ22に設けられた第2弁体ホルダ56の右端(二股状部56d)が共に第3弁体33に接当してこれを第3流出ポートp3を閉じる位置まで押動して停止した状態となる。このときは、第1プランジャ21及び第2プランジャ22に対して第2弁座42がストッパの役目を果たす。
かかる状態では、第1プランジャ21及び第2プランジャ22が共に最右行位置である非吸引位置[X0]、[Y0]をとる。この非吸引位置[X0]、[Y0]では、第1プランジャ21に連動する第1弁体31が第1流出ポートp1を開き、第2プランジャ22に連動する第2弁体32が第2流出ポートp2を開き、かつ、上記のように第3弁体33が第3流出ポートp3を閉じた状態となり、第1モードがとられる。
この第1モード時には、圧縮機5から高温高圧の冷媒が凝縮器6に導かれ、ここで室外空気と熱交換して凝縮し、凝縮器6から高圧の二相冷媒が、細管#10→電磁式四方切換弁1の流入ポートp10→弁室40を通り、第1流出ポートp1と第2流出ポートp2に導かれる。第1流出ポートp1に導かれた冷媒は、細管#1を介して膨張弁7に導入され、この膨張弁7により高圧の冷媒が減圧され、減圧された低圧の冷媒が第1室R1の蒸発器E1に導かれ、ここで室内空気と熱交換(冷却)して蒸発し、蒸発器E1からは低温低圧の冷媒が圧縮機5の吸入側に戻される。
同様に、第2流出ポートp2に導かれた冷媒は、細管#2を介して膨張弁7に導入され、この膨張弁7により高圧の冷媒が減圧され、減圧された低圧の冷媒が第2室R2の蒸発器E2に導かれ、ここで室内空気と熱交換(冷却)して蒸発し、蒸発器E2からは低温低圧の冷媒が圧縮機5の吸入側に戻される。
このように第1モード時には、第1室R1と第2室R2の二室が冷却保冷されてコールドの状態となる。
《第2モード=第1電磁コイル11:OFF、第2電磁コイル12:ON→図5》
第1電磁コイル11への通電をOFF、第2電磁コイル12への通電をONにすると、図5(図2(A)、(B)、図3(A)、及び図4(C))に示される如くに、第1プランジャ21は、第2電磁コイル12の磁界による磁気吸引力と第1ばね16の付勢力とが合わさって第2ばね17の付勢力より大きくなって右行力>左行力となるため、第1プランジャ21に設けられた第1弁体ホルダ55の右端(狭幅部55d)が第3弁体33に接当してこれを第3流出ポートp3を閉じる位置まで押動して停止した状態となり、第1プランジャ21は最右行位置である前記非吸引位置[X0]をとったままであるのに対し、第2プランジャ22は、第2電磁コイル12の磁界による磁気吸引力の方が第2ばね17の付勢力より大きくなって右行力<左行力となるため、非吸引位置[Y0]から左行して(第2弁体ホルダ56の右端(二股状部56d)が第3弁体33から離れて)、非吸引位置[X0]にある第1プランジャ21に近づけられた(接触阻止部材24に接当した)第1吸引位置[Y1]をとる。
かかる状態では、第1プランジャ21に連動する第1弁体31が第1流出ポートp1を開くが、第2プランジャ22に連動する第2弁体32が第2流出ポートp2を閉じ、かつ、上記のように第3弁体33が第3流出ポートp3を閉じた状態となり、第2モードがとられる。
この第2モード時には、圧縮機5から高温高圧の冷媒が凝縮器6に導かれ、ここで室外空気と熱交換して凝縮し、凝縮器6から高圧の二相冷媒が、細管#10→電磁式四方切換弁1の流入ポートp10→弁室40を通り、第1流出ポートp1のみに導かれ、第1流出ポートp1に導かれた冷媒は、細管#1を介して膨張弁7に導入され、この膨張弁7により高圧の冷媒が減圧され、減圧された低圧の冷媒が第1室R1の蒸発器E1に導かれ、ここで室内空気と熱交換(冷却)して蒸発し、蒸発器E1からは低温低圧の冷媒が圧縮機5の吸入側に戻される。
このように第2モード時には、第1室R1のみが冷却保冷されてコールドの状態となる。
《第3モード=第1電磁コイル11:ON、第2電磁コイル12:OFF→図6》
第1電磁コイル11への通電をON、第2電磁コイル12への通電をOFFにすると、図6(図2(C)、図3(A)、及び図4(A)、(B))に示される如くに、第1プランジャ21は、第1電磁コイル11の磁界による磁気吸引力の方が第1ばね16の付勢力より大きくなって右行力<左行力となるため、非吸引位置[X0]から左行して(第1弁体ホルダ55の右端(狭幅部55d)が第3弁体33から離れて)、吸引子15に吸着した吸引位置[X1]をとるのに対し、第2プランジャ22は、第1電磁コイル12の磁界による磁気吸引力より第2ばね17の付勢力の方が大きいため、右行力>左行力となり、第2プランジャ22に設けられた第2弁体ホルダ56の右端(二股状部56d)が第3弁体33に接当してこれを第3流出ポートp3を閉じる位置まで押動して停止した状態となり、第2プランジャ22は、最右行位置である前記非吸引位置[Y0]をとったままとなる。
かかる状態では、第1プランジャ21に連動する第1弁体31が第1流出ポートp1を閉じるが、第2プランジャ22に連動する第2弁体32が第2流出ポートp2を開き、かつ、上記のように第3弁体33が第3流出ポートp3を閉じた状態となり、第3モードがとられる。
この第3モード時には、圧縮機5から高温高圧の冷媒が凝縮器6に導かれ、ここで室外空気と熱交換して凝縮し、凝縮器6から高圧の二相冷媒が、細管#10→電磁式四方切換弁1の流入ポートp10→弁室40を通り、第2流出ポートp2のみに導かれ、第2流出ポートp2に導かれた冷媒は、細管#2を介して膨張弁7に導入され、この膨張弁7により高圧の冷媒が減圧され、減圧された低圧の冷媒が第2室R2の蒸発器E2に導かれ、ここで室内空気と熱交換(冷却)して蒸発し、蒸発器E2からは低温低圧の冷媒が圧縮機5の吸入側に戻される。
このように第3モード時には、第2室R2のみが冷却保冷されてコールドの状態となる。
《第4モード=第1電磁コイル11:ON、第2電磁コイル12:ON→図7》
第1電磁コイル11への通電をON、第2電磁コイル12への通電もONにすると、図7(図2(C)、図3(B)、及び図4(D))に示される如くに、第1電磁コイル11の磁界と第2電磁コイル12の磁界が合わさって(合体磁界)、第1プランジャ21は、合体磁界による磁気吸引力の方が第1ばね16の付勢力より大きくなって右行力<左行力となるため、非吸引位置[X0]から左行して(第1弁体ホルダ55の右端(狭幅部55d)が第3弁体33から離れて)、吸引子15に吸着した吸引位置[X1]をとり、また、第2プランジャ22も、合体磁界による磁気吸引力の方が第2ばね17の付勢力より大きくなって右行力<左行力となるため、非吸引位置[Y0]から左行して(第2弁体ホルダ56の右端(二股状部56d)が第3弁体33から離れて)、吸引位置[X1]にある第1プランジャ21に近づけられた(接触阻止部材24に接当した)第2吸引位置[Y2]をとる。
かかる状態では、第1プランジャ21に連動する第1弁体31が第1流出ポートp1を閉じ、また、第2プランジャ22に連動する第2弁体32が第2流出ポートp2を閉じるが、上記のように、第1弁体ホルダ55の右端(狭幅部55d)及び第2弁体ホルダ56の右端(二股状部56d)が第3弁体33から離れるため、第3弁体33は開弁ばね47の付勢力により第3流出ポートp3を開いて弁体案内筒45の左端内周鍔状部45aにより抜止係止された状態となり、第4モードがとられる。
この第4モード時には、圧縮機5から高温高圧の冷媒が凝縮器6に導かれ、ここで室外空気と熱交換して凝縮し、凝縮器6から高圧の二相冷媒が、細管#10→電磁式四方切換弁1の流入ポートp10→弁室40を通り、第3弁体33に形成された通し溝34を通って第3流出ポートp3のみに導かれ、第3流出ポートp3に導かれた冷媒は、細管#3を介して膨張弁7に導入され、この膨張弁7により高圧の冷媒が減圧され、減圧された低圧の冷媒が第3室R3の蒸発器E3に導かれ、ここで室内空気と熱交換(冷却)して蒸発し、蒸発器E3からは低温低圧の冷媒が圧縮機5の吸入側に戻される。
このように第4モード時には、第3室R3のみが冷却保冷されてコールドの状態となる。
上記のように本実施形態の電磁式四方切換弁1では、第1及び第2電磁コイル11、12への通電を選択的にON/OFFすることにより、第1、第2、第3流出ポートp1、p2、p3のうちの二つ(ここでは、第1流出ポートp1と第2流出ポートp2)を開く第1モードと、第1、第2、第3流出ポートp1、p2、p3のうちの一つのみを開く第2、第3、及び第4モードの計四つのモードをとり得るようにされているので、冷媒の振り分けに、複数個の開閉弁や三方切換弁等を用いる場合や、電動式の四方切換弁を用いる場合に比べて、配管系、制御系の簡素化、低コスト化を図ることができるとともに、切換動作を迅速かつ確実に行うことができ、耐久性や省エネ性も向上させることができる。
また、上記のような構成を有する電磁式四方切換弁1を使用した冷凍サイクル100並びに自動販売機では、流路構成や制御系をシンプルなものとすることができる等の効果を奏する。
1 電磁式四方切換弁
10 弁ケース
11 第1電磁コイル
12 第2電磁コイル
15 吸引子
16 第1ばね
17 第2ばね
21 第1プランジャ
22 第2プランジャ
24 接触阻止部材
31 第1弁体
32 第2弁体
33 第3弁体
40 弁室
41 第1弁座
42 第2弁座
55 第1弁体ホルダ
56 第2弁体ホルダ
p1、p2、p3 第1、第2、第3流出ポート
p10 流入ポート
100 冷凍サイクル

Claims (15)

  1. 一つの流入ポートと三つの流出ポートとが開口する弁室を有する弁ケースに横並びに外嵌固定された二つの電磁コイルと、前記弁ケースに直列的に内装された二つのプランジャと、該二つのプランジャのうちの一方に連動して前記三つの流出ポートのうちの一つを開閉する第1弁体と、前記二つのプランジャのうちの他方に連動して前記三つの流出ポートのうちの他の一つを開閉する第2弁体と、前記二つのプランジャに連動して前記三つの流出ポートのうちの残りの一つを開閉する第3弁体とを備え、
    前記二つの電磁コイルへの通電を選択的にON/OFFすることにより、前記三つの流出ポートのうちの二つを開く一つのモードと、前記三つの流出ポートのうちの一つのみを開く三つのモードとの計四つのモードをとり得るようにされた電磁式四方切換弁。
  2. 弁ケースの一端側に第1電磁コイルと第2電磁コイルとが横並びに外嵌固定されるとともに、一端側から順次、吸引子、圧縮コイルばねからなる第1ばね、第1プランジャ、圧縮コイルばねからなる第2ばね、及び、第2プランジャが直列的に内装され、前記第2プランジャより他端側に、その弁シート面に第1流出ポートと第2流出ポートが横並びに開口せしめられた第1弁座が設けられるとともに、前記弁ケースの他端部に、第3流出ポートが開口せしめられた、蓋部材を兼ねる第2弁座が設けられ、前記弁ケースにおける前記第2プランジャと前記第2弁座との間に弁室が画成されるとともに、該弁室に流入ポートが開口せしめられ、
    前記第1及び第2プランジャに連動してそれぞれ前記第1及び第2流出ポートを開閉すべくスライド式の第1弁体及び第2弁体が前記第1弁座の弁シート面に対接せしめられるとともに、前記第3流出ポートを開閉すべく接離式の第3弁体が前記第2弁座に対向配置され、
    前記第3弁体は、該第3弁体と前記第2弁座との間に縮装された開弁ばねにより常時開弁方向に付勢されるとともに、前記第1プランジャ及び/又は前記第2プランジャにより閉弁方向に押動されるように構成され、
    前記第1及び第2電磁コイルへの通電を選択的にON/OFFすることにより、前記第1ないし第3流出ポートのうちの二つを開く一つのモードと、前記第1ないし第3流出ポートのうちの一つのみを開く三つのモードとの計四つのモードをとり得るようにされた電磁式四方切換弁。
  3. 前記第1プランジャの他端側に前記第1弁体又は前記第2弁体を押し引き並びに前記第3弁体を押動するための第1弁体ホルダが設けられるとともに、前記第2プランジャの他端側に前記第2弁体又は前記第1弁体を押し引き並びに前記第3弁体を押動するための第2弁体ホルダが設けられていることを特徴とする請求項2に記載の電磁式四方切換弁。
  4. 前記第1及び第2電磁コイルへの通電を共にOFFにすると、前記第1及び第2ばねの付勢力により、前記第1及び第2プランジャが共に前記第3弁体に接当してこれを閉弁位置まで押動した非吸引位置をとり、これにより、前記第1及び第2流出ポートが共に開かれ、
    前記第1電磁コイルへの通電をOFF、前記第2電磁コイルへの通電をONにすると、前記第1プランジャが前記非吸引位置、前記第2プランジャが前記第2ばねの付勢力に抗して前記非吸引位置より前記吸引子側の第1吸引位置をとり、これにより、前記第1流出ポート又は前記第2流出ポートのみが開かれ、
    前記第2電磁コイルへの通電をOFF、前記第1電磁コイルへの通電をONにすると、前記第2プランジャが前記非吸引位置、前記第1プランジャが前記第1ばねの付勢力に抗して前記非吸引位置より前記吸引子側の吸引位置をとり、これにより、前記第2流出ポート又は前記第1流出ポートのみが開かれ、
    前記第1及び第2電磁コイルへの通電を共にONにすると、前記第1プランジャが前記第1ばねの付勢力に抗して前記非吸引位置より前記吸引子側の吸引位置、前記第2プランジャが前記第2ばねの付勢力に抗して前記第1吸引位置よりさらに前記吸引子側の第2吸引位置をとり、これにより、前記第3流出ポートのみが開かれるようにされていることを特徴とする請求項3に記載の電磁式四方切換弁。
  5. 前記第1プランジャには、前記第2プランジャにその一端側が摺動自在に嵌挿された第1弁体ホルダの一端部が連結固定され、該第1弁体ホルダの他端側に、前記第1弁体又は前記第2弁体が前記第1プランジャに押し引きされるように連結、嵌合、もしくは係合せしめられていることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の電磁式四方切換弁。
  6. 前記第1弁体ホルダの他端が、前記第1プランジャに連動して前記第3弁体に接離して該第3弁体を押動するようにされていることを特徴とする請求項5に記載の電磁式四方切換弁。
  7. 前記第2プランジャには、第2弁体ホルダの一端部が連結固定され、該第2弁体ホルダの他端側に、前記第2弁体又は前記第1弁体が前記第2プランジャに押し引きされるように連結、嵌合、もしくは係合せしめられていることを特徴とする請求項5又は6に記載の電磁式四方切換弁。
  8. 前記第2弁体ホルダの他端が、前記第2プランジャに連動して前記第3弁体に接離して該第3弁体を押動するようにされていることを特徴とする請求項7に記載の電磁式四方切換弁。
  9. 前記第1プランジャと前記第2プランジャとが直接接触することを阻止すべく、それらの間に非磁性材料からなる接触阻止部材が介装されていることを特徴とする請求項2から8のいずれかに記載の電磁式四方切換弁。
  10. 前記第1弁座の他端部に、前記流入ポートが横向きに開口せしめられていることを特徴とする請求項2から9のいずれかに記載の電磁式四方切換弁。
  11. 前記弁ケースが円筒管で作製されていることを特徴とする請求項2から10のいずれかに記載の電磁式四方切換弁。
  12. 前記第1電磁コイル、前記第2電磁コイル、及び、前記第1電磁コイルと前記第2電磁コイルとを仕切る共通隔壁部が、一回のモールド成形によって一つのコイルとして構成されていることを特徴とする請求項2から11のいずれかに記載の電磁式四方切換弁。
  13. 前記第1及び第2電磁コイルは、通電時における極性が同一方向に設定されていることを特徴とする請求項2から12のいずれかに記載の電磁式四方切換弁。
  14. 圧縮機、凝縮器、及び三つの蒸発器を具備して構成される冷凍サイクルであって、
    前記凝縮器と前記三つの蒸発器との間に請求項1から13のいずれかに記載の電磁式四方切換弁が配備され、前記凝縮器と前記電磁式四方切換弁における前記流入ポートとが接続されるとともに、前記電磁式四方切換弁における前記三つの流出ポートがそれぞれ膨張弁あるいは絞り手段を介して前記三つの蒸発器に接続されていることを特徴とする冷凍サイクル。
  15. 請求項14に記載の冷凍サイクルが使用された自動販売機。
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