JP6482378B2 - 五方切換弁本体及びそれを用いた五方切換弁 - Google Patents
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Description
前記主弁体が前記冷房運転位置にあるときにおいて、前記第2作動室を前記吐出側高圧ポートに連通させるとともに、前記第1作動室及び前記第3作動室を前記吸入側低圧ポートに連通させることにより、前記第2作動室に高圧冷媒が導入されるとともに、前記第1作動室から高圧冷媒が排出され、前記第2作動室の圧力が前記第1及び第3作動室の圧力より高くなり、それによって、前記主弁体が一方向に移動して前記暖房運転位置をとるとともに、前記除霜用弁体が閉弁位置をとり、
前記主弁体が前記暖房運転位置にあるときにおいて、前記第3作動室を前記吐出側高圧ポートに連通させるとともに、前記第1作動室及び前記第2作動室を前記吸入側低圧ポートに連通させることにより、前記第3作動室に高圧冷媒が導入されるとともに、前記第2作動室から高圧冷媒が排出され、前記第3作動室の圧力が前記第1及び第2作動室の圧力より高くなり、それによって、前記除霜用弁体が閉弁位置から開弁位置に移動するようにされる。
五方弁本体10は、シリンダ部11を有し、このシリンダ部11に、左端側から順次、第1作動室31、第1ピストン21、主弁室12、第2ピストン22、第2作動室32、第3ピストン23、及び第3作動室33が配在されている。前記第1、第2、及び第3ピストン21、22、23には、シリンダ部11を気密的に仕切るべく、いずれにもシリンダ部11の内周面にその外周部が圧接するばね付きパッキンが取り付けられている。
次に、上記のような構成を有する五方弁本体10の動作を説明する。
これにより、冷暖房システム100において、冷房運転が行われる(詳細は後述)。
これにより、冷暖房システム100において、暖房運転が行われる(詳細は後述)。
これにより、冷暖房システム100において、除霜運転が行われる(詳細は後述)。
パイロット弁としての直動式電磁弁50は、図3、図6、図9に拡大図示されているように、左端側外周に電磁コイル51が外嵌固定された段付き円筒状の弁ケース52を有し、該弁ケース52に、左端側から順次、吸引子55、圧縮コイルばねからなる第1ばね56、第1プランジャ61、圧縮コイルばねからなる第2ばね57、及び、第2プランジャ62が直列的に配在されており、前記段付き円筒状の弁ケース52における段差部分は、第2プランジャ62の右方向への移動を阻止するストッパ65となっている。なお、ストッパの構成としては、例えば弁ケース52とは別体のものを弁ケース52の内周にろう付け等により固定した構成等でもよい。弁ケース52の左端部は、吸引子55の鍔状部(外周段丘部)に溶接等により密封接合されている。
次に、直動式電磁弁50を含む五方切換弁1全体並びに冷暖房システム100の動作を説明する。
前記電磁コイル51への通電OFF時(初期状態)には、第1ばね56及び第2ばね57の付勢力により、第2プランジャ62がストッパ65に接当係止された非吸引位置[X4]をとるとともに、第1プランジャ61が吸引子55と第2プランジャ62との中間の非吸引位置[X2]をとり、それに伴い、第1弁体71が前進位置[Y2]、第2弁体72も前進位置[Y4]をとる(第1ポジションi)。これにより、第1ポートp1が開かれ、第2ポートp2と第3ポートp3が連通するとともに、第4ポートp4と第5ポートp5が連通し、吐出側高圧ポートD→直動式電磁弁50の弁室60→第1ポートp1→第1細管#1を介して第1作動室31に高温高圧の冷媒が導入されるとともに、第2作動室32が第3細管#3→第2細管#2を介して、また、第3作動室33が第5細管#5→第4細管#4を介して、それぞれ吸入側低圧ポートSに接続されるので、第1作動室31の圧力が第2及び第3作動室32、33の圧力より高くなる。それにより、図1に示される如くに、第3ピストン23が右端蓋部材11Bに接当係止された位置、第2ピストン22が除霜用連結体27の中間部に設けられた係止部28に接当係止された位置、第1ピストン21が右端位置をとり、それに伴い、主弁体15が冷房運転位置(右端位置)をとり、また、除霜用弁体17が閉弁位置をとる。
冷房運転から暖房運転へ移行させるには、電磁コイル51に電圧V1を印加する。これにより、第1プランジャ61が第1ばね56の付勢力に抗して吸引子55に引き寄せられた吸引位置[X1]をとるが、第2プランジャ62はストッパ65に接当係止された非吸引位置[X4]をとったままとなり、それに伴い、第1弁体71が後退位置[Y1]、第2弁体72が前進位置[Y4]をとる(第2ポジションii)。これにより、第3ポートp3が開かれ、第1ポートp1と第2ポートp2が連通するとともに、第4ポートp4と第5ポートp5が連通し、吐出側高圧ポートD→直動式電磁弁50の弁室60→第3ポートp3→第3細管#3を介して第2作動室32に高温高圧の冷媒が導入されるとともに、第1作動室31が第1細管#1→第2細管#2を介して、また、第3作動室33が第5細管#5→第4細管#4を介して、それぞれ吸入側低圧ポートSに接続されるので、第2作動室32の圧力が第1及び第3作動室31、33の圧力より高くなる。それにより、図4に示される如くに、第1、第2ピストン21、22及び主弁体15が左方向に移動して第1ピストン21が左端蓋部材11Aに接当係止され、主弁体15が暖房運転位置(左端位置)をとり、また、第3ピストン23は、右端蓋部材11Bに接当係止されたままとなって、除霜用弁体17が閉弁位置を維持したままとなる。
暖房運転に移行後に、電磁コイル51への通電をOFFにすると、永久磁石53の磁力により第1プランジャ61は前記吸引位置[X1]で保持されたままとなるとともに、第2プランジャ62も前記非吸引位置[X4]をとったままとなり、それに伴い、第1弁体71が後退位置[Y1]、第2弁体72が前進位置[Y4]をとったままとされる(第2ポジションii)。これにより、主弁体15が暖房運転位置を、また、除霜用弁体17が閉弁位置をそれぞれとったままとなり、前記冷暖房システム100では暖房運転が継続される。
上記暖房運転継続時(通電OFF時)において、電磁コイル51に極性を反転させた電圧−V1を印加すると、永久磁石53の磁力により前記吸引位置[X1]で保持されていた第1プランジャ61が第1ばね56の付勢力により前記非吸引位置[X2]に戻るとともに、第2プランジャ62は前記非吸引位置[X4]をとったままとされ、それに伴い、第1弁体71が後退位置[Y1]から前進位置[Y2]へ移動するが、第2弁体72は前進位置[Y4]のままとなる(第1ポジションi)。これにより、主弁体15が右方向に移動して冷房運転位置をとるとともに、除霜用弁体17が閉弁位置をとり、前記冷暖房システムでは暖房運転から冷房運転に移行し、その後、電磁コイル51への通電をOFFにしても、冷房運転が継続される。
上記通常の暖房運転継続時(通電OFF時)において、電磁コイル51に前記電圧V1より高い電圧V2を印加すると、第1プランジャ61が前記吸引位置[X1]で保持されたままで、第2プランジャ62が第2ばね57の付勢力に抗して第2プランジャ62側に引き寄せられた吸引位置[X3]をとり、それに伴い、第1弁体71が後退位置[Y1]、第2弁体72も後退位置[Y3]をとる(第3ポジションiii)。これにより、第5ポートp5が開かれ、第1ポートp1と第2ポートp2が連通するとともに、第3ポートp3と第4ポートp4が連通し、吐出側高圧ポートD→直動式電磁弁50の弁室60→第5ポートp5→第5細管#5を介して第3作動室33に高温高圧の冷媒が導入されるとともに、第1作動室31が第1細管#1→第2細管#2を介して、また、第2作動室32が第3細管#3→第4細管#4を介して、それぞれ吸入側低圧ポートSに接続されるので、第3作動室33の圧力が第1及び第2作動室31、32の圧力より高くなる。それにより、図7に示される如くに、第1、第2ピストン21、22及び主弁体15が暖房運転位置(左端位置)を維持したまま、第3ピストン23及び除霜用弁体17が左方向に移動して、除霜用連結体27の中間部に設けられた係止部28が第2ピストン22に接当係止され、除霜用弁体17が開弁位置をとる。
上記除霜運転時において、電磁コイルへ51への通電をOFFにすると、永久磁石53の磁力により第1プランジャ61は前記吸引位置[X1]で保持されたままとなるとともに、第2プランジャ62は第2ばね57の付勢力により前記非吸引位置[X4]に戻され、それに伴い、第1弁体71が後退位置[Y1]をとったまま、第2弁体72が後退位置[Y3]から前進位置[Y4]へと移動する(第2ポジションii)。これにより、主弁体15が暖房運転位置(左端位置)をとったままで、除霜用弁体17が右方向に移動して閉弁位置をとり、前記冷暖房システム100では室外熱交換器120の除霜が停止され、通常の暖房運転が継続される。
以上のように、本実施形態の五方切換弁1においては、電磁コイル51への印加電圧に応じて、第1プランジャ61及び第2プランジャ62がそれぞれ異なる吸引位置と非吸引位置とをとるようにされ、それに伴い、第1弁体71及び第2弁体72もそれぞれ異なる前進位置と後退位置とをとるようにされ、第1弁体71と第2弁体72の位置の組み合わせにより、全体では合計で3ポジション間での切り換えが可能とされるので、直動式電磁弁50に前記3ポジションのうちのいずれかを選択的にとらせることにより、第1、第2、及び第3作動室31、32、33への高圧冷媒の導入・排出を制御することができ、これにより、冷凍サイクルにおける四方切換弁による流路切換と除霜用開閉弁の開閉とを本実施形態の直動式電磁弁50一つのみで行うことが可能となり、そのため、比較的シンプルな構成のもとで、冷房運転、暖房運転、及び暖房運転時における室外熱交換器120の除霜を行うことができる。
10 五方弁本体(五方切換弁本体)
11 シリンダ部
12 主弁室
14 主弁座
15 主弁体
16 除霜用弁座
17 除霜用弁体
21 第1ピストン
22 第2ピストン
23 第3ピストン
31 第1作動室
32 第2作動室
33 第3作動室
50 直動式電磁弁
51 電磁コイル
53 永久磁石
55 吸引子
56 第1ばね
57 第2ばね
60 弁室
61 第1プランジャ
62 第2プランジャ
64 接触阻止部材
65 ストッパ
70 弁座
71 第1弁体
72 第2弁体
75 第1弁体ホルダ
76 第2弁体ホルダ
p1〜p5 第1〜第5ポート
p6 主ポート
#1〜#6 第1〜第6細管
D 吐出側高圧ポート
S 吸入側低圧ポート
C 室外側入出ポート
E 室内側入出ポート
J 除霜用ポート
100 ヒートポンプ式冷暖房システム
110 圧縮機
120 室外熱交換器
130 室内熱交換器
160 膨張弁
Claims (18)
- 圧縮機、室外熱交換器、室内熱交換器、膨張弁、及び四方切換弁を具備して構成される冷凍サイクルに、除霜用開閉弁を有するデフロスト回路が組み込まれているヒートポンプ式冷暖房システムに使用される五方切換弁における五方切換弁本体であって、
3個のピストンが内蔵され、該3個のピストンにより主弁室と3つの作動室が画成されるとともに、前記主弁室に、前記四方切換弁の本体部と前記除霜用開閉弁の本体部とが設けられ、
前記3つの作動室への高圧冷媒の導入・排出を行うことにより、前記冷暖房システムにおいて冷房運転、暖房運転、及び暖房運転時における前記室外熱交換器の除霜を行うようにされていることを特徴とする五方切換弁本体。 - その一端側から順次、第1作動室、第1ピストン、前記主弁室、第2ピストン、第2作動室、第3ピストン、及び第3作動室が配在され、前記主弁室に、前記圧縮機の吐出側に接続される吐出側高圧ポートが設けられるとともに、その上面が弁シート面とされた、前記四方切換弁の主弁座と前記除霜用開閉弁の除霜用弁座が設けられ、前記主弁座の弁シート面には、一端側から順次、前記室外熱交換器に接続される室外側入出ポート、前記圧縮機の吸入側に接続される吸入側低圧ポート、及び前記室内熱交換器に接続される室内側入出ポートが開口せしめられるとともに、前記除霜用弁座の弁シート面には、前記室外熱交換器における前記膨張弁側の入出口に接続される除霜用ポートが開口せしめられていることを特徴とする請求項1に記載の五方切換弁本体。
- 前記主弁座の弁シート面には、前記室外側入出ポートを開きかつ前記吸入側低圧ポートと前記室内側入出ポートとを連通させる冷房運転位置と、前記室内側入出ポートを開きかつ前記吸入側低圧ポートと前記室外側入出ポートとを連通させる暖房運転位置とを選択的にとり得る断面逆立椀形状の主弁体が摺動自在に対接せしめられるとともに、前記除霜用弁座の弁シート面には、前記除霜用ポートを開閉すべく除霜用弁体が摺動自在に対接せしめられていることを特徴とする請求項2に記載の五方切換弁本体。
- 前記第1ピストンと前記第2ピストンとは、主連結体により一体移動可能に連結され、前記主連結体に、前記主弁体が前記第1及び第2ピストンの往復移動に伴って前記冷房運転位置と前記暖房運転位置との間を行き来するように連結、嵌合、もしくは係合せしめられていることを特徴とする請求項3に記載の五方切換弁本体。
- 前記第3ピストンには、前記第2ピストンにその一端側が摺動自在に刺し通された除霜用連結体の他端部が連結され、該除霜用連結体の一端側に、前記除霜用弁体が前記第3ピストンの往復移動に伴って前記除霜用ポートを閉じる位置と開く位置との間を行き来するように連結、嵌合、もしくは係合せしめられていることを特徴とする請求項3又は4に記載の五方切換弁本体。
- その一端に、前記第1ピストンの一方向への移動を阻止するストッパを兼ねる一端側蓋部材が固着され、その他端に、前記第3ピストンの他方向への移動を阻止するストッパを兼ねる他端側蓋部材が固着され、前記除霜用連結体の中間部には、前記第2ピストンにおける前記第2作動室側の面に接当する係止部が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の五方切換弁本体。
- 前記主弁体が前記暖房運転位置にあるときにおいて、前記第1作動室を前記吐出側高圧ポートに連通させるとともに、前記第2作動室及び前記第3作動室を前記吸入側低圧ポートに連通させることにより、前記第1作動室に高圧冷媒が導入されるとともに、前記第2作動室から高圧冷媒が排出され、前記第1作動室の圧力が前記第2及び第3作動室の圧力より高くなり、それにより、前記主弁体が他方向に移動して前記冷房運転位置をとるとともに、前記除霜用弁体が閉弁位置をとり、
前記主弁体が前記冷房運転位置にあるときにおいて、前記第2作動室を前記吐出側高圧ポートに連通させるとともに、前記第1作動室及び前記第3作動室を前記吸入側低圧ポートに連通させることにより、前記第2作動室に高圧冷媒が導入されるとともに、前記第1作動室から高圧冷媒が排出され、前記第2作動室の圧力が前記第1及び第3作動室の圧力より高くなり、それによって、前記主弁体が一方向に移動して前記暖房運転位置をとるとともに、前記除霜用弁体が閉弁位置をとり、
前記主弁体が前記暖房運転位置にあるときにおいて、前記第3作動室を前記吐出側高圧ポートに連通させるとともに、前記第1作動室及び前記第2作動室を前記吸入側低圧ポートに連通させることにより、前記第3作動室に高圧冷媒が導入されるとともに、前記第2作動室から高圧冷媒が排出され、前記第3作動室の圧力が前記第1及び第2作動室の圧力より高くなり、それによって、前記除霜用弁体が閉弁位置から開弁位置に移動するようにされていることを特徴とする請求項6に記載の五方切換弁本体。 - 請求項1から7のいずれかに記載の五方切換弁本体と、
電磁コイルへの印加電圧に応じて、直列的に配在された第1プランジャ及び第2プランジャがそれぞれ異なる非吸引位置と吸引位置とをとるようにされ、それに伴い、前記第1プランジャに押し引きされる第1弁体及び前記第2プランジャに押し引きされる第2弁体もそれぞれ異なる前進位置と後退位置とをとるようにされ、その2個の弁体の位置の組み合わせにより、全体では合計で3ポジション間での切り換えが可能とされた、パイロット弁としての単一の直動式電磁弁とを備え、
前記直動式電磁弁に前記3ポジションのうちのいずれかを選択的にとらせて前記3つの作動室への高圧冷媒の導入・排出を制御するようにされていることを特徴とする五方切換弁。 - 前記直動式電磁弁は、弁ケースの一端側外周に電磁コイルが外嵌固定されるとともに、一端側から順次、永久磁石、吸引子、圧縮コイルばねからなる第1ばね、第1プランジャ、圧縮コイルばねからなる第2ばね、及び、第2プランジャが直列的に配在され、前記第2プランジャより他端側に、該第2プランジャの他端側への移動を阻止するストッパ及び主ポートが設けられるとともに、その弁シート面に5個のポートが一端から他端に向かって横並びに開口せしめられた弁座が設けられ、
前記弁座の弁シート面には、前記ポートの開閉及び/又はポート間の連通遮断を行うべく、前記第1プランジャに押し引きされる第1弁体と前記第2プランジャに押し引きされる第2弁体とが横並びに配在されて摺動自在に対接せしめられ、
前記電磁コイルへの印加電圧に応じて、前記第1及び第2プランジャがそれぞれ異なる非吸引位置と吸引位置とをとるとともに、前記第1及び第2弁体が前記第1及び第2プランジャに連動してそれぞれ異なる前進位置と後退位置とをとるようにされ、前記第1及び第2弁体の位置の組み合わせにより、全体では、少なくとも3ポジション間での切り換えが可能とされていることを特徴とする請求項8に記載の五方切換弁。 - 前記電磁コイルへの通電がオフのときには、前記第1ばね及び前記第2ばねの付勢力により、前記第1プランジャが前記吸引子と前記第2プランジャとの中間の非吸引位置をとるとともに、前記第2プランジャが前記ストッパに接当係止された非吸引位置をとり、
この状態において、前記電磁コイルに電圧を印加すると、前記第1プランジャが前記第1ばねの付勢力に抗して前記吸引子に引き寄せられた吸引位置をとるが、前記第2プランジャは前記ストッパに接当係止された非吸引位置をとったままとなり、
この状態において、前記電磁コイルへの通電をオフにすると、前記永久磁石の磁力により前記第1プランジャは前記吸引位置で保持されたままとなるとともに、前記第2プランジャも前記非吸引位置をとったままとなり、
該通電オフ時において、前記電磁コイルに極性を反転させた電圧を印加すると、前記永久磁石の磁力により前記吸引位置で保持されていた前記第1プランジャが前記第1ばねの付勢力により前記非吸引位置に戻るとともに、前記第2プランジャは前記非吸引位置をとったままとなるようにされていることを特徴とする請求項9に記載の五方切換弁。 - 前記永久磁石の磁力により前記第1プランジャが前記吸引位置で保持され、かつ、前記第2プランジャも前記非吸引位置をとっている状態において、前記電磁コイルに前記電圧より高い電圧を印加すると、前記第1プランジャが前記吸引位置で保持されたままで、前記第2プランジャが前記第2ばねの付勢力に抗して前記第1プランジャ側に引き寄せられた吸引位置をとり、その後、前記電磁コイルへの通電をオフにすると、前記永久磁石の磁力により前記第1プランジャは前記吸引位置で保持されたままで、前記第2プランジャは前記第2ばねの付勢力により前記非吸引位置に戻されるようにされていることを特徴とする請求項10に記載の五方切換弁。
- 前記第1プランジャが前記非吸引位置をとるとともに、前記第2プランジャも前記非吸引位置をとっている状態において、前記電磁コイルに前記電圧より高い電圧を印加すると、前記第1プランジャが前記第1ばねの付勢力に抗して前記吸引子に引き寄せられた吸引位置をとるとともに、前記第2プランジャが前記第2ばねの付勢力に抗して前記第1プランジャ側に引き寄せられた吸引位置をとり、この状態において、前記電磁コイルに極性を反転させた電圧を印加すると、前記第1プランジャが前記第1ばねの付勢力により前記非吸引位置に戻るとともに、前記第2プランジャも前記第2ばねの付勢力により前記非吸引位置に戻るようにされていることを特徴とする請求項10に記載の五方切換弁。
- 前記直動式電磁弁の弁シート面には、一端側から順次、第1ポート、第2ポート、第3ポート、第4ポート、及び第5ポートが横並びに開口せしめられ、前記第1弁体及び前記第2弁体には、隣り合う前記ポート間を連通させるための凹部が設けられていることを特徴とする請求項9から12のいずれかに記載の五方切換弁。
- 前記第1プランジャが前記非吸引位置をとると、前記第1弁体が前記前進位置をとって、前記第2ポートと前記第3ポートとを連通させ、
前記第1プランジャが前記吸引位置をとると、前記第1弁体が前記後退位置をとって、前記第1ポートと前記第2ポートとを連通させ、
前記第2プランジャが前記非吸引位置をとると、前記第2弁体が前記前進位置をとって、前記第4ポートと前記第5ポートとを連通させ、
前記第2プランジャが前記吸引位置をとると、前記第2弁体が前記後退位置をとって、前記第3ポートと前記第4ポートとを連通させるように構成されていることを特徴とする請求項13に記載の五方切換弁。 - 前記第1プランジャには、前記第2プランジャにその一端側が摺動自在に嵌挿された第1弁体ホルダの一端部が連結固定され、該第1弁体ホルダの他端側に、前記第1弁体が前記第1プランジャに押し引きされて前記前進位置と前記後退位置とをとるように連結、嵌合、もしくは係合せしめられていることを特徴とする請求項9から14のいずれかに記載の五方切換弁。
- 前記第2プランジャには、その他端部が前記第1弁体ホルダの他端部より他端側に位置する第2弁体ホルダの一端部が連結固定され、該第2弁体ホルダの他端側に、前記第2弁体が前記第2プランジャに押し引きされて前記前進位置と前記後退位置とをとるように連結、嵌合、もしくは係合せしめられていることを特徴とする請求項9から15のいずれかに記載の五方切換弁。
- 前記第1プランジャと前記第2プランジャとが直接接触することを阻止すべく、それらの間に非磁性材料からなる接触阻止部材が介装されていることを特徴とする請求項9から16のいずれかに記載の五方切換弁。
- 前記第2ばねのばね力が、前記第1ばねのばね力より大きいことを特徴とする請求項9から17のいずれかに記載の五方切換弁。
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JP2016217655A (ja) | 2016-12-22 |
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