JPH0531489Y2 - - Google Patents

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JPH0531489Y2
JPH0531489Y2 JP18669987U JP18669987U JPH0531489Y2 JP H0531489 Y2 JPH0531489 Y2 JP H0531489Y2 JP 18669987 U JP18669987 U JP 18669987U JP 18669987 U JP18669987 U JP 18669987U JP H0531489 Y2 JPH0531489 Y2 JP H0531489Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は冷凍装置、特にデフロスト機能を備
えた冷凍装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、冷凍装置において冷却運転とデフロスト
運転との切換えには、三方弁が使用されている
が、第4図には、そのような三方弁を使用した冷
凍装置の回路構成を示している。同図において、
61は圧縮機であつて、その吐出側に、高圧ガス
管62、凝縮器63、高圧液管64が順に接続さ
れている。この高圧液管64は第1分岐高圧液管
65と第2分岐高圧液管66とに分岐され、第1
分岐高圧液管65には、第1電動膨張弁67、第
1分岐低圧液管69、第1蒸発器71、第1分岐
低圧ガス管73が順に接続される一方、上記第2
分岐高圧液管66には、第2電動膨張弁68、第
2分岐低圧液管70、第2蒸発器72、第2分岐
低圧ガス管74が順に接続されている。そして上
記第1分岐低圧ガス管73と第2分岐低圧ガス管
74とは低圧ガス管75に合流し、この低圧ガス
管75は上記圧縮機61の吸込側に接続されてい
る。さらに上記第1分岐低圧液管69と第2分岐
低圧液管70とは連通管77にて連通しており、
この連通管77には第3電動膨張弁78が介設さ
れている。一方上記第1分岐低圧ガス管73に
は、第1〜第4通路79,80,81を有する第
1三方弁82が介設されており、その第1通路7
9を第1蒸発器71側に、第2通路80を低圧ガ
ス管75側にそれぞれ接続すると共に、第3通路
81には、上記高圧ガス管62に連通するバイパ
ス管83が接続されている。そしてこの第1三方
弁82は、第1通路79と第2通路80とを連通
すると共に第3通路81を閉止する第1連通状態
と、第1通路79と第3通路81とを連通すると
共に第2通路80を閉止する第2連通状態との相
互切換えが可能に構成されている。また第2分岐
低圧ガス管74にも、上記と同じ構造の第2三方
弁84が介設されている。上記構成の冷凍装置で
は、冷却運転を行う場合には、第1及び第2三方
弁82,84を第1連通状態にすると共に、第1
及び第2電動膨張弁67,68を開弁状態に、第
3電動膨張弁78を閉弁状態にする。そして圧縮
機61の運転を開始すると、冷媒は凝縮器63を
通つて、一方は第1電動膨張弁67、第1蒸発器
71、第1三方弁82を、他方は第2電動膨張弁
68、第2蒸発器72、第2三方弁84をそれぞ
れ通り、圧縮機61に返流され、冷却運転が行わ
れる。また第1蒸発器71のデフロストを行う場
合には、第1三方弁82を第2連通状態にすると
共に、第2三方弁84を第1連通状態に維持し、
また第1及び第2電動膨張弁67,68を閉弁状
態に、第3電動膨張弁78を開弁状態にする。そ
うすると冷媒は、高圧ガス管62からバイパス管
83を通つて、第1三方弁82、第1蒸発器7
1、第3電動膨張弁78、第2蒸発器72、第2
三方弁84を通り、圧縮機61に返流され、これ
により上記第1蒸発器71のデフロストが、また
第2蒸発器72にて冷却が行われることになる。
なお第2蒸発器72のデフロストを行う場合にお
いては、第2三方弁84を第2連通状態に、第1
三方弁82を第1連通状態に、そして上記同様に
第3電動膨張弁78のみを開弁状態にすればよ
い。
このように三方弁82,84は、冷凍装置にお
いて、蒸発器71,72における冷却運転とデフ
ロスト運転との相互切換えに使用されるものであ
るが、このような三方弁82,84の具体例とし
ては、例えばザ・グツドヒート−ウイルコツク
ス・カンパニー・インコーポレーテツド(THE
GOOD HEAT−WILLCOX CO.,INC.)発行
のモダン・レフリジヤレーシヨン・アンド・エ
ア・コンデイシヨニング(Modern
REFRIGERATION and AIR
CONDITIONING)(1979年版、第429頁)に記
載されたものを挙げることができる。この三方弁
を第5図に示すが、この三方弁においては、筒状
体86の両端開口を上下端部材87,88にて閉
止して成る弁本体89の軸方向略中央周側部に上
記第1通路79が、またこの第1通路79の両側
にそれぞれ第2及び第3通路80,81が形成さ
れている。そしてこれらの第1〜第3通路79,
80,81を連通する弁本体89の内部流路90
には、第1通路79と第2通路80との間の位置
に第1弁座91が、また第1通路79と第3通路
81との間の位置に第2弁座92がそれぞれ形成
されている。そして、内部流路90内には第1弁
体96が第1弁座91に当接離反自在に、また上
記第1弁体96よりも受圧面積の小さい第2弁体
97が第2弁座92に当接離反自在にそれぞれ配
置され、両者96,97を連結棒98にて連結す
ることによつて弁体部材99を構成している。そ
して上記弁体部材99を切換移動させるために、
次のような構成を備えている。すなわち下端部材
88には第3通路81に連通する第1パイロツト
通路101が、また上端部材87にはその上面部
に形成した溝部102内に連通する第2パイロツ
ト通路103がそれぞれ穿設され、上記第1及び
第2パイロツト通路101,103はパイロツト
管104にて接続されている。また上記溝部10
2の中央部には隆起部105が設けられ、上記内
部流路90に連通させた第3パイロツト通路10
6を上記隆起部105の先端に開口させている。
そしてこの隆起部105の先端部には弁座107
が形成されている。この弁座107の上方位置に
は先端に弁部を有するプランジヤー108が弁座
107に当接離反自在に配置されると共に、この
プランジヤー108の先端部側外周部(同図下
側)を支持部材109に嵌挿し、プランジヤー1
08と支持部材109とで上記溝部102を閉止
している。上記支持部材109は電磁コイル11
0を内蔵したユニツト111を支持、取着してお
り、この電磁ユニツト111に上記プランジヤー
108が連結されている。そしてこのプランジヤ
ー108は、電磁ユニツト111内でバネ112
にて下方側へと付勢されている。これによつて電
磁コイル110に通電したときには、プランジヤ
ー108がバネ112の付勢力に抗して上方側へ
と移動して、その弁部が弁座107から離反し、
第3通路81内に作用する高圧圧力が第1パイロ
ツト通路101、パイロツト管104、第2パイ
ロツト通路103、溝部102、第3パイロツト
通路106を通して、内部流路90内に作用し、
弁体部材99を同図において下方に移動させ、第
3通路81と第1通路79とを連通すると共に第
2通路80を閉止する(第2連通状態)。また電
磁コイル110への通電を停止しているときに
は、プランジヤー108がバネ112の付勢力に
よつて下方に位置し、その弁部が弁座107に当
接し、上記高圧圧力が溝部102内で閉塞され、
第3通路81内の圧力で弁体部材99を上方へと
移動させ、第2通路80と第1通路79とを連通
すると共に第3通路81を閉止する(第1連通状
態)のである。
(考案が解決しようとする問題点) ところで上記冷凍装置において、三方弁82は
分岐低圧ガス管73に介設されており、そのため
冷却運転中は、低温のガス冷媒が三方弁82内を
流通することになり、弁全体が冷却状態となる。
このためバイパス管83から第3通路81内で閉
塞された高圧のガス冷媒が冷却されて凝縮し、内
部流路90の下部、第3通路81、バイパス管8
3に亘つて液溜りを生じることになる。この結
果、冷却運転からデフロスト運転への切換えを行
うと、この凝縮液が蒸発器71内へと流入するこ
とになり、そのためデフロスト時間が長くかかる
という問題を生じる。また冷凍装置に使用する冷
媒の量は、上記凝縮する冷媒の量を加味して決め
なければならず、そのため冷媒の使用量が多くな
るという問題も生じる。また他の問題として、コ
ストの高い特殊な三方弁82,84を使用する必
要があるため、冷凍装置のコストアツプを招くと
いう点を挙げることもできる。
この考案は上記従来の欠点を解決するためにな
されたものであつて、その目的は、バイパス管か
らの高圧ガス冷媒が、冷却運転時に、切換弁内部
又はその近傍において凝縮し液溜りが生じるのを
防止することができ、そのためデフロスト運転時
のデフロスト時間を短縮することが可能であると
共に冷媒使用量を減少することが可能であり、さ
らに低コストでの構成が可能な冷凍装置を提供す
ることにある。
(問題点を解決するための手段) そこでこの考案の冷凍装置においては、圧縮機
1の吐出側に、高圧ガス管2、凝縮器3、高圧液
管4を順に接続し、この高圧液管4を第1分岐高
圧液管5と第2分岐高圧液管6とに分岐し、上記
第1分岐高圧液管5に、第1膨張弁7、第1分岐
低圧液管9、第1蒸発器11、第1分岐低圧ガス
管13を順に接続する一方、上記第2分岐高圧液
管6に、第2膨張弁8、第2分岐低圧液管10、
第2蒸発器12、第2分岐低圧ガス管14を順に
接続し、上記第1分岐低圧ガス管13と第2分岐
低圧ガス管14とを低圧ガス管15に合流させ、
この低圧ガス管15を上記圧縮機1の吸込側に接
続し、さらに上記第1分岐低圧液管9と第2分岐
低圧液管10とを連通管17にて連通すると共
に、この連通管17には第3膨張弁18を介設
し、一方上記第1分岐低圧ガス管13には、第1
〜第4通路19,20,21,22を有する四路
切換弁23,23aを介設すると共に、その第2
通路20を低圧ガス管15側に、また第3通路2
1を第1蒸発器11側にそれぞれ接続し、この四
路切換弁23,23aの第1通路19には、上記
高圧ガス管2に連通させた第1バイパス管25
を、またその第4通路22には、上記低圧ガス管
15に連通させた第2バイパス管28をそれぞれ
接続して、上記四路切換弁23,23aを、上記
第2通路20と第3通路21、及び上記第1通路
19と第4通路22とがそれぞれ連通する第1連
通状態と、第1通路19と第3通路21、及び第
2通路20と第4通路22とがそれぞれ連通する
第2連通状態とを交互に切換えるべく構成し、さ
らに上記第2バイパス管28には減圧機構30を
介設している。
(作用) 上記の結果、通常の冷却運転を行うにあたつて
は、四路切換弁23,23aを第1連通状態にす
ると共に、第1及び第2膨張弁7,8を開弁状態
に、第3膨張弁18を閉弁状態にする。これによ
つて圧縮機1からの冷媒は、凝縮器3を通つて分
流し、一方は第1膨張弁7、第1蒸発器11、四
路切換弁23,23aの第3及び第2通路21,
20を通して、他方は第2膨張弁8、第2蒸発器
12を通して合流し、圧縮機1に返流される。ま
た圧縮機1からの高圧ガス冷媒の一部は第1バイ
パス管25、四路切換弁23,23aの第1及び
第4通路19,22、減圧機構30,30aの介
設された第2バイパス管28を通して圧縮機1に
返流されることになる。上記のような冷却運転時
においては、第1蒸発器11からの低温のガス冷
媒が第3及び第2通路21,20を通して四路切
換弁23,23a内を流通し、この弁23,23
aを冷却している訳であるが、第1バイパス管2
5からの高圧ガス冷媒は四路切換弁23,23a
の第1及び第4通路19,22を通して第2バイ
パス管28内へと流通しており、そのためこの高
温ガス冷媒は凝縮する前に四路切換弁23,23
aを通過することになり、四路切換弁23,23
a内、第1通路19、この通路19に連なる第1
バイパス管25内に液溜りを生ずることはない。
一方上記冷却運転の状態から第1蒸発器11の
デフロスト運転への切換えを行うにあたつては、
四路切換弁23,23aを第2連通状態にすると
共に、第1及び第2膨張弁7,8を閉弁状態に、
第3膨張弁18を開弁状態にする。これによつて
圧縮機1からの冷媒は、第1バイパス管25、四
路切換弁23,23aの第1及び第3通路19,
21、第1蒸発器11、第3膨張弁18、第2蒸
発器12を通して圧縮機1に返流される。このと
き、四路切換弁23,23aの内部及びその近傍
には冷却運転時の液溜りが生じていないので、高
圧ガス冷媒のみが第1蒸発器11へと流入するこ
とになる。
(実施例) 次にこの考案の冷凍装置の具体的な実施例につ
いて、図面を参照しつつ詳細に説明する。
第1図には、この考案の第1実施例を示してい
る。同図において、1は圧縮機であつて、その吐
出側に、高圧ガス管2、凝縮器3、高圧液管4が
順に接続されている。この高圧液管4は第1分岐
高圧液管5と第2分岐高圧液管6とに分岐され、
第1分岐高圧液管5には、膨張弁としての第1電
動膨張弁7、第1分岐低圧液管9、第1蒸発器1
1、第1分岐低圧ガス管13が順に接続される一
方、上記第2分岐高圧液管6には、第2電動膨張
弁8、第2分岐低圧液管10、第2蒸発器12、
第2分岐低圧ガス管14が順に接続されている。
そして上記第1分岐低圧ガス管13と第2分岐低
圧ガス管14とは低圧ガス管15に合流し、この
低圧ガス管15はアキユームレータ16を介して
上記圧縮機1の吸込側に接続されている。さらに
上記第1分岐低圧液管9と第2分岐低圧液管10
とは連通管17にて連通しており、この連通管1
7には第3電動膨張弁18が介設されている。一
方上記第1分岐低圧ガス管13には、第1〜第4
通路19,20,21,22を有する第1四路切
換弁23が介設されており、この第1四路切換弁
23の第2通路20を上記第1分岐低圧ガス管1
3の低圧ガス管15側に、その第3通路21を第
1蒸発器11側にそれぞれ接続している。また第
2分岐低圧ガス管14にも上記第1四路切換弁2
3と同様の構造の第2四路切換弁24が介設され
ている。そして第1及び第2四路切換弁23,2
4の第1通路19,19にはそれぞれ、上記高圧
ガス管2に接続した第1バイパス管25からの分
岐管26,27が接続されている。また上記第1
四路切換弁23の第4通路22には、第1分岐低
圧ガス管13に接続することによつて低圧ガス管
15に連通する第2バイパス管28を、また上記
第2四路切換弁24の第4通路22には、第2分
岐低圧ガス管14に接続することによつて低圧ガ
ス管15に連通する第3バイパス管29をそれぞ
れ接続している。そして上記第1及び第2四路切
換弁23,24は、第2通路20と第3通路2
1、及び第1通路19と第4通路22とがそれぞ
れ連通する第1連通状態と、第1通路19と第3
通路21、及び第2通路20と第4通路22とが
それぞれ連通する第2連通状態とが交互に切換わ
るようになされている。さらに上記第2及び第3
バイパス管28,29にはそれぞれ、減圧機構と
しての第1及び第2キヤピラリチユーブ30,3
1が介設されている。なおこれらのキヤピラリチ
ユーブ30,31としては、冷却運転時に、第1
及び第2四路切換弁23,24が、その内部を通
過する高圧ガス冷媒にて、ある程度の保温がなさ
れるような冷媒流量を与え得るものを選択するも
のとする。
次に第1四路切換弁23(第2四路切換弁2
4)の構造を第3図に基づいて説明する。この四
路切換弁は、主弁33と、この主弁33に付設さ
れたパイロツト電磁弁34とから成り、主弁33
の弁本体35は上記した第1〜第4通路19,2
0,21,22を備えている。すなわち第2及び
第3通路20,21にはそれぞれ、第1分岐低圧
ガス管13の低圧ガス管15側及び第1蒸発器1
1側が、また第1及び第4通路19,22にはそ
れぞれ、第1バイパス管25(分岐管26)及び
第2バイパス管28が接続されるのである。
一方、上記弁本体35内には、軸方向に摺動自
在で略お椀形状をした弁体36が配置されてお
り、この弁体36が図のように右側位置に位置す
るときには第1連通状態が、一方左側に位置する
ときには第2連通状態がそれぞれ得られるような
されている。このような弁体36の軸方向移動を
行うために、弁体36にはその軸方向両端部側に
それぞれピストン37,38が連結されており、
これらのピストン37,38と弁本体35の各端
面との間のパイロツト圧力室39,40の高低圧
力状態を切換えることにより、弁体36の切換移
動を行うのである。上記圧力を切換えるために、
前記パイロツト電磁弁34が設けられており、こ
のパイロツト電磁弁34の弁本体41内には内部
流路の略中央部に開口すると共に、低圧ガス管1
5に低圧管42により接続された低圧導入口43
と、この低圧導入口43を挟んで軸方向両側部に
開口する第1及び第4通路44,45とが穿設さ
れている。そして、上記内部流路内に、突部4
6,46を介して連動可能に配設された第1,第
2弁体47,48が配置されており、これらの弁
体47,48が同図のように、右側の位置では、
第1弁体47側が閉弁、第2弁体48側が開弁と
なされて第2通口45が低圧導入口43と連通
し、一方、左側に移動したときには、第1弁体4
7側が開弁、第2弁体48側が閉弁となされて第
1通口44が低圧導入口43と連通する。なお上
記各弁体47,48は、上記パイロツト電磁弁3
4の電磁コイル49に通電したときには、右側位
置に移動し、一方電磁コイル49に通電しないと
きには、バネ50により左側に移動される。そし
て、上記第1通口44が前記主弁33の左側パイ
ロツト圧力室39に、また第2通口45が右側パ
イロツト圧力室40にそれぞれパイロツト配管5
1,52により接続されているのである。そこ
で、圧縮機1を駆動し第1バイパス管25側に高
圧冷媒圧力が、一方低圧ガス管15側に低圧冷媒
圧力が作用しているときに、上記パイロツト電磁
弁34をON作動(電磁コイル49に通電)する
と、上記第2通口45と低圧導入口43とが連通
し、したがつて右側パイロツト圧力室40の圧力
が低下し、このことにより、弁体36を右側に移
動させる力を生じ、第1通路19と第4通路2
2、及び第2通路20と第3通路21とがそれぞ
れ連通する第1連通状態が得られるのである。一
方パイロツト電磁弁34をOFFにした場合、主
弁33の左側パイロツト室39が低圧となり、弁
体36は左側へと切換移動し、第1通路19と第
3通路21、及び第2通路20と第4通路22と
がそれぞれ連通する第2連通状態が得られるので
ある。
次に上記構成の冷凍装置の作動状態について説
明する。まず第1及び第2蒸発器11,12につ
いての冷却運転を行う場合を説明する。この場
合、第1及び第2四路切換弁23,24をそれぞ
れ、パイロツト電磁弁34をON作動(電磁コイ
ル49に通電)することによつて第1連通状態と
なるようにすると共に、第1及び第2電動膨張弁
7,8を開弁状態に、第3電動膨張弁18を閉弁
状態にする。そうすると冷媒は、凝縮器3を通つ
て分流し、一方は第1電動膨張弁7、第1蒸発器
11、第1四路切換弁23の第3及び第2通路2
1,20を通して、他方は第2電動膨張弁8、第
2蒸発器12、第2四路切換弁24の第3及び第
2通路21,20を通して低圧ガス管15に合流
し、アキユームレータ16を介して圧縮機1に返
流される。また圧縮機1からの高圧ガス冷媒の一
部は、第1バイパス管25、分岐管26、第1四
路切換弁23の第1及び第4通路19,22、第
1キヤピラリチユーブ30の介設された第2バイ
パス管28を通して、また第1バイパス管25、
分岐管27、第2四路切換弁24の第1及び第4
通路19,22、第2キヤピラリチユーブ31の
介設された第3バイパス管29を通して、それぞ
れ圧縮機1に返流されることになる。上記のよう
な冷却運転時においては、第1蒸発器11からの
低温のガス冷媒が、第1四路切換弁23の第3通
路21から弁内部を通して第2通路20へと流通
し、第1四路切換弁23を冷却しているが、第1
バイパス管25(分岐管26)からの高圧ガス冷
媒は第1四路切換弁23の第1通路19から弁内
部を通して第4通路22へと凝縮する前に通過し
ていき、そのため第1四路切換弁23内、第1通
路19、この通路19に連なる第1バイパス管2
5(分岐管26)内に高圧ガス冷媒の凝縮による
液溜りを生じることはない。第2四路切換弁24
についても同様である。
一方上記冷却運転の状態から第1蒸発器11の
デフロストを行うデフロスト運転への切換えにあ
たつては、第1四路切換弁23を、パイロツト電
磁弁34をOFF(電磁コイル49への通電を停
止)にすることによつて、第2連通状態となるよ
うにすると共に、第2四路切換弁24を第1連通
状態に維持し、また第1及び第2電動膨張弁7,
8を閉弁状態に、第3電動膨張弁18を開弁状態
にする。これにより圧縮機1からの冷媒は、第1
バイパス管25、分岐管26、第1四路切換弁2
3の第1及び第3通路19,21、第1蒸発器1
1、第3電動膨張弁18、第2蒸発器12、第2
四路切換弁24の第2及び第3通路20,21を
通して圧縮機1に返流されることになる。また圧
縮機1から第1バイパス管25の他方の分岐管2
7へと流れる冷媒は、第2四路切換弁24の第1
及び第4通路19,22、第2キヤピラリチユー
ブ31の介設された第3バイパス管29を通して
圧縮機1に返流されることになる。上記のような
第1蒸発器11のデフロストを行うデフロスト運
転においては、上記冷却運転中に第1四路切換弁
23の内部、第1通路19、この通路19に連な
る第1バイパス管25(分岐管26)内に、高圧
ガス冷媒の凝縮による液溜りが生じていないの
で、高圧ガス冷媒のみが第1蒸発器11へと流入
していくことになる。またこのデフロスト運転
中、第2蒸発器12は冷却下にあり、第2四路切
換弁24には低温のガス冷媒が流通することにな
るが、上記説明のように、第2四路切換弁24の
第1通路19より流入する高圧ガス冷媒は第4通
路22を通して通過していくので、第2四路切換
弁24に高圧ガス冷媒の凝縮による液溜りを生じ
ることはない。
なお第2蒸発器12のデフロストを行うデフロ
スト運転への切換えには、第1四路切換弁23を
第1連通状態に、第2四路切換弁24を第2連通
状態に切換えるようにし、第1及び第2電動膨張
弁7,8を閉弁状態、第3電動膨張弁18を開弁
状態にすれば、上記第1蒸発器11についてのデ
フロスト運転の場合と逆の作動をなし、第2蒸発
器12についてデフロストが行われる。
以上のように上記実施例においては、冷却運転
時に、第1バイパス管25の各分岐管26,27
からの高圧ガス冷媒は常に流通状態にあり、しか
も第1及び第2四路切換弁23,24がこの流通
状態の高圧ガス冷媒にて保温されていることか
ら、第1及び第2四路切換弁23,24の内部、
第1通路19、分岐管26,27内で液溜りを生
じるのを防止することができ、そのため第1又は
第2蒸発器11,12のデフロスト時間を短縮す
ることが可能である。また第1蒸発器11のデフ
ロスト時に第2四路切換弁24に、第2蒸発器1
2のデフロスト時に第1四路切換弁23にそれぞ
れ、液溜りを生じるのを上記同様に防止すること
が可能であることから、第1蒸発器11のデフロ
スト運転から第2蒸発器12のデフロスト運転へ
と切換える場合、またその逆の場合においても、
第2又は第1蒸発器12,11におけるデフロス
ト時間を短縮することが可能である。しかも上記
のように高圧ガス冷媒が切換弁23,24におい
て凝縮することがないので、冷凍装置に使用され
る冷媒量を従来よりも減少することができる。ま
た四路切換弁23,24内で液溜りがないので、
四路切換弁23,24自体の作動もスムーズに行
われることになる。さらに多量に生産されている
四路切換弁23,24を使用する構成であるため
冷凍装置を低コストにて構成することが可能であ
る。
また従来の冷凍装置(第4及び第5図参照)に
おいては、三方弁82,84の電磁コイル110
への通電を停止したときに低温のガス冷媒が三方
弁82,84内を流通するため、弁本体89に直
結された電磁ユニツト111内の電磁コイル11
0への着霜、結露を生じ、そのため電気絶縁性が
低下するという問題を生じていたが、上記実施例
においては、上記四路切換弁23,24を主弁3
3とパイロツト電磁弁34とから構成し、電磁コ
イル49を、低温のガス冷媒による冷却作用を受
ける主弁33と距離をおいて配置してあることか
ら、電磁コイル49への着霜、結露等を防止で
き、電気絶縁性の低下を防止することが可能とな
る。
第2図にはこの考案の第2実施例を示してい
る。この実施例においては、第1及び第2四路切
換弁23a,24aを、電磁コイル49への通電
を行うことによつて第2連通状態となり、電磁コ
イル49への通電を停止することによつて低温の
ガス冷媒の流通する第1連通状態となるように構
成している点を除いて、上記第1実施例と同様の
構成となされている。したがつて上記第1実施例
と同一の部分については同一の符号を使用し、そ
の説明を省略しているが、この実施例において
も、第1実施例と同様の作用効果を奏することが
可能である。
なお上記実施例においては、第1及び第2蒸発
器11,12の両方についてのそれぞれデフロス
ト運転が可能なように構成しているが、一方の蒸
発器11についてのデフロスト運転のみが可能な
ように構成することもできる。
(考案の効果) 以上のように、この考案の冷凍装置において
は、上記した構成となされているので、バイパス
管からの高圧ガス冷媒が冷却運転時に切換弁内部
及びその近傍において凝縮し液溜りを生じるのを
防止することができ、そのためデフロスト時間を
短縮することが可能であり、しかも冷媒使用量を
減少することが可能である。さらに普通に使用さ
れている四路切換弁を使用する構成であるため冷
凍装置を低コストにて構成することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の冷凍装置の第1実施例を示
す冷媒回路図、第2図はその第2実施例を示す冷
媒回路図、第3図は上記第1実施例における四路
切換弁の構成を示す断面図、第4図は従来の冷凍
装置の冷媒回路図、第5図は第4図に示す冷凍装
置における三方弁を示す断面図である。 1……圧縮機、2……高圧ガス管、3……凝縮
器、4……高圧液管、5……第1分岐高圧液管、
6……第2分岐高圧液管、7……第1電動膨張弁
(第1膨張弁)、8……第2電動膨張弁(第2膨張
弁)、9……第1分岐低圧液管、10……第2分
岐低圧液管、11……第1蒸発器、12……第2
蒸発器、13……第1分岐低圧ガス管、14……
第2分岐低圧ガス管、15……低圧ガス管、17
……連通管、18……第3電動膨張弁(第3膨張
弁)、19……第1通路、20……第2通路、2
1……第3通路、22……第4通路、23,23
a……第1四路切換弁(四路切換弁)、25……
第1バイパス管、28……第2バイパス管、30
……第1キヤピラリチユーブ(減圧機構)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧縮機1の吐出側に、高圧ガス管2、凝縮器
    3、高圧液管4を順に接続し、この高圧液管4を
    第1分岐高圧液管5と第2分岐高圧液管6とに分
    岐し、上記第1分岐高圧液管5に、第1膨張弁
    7、第1分岐低圧液管9、第1蒸発器11、第1
    分岐低圧ガス管13を順に接続する一方、上記第
    2分岐高圧液管6に、第2膨張弁8、第2分岐低
    圧液管10、第2蒸発器12、第2分岐低圧ガス
    管14を順に接続し、上記第1分岐低圧ガス管1
    3と第2分岐低圧ガス管14とを低圧ガス管15
    に合流させ、この低圧ガス管15を上記圧縮機1
    の吸込側に接続し、さらに上記第1分岐低圧液管
    9と第2分岐低圧液管10とを連通管17にて連
    通すると共に、この連通管17には第3膨張弁1
    8を介設し、一方上記第1分岐低圧ガス管13に
    は、第1〜第4通路19,20,21,22を有
    する四路切換弁23,23aを介設すると共に、
    その第2通路20を低圧ガス管15側に、また第
    3通路21を第1蒸発器11側にそれぞれ接続
    し、この四路切換弁23,23aの第1通路19
    には、上記高圧ガス管2に連通させた第1バイパ
    ス管25を、またその第4通路22には、上記低
    圧ガス管15に連通させた第2バイパス管28を
    それぞれ接続して、上記四路切換弁23,23a
    を、上記第2通路20と第3通路21、及び上記
    第1通路19と第4通路22とがそれぞれ連通す
    る第1連通状態と、第1通路19と第3通路2
    1、及び第2通路20と第4通路22とがそれぞ
    れ連通する第2連通状態とを交互に切換えるべく
    構成し、さらに上記第2バイパス管28には減圧
    機構30を介設したことを特徴とする冷凍装置。
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