JPH10175388A - 非接触icカード及びその製造方法 - Google Patents

非接触icカード及びその製造方法

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JPH10175388A
JPH10175388A JP35430296A JP35430296A JPH10175388A JP H10175388 A JPH10175388 A JP H10175388A JP 35430296 A JP35430296 A JP 35430296A JP 35430296 A JP35430296 A JP 35430296A JP H10175388 A JPH10175388 A JP H10175388A
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JP
Japan
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sheet
card
module
contact
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JP35430296A
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English (en)
Inventor
Akihiro Takahashi
昭博 高橋
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Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で、信頼性が高く、表面に凹凸の発生し
ない非接触ICカード及びその製造方法を提供するこ
と。 【解決手段】 ICモジュール4の形状に合わせて打ち
抜いたコアシート3あるいはアンダーレイシート1の少
なくとも一方を透明シートとし、これらのシートどうし
を紫外線硬化型樹脂を主成分とする接着剤2によって貼
り合わせ、紫外線照射によって硬化、積層した後、空隙
部13にICモジュール4を挿入し、この空隙部13を
含むコアシート3の全面に、紫外線硬化型樹脂を主成分
とする充填剤5を十分に塗布し、透明オーバーレイシー
ト6を加圧ロール12によってコアシート3のある面か
ら貼り合わせ、紫外線照射によって硬化、接着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IDカード、入退
室管理用カード、プリペイドカード等に利用され、非接
触で外部とのデータ通信が可能な非接触ICカード及び
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】他のカードと比較し、利便性に富み、か
つセキュリティが高い非接触ICカードは、外部とのデ
ータの送受信及びデータの格納及び全体の制御等を行う
各種回路を、硬質ポリ塩化ビニルまたはアクリロニトリ
ル・ブタジエン・スチレンまたはポリエチレンテレフタ
レート等の樹脂によって積層あるいは成形加工によっ
て、厚み約0.8mmの基材内部に内包する方法により
一般的に製造されている。
【0003】例えば、硬質ポリ塩化ビニルシートからな
る加熱加圧積層方法によるICカードは、ICモジュー
ルの形状に合わせて打ち抜いたコアシートとアンダーレ
イシートを1次ラミネートし、打ち抜き跡の空隙にIC
モジュールとスペーサを挿入し、上部よりオーバーレイ
シートで覆い、プレス機で加熱加圧することによって積
層して製造される。
【0004】また、接着剤積層方法によるICカード
は、ポリエチレンテレフタレートシートを前述と同様に
打ち抜き、接着剤を全面に塗布し、アンダーレイシート
と接着積層し、打ち抜き跡の空隙にICモジュールを挿
入した後、空隙のギャップを埋設するため、エポキシ系
充填剤を塗布、硬化させた後に、全面に接着剤を塗布
し、オーバーレイシートをラミネートすることによって
製造される。
【0005】しかし、加熱加圧積層方法の場合、スペー
サとICモジュールとコアシートとのギャップ及び微妙
な厚みの相違によってカードの表面に凹凸が発生すると
いう問題があった。
【0006】また、接着剤積層方法の場合、充填剤の硬
化に数時間必要であるとともに、硬化した膜の表面に発
生する大小のうねりによって、基材表面にもうねりが発
生し、前述の加熱加圧積層方法によるカードと同様に、
平面の凹凸によって、例えば顔写真等を熱転写印刷する
熱転写プリンタ等によって、印字できないという問題が
あった。
【0007】また、ICモジュールを射出成形によっ
て、基材内部に内包する方法もあるが、ICモジュール
が200℃以上の高温にさらされるため、ICモジュー
ルの使用部品及び製造方法に制限が生じるとともに、信
頼性に問題が生じていた。更に射出成形の性質上、生産
性に難があり、コスト的な限界があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】よって、本発明の目的
は、上記の問題を解決し、安価で、信頼性が高く、表面
に凹凸の発生しない非接触ICカード及びその製造方法
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、鋭意検討を重ねた結果、各種樹脂からなるシートの
積層による非接触ICカードにおいて、シート間の接着
剤及びICモジュールを挿入した空隙部の充填剤として
紫外線硬化型樹脂を用いることによって、上記課題が解
決できることを見出した。
【0010】即ち、本発明は、コアシートと該コアシ
ートの両面に積層されたアンダーレイシートとオーバー
レイシートとからなる空隙部に、ICモジュールが内包
された非接触ICカードにおいて、前記コアシートと、
アンダーレイシートあるいはオーバーレイシートとの間
の接着剤及びICモジュールの充填剤が紫外線硬化型樹
脂であることを特徴とする非接触ICカードである。
【0011】また、本発明は、コアシート、アンダー
レイシートあるいはオーバーレイシートのうち、少なく
とも何れか2つが透明シートからなることを特徴とする
上記記載の非接触ICカードである。
【0012】また、本発明は、前記接着剤及び充填剤
の硬化が、紫外線照射によってなされることを特徴とす
る上記または記載の非接触ICカードの製造方法で
ある。
【0013】アンダーレイシートとコアシートより構成
される凹部(空隙部)にICモジュールを挿入後、この
空隙部を含むコアシートの全面に、紫外線硬化型樹脂を
十分に塗布することによって、内包されたICモジュー
ルの形状、及びコアシートとの厚みの相違から発生する
凹凸を埋めて充填される。次に、このコアシート上から
オーバーレイシートを加圧ロールによって加圧、貼り合
わせることにより、余分な紫外線硬化型樹脂は、かき出
され、オーバーレイシートは、平面性を保持して積層さ
れる。更に、その積層状態のまま紫外線を照射すること
により、凹凸のない表面形状のICモジュールを内蔵し
た積層シートが完成される。ここで得られた積層シート
に所望の絵柄を印刷し、所望の形状に打ち抜くことによ
って非接触カードが形成される。
【0014】本発明によれば、表面上凹凸のない非接触
ICカードを容易に製造できる。さらに、本発明の製造
工程は、全ての工程を、例えば、フォーム輪転印刷機等
の設備によって、オンラインで処理可能であり、従来工
程の問題点であった生産性の問題をも解決し、カードの
低コスト生産が可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】ICモジュールの形状に合わせて
打ち抜いたコアシートと透明アンダーレイシートどうし
を紫外線硬化型樹脂を主成分とする接着剤によって貼り
合わせ、紫外線照射によって硬化、積層した後、空隙部
にICモジュールを挿入し、この空隙部を含むコアシー
トの全面に、紫外線硬化型樹脂を主成分とする充填剤を
十分に塗布し、透明オーバーレイフィルムを加圧ロール
によってコアシートのある面から貼り合わせ、紫外線照
射によって硬化、接着する。
【0016】
【実施例】以下、図面により具体的に本発明を説明す
る。
【0017】図1は、本発明の一実施例における非接触
ICカードの製造工程を示す断面図である。図2は、本
発明の一実施例における非接触ICカードの断面図であ
る。本発明の一実施例における非接触ICカードは、次
のように製造される。
【0018】図1(a)に示すように、まず、厚み56
0μmの白色ポリエチレンテレフタレート(PET)か
らなるコアシート3を打ち抜いて、後にICモジュール
を内包する空隙部13を設けた。次に、厚み75μmの
透明PETからなるアンダーレイシート1に、ギャップ
30μmのアプリケータを用いて紫外線硬化型樹脂から
なる接着剤2を全面塗布し、ゴムロールにて加圧しなが
らコアシート3を貼り合わせた後、紫外線照射装置11
によって硬化させた。
【0019】次に、図1(b)に示すように、空隙部1
3に、コイルとICチップからなるICモジュール4を
挿入した後、ギャップ250μmのアプリケータを用い
てコアシート3の空隙部のある面側に紫外線硬化型樹脂
からなる充填剤5を全面塗布して空隙部13を充填した
後、さらにギャップ30μmを有するナイフドクターで
余分な充填剤5を除去した。
【0020】次に、図1(c)に示すように、塗布され
た充填剤5の面に、厚み75μmの透明PETからなる
オーバーレイシート6を、ステンレスからなる直径20
mmの加圧ロール12を用いて加圧しながら貼り付け
た。
【0021】更に、図1(d)に示すように、この積層
シートをコンベア付き紫外線照射装置11によって硬化
させ、ICモジュール4を内包し、均一な平面性を有し
た積層シートを得た。
【0022】次いで、図2に示すように、得られた積層
シートの両面に、白インキからなる遮蔽層7を、スクリ
ーン印刷によって印刷した後、片面に絵柄8、及び熱転
写インキ受容層9、他の片面に使用上の注意事項である
文字10を印刷し、カードの形状に打ち抜いて、厚み
0.8mmの非接触ICカードを得た。
【0023】ここで得られた非接触ICカードに昇華型
熱転写プリンタで、顔写真並びに氏名等の文字を印刷し
たところ、問題なく印刷できた。
【0024】なお、本実施例では、コアシートを白色、
アンダーレイシート及びオーバーレイシートを透明とし
たが、これに限定されず、これらのうち、いずれか2つ
が透明であればよい。
【0025】また、紫外線硬化型樹脂としては、ポリエ
ーテル、ポリエステル、エポキシ、ポリウレタン、シリ
コーン系アクリル酸エステルを含む各種のアクリル系化
合物等が使用できる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、安価で、信頼性が高
く、表面に凹凸の発生しない非接触ICカード及びその
製造方法を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における非接触ICカードの
製造工程を示す断面図。
【図2】本発明の一実施例における非接触ICカードの
断面図。
【符号の説明】
1 アンダーレイシート 2 接着剤 3 コアシート 4 ICモジュール 5 充填剤 6 オーバーレイシート 7 遮蔽層 8 絵柄 9 熱転写インキ受容層 10 文字 11 紫外線照射装置 12 加圧ロール 13 空隙部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアシートと該コアシートの両面に積層
    されたアンダーレイシートとオーバーレイシートとから
    なる空隙部に、ICモジュールが内包された非接触IC
    カードにおいて、前記コアシートと、アンダーレイシー
    トあるいはオーバーレイシートとの間の接着剤及びIC
    モジュールの充填剤が紫外線硬化型樹脂であることを特
    徴とする非接触ICカード。
  2. 【請求項2】 コアシート、アンダーレイシートあるい
    はオーバーレイシートのうち、少なくとも何れか2つが
    透明シートからなることを特徴とする請求項1記載の非
    接触ICカード。
  3. 【請求項3】 前記接着剤及び充填剤の硬化が、紫外線
    照射によってなされることを特徴とする請求項1または
    2記載の非接触ICカードの製造方法。
JP35430296A 1996-12-18 1996-12-18 非接触icカード及びその製造方法 Pending JPH10175388A (ja)

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JP35430296A JPH10175388A (ja) 1996-12-18 1996-12-18 非接触icカード及びその製造方法

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JPH10175388A true JPH10175388A (ja) 1998-06-30

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ID=18436629

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JP35430296A Pending JPH10175388A (ja) 1996-12-18 1996-12-18 非接触icカード及びその製造方法

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JP (1) JPH10175388A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009184171A (ja) * 2008-02-05 2009-08-20 Dainippon Printing Co Ltd 積層カード

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009184171A (ja) * 2008-02-05 2009-08-20 Dainippon Printing Co Ltd 積層カード

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