JPH10174465A - 超音波モータ - Google Patents
超音波モータInfo
- Publication number
- JPH10174465A JPH10174465A JP8335632A JP33563296A JPH10174465A JP H10174465 A JPH10174465 A JP H10174465A JP 8335632 A JP8335632 A JP 8335632A JP 33563296 A JP33563296 A JP 33563296A JP H10174465 A JPH10174465 A JP H10174465A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- stator
- ultrasonic motor
- piezoelectric element
- torque
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 超音波モータの幅を大きくすることなく出力
トルク及び停止トルクを増大させる。 【解決手段】 ステータ14及びロータ15をテーパ状
とし、ロータ15にステータ14を内嵌させ、ステータ
14をケーシング13に固定する。ロータ15をスプリ
ング26でステータ14に密着させる。ロータ15の支
軸22及び出力軸23はベアリング24、25で支承さ
れる。ステータ14の内周面に圧電素子17が設けられ
ている。
トルク及び停止トルクを増大させる。 【解決手段】 ステータ14及びロータ15をテーパ状
とし、ロータ15にステータ14を内嵌させ、ステータ
14をケーシング13に固定する。ロータ15をスプリ
ング26でステータ14に密着させる。ロータ15の支
軸22及び出力軸23はベアリング24、25で支承さ
れる。ステータ14の内周面に圧電素子17が設けられ
ている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は超音波モータに係
り、特に出力トルク及び保持トルク(停止トルク)が大
きい超音波モータに関する。
り、特に出力トルク及び保持トルク(停止トルク)が大
きい超音波モータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の超音波モータについて第3図を参
照して説明する。ベース1に対し、ステータ5が固定さ
れている。このステータ5は、円板状の弾性体4と、環
状に配列された圧電素子2よりなる圧電素子列3とから
なる。該圧電素子列3は弾性体4に接着されている。こ
の圧電素子列3と弾性体4とによってステータ5が構成
されている。このステータ5は、弾性体4に重なる押え
板6と、ビス7とによってベース1に固定されている。
照して説明する。ベース1に対し、ステータ5が固定さ
れている。このステータ5は、円板状の弾性体4と、環
状に配列された圧電素子2よりなる圧電素子列3とから
なる。該圧電素子列3は弾性体4に接着されている。こ
の圧電素子列3と弾性体4とによってステータ5が構成
されている。このステータ5は、弾性体4に重なる押え
板6と、ビス7とによってベース1に固定されている。
【0003】このステータ5に対し、スライダ8とロー
タ本体9とからなるロータ10が重ね合わされている。
ロータ10は皿状のスプリング11によってステータ5
に押し付けられている。ロータ10に出力軸(シャフ
ト)12が連結されている。
タ本体9とからなるロータ10が重ね合わされている。
ロータ10は皿状のスプリング11によってステータ5
に押し付けられている。ロータ10に出力軸(シャフ
ト)12が連結されている。
【0004】圧電素子2は、圧電セラミックスに電極を
設けてなるものであり、この電極に超音波領域の電圧を
印加すると弾性体4の表面に進行波(屈曲振動)が生
じ、該弾性体4に加圧接触しているロータ10が摩擦力
によって進行波と逆方向に回転する。
設けてなるものであり、この電極に超音波領域の電圧を
印加すると弾性体4の表面に進行波(屈曲振動)が生
じ、該弾性体4に加圧接触しているロータ10が摩擦力
によって進行波と逆方向に回転する。
【0005】圧電素子列に電圧を印加しないときには、
ロータ10がステータ5に密着するため、出力軸12の
回転が阻止される。
ロータ10がステータ5に密着するため、出力軸12の
回転が阻止される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の超音波モータに
おいては、出力トルクあるいは停止時の保持トルクを大
きくするにはステータ5及びロータ10の直径を大きく
すれば良いのであるが、このようにすると超音波モータ
の出力軸と直交方向の大きさ(以下、「幅」ということ
がある。)が大きくなってしまう。
おいては、出力トルクあるいは停止時の保持トルクを大
きくするにはステータ5及びロータ10の直径を大きく
すれば良いのであるが、このようにすると超音波モータ
の出力軸と直交方向の大きさ(以下、「幅」ということ
がある。)が大きくなってしまう。
【0007】本発明は、この幅を大きくすることなく大
トルクを得ることができる超音波モータを提供すること
を目的とする。
トルクを得ることができる超音波モータを提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の超音波モータ
は、環状に配置された圧電素子列を有するステータと、
該ステータに重なるロータと、該ロータを該ステータに
押し付けるスプリングとを有する超音波モータにおい
て、該ステータ及びロータを筒状とし、該ロータを該ス
テータに嵌合させ、対面する該ロータ及びステータの周
面をそれぞれテーパ状としたことを特徴とするものであ
る。
は、環状に配置された圧電素子列を有するステータと、
該ステータに重なるロータと、該ロータを該ステータに
押し付けるスプリングとを有する超音波モータにおい
て、該ステータ及びロータを筒状とし、該ロータを該ス
テータに嵌合させ、対面する該ロータ及びステータの周
面をそれぞれテーパ状としたことを特徴とするものであ
る。
【0009】かかる超音波モータにおいては、ステータ
及びロータを筒状とし、ステータ及びロータの周面同士
を密着させるようにしているため、ロータの出力軸と直
交方向の大きさ(幅)を大きくすることなくステータと
ロータとの密着面積を大きくとり、出力トルク及び停止
トルクのいずれをも大きなものとすることができる。
及びロータを筒状とし、ステータ及びロータの周面同士
を密着させるようにしているため、ロータの出力軸と直
交方向の大きさ(幅)を大きくすることなくステータと
ロータとの密着面積を大きくとり、出力トルク及び停止
トルクのいずれをも大きなものとすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】第1図は実施の形態に係る超音波
モータを示す側面図であり、上半分は断面を示してい
る。第2図は、この実施の形態に係る超音波モータのス
テータを示す斜視図である。
モータを示す側面図であり、上半分は断面を示してい
る。第2図は、この実施の形態に係る超音波モータのス
テータを示す斜視図である。
【0011】円筒形のケーシング13内にそれぞれ筒状
のステータ14とロータ15とが同軸状に配置されてい
る。
のステータ14とロータ15とが同軸状に配置されてい
る。
【0012】ステータ14は、テーパ筒形状の弾性体1
6と、該弾性体16の内周面に設けられた複数の圧電素
子17とを有する。圧電素子17は、筒状弾性体16の
軸心線方向に延在する薄い長板状のものである。これら
の圧電素子17は、周方向に配列され、圧電素子列を構
成している。
6と、該弾性体16の内周面に設けられた複数の圧電素
子17とを有する。圧電素子17は、筒状弾性体16の
軸心線方向に延在する薄い長板状のものである。これら
の圧電素子17は、周方向に配列され、圧電素子列を構
成している。
【0013】ステータ14の後端面にエンドプレート1
8が固着されており、このエンドプレート18の中心部
から軸部19が突設されている。
8が固着されており、このエンドプレート18の中心部
から軸部19が突設されている。
【0014】この軸部19の先端に一体に設けられたフ
ランジ20がボルト21によってケーシング13の後端
部に固定取り付けされている。
ランジ20がボルト21によってケーシング13の後端
部に固定取り付けされている。
【0015】このステータ14及びロータ15は、いず
れも第1図の左端側が大径で右端ほど小径となるテーパ
形状のものであり、ステータ14のテーパ状外周面に対
しロータ15のテーパ状内周面が密着している。
れも第1図の左端側が大径で右端ほど小径となるテーパ
形状のものであり、ステータ14のテーパ状外周面に対
しロータ15のテーパ状内周面が密着している。
【0016】なお、ロータ15の後端面の中央から支軸
22が突設され、先端面の中央から出力軸23が突設さ
れている。
22が突設され、先端面の中央から出力軸23が突設さ
れている。
【0017】ケーシング13の両端面には、それぞれラ
ジアル方向及びスラスト方向の双方の軸受機能を有した
ベアリング24、25が設けられており、支軸22がベ
アリング24に支持され、出力軸23がベアリング25
に支持されている。
ジアル方向及びスラスト方向の双方の軸受機能を有した
ベアリング24、25が設けられており、支軸22がベ
アリング24に支持され、出力軸23がベアリング25
に支持されている。
【0018】ベアリング25とロータ15との間に、皿
状のスプリング26が介在されており、このスプリング
26の押圧力によりロータ15の内周面がステータ14
の外周面に密着している。図示はしないが、このロータ
15は、テーパ状のロータ本体と、該ロータ本体の内周
側に配置されたテーパ状のスライダとを一体化させたも
のである。
状のスプリング26が介在されており、このスプリング
26の押圧力によりロータ15の内周面がステータ14
の外周面に密着している。図示はしないが、このロータ
15は、テーパ状のロータ本体と、該ロータ本体の内周
側に配置されたテーパ状のスライダとを一体化させたも
のである。
【0019】圧電素子17は、第4図の如く、薄板状の
圧電セラミックス17aに対しグランド電極17b、正
弦波電極17c、及び余弦波電極17dを設けてなるも
のであり、この電極に超音波領域の電圧を印加すると弾
性体16の表面に進行波(屈曲振動)が生じ、該弾性体
16に加圧接触しているロータ15が摩擦力によって進
行波と逆方向に回転する。
圧電セラミックス17aに対しグランド電極17b、正
弦波電極17c、及び余弦波電極17dを設けてなるも
のであり、この電極に超音波領域の電圧を印加すると弾
性体16の表面に進行波(屈曲振動)が生じ、該弾性体
16に加圧接触しているロータ15が摩擦力によって進
行波と逆方向に回転する。
【0020】圧電素子17に電圧を印加しないときに
は、ロータ15がステータ14に密着するため、出力軸
23の回転が阻止される。
は、ロータ15がステータ14に密着するため、出力軸
23の回転が阻止される。
【0021】この超音波モータにおいては、ステータ1
4及びロータ15を筒状とし、ステータ14の外周面と
ロータ15の内周面とを密着させるようにしているた
め、出力軸23と直交方向の大きさ(幅)を大きくする
ことなくステータ14とロータ15との密着面積を大き
くとり、出力トルク及び停止トルクのいずれをも大きな
ものとすることができる。
4及びロータ15を筒状とし、ステータ14の外周面と
ロータ15の内周面とを密着させるようにしているた
め、出力軸23と直交方向の大きさ(幅)を大きくする
ことなくステータ14とロータ15との密着面積を大き
くとり、出力トルク及び停止トルクのいずれをも大きな
ものとすることができる。
【0022】上記実施の形態においてはロータ15をス
テータ14に外嵌させているが、逆にロータ15をステ
ータ14に内嵌させても良い。
テータ14に外嵌させているが、逆にロータ15をステ
ータ14に内嵌させても良い。
【0023】本発明において、ステータあるいはロータ
のテーパの角度(テーパ状周面の延長面と中心軸との交
叉角度)は1〜30°とりわけ2〜10°が好ましい。
のテーパの角度(テーパ状周面の延長面と中心軸との交
叉角度)は1〜30°とりわけ2〜10°が好ましい。
【0024】
【発明の効果】以上の通り、本発明の超音波モータはロ
ータとステータとの接触面積が大きく、出力トルク及び
停止トルクが大きい。本発明の超音波モータを大きくす
ることなく上記トルクを大きくすることが可能である。
ータとステータとの接触面積が大きく、出力トルク及び
停止トルクが大きい。本発明の超音波モータを大きくす
ることなく上記トルクを大きくすることが可能である。
【図1】実施の形態に係る超音波モータの側面図であ
る。
る。
【図2】実施の形態に係る超音波モータのステータの斜
視図である。
視図である。
【図3】従来の超音波モータの斜視図である。
【図4】圧電素子の構成図であり、(a)図は分解斜視
図、(b)図は断面図である。
図、(b)図は断面図である。
1 ベース 2 圧電素子 3 圧電素子列 4 弾性体 5 ステータ 8 スライダ 9 ロータ本体 10 ロータ 11 スプリング 12 出力軸 13 ケーシング 14 ステータ 15 ロータ 16 弾性体 17 圧電素子 22 支軸 23 出力軸 24,25 ベアリング 26 スプリング
Claims (1)
- 【請求項1】 環状に配置された圧電素子列を有するス
テータと、該ステータに重なるロータと、該ロータを該
ステータに押し付けるスプリングとを有する超音波モー
タにおいて、 該ステータ及びロータを筒状とし、該ロータを該ステー
タに嵌合させ、対面する該ロータ及びステータの周面を
それぞれテーパ状としたことを特徴とする超音波モー
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8335632A JPH10174465A (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 超音波モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8335632A JPH10174465A (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 超音波モータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10174465A true JPH10174465A (ja) | 1998-06-26 |
Family
ID=18290774
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8335632A Pending JPH10174465A (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 超音波モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10174465A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010259182A (ja) * | 2009-04-23 | 2010-11-11 | Nikon Corp | モータ装置、回転子の駆動方法及び軸部材の駆動方法 |
-
1996
- 1996-12-16 JP JP8335632A patent/JPH10174465A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010259182A (ja) * | 2009-04-23 | 2010-11-11 | Nikon Corp | モータ装置、回転子の駆動方法及び軸部材の駆動方法 |
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