JPH1017441A - 毛髪処理剤組成物 - Google Patents

毛髪処理剤組成物

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JPH1017441A
JPH1017441A JP17653196A JP17653196A JPH1017441A JP H1017441 A JPH1017441 A JP H1017441A JP 17653196 A JP17653196 A JP 17653196A JP 17653196 A JP17653196 A JP 17653196A JP H1017441 A JPH1017441 A JP H1017441A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 (A)ケラチン還元性物質、及び(B)
式(1) 【化1】 アゼチジン、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジン及び
モルホリンから選ばれる複素環式基を示し、R1 及びR
2 はH、アルキル基、ヒドロキシル基、ヒドロキシアル
キル基、カルボキシル基、カルボキシアルキル基又はア
ミジノ基を示し、Z1 及びZ2 はH、アルキル基、アル
ケニル基を示す。〕で表わされるグアニジン誘導体又は
その酸付加塩を含有する毛髪処理剤組成物。 【効果】 縮毛・くせ毛の直毛化など毛髪改質効果に優
れ、しかも毛髪に損傷を与えない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生来の縮毛・くせ
毛を永続的に直毛化したり、毛髪を持続的にセットする
など、毛髪を改質する効果に優れ、しかも毛髪に損傷を
与えない毛髪処理剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】生来の縮毛・くせ毛は、髪が広がる、毛
先がはねる、髪の流れがきれいに出ないなどの悩みの原
因となることが多く、その矯正方法が種々提案されてい
る。かかる矯正方法のうち、代表的なものはストレート
パーマといれわる方法であり、これは毛髪を還元して毛
髪ケラチンのジスルフィド結合を充分に切断しながら、
パネルに張りつけたり櫛を通したりすることで真っ直ぐ
に引っ張り、毛髪がストレートになった状態でジスルフ
ィド結合を酸化・固定する方法である。
【0003】しかしながら、パーマネント・ウェーブ処
理によってつけたウェーブであればこのような方法で充
分にストレートにすることが可能であるものの、生来の
縮毛・くせ毛は充分にストレートに伸ばすことが困難で
あるか、又は一見伸ばせたように見えても何日か経つと
元のくせが戻ってしまうなど、充分な効果は得られなか
った。このため、通常のストレートパーマ処理に加え、
熱による変性やより一層の還元によって変形の効率を高
めることを目的として、還元した状態の毛髪をアイロン
で加熱する方法(特開昭60−21704号公報)や、
還元した毛髪をスチーミングし、再度ジェル状の第1剤
で還元を行う方法(特開昭59−90508号公報)等
が提案されている。また、効果を上げようとして処理を
激しくすると毛髪は著しい損傷を受けるので、還元力の
弱い亜硫酸塩やその類似物質を用いたり、第1剤のpHを
低くしたり、特定の活性剤や油剤を組合わせたりする等
の工夫もなされている。
【0004】しかし、これらの方法はいずれも、生来の
縮毛・くせ毛をストレートに伸ばす効果において、充分
満足できるものではなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、生来の縮毛・くせ毛を永続的に直毛化することがで
き、しかも毛髪に損傷を与えることのない毛髪処理剤組
成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意研究を行った結果、ケラチン還元性物質
と、後記一般式(1)で表わされるグアニジン誘導体又
はその酸付加塩を組合わせて用いれば、生来の縮毛・く
せ毛を永続的に直毛化したり、毛髪を持続的にセットす
るなど、毛髪を改質する効果に優れ、しかも毛髪に損傷
を与えない毛髪処理剤組成物が得られることを見出し、
本発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明は、(A)ケラチン還元
性物質、及び(B)一般式(1)
【0008】
【化2】
【0009】アゼチジン、ピロリジン、ピペリジン、ピ
ペラジン及びモルホリンから選ばれる複素環式基を示
し、R1 及びR2 は同一又は異なって水素原子、アルキ
ル基、ヒドロキシル基、ヒドロキシアルキル基、カルボ
キシル基、カルボキシアルキル基又はアミジノ基を示
し、Z1 及びZ2 は同一又は異なって水素原子、置換基
を有していてもよい直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基若
しくはアルケニル基を示す。〕で表わされるグアニジン
誘導体又はその酸付加塩を含有する毛髪処理剤組成物を
提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明で用いられる成分(A)の
ケラチン還元性物質としては、毛髪の構造タンパク質で
あるケラチンに対し還元能を有する化合物であればいず
れでも良く、例えばチオグリコール酸、チオグリコール
酸誘導体、チオグリコール酸又はチオグリコール酸誘導
体の塩、システイン、システイン誘導体、システイン又
はシステイン誘導体の塩、亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、下
記一般式(2)
【0011】
【化3】
【0012】(式中、R3 は水素原子、炭素数1〜4の
直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又はRa-O-Rb(Ra
びRb は、それぞれ炭素数1〜4の直鎖又は分岐鎖のア
ルキル基を示す)を示す)で表わされるチオグリセリル
アルキルエーテル、その誘導体及びそれらの塩、下記一
般式(3)
【0013】
【化4】
【0014】(式中、pは0〜5の数を示し、qは0〜
3の数を示し、rは2〜5の数を示す。但し、pとqと
が同時に0であることはない)で表わされるメルカプト
アルキルアミド、その誘導体及びそれらの塩等が挙げら
れる。
【0015】これらの還元性物質のうち、特に好ましい
ものの例としては、チオグリコール酸、チオグリコール
酸のグリセリルエステル、L−システイン、D−システ
イン、N−アシルシステイン、これらシステイン類のア
ンモニウム塩、4級アンモニウム塩及びモノエタノール
アミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等
のアミン塩、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウ
ム、エトキシヒドロキシプロパンチオール、エトキシエ
トキシヒドロキシプロパンチオール、メトキシエトキシ
ヒドロキシプロパンチオール、イソプロポキシエトキシ
ヒドロキシプロパンチオール等のチオグリセリルアルキ
ルエーテル、メルカプトエチルプロパナミド、メルカプ
トエチルグルコンアミドなどが挙げられる。
【0016】成分(A)のケラチン還元性物質は1種又
は2種以上を組合わせて用いることができ、全組成中に
1〜20重量%(以下、単に%で示す)配合するのが好
ましく、特に3〜20%配合すると、充分な還元が行え
るとともに、皮膚や毛髪に損傷を与えることがなく好ま
しい。
【0017】本発明で用いる成分(B)のグアニジン誘
導体は前記一般式(1)で表わされるものである。式中
【0018】
【化5】
【0019】で示される構造のうち、ピロリジン、ピペ
リジン、ピペラジン及びモルホリンが好ましい。また、
1 及びR2 で示されるアルキル基としては炭素数1〜
6の直鎖又は分岐鎖のアルキル基が挙げられるが、この
うち炭素数1〜4のアルキル基がより好ましい。当該ア
ルキル基の具体例としては、メチル基、エチル基、n−
プロピル基、イソプロピル基などが挙げられるが、この
うちメチル基が特に好ましい。ヒドロキシアルキル基と
しては炭素数1〜6のヒドロキシアルキル基が挙げら
れ、炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基がより好まし
い。当該ヒドロキシアルキル基の具体例としてはヒドロ
キシメチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピ
ル基等が挙げられるが、ヒドロキシメチル基及びヒドロ
キシエチル基が特に好ましい。またカルボキシアルキル
基としては炭素数2〜7のカルボキシアルキル基が挙げ
られ、炭素数2〜5のカルボキシアルキル基がより好ま
しい。当該カルボキシアルキル基の具体例としては、カ
ルボキシメチル基、カルボキシエチル基、カルボキシプ
ロピル基、カルボキシブチル基等が挙げられるが、カル
ボキシメチル基及びカルボキシエチル基が特に好まし
い。
【0020】また、R1 及びR2 は同一でも異なってい
てもよく、任意の2種の組合わせであってよい。
【0021】式中、Z1 及びZ2 で示されるもののう
ち、直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基とし
ては、例えば炭素数1〜12の直鎖又は分岐鎖のアルキ
ル基又はアルケニル基が挙げられ、好ましくは炭素数1
〜8のアルキル基が挙げられ、例えばメチル、エチル、
n−プロピル、l−メチルエチル、n−ブチル、2−メ
チルプロピル、t−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシ
ル、n−ヘプチル、n−オクチル、2−エチルヘキシル
基等が挙げられる。これらのうち、特にメチル、エチ
ル、n−プロピル、l−メチルエチル、n−ブチル、n
−ペンチル、n−ヘキシル基が好ましい。
【0022】またグアニジン誘導体(1)には、不斉炭
素原子が存在するので立体異性が存在するが、本発明に
おいてはこれらの立体異性体及びその混合物のいずれも
使用できる。
【0023】かかるグアニジン誘導体の具体例として
は、1−アミジノピロリジン(1−ピロリジンカルボキ
シアミジン)、1−アミジノピペリジン(1−ピペリジ
ンカルボキシアミジン)、4−アミジノモルホリン(4
−モルホリンカルボキシアミジン)、1,4−ジアミジ
ノピペラジン、1−アミジノ−2−メチルピペリジン、
1−アミジノ−3−メチルピペリジン、1−アミジノ−
4−メチルピペリジン、1−アミジノ−2,6−ジメチ
ルピペリジン、4−アミジノ−3,5−ジメチルモルホ
リン、4−アミジノ−2−メチルモルホリン、4−アミ
ジノ−3−メチルモルホリン、1−アミジノ−4−メチ
ル−ピペラジン、1−アミジノ−3−ヒドロキシピロリ
ジン、1−アミジノ−3−ヒドロキシピペリジン、1−
アミジノ−4−ヒドロキシピペリジン、1−アミジノ−
3−(ヒドロキシメチル)ピペリジン、1−アミジノ−
4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン、1−アミジノ−
4−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン、N−アミジ
ノ−2−アゼチジンカルボン酸、N−アミジノ−L−プ
ロリン(1−(アミノイミノメチル)−L−プロリ
ン)、N−アミジノ−3−ピペリジンカルボン酸、N−
アミジノ−4−ピペリジンカルボン酸、N−アミジノ−
4−ピペリジン酢酸、N−アミジノ−4−ピペリジンプ
ロピオン酸、N−アミジノ−trans−4−ヒドロキ
シ−L−プロリン、N−アミジノ−2−ヒドロキシ−L
−プロリン、N−アミジノ−3−ヒドロキシ−L−プロ
リン、N−(メチルアミノイミノメチル)−L−プロリ
ン、N−(メチルアミノイミノメチル)−trans−
4−ヒドロキシ−L−プロリン、1−(メチルアミノイ
ミノメチル)ピペリジン、4−(メチルアミノイミノメ
チル)モルホリン、N−(メチルアミノイミノメチル)
−3−ピペリジンカルボン酸、N−(メチルアミノイミ
ノメチル)−4−ピペリジンカルボン酸、N−(メチル
アミノイミノメチル)−4−ピペリジン酢酸、N−(メ
チルアミノイミノメチル)−4−ピペリジンプロピオン
酸、N−(ジメチルアミノイミノメチル)−L−プロリ
ン、N−(ジメチルアミノイミノメチル)−trans
−4−ヒドロキシ−L−プロリン、N−(ジメチルアミ
ノイミノメチルモルホリン、N−(ジメチルアミノイミ
ノメチル)−4−ピペリジンカルボン酸、N−(ジメチ
ルアミノイミノメチル)−4−ピペリジンプロピオン酸
等が挙げられる。
【0024】また、グアニジン誘導体(1)は、任意の
酸と塩を形成してもよい。酸付加塩とする際の酸として
は有機酸又は無機酸のいずれでも良く、例えばギ酸、酢
酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、ヘキサン酸、ヘプ
タン酸、オクタン酸、ノナン酸、デカン酸、ラウリン
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アク
リル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イソクロトン酸、
フェニル酢酸、ケイ皮酸、安息香酸、ソルビン酸、ニコ
チン酸、ウロカニン酸、ピロリドンカルボン酸等のモノ
カルボン酸;シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル
酸、アジピン酸、ピメリン酸、コルク酸、アゼライン
酸、セバシン酸、マレイン酸、フマル酸、フタル酸、テ
レフタル酸等のジカルボン酸;グリコール酸、乳酸、リ
ンゴ酸、酒石酸、クエン酸、o,m,p−ヒドロキシ安
息香酸等のヒドロキシ酸;グリシン、アラニン、β−ア
ラニン、バリン、ロイシン、フェニルアラニン、チロシ
ン、セリン、トレオニン、メチオニン、システイン、シ
スチン、プロリン、ヒドロキシプロリン、ピペコリン
酸、トリプトファン、アスパラギン酸、アスパラギン、
グルタミン酸、グルタミン、リジン、ヒスチジン、オル
ニチン、アルギニン、アミノ安息香酸等のアミノ酸;メ
タンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸等の低
級アルキルスルホン酸;ベンゼンスルホン酸、p−トル
エンスルホン酸等のアリールスルホン酸;フッ化水素
酸、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸等のハロゲン化水
素酸、過塩素酸、硫酸、硝酸、リン酸、炭酸等の無機酸
が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0025】成分(B)のグアニジン誘導体又はその酸
付加塩は、1種又は2種以上を組合わせて用いることが
でき、全組成中に0.1〜30%、特に1〜20%配合
するのが好ましく、更に、成分(A)のケラチン還元性
物質と等モル以上配合すると充分な効果が得られるとと
もに毛髪に柔軟感が付与されるので好ましい。
【0026】本発明の毛髪処理剤組成物には、更に有機
溶剤を配合することができ、本発明の効果をより高める
ことができ、好ましい。かかる有機溶剤としては、例え
ば次の一般式(4)で表わされる化合物、一般式(5)
で表わされるN−アルキルピロリドン又は炭素数1〜4
のアルキレンカーボネート等が挙げられる。
【0027】
【化6】
【0028】(式中、R7 は炭素数1〜18の直鎖又は
分岐鎖のアルキル基を示す)
【0029】これらの有機溶剤の具体例としては、例え
ばエタノール、イソプロパノール、n−プロパノール、
n−ブタノール、イソブタノール、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、
1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオー
ル、1,2−オクタンジオール、1,2−デカンジオー
ル、ベンジルアルコール、シンナミルアルコール、フェ
ネチルアルコール、p−アニシルアルコール、p−メチ
ルベンジルアルコール、フェノキシエタノール、2−ベ
ンジルオキシエタノール、メチルカルビトール、エチル
カルビトール、プロピルカルビトール、ブチルカルビト
ール、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、ト
リエチレングリコールモノブチルエーテル、グリセリ
ン、N−メチルピロリドン、N−ブチルピロリドン、N
−ヘキシルピロリドン、N−オクチルピロリドン、N−
ラウリルピロリドン、プロピレンカーボネート、ブチレ
ンカーボネート等が挙げられる。これらのうち、特にn
−プロパノール、n−ブタノール、1,2−ペンタンジ
オール、1,2−ヘキサンジオール、ベンジルアルコー
ル、フェノキシエタノール、2−ベンジルオキシエタノ
ール、ブチルカルビトール、N−ブチルピロリドン、N
−ヘキシルピロリドンが好ましい。
【0030】これらの有機溶剤は、1種又は2種以上を
組合わせて用いることができ、全組成中に0.5〜50
%、特に1〜35%配合するのが好ましい。
【0031】本発明の毛髪処理剤組成物には、更に、通
常の毛髪用化粧料に使用される添加剤、例えば各種界面
活性剤、油剤、保湿剤、毛髪保護剤、感触向上剤、色
素、香料、増粘剤、溶解剤、紫外線防止剤、消炎剤、育
毛成分等を、本発明の効果を妨げない範囲で適宜配合す
ることができる。
【0032】本発明の毛髪処理剤組成物のpHは3〜9.
5の範囲が好ましく、特にpH4〜9が好ましい。この範
囲内であると皮膚や毛髪への損傷がより低減され好まし
い。
【0033】本発明の毛髪処理剤組成物は、常法に従っ
て製造することができ、1剤式又は2剤式の縮毛矯正
剤、ストレートパーマ剤、パーマネントウェーブ剤や、
持続性毛髪セット剤、持続性毛髪柔軟化剤などとするこ
とができる。
【0034】また、本発明の毛髪処理剤組成物を使用す
るには、例えば適量を毛髪に塗布し、なじませ、室温又
は適当な方法で加温して、10〜60分放置した後、水
洗すればよい。また、該組成物による処理に加えて、通
常のパーマネントウェーブ処理で行うと同様に酸化処理
を行うのが好ましい。
【0035】
【発明の効果】本発明の毛髪処理剤組成物は、生来の縮
毛・くせ毛を永続的に直毛化したり、毛髪を持続的にセ
ットするなど、毛髪を改質する効果に優れ、しかも毛髪
に損傷を与えることがない。
【0036】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を更に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0037】実施例1 表1〜表5に示す組成の2剤式毛髪処理剤組成物を常法
により製造し、これらを使用したときのくせ毛の伸びを
評価した。結果を表1〜表5に示す。
【0038】(評価方法)20代日本人女性由来の化学
的処理を行っていないくせ毛をサンプルとして用いた。
このくせ毛で各0.2g重量の毛束をつくり、該毛髪に
第1剤0.2gを塗布し、軽くくし通しをして該剤をな
じませ、室温で15分間放置した後、洗い流した。次い
で、第2剤0.2gを塗布し、軽くくし通しをして該剤
をなじませ、室温で10分間放置した後、洗い流した。
これらの毛束にシャンプーとブローを10回繰り返し、
再び水に良く濡らし、自然乾燥した後のくせ毛の伸び具
合を下記基準により目視評価した。 ○:処理前に比べて明らかにくせが伸びている。 △:処理前に比べるとややくせが伸びている。 ×:処理前とほとんど変わらない。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】
【表3】
【0042】
【表4】
【0043】
【表5】
【0044】実施例2 表6に示す組成の毛髪処理剤組成物(1剤式)を常法に
より製造し、これらを使用した時のくせ毛の伸びを評価
した。結果を表6に示す。
【0045】(評価方法)実施例1と同様な毛束をつく
り、該毛髪に表6に示した組成物0.2gを塗布し、軽
くくし通しをして該剤をなじませ、50℃で20分間放
置した後、10分間水洗を行った。これらの毛束にシャ
ンプーとブローを10回繰り返し、再び水に良く濡ら
し、自然乾燥した後のくせ毛の伸び具合を実施例1と同
様の基準で目視評価した。
【0046】
【表6】
【0047】表1〜表6の結果から明らかなように、本
発明の毛髪処理剤組成物は、くせ毛を伸ばす効果に優れ
たものであり、また毛髪に損傷を与えることもなかっ
た。
【0048】実施例3 以下に示す組成の毛髪処理剤組成物(2剤式)を常法に
より製造した。
【0049】
【表7】 (成分) (1)第1剤: (%) チオグリコール酸 4.5 N−アミジノ−L−プロリン 10 モノエタノールアミン 適量 エタノール 15.0精製水 バランス 計 100.0 (pH9.0) (2)第2剤: (%) 臭素酸ナトリウム 8.0精製水 バランス 計 100.0
【0050】得られた毛髪処理剤組成物を用い、通常の
方法に従ってパーマネントウェーブ処理を行ったとこ
ろ、カール形成能は良好であり、毛髪に損傷を与えるこ
ともなかった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)ケラチン還元性物質、及び(B)
    一般式(1) 【化1】 アゼチジン、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジン及び
    モルホリンから選ばれる複素環式基を示し、R1 及びR
    2 は同一又は異なって水素原子、アルキル基、ヒドロキ
    シル基、ヒドロキシアルキル基、カルボキシル基、カル
    ボキシアルキル基又はアミジノ基を示し、Z1 及びZ2
    は同一又は異なって水素原子、置換基を有していてもよ
    い直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基若しくはアルケニル
    基を示す。〕で表わされるグアニジン誘導体又はその酸
    付加塩を含有する毛髪処理剤組成物。
  2. 【請求項2】 更に、(C)有機溶剤を含有する請求項
    1記載の毛髪処理剤組成物。
  3. 【請求項3】 成分(A)を1〜20重量%、成分
    (B)を0.1〜30重量%、成分(C)を0.5〜5
    0重量%含有する請求項2記載の毛髪処理剤組成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007137676A2 (de) * 2006-06-01 2007-12-06 Henkel Ag & Co. Kgaa Aufhell- und/oder färbemittel mit cyclischen harnstoffderivaten
EP2826461A1 (fr) * 2004-11-26 2015-01-21 L'Oréal Procédé de défrisage des fibres kératiniques avec un moyen de chauffage et un agent dénaturant

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