JPH10174128A - シリアル・デジタル・テレビジョン波形モニタ用デジタル・カーソル発生回路及び方法 - Google Patents
シリアル・デジタル・テレビジョン波形モニタ用デジタル・カーソル発生回路及び方法Info
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- JPH10174128A JPH10174128A JP9103276A JP10327697A JPH10174128A JP H10174128 A JPH10174128 A JP H10174128A JP 9103276 A JP9103276 A JP 9103276A JP 10327697 A JP10327697 A JP 10327697A JP H10174128 A JPH10174128 A JP H10174128A
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- G01R13/22—Circuits therefor
- G01R13/30—Circuits for inserting reference markers, e.g. for timing, for calibrating, for frequency marking
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- Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 カーソル及びシリアル・デジタル信号間の精
度を維持しながら、シリアル・デジタル・テレビジョン
波形モニタ用のデジタル・カーソルを発生する。 【解決手段】 レジスタ５０は、操作者が入力したカー
ソルの位置を表すデジタル値を蓄積する。マルチプレク
サ５２は、レジスタからのカーソル値DCH,DCL又はシリ
アル・デジタル・テレビジョン信号を表すパラレル・デ
ジタル信号DINを選択回路５４からの選択信号に応じて
選択する。選択信号は、カーソルを挿入する期間を決め
る。マルチプレクサ５２からのテレビジョン信号及びカ
ーソル信号は、同じ処理を受けて、波形モニタの表示器
に表示される。
度を維持しながら、シリアル・デジタル・テレビジョン
波形モニタ用のデジタル・カーソルを発生する。 【解決手段】 レジスタ５０は、操作者が入力したカー
ソルの位置を表すデジタル値を蓄積する。マルチプレク
サ５２は、レジスタからのカーソル値DCH,DCL又はシリ
アル・デジタル・テレビジョン信号を表すパラレル・デ
ジタル信号DINを選択回路５４からの選択信号に応じて
選択する。選択信号は、カーソルを挿入する期間を決め
る。マルチプレクサ５２からのテレビジョン信号及びカ
ーソル信号は、同じ処理を受けて、波形モニタの表示器
に表示される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリアル・デジタ
ル・テレビジョン信号の表示、特に、シリアル・デジタ
ル・テレビジョン波形モニタ用のデジタル・カーソルの
発生に関する。
ル・テレビジョン信号の表示、特に、シリアル・デジタ
ル・テレビジョン波形モニタ用のデジタル・カーソルの
発生に関する。
【０００２】
【従来の技術】現在、ＣＣＩＲ６０１により、テレビジ
ョン信号は、シリアル・デジタル信号として伝送されて
いる。現在の技術では、シリアル・デジタル信号を表
し、スクランブルされたＮＲＺＩ信号を用いている。こ
のようにスクランブルされているため、この形式で実際
の値を求めるのは困難である。装置の２つの部分が相互
接続されたが、適切に機能しない場合、伝送が正確か否
かを判断する必要がある。そのため、英国のビュートロ
ニックス社は、パーソナル・コンピュータと一緒に用い
るデジタル・テレビジョン信号用の測定器システム「デ
ジビュー」を開発した。シリアル入力カード（回路基
板）は、ＣＣＩＲ６５６にしたがって、シリアル・デジ
タル信号をパラレル・デジタル信号に変換する。「デジ
ビュー」の拡張カードは、パラレル・デジタル信号を受
け付け、コンピュータ・スクリーン上に表又はグラフの
形式で表示を行う。他のアプローチとしては、米国オレ
ゴン州ウィルソンビルに所在し本願出願人であるテクト
ロニクス社が製造しているＷＦＭ６０１型シリアル・コ
ンポーネント・モニタを用いて、シリアル・デジタル信
号を表示することである。このモニタでは、シリアル・
デジタル信号をパラレル・デジタル信号に変換し、逆ス
クランブルし（又は、逆スクランブルした後に変換
し）、その結果を個別のコンポーネント信号Ｙ、Ｐｂ、
Ｐｒに分離している。次に、個別のコンポーネント信号
をアナログ信号に変換し、適切にろ波する。その結果の
アナログ信号を、陰極線管、液晶表示器などの適切な表
示器により従来と同様に表示する。かかる波形モニタ
は、１９９４年５月１０日に発行されたジェームズ・エ
ル・トールマンらの米国特許第５３１１２９５号「コー
ド変換したシリアル・デジタル信号のＲＧＢ表示」に記
載されている。
ョン信号は、シリアル・デジタル信号として伝送されて
いる。現在の技術では、シリアル・デジタル信号を表
し、スクランブルされたＮＲＺＩ信号を用いている。こ
のようにスクランブルされているため、この形式で実際
の値を求めるのは困難である。装置の２つの部分が相互
接続されたが、適切に機能しない場合、伝送が正確か否
かを判断する必要がある。そのため、英国のビュートロ
ニックス社は、パーソナル・コンピュータと一緒に用い
るデジタル・テレビジョン信号用の測定器システム「デ
ジビュー」を開発した。シリアル入力カード（回路基
板）は、ＣＣＩＲ６５６にしたがって、シリアル・デジ
タル信号をパラレル・デジタル信号に変換する。「デジ
ビュー」の拡張カードは、パラレル・デジタル信号を受
け付け、コンピュータ・スクリーン上に表又はグラフの
形式で表示を行う。他のアプローチとしては、米国オレ
ゴン州ウィルソンビルに所在し本願出願人であるテクト
ロニクス社が製造しているＷＦＭ６０１型シリアル・コ
ンポーネント・モニタを用いて、シリアル・デジタル信
号を表示することである。このモニタでは、シリアル・
デジタル信号をパラレル・デジタル信号に変換し、逆ス
クランブルし（又は、逆スクランブルした後に変換
し）、その結果を個別のコンポーネント信号Ｙ、Ｐｂ、
Ｐｒに分離している。次に、個別のコンポーネント信号
をアナログ信号に変換し、適切にろ波する。その結果の
アナログ信号を、陰極線管、液晶表示器などの適切な表
示器により従来と同様に表示する。かかる波形モニタ
は、１９９４年５月１０日に発行されたジェームズ・エ
ル・トールマンらの米国特許第５３１１２９５号「コー
ド変換したシリアル・デジタル信号のＲＧＢ表示」に記
載されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】表示されたアナログ波
形に対して測定を行うために、波形モニタは、カーソル
を与えて、時間及び電圧値を読み取れるようにしてい
る。これらカーソルは、アナログ波形に追加される可変
アナログ電圧値の形式でもよい。かかるカーソルについ
ては、１９９１年９月１０日に発行された米国特許第５
０４７７０９号「校正された電圧カーソル」に記載され
ている。カーソルの電圧レベルをデジタル値に変換し、
電圧又は時間のいずれかを表示してもよい。
形に対して測定を行うために、波形モニタは、カーソル
を与えて、時間及び電圧値を読み取れるようにしてい
る。これらカーソルは、アナログ波形に追加される可変
アナログ電圧値の形式でもよい。かかるカーソルについ
ては、１９９１年９月１０日に発行された米国特許第５
０４７７０９号「校正された電圧カーソル」に記載され
ている。カーソルの電圧レベルをデジタル値に変換し、
電圧又は時間のいずれかを表示してもよい。
【０００４】そこで、シリアル・デジタル信号に挿入さ
れて、カーソル及びシリアル・デジタル信号間の精度を
維持すると共に、カーソル値の読みを直接与えることが
できるアナログ的なデジタル・カーソルが望まれてい
る。
れて、カーソル及びシリアル・デジタル信号間の精度を
維持すると共に、カーソル値の読みを直接与えることが
できるアナログ的なデジタル・カーソルが望まれてい
る。
【０００５】したがって、本発明の目的は、デジタル値
をシリアル・デジタル信号の選択された位置に挿入し
て、シリアル・デジタル・テレビジョン波形モニタ用の
デジタル・カーソルを発生する回路及び方法の提供にあ
る。
をシリアル・デジタル信号の選択された位置に挿入し
て、シリアル・デジタル・テレビジョン波形モニタ用の
デジタル・カーソルを発生する回路及び方法の提供にあ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、シリア
ル・デジタル信号を逆スクランブルし、パラレル・デジ
タル信号に変換する。このパラレル・デジタル信号をコ
プロセッサ（co-processor：補助プロセッサ）に入力し
て、デジタル・カーソルをパラレル・デジタル信号に追
加する。マイクロプロセッサは、カーソル値（カーソル
位置の値）用に、フロント・パネルからの信号を受け
る。このマイクロプロセッサは、このカーソル値をコプ
ロセッサ内のレジスタ（蓄積手段）にロードする。次
に、このレジスタからのカーソル値をパラレル・デジタ
ル信号と共にマルチプレクサ（選択手段）に入力する。
デジタル・カーソル・モードが選択されると、マイクロ
プロセッサは、デジタル・カーソル・オン信号（デジタ
ル・カーソルをオンにすることを指示する信号）をライ
ン選択信号（シリアル・デジタル・テレビジョン信号の
所定位置、即ち、カーソルが挿入される期間を示す信
号）と共にコプロセッサに供給する。これらデジタル・
カーソル・オン信号及びライン選択信号をコプロセッサ
内の選択信号発生手段で組み合わせて、マルチプレクサ
用の選択信号を発生する。ライン選択信号がデジタル・
カーソル・オン信号と共に存在すると、選択信号によ
り、マルチプレクサがパラレル・デジタル信号の代わり
にデジタル・カーソル値を出力端に通過させる。その結
果の組み合わされたパラレル・デジタル信号が、デジタ
ル・アナログ変換器及び適切なフィルタにより従来処理
されて、表示器上に、カーソルも含まれる波形表示を行
う。マイクロプロセッサは、リードアウト（読出し）表
示回路による表示のために、文字数字の値も発生する。
これら文字数字の値と波形とをスイッチに入力する。こ
のスイッチは、２つの表示が同時に表示されるようなレ
ートで、２つの入力の一方又は他方を選択して、表示器
上に表示する。
ル・デジタル信号を逆スクランブルし、パラレル・デジ
タル信号に変換する。このパラレル・デジタル信号をコ
プロセッサ（co-processor：補助プロセッサ）に入力し
て、デジタル・カーソルをパラレル・デジタル信号に追
加する。マイクロプロセッサは、カーソル値（カーソル
位置の値）用に、フロント・パネルからの信号を受け
る。このマイクロプロセッサは、このカーソル値をコプ
ロセッサ内のレジスタ（蓄積手段）にロードする。次
に、このレジスタからのカーソル値をパラレル・デジタ
ル信号と共にマルチプレクサ（選択手段）に入力する。
デジタル・カーソル・モードが選択されると、マイクロ
プロセッサは、デジタル・カーソル・オン信号（デジタ
ル・カーソルをオンにすることを指示する信号）をライ
ン選択信号（シリアル・デジタル・テレビジョン信号の
所定位置、即ち、カーソルが挿入される期間を示す信
号）と共にコプロセッサに供給する。これらデジタル・
カーソル・オン信号及びライン選択信号をコプロセッサ
内の選択信号発生手段で組み合わせて、マルチプレクサ
用の選択信号を発生する。ライン選択信号がデジタル・
カーソル・オン信号と共に存在すると、選択信号によ
り、マルチプレクサがパラレル・デジタル信号の代わり
にデジタル・カーソル値を出力端に通過させる。その結
果の組み合わされたパラレル・デジタル信号が、デジタ
ル・アナログ変換器及び適切なフィルタにより従来処理
されて、表示器上に、カーソルも含まれる波形表示を行
う。マイクロプロセッサは、リードアウト（読出し）表
示回路による表示のために、文字数字の値も発生する。
これら文字数字の値と波形とをスイッチに入力する。こ
のスイッチは、２つの表示が同時に表示されるようなレ
ートで、２つの入力の一方又は他方を選択して、表示器
上に表示する。
【０００７】本発明のその他の目的、利点及び新規な特
徴は、添付図を参照した以下の詳細説明から理解できよ
う。
徴は、添付図を参照した以下の詳細説明から理解できよ
う。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１は、本発明によりデジタル・
カーソルを表示するシリアル・デジタル・テレビジョン
波形モニタのブロック図である。１対のシリアル・デジ
タル信号Ａ及びＢは、夫々バッファ１２及び１４を介し
て入力選択スイッチ１６に供給される。この入力選択ス
イッチ１６で選択されたシリアル・デジタル信号は、変
換回路１８により処理される。この変換回路１８は、必
要に応じてシリアル・デジタル信号を逆スクランブル
し、シリアル・デジタル信号をパラレル・デジタル信号
に変換する。なお、図において、信号線に付加した斜線
及び数字は、その信号線が数字で示すビット数のパラレ
ル信号線であることを表す。変換回路１８からのパラレ
ル・デジタル信号をコプロセッサ２０に入力する。コプ
ロセッサ２０からの出力信号は、このコプロセッサ２０
で変調されたパラレル・デジタル信号となる。コプロセ
ッサ２０からのパラレル・デジタル信号をデジタル・ア
ナログ（Ｄ／Ａ）変換及びフィルタ回路（以下、単にＤ
ＡＣ回路ということもある）２２に供給する。ＤＡＣ回
路２２からの出力信号は、アナログ・コンポーネント信
号Ｙ、Ｐｂ、Ｐｒである。これらアナログ信号は、表示
スイッチ２４を介して、陰極線管（ＣＲＴ）、液晶表示
器などの表示器２６に入力される。表示スイッチ２４の
別の入力信号は、リードアウト表示回路２８からの文字
数字リードアウト信号である。リードアウト表示回路２
８には、マイクロプロセッサ（μＰ）３０からの値もロ
ードされる。なお、マイクロプロセッサ３０は、フロン
ト・パネル（Ｉ／Ｆ）３２を介して操作者とのインタフ
ェースも行う。また、このマイクロプロセッサ３０は、
コマンド（制御）、データ及びアドレスをコプロセッサ
２０に供給する。
カーソルを表示するシリアル・デジタル・テレビジョン
波形モニタのブロック図である。１対のシリアル・デジ
タル信号Ａ及びＢは、夫々バッファ１２及び１４を介し
て入力選択スイッチ１６に供給される。この入力選択ス
イッチ１６で選択されたシリアル・デジタル信号は、変
換回路１８により処理される。この変換回路１８は、必
要に応じてシリアル・デジタル信号を逆スクランブル
し、シリアル・デジタル信号をパラレル・デジタル信号
に変換する。なお、図において、信号線に付加した斜線
及び数字は、その信号線が数字で示すビット数のパラレ
ル信号線であることを表す。変換回路１８からのパラレ
ル・デジタル信号をコプロセッサ２０に入力する。コプ
ロセッサ２０からの出力信号は、このコプロセッサ２０
で変調されたパラレル・デジタル信号となる。コプロセ
ッサ２０からのパラレル・デジタル信号をデジタル・ア
ナログ（Ｄ／Ａ）変換及びフィルタ回路（以下、単にＤ
ＡＣ回路ということもある）２２に供給する。ＤＡＣ回
路２２からの出力信号は、アナログ・コンポーネント信
号Ｙ、Ｐｂ、Ｐｒである。これらアナログ信号は、表示
スイッチ２４を介して、陰極線管（ＣＲＴ）、液晶表示
器などの表示器２６に入力される。表示スイッチ２４の
別の入力信号は、リードアウト表示回路２８からの文字
数字リードアウト信号である。リードアウト表示回路２
８には、マイクロプロセッサ（μＰ）３０からの値もロ
ードされる。なお、マイクロプロセッサ３０は、フロン
ト・パネル（Ｉ／Ｆ）３２を介して操作者とのインタフ
ェースも行う。また、このマイクロプロセッサ３０は、
コマンド（制御）、データ及びアドレスをコプロセッサ
２０に供給する。
【０００９】図２に示すようにフロント・パネル３２
は、表示器２６のスクリーン、いくつかの周辺のボタン
・スイッチ３４及びノブ３６を含んでいる。説明を簡単
にするために他の入力機能については示さないが、これ
らには、当業者に周知の如く、倍率、ライン、フィール
ドなどを選択するのに用いるボタン・スイッチがある。
表示器２６には、波形３８が表示されると共に、この表
示器の縁部分の種々の領域内に文字数字情報が表示され
る。例えば、測定領域４０であるスクリーンの上側に
は、種々の測定結果が表示される。また、スクリーンの
右側は、メニュー領域４２であり、隣接したボタン・ス
イッチ３４に関連した選択情報が表示され、下側は、機
能領域４４であり、隣接したノブ３６の機能を説明す
る。図２に示す表示は、カーソル・モードの１つであ
り、メニュー選択が行われた結果、このモードとなって
いる。デジタル・カーソル・モードを選択するには、表
示器２６のラベル「ＨＥＸ」表示付近のボタン・スイッ
チ３４を押す。点線４６は、選択されたラベルを囲んで
いる。よって、ノブ３６により、「CURSOR 1」及び「CU
RSOR2」と表示されたように、カーソルを制御できる。
表示器２６の一部としてタッチ感応スクリーンを用いた
場合、スクリーンに隣接したボタン３４を押すのではな
く、スクリーンに接触することによりメニューの選択が
できる。カーソルの値は、適切なラベルで測定領域４０
に示される。操作者がカーソルの１つに関連したノブ３
６を回転させると、ノブを回転した方向に応じて、スク
リーン上のカーソル指示４８が波形に対して上又は下方
向に移動する。
は、表示器２６のスクリーン、いくつかの周辺のボタン
・スイッチ３４及びノブ３６を含んでいる。説明を簡単
にするために他の入力機能については示さないが、これ
らには、当業者に周知の如く、倍率、ライン、フィール
ドなどを選択するのに用いるボタン・スイッチがある。
表示器２６には、波形３８が表示されると共に、この表
示器の縁部分の種々の領域内に文字数字情報が表示され
る。例えば、測定領域４０であるスクリーンの上側に
は、種々の測定結果が表示される。また、スクリーンの
右側は、メニュー領域４２であり、隣接したボタン・ス
イッチ３４に関連した選択情報が表示され、下側は、機
能領域４４であり、隣接したノブ３６の機能を説明す
る。図２に示す表示は、カーソル・モードの１つであ
り、メニュー選択が行われた結果、このモードとなって
いる。デジタル・カーソル・モードを選択するには、表
示器２６のラベル「ＨＥＸ」表示付近のボタン・スイッ
チ３４を押す。点線４６は、選択されたラベルを囲んで
いる。よって、ノブ３６により、「CURSOR 1」及び「CU
RSOR2」と表示されたように、カーソルを制御できる。
表示器２６の一部としてタッチ感応スクリーンを用いた
場合、スクリーンに隣接したボタン３４を押すのではな
く、スクリーンに接触することによりメニューの選択が
できる。カーソルの値は、適切なラベルで測定領域４０
に示される。操作者がカーソルの１つに関連したノブ３
６を回転させると、ノブを回転した方向に応じて、スク
リーン上のカーソル指示４８が波形に対して上又は下方
向に移動する。
【００１０】値の変更に応じて、ノブ情報をマイクロプ
ロセッサ４０に入力する。値の変化は、マイクロプロセ
ッサによりサンプリングされ、現在の値と加算又は減算
されて、新たな現在の値を発生する。この新たな現在の
値をリードアウト表示回路に供給して、表示器２６上に
表示を行う。マイクロプロセッサ３０は、カーソル位置
を表す新たな現在の値をコプロセッサ２０に入力する。
より詳細には、コプロセッサ２０のブロック図である図
３に示す如く、新たな現在の値（ＵＰＤＩＮＨ及びＵＰ
ＤＩＮＬ）を蓄積する場合、これら新たな現在の値をレ
ジスタ（ＲＥＧ：蓄積手段）５０に入力する。なお、レ
ジスタ５０に入力される他の信号ＵＰＡＤＤＲＨ、ＵＰ
ＷＲ、ＵＰＡＤＤＲＬ及びＵＰＷＲは、これらレジスタ
の制御信号である。レジスタ５０に蓄積された値は、１
つの入力としてマルチプレクサ（ＭＵＸ：選択手段）５
２に供給される。２つのカーソルの場合、２個のレジス
タ５０が存在し、各レジスタがマルチプレクサ５２の入
力端Ｙ及びＺにカーソル値ＤＣＨ、ＤＣＬを供給する。
マルチプレクサ５２の別の入力端Ｘの入力信号は、パラ
レル・デジタル信号ＤＩＮである。選択回路（選択手
段）５４が、マルチプレクサ５２の選択端Ｓ用の選択信
号を発生する。選択回路５４への入力信号は、マイクロ
プロセッサ３０からのＤＣＯＮ（デジタル・カーソル・
オン）コマンドであるデジタル・カーソル命令である。
デジタル・カーソル機能が適切なボタン３４により選択
されると、このデジタル・カーソル命令が出力される。
選択回路５４への他の入力信号は、各カーソルの位置を
示すライン選択信号ＬＳＨ及びＬＳＬである。ライン選
択信号に応じてカーソルが入力される位置（期間）での
カーソルは、単一の線、複数の線、線の一部又はこれら
の組み合わせでもよい。また、このカーソルが挿入され
る位置（期間）は、垂直帰線期間中に固定されてもよい
し、ビデオのアクティブ期間中であってテレビジョン信
号の各フィールド中にランダムであってもよい。選択回
路５４は、１対のアンド・ゲート５６及び５８の形式で
もよく、これらアンド・ゲートの出力端はワイヤード・
オア接続で、マルチプレクサ５２の端子Ｓに結合してい
る。この場合、各アンド・ゲートは、イネーブル信号と
して信号ＤＣＯＮを受け、位置制御信号入力としてライ
ン選択信号ＬＳＨ及びＬＳＬを夫々受ける。信号ＤＣＯ
Ｎがオンとなり、適切なライン選択信号が発生すると、
どちらのライン選択信号が存在するかに応じて、マルチ
プレクサ５２は、カーソル値ＤＣＨ及びＤＣＬの一方を
出力信号ＤＯＵＴとして選択する。信号ＤＣＯＮがオフ
であるか、ライン選択信号が存在しないと、マルチプレ
クサ５２は、パラレル・デジタル信号を選択する。この
ように、デジタル・カーソル値がパラレル・デジタル信
号の一部として発生するので、このパラレル・デジタル
信号に作用する同じ処理がデジタル・カーソルにも作用
する。すなわち、デジタル・カーソル値は、波形を表す
パラレル・デジタル信号と同じ回路で処理されて、アナ
ログ信号に変換された後も、同じアナログ回路の影響を
受けるので、カーソル及びシリアル・デジタル信号間の
精度を維持できる。
ロセッサ４０に入力する。値の変化は、マイクロプロセ
ッサによりサンプリングされ、現在の値と加算又は減算
されて、新たな現在の値を発生する。この新たな現在の
値をリードアウト表示回路に供給して、表示器２６上に
表示を行う。マイクロプロセッサ３０は、カーソル位置
を表す新たな現在の値をコプロセッサ２０に入力する。
より詳細には、コプロセッサ２０のブロック図である図
３に示す如く、新たな現在の値（ＵＰＤＩＮＨ及びＵＰ
ＤＩＮＬ）を蓄積する場合、これら新たな現在の値をレ
ジスタ（ＲＥＧ：蓄積手段）５０に入力する。なお、レ
ジスタ５０に入力される他の信号ＵＰＡＤＤＲＨ、ＵＰ
ＷＲ、ＵＰＡＤＤＲＬ及びＵＰＷＲは、これらレジスタ
の制御信号である。レジスタ５０に蓄積された値は、１
つの入力としてマルチプレクサ（ＭＵＸ：選択手段）５
２に供給される。２つのカーソルの場合、２個のレジス
タ５０が存在し、各レジスタがマルチプレクサ５２の入
力端Ｙ及びＺにカーソル値ＤＣＨ、ＤＣＬを供給する。
マルチプレクサ５２の別の入力端Ｘの入力信号は、パラ
レル・デジタル信号ＤＩＮである。選択回路（選択手
段）５４が、マルチプレクサ５２の選択端Ｓ用の選択信
号を発生する。選択回路５４への入力信号は、マイクロ
プロセッサ３０からのＤＣＯＮ（デジタル・カーソル・
オン）コマンドであるデジタル・カーソル命令である。
デジタル・カーソル機能が適切なボタン３４により選択
されると、このデジタル・カーソル命令が出力される。
選択回路５４への他の入力信号は、各カーソルの位置を
示すライン選択信号ＬＳＨ及びＬＳＬである。ライン選
択信号に応じてカーソルが入力される位置（期間）での
カーソルは、単一の線、複数の線、線の一部又はこれら
の組み合わせでもよい。また、このカーソルが挿入され
る位置（期間）は、垂直帰線期間中に固定されてもよい
し、ビデオのアクティブ期間中であってテレビジョン信
号の各フィールド中にランダムであってもよい。選択回
路５４は、１対のアンド・ゲート５６及び５８の形式で
もよく、これらアンド・ゲートの出力端はワイヤード・
オア接続で、マルチプレクサ５２の端子Ｓに結合してい
る。この場合、各アンド・ゲートは、イネーブル信号と
して信号ＤＣＯＮを受け、位置制御信号入力としてライ
ン選択信号ＬＳＨ及びＬＳＬを夫々受ける。信号ＤＣＯ
Ｎがオンとなり、適切なライン選択信号が発生すると、
どちらのライン選択信号が存在するかに応じて、マルチ
プレクサ５２は、カーソル値ＤＣＨ及びＤＣＬの一方を
出力信号ＤＯＵＴとして選択する。信号ＤＣＯＮがオフ
であるか、ライン選択信号が存在しないと、マルチプレ
クサ５２は、パラレル・デジタル信号を選択する。この
ように、デジタル・カーソル値がパラレル・デジタル信
号の一部として発生するので、このパラレル・デジタル
信号に作用する同じ処理がデジタル・カーソルにも作用
する。すなわち、デジタル・カーソル値は、波形を表す
パラレル・デジタル信号と同じ回路で処理されて、アナ
ログ信号に変換された後も、同じアナログ回路の影響を
受けるので、カーソル及びシリアル・デジタル信号間の
精度を維持できる。
【００１１】例えば、装置の一部を設定するために、こ
の装置からのシリアル・デジタル信号をシリアル・デジ
タル・テレビジョン波形モニタに入力し、操作者は、下
側のカーソルを、ＣＣＩＲ６０１基準の如き適切な標準
により特定される黒を表す１６進の値に設定してもよ
い。この１６進の値は、適切なレジスタ５０にロードさ
れ、パラレル・デジタル信号の一部として適切なライン
選択信号ＬＳＬが指示するライン期間中に現れる。な
お、パラレル・デジタル信号は、表示器２６上に波形３
８として表示される。この１６進の値は、表示器２６の
測定領域４０にて、又は機能領域４４内のカーソル機能
ラベルの上部にて、表示される。次に、操作者は、上側
のカーソルを、白を表す１６進の値に調整する。これら
表示されたカーソルにより、操作者は、表示された波形
３８と、この波形のカーソル４８に対する関係とを観察
して、装置を調整できる。
の装置からのシリアル・デジタル信号をシリアル・デジ
タル・テレビジョン波形モニタに入力し、操作者は、下
側のカーソルを、ＣＣＩＲ６０１基準の如き適切な標準
により特定される黒を表す１６進の値に設定してもよ
い。この１６進の値は、適切なレジスタ５０にロードさ
れ、パラレル・デジタル信号の一部として適切なライン
選択信号ＬＳＬが指示するライン期間中に現れる。な
お、パラレル・デジタル信号は、表示器２６上に波形３
８として表示される。この１６進の値は、表示器２６の
測定領域４０にて、又は機能領域４４内のカーソル機能
ラベルの上部にて、表示される。次に、操作者は、上側
のカーソルを、白を表す１６進の値に調整する。これら
表示されたカーソルにより、操作者は、表示された波形
３８と、この波形のカーソル４８に対する関係とを観察
して、装置を調整できる。
【００１２】
【発明の効果】したがって、本発明によれば、選択され
たシリアル・デジタル・テレビジョン信号の位置（期
間）にて、カーソルのデジタル値をデジタル・テレビジ
ョン信号に挿入することにより、カーソル及びシリアル
・デジタル信号間の精度を維持しながら、シリアル・デ
ジタル・テレビジョン波形モニタ用のデジタル・カーソ
ルを得ることができる。
たシリアル・デジタル・テレビジョン信号の位置（期
間）にて、カーソルのデジタル値をデジタル・テレビジ
ョン信号に挿入することにより、カーソル及びシリアル
・デジタル信号間の精度を維持しながら、シリアル・デ
ジタル・テレビジョン波形モニタ用のデジタル・カーソ
ルを得ることができる。
【図１】本発明によりデジタル・カーソルを表示するシ
リアル・デジタル・テレビジョン波形モニタのブロック
図である。
リアル・デジタル・テレビジョン波形モニタのブロック
図である。
【図２】本発明によるシリアル・デジタル・テレビジョ
ン波形モニタの表示の平面図である。
ン波形モニタの表示の平面図である。
【図３】本発明によりデジタル・カーソルを発生するシ
リアル・デジタル・テレビジョン波形モニタ内のコプロ
セッサのブロック図である。
リアル・デジタル・テレビジョン波形モニタ内のコプロ
セッサのブロック図である。
１２，１４ バッファ １６，２４ スイッチ １８ 変換回路 ２０ コプロセッサ ２２ Ｄ／Ａ及びフィルタ ２６ 表示器 ２８ リードアウト表示回路 ３０ マイクロプロセッサ ３２ フロント・パネル ５０ レジスタ（蓄積手段） ５２ マルチプレクサ（選択手段） ５４ 選択回路（選択信号発生手段）
【手続補正書】
【提出日】平成９年５月６日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 シリアル・デジタル・テレビジョン波
形モニタ用デジタル・カーソル発生回路及び方法
形モニタ用デジタル・カーソル発生回路及び方法
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ケネス・エム・アインスワース アメリカ合衆国 オレゴン州 97006 ア ロア サウスウェスト ブレイン・テラス 19060 (72)発明者 ボブ・エルカインド アメリカ合衆国 オレゴン州 97119 ガ ストン サウスウェスト リー・ロード 7118
Claims (2)
- 【請求項１】 シリアル・デジタル・テレビジョン波形
モニタ用のデジタル・カーソルを発生する回路であっ
て、 入力されたデジタル・カーソル値を蓄積する蓄積手段
と、 上記シリアル・デジタル・テレビジョン波形モニタの表
示器上に表示するために、上記蓄積手段からの上記デジ
タル・カーソル値と、シリアル・デジタル・テレビジョ
ン信号を表すデジタル信号との間での選択を行う選択手
段と、 デジタル・カーソル・オン命令と、上記シリアル・デジ
タル・テレビジョン信号の所定位置を示す信号とから上
記選択手段用の選択信号を発生する選択信号発生手段と
を具え、 上記選択手段が、上記選択信号に応じて上記所定位置の
上記デジタル信号に上記デジタル・カーソル値を挿入す
ることを特徴とするシリアル・デジタル・テレビジョン
波形モニタ用デジタル・カーソル発生回路。 - 【請求項２】 シリアル・デジタル・テレビジョン波形
モニタ用のデジタル・カーソルを発生する方法であっ
て、 入力されたデジタル・カーソル値をレジスタに蓄積し、 上記シリアル・デジタル・テレビジョン波形モニタの表
示器上に表示するために、上記レジスタからの上記デジ
タル・カーソル値と、シリアル・デジタル・テレビジョ
ン信号を表すデジタル信号との間での選択を行い、 デジタル・カーソル・オン命令と、上記シリアル・デジ
タル・テレビジョン信号の所定位置を示す信号とから上
記選択過程用の選択信号を発生し、 上記選択信号に応じて、上記所定位置の上記デジタル信
号に上記デジタル・カーソル値を挿入することを特徴と
するシリアル・デジタル・テレビジョン波形モニタ用デ
ジタル・カーソル発生方法。
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|---|---|---|---|
| US08/639,293 US5949495A (en) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | Digital cursors for serial digital television waveform monitors |
| US08/639,293 | 1996-04-25 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10174128A true JPH10174128A (ja) | 1998-06-26 |
| JP3561111B2 JP3561111B2 (ja) | 2004-09-02 |
Family
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP10327697A Expired - Fee Related JP3561111B2 (ja) | 1996-04-25 | 1997-04-21 | シリアル・デジタル・テレビジョン波形モニタ用デジタル・カーソル発生回路及び方法 |
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| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5949495A (ja) |
| JP (1) | JP3561111B2 (ja) |
| DE (1) | DE19714956B4 (ja) |
| GB (1) | GB2312583B (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015201849A (ja) * | 2014-04-04 | 2015-11-12 | テクトロニクス・インコーポレイテッドＴｅｋｔｒｏｎｉｘ，Ｉｎｃ． | 波形モニタ及び表示生成方法 |
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|---|---|---|---|---|
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| US5039937A (en) * | 1990-05-11 | 1991-08-13 | Nicolet Instrument Corporation | Method and apparatus for providing compressed and expanded displays on a digital oscilloscope |
| US5004975A (en) * | 1990-06-28 | 1991-04-02 | Tektronix, Inc. | Adjustable electronic graticules for measuring waveform distortions |
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-
1996
- 1996-04-25 US US08/639,293 patent/US5949495A/en not_active Expired - Lifetime
-
1997
- 1997-04-10 DE DE19714956A patent/DE19714956B4/de not_active Expired - Fee Related
- 1997-04-21 GB GB9707989A patent/GB2312583B/en not_active Expired - Fee Related
- 1997-04-21 JP JP10327697A patent/JP3561111B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2020123977A (ja) * | 2014-04-04 | 2020-08-13 | プロジェクト・ジャイアンツ・エルエルシー | 波形モニタ及び出力表示生成方法並びにライブビデオ信号評価システム |
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|---|---|
| DE19714956A1 (de) | 1997-10-30 |
| GB2312583A (en) | 1997-10-29 |
| GB9707989D0 (en) | 1997-06-11 |
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| US5949495A (en) | 1999-09-07 |
| DE19714956B4 (de) | 2004-07-29 |
| GB2312583B (en) | 2000-04-19 |
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