JPH10173771A

JPH10173771A - 携帯端末

Info

Publication number: JPH10173771A
Application number: JP8327277A
Authority: JP
Inventors: Atsushi Mizukami; 淳水上
Original assignee: Kokusai Electric Corp
Current assignee: Kokusai Electric Corp
Priority date: 1996-12-06
Filing date: 1996-12-06
Publication date: 1998-06-26

Abstract

(57)【要約】【課題】携帯端末では、鳴音モードにしている場合、
着信時には必ず鳴音するため、不要な電話に対しても応
答しなければならず煩わしいという問題点があり、登録
された発信者からの着信時のみ鳴音し、更に、鳴音する
際には発信者番号に応じた着信音を鳴音して、使い勝手
を向上させることができる携帯端末を提供する。【解決手段】着信動作モードとしてサイレントモード
を設け、また、着信音テーブル４１に発信者番号と着信
音パターンとを対応させて記憶しておき、着信時に、着
信音テーブル４１に登録されている発信者番号を受信し
た際には着信音を鳴音するが、それ以外の場合には鳴音
せず、また、鳴音する際には着信音テーブル４１を参照
して発信者番号に対応する着信音パターンに従った着信
音で鳴音する携帯端末である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ＰＨＳやＩＳＤＮ
等の携帯端末に係り、特に不要な電話に煩わされるのを
防ぎ、使い勝手を向上させることができる携帯端末に関
する。

【０００２】

【従来の技術】ＰＨＳやＩＳＤＮ回線に接続する携帯端
末には、発信者番号通知のサービスがあり、発信側から
着信側に発信者番号が送信されるものがある。また、従
来の携帯端末には、複数種類の着信音を備えたものがあ
り、特定の発信者からの着信時には、特定の着信音を出
力するようにしたものがあった。

【０００３】このような携帯端末では、記憶部に、発信
者番号と着信音とを対応させるテーブルを備えておき、
制御部（図示せず）が、着信時には、テーブルを参照し
て、番号に対応する着信音を鳴音させるようになってい
る。

【０００４】従来の携帯端末における着信時の処理につ
いて図４を用いて説明する。図４は、従来の携帯端末の
制御部における着信時の処理を示すフローチャート図で
ある。図４に示すように、従来の携帯端末の制御部は、
着信すると（２００）、発信側からの発信者番号を受信
して（２０２）、受信した発信者番号がテーブルに登録
されている番号かどうかを判断し（２０４）、登録され
ている番号であれば、対応する着信音を鳴音させる（２
０６）。

【０００５】また、処理２０４で、受信した発信者番号
がテーブルに登録されていなかった場合には、通常の着
信音を鳴音させる（２０８）。このようにして、従来の
電話機における着信時の処理が行われるようになってい
た。

【０００６】また、従来の携帯端末における着信動作と
しては、鳴音、振動、ＬＥＤ点滅等の動作モードがあ
り、利用者が自由に設定するようになっていた。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の携帯端末では、鳴音モードにしている場合、着信時
には必ず鳴音するため、不要な電話にも応答しなければ
ならず、煩わしく、不便であるという問題点があった。

【０００８】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、登録された発信者からの着信時のみ鳴音し、更に、
鳴音する際には発信者番号に応じた着信音を鳴音するよ
うにして、本当に必要な電話のみを選択的に受けること
ができ、また、着信音によって発信者を識別することが
でき、使い勝手を向上させることができる携帯端末に関
する。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための請求項１記載の発明は、着信時に発信者番
号を受信する携帯端末において、着信動作モードとして
サイレントモードが設定されている場合、着信時に、予
め登録された発信者番号を受信すると、着信音を鳴音
し、前記予め登録された発信者番号を受信しないと、前
記着信音を鳴音しないことを特徴としており、重要な電
話を待っている場合等、重要な発信者を登録しておけ
ば、本当に必要な電話のみを選択的に受けることがで
き、不要な電話に煩わされることがなく、使い勝手を向
上させることができる。

【００１０】上記従来例の問題点を解決するための請求
項２記載の発明は、請求項１記載の携帯端末において、
登録された複数の発信者番号に各々対応する着信音のパ
ターンを記憶し、着信時に、前記登録された発信者番号
を受信した場合には、前記受信した発信者番号に対応す
る着信音のパターンに従った着信音で鳴音することを特
徴としており、着信音によって発信者を識別することが
できる。

【００１１】

【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。本発明の実施の形態に係る携
帯端末（本装置）は、登録されている発信者番号を受信
した場合には鳴音し、登録されていない発信者番号を受
信した場合には、鳴音しないようにするサイレントモー
ドを設け、重要な相手からの電話のみに応答できるもの
であり、更に、鳴音する場合には発信者番号に対応する
着信音を鳴音するようにして、電話を取らなくても発信
者を識別できるものである。

【００１２】まず、本装置の構成について図１を使って
説明する。図１は、本発明の実施の形態に係る携帯端末
（本装置）の構成ブロック図である。図１に示すよう
に、本装置の基本的な構成は従来の携帯端末と同様であ
り、無線信号の送受信を行う無線部１と、電話の送受信
に伴う処理及び制御を行う制御部２と、モード設定や発
信者番号の登録等を行う入力部３と、データを記憶する
記憶部４と、音声を入力するマイク５と、音声及び着信
音を出力するスピーカ６と、データを表示する表示部７
とから構成されている。

【００１３】また、記憶部４には、発信者番号とそれに
対応する着信音とを記憶する着信音テーブル４１が設け
られており、制御部２における動作が従来とは一部異な
っている。

【００１４】本装置の特徴部分について具体的に説明す
る。まず、記憶部４の着信音テーブル４１について図２
を用いて説明する。図２は、着信音テーブル４１の説明
図である。図２に示すように、着信音テーブル４１は、
従来の携帯端末に設けられていたものとほぼ同様であ
り、発信者番号と、それに対応する着信音パターンとを
記憶するものであり、それと共に、本装置の特徴とし
て、後述するサイレントモードにおいて鳴音を行う発信
者番号を登録するものである。

【００１５】尚、着信音のデータは制御部２に用意され
ており、制御部２は、着信音パターンが特定されれば、
対応する着信音のデータを読み出してスピーカ６に出力
する。また、利用者は、登録時には、用意されたパター
ンの中から適当なものを選択して発信者番号と対応させ
て登録するようになっている。

【００１６】また、制御部２は、入力部３から入力され
た着信動作モードに従って着信動作を行うものであり、
着信動作モードとしては、従来と同様の鳴音モード、振
動モードに加えて、本装置の特徴としてサイレントモー
ドを設けている。

【００１７】そして、制御部２は、入力部３からサイレ
ントモード設定の指示が入力されると、着信動作モード
としてサイレントモードを設定し、着信時には、サイレ
ントモードの動作プログラムに処理を移行するようにな
っている。

【００１８】ここで、本装置の特徴であるサイレントモ
ードについて説明する。サイレントモードは、着信時
に、着信音テーブル４１に登録されている発信者番号を
受信した場合のみ着信音を鳴音し、発信者番号を受信し
なかったり、受信した発信者番号が、着信音テーブル４
１に登録されていない番号であった場合には、鳴音、振
動、点滅等を行わないものである。更に、本装置では、
登録されている発信者番号については、着信音テーブル
４１を参照して、発信者番号に対応する着信音のパター
ンに従って鳴音するようにしている。

【００１９】従って、利用者は、電話を受けたい相手の
みを着信音テーブル４１に登録して、サイレントモード
に設定することにより、着信音テーブル４１に登録され
ている発信者からの着信時のみ鳴音させて応答し、その
他の発信者からの着信時には応じなくてすむものであ
る。

【００２０】例えば、取引先との打ち合わせの際、営業
所や本社から大事な電話を待っているような場合、営業
所及び本社の発信者番号を着信音テーブル４１に登録し
ておき、サイレントモードに設定すれば、営業所と本社
からかかってきた場合には着信音が鳴るが、無関係な電
話がかってきても着信音が鳴らないので、応答しなくて
すみ、打ち合わせを妨げることがない。つまり本当に必
要な電話のみを、選択的に受けることができるものであ
る。また、営業所と本社に異なった着信音を登録してお
けば、着信音を聞いただけでどこからかかってきたのか
がわかり、便利である。

【００２１】次に、サイレントモードが設定されている
場合の、本装置の制御部２における着信時の処理につい
て図３を用いて説明する。図３は、本装置の制御部２に
おける着信時の処理を示すフローチャート図である。図
３に示すように、本装置の制御部２は、着信すると（１
００）、着信動作モードが何であるかをチェックし（１
００）、サイレントモードが設定されていない場合に
は、設定されている着信動作モードに従った処理を行う
（１１２）。

【００２２】また、処理１０２でサイレントモードが設
定されている場合には、制御部２は、発信者番号を受信
したかどうかを判断し（１０４）、受信した場合には、
受信した発信者番号が着信音テーブル４１に登録されて
いるかどうかを判断する（１０６）。

【００２３】登録されている場合には、制御部２は、着
信音テーブル４１から発信者番号に対応する着信音パタ
ーンを読み取り（１０８）、読みとった着信音をスピー
カ６に出力する（１１０）。

【００２４】また、処理１０４で発信者番号を受信しな
かった場合と、処理１０６で受信した発信者番号が着信
音テーブル４１に登録されていなかった場合には、その
まま処理を終わる。このようにして本装置の制御部２に
おける処理が行われるものである。

【００２５】本発明の実施の形態に係る携帯端末（本装
置）によれば、着信動作モードとしてサイレントモード
を設け、着信音テーブル４１に登録されている発信者番
号を受信した際には着信音を鳴音するが、それ以外の場
合には鳴音しないようにしているので、本当に受信した
い相手からの電話以外は受け付けないようにすることが
でき、不要な電話に応答する煩雑さを軽減することがで
き、使い勝手を向上させることができる効果がある。

【００２６】また、本装置によれば、着信音テーブル４
１において、発信者番号と着信音パターンとを対応させ
て記憶し、登録されている発信者からの着信時には、発
信者番号に対応する着信音パターンに従って鳴音するよ
うにしているので、着信音を聞いただけで発信者を識別
することができ、使い勝手を向上させることができる効
果がある。

【００２７】

【発明の効果】請求項１記載の発明によれば、サイレン
トモードが設定されていると、着信時に、登録されてい
る発信者番号を受信した場合には着信音を鳴音するが、
それ以外の場合には着信音を鳴音しない携帯端末として
いるので、重要な電話を待っている場合等、本当に必要
な電話のみを選択的に受けることができ、不要な電話に
煩わされることがなく、使い勝手を向上させることがで
きる効果がある。

【００２８】請求項２記載の発明によれば、発信者番号
とそれに対応する着信音のパターンを記憶しておき、着
信時には、受信した発信者番号に対応する着信音のパタ
ーンに従った着信音で鳴音する請求項１記載の携帯端末
としているので、着信音によって発信者を識別すること
ができ、使い勝手を向上させることができる効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態に係る携帯端末（本装置）
の構成ブロック図である。

【図２】着信音テーブル４１の説明図である。

【図３】本装置の制御部２におけるサイレントモードが
設定されている場合の着信時の処理を示すフローチャー
ト図である。

【図４】従来の携帯端末の制御部における着信時の処理
を示すフローチャート図である。

【符号の説明】

１…無線部、２…制御部、３…入力部、４…記憶
部、５…マイク、６…スピーカ、７…表示部、４
１…着信音テーブル

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号ＦＩＨ０４Ｍ 1/57 Ｈ０４Ｂ 7/26 １０９Ｌ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】着信時に発信者番号を受信する携帯端末
において、着信動作モードとしてサイレントモードが設
定されている場合、着信時に、予め登録された発信者番
号を受信すると、着信音を鳴音し、前記予め登録された
発信者番号を受信しないと、前記着信音を鳴音しないこ
とを特徴とする携帯端末。
【請求項２】登録された複数の発信者番号に各々対応
する着信音のパターンを記憶し、着信時に、前記登録さ
れた発信者番号を受信した場合には、前記受信した発信
者番号に対応する着信音のパターンに従った着信音で鳴
音することを特徴とする請求項１記載の携帯端末。