JPH1017247A - エレベータの縦開きドア装置 - Google Patents

エレベータの縦開きドア装置

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JPH1017247A
JPH1017247A JP17365896A JP17365896A JPH1017247A JP H1017247 A JPH1017247 A JP H1017247A JP 17365896 A JP17365896 A JP 17365896A JP 17365896 A JP17365896 A JP 17365896A JP H1017247 A JPH1017247 A JP H1017247A
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JP
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door
shoe
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rail
bolts
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Takeshi Tanaka
武 田中
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Hitachi Building Systems Co Ltd
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Hitachi Building Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドアレール表面の塵埃除去および潤滑油塗布
を自動的に行わせるための塗布体を付設する際、かかる
塗布体をドアの両側部に簡単に取り付けることができる
エレベータの縦開きドア装置を提供する。 【解決手段】 潤滑油を含浸させた塗布体16を保持す
る支持体15に、近傍のドアシュー5側へ延びる延長片
15bを設け、この延長片15bを、ドア6の側部と該
ドアシュー5との間に挟持した状態で、該ドアシュー5
と一体的にボルト18にてドア6に固定する構成とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエレベータの縦開き
ドア装置に係り、特に、ドアレール表面の塵埃除去なら
びに潤滑油塗布に好適な塗布体をドアの両側部に付設し
た縦開きドア装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベータの縦開きドア装置のドアの両
側部には、乗場出入口の左右両側に立設されたドアレー
ルに対して摺動自在に係合するドアシューが固設されて
おり、これらのドアシューを介して、ドアがドアレール
に沿って上下方向に開閉動作を行えるようになっている
ので、ドアの円滑な開閉動作を維持するためには、ドア
レール表面に潤滑油を塗布したり、その潤滑油に付着し
た塵埃を除去するといった保守管理が必要となる。だ
が、このような潤滑油塗布作業や塵埃除去作業を人手に
て頻繁に行うことは極めて煩雑なので、その改善が望ま
れていた。
【0003】そこで、ドアの両側部に、潤滑油を含浸さ
せてドアレールに摺接する塗布体を付設し、ドアの上下
動(開閉動作)に伴って、この塗布体が自動的にドアレ
ール表面の塵埃を除去しつつ潤滑油の塗布も行うように
工夫した縦開きドア装置が、従来提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来技術では、複数の塗布体を取り付けるために、ドア
の両側部にそれぞれ穴あけ加工を行って専用の取付穴を
形成し、その取付穴に挿通した専用のボルトで該塗布体
を固定しなければならないので、ドアレール表面の保守
管理に好適な塗布体を付設しようとすると煩雑な取付作
業を余儀なくされるという問題点があった。
【0005】したがって本発明の目的は、かかる従来技
術の課題を解消し、ドアレール表面の塵埃除去および潤
滑油塗布が自動的に行える塗布体が簡単に取り付けられ
る、エレベータの縦開きドア装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明は、乗場出入口の左右両側に互いに平行に
一対立設されたドアレールと、これら一対のドアレール
の間に上下動可能に配置されたドアと、このドアの両側
部にボルトにて固定され前記ドアレールに摺動自在に係
合する複数のドアシューと、同じく前記ドアの両側部に
固定された複数の支持体と、潤滑油が含浸されて前記支
持体に保持され前記ドアレールに摺接する塗布体とを備
え、前記ドアシューに案内されながら前記ドアが前記一
対のドアレールに沿って上下方向に開閉可能な縦開きド
ア装置において、前記支持体に近傍の前記ドアシュー側
へ延びる延長片を設け、この延長片を前記ドアの側部と
該ドアシューとの間に挟持した状態で前記ボルトにて該
ドアに固定する構成とした。
【0007】このように構成される縦開きドア装置は、
塗布体を保持する支持体をドアシューと一体的にドアの
側部に取り付けることができるので、該支持体専用の取
付穴やボルトを省略することができ、また、該支持体の
延長片をドアシュー用のライナーとして機能させること
で通常のライナーも省略できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1な
いし図6に基づいて説明する。ここで、図1は本発明に
係る縦開きドア装置の一実施形態を示す正面図、図2は
図1のA部を拡大して示す斜視図、図3は図1,2に示
す支持体の斜視図、図4は図2に示す塗布体の折曲加工
前の斜視図、図5は図3に示す支持体に塗布体を装着し
た状態を示す斜視図、図6は図5に示す塗布体付きの支
持体をドアシューと共にドア側部に取り付ける際の工程
図である。
【0009】これらの図に示す縦開きドア装置は、エレ
ベータの乗場1の柱2,2間に開設されている乗場出入
口3に設置されたもので、各柱2に固定することにより
乗場出入口3の左右両側に互いに平行に一対立設された
ドアレール4と、これら一対のドアレール4,4の間に
上下動可能に配置されたドア6と、このドア6の両側部
の上下二個所にそれぞれボルト18(図6参照)にて固
定されドアレール4に摺動自在に係合する計四個の金属
製のドアシュー5と、ドア6の両側部にそれぞれ下側の
ドアシュー5と一体に固定された鋼板からなる支持体1
5と、潤滑油が含浸されたカポック材からなり支持体1
5に保持されてドアレール4に摺接する塗布体16と、
ドア6の上端部に固定された吊り金具7,8と、これら
の吊り金具7,8にそれぞれ一端を連結せしめたチェー
ン9,10と、これら両チェーン9,10の他端が連結
されたバランスウェート11と、各柱2に固定されてそ
れぞれチェーン9,10を巻き掛けた案内車12,13
と、バランスウェート11側の柱2に固定されてチェー
ン9,10を駆動する駆動車14とによって概略構成さ
れており、駆動車14の駆動力がチェーン9,10を介
して伝達されるドア6が、各ドアシュー5に案内されな
がらドアレール4に沿って上下方向に開閉できるように
なっている。
【0010】そして、前記支持体15には、塗布体16
を保持するための略コ字形の保持部15aと、この保持
部15aから下方へ延びる延長片15bと、前記ボルト
18を挿通させるために延長片15bの二個所を切り欠
いてなる切欠き15cとが設けてあり、延長片15bを
ドア6の側部と下側のドアシュー5との間に挟んでボル
ト18の締結を行うことにより、この支持体15はドア
シュー5と一体的にドア6に固定できるようになってい
る。また、ドア6の側部とドアシュー5との間には通
常、厚さが1mm程度のライナーを介設する必要がある
が、本実施形態では支持体15を板厚が1mmの鋼板に
て形成してあるので、下側のドアシュー5の裏面に別途
ライナーを設ける必要はない。
【0011】なお、前記塗布体16として、本実施形態
では、縦横78mmの真四角なカポック材を、前記支持
体15の保持部15a内に圧入固定できるように略コ字
形に折り曲げたものを用いており、この塗布体16の裏
面には、その形状を長期間維持するためにアルミニウム
板17が接着してある(図4参照)。
【0012】このように構成された縦開きドア装置は、
前述したように、駆動車14の駆動力がチェーン9,1
0を介してドア6に伝達されると、このドア6が、ドア
レール4に摺動自在に係合するドアシュー5に案内され
ながら上下方向に開閉動作を行うが、この開閉動作時
に、ドア6の両側部に付設されている塗布体16により
ドアレール4の表面の塵埃が除去されるとともに、該塗
布体16に含浸されている潤滑油がドアレール4の表面
に塗布されることとなる。したがって、ドアレール4の
表面の塵埃を除去したり潤滑油を塗布するといった保守
作業を人手にて頻繁に行わなくとも、ドア6を常に円滑
に開閉させることができ、保守管理が容易になる。そし
て、前述したように塗布体16を保持する支持体15を
下側のドアシュー5とドア6の側部との間に挟持する構
成にしてあることから、ボルト18の本数や、ドア6の
側部に穴あけ加工される該ボルト挿通用の取付穴の数を
増やさなくとも、支持体15をドアシュー5と一体的に
ドア6に取り付けることができて、取付作業の煩雑化が
回避されている。なお、本実施形態のように塗布体16
として、潤滑油の含浸能力に優れるという特性を有する
カポック材を採用すれば、長期間にわたって潤滑油の補
給を行う必要がなく、また補給時においても潤滑油が短
時間のうちに吸収されることから、保守管理の軽減化を
図るうえで好適である。
【0013】次に、上述した縦開きドア装置における塗
布体16の取付作業を、図6を参照しつつ工程順に説明
する。
【0014】かかる取付作業を行う際には、予め、ドア
レール4の表面を清掃し、且つ塗布体16に潤滑油を吸
収させておく。そして、スパナ等でボルト18を緩めて
ドアシュー5をドア6から一旦取り外した後、保持部1
5a内に塗布体16を装着した支持体15の延長片15
bを、その切欠き15cがドア6のボルト18用取付穴
と合致するように位置合わせしたうえで、ドア6の側部
とドアシュー5との間に挟み込んだ状態にして、ボルト
18を例えば手でねじ込んでいくことにより、ドア6の
側部に支持体15およびドアシュー5を仮固定する。し
かる後、支持体15およびドアシュー5の傾きや位置ず
れを調整してから、ボルト18をスパナ等で締めつける
ことにより、ドア6の側部の所定位置に、これらの支持
体15およびドアシュー5を一体的に本固定する。
【0015】
【発明の効果】本発明によるエレベータの縦開きドア装
置は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載
されるような効果を奏する。
【0016】ドアの開閉動作時に、このドアの両側部に
付設した塗布体によりドアレールの表面の塵埃が除去さ
れるとともに、該塗布体に含浸されている潤滑油がドア
レールの表面に塗布されるので、かかる塵埃除去や潤滑
油塗布を人手にて頻繁に行う必要がなくなり、縦開きド
ア装置の保守管理が容易になる。
【0017】また、前記塗布体を保持する支持体をドア
シューと一体的にドアの側部に取り付けることができる
ので、該支持体専用の取付穴やボルトが省略できる。ま
た、該支持体の延長片をドアシュー用のライナーとして
機能させることで、通常のライナーも省略できる。それ
ゆえ、ドアレール表面の塵埃除去や潤滑油塗布を自動的
に行わせるための前記塗布体を、簡単にドアに取り付け
ることができて、取付コストが大幅に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る縦開きドア装置の一実施形態を示
す正面図である。
【図2】図1のA部を拡大して示す斜視図である。
【図3】図1,2に示す支持体の斜視図である。
【図4】図2に示す塗布体の折曲加工前の斜視図であ
る。
【図5】図3に示す支持体に塗布体を装着した状態を示
す斜視図である。
【図6】図5に示す塗布体付きの支持体をドアシューと
共にドア側部に取り付ける際の工程図である。
【符号の説明】
1 乗場 3 乗場出入口 4 ドアレール 5 ドアシュー 6 ドア 9,10 チェーン 11 バランスウェート 14 駆動車 15 支持体 15a 保持部 15b 延長片 15c 切欠き 16 塗布体 18 ボルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗場出入口の左右両側に互いに平行に一
    対立設されたドアレールと、これら一対のドアレールの
    間に上下動可能に配置されたドアと、このドアの両側部
    にボルトにて固定され前記ドアレールに摺動自在に係合
    する複数のドアシューと、同じく前記ドアの両側部に固
    定された複数の支持体と、潤滑油が含浸されて前記支持
    体に保持され前記ドアレールに摺接する塗布体とを備
    え、前記ドアシューに案内されながら前記ドアが前記一
    対のドアレールに沿って上下方向に開閉可能な縦開きド
    ア装置において、前記支持体に近傍の前記ドアシュー側
    へ延びる延長片を設け、この延長片を前記ドアの側部と
    該ドアシューとの間に挟持した状態で前記ボルトにて該
    ドアに固定したことを特徴とするエレベータの縦開きド
    ア装置。
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