JP2006347643A - エレベータの乗り場ドア装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗り場ドアの自閉力を調整するに当り、メインのウエイトの下方のスペースを狭めることなく容易に自閉機構に補助ウエイトを付加して自閉力を増大させることができるエレベータの乗り場装置を提供する。
【解決手段】エレベータ乗り場の出入口を開閉する引き戸式の乗り場ドアと、この乗り場ドアにワイヤ11を介して連結されたウエイト13を有し、このウエイト13の重力で乗り場ドアに戸閉方向に向く自閉力を与える自閉機構と、前記自閉力を調整するために前記ウエイト13の上部のワイヤ11の部分に着脱可能に取り付けられる補助ウエイト15とを具備する。補助ウエイト15は、一対の分割品31a,31bで構成され、その一対の分割品31a,31bがワイヤ11を挟んで互いにねじ19a,19bで結合されることによりワイヤ11に着脱可能に取り付けられる。
【選択図】図2

Description

この発明は、エレベータ乗り場の出入口に設けられるエレベータの乗り場ドア装置に関する。
建物のエレベータ乗り場には、エレベータの乗りかごに乗降するための出入口が設けられ、この出入口に引き戸式の乗り場ドアが設置されている。この乗り場ドアは、通常時には閉鎖されていて、昇降路内を昇降する乗りかごがエレベータ乗り場に着床して停止した際に、その乗りかごのかごドアからの駆動力を受けて開閉動作する。また、乗り場ドアにはロック機構が備えられていて、乗り場ドアが戸閉したときにロックされ、戸開動作が開始されるときにそのロックが解除される。
乗りかごのかごドアは、乗り場ドアを開閉し、かつ前記ロック機構を動作させる係合装置を備えている。戸開時には、駆動力をもつかごドアがまず戸開動作を開始して戸開方向に移動し、この移動に応じて係合装置を介してかごドアと乗り場ドアとが係合し、この係合で乗り場ドアがかごドアと一体的に戸開方向に移動する。
戸閉時には、かごドアと乗り場ドアとが係合したまま、かごドアの駆動力でその双方が一体的に戸閉方向に移動する。そして閉じ切り位置に達する直前にかごドアと乗り場ドアとの係合が解除され、この係合の解除後には、乗り場ドアはこれ自体に設けられている自閉機構による力で完全に戸閉する閉じ切り位置にまで移動し、ロック機構によりロックされる。
自閉機構は、特開2004−269073号公報(特許文献1)に見られるように、ワイヤを介して乗り場ドアにウエイトを連結してなり、そのウエイトの重力で乗り場ドアを戸閉方向に付勢する。すなわち、乗り場ドアに自閉力を付加する。
ところで、乗り場ドアは、エレベータの保守点検時などには、作業員による手動の操作で開閉される。この際、作業の終了後には乗り場ドアを完全に戸閉する閉じ切り位置にまで戸閉させることが安全上重要であるが、その閉じ切りが前記自閉機構により付加される自閉力で達成される。
自閉機構による自閉力は、乗り場ドアの重量および移動時の走行抵抗に基づいて算出されるが、実際には乗り場ドアの捻れ等により走行抵抗に差が生じたり、また高層建物において、昇降路内とエレベータ乗り場との間の気圧差が大きくなり、ドラフト圧が発生するような場合があり、このような場合には自閉力が不足し、したがってその個々の条件に応じて自閉力を増大するように調整する必要がある。
この自閉力の調整に当っては、メインのウエイトに補助ウエイトを追加して自閉力を増大させる手段が採られる。すなわち、図7に示すように、ワイヤaで吊り下げられたメインのウエイトbの下部にボルトcを突出して設け、このボルトcに補助のウエイトdを螺着して追加し、自閉力を増大させるようにしている。
また、前記特許文献1では、ウエイトをコイルばねで支持し、乗り場ドアが閉じ方向に移動して減速した際にそのコイルばねによりウエイトを上下に振動させ、その振動で乗り場ドアに断続的な自閉力を付加して閉じ切り位置にまで移動させるようにしている。
特開2004−269073号公報
自閉機構のウエイトは、乗り場ドアの開閉に応じて上下に昇降し、したがってウエイトの下方にはそのストローク用の余裕のスペースを確保する必要がある。
ところが、上述のようにメインのウエイトの下部にボルトを突出して設け、このボルトに補助ウエイトを取り付けて自閉力を調整する手段では、メインのウエイトの下方に延びるボルトの長さ分だけウエイトの下方のスペースが狭くなり、ウエイトを昇降させる所定のストローク幅を確保することが困難となり、結果的に補助ウエイトを取り付けることができなくなるという問題がある。
また、メインのウエイトに長さの長い補助のウエイトを取り付ける場合には、メインのウエイトのボルトを補助ウエイトの長さに応じた長さの長いボルトと交換する必要があるが、その交換に手間がかかり、作業能率が低下し、さらに長さの長いボルトを取り付けると、ウエイトの下方に確保すべきスペースがさらに縮小してしまうという問題がある。
一方、前記特許引用文献1のように、ウエイトをコイルばねで支持し、そのコイルばねによりウエイトを上下に振動させて自閉力を増大させる手段では、そのウエイトの振動に要するストローク幅をウエイトの下方に余分に確保しなければならず、このためエレベータ乗り場の出入口のサイズによっては自閉機構自体の設置が困難となる。
この発明はこのような点に着目してなされたもので、その目的とするところは、乗り場ドアの自閉力を調整するに当り、メインのウエイトの下方のスペースを狭めることなく容易に自閉機構に補助ウエイトを付加して自閉力を増大させることができ、また出入口のサイズに制約されることなく自閉機構を設置することが可能なエレベータの乗り場装置を提供することにある。
請求項1の発明は、エレベータ乗り場の出入口を開閉する引き戸式の乗り場ドアと、
この乗り場ドアに線条体を介して連結されたウエイトを有し、このウエイトの重力で前記乗り場ドアに戸閉方向に向く自閉力を与える自閉機構と、前記自閉力を調整するために前記ウエイトの上部の前記線条体の部分に着脱可能に取け付けられる補助ウエイトとを具備することを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1の補助ウエイトが、一対の分割品で構成され、その一対の分割品が前記線条体を挟んで互いにねじで結合されることにより前記線条体に着脱可能に取り付けられることを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項2の一対の分割品のそれぞれには、前記線条体が通る中心軸を境にしてその一方側にねじ孔が、他方側に貫通孔がそれぞれ形成され、双方の分割品が互いに向い合わされたときに、一方の分割品のねじ孔および貫通孔が他方の分割品の貫通孔およびねじ孔にそれぞれ対応し、この状態で一方の分割品の貫通孔から他方の分割品のねじ孔に、他方の分割品の貫通孔から一方の分割品のねじ孔にそれぞれ前記ねじが挿入され、そのねじの締め付けで一対の分割品が結合されることを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項1の補助ウエイトが、一つのブロック体からなり、このブロック体にはその側面から中心部に向けてスリット状の切込み溝が形成され、その切込み溝に前記線条体が挿入され、かつ前記ブロック体の上下面に前記切込み溝を跨ぐように前記線条体の抜け止め用の止め板が取り付けられることを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項1の補助ウエイトが、一つのブロック体からなり、このブロック体には側面から中心部に向けてスリット状の切込み溝が形成され、この切込み溝に前記線条体が挿入され、かつブロック体の一側面から前記切込み溝にL状に屈曲する止め板の一片部が挿入され、この止め板の他片部がブロック体の側面にねじ止めされることを特徴としている。
請求項6の発明は、請求項1の補助ウエイトが、それぞれ複数枚のウエイト板を接離可能に重ね合わせてなる二組のウエイトユニットで構成され、その二組のウエイトユニットが前記線条体を挟んで互いにねじで結合されることにより前記線条体に着脱可能に取り付けられることを特徴としている。
請求項7の発明は、請求項6の二組のウエイトユニットのそれぞれには、前記線条体が通る中心軸を境にしてその一方側にねじ孔が、他方側に貫通孔がそれぞれ形成され、双方のウエイトユニットが互いに向い合わされたときに、一方のウエイトユニットのねじ孔および貫通孔が他方のウエイトユニットの貫通孔およびねじ孔にそれぞれ対応し、この状態で一方のウエイトユニットの貫通孔から他方のウエイトユニットのねじ孔にねじが挿入され、他方のウエイトユニットの貫通孔から一方のウエイトユニットのねじ孔にねじが挿入され、その各ねじの締め付けで二組のウエイトユニットが互いに結合されることを特徴としている。
この発明によれば、乗り場ドアの自閉力を調整するに当り、メインのウエイトの下方のスペースを狭めることなく容易に自閉機構に補助ウエイトを付加して自閉力を増大させることができ、また出入口のサイズに制約されることなく自閉機構を設置することがでいる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1および図2には第1の実施形態を示してあり、図1は建物のエレベータ出入口をエレベータの昇降路側から見た正面図で、この図1に示すようにエレベータの出入口1の内側周囲部には出入口枠2が取り付けられている。出入口枠2は、左右の一対の縦梁3と、これら縦梁3の上端部間に掛け渡された横梁4とを備え、横梁4にはその長手方向に沿って水平にハンガーレール5が取り付けられている。
8は出入口1を開閉する乗り場ドアで、この乗り場ドア8は上部にハンガー9を有し、このハンガー9が前記ハンガーレール5に移動自在に懸架され、この乗り場ドア8がハンガーレール5に沿って移動することにより出入口1が開閉される。
乗り場ドア8には自閉機構10が設けられ、この自閉機構10は線条体としてのワイヤ11を備え、このワイヤ11の一端部が乗り場ドア8のハンガー9に連結されている。ワイヤ11の他端側は出入口枠2に回転自在に設けられた滑車12を通して出入口枠2の一方の縦梁3に沿うように下方に垂れ下げられ、その下端部にウエイト13が連結され、このウエイト13の重力で乗り場ドア8が閉じ方向に付勢されている。
乗り場ドア8は、通常時には出入口1を閉鎖する戸閉位置にロック機構(図示せず)を介してロックされている。そして、昇降路内を昇降する乗りかごがエレベータ乗り場に着床して停止する際に、その乗りかごのかごドアに設けられている係合機構を介して前記ロックが解除されるとともに、かごドアによる駆動力が前記係合機構を介して乗り場ドア8に伝達され、乗り場ドア8がかごドアと一体的に戸開方向に移動して出入口1が開放される。
戸閉時には、乗り場ドア8がかごドアと係合したまま一体的に戸閉方向に移動する。そして閉じ切り位置に達する直前にかごドアと乗り場ドア8との係合が解除され、この係合の解除後に、乗り場ドア8は自閉機構10のウエイト13の重力による自閉力で完全に戸閉する閉じ切り位置まで移動し、ロック機構によりロックされる。
また、保守点検時に手動で乗り場ドア8を戸開方向に押し込んで開いたときには、その手動による押し込みの解除に応じて乗り場ドア8が自閉機構10のウエイト13の力で戸閉方向に移動して自動的に閉じ切る。
自閉機構10のウエイト13の重量は乗り場ドア8の重量や走行抵抗により決定されるが、前述したように実際には乗り場ドア8の走行抵抗が増したり昇降路のドラフト圧が高まり、この結果、乗り場ドア8の自閉力が不足する。この自閉力の不足を補うために、本実施形態では、ウエイト13の上部側でそのウエイト13と隣接する部分のワイヤ11に自閉力調整用の補助ウエイト15が着脱可能に設けられている。
この補助ウエイト15は、図2に示すように、互いに向い合う一対の同一形状の分割品15a,15bにより円筒状に構成されている。一方の分割品15aの内面には、ワイヤ11が通る上下の中心軸を境とする一方側にねじ孔17aが、他方側に貫通孔18aがそれぞれ形成され、他方の分割品15bの内面には、ワイヤ11が通る中心軸を境とする一方側に前記ねじ孔17aに対応する貫通孔18bが、他方側に前記貫通孔18aに対応するねじ孔17bがそれぞれ形成されている。
そして両分割品15a,15bをワイヤ11を挟んで互いに向い合わせ、一方の分割品15aの貫通孔18aから他方の分割品15bのねじ孔17bにねじ19aを挿入し、また他方の分割品15bの貫通孔18bから一方の分割品15aのねじ孔17aにねじ19bを挿入し、これらねじ19a,19bを締め付ける手順で両分割品15a,15bが結合され、補助ウエイト15として組み立てられている。
この補助ウエイト15は、メインのウエイト13の上部側においてワイヤ11に組み付けられ、下方への抜け止めがメインのウエイト13により図られている。なお、補助ウエイト15を取り外すときには、各ねじ19a,19bを抜き取り、両分割品15a,15bを分離してワイヤ11から引き離すことにより容易に取り外すことができる。
このように、この発明では、補助ウエイト15がメインのウエイト13の上部側に着脱可能に取り付けられ、したがってウエイト13の下方のスペースを狭めることなく自閉機構10に補助ウエイト15を付加して乗り場ドア8の自閉力を増大させることができる。
また、メインのウエイト13の下部に従来のようなボルトを取り付ける必要もないから、メインのウエイト13の下方をボルトで狭めることもなく、ウエイト13の下方に余裕のスペースを確保することができる。
さらに、特許文献1のように、ウエイトをコイルばねで支持し、そのコイルばねによりウエイトを上下に振動させて自閉力を増大させるものではないから、ウエイト13の下方に振動用のストローク幅を余分に確保するような必要がなく、したがってエレベータ乗り場の出入口のサイズによってその設置が制約されるようなこともない。
なお、前記実施形態では対称的な一対の分割品15a,15bを用いて補助ウエイト15を構成したが、互いに異なる形状の一対の分割品で構成することも可能である。また、一対の分割品をねじで互いに結合する場合に限らず、針金や束線バンドを用いて結合するような場合であってもよい。
さらに、図3に変形例として示すように、一対の分割品15a,15bの一側縁相互をヒンジ14で連結して開閉可能な構造とし、分割品15a,15bの他端縁相互を留め具16a,16bで着脱可能に係止してワイヤ11に装着することができるような補助ウエイト15を用いることも可能である。
このような構成の場合には、補助ウエイト15が単一のユニット品となり、このためその保管や輸送の取り扱い、あるいはワイヤ11への装着の作業を容易に能率よく行うことができる点で有利である。
図4には、第2の実施形態による補助ウエイト20の構造を示してあり、この補助ウエイト20は円柱状のブロック体20aにより構成され、このブロック体20aには側面の一部から中心部に渡ってスリット状の切込み溝21が形成されている。そして、ワイヤ11が切込み溝21を通してブロック体20aの中心部に挿入され、この状態でブロック体20aの上下面にそれぞれ切込み溝21を跨ぐように止め板22がねじ23を介して取り付けられ、これら止め板22により切込み溝21からのワイヤ11の離脱が防止され、ワイヤ11に対しブロック体20aが安定して保持されている。
ブロック体20aをワイヤ11から取り外すときには、それぞれねじ23を抜き取って止め板22をブロック体20aから外し、ワイヤ11を切込み溝21から引き出すことにより容易に取り外すことができる。
このような実施形態の場合にも、補助ウエイト20がメインのウエイト13の上部側に着脱可能に取り付けられるから、メインのウエイト13の下方のスペースを狭めることなく自閉機構10に補助ウエイト15を付加して乗り場ドア8の自閉力を増大させることができる。
また、メインのウエイト13の下部に従来のようなボルトを取り付ける必要もないから、メインのウエイト13の下方をボルトで狭めることもなく、ウエイト13の下方に余裕のスペースを確保することができる。
なお、ブロック体20aは円柱状の場合に限らず、例えば立方体状や多角形状であってもよい。
図5には、第3の実施形態による補助ウエイト30の構造を示してあり、この補助ウエイト30は直方体状のブロック体30aで構成され、このブロック体30aにはその一側面の一部から中心部に渡ってスリット状の切込み溝31が形成されている。そして、ワイヤ11が切込み溝31を通してブロック体30aの中心部に挿入され、この状態でブロック体30aの一側面から切込み溝31内にL状に屈曲する止め板32の一片部が挿入され、こられ止め板32の他片部がねじ33を介してブロック体30aの一側面に固定され、これら止め板32により切込み溝31からのワイヤ11の離脱が防止され、ワイヤ11に対しブロック体30aが安定して保持されている。
補助ウエイト30をワイヤ11から取り外すときには、それぞれねじ33を外して止め板32をブロック体30aの切込み溝31から抜き取り、ワイヤ11を切込み溝21から引き出すことにより容易に取り外すことができる。
このような実施形態の場合にも、補助ウエイト30がメインのウエイト13の上部側に着脱可能に取り付けられるから、メインのウエイト13の下方のスペースを狭めることなく自閉機構10に補助ウエイト15を付加して乗り場ドア8の自閉力を増大させることができる。
また、メインのウエイト13の下部に従来のようなボルトを取り付ける必要もないから、メインのウエイト13の下方をボルトで狭めることもなく、ウエイト13の下方に余裕のスペースを確保することができる。
図6には、第4の実施形態による補助ウエイト40の構造を示してあり、この補助ウエイト40は、それぞれ複数枚のウエイト板41を接離可能に重ね合せてなる二組のウエイトユニット40a,40bとで構成されている。
二組のウエイトユニット40a,40bはワイヤ11を挟んで互いに対向するように配置される。そして一方のウエイトユニット40aにはワイヤ11が通る上下の中心軸を境とする一方側にねじ孔42aが、他方側に貫通孔43aがそれぞれ形成され、他方のウエイトユニット40bには上下の中心軸を境とする一方側に前記ねじ孔42aに対応する貫通孔43bが、他方側に前記貫通孔43aに対応するねじ孔42bがそれぞれ形成されている。
そして、一方のウエイトユニット40aの貫通孔43aから他方のウエイトユニット40bのねじ孔42bにねじ44aが挿入され、また他方のウエイトユニット40bの貫通孔43bから一方のウエイトユニット40aのねじ孔42aにねじ44bが螺挿され、これらねじ44a,44bの締め付けによりウエイトユニット40a,40bの双方がワイヤ11を挟んで互いに結合され、補助ウエイト15として組み立てられている。
補助ウエイト40を取り外すときには、それぞれねじ44a,44bを抜き取ってウエイトユニット40a,40bを引き離すことにより容易に取り外すことができる。
このような実施形態の場合にも、補助ウエイト40がメインのウエイト13の上部側に着脱可能に取り付けられるから、メインのウエイト13の下方のスペースを狭めることなく自閉機構10に補助ウエイト40を付加して乗り場ドア8の自閉力を増大させることができる。
また、メインのウエイト13の下部に従来のようなボルトを取り付ける必要もないから、メインのウエイト13の下方をボルトで狭めることもなく、ウエイト13の下方に余裕のスペースを確保することができる。
特に、この実施形態の補助ウエイト40においては、補助ウエイト40を構成する各ウエイトユニット40a,40bがそれぞれ複数枚のウエイト板41を重ね合せた構造となっているから、ウエイトユニット40a,40bの双方あるいはいずれか一方のウエイト板41の枚数を増減することにより補助ウエイト40自体の重量を調整することができる。
この発明の第1の実施形態に係る乗り場ドア装置を示す正面図。 その乗り場ドア装置における自閉機構の主要部の構造を示す分解状態の斜視図。 自閉機構の変形例を示す斜視図。 この発明の第2の実施形態における自閉機構の主要部の構造を示す斜視図。 この発明の第3の実施形態における自閉機構の主要部の構造を示す斜視図。 この発明の第4の実施形態における自閉機構の主要部の構造を示す分解状態の斜視図。 従来の技術を説明するための斜視図。
符号の説明
1…出入口
2…出入口枠
8…乗り場ドア
10…自閉機構
11…ワイヤ
13…ウエイト
15…補助ウエイト
15a.15b…分割品
17a.17b…ねじ孔
18a.18b…貫通孔
20…補助ウエイト
20a…ブロック体
21…切込み溝
22…止め板
30…補助ウエイト
30a…ブロック体
31…切込み溝
32…止め板
40…補助ウエイト
40a.40b…ウエイトユニット
41…ウエイト板
42a.42b…ねじ孔
43a.43b…貫通孔

Claims (7)

  1. エレベータ乗り場の出入口を開閉する引き戸式の乗り場ドアと、
    この乗り場ドアに線条体を介して連結されたウエイトを有し、このウエイトの重力で前記乗り場ドアに戸閉方向に向く自閉力を与える自閉機構と、
    前記自閉力を調整するために前記ウエイトの上部の前記線条体の部分に着脱可能に取け付けられる補助ウエイトと、
    を具備することを特徴とするエレベータの乗り場ドア装置。
  2. 前記補助ウエイトは、一対の分割品で構成され、その一対の分割品が前記線条体を挟んで互いにねじで結合されることにより前記線条体に着脱可能に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの乗り場ドア装置。
  3. 前記一対の分割品のそれぞれには、前記線条体が通る中心軸を境にしてその一方側にねじ孔が、他方側に貫通孔がそれぞれ形成され、双方の分割品が互いに向い合わされたときに、一方の分割品のねじ孔および貫通孔が他方の分割品の貫通孔およびねじ孔にそれぞれ対応し、この状態で一方の分割品の貫通孔から他方の分割品のねじ孔に、他方の分割品の貫通孔から一方の分割品のねじ孔にそれぞれ前記ねじが挿入され、そのねじの締め付けで一対の分割品が結合されることを特徴とする請求項2に記載のエレベータの乗り場ドア装置。
  4. 前記補助ウエイトは、一つのブロック体からなり、このブロック体にはその側面から中心部に向けてスリット状の切込み溝が形成され、その切込み溝に前記線条体が挿入され、かつ前記ブロック体の上下面に前記切込み溝を跨ぐように前記線条体の抜け止め用の止め板が取り付けられることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの乗り場ドア装置。
  5. 前記補助ウエイトは、一つのブロック体からなり、このブロック体には側面から中心部に向けてスリット状の切込み溝が形成され、この切込み溝に前記線条体が挿入され、かつブロック体の一側面から前記切込み溝にL状に屈曲する止め板の一片部が挿入され、この止め板の他片部がブロック体の側面にねじ止めされることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの乗り場ドア装置。
  6. 前記補助ウエイトは、それぞれ複数枚のウエイト板を接離可能に重ね合わせてなる二組のウエイトユニットで構成され、その二組のウエイトユニットが前記線条体を挟んで互いにねじで結合されることにより前記線条体に着脱可能に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの乗り場ドア装置。
  7. 前記二組のウエイトユニットのそれぞれには、前記線条体が通る中心軸を境にしてその一方側にねじ孔が、他方側に貫通孔がそれぞれ形成され、双方のウエイトユニットが互いに向い合わされたときに、一方のウエイトユニットのねじ孔および貫通孔が他方のウエイトユニットの貫通孔およびねじ孔にそれぞれ対応し、この状態で一方のウエイトユニットの貫通孔から他方のウエイトユニットのねじ孔にねじが挿入され、他方のウエイトユニットの貫通孔から一方のウエイトユニットのねじ孔にねじが挿入され、その各ねじの締め付けで二組のウエイトユニットが互いに結合されることを特徴とする請求項5に記載のエレベータの乗り場ドア装置。
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JP2009166956A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータのドア装置

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