JP2665015B2 - エレベータ装置 - Google Patents

エレベータ装置

Info

Publication number
JP2665015B2
JP2665015B2 JP5257090A JP5257090A JP2665015B2 JP 2665015 B2 JP2665015 B2 JP 2665015B2 JP 5257090 A JP5257090 A JP 5257090A JP 5257090 A JP5257090 A JP 5257090A JP 2665015 B2 JP2665015 B2 JP 2665015B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
counterweight
stator
linear motor
frame
brake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5257090A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02270789A (ja
Inventor
パヴオ マルセル
ポール ギャノン アーニスト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Otis Elevator Co
Original Assignee
Otis Elevator Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Otis Elevator Co filed Critical Otis Elevator Co
Publication of JPH02270789A publication Critical patent/JPH02270789A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2665015B2 publication Critical patent/JP2665015B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Types And Forms Of Lifts (AREA)
  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、エレベータを駆動するカウンタウエイトに
取り付けられたリニアモータを有するエレベータ装置に
関する。
[従来の技術] カウンタウエイトに取り付けられたリニアモータを有
するエレベータは、周知の技術である。西独特許公開公
報第3,422,374号(1985年12月19日発行)、米国特許第
4,402,386号(1883年9月6日特許)、及び日本国特開
昭61−260678号(1988年5月21日発行)は、カウンタウ
エイトに取り付けられたリニアモータによって動力を供
給するエレベータについて開示している。モータのアー
マチュアは、昇降路に取り付けられたポール又はレール
であり、この昇降路をモータが移動する。このようなリ
ニアモータ駆動を使用すると、エレベータを配置する建
物内に別のモータ室を設ける必要がなくなる。また、こ
のようなエレベータは非常に静かであり、乗員にとって
も非常に好ましいものである。
[発明が解決しようとする課題] このようなエレベータは、非常に好ましいものである
が、上記のような従来のリニアエレベータには、幾つか
の問題点がある。上記西独特許公開公報第3,422,374号
は、カウンタウエイト装置に取り付けられたリニアモー
タについて開示しており、このモータは、アーマチュア
としてカウンタウエイト標準ガイドレールを使用してい
る。このような方法による問題点の一つは、エレベータ
を駆動するために必要とされる誘発磁束に関するもので
ある。標準ガイドレールは、必要とされる磁束を供給す
るために、十分な断面積を提供しない。また、この方法
による他の問題点な、アーマチュアをアルミニウムや銅
のような高導電性金属層でコーティングすることが望ま
しいということである。この薄い金属層は、モータの効
率を高めるために望ましいものである。しかし、ガイド
レールを導電性金属でコーティングした場合に、かご室
停止ブレーキ又は緊急用ブレーキのためにガイドレール
を使用すると、導電性のコーティングが早く擦り減って
しまうので、これらのブレーキのためにガイドレールを
使用することが出来ない。また、カウンタウエイトの移
動を案内するためにレールを使用すると、ガイドローラ
又はガイドシュー(滑り金)によってレールのコーティ
ングが擦り減ってしまうので、このようなレールの使用
も好ましくない。
上記米国特許第4,402,386号では、トロイダル・リニ
アモータとともに、中空の円筒形ガイドレールを使用し
ている。ガイドレールは、十分なレール断面積が得られ
るように、アルミニウム層でコーティングした固体のス
チールカラムから成る。エレベータかご室には動作ブレ
ーキが取り付けられ、かご室のガイドレール上で作用す
る。これは、スチールカラムにコーティングしたアルミ
ニウムを使用することによって、上記西独特許公開公報
第3,422,374号における断面積の問題を解決している
が、アルミニウムのコーティングは、依然としてカウン
タウエイトのガイドローラによって摩滅し易くなってい
る。また、コーティングしたスチールカラムの重量によ
り、その使用は、比較的低い上昇に適用する場合に制限
される。また、安全装置を使用すると、カウンタウエイ
ト上のセイフティーギアがアーマチュアを損傷する。
日本国特開昭61−260678号は、カウンタウエイトに取
り付けられた多重リニアモータ装置の二重アーマチュア
として、コーティングした従来のガイドレールを使用す
ることを提案している。ガイドローラはコーティングし
たレールに当接し、電磁動作ブレーキが、カウンタウエ
イトに取り付けられてレールと係合する。このタイプの
装置も、上記のような摩損の問題があり、好ましいもの
ではない。また、カウンタウエイトのセイフティーギア
は、これを使用した場合にガイドレールのアーマチュア
を損傷してしまうので、オプションとして除外されてい
る。また、上記日本国特開昭61−260678号は、リニアモ
ータのアーマチュアとして、導電性の金属層でコーティ
ングしたスチール平板を使用する第2の実施例も開示し
ている。この第2の実施例では、カウンタウエイトの移
動を案内するために別のガイドレールを使用しており、
アーマチュアのコーティングした部分にローラが当接
し、モータとアーマチュアとの間に適当な間隔を保持す
るようになっている。従って、ローラによってコーティ
ングが損傷し、また、別のガイドレールの使用により、
装置が複雑なものとなっている。
[課題を解決するための手段及び作用] 本発明は、リニアモータに組み込んだエレベータのカ
ウンタウエイト装置に関するものであり、また、上記の
ような従来の装置における摩滅、損傷、及び複雑な構成
の問題を解決できるアーマチュア/カウンタウエイトガ
イドに関するものである。また、本発明の装置は、カウ
ンタウエイトに取り付けられたモジューラ動作ブレーキ
(modular operating brakes)、及びカウンタウエイト
に取り付けられた別々のセイフティーギアも含む。ブレ
ーキ又はセイフティーギアの動作は、いかなる場合に
も、アーマチュアを損傷するものではない。リニアモー
タのアーマチュアは、平板状スチール・ストリップであ
り、その一面の中心部分が、アルミニウムのような高導
電性金属層でコーティングされている。コーティングし
た表面が、リニアモータのコイルに対向する。スチール
・ストリップの両側の周縁部はコーティングしないで、
カウンタウエイトのガイドローラ、カウンタウエイトに
取り付けられた動作ブレーキ、及びカウンタウエイトに
取り付けられたセイフティーギアと係合するために、ス
チール露出面を提供する。従って、カウンタウエイト及
びリニアモータに単一のアーマチュア/ガイドが提供さ
れるが、ガイドとして使用することによるアーマチュア
への摩滅及び損傷の問題はない。
従って、本発明は、リニアモータを組み入れてエレベ
ータかご室に動力を供給するカウンタウエイトを有する
エレベータ装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、カウンタウエイトが、リニアモータ
のアーマチュアとして作用するスチール・ストリップで
あるエレベータ装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、リニアモータの動作を向上させるた
めに、スチール・ストリップのガイドを高導電性金属で
コーティングしたエレベータ装置を提供することを目的
とする。
また、本発明は、スチール・ストリップのガイドがコ
ーティングしない部分を有し、この部分が、アーマチュ
アを損傷することなく、カウンタウエイト上の部材と係
合できるエレベータ装置を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、カウンタウエイト上に取り付けら
れたモジューラ動作ブレーキが、スチール・ストリップ
のガイドのコーティングしない部分と係合するエレベー
タ装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、昇降路内で移動するための動力がカ
ウンタウエイト装置に取り付けられたリニアモータから
供給されるエレベータ装置は、 カウンタウエイト・フレームと、 カウンタウエイト・フレームの中心に取り付けられた
平板状リニアモータと、 カウンタウエイト・フレームに隣接して配置し、昇降
路の長手方向に延在する平板状スチール・ストリップ
と、 カウンタウエイト・フレームに取り付けられたブレー
キ手段とから成り、 カウンタウェイトフレームは、前記リニアモータが配
置された側面部を有し、 平板状スチール・ストリップが、リニアモータに対向
する中央部を有し、この中央部が高導電性物質でコーテ
ィングでされて、リニアモータのステータとして作用
し、平板状スチール・ストリップが、中央部の周囲に、
コーティングしないでスチールを露出した周縁部を有
し、 ブレーキ手段が、周縁部のみと係合して、昇降路内で
カウンタウエイト装置を選択的に停止させるようになっ
ている。
上記エレベータ装置がガイドローラを含み、このガイ
ドローラが、カウンタウエイト・フレーム上に配置さ
れ、平板状スチール・ストリップの周縁部のみと係合し
て、平板状スチール・ストリップ上でカウンタウエイト
装置を案内し、リニアモータとステータとの間の所定の
間隔を保持するように構成することも出来る。また、上
記エレベータ装置がサイドローラを含み、このサイドロ
ーラが、カウンタウエイト・フレーム上に配置され、平
板状スチール・ストリップの周縁部と係合して、昇降路
内でカウンタウエイト装置の横方向の押圧力を制御する
ように構成することも出来る。ブレーキ装置が、偶数個
の電磁ブレーキ・モジュールから成り、半数の電磁ブレ
ーキ・モジュールが、カウンタウエイト・フレームの一
方の側部に取り付けられ、残りの半数の電磁ブレーキ・
モジュールが、カウンタウエイト・フレームの反対側の
側部に取り付けられ、電磁ブレーキ・モジュールが、平
板状スチール・ストリップの周縁部と係合して、エレベ
ータ装置の昇降口への停止を制御するように構成するこ
とも出来る。ブレーキ手段が、カウンタウエイト・フレ
ームの側部に取り付けられたセイフティーギアを含み、
このセイフティーギアが、平板状スチール・ストリップ
の周縁部と選択的に係合して、カウンタウエイト装置の
緊急停止を行うように構成することも出来る。
また、本発明によれば、リニアモータ式エレベータ装
置に使用するステータ/ガイド部材が提供され、このス
テータ/ガイド部材が、細長い平板状スチール・ストリ
ップから成り、この平板状スチール・ストリップが、一
方の面に高い導電性物質の層でコーティングした中央部
と、スチールを露出した周縁部を有し、平板状スチール
・ストリップの中央部が、エレベータ装置の構成部材に
よって搬送されるリニアモータのステータとして作用
し、平板状スチール・ストリップの周縁部が、リニアモ
ータを搬送するエレベータ装置の構成部材に配置された
ブレーキの接触面として作用するように構成される。
また、本発明によれは、フレームと、 フレームの中央に取り付けられた平板状リニアモータ
と、 フレームに取り付けられた偶数個の電磁ブレーキ・モ
ジュールとから成り、 半数のブレーキ・モジュールがリニアモータの一方の
側のフレーム上に取り付けられ、残りの半数のブレーキ
・モジュールが、リニアモータの反対側のフレーム上に
取り付けられるエレベータのカウンタウエイト装置が提
供される。
上記ブレーキ・モジュールは、各々がキャリパ型ブレ
ーキアームを有するように構成することが出来る。上記
カウンタウエイト装置の緊急用セイフティーギア機構を
含み、このセイフティーギア機構が、ブレーキ・モジュ
ールと一列に配置され、フレーム上に取り付けられるよ
うに構成することも出来る。
さらに、本発明によれば、カウンタウエイト装置とそ
の上に取り付けられたリニアモータを有するエレベータ
装置であって、リニアモータが、昇降路内でエレベータ
装置を移動させるための動力を供給するエレベータ装置
が提供され、このエレベータ装置は、 カウンタウエイト装置に隣接して昇降路内に配置され
た細長いステータ/ガイド部材と、 カウンタウエイト装置に取り付けられた多数のガイド
ローラと、 カウンタウエイト装置に取り付けられたブレーキ手段
とから成り、 ステータ/ガイド部材が、スチールで形成され、高導
電性物質の層でコーティングされたステータ部を有し、
このステータ部がリニアモータに隣接して配置し、ステ
ータ/ガイド部材が、昇降路内でカウンタウエイト装置
の移動を制御するためのスチール露出接触面を有し、 多数のガイドローラが、ステータ/ガイド部材の接触
面に当接して配置し、ステータ/ガイド部材のステータ
部と接触しないで、ステータ/ガイド部材上におけるカ
ウンタウエイト装置の位置決めし、 ブレーキ手段が、ステータ・ガイド部材の接触面と選
択的に係合することによって、カウンタウエイト装置を
停止させ、ステータ/ガイド部材のステータ部とは常に
接触しないように構成される。
[実施例] 以下、添付図面を参照して、本発明の一実施例を説明
する。
第1図は、カウンタウエイトに取り付けられたリニア
モータによって動力を供給するエレベータ装置を概略的
に示している。第1図に示すように、エレベータかご室
2は、昇降路内に取り付けられ、ガイドレール4に沿っ
て移動する。昇降路の上部には、シーブ6及び8が取り
付けられ、これらにロープ10が巻き付けられている。ロ
ープ10の一端はエレベータかご室2に接続され、多端は
カウンタウエイト装置12に接続されている。カウンタウ
エイト装置12は、昇降路内のIビーム(I形鋼)24に取
り付けられたガイド14に沿って移動する。ガイド14は、
カウンタウエイト装置12に取り付けられたリニアモータ
16のアーマチュアとしても作用する。
第2図乃至第4図は、カウンタウエイト装置12、リニ
アモータ16及びガイド14を詳細に示している。カウンタ
ウエイト装置12はフレーム18を有し、このフレーム18
に、カウンタウエイト装置12の様々な構成部材が取り付
けられている。リニアモータ16は、フレーム18の中央部
を横切ってフレーム18に取り付けられており、多数の平
板状巻線(windings)20から成る。巻線20の側面には、
フレーム18の対向する面に取り付けられたウエイト22が
配置されている。ウエイト22は、装置の重力中心がカウ
ンタウエイト装置12の垂直方向の軸線と一致するよう
に、釣り合いを保っている。
ガイド14は、細長い平板状スチール・ストリップから
成り、Iビーム24で昇降路壁部26に固定することによっ
て、昇降路内に取り付けられている。リニアモータ16の
巻線20に対向する側のガイド14の面の中央部には、アル
ミニウムのような高導電性金属層から成るコーティング
28が付着されている。ガイド14の両側の周縁部30にはコ
ーティング28がなく、スチールが露出している。ガイド
14の側面32及び背面34も同様に、コーティングされてお
らず、スチールが露出している。数組の前方ローラ36及
び後方ローラ38がカウンタウエイト装置12に軸受けされ
ており、これらのローラは、それぞれガイド14のスチー
ルを露出した周縁部30及び背面34と係合する。ローラ36
及び38は、導電性コーティング28とリニアモータの巻線
20との間に最適な間隙を保持するように動作して、装置
の最適な動作を保証する。また、側方押圧ローラ40がカ
ウンタウエイト装置12に軸受けされており、ガイド14の
露出したスチール表面32と係合する。
カウンタウエイト装置12のフレーム18は、所定の間隔
で配置した一対の横材42及び44を有し、これらの横材
は、一対のロッド46の端部を支持している。各々のロッ
ド46は、一対のモジュール・キャリパブレーキ装置(mo
dular caliper brake assemblies)48を搬送し、隣接す
るキャリパブレーキ48の旋回軸を形成している。キャリ
パブレーキ48の詳細な構造については後述する。カウン
タウエイト装置12には、横材44下方のガイド14の両側
に、緊急用セイフティーギア50が取り付けられている。
セイフティーギア50は、ガイド14の周縁部30の側方に配
置するが、アルミニウム層28とは接触しない。セイフテ
ィーギア50には、一対の動作ロッド52が接続されてい
る。動作ロッド52は、それに接続されたガバナケーブル
(gavernor cable)54によって動作して、カウンタウエ
イト12の自由落下あるいはオーバースピードの場合に、
セイフティーギア50の止め具を取り外す。セイフティー
ギア50は、ガイド14を緊密に締め付けるウェッジ型ブレ
ーキ(wedge−type brakes)とすることが出来るが、ガ
イド14のコーティングしたアーマチュア部分28は損傷し
ない。これらはガイド14のスチールが露出した周縁部30
のみに当接し、コーティングしたアーマチュア部分28に
は接触しないので、動作キャリパブレーキ48の駆動に
も、同様のものを適用することが出来る。
第4A図は、カウンタウエイト装置12上の平板状二面式
リニアモータ(a double face flat linear motor)を
示している。この実施例では、カウンタウエイト装置12
上に背中合わせに配置した2つの平板状リニアモータ16
及び16′と、2つの平板状スチール・ストリップガイド
/ステータ14及び14′を使用している。ガイド/ステー
タ14は、ステータ支持部材24によって、昇降路壁部26に
連結されている。ガイド/ステータ14′は、別のステー
タ支持部材24′によって、昇降路内のカウンタウエイト
装置12とかご室12との間に取り付けられたクロスビーム
(横ばり)25に連結されている。ガイドローラ36及び40
(一組だけ図示する)は、前述したようにステータ14と
係合し、別のガイドローラ38′及び40′(一組だけ図示
する)が同様にステータ14′と係合している。カウンタ
ウエイト装置12の両側には、電磁動作トラック48(一つ
だけ図示する)が取り付けられており、ガイド/ステー
タ14及び14′のスチール周縁部と係合している。ブレー
キ48は、カウンタウエイト装置12を停止させるときに、
ガイド/ステータ14及び14′の両方と係合するように、
内側ではなく外側へ押し込めるようにする。
第5図及び第6図に詳細に示すように、電磁ブレーキ
48は、コイルを巻いた電磁石60と、軟鉄の可動アーマチ
ュア62とから成る。可動アーマチュア62は、電磁石60が
励磁されているときに電磁石60に引き付けられ、励磁さ
れていないときにスプリング64によって電磁石60から離
れるようになっている。
電磁石60はフレーム66とコイル68から成り、コイル68
には、コンダクタ70を介して図示しない整流器によって
直流電流が供給される。
電磁石60及びアーマチュア62は、あご部80を支持する
2つの旋回アーム76及び78の間に配置され、それぞれリ
ンク72及び74に可動形式で取り付けられている。各々の
あご部80にはブレーキシュー82が取り付けられ、ブレー
キシュー82が、スプリング64の動作によって、ガイド14
のスチールの露出した周縁部30に当接して、カウンタウ
エイト12とかご室2を停止させる。旋回アーム76及び78
は、ガイド14と垂直に配置する。
図示した実施例では、旋回アーム76及び78の各々は、
2つの平行なリブ77及び79から形成されている。リブ77
及び79は、それぞれの一端で、対応するリンク72及び74
を取り囲み、多端からその長さ方向の大部分に渡って、
例えば、溶接によって、あご部80を支持するプレート84
及び86に固定されている。ブレーキを閉じる場合には、
あご部80は、ガイド14の周縁部30と平行になる。
第5図に示す実施例では、各々のプレート84及び86
は、そのガイド14の長手方向の長さが、電磁石60の外径
と同じであり、2つのあご部80を支持する。各々のあご
部80にはブレーキシュー82が取り付けられ、ねじ88によ
って固定されている。
前述したように、アーム76及び78は、電磁石60とあご
部80との間にガイド14に平行に配置された共通のシャフ
ト46の回りを旋回する。
各々のプレート84及び86は、それぞれ、2つの支持プ
レート90及び92を有する。支持プレート90及び92は、例
えば、溶接によって、プレート84及び86に垂直に固定さ
れ、ブレーキの内側に向かってアーム76及び78と平行に
延在する。これらの支持プレート90及び92は、シャフト
46とガイド14の方向に離れて配置している。支持プレー
ト90及び92には、それぞれ、軸受を形成する開口部が形
成され、シャフト46を支持するとともに、アーム76及び
78がその回りを旋回出来るようにしている。
電磁石60が励磁されたときに、特にシャフト46の回り
及び連結部72及び74に存在する遊びを吸収することによ
って、あご部80が離れ易くために、スプリング94が設け
られている。
あご部80付近には、プレート84に形成されたねじ付穴
内にアンロッキング・ボルト96が取り付けられ、スプリ
ング64の反作用に逆らってあご部80が離れることが出来
るようにし、ブレーキの遊びがある場合やブレーキが通
常閉じている場合に、メインテナンスのためにブレーキ
シュー82に接近出来るようにしている。ボルト96は、例
えば、NYLSTOPという商標で知られているようなナット9
8と螺合している。ナット98は、回動できないように固
定されているが、アーム76のリブ77間で自由に移動で
き、スプリング64の力によるボルト96の好ましくない移
動を防止している。
ブレーキ48は、周知の手段により、シャフト46によっ
てその支持部に固定されている。従って、第2図の形態
では、ガイド14の両側に配置された二つのブレーキ48
は、それぞれ、同一のシャフト46に取り付けられてい
る。シャフト46の両端部には、ねじ付穴47が設けられ、
スタッブ・アクスル(短軸)100を介して、シャフト46
をカウンタウエイト装置12の横材42及び44に固定できる
ようにしている。
本発明によれば、ブレーキ48は、電磁石60に対するア
ーマチュア62の移動に抵抗を与えて、ブレーキ48の開閉
速度を制御及び遅くするダンパ102を有する。第6図に
詳細に示すように、ダンパ102は電磁石60の中央部に配
置し、その長手方向の軸は、電磁石60及びアーマチュア
62の軸と一致している。
図示した実施例では、ダンパ102は、油圧ダンパであ
り、電磁石60のフレーム66の中心部から成るダンパ本体
104と、アーマチュア62と一体となった部分であるピス
トン106とから構成されている。
第6図に示すように、ピストン106を貫通する調整開
口部(calibrated opening)108が設けられており、電
磁石60が励磁されるときには電磁石60によって、励磁さ
れないときには対抗するスプリング64によって、それぞ
れ加えられる圧力の下で、チャンバ110内の作動油がダ
ンパ本体104の中に流れ込むことが出来るようになって
いる。
ダンパ本体104とピストン106のロッド側部112との間
には、固定基板114が配設されている。固定基板114は、
内部の肩部116がダンパ本体104の内面と当接して、スプ
リング64の動作によって所定の位置に保持され、チャン
バ110からの出入りを禁止する。固定基板114とダンパ本
体104の内側面との間を緊密にシールするために、固定
基板114の外側面にはシール118が設けられている。ま
た、固定基板114とピストン106のロッド112の側面との
間を緊密にシールするために、固定基板114の内面部に
は2つのシール120及び122が設けられている。尚、固定
基板114はダンパ本体104に固定され、ピストン106は固
定基板114に対して移動できるようになっている。
図示した実施例では、ロッド112の外面にねじ部124が
設けられるとともに、アーマチュア62の中央部にねじ付
開口部が設けられ、アーマチュア62はロッド112に螺合
している。アーマチュア62は、ロックナット126によっ
て、所定の位置に固定されている。
ダンパ本体104には、ピストン106とダンパ本体104の
間のチャンバ110の部分のためにフィラー・オリフィス
(供給口)128が開口し、ピストン106と固定基板114の
間のチャンバ110の部分のためにフィラー・オリフィス1
30が開口している。オリフィス128及び130は、それぞ
れ、ストッパ132及び134によって閉じられている。スト
ッパ132及び134は、それぞれ、例えば、オリフィス128
及び130の内面に設けられたねじ部と螺合することが出
来る。
第6図の形態では、ピストン106には、ロッド112の内
側において空洞部136内へ延在する長い軸方向開口部が
形成され、ダンパ本体104及び電磁石60のフレーム66と
一体であるガイドシャフト138が、この開口部及び空洞
部136内に挿入されている。ロッド112がシャフト138の
回りを摺動できるように、シャフト138の外径は開口部
及び空洞部136の内径よりもわずかに小さくなってお
り、ピストン106及びロッド112の正確な移動を保証する
とともに、ロッド112とシャフト138の間、及び空洞部13
6の底部とチャンバ110の部分(ピストン106と固定基板1
14との間の部分)との間に作動油が自由に流れることが
出来るようになっている。
ダンパ102と電磁石60を組み立てる場合には、例え
ば、ボルトによって、シャフト138を電磁石60のフレー
ム66の軸線にシール形式で固定する。ピストン106及び
そのロッド112をシャフト138と螺合させ、シール118、1
20及び122を取り付けた固定基板114を所定の位置に配置
し、スプリング64をロッド112の回りに配置し、スプリ
ング64上でアーマチュア62をロッド112と螺合させ、ね
じ付ロックナット126をロッド112の外側のねじ部127上
に配置させる。次に、ロックナット126を締め付けて、
電磁石60とアーマチュア62の間の空間を調節する。その
後、アーム76を接合部72によってシャフト138に取り付
け、アーム78を接合部74によってロッド112に取り付け
る。最後に、フィラー・オリフィス128及び130の一方か
ら作動油を注ぎ、空気が入らないようにして、ピストン
106の両側のチャンバ110の2つの部分を完全に作動油で
満たす。
第6図に示すように、ブロンズ、アルミニウム又はス
テンレススチールのような非磁性体から成る薄いプレー
ト140を、アーマチュア62の電磁石60に対向する面に取
り付け、電磁石60が励磁された後に残っている磁気によ
って、アーマチュア62が電磁石60にはり付けられるの防
止している。
次に、本発明による電磁ブレーキ48の作用を説明す
る。
第6図は、ロック位置にある電磁ブレーキ48を示して
いる。この場合、電磁石60は励磁されておらず、スプリ
ング64によって電磁石60とアーマチュア62が互いに離れ
易くなっており、アーム76及び78がシャフト46の回りを
回動して、あご部80、及びガイド14の周縁部30に固定さ
れたブレーキシュー82に、スプリング64の力が伝えられ
ている。
コンダクタ70によって電磁石60のコイル68が励磁され
ると、電磁石60によって生じた磁力がスプリング64の力
よりも大きくなり、アーマチュア62がスプリング64の動
作及びダンパ102の動作に抗してフレーム66に引き付け
られる。アーマチュア62の引き付け力は、ロッド112に
よってピストン106に伝えられる。この圧力の作用の下
で、ピストン106とダンパ本体104の間に配置するチャン
バ110の部分に含まれる作動油が調節オリフィス108を流
れ、プレート140がフレーム66に接触してピストン106の
両側の作動油の圧力が同じになるまで、ピストン106を
ダンパ本体104の方へ変位させる。
その後、ブレーキ48はリリース位置に配置され、あご
部80が離れて、ブレーキシュー82によるガイド14の締め
付けが解除される。また、スプリン94が、あご部80を最
大限離すように作用するとともに、シャフト46の回り
と、接合部72及び74内に存在する遊びを吸収するように
作用する。
このリリース位置では、種々の接合部72及び74、及び
シャフト46には、スプリング94によって生じる抑制以外
に何らの抑制も働かない。スプリング94によって生ずる
抑制は、ブレーキ48が本質的にそのシャフト46の回りに
自由に回動できるように、非常に弱いものであり、ガイ
ド14に対するブレーキ48の自己調心作用(self−center
ing effect)を生じさせ、ガイド14の周縁部30に対する
一方のブレーキシュー82の摩擦を防止し、摩耗を防ぐも
のである。
また、図示した実施例では、アームチュア62の変位に
対するダンパ102による抵抗は、ブレーキのリリース位
置の場合の方が、ロック位置の場合よりも大きい。これ
は、最初に作用するダンパ本体104側のピストン106の表
面が、2番目に作用するロッド112側の表面よりも大き
いからである。これは、プレート140があるにもかかわ
らず、ブレーキの解除中にフレーム66上でアーマチュア
62ががたつく音が、ブレーキのロック時にガイド14の周
縁部30に対してブレーキシュー82ががたつく音よりも大
きいことに対応する。
従って、ブレーキ48のメリットは、簡単でコンパクト
な機械的構造で、電磁石によって占有されるスペースを
実質的に修正することなく、アーマチュアの一方及び他
方へのストロークが短いにもかかわらず効率的に作用で
きるように、電磁石とダンパとの組み合わせるが可能な
ことであり、また、特に、乗員の乗心地と安全性を著し
く向上させるリニアモータ駆動の新しい技術のエレベー
タに適用可能なブレーキを提供できることである。
本発明による電磁ブレーキは、簡単な構造であり、静
かでスムースな操作が可能であるとともに、非常に確実
で、摩耗しにくいものである。
リニアモータによって駆動するエレベータの場合に
は、ダンパ102の応答時間の関数として、一方では、電
流が切られる瞬間に対するブレーキが閉じられる瞬間を
調節して、カウンタウエイト及びかご室が動かないよう
に保持し、他方では、リニアモータが励磁される瞬間に
対するブレーキが解除される瞬間を調節して、エレベー
タが動き始めるようにするという利点がある。ダンパの
応答時間は、明らかにその特性、電磁石60及び反作用ス
プリング64のそれぞれの力、及び作動油の粘性に依存す
る。
作動油の粘性については、電磁石の軸線にダンパを有
する上記電磁ブレーキの構造でな、電磁石によって放出
された熱によって作動油の温度が上昇し、通常のエレベ
ータ使用中は、冷却の危険性はない。
厚霜(heavy frost)によって作動油が凝結した場合
には、ブレーキがブロックされ、エレベータは始動しな
い。電磁石を通じて電流を送ってエレベータの始動を繰
り返し試みることによって、作動油を素早く加熱すると
同時に、すべての条件の下で安全性が保証される。
リニアモータとカウンタウエイトのガイド構造は、コ
ンパクトで、ガイド作用とブレーキ作用を行うことがで
きるとともに、それぞれの作用に対する障害の危険性も
なく、リニアモータのアーマチュアとして作用する。こ
のガイドは、エレベータの昇降路内に容易に取り付ける
ことができ、その平板状構造によって重量を減少させる
ことができ、より高い建物に取り付けることが出来る。
また、このガイドは、操作用の電磁ブレーキと緊急用の
セイフティーギアの両方ために、一つのブレーキ面を提
供することが出来る。カウンタウエイト装置にモジュー
ラ電磁ブレーキを使用することは、カウンタウエイト装
置に固定されたブレーキ・モジュールを増加又は削減す
ることによって、全ブレーキ力を簡単に変えることを可
能にする。モジューラ・ブレーキの総数は常に偶数であ
り、そのブレーキの半分はガイドの各々の周縁部と共働
する。ブレーキが静かであることも、エレベータにとっ
ては利点であり。
[発明の効果] 上述したように、本発明によれば、スチール・ストリ
ップのガイドにコーティングしない部分があるので、こ
の部分がアーマチュアを損傷することなく、カウンタウ
エイト上の部材と係合することが出来る。
また、本発明によれば、電磁ブレーキ装置が簡単な機
械的構造であり、静かでスムースな操作が可能であると
ともに、非常に確実で、摩耗しにくいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はエレベータのカウンタウエイトに取り付けたリ
ニアモータを有するエレベータ装置の概略図、第2図は
本発明によるカウンタウエイト及びアーマチュア/カウ
ンタウエイトガイドの断面図、第3図はアーマチュア/
カウンタウエイトガイド部材のIII−III線断面図、第4
図は本発明によるエレベータ装置の一部分を示す平面
図、第4A図は2つのガイドレールを有する背中合わせの
リニアモータを使用する本発明の他の実施例を示す第4
図と同様の一部分の平面図、第5図はカウンタウエイト
に使用される一組のモジューラ作動ブレーキの平面図、
第6図は第5図のモジューラ作動ブレーキの一つのVI−
VI線断面図である。 2……かご室、4……ガイドレール 6、8……シーブ、10……ロープ 12……カウンタウエイト装置 14……ガイド、16……リニアモータ 18……フレーム、20……巻線 22……ウエイト、24……Iビーム 26……昇降路壁部、28……コーティング 30……周縁部、32……ガイド側面 34……ガイド背面、36……前方ローラ 38……後方ローラ、40……側方押圧ローラ 42、44……横材、46……ロッド 48……モジュール・キャリパブレーキ装置 50……緊急用セイフティーギア 52……動作ロッド、54……ガバナケーブル 60……電磁石、62……アーマチュア 64……スプリング、66……フレーム 68……コイル、70……コンダクタ 72、74……リンク(接合部) 76、78……旋回アーム 77、79……リブ 80……あご部、82……ブレーキシュー 84、86……プレート、88……ねじ 90、92……支持プレート 94……スプリング、96……ボルト 98……ナット 100……スタッフ・アクスル(短軸) 102……ダンパ、104……ダンパ本体 106……ピストン、108……調整開口部 110……チャンバ、112……ロッド側部 114……固定基板 118、120、122……シール 128、130……フィラー・オリフィス 136……空洞部、138……ガイドシャフト 140……プレート

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】昇降路内で移動するための動力が、カウン
    タウエイト装置に取り付けられたリニアモータから供給
    されるエレベータ装置において、 カウンタウエイト・フレームと、 前記カウンタウエイト・フレームの中心に取り付けられ
    た平板状リニアモータと、 前記カウンタウエイト・フレームに隣接して配置し、昇
    降路の長手方向に延在する平板状スチール・ストリップ
    と、 前記カウンタウェイト・フレームに取り付けられたブレ
    ーキ手段とから成り、 前記カウンタウェイトフレームは、前記リニアモータが
    配置された側面部を有し、 前記平板状スチール・ストリップが、前記リニアモータ
    に対向する中央部を有し、該中央部が高導電性物質でコ
    ーティングされて、前記リニアモータのステータとして
    作用し、前記平板状スチール・ストリップが、前記中央
    部の周囲に、コーティングしないでスチールを露出した
    周縁部を有し、 前記ブレーキ手段が、前記周縁部のみと係合して、昇降
    路内で前記カウンタウエイト装置を選択的に停止させる
    ことを特徴とする、エレベータ装置。
  2. 【請求項2】前記カウンタウエイト・フレーム上に配置
    され、前記平板状スチール・ストリップの前記周縁部の
    みと係合して、前記平板状スチール・ストリップ上で前
    記カウンタウエイト装置を案内し、前記リニアモータと
    前記ステータとの間の所定の間隔を保持するガイドロー
    ラを含むことを特徴とする、請求項1項に記載のエレベ
    ータ装置。
  3. 【請求項3】前記カウンタウエイト・フレーム上に配置
    され、前記平板状スチール・ストリップの前記周縁部と
    係合して、昇降路内で前記カウンタウエイト装置の横方
    向の押圧力を制御するサイドローラを含むことを特徴と
    する、請求項2項に記載のエレベータ装置。
  4. 【請求項4】前記ブレーキ装置が、偶数個の電磁ブレー
    キ・モジュールから成り、半数の電磁ブレーキ・モジュ
    ールが、前記カウンタウエイト・フレームの一方の側部
    に取り付けられ、残りの半数の電磁ブレーキ・モジュー
    ルが、前記カウンタウエイト・フレームの反対側の側部
    に取り付けられ、前記電磁ブレーキ・モジュールが、前
    記平板状スチール・ストリップの前記周縁部と係合し
    て、エレベータ装置の昇降口への停止を制御することを
    特徴とする、請求項1項に記載のエレベータ装置。
  5. 【請求項5】前記ブレーキ手段が、前記カウンタウエイ
    ト・フレームの前記側部に取り付けられたセイフティー
    ギアを含み、該セイフティーギアが、前記平板状スチー
    ル・ストリップの前記周縁部と選択的に係合して、前記
    カウンタウエイト装置の緊急停止を行うことを特徴とす
    る、請求項4項に記載のエレベータ装置。
  6. 【請求項6】リニアモータ式エレベータ装置に使用する
    ステータ/ガイド部材において、該ステータ/ガイド部
    材が、細長い平板状スチール・ストリップから成り、該
    平板状スチール・ストリップが、一方の面に高い導電性
    物質の層でコーティングした中央部と、スチールを露出
    した周縁部を有し、前記平板状スチール・ストリップの
    前記中央部が、エレベータ装置の構成部材によって搬送
    されるリニアモータのステータとして作用し、前記平板
    状スチール・ストリップの前記周縁部が、前記リニアモ
    ータを搬送するエレベータ装置の構成部材に配置された
    ブレーキの接触面として作用することを特徴とする、ス
    テータ/ガイド部材。
  7. 【請求項7】フレームと、 前記フレームの中央に取り付けられた平板状リニアモー
    タと、 前記フレームに取り付けられた偶数個の電磁ブレーキ・
    モジュールとから成り、 半数のブレーキ・モジュールが前記リニアモータの一方
    の側の前記フレーム上に取り付けられ、残りの半数のブ
    レーキ・モジュールが、前記リニアモータの反対側の前
    記フレーム上に取り付けられることを特徴とする、エレ
    ベータのカウンタウエイト装置。
  8. 【請求項8】前記ブレーキ・モジュールの各々が、キャ
    リパ型ブレーキアームを有することを特徴とする、請求
    項7項に記載のカウンタウエイト装置。
  9. 【請求項9】前記ブレーキ・モジュールと一列に配置さ
    れ、前記フレーム上に取り付けられた緊急用セイフティ
    ーギア機構を含むことを特徴とする、請求項7項に記載
    のカウンタウエイト装置。
  10. 【請求項10】カウンタウエイト装置とその上に取り付
    けられたリニアモータを有するエレベータ装置であっ
    て、該リニアモータが、昇降路内でエレベータ装置を移
    動させるための動力を供給するエレベータ装置におい
    て、 前記カウンタウエイト装置に隣接して昇降路内に配置さ
    れた細長いステータ/ガイド部材と、 前記カウンタウエイト装置に取り付けられた多数のガイ
    ドローラと、 前記カウンタウエイト装置に取り付けられたブレーキ手
    段とから成り、 前記ステータ/ガイド部材が、スチールで形成され、高
    導電性物質の層でコーティングされたステータ部を有
    し、該ステータ部が前記リニアモータに隣接して配置
    し、前記ステータ/ガイド部材が、昇降路内で前記カウ
    ンタウエイト装置の移動を制御するためのスチール露出
    接触面を有し、 前記多数のガイドローラが、前記ステータ/ガイド部材
    の前記接触面に当接して配置し、前記ステータ/ガイド
    部材の前記ステータ部と接触しないで、前記ステータ/
    ガイド部材上における前記カウンタウエイト装置の位置
    決めし、 前記ブレーキ手段が、前記ステータ/ガイド部材の前記
    接触面と選択的に係合することによって、前記カウンタ
    ウエイト装置を停止させ、前記ステータ/ガイド部材の
    前記ステータ部とは常に接触しないことを特徴とする、
    エレベータ装置。
JP5257090A 1989-03-03 1990-03-03 エレベータ装置 Expired - Lifetime JP2665015B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US31829389A 1989-03-03 1989-03-03
US318,293 1989-03-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02270789A JPH02270789A (ja) 1990-11-05
JP2665015B2 true JP2665015B2 (ja) 1997-10-22

Family

ID=23237534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5257090A Expired - Lifetime JP2665015B2 (ja) 1989-03-03 1990-03-03 エレベータ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2665015B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2549838Y2 (ja) * 1991-10-25 1997-10-08 オーチス エレベータ カンパニー リニアモータ式エレベーターのかご吊り構造
JPH05186165A (ja) * 1992-01-16 1993-07-27 Mitsubishi Electric Corp リニアモータ駆動方式エレベータ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02270789A (ja) 1990-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5062501A (en) Elevator with linear motor counterweight assembly
EP1067084B1 (de) Vorrichtung und Verfahren zur Verhinderung von Vertikalverschiebungen und Vertikalschwingungen an Lastaufnahmemitteln von Vertikalförderanlagen
US6161653A (en) Ropeless governor mechanism for an elevator car
US5791442A (en) Magnetic latch mechanism and method particularly for linear and rotatable brakes
US5782319A (en) Elevator car and counterweight safety
JP5112342B2 (ja) エレベータの安全装置
JPH02107833A (ja) 電磁ブレーキ
USRE38835E1 (en) Remote brake release mechanism for an elevator machine
WO2021166318A1 (ja) 非常止め装置及びエレベーター
EP3677534B1 (en) Elevator safety device actuator
JPH07149487A (ja) リニアモーター型エレベーターのレールブレーキ装置
RU2759771C2 (ru) Вспомогательный привод для тормозного улавливающего устройства
KR102605526B1 (ko) 승강형 구조체용 제동 시스템 및 승강형 구조체 제동 제어 방법
EP3643666B1 (en) Elevator system
CN1019566B (zh) 用于电梯的安全盘式制动器
US11053097B2 (en) Magnet assembly for an electronic safety brake actuator (ESBA)
DE102011000720A1 (de) Reibungsbremse für Aufzüge mit verbesserten Dämpfungseigenschaften
US20140291075A1 (en) Brake and an elevator
JP2665015B2 (ja) エレベータ装置
EP3564172B1 (en) Elevator safety gear actuation device
KR20210059380A (ko) 엘리베이터 보조결속장치
US20160137458A1 (en) Transportation system
EP3587327B1 (en) Electronic safety actuator electromagnetic guidance
WO2017149968A1 (ja) エレベータ制動装置
JP2566855Y2 (ja) ロープレスエレベータの制動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970603