JPH10172022A - 紙幣収納装置 - Google Patents

紙幣収納装置

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JPH10172022A
JPH10172022A JP8328460A JP32846096A JPH10172022A JP H10172022 A JPH10172022 A JP H10172022A JP 8328460 A JP8328460 A JP 8328460A JP 32846096 A JP32846096 A JP 32846096A JP H10172022 A JPH10172022 A JP H10172022A
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bills
plates
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田 学 山
Toyoji Iwami
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Abstract

(57)【要約】 【課題と解決手段】 紙幣を収納部内に収納する際に集
積状態を乱すことなく整然と収納することができるよう
にすることを課題とするもので、紙幣収納部16の相対
向する2側面の外側位置に軸支された揺動軸36,36
に取付けられ前記紙幣収納部内に進入して紙幣を載置可
能とする水平姿勢と該収納部外に退避する垂直姿勢とに
わたり観音開き状に揺動し得る一対の載置板37,38
と、この載置板を揺動させて水平姿勢に保持するととも
にその保持を解除して載置板の垂直姿勢への揺動を可能
とする載置板揺動手段50と、前記載置板および載置板
揺動手段を前記紙幣収納部にそって昇降させる昇降手段
61と、紙幣集積時に前記昇降手段により前記載置板を
既収納紙幣の上面よりやや高い位置に位置させ、前記載
置板揺動手段により載置板の水平姿勢の姿勢保持を解除
したのち前記載置板の揺動軸を上昇させるべく制御する
収納制御手段とを具備してなり、収納部内への紙幣集積
時に載置板が紙幣間から外側方へ抜き取られるようにし
たことにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銀行等の金融機関
において使用される紙幣入金機、紙幣入出金機などの紙
幣を処理する紙幣処理機の紙幣収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような紙幣処理機では、機体内に
紙幣収納部を備えており、一般には紙幣収納部の上方位
置で収納すべき紙幣を受取り、収納部内を下降してその
下端に設けられる繰出し手段上または既に収納されてい
る紙幣上に前記の受取った紙幣を集積させる移送手段を
有する紙幣収納装置が用いられている。
【0003】従来の上記紙幣収納装置は、図12に平面
図を、図13(A)〜(C)に作動状態を示すように、
紙幣収納部aの相対向する2側面を構成している側板
b,bの外側位置にあって該側板b,bにそって昇降す
る一対の揺動軸c,cが設けられ、これら揺動軸c,c
に平面視略E字状を有する載置板d,dの基部がそれぞ
れ固着され、各載置板d,dの載置面部e,e…は前記
側板b,bに上下方向に切設されたスリットf,f…か
ら紙幣収納部a内に進退自在とされており、進入時には
図13(A)のように水平姿勢となって各載置板d,d
の載置面部e,e…上で紙幣Pを支持し、紙幣Pを受取
った載置板d,dが揺動軸c,cの下降によってそのま
ま下降し、既収納紙幣Pの上方位置で停止して揺動軸
c,cが回動し、各載置板d,dが図13(B)に矢印
で示すように下方に観音開き式に開いて最終的に図13
(C)のように載置板d,dが紙幣収納部a外に退避
し、載置板d,d上に載っていた紙幣Pが既収納紙幣P
上に落下集積されるようになっている。
【0004】上記載置板d,dの下降停止位置は、載置
板d,dが下方に観音開き式に開いた際にその先端が既
収納紙幣Pに接触しないだけの距離Laをおいてなるべ
く既収納紙幣Pの上面に接近した位置で停止させるよう
になされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記従来の装
置では、載置板d,d上の紙幣Pを紙幣収納部a内に集
積させるとき、載置板d,dを既収納紙幣Pの上面から
距離Laだけ離間した位置で停止させてその位置から紙
幣Pを落下させなければならないので、落下時に紙幣の
集積状態が崩れやすく、そのため正常に集積させること
ができないという問題があった。特に集積すべき紙幣P
が1枚〜2枚という非常に少ない枚数であると、紙幣に
重みがなく、落下姿勢が不安定となって集積状態が乱
れ、後の繰出しに重大な支障をきたすという問題点があ
った。
【0006】一方、載置板dの載置面部e,e…の長さ
Lbと落下距離Laとの関係がLb<Laでなければな
らない関係上、落下距離Laを極力小さくしようとする
と前記載置面部e,e…の長さLbがそれだけ小さくな
り、したがって載置板d,dが水平姿勢となって紙幣P
を支持するとき互いの載置板d,dの対向部間の間隔が
大きく空いてしまい、紙幣収納部aの上方位置で紙幣P
を受取る際に紙幣が載置板d,d上に確実に受取られず
に下方に落下してしまうという問題が発生し、それ故前
記の落下距離Laを短くすることができなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、紙幣収納部の
上方位置で紙幣を受取る際には確実に載置板上に受取る
ことができ、紙幣収納部内へ集積させる際には集積状態
を乱すことなく整然と収納集積することを可能とする紙
幣収納装置を提供することを課題としてなされたもので
ある。
【0008】上記課題を解決する手段として本発明は、
紙幣収納部の上方位置において紙幣を受取って下降し前
記繰出し手段上または既収納紙幣上に前記受取った紙幣
を集積させる紙幣移送手段を、前記紙幣収納部の相対向
する2側面の外側位置に軸支された揺動軸に取付けられ
前記紙幣収納部内に進入して紙幣を載置可能とする水平
姿勢と該収納部外に退避する垂直姿勢とにわたり観音開
き状に揺動し得る一対の載置板と、この載置板を揺動さ
せて水平姿勢に保持するとともにその保持を解除して載
置板の垂直姿勢への揺動を可能とする載置板揺動手段
と、前記載置板および載置板揺動手段を前記紙幣収納部
にそって昇降させる昇降手段と、紙幣集積時に前記昇降
手段により前記載置板を既収納紙幣の上面よりやや高い
位置に位置させ、前記載置板揺動手段により載置板の水
平姿勢の姿勢保持を解除したのち前記載置板の揺動軸を
上昇させるべく制御する収納制御手段とを具備する構成
とし、収納部内への紙幣集積時に載置板が紙幣間から外
側方へ抜き取られるようにしたことにある。
【0009】前記載置板揺動手段は、前記各揺動軸の端
部に互いに向き合う方向に突設された一対の作動レバー
と、各作動レバーの先端位置が載置され、昇降動により
前記載置板を揺動させるとともに昇降用カムフォロワを
有する昇降部材と、この昇降部材のカムフォロワに係合
して該昇降部材を所定位置に保持することにより載置板
を水平姿勢に保持する水平状態保持部、および前記昇降
部材を下降させて載置板の垂直姿勢への揺動を可能とす
る水平状態解除部を有するカム部材と、このカム部材を
回動させる駆動モータとで構成することが好ましい。
【0010】また、前記載置板が水平姿勢から上方へ揺
動したことを検知する検知手段を設け、紙幣集積時に前
記載置板を既収納紙幣の上面よりも僅かに高い位置に位
置させるために前記検知手段が載置板の上方への揺動を
検知することによって前記昇降手段の下降を停止させた
のちに僅かに上昇させるよう制御する下降停止制御手段
を設ける態様とすることができる。
【0011】
【発明の実施の態様】以下、本発明を図面に示す実施の
形態を参照して説明する。図1は本発明に係る紙幣収納
装置の適用対象例として紙幣入出金機を示す略示断面図
で、その構成の概要を簡単に説明すると、機体1の上部
には入金すべき紙幣Pを立位姿勢でセットする入金口2
が設けられ、この入金口2には最前位の紙幣Pを1枚ず
つ繰込むためのキッカローラ3、フイードローラ4、ゲ
ートローラ5等からなる繰込み手段6が設けられてお
り、紙幣Pの背後を押圧する押圧部材7により最前位の
紙幣Pが繰込み手段6に所定の押付け力により当接され
るようになっている。
【0012】前記繰込み手段6により繰込まれた紙幣を
搬送する搬送路には、紙幣Pの真偽、金種、正損等を判
別する識別部8が設けられ、この識別部8の下流には前
記入金口2の背後位置に設けられているリジェクト口9
へリジェクト紙幣と識別された紙幣を繰込むための搬送
路10が分岐され、またその分岐点より下流側には表裏
反転部11が設けられている。
【0013】上記搬送路の末端位置の上方部には出金口
12が設けられており、この出金口12の下部には出金
リジェクト紙幣P′を収納する出金リジェクトボックス
13が設けられている。上記出金口12へは周知のよう
に搬送路14により出金紙幣が送り込まれ、その出金紙
幣は図示しない押動手段により紙面に対し手前側に押し
出されるようになっており、また出金リジェクトの場合
は出金口12の底部を構成している左右一対の底板1
5,15が下方に開いて出金リジェクトボックス13内
に取込むようになっている。
【0014】上記各部は機体1の上部領域内に配設さ
れ、この上部領域の下部の中間領域には紙幣を一時保留
するための一時保留部が、その下方の下部領域には本発
明に係わる紙幣収納装置が配設され、この下部領域は機
体1に対し一括引出し可能な構成とされる。
【0015】前記下部領域には、固定金庫としての万円
紙幣用、千円紙幣用、5千円紙幣用の各収納部16,1
6,16が配設されるほか、機体1内の紙幣を回収して
精算等の処理時に他所へ運搬するための回収カセット1
7が着脱可能に収蔵されている。
【0016】また上記各収納部16,16,16および
回収カセット17の直上位置の中間領域内には各一時保
留部18,18,18,19が配設され、これら収納部
16,16…の一時保留部18,18…の上部位置には
前記識別部8による識別結果に基づいて各収納部に対応
する金種の紙幣を送り込むため分岐路20を経て搬送す
る搬送路21および送込み手段22,22…が配設され
ており、一時保留部18,18…内には一時保留紙幣P
を収納部16,16…内に一括して収納する際に開く昇
降自在な一対の底板23,23があって入金承認時に収
納するようになっている。一時保留紙幣Pの収納不承認
による返却は、機体1の前面の扉を解錠して開け、そこ
から手で取出すようになっている。また回収カセット1
7の一時保留部19は、送込み手段24のほか繰出し手
段25を備え、回収カセット17内の収納紙幣をも繰出
すことができるようになっており、またそのとき底板2
6,26は左右にスライドして開閉されるようになって
いる。
【0017】前記収納部16,16…の底部は若干傾斜
されており、その傾斜の下端位置に繰出し口27があっ
て、下底部に設けられたキッカローラ28、フイードロ
ーラ29、ゲートローラ30等からなる繰出し手段3
1,31…により紙幣を1枚ずつ繰出すようになってお
り、繰出された紙幣は搬送路32,33を通じて前記出
金口12への搬送路14に連なり、搬送路31の途中に
は出金識別部34が設けられている。
【0018】本発明による紙幣収納装置は、図2に平面
図を、図3に図2の一部を破断した正面図を示すよう
に、上面が開放され平面視において横長矩形状を有する
縦長箱状の収納部16を有し、その外側は所要範囲にわ
たり外殻35,35によりカバーされている。
【0019】次に本発明における紙幣移送手段の構成に
ついて説明する。
【0020】前記収納部16の相対向する長手方向の2
側面を構成している側板16a,16aの外側部には一
対の揺動軸36,36が設けられている。一方の揺動軸
36には図4にみられるように平面視略E字状の載置板
37の基部が固着され、他方の揺動軸36には前記載置
板37の各載置面部37a,37a,37a間に位置し
かつ先端同士が長さM(図2示)だけ若干ラップするよ
うに2枚の載置板38,38の基部が固着されている。
これら載置板37,38は水平状態におかれたとき揺動
軸36,36の下面側に固着されており、垂直姿勢とな
って収納部16外に退避する際の回転中心がなるべく側
板16a,16aから離れた位置となるように考慮され
ている。
【0021】前記揺動軸36,36の一端側は断面が下
向きコ字状の支持部材40の両側壁に貫通して回転自在
に支持され、この支持部材40から突出した揺動軸3
6,36の端部には作動レバー41,41の一端が固着
されているとともに戻りバネ42,42が嵌挿されてい
て、この戻りバネ42,42により前記載置板37,3
8が下方に揺動して開く方向に付勢が与えられている。
また上記支持部材40にはこれと一体的なガイドブロッ
ク43が設けられており、このガイドブロック43は外
殻35の一側に立設支持されたガイドロッド44にスラ
イド自在に嵌挿され、昇降がガイドされるようになって
いる。
【0022】前記側板16a,16aには、前記載置板
37の各載置面部37a,37a…および載置板38,
38を外方へ退避させるためのスリット45,46が側
板16a,16aの上端から下端近くにわたって形成さ
れている。
【0023】前記載置板37,38を水平姿勢(図2、
図4示の位置)と前記スリット45,46から側板16
a,16a外に出て垂直姿勢となる範囲にわたり揺動さ
せて開閉させる載置板揺動手段50は、前記支持部材4
0に固設された平面視コ字状の機枠51に支持される揺
動用モータ52と、このモータ52の軸52aに固着さ
れたカム部材53と、中央位置に前記カム部材53の周
面に当接するカムフォロワ54が軸着された昇降部材5
5とを有し、この昇降部材55は前記カムフォロワ54
とは反対面の中央位置にガイド部56が突設され、この
ガイド部56のピン57が前記支持部材40に固設の部
材に穿設された上下方向の長孔58に嵌合されている。
【0024】前記昇降部材55の両端位置には、L形状
に屈曲した水平な受部59,59を有し、この受部5
9,59上には前記揺動軸36,36の作動レバー4
1,41の先端に軸着されたローラ60,60が当接さ
れ、この昇降部材55の上下動に応じ揺動軸36,36
が回動して前記載置板37,38が水平姿勢と垂直姿勢
とにわたり変換されるようになっている。
【0025】前記カム部材53は、図5に示すように全
体として略楕円形状を有し、その短軸上の偏った位置で
前記揺動用モータ52の軸52aに固着され、この軸5
2aの偏りとは反対側の周面の所要範囲が低段とされて
この範囲が載置板37,38の水平状態保持部53Aと
され、他の範囲が水平状態解除部53Bとされている。
【0026】前記外殻35の一側には前記載置板37,
38およびその揺動手段50を昇降させるための昇降手
段61が設けられている。すなわち外殻35の一側下方
位置に支持具62を介して昇降用モータ63が取付けら
れ、このモータ63の軸上のプーリー64と前記外殻3
5の一側上方部に軸着されたプーリー65との間にタイ
ミングベルト66が巻回され、このタイミングベルト6
6と前記支持部材40の固定用部材67とが固着されて
いて、該ベルト66の回動により支持部材40およびこ
れに付随する揺動用モータ52、カム部材53、昇降部
材55等が共に昇降するように構成されている。
【0027】図2、図8においてS1 〜S4 はセンサを
示し、センサS1 は前記作動レバー41の姿勢を検知し
て載置板38の下降限を知るためのもので、収納部16
の底部上に繰出し口27側に向け下り傾斜状に集積され
る紙幣Pの反繰出し口側の高い側に当る載置板38がそ
の紙幣Pに当接して上方に押上げられるように回動変位
したときこの載置板38側の作動レバー41の検知部4
1a(図8示)を検知して載置板38の下降限を検出す
る。またセンサS2 ,S3 は、昇降部材55の上限、下
限を検知するものであり、センサS4 はカム部材53の
検知板53aにより作動カム53の定位置を検知するも
のである。
【0028】なお図示の実施形態においては、載置板3
7,38上に紙幣を受入れる際に紙幣が安定して載置さ
れるようにするとともに側板16a,16aに形成され
ている載置板出入用のスリット45,46から紙幣が飛
び出したり引掛かるようなことを回避するための載置板
38,38の構造、および収納部16の上部開口部の長
手方向両端位置での紙幣の落下を防ぐための構造、さら
には紙幣の繰出し時に紙幣を繰出し手段31に押付け、
収納部16内の紙幣の残量が少くても確実に繰出しが行
われるようにするための構造を備えた場合を示してい
る。
【0029】すなわち一側の載置板38,38は、隣り
合う載置板とは反対側にこれと一体的に補助載置部6
8,68が張出して設けられ、この補助載置部68,6
8にゴム板、軟質合成樹脂板等からなる弾性板69,6
9の基部が固着され、この弾性板69,69は水平姿勢
時に他側の載置板37の両端位置の載置面部37a,3
7aの先端を越えて延び、かつ先端に可及的近接した位
置をとるように形成されている。
【0030】一方、側板16aに形成されるスリット4
6,46は、図6に示すように載置板38と補助載置部
68とを合わせた幅L0 よりやや広い幅L1 とされ、弾
性板69を加えた幅L2 よりは小とされている。また前
記補助載置部68と対応する位置のスリット46の範囲
内には、該部のスリットを閉鎖するように上下方向にベ
ルト70が上下のローラ71,72間に回転自由に巻回
して設けられ、載置板38の垂直姿勢への開放時に補助
載置部68がベルト70に当り、図7(A)から
(B),(C)のようにこれを押しのけるようになって
いる。
【0031】次に紙幣受入れ時に特に紙幣の先端が下向
きにカールしているような紙幣が送入されたとき載置板
37,38と収納部16の端部との間から収納部16に
落下することを防ぐための紙幣落下防止手段80は、収
納部16の端部と外殻35との間に位置して外殻35の
側壁間に軸81,81が回転自在に支持され、この軸8
1,81に平面視略E字状の紙幣ガイド82,82の基
部が固着されており、この軸81,81の一端に固着さ
れたレバー83,83に前記揺動軸36の上昇時(紙幣
受入れ時)に該揺動軸36に設けられた当接部84,8
4が当って水平姿勢に押し上げたとき紙幣ガイド82が
図3に点線で示すように収納部16内に略45°の傾斜
姿勢をもって位置し、揺動軸36の下降に伴い紙幣ガイ
ド82,82は同図左側のものとして一点鎖線で示すよ
うに収納部16外に垂直姿勢となっておかれるようにな
っている。
【0032】次に繰出し時に紙幣を押圧する紙幣押圧手
段85は、外殻35にそって立設されたガイド軸86に
軸87の一端のブロック88が上下動自在に嵌挿されて
片持ち支持され、この軸87の他端は外殻35に固定の
ガイド板89に上下方向に形成された長孔90に挿通さ
れており、この軸87に札押え91,91,91の基部
が固着され、軸87が回動したとき収納部16内に進入
する押え部91aは図10に作動図として示しているよ
うに繰出し口27に近い位置で紙幣Pの上面に当るよう
になっている。
【0033】前記軸87の端部には捩りバネ92が嵌合
されて軸87に対し札押え91の押え部91aが収納部
16内に進入する方向に付勢している。また札押え91
の最上昇位置(図10(A))にあるとき札押え91を
収納部16から脱出させるための突部93が収納部16
の外面に突設されている。さらに前記ブロック88は、
外殻35の側部の前記支持具62に支持された札押え用
モータ94のプーリー95と外殻35の上方側部に軸支
されたプーリー96とに巻回されたタイミングベルト9
7に固定されている。
【0034】制御部100は、図11に示すようにRO
M101、RAM102、収納制御手段103、下降停
止制御手段104を持ち、この制御部100には前記セ
ンサS1 〜S4 および図示しない紙幣収納量検知用セン
サSn …からの信号が入力され、これらの信号に基づき
各モータ52,63,94が制御されて所期の動作を行
わせる。
【0035】上記の下降停止制御手段104は、収納部
16内への紙幣集積時に前記載置板37,38を既収納
紙幣の上面よりも僅かに高い位置に位置させるために前
記センサS1 が載置板38の上方への揺動を検知するこ
とによって前記昇降手段61の下降を停止させたのちに
僅かに上昇させるよう制御するものである。
【0036】さらに収納制御手段103は、前記載置板
37,38が既収納紙幣の上面よりやや高い位置に停止
したのち載置板の水平姿勢を解いて揺動軸36,36を
上昇させ、載置板37,38を紙幣間から収納部外方へ
スライドさせて抜きとる制御を行うものである。
【0037】次に上記実施の形態の作用を説明する。入
金時の紙幣の流れは、図1において入金口2に入金すべ
き紙幣Pを立位姿勢にセットし、繰込み手段6の駆動に
より1枚ずつ繰込まれ、識別部8を通る際に金種、正
損、表裏等が判別され、表裏の反転を要する紙幣は表裏
反転部11を通って各金種別の一時保留部18,18…
へ送り込まれ、損券は回収カセット17の上方の一時保
留部19へ送り込まれる。またリジェクト紙幣はリジェ
クト口9へ戻される。
【0038】一時保留部18,18…,19に集積され
た紙幣は、収納承認により収納部16および回収カセッ
ト17内に収納される。
【0039】収納部16への収納時には、図8(A)の
ように載置板37,38を含む載置板揺動手段50は最
上昇位置にあってそのカムフォロワ54はカム部材53
の水平状態保持部53Aに位置しており、これにより昇
降部材55は上昇位置におかれてその受部59,59が
作動レバー41,41のローラ60,60を押し上げ、
揺動軸36,36が捩りバネ42,42に抗して回動し
て各載置板37,38を水平状態に保持している。なお
図8においては受入れた紙幣の図示は錯綜するため省略
してあり、載置板揺動手段50の動作のみを示してい
る。
【0040】この状態下において前記一時保留部18の
底板23,23が開いて落下する紙幣は上記載置板3
7,38上に受入れられる。このとき載置板38,38
は他側の載置板37の載置面部37a,37a…間に位
置しかつ紙幣の長手方向に対しては補助載置部68,6
8および弾性板69,69が存在していることにより隙
間から落下することがなく、また両端には紙幣ガイド8
2,82が傾斜しておかれているので、紙幣の長手方向
端部が下向きにカールしていたとしてもこの紙幣ガイド
82,82に当って収納部16内に落ち込むことがな
く、整然と載置板37,38上に受止められる。
【0041】上記のようにして紙幣を受入れると、昇降
手段61の昇降用モータ63が駆動してタイミングベル
ト66を回動させ、これに固着されている支持部材40
をガイドロッド44にそって下降させる。
【0042】上記の下降により、一方の載置板38,3
8は収納部16内の既収納紙幣Pの傾斜状態の上端側の
上面に当るので、図8(B)のように当該載置板38,
38はやや上方に回動し、これにより揺動軸36が若干
図において時計方向に回されるのでこれと一体の作動レ
バー41の検知部41aがセンサS1 の位置に移動して
該センサS1 を作動させる。
【0043】上記センサS1 が作動レバー41の変位を
検知すると、その信号が制御部100へ入力され、その
制御部100により前記昇降用モータ63が所定量逆転
駆動して前記載置板38,38が水平姿勢になる高さ位
置まで上昇させる(図8(C)示の状態)。
【0044】上記の状態となったのち載置板揺動手段5
0の揺動用モータ52が回動してカム部材53が図にお
いて時計方向に回転し(図8(D)示)、これにより昇
降部材55のカムフォロワ54はカム部材53の水平状
態解除部53Bにより徐々に下降し、これに伴って昇降
部材55の受部59,59の下降により作動レバー4
1,41が捩りバネ42,42の付勢により追従下降
し、揺動軸36,36が回転する。
【0045】上記図8(D)の載置板37,38の下方
への揺動開始から紙幣の収納完了時の図8(E)の状態
に至る間の載置板37,38の動きは、図9(A)〜
(C)に紙幣との関係についてのみ示しているように、
揺動軸36,36の回転と上昇とに伴い載置板37,3
8の先端は既収納紙幣Pの上面に倣って移動しながら次
第に載置板37,38上の紙幣Pの下から側方へ抜けて
行き(図9(A)→(B))、載置板37の方が先に紙
幣間から抜け出て収納部16外に退避し、垂直状態とな
る。それに若干遅れて他側の載置板38も紙幣間から斜
め上方へ抜けて行く(図9(C))。この場合、各載置
板37,38の基部が揺動軸36,36の下面側に固着
されていることにより大きな弧を描いて抜けて行く。
【0046】なお上記載置板38,38が収納部16か
ら抜ける際には、前述の図7(A)〜(C)のように載
置板38の補助載置部68がベルト70に当ってこのベ
ルト70に摩擦接触し、このベルト70を回動させなが
ら上昇し、さらに弾性板69は自己が撓みながらスリッ
ト46から抜け出る。
【0047】こうして載置板37,38が収納部16か
ら抜け出るときはカム部材53は180°回転した位置
にあり(図8(E))、さらにカム部材53が180°
回転することにより載置板37,38は水平位置に戻
り、そのカム部材53の1回転をその検知板53aをセ
ンサS4 が検知して揺動用モータ52が停止し(図8
(F))、1回の収納を終る。上記昇降部材55の上昇
限、下降限はセンサS2 ,S3 により検知される。
【0048】収納部16内の紙幣Pを繰出すときは、収
納部16内の紙幣量を図示しないセンサSn が検知し、
所定量以下であると検知されたときには押え用モータ9
4を駆動してブロック88を下降させると、これと一体
の軸87が下降して札押え91が突部93から外れ、捩
りバネ92の付勢を受けて札押え91の押え部91aが
収納部16内に進入し(図10(B))、収納部16内
の紙幣Pの繰出し口27に近い位置の上面を押え、繰出
し手段31に所定の押付力により押しつけ、確実な繰出
しをなさしめる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、収
納部の上方位置で受入れた紙幣を収納部内に収納すると
き載置板が上昇しつつ側方へ抜け出るので紙幣を高い位
置で放出することがなく、既収納紙幣上(または繰出し
手段上)に静かに置き去りにするように集積させること
ができ、これにより収納しようとする紙幣の枚数が少い
場合であっても姿勢を乱すことなく整然とした集積状態
に収納することができる。
【0050】また載置板は収納部内で垂直姿勢に変換さ
せる必要がないので、その載置板の長さを十分大きくと
ることができ、したがって紙幣を受入れる際に載置板間
の隙間から脱落してしまうようなことを防ぐことがで
き、確実な受入れができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する紙幣処理機の一例を示す略示
断面図。
【図2】本発明による紙幣収納装置の一実施形態を示す
平面図。
【図3】同、一部を破断して示す正面図。
【図4】同、載置板の部分を示す一部の斜視図。
【図5】図2、図3におけるカム部材の正面図。
【図6】一側の載置板と収納部の側板のスリットとの関
係を示す部分正面図。
【図7】(A)〜(C)は図6の載置板の作動状態を示
す説明図。
【図8】(A)〜(F)は載置板揺動手段の作動状態を
示す説明図。
【図9】(A)〜(C)は載置板の作動状態を示す説明
図。
【図10】(A)〜(C)は紙幣押圧手段の作動状態を
示す説明図。
【図11】制御部のブロック図。
【図12】従来の技術を示す平面図。
【図13】(A)〜(C)は従来の技術の作動状態を示
す説明図。
【符号の説明】
1 機体 2 入金口 6 繰込み手段 8 識別部 9 リジェクト口 12 出金口 13 リジェクトボックス 16 収納部 17 回収カセット 18,19 一時保留部 27 繰出し口 31 繰出し手段 34 出金識別部 35 外殻 36 揺動軸 37,38 載置板 40 支持部材 41 作動レバー 44 ガイドロッド 45,46 スリット 50 載置板揺動手段 52 載置板揺動用モータ 53 カム部材 55 昇降部材 59 受部 61 昇降手段 63 昇降用モータ 68 補助載置部 69 弾性板 80 落下防止手段 82 紙幣ガイド 85 紙幣押圧手段 91 札押え

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙幣を重積状態に収納する紙幣収納部と、
    この紙幣収納部の下端に設けられ該収納部内の紙幣を1
    枚ずつ繰出す繰出し手段と、前記紙幣収納部の上方位置
    において紙幣を受取って下降し前記繰出し手段上または
    既収納紙幣上に前記受取った紙幣を集積させる紙幣移送
    手段とを具備する紙幣収納装置において、該移送手段
    は、前記紙幣収納部の相対向する2側面の外側位置に軸
    支された揺動軸に取付けられ前記紙幣収納部内に進入し
    て紙幣を載置可能とする水平姿勢と該収納部外に退避す
    る垂直姿勢とにわたり観音開き状に揺動し得る一対の載
    置板と、この載置板を揺動させて水平姿勢に保持すると
    ともにその保持を解除して載置板の垂直姿勢への揺動を
    可能とする載置板揺動手段と、前記載置板および載置板
    揺動手段を前記紙幣収納部にそって昇降させる昇降手段
    と、紙幣集積時に前記昇降手段により前記載置板を既収
    納紙幣の上面よりやや高い位置に位置させ、前記載置板
    揺動手段により載置板の水平姿勢の姿勢保持を解除した
    のち前記載置板の揺動軸を上昇させるべく制御する収納
    制御手段とを具備してなり、収納部内への紙幣集積時に
    載置板が紙幣間から外側方へ抜き取られるようにしたこ
    とを特徴とする紙幣収納装置。
  2. 【請求項2】前記載置板揺動手段は、前記各揺動軸の端
    部に互いに向き合う方向に突設された一対の作動レバー
    と、各作動レバーの先端位置が載置され、昇降動により
    前記載置板を揺動させるとともに昇降用カムフォロワを
    有する昇降部材と、この昇降部材のカムフォロワに係合
    して該昇降部材を所定位置に保持することにより載置板
    を水平姿勢に保持する水平状態保持部、および前記昇降
    部材を下降させて載置板の垂直姿勢への揺動を可能とす
    る水平状態解除部を有するカム部材と、このカム部材を
    回動させる駆動モータとで構成されている請求項1記載
    の紙幣収納装置。
  3. 【請求項3】前記載置板が水平姿勢から上方へ揺動した
    ことを検知する検知手段を有し、紙幣集積時に前記載置
    板を既収納紙幣の上面よりも僅かに高い位置に位置させ
    るために前記検知手段が載置板の上方への揺動を検知す
    ることによって前記昇降手段の下降を停止させたのちに
    僅かに上昇させるよう制御する下降停止制御手段を有し
    ている請求項1記載の紙幣収納装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002312826A (ja) * 2001-04-10 2002-10-25 Mamiya Op Co Ltd 紙幣入出金装置およびその制御方法
JP2002312824A (ja) * 2001-04-10 2002-10-25 Mamiya Op Co Ltd 紙幣集積装置

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