JP2502496Y2 - 紙葉類収納繰出し装置 - Google Patents
紙葉類収納繰出し装置Info
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- JP2502496Y2 JP2502496Y2 JP1987167922U JP16792287U JP2502496Y2 JP 2502496 Y2 JP2502496 Y2 JP 2502496Y2 JP 1987167922 U JP1987167922 U JP 1987167922U JP 16792287 U JP16792287 U JP 16792287U JP 2502496 Y2 JP2502496 Y2 JP 2502496Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は紙葉類収納繰出し装置にかゝり、特に重積紙
葉類を繰出し手段に押しつける押圧体が収納部から退逃
する紙葉類収納繰出し装置に関する。
葉類を繰出し手段に押しつける押圧体が収納部から退逃
する紙葉類収納繰出し装置に関する。
(従来の技術) 従来の紙葉類収納繰出し装置において、重積紙葉類を
繰出し手段に押しつける押圧体が収納部から退逃するも
のとしては例えば特開昭62−88731号公報に示された装
置があり、これらの装置は、第7図(A),(B)に概
略図を示すように、収納部(a)の一側外部にそって上
下に配設されたプーリー(b),(c)にベルト、ロー
プなどの無端材(d)が巻回され、この無端材(d)に
押圧板(e)をアーム(f)を介して取付けられ、この
アーム(f)を起伏自在として収納部(a)内の紙紙葉
類(P)を繰出すときは押圧板(e)を第7図(A)に
示すように重積紙葉類(P)の上に置き、紙葉類(P)
を繰出し手段(g)の繰出しローラ(h),(i)に所
定の押しつけ力をもって押しつけ、繰出しローラ
(h),(i)と紙葉類(P)との間に繰出しに必要な
摩擦力を生じさせて紙葉類の繰出しを行なう。また、紙
葉類を収納するときには第7図(B)のように無端材
(d)が回転されて押圧板(e)およびアーム(f)が
上昇したのち、アーム(f)が上方へ揺動されて押圧板
(e)を収納部(a)外の邪魔にならない位置に退逃さ
せる。そして上方から一時保留された紙葉類あるいは1
枚ずつ送り込まれた紙葉類を順次重積収納するようにな
っていた。
繰出し手段に押しつける押圧体が収納部から退逃するも
のとしては例えば特開昭62−88731号公報に示された装
置があり、これらの装置は、第7図(A),(B)に概
略図を示すように、収納部(a)の一側外部にそって上
下に配設されたプーリー(b),(c)にベルト、ロー
プなどの無端材(d)が巻回され、この無端材(d)に
押圧板(e)をアーム(f)を介して取付けられ、この
アーム(f)を起伏自在として収納部(a)内の紙紙葉
類(P)を繰出すときは押圧板(e)を第7図(A)に
示すように重積紙葉類(P)の上に置き、紙葉類(P)
を繰出し手段(g)の繰出しローラ(h),(i)に所
定の押しつけ力をもって押しつけ、繰出しローラ
(h),(i)と紙葉類(P)との間に繰出しに必要な
摩擦力を生じさせて紙葉類の繰出しを行なう。また、紙
葉類を収納するときには第7図(B)のように無端材
(d)が回転されて押圧板(e)およびアーム(f)が
上昇したのち、アーム(f)が上方へ揺動されて押圧板
(e)を収納部(a)外の邪魔にならない位置に退逃さ
せる。そして上方から一時保留された紙葉類あるいは1
枚ずつ送り込まれた紙葉類を順次重積収納するようにな
っていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかるに上記従来のように押圧板(e)およびアーム
(f)が上昇したのちアーム(f)が上方へ揺動する構
造では、紙葉類の一時保留時における保留ミスや、紙葉
類を重積収納する時期と、押圧板を収納部から退逃させ
る時期のタイミングのずれから、押圧板が収納部内にあ
る時に紙葉類が収納部内に落下して押圧板やアームの上
に載った場合、押圧板とアームの上昇および揺動に伴な
い紙葉類が第7図(B)に示すように収納部の枠体と、
押圧板(e)およびアーム(f)の間に挾まれて損傷し
てしまったり、それが原因で機械が停止してしまってい
た。また紙葉類が押圧板と共に収納部の外に出てしまっ
た時には、収納されたはずの紙葉類が収納部には収納さ
れず、誤算の原因となってしまい、特に紙葉類が紙幣の
場合には、誤算が生じるということは重大な欠陥となっ
ていた。
(f)が上昇したのちアーム(f)が上方へ揺動する構
造では、紙葉類の一時保留時における保留ミスや、紙葉
類を重積収納する時期と、押圧板を収納部から退逃させ
る時期のタイミングのずれから、押圧板が収納部内にあ
る時に紙葉類が収納部内に落下して押圧板やアームの上
に載った場合、押圧板とアームの上昇および揺動に伴な
い紙葉類が第7図(B)に示すように収納部の枠体と、
押圧板(e)およびアーム(f)の間に挾まれて損傷し
てしまったり、それが原因で機械が停止してしまってい
た。また紙葉類が押圧板と共に収納部の外に出てしまっ
た時には、収納されたはずの紙葉類が収納部には収納さ
れず、誤算の原因となってしまい、特に紙葉類が紙幣の
場合には、誤算が生じるということは重大な欠陥となっ
ていた。
本考案はこれに鑑み、紙葉類が誤って押圧板等の上に
載った場合でも確実に重積収納させ、その紙葉類に原因
する機械の停止や、紙葉類の誤算といった重大なトラブ
ルを防止することを目的としてなされたものである。
載った場合でも確実に重積収納させ、その紙葉類に原因
する機械の停止や、紙葉類の誤算といった重大なトラブ
ルを防止することを目的としてなされたものである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案は、紙葉類を上部か
ら受入れて重積状態に収納する収納部と、この収納部の
下部に設けられ重積状態に収納された紙葉類を1枚ずつ
繰出す繰出し手段と、重積紙葉類を繰出し手段に押しつ
ける押圧体とを備える紙葉類収納繰出し装置において、
前記押圧体は、紙葉類の表面片側略半分程度を押圧する
押圧面部と、この押圧面部に対し鋭角をなし紙葉類の中
央側端面から収納部の外方へ延び、押圧面部が紙葉類を
押圧したとき紙葉類の中央側から側方側へ上り傾斜とな
る傾斜面部とを有し、前記収納部への紙葉類収納時には
前記傾斜面部の上端を引き上げて上方へ移動させつつ前
記傾斜面部の傾斜角度を集積状態におかれる紙葉類の紙
葉類面に対し徐々に大きくして行き前記収納部の収納空
間から退逃させる昇降機構を具備することを特徴とす
る。
ら受入れて重積状態に収納する収納部と、この収納部の
下部に設けられ重積状態に収納された紙葉類を1枚ずつ
繰出す繰出し手段と、重積紙葉類を繰出し手段に押しつ
ける押圧体とを備える紙葉類収納繰出し装置において、
前記押圧体は、紙葉類の表面片側略半分程度を押圧する
押圧面部と、この押圧面部に対し鋭角をなし紙葉類の中
央側端面から収納部の外方へ延び、押圧面部が紙葉類を
押圧したとき紙葉類の中央側から側方側へ上り傾斜とな
る傾斜面部とを有し、前記収納部への紙葉類収納時には
前記傾斜面部の上端を引き上げて上方へ移動させつつ前
記傾斜面部の傾斜角度を集積状態におかれる紙葉類の紙
葉類面に対し徐々に大きくして行き前記収納部の収納空
間から退逃させる昇降機構を具備することを特徴とす
る。
(作用) 紙葉類の収納時には、押圧体が上昇しつつ傾斜面部が
垂直姿勢になる方向に変位し、収納部外へ出て退逃する
ので、紙葉類の収納が可能となる。
垂直姿勢になる方向に変位し、収納部外へ出て退逃する
ので、紙葉類の収納が可能となる。
またこのときに紙葉類が押圧体の上に載っていた場合
でも、傾斜面部が紙葉類を傾斜姿勢から徐々に倒してゆ
き、収納空間から退逃することにより紙葉類を挟み込む
ことなく確実に重積収納する。一方、紙葉類の繰出し時
には、押圧体が下降して、その押圧面部が紙葉類を押圧
して繰出しが可能になる。
でも、傾斜面部が紙葉類を傾斜姿勢から徐々に倒してゆ
き、収納空間から退逃することにより紙葉類を挟み込む
ことなく確実に重積収納する。一方、紙葉類の繰出し時
には、押圧体が下降して、その押圧面部が紙葉類を押圧
して繰出しが可能になる。
(実施例) 以下、本考案を図面に示す実施例を参照して説明す
る。
る。
第1図は本考案を循環式紙幣入出金機の紙幣収納部に
適用した場合の一実施例の外観を示し、第2図は第1図
における紙幣移送載置機構部の平面を示し、そして第3
図はその入出金機の全体の概要を示している。
適用した場合の一実施例の外観を示し、第2図は第1図
における紙幣移送載置機構部の平面を示し、そして第3
図はその入出金機の全体の概要を示している。
上記第3図に示す循環式紙幣入出金機の基本構成につ
いて、その概要を説明すると、機体1の上方部には紙幣
Pの装填部2、紙幣識別部3、リジェクト紙幣投出部
4、出金部5等が、中間部には金種別紙幣一時保留室6,
6…を有する一時保留部7が、そして下方部には紙幣収
納空間を構成する金種別紙幣収納部8,8…がそれぞれ設
けられている。
いて、その概要を説明すると、機体1の上方部には紙幣
Pの装填部2、紙幣識別部3、リジェクト紙幣投出部
4、出金部5等が、中間部には金種別紙幣一時保留室6,
6…を有する一時保留部7が、そして下方部には紙幣収
納空間を構成する金種別紙幣収納部8,8…がそれぞれ設
けられている。
機体1の一端部上面に設けられた装填部2に立位姿勢
で装填される紙幣Pは繰込み手段9により1枚ずつ繰込
まれて識別部3へ送られ、この識別部3により金種、正
券、2枚重ね、真偽等が識別されて正規の紙幣は搬送経
路10を通じて一時保留部7へ取込まれ、裏面紙幣は反転
機構11により反転されて一時保留部7へ取込まれ、さら
に損券や2枚重ね紙幣等はリジェクト紙幣投出部4へ排
出されるようになっている。
で装填される紙幣Pは繰込み手段9により1枚ずつ繰込
まれて識別部3へ送られ、この識別部3により金種、正
券、2枚重ね、真偽等が識別されて正規の紙幣は搬送経
路10を通じて一時保留部7へ取込まれ、裏面紙幣は反転
機構11により反転されて一時保留部7へ取込まれ、さら
に損券や2枚重ね紙幣等はリジェクト紙幣投出部4へ排
出されるようになっている。
一時保留部7の各一時保留室6,6…は、その底部が紙
幣Pの幅方向にスライドして開閉されるシャッタ12,12
により構成され、各一時保留室6,6…の入口部には紙幣
の送り込み機構13,13…がそれぞれ設けられている。
幣Pの幅方向にスライドして開閉されるシャッタ12,12
により構成され、各一時保留室6,6…の入口部には紙幣
の送り込み機構13,13…がそれぞれ設けられている。
収納部8,8…は、余剰紙幣収納部(第3図右端のも
の)を除く各底部に紙幣の繰出し機構14,14…がそれぞ
れ設けられており、収納部8,8…内に収納された紙幣P
を搬送経路15を通じ機体1の上部の出金部5へ出金紙幣
として投出すようになっている。
の)を除く各底部に紙幣の繰出し機構14,14…がそれぞ
れ設けられており、収納部8,8…内に収納された紙幣P
を搬送経路15を通じ機体1の上部の出金部5へ出金紙幣
として投出すようになっている。
移送載置機構部16は、前記各収納部8,8…の紙幣の長
手方向に対応する側面部に配設される。
手方向に対応する側面部に配設される。
この移送載置機構部16は、第1図および第2図に示す
ように、紙幣を受取る位置、すなわち一時保留室6のシ
ャッタ12,12の直下位置から収納部8内の紙幣載置位置
にかけて移動自在とされる可動枠体17と、この可動枠体
17に設置された支持帯体繰出入れ機構18と、この繰出入
れ機構18を駆動する駆動手段19(実施例では可逆モー
タ)とからなっている。
ように、紙幣を受取る位置、すなわち一時保留室6のシ
ャッタ12,12の直下位置から収納部8内の紙幣載置位置
にかけて移動自在とされる可動枠体17と、この可動枠体
17に設置された支持帯体繰出入れ機構18と、この繰出入
れ機構18を駆動する駆動手段19(実施例では可逆モー
タ)とからなっている。
前記可動枠体17は、収納部8の幅方向(紙幣の長手方
向に対応する方向)のほゞ全域にわたる長さを有し、そ
の一端は、収納部8の一側上下部に軸架されたプーリー
20,21間に巻回されるベルト22(実施例ではタイミング
ベルト)に固定され、中間部がガイドロッド23に支持さ
れ、他端のローラ24が断面コ字形のガイドレール25に嵌
合されていて、一方のプーリー21をモータM1により駆動
することによりベルト22が回動して可動枠体17が上下方
向に昇降されるようになっている。
向に対応する方向)のほゞ全域にわたる長さを有し、そ
の一端は、収納部8の一側上下部に軸架されたプーリー
20,21間に巻回されるベルト22(実施例ではタイミング
ベルト)に固定され、中間部がガイドロッド23に支持さ
れ、他端のローラ24が断面コ字形のガイドレール25に嵌
合されていて、一方のプーリー21をモータM1により駆動
することによりベルト22が回動して可動枠体17が上下方
向に昇降されるようになっている。
前記支持帯体繰出入れ機構18は、バネ板等の薄板帯状
の弾性材からなる複数本の支持帯体26,26…と、この支
持帯体26,26…を断面縦方向として巻取り収納自在とし
支持帯体26,26…の繰出入れ用として接線方向に向け開
口するガイド口27を有する短円筒状のケーシング28と、
前記支持帯体26,26…の基端が固定され前記駆動手段19
により支持帯体26を巻取る巻軸29とを有し、この実施例
では上記支持帯体26,26…を5本とした場合を示してて
いる。
の弾性材からなる複数本の支持帯体26,26…と、この支
持帯体26,26…を断面縦方向として巻取り収納自在とし
支持帯体26,26…の繰出入れ用として接線方向に向け開
口するガイド口27を有する短円筒状のケーシング28と、
前記支持帯体26,26…の基端が固定され前記駆動手段19
により支持帯体26を巻取る巻軸29とを有し、この実施例
では上記支持帯体26,26…を5本とした場合を示してて
いる。
上記可動枠体17には、前記支持帯体26,26…をガイド
して各支持帯体を互いに所定の間隔を隔てて伸長させる
ガイド部30が形成されている。
して各支持帯体を互いに所定の間隔を隔てて伸長させる
ガイド部30が形成されている。
このガイド部30は、図示実施例では可動枠体17に対し
それぞれ同一角度をもって平面よりみて斜めに形成され
た先端ガイド部30A1,30A2…30A5と、これら先端ガイド
部の基端に連なる基端ガイド部30B1,30B2…30B5とで構
成され、最先端の先端ガイド部30A1に続く基端ガイド部
30B1は1本の支持帯体26が通り得る幅とされ、次位の基
端ガイド部30B2は2本分、以後3本分、4本分、5本分
のように順次幅を異ならせてある。
それぞれ同一角度をもって平面よりみて斜めに形成され
た先端ガイド部30A1,30A2…30A5と、これら先端ガイド
部の基端に連なる基端ガイド部30B1,30B2…30B5とで構
成され、最先端の先端ガイド部30A1に続く基端ガイド部
30B1は1本の支持帯体26が通り得る幅とされ、次位の基
端ガイド部30B2は2本分、以後3本分、4本分、5本分
のように順次幅を異ならせてある。
そして各支持帯体26,26…の長さは、最外側(第2図
において上側)のものから内側にかけて各支持帯体に対
応する基端ガイド部の長さ分だけ順次短かく形成されて
おり、巻軸29を巻きほどいたとき各支持帯体26,26…の
先端が揃うようになっている。
において上側)のものから内側にかけて各支持帯体に対
応する基端ガイド部の長さ分だけ順次短かく形成されて
おり、巻軸29を巻きほどいたとき各支持帯体26,26…の
先端が揃うようになっている。
前記のように各支持帯体26,26…を斜め方向に突出さ
せることにより、紙幣に折れ目(通常紙幣は流通段階で
4つ折りされるために形成される等間隔の3本の折れ
目)が付いていた場合でも、その折れ目が支持帯体26,2
6…と平行にならないので、折れ目が支持帯体間に折れ
下がったり、折れ目が支持帯体上にのることによる横ず
れを起こすことが防がれる。
せることにより、紙幣に折れ目(通常紙幣は流通段階で
4つ折りされるために形成される等間隔の3本の折れ
目)が付いていた場合でも、その折れ目が支持帯体26,2
6…と平行にならないので、折れ目が支持帯体間に折れ
下がったり、折れ目が支持帯体上にのることによる横ず
れを起こすことが防がれる。
図示実施例における前記可動枠体17は、第4図
(A),(B)に部分を示すように、この可動枠体17が
下降してその支持帯体26,26…が接地した際に受ける反
力を吸収する逃げをとるため、前記ベルト22に挟着具17
Cを介して固定される揺動枠17Aと、支持帯体繰出入れ機
構18を搭載する可動枠17Bとが別体に構成されており、
この可動枠17Bはガイドロッド23にそって水平姿勢を保
ちながら上下移動自在とされ、揺動枠17Aは可動枠17Bに
対し横軸31により支持され、上下方向に揺動可能とされ
ている。
(A),(B)に部分を示すように、この可動枠体17が
下降してその支持帯体26,26…が接地した際に受ける反
力を吸収する逃げをとるため、前記ベルト22に挟着具17
Cを介して固定される揺動枠17Aと、支持帯体繰出入れ機
構18を搭載する可動枠17Bとが別体に構成されており、
この可動枠17Bはガイドロッド23にそって水平姿勢を保
ちながら上下移動自在とされ、揺動枠17Aは可動枠17Bに
対し横軸31により支持され、上下方向に揺動可能とされ
ている。
第4図におけるS3は可動枠体17の下降限を検出するセ
ンサであって、このセンサは可動枠17Bの側面に設けら
れ、揺動枠17Aが可動枠17Bから離間したとき作動される
ものである。
ンサであって、このセンサは可動枠17Bの側面に設けら
れ、揺動枠17Aが可動枠17Bから離間したとき作動される
ものである。
第1図において、前記巻軸29の上端には回転量検出部
材32が固定され、またこれに臨むように回転量検出用セ
ンサS1,S2が設けられており、一方のセンサS1が回転量
検出部材32を検出しているときは、第1図示のように支
持帯体26が繰出された状態となり、他方のセンサS2が回
転量検出部材32を検出しているときは、支持帯体26が巻
きとられた状態になる。
材32が固定され、またこれに臨むように回転量検出用セ
ンサS1,S2が設けられており、一方のセンサS1が回転量
検出部材32を検出しているときは、第1図示のように支
持帯体26が繰出された状態となり、他方のセンサS2が回
転量検出部材32を検出しているときは、支持帯体26が巻
きとられた状態になる。
前記各支持帯体26,26…は、収納部8の背面に縦方向
に切設された切孔33,33…からそれぞれ収納部8内へ侵
入自在とされ、侵入時には第2図に鎖線で示す位置まで
進出されるようになっている。
に切設された切孔33,33…からそれぞれ収納部8内へ侵
入自在とされ、侵入時には第2図に鎖線で示す位置まで
進出されるようになっている。
収納部8内に収納された紙幣Pを収納部8の下部の繰
出し機構14へ押しつけ、1枚ずつの繰出しを確実にする
とともに、収納部8内へ受入れる紙幣Pの集積を良好に
行なわせるための押圧体34は、側面よりみて略V字状に
屈曲された形状を有する板材からなり、その基部側は正
面よりみて2等辺三角形状をなしていて、収納部8内に
面するようにおかれて収納部8の内側面に交わる傾斜面
部34Aを形成するようになっており、この傾斜面部34Aの
頂点部分が昇降機構35の昇降ブロック36にピン37により
枢着されて揺動自在に懸吊支持されている。
出し機構14へ押しつけ、1枚ずつの繰出しを確実にする
とともに、収納部8内へ受入れる紙幣Pの集積を良好に
行なわせるための押圧体34は、側面よりみて略V字状に
屈曲された形状を有する板材からなり、その基部側は正
面よりみて2等辺三角形状をなしていて、収納部8内に
面するようにおかれて収納部8の内側面に交わる傾斜面
部34Aを形成するようになっており、この傾斜面部34Aの
頂点部分が昇降機構35の昇降ブロック36にピン37により
枢着されて揺動自在に懸吊支持されている。
前記傾斜面部34Aに対し鋭角をなして屈曲された押圧
面部34Bは、紙幣Pの長手方向略半分の上面領域を押圧
し得る大きさを有し、その両側端部にはローラ38,38が
軸着されている。また前記傾斜面部34Aの下方部両側端
には、前記押圧面部34Bと略平行するように切曲げられ
た当接面34C,34Cが形成されている。さらに押圧面部34B
の外端側にはガイドロッド用逃溝34Dおよびロープ用逃
溝34Eが形成されている。
面部34Bは、紙幣Pの長手方向略半分の上面領域を押圧
し得る大きさを有し、その両側端部にはローラ38,38が
軸着されている。また前記傾斜面部34Aの下方部両側端
には、前記押圧面部34Bと略平行するように切曲げられ
た当接面34C,34Cが形成されている。さらに押圧面部34B
の外端側にはガイドロッド用逃溝34Dおよびロープ用逃
溝34Eが形成されている。
前記昇降機構35は、収納部8の外面中央部にそって立
設されたガイドロッド39と、このガイドロッド39にロー
ラ40,40,40を介して昇降自在に抱着された昇降ブロック
36と、このブロック36の上面板36Aを貫通し、収納部8
の上下部に軸着されたガイドプーリー41,42,43,44およ
び前記可動枠体17の昇降用ベルト22のプーリー20,21と
同軸上のプーリー45,46にわたって無端状に巻回される
ワイヤーロープ47とを有し、このロープ47の一箇所に作
られたこぶ状の突部48が前記昇降ブロック36の上面板36
Aの下面に当ったときこの昇降ブロック36を上昇させる
ようになっている。そして前記ベルト22と昇降ブロック
36との移動関係は、第1図示のように可動枠体17が上昇
位置にあるとき昇降ブロック36が下降位置になるよう前
記突部48の位置が定められており、可動枠体17と昇降ブ
ロック36とが互いに逆方向に移動されるようになってい
る。したがって収納部8内に紙幣Pが堆積されていると
きは、押圧体34の押圧面34Bが紙幣Pに当って昇降ブロ
ック36の下降が止められても、ロープ47の突部48は下降
して昇降ブロック36がその位置に置きざりにされる。図
において符号49は、ロープ47の途中に連結された引張り
バネで、ロープ47に過負荷が加わった際に緩衝するもの
である。
設されたガイドロッド39と、このガイドロッド39にロー
ラ40,40,40を介して昇降自在に抱着された昇降ブロック
36と、このブロック36の上面板36Aを貫通し、収納部8
の上下部に軸着されたガイドプーリー41,42,43,44およ
び前記可動枠体17の昇降用ベルト22のプーリー20,21と
同軸上のプーリー45,46にわたって無端状に巻回される
ワイヤーロープ47とを有し、このロープ47の一箇所に作
られたこぶ状の突部48が前記昇降ブロック36の上面板36
Aの下面に当ったときこの昇降ブロック36を上昇させる
ようになっている。そして前記ベルト22と昇降ブロック
36との移動関係は、第1図示のように可動枠体17が上昇
位置にあるとき昇降ブロック36が下降位置になるよう前
記突部48の位置が定められており、可動枠体17と昇降ブ
ロック36とが互いに逆方向に移動されるようになってい
る。したがって収納部8内に紙幣Pが堆積されていると
きは、押圧体34の押圧面34Bが紙幣Pに当って昇降ブロ
ック36の下降が止められても、ロープ47の突部48は下降
して昇降ブロック36がその位置に置きざりにされる。図
において符号49は、ロープ47の途中に連結された引張り
バネで、ロープ47に過負荷が加わった際に緩衝するもの
である。
収納部8の前記ガイドロッド39側の側壁には、前記押
圧体34が出入りできる窓孔50が開口されており、この窓
孔50の外面側には前記押圧体34の両側端のローラ38,38
が当接し得るガイド片51,51が斜め上方に向けて突設さ
れ、このガイド片51,51の傾斜角は押圧体34の傾斜面部3
4Aが垂直姿勢におかれるとき押圧面部34Bの傾斜に一致
するように定められている。
圧体34が出入りできる窓孔50が開口されており、この窓
孔50の外面側には前記押圧体34の両側端のローラ38,38
が当接し得るガイド片51,51が斜め上方に向けて突設さ
れ、このガイド片51,51の傾斜角は押圧体34の傾斜面部3
4Aが垂直姿勢におかれるとき押圧面部34Bの傾斜に一致
するように定められている。
前記窓孔50の一側外方部には、ソレノイド52により上
下方向に揺動するようストッパ53の一端がピン54により
枢支されている。このストッパ53は通常第1図示のによ
うに押圧体34の一方のローラ38が通過する位置に位置さ
れ、その状態から上方への揺動が可能で、下方への揺動
は不可能なように支持されている。したがってソレノイ
ド52が励磁されないときは押圧体34が下降してきても押
圧体34の下部一端がストッパ53に当って窓孔50から収納
部8内に入られないようになっている。これは収納部8
内に一定量以上の紙幣Pが収納されているときは押圧体
34により押圧せずとも紙幣Pの総重量により繰出し機構
14に対し十分に押しつけ作用が生じるためである。そし
て紙幣Pの収納量はセンサS4,S5(投、受光器)により
検出され、このセンサS4,S5が紙幣Pの堆積を検出しな
いときは、紙幣Pの収納量が一定量以下と判断されて前
記ソレノイド52が励磁され、ストッパ53を上方へ揺動さ
せるようになされている。
下方向に揺動するようストッパ53の一端がピン54により
枢支されている。このストッパ53は通常第1図示のによ
うに押圧体34の一方のローラ38が通過する位置に位置さ
れ、その状態から上方への揺動が可能で、下方への揺動
は不可能なように支持されている。したがってソレノイ
ド52が励磁されないときは押圧体34が下降してきても押
圧体34の下部一端がストッパ53に当って窓孔50から収納
部8内に入られないようになっている。これは収納部8
内に一定量以上の紙幣Pが収納されているときは押圧体
34により押圧せずとも紙幣Pの総重量により繰出し機構
14に対し十分に押しつけ作用が生じるためである。そし
て紙幣Pの収納量はセンサS4,S5(投、受光器)により
検出され、このセンサS4,S5が紙幣Pの堆積を検出しな
いときは、紙幣Pの収納量が一定量以下と判断されて前
記ソレノイド52が励磁され、ストッパ53を上方へ揺動さ
せるようになされている。
前記収納部8,8…は、機体1に対し引出し自在とされ
ている。すなわち第5図にその概要を示すように、機体
1にスライドール55を介して引出し自在とされた移動台
56を有し、この移動台56に収納部8,8…から繰出された
紙幣Pを機体1の投出部へ搬送する搬送手段(図示せ
ず)が内設されており、この移動台56上に各収納部8,8
…がその下部一側の軸受57,57を介して軸58により枢支
され、第5図に鎖線で示すように前記軸58を中心として
傾動自在とされている。この傾動時に移動台56内の搬送
手段および収納部8,8…の下部内の繰出し機構14が露出
され、紙詰りの排除等を行なうことができる。
ている。すなわち第5図にその概要を示すように、機体
1にスライドール55を介して引出し自在とされた移動台
56を有し、この移動台56に収納部8,8…から繰出された
紙幣Pを機体1の投出部へ搬送する搬送手段(図示せ
ず)が内設されており、この移動台56上に各収納部8,8
…がその下部一側の軸受57,57を介して軸58により枢支
され、第5図に鎖線で示すように前記軸58を中心として
傾動自在とされている。この傾動時に移動台56内の搬送
手段および収納部8,8…の下部内の繰出し機構14が露出
され、紙詰りの排除等を行なうことができる。
つぎに上記実施例の作用を説明する。
紙幣装填部2に紙幣Pが装填され、繰込み指令が与え
られると、繰込み手段9により1枚ずつ繰込まれ、識別
部3を通る間に金種、2枚重ね等が識別され、その識別
信号に基づいて金種別一時保留室6,6…またはリジェク
ト紙幣投出部4に至る。
られると、繰込み手段9により1枚ずつ繰込まれ、識別
部3を通る間に金種、2枚重ね等が識別され、その識別
信号に基づいて金種別一時保留室6,6…またはリジェク
ト紙幣投出部4に至る。
一時保留室6,6…に一時保留紙幣が収納され終った段
階で機械操作者の承認ボタン操作または入金金額を機械
操作者が入力するようにし、その金額と機械の算出金額
との一致信号、あるいは金種と枚数を操作者が入力する
ようにし、機械の算出枚数と入力枚数との一致信号に基
づいて指令部から制御部へ信号が入力され、その結果シ
ャッタ12,12が両側にスライドして一時保留室6,6…の底
部が開かれる。
階で機械操作者の承認ボタン操作または入金金額を機械
操作者が入力するようにし、その金額と機械の算出金額
との一致信号、あるいは金種と枚数を操作者が入力する
ようにし、機械の算出枚数と入力枚数との一致信号に基
づいて指令部から制御部へ信号が入力され、その結果シ
ャッタ12,12が両側にスライドして一時保留室6,6…の底
部が開かれる。
一方、上記操作段階では各支持帯体26,26…は収納部
8,8…内に突出した状態におかれており、前記シャッタ1
2,12の直下に位置されている。
8,8…内に突出した状態におかれており、前記シャッタ1
2,12の直下に位置されている。
この状態において前記のようにシャッタ12,12が開か
れると、シャッタ12,12上に堆積されていた紙幣Pは各
支持帯体26,26…上に跨って落ち、これを安定支持す
る。
れると、シャッタ12,12上に堆積されていた紙幣Pは各
支持帯体26,26…上に跨って落ち、これを安定支持す
る。
こゝでモータM1が駆動してベルト22が回動し、可動枠体
17が下降する。
17が下降する。
この可動枠体17の下降に伴ない、プーリー45,46に巻
回されているロープ47が回動し、その突部48が上昇する
ので昇降ブロック36の上面部36Aの下面に突部48が当っ
て昇降ブロック36が上昇し、これに支持されている押圧
体34が上昇する。この押圧体34は窓孔50の位置にまで上
昇すると、ローラ38,38がガイド片51,51にそって収納部
8の外方へ進出し(第6図(B))、押圧体34の傾斜面
部34Aが垂直姿勢となる方向へ変位し、窓孔50から収納
部8外へ出て収納部8の外面にそって上昇する(第6図
(C))。これにより押圧体34が支持帯体26,26…の下
降を妨げることがない。
回されているロープ47が回動し、その突部48が上昇する
ので昇降ブロック36の上面部36Aの下面に突部48が当っ
て昇降ブロック36が上昇し、これに支持されている押圧
体34が上昇する。この押圧体34は窓孔50の位置にまで上
昇すると、ローラ38,38がガイド片51,51にそって収納部
8の外方へ進出し(第6図(B))、押圧体34の傾斜面
部34Aが垂直姿勢となる方向へ変位し、窓孔50から収納
部8外へ出て収納部8の外面にそって上昇する(第6図
(C))。これにより押圧体34が支持帯体26,26…の下
降を妨げることがない。
支持帯体26,26…の下面が既に収納されている紙幣P
の上面、あるいは収納紙幣がない場合には収納部8,8…
の底部に接触すると、支持帯体26,26…が停止され、こ
れにより可動枠17Bも停止される。一方モータM1はさら
に回転を続けており、揺動枠17Aも下降しようとする
が、横軸31は停止しているので揺動枠17Aはベルト22を
たわませた状態で横軸31を中心に揺動し(第4図
(B))、これをセンサS3が検知してモータM1を停止さ
せるとともに駆動手段19が駆動される。
の上面、あるいは収納紙幣がない場合には収納部8,8…
の底部に接触すると、支持帯体26,26…が停止され、こ
れにより可動枠17Bも停止される。一方モータM1はさら
に回転を続けており、揺動枠17Aも下降しようとする
が、横軸31は停止しているので揺動枠17Aはベルト22を
たわませた状態で横軸31を中心に揺動し(第4図
(B))、これをセンサS3が検知してモータM1を停止さ
せるとともに駆動手段19が駆動される。
この駆動により、支持帯体繰出入れ機構18の巻軸29が
回転して支持帯体26,26…が巻込まれる。
回転して支持帯体26,26…が巻込まれる。
これにより支持帯体26,26…上に載っていた紙幣Pは
しごき落されて前記収納紙幣上または底部上に移載され
る。
しごき落されて前記収納紙幣上または底部上に移載され
る。
上記支持帯体26の巻込み量は、センサS1が回転量検出
部材32を検出することによって検出され、その検出によ
って、駆動機構19は停止されて支持帯体26,26…は巻込
み状態に保持される。一方ではモータM1が逆転駆動さ
れ、可動枠体17が再び上昇し、図示しないセンサがその
上昇限を検知するとモータM1が停止して可動枠体17を定
位置に停止させ、駆動手段19が起動されて巻軸29を回転
させ、支持帯体26,26…を収納部8内へ突出させる。こ
の支持帯体26,26…の収納部8,8…内への突出量はセンサ
S1が回転量検出部材32を検出することによって検出さ
れ、その検出によって駆動手段19を停止させる。その結
果、各支持帯体26,26…は一時保留紙幣の支持が可能な
待機状態の突出位置に停止状態に保持され、次回の紙幣
受取りに待機する。
部材32を検出することによって検出され、その検出によ
って、駆動機構19は停止されて支持帯体26,26…は巻込
み状態に保持される。一方ではモータM1が逆転駆動さ
れ、可動枠体17が再び上昇し、図示しないセンサがその
上昇限を検知するとモータM1が停止して可動枠体17を定
位置に停止させ、駆動手段19が起動されて巻軸29を回転
させ、支持帯体26,26…を収納部8内へ突出させる。こ
の支持帯体26,26…の収納部8,8…内への突出量はセンサ
S1が回転量検出部材32を検出することによって検出さ
れ、その検出によって駆動手段19を停止させる。その結
果、各支持帯体26,26…は一時保留紙幣の支持が可能な
待機状態の突出位置に停止状態に保持され、次回の紙幣
受取りに待機する。
一方、可動枠体17の上昇に伴ない、ロープ47が前記と
は逆方向へ回動してその突部48が下降し、これに支えら
れている昇降ブロック36が下降すると共に昇降ブロック
36に支持されている押圧体34も一緒に下降するのである
が、その下降に先だってセンサS4,S5が紙幣Pの収納量
が一定量以下であること検出した場合には、ソレノイド
52を励磁してストッパ53を上方向に揺動退逃させる。そ
して押圧体34のその両端のローラ38,38がガイド片51,51
に当るとこのガイド片51,51の傾斜によって押圧体34は
次第に収納部8の窓孔50内へ進入し(第6図(B))、
ローラ38,38がガイド片51,51の下端に至ると収納部8の
内面にそって下降する。そして押圧体34の押圧面34Bは
ほゞ水平姿勢となり、収納部8内に収納された前述の紙
幣Pの上面に接して停止し、傾斜面34Aは傾斜した姿勢
におかれる。このとき可動枠体17は、最上昇位置に至っ
ていないのでさらに上昇するが、ロープ47の突部48のみ
が下降して昇降ブロック36を置きざりにする(第6図
(A))。
は逆方向へ回動してその突部48が下降し、これに支えら
れている昇降ブロック36が下降すると共に昇降ブロック
36に支持されている押圧体34も一緒に下降するのである
が、その下降に先だってセンサS4,S5が紙幣Pの収納量
が一定量以下であること検出した場合には、ソレノイド
52を励磁してストッパ53を上方向に揺動退逃させる。そ
して押圧体34のその両端のローラ38,38がガイド片51,51
に当るとこのガイド片51,51の傾斜によって押圧体34は
次第に収納部8の窓孔50内へ進入し(第6図(B))、
ローラ38,38がガイド片51,51の下端に至ると収納部8の
内面にそって下降する。そして押圧体34の押圧面34Bは
ほゞ水平姿勢となり、収納部8内に収納された前述の紙
幣Pの上面に接して停止し、傾斜面34Aは傾斜した姿勢
におかれる。このとき可動枠体17は、最上昇位置に至っ
ていないのでさらに上昇するが、ロープ47の突部48のみ
が下降して昇降ブロック36を置きざりにする(第6図
(A))。
ここで移送載置機構部16が紙幣Pを受取る際、あるい
は受取ったのち万一落下しても、第6図(A)に鎖線で
示すP′のように押圧体34の傾斜状態にある傾斜面部34
Aにそっておかけるので、姿勢が乱れることがなく、押
圧体34の上昇時にも紙幣P′を巻込むことがない。
は受取ったのち万一落下しても、第6図(A)に鎖線で
示すP′のように押圧体34の傾斜状態にある傾斜面部34
Aにそっておかけるので、姿勢が乱れることがなく、押
圧体34の上昇時にも紙幣P′を巻込むことがない。
なお、収納部8内に多数の紙幣Pが収納されていると
きは、その紙幣Pの堆積によってセンサS4,S5間の光路
がさえぎられ、紙幣Pの収納量が一定量以上であること
を検出し、その検出信号によりソレノイド52は励磁され
ず、ストッパ53は揺動しないのでそのまゝとなり、押圧
体34の一方のローラ38が当り、第6図(D)に示すよう
に収納部8の外部に押圧体34がとどめ置かれる。
きは、その紙幣Pの堆積によってセンサS4,S5間の光路
がさえぎられ、紙幣Pの収納量が一定量以上であること
を検出し、その検出信号によりソレノイド52は励磁され
ず、ストッパ53は揺動しないのでそのまゝとなり、押圧
体34の一方のローラ38が当り、第6図(D)に示すよう
に収納部8の外部に押圧体34がとどめ置かれる。
なお、図示実施例は本考案を循環式紙幣入出金機の収
納部に適用した場合について示したが、紙幣以外を含む
他の紙葉類を受取って他へ移送し、そこで移載する用途
に適用し得ることはもちろんであり、また可動枠体17の
昇降手段、支持帯体繰出入れ機構18,18…の駆動手段19
等についても図示実施例に限られるものではなく、他の
適宜な構成であってもよい。
納部に適用した場合について示したが、紙幣以外を含む
他の紙葉類を受取って他へ移送し、そこで移載する用途
に適用し得ることはもちろんであり、また可動枠体17の
昇降手段、支持帯体繰出入れ機構18,18…の駆動手段19
等についても図示実施例に限られるものではなく、他の
適宜な構成であってもよい。
以上説明したように、本考案による紙葉類の収納繰出
し装置は、紙葉類を上部から受入れて重積状態に収納す
る収納空間と、この収納空間の下部に設けられ重積状態
に収納された紙葉類を1枚ずつ繰出す繰出し手段と、重
積紙葉類を繰出し手段に押しつける押圧体とを備える紙
葉類収納繰出し装置において、前記押圧体は、紙葉類の
表面略半分程度を押圧する押圧面部と、この押圧面部の
上方にあって紙葉類の中央側から側方側へ上り傾斜とな
る傾斜面部とを有し、前記収納空間への紙葉類収納時に
は上方へ移動しつつ前記傾斜面部の傾斜角度が大きくな
って収納空間から退逃するようにしたので、紙葉類が仮
に押圧体の上に載った場合でも紙葉類は押圧体の傾斜面
部にそった姿勢におかれ、押圧体の上昇時には傾斜面部
の傾斜角度が次第に大きくなることと相俟って紙葉類を
円滑に集積状態へ移行させることができ、これにより上
記紙葉類に起因する機械の停止や紙葉類の損傷、紙幣の
場合の誤算等のトラブルの発生を確実に防止することが
できる。
し装置は、紙葉類を上部から受入れて重積状態に収納す
る収納空間と、この収納空間の下部に設けられ重積状態
に収納された紙葉類を1枚ずつ繰出す繰出し手段と、重
積紙葉類を繰出し手段に押しつける押圧体とを備える紙
葉類収納繰出し装置において、前記押圧体は、紙葉類の
表面略半分程度を押圧する押圧面部と、この押圧面部の
上方にあって紙葉類の中央側から側方側へ上り傾斜とな
る傾斜面部とを有し、前記収納空間への紙葉類収納時に
は上方へ移動しつつ前記傾斜面部の傾斜角度が大きくな
って収納空間から退逃するようにしたので、紙葉類が仮
に押圧体の上に載った場合でも紙葉類は押圧体の傾斜面
部にそった姿勢におかれ、押圧体の上昇時には傾斜面部
の傾斜角度が次第に大きくなることと相俟って紙葉類を
円滑に集積状態へ移行させることができ、これにより上
記紙葉類に起因する機械の停止や紙葉類の損傷、紙幣の
場合の誤算等のトラブルの発生を確実に防止することが
できる。
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2図は同一
部の横断平面図、第3図は本考案の適用例としての紙幣
循環式入出金機の内部構造の概略側面図、第4図
(A),(B)は第1図における可動枠の取付部の斜視
図、第5図は収納部の構成例を示す引出し状態時の側面
図、第6図(A)〜(D)は押圧体の移動状況を示す説
明図、第7図(A),(B)は従来技術を示す説明図で
ある。 1…機体、2…装填部、3…識別部、4…リジェクト紙
幣投出部、5…出金部、6…一時保留室、7…一時保留
部、8…収納部、9…繰込み手段、10,15…搬送経路、1
1…反転機構、12…シャッタ、13…送り込み機構、14…
繰出し機構、16…移送載置機構部、17…可動枠体、18…
支持帯体繰出入れ機構、19…駆動手段、22…ベルト、26
…支持帯体、27…ガイド口、29…巻軸、30…ガイド部、
34…押圧体、34A…傾斜面部、34B…押圧面部、35…昇降
機構。
部の横断平面図、第3図は本考案の適用例としての紙幣
循環式入出金機の内部構造の概略側面図、第4図
(A),(B)は第1図における可動枠の取付部の斜視
図、第5図は収納部の構成例を示す引出し状態時の側面
図、第6図(A)〜(D)は押圧体の移動状況を示す説
明図、第7図(A),(B)は従来技術を示す説明図で
ある。 1…機体、2…装填部、3…識別部、4…リジェクト紙
幣投出部、5…出金部、6…一時保留室、7…一時保留
部、8…収納部、9…繰込み手段、10,15…搬送経路、1
1…反転機構、12…シャッタ、13…送り込み機構、14…
繰出し機構、16…移送載置機構部、17…可動枠体、18…
支持帯体繰出入れ機構、19…駆動手段、22…ベルト、26
…支持帯体、27…ガイド口、29…巻軸、30…ガイド部、
34…押圧体、34A…傾斜面部、34B…押圧面部、35…昇降
機構。
Claims (1)
- 【請求項1】紙葉類を上部から受入れて重積状態に収納
する収納部と、 この収納部の下部に設けられ重積状態に収納された紙葉
類を1枚ずつ繰出す繰出し手段と、 重積紙葉類を繰出し手段に押しつける押圧体と を備える紙葉類収納繰出し装置において、 前記押圧体は、 紙葉類の表面片側略半分程度を押圧する押圧面部と、 この押圧面部に対し鋭角をなし紙葉類の中央側端面から
収納部の外方へ延び、押圧面部が紙葉類を押圧したとき
紙葉類の中央側から側方側へ上り傾斜となる傾斜面部と を有し、 前記収納部への紙葉類収納時には前記傾斜面部の上端を
引き上げて上方へ移動させつつ前記傾斜面部の傾斜角度
を集積状態におかれる紙葉類の紙葉類面に対し徐々に大
きくして行き前記収納部の収納空間から退逃させる昇降
機構 を具備することを特徴とする紙葉類収納繰出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987167922U JP2502496Y2 (ja) | 1987-11-04 | 1987-11-04 | 紙葉類収納繰出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987167922U JP2502496Y2 (ja) | 1987-11-04 | 1987-11-04 | 紙葉類収納繰出し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0172518U JPH0172518U (ja) | 1989-05-16 |
JP2502496Y2 true JP2502496Y2 (ja) | 1996-06-26 |
Family
ID=31456649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987167922U Expired - Lifetime JP2502496Y2 (ja) | 1987-11-04 | 1987-11-04 | 紙葉類収納繰出し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2502496Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-11-04 JP JP1987167922U patent/JP2502496Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0172518U (ja) | 1989-05-16 |
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