JPH1017045A - 逆止弁 - Google Patents
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- JPH1017045A JPH1017045A JP8195543A JP19554396A JPH1017045A JP H1017045 A JPH1017045 A JP H1017045A JP 8195543 A JP8195543 A JP 8195543A JP 19554396 A JP19554396 A JP 19554396A JP H1017045 A JPH1017045 A JP H1017045A
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- valve body
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- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B11/00—Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
- B05B11/01—Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
- B05B11/10—Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
- B05B11/1042—Components or details
- B05B11/1066—Pump inlet valves
- B05B11/1067—Pump inlet valves actuated by pressure
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
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- B05B11/10—Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
- B05B11/1042—Components or details
- B05B11/1073—Springs
- B05B11/1074—Springs located outside pump chambers
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B05B11/1001—Piston pumps
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 液体を吐出させるポンプ容器やチューブ容器
等に使用する逆止弁において、吐出させる液体が高粘度
の場合や粒子を含有する場合でも良好に弁機能を発揮で
きるようにする。 【解決手段】 基体の孔部を封止する弁体からなる逆止
弁１６において、基体の孔部の周縁部１３ａ又は弁体１
６１の周縁部のいずれか一方にテーパーを形成し、この
テーパーの斜面と他方の周縁部とが封止時に接触するよ
うにする。
等に使用する逆止弁において、吐出させる液体が高粘度
の場合や粒子を含有する場合でも良好に弁機能を発揮で
きるようにする。 【解決手段】 基体の孔部を封止する弁体からなる逆止
弁１６において、基体の孔部の周縁部１３ａ又は弁体１
６１の周縁部のいずれか一方にテーパーを形成し、この
テーパーの斜面と他方の周縁部とが封止時に接触するよ
うにする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体を吐出させる
ポンプ容器やチューブ容器等に使用する逆止弁に関す
る。さらに詳しくは、逆止弁を通る液体が高粘度の場合
や粒子を含有している場合でも、良好に弁機能を発揮す
る逆止弁に関する。
ポンプ容器やチューブ容器等に使用する逆止弁に関す
る。さらに詳しくは、逆止弁を通る液体が高粘度の場合
や粒子を含有している場合でも、良好に弁機能を発揮す
る逆止弁に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、液体を収容した容器に装着
し、容器内の液体を吐出させる液体吐出ポンプの一つと
して、吐出ノズル付押下げヘッドとそれを容器の口頸部
に固定するキャップとからなり、このヘッドを押し下げ
ることにより、容器からポンプ内に液体を吸引し、さら
に吐出ノズルから吐出させる縦押しタイプの液体吐出ポ
ンプが知られている。
し、容器内の液体を吐出させる液体吐出ポンプの一つと
して、吐出ノズル付押下げヘッドとそれを容器の口頸部
に固定するキャップとからなり、このヘッドを押し下げ
ることにより、容器からポンプ内に液体を吸引し、さら
に吐出ノズルから吐出させる縦押しタイプの液体吐出ポ
ンプが知られている。
【０００３】このような液体吐出ポンプは、一般に、キ
ャップ内に設けられたシリンダーと、シリンダー内に装
着され、押下げヘッドの押圧とその解除により上下動す
るピストンと、容器からシリンダーへの液体の吸引路に
設けられる吸い込み弁と、シリンダーから吐出ノズルへ
の液吐出路に設けられる吐出弁とからなっている。
ャップ内に設けられたシリンダーと、シリンダー内に装
着され、押下げヘッドの押圧とその解除により上下動す
るピストンと、容器からシリンダーへの液体の吸引路に
設けられる吸い込み弁と、シリンダーから吐出ノズルへ
の液吐出路に設けられる吐出弁とからなっている。
【０００４】そしてこの場合の吸込み弁や吐出弁として
は、図４に示したように、内部に液体流路Ａが形成され
る環状基体４１と環状基体４１の孔部４２を閉じる平板
状の弁板４３からなる逆止弁４０が使用されている。な
お、図中、中央一点鎖線から右半分は逆止弁４０の閉孔
状態を示し、左半分は開孔状態を示している。
は、図４に示したように、内部に液体流路Ａが形成され
る環状基体４１と環状基体４１の孔部４２を閉じる平板
状の弁板４３からなる逆止弁４０が使用されている。な
お、図中、中央一点鎖線から右半分は逆止弁４０の閉孔
状態を示し、左半分は開孔状態を示している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図４の
従来の逆止弁４０では、その閉孔状態が、環状基体４１
の孔部の周縁部４１ａと弁板４３の周縁部４３ａとの平
面同士の接触により形成されるため、この逆止弁４０内
を通る液体に微粒子が含有まれる場合には、逆止弁４０
の閉孔時にはその微粒子Ｐが環状基体４１の孔部の周縁
部４１ａと弁板４３の周縁部４３ａとの面接触領域に挟
まり、液封止を妨げたり、またその粒子が崩壊性粒子で
ある場合には、その粒子が崩壊してしまうという問題が
あった。
従来の逆止弁４０では、その閉孔状態が、環状基体４１
の孔部の周縁部４１ａと弁板４３の周縁部４３ａとの平
面同士の接触により形成されるため、この逆止弁４０内
を通る液体に微粒子が含有まれる場合には、逆止弁４０
の閉孔時にはその微粒子Ｐが環状基体４１の孔部の周縁
部４１ａと弁板４３の周縁部４３ａとの面接触領域に挟
まり、液封止を妨げたり、またその粒子が崩壊性粒子で
ある場合には、その粒子が崩壊してしまうという問題が
あった。
【０００６】また、逆止弁４０の開孔状態において、そ
の内部を通る液体が、例えば、粘度２００００ｃｐ程度
以上の高粘度液体である場合には液体の流動抵抗が高い
ため、その液体を逆止弁内に通すことは容易でないが、
このような場合でも良好に液体を通すことができるよう
に、逆止弁４０の開孔状態における流路径をより広く確
保することが課題となっていた。
の内部を通る液体が、例えば、粘度２００００ｃｐ程度
以上の高粘度液体である場合には液体の流動抵抗が高い
ため、その液体を逆止弁内に通すことは容易でないが、
このような場合でも良好に液体を通すことができるよう
に、逆止弁４０の開孔状態における流路径をより広く確
保することが課題となっていた。
【０００７】本発明はこのような従来技術の課題を解決
しようとするものであり、液体を吐出させるポンプ容器
やチューブ容器等に使用する逆止弁において、吐出させ
る液体が高粘度の場合や粒子を含有する場合でも良好に
弁機能を発揮できるようにすることを目的とする。
しようとするものであり、液体を吐出させるポンプ容器
やチューブ容器等に使用する逆止弁において、吐出させ
る液体が高粘度の場合や粒子を含有する場合でも良好に
弁機能を発揮できるようにすることを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明者は、図４のよう
な従来の逆止弁４０において、弁板４３の周縁部４３
ａ、又は、その弁板４３により封止される孔部４２の周
縁部４１ａのいずれか一方にテーパーを形成し、これに
より封止時に、弁板の周縁部４３ａと孔部の周縁部４１
ａとが平面同士で接触するのではなく、一方のテーパー
の斜面と他方の周縁部が周方向の線状の接触部分を持つ
ようにすると、液体内に含まれていた微粒子がこれらの
接触部分に挟まれることを防止でき、封止時には安定的
に確実に液体を封止でき、またこのテーパーの形成によ
り、逆止弁内の流路径を拡大できることを見出し本発明
を完成させるに至った。
な従来の逆止弁４０において、弁板４３の周縁部４３
ａ、又は、その弁板４３により封止される孔部４２の周
縁部４１ａのいずれか一方にテーパーを形成し、これに
より封止時に、弁板の周縁部４３ａと孔部の周縁部４１
ａとが平面同士で接触するのではなく、一方のテーパー
の斜面と他方の周縁部が周方向の線状の接触部分を持つ
ようにすると、液体内に含まれていた微粒子がこれらの
接触部分に挟まれることを防止でき、封止時には安定的
に確実に液体を封止でき、またこのテーパーの形成によ
り、逆止弁内の流路径を拡大できることを見出し本発明
を完成させるに至った。
【０００９】即ち、本発明は、基体の孔部を封止する弁
体からなる逆止弁において、基体の孔部の周縁部又は弁
体の周縁部のいずれか一方にテーパーが形成され、該テ
ーパーの斜面と他方の周縁部とが封止時に接することを
特徴とする逆止弁を提供する。
体からなる逆止弁において、基体の孔部の周縁部又は弁
体の周縁部のいずれか一方にテーパーが形成され、該テ
ーパーの斜面と他方の周縁部とが封止時に接することを
特徴とする逆止弁を提供する。
【００１０】また、本発明は、基体の液流路に装着され
る外パーツを有する逆止弁として、中央に孔部を有する
外パーツ及び外パーツの孔部を閉じる弁体からなり、外
パーツの孔部の周縁部と弁体の周縁部のいずれか一方に
テーパーが形成され、該テーパーの斜面と他方の周縁部
とが封止時に接することを特徴とする外パーツ付き逆止
弁を提供する。
る外パーツを有する逆止弁として、中央に孔部を有する
外パーツ及び外パーツの孔部を閉じる弁体からなり、外
パーツの孔部の周縁部と弁体の周縁部のいずれか一方に
テーパーが形成され、該テーパーの斜面と他方の周縁部
とが封止時に接することを特徴とする外パーツ付き逆止
弁を提供する。
【００１１】さらに、これらの逆止弁を用いたポンプ容
器として、容器の口頸部に装着される内キャップと、内
キャップ上に係止された吐出ノズル付押下げヘッドとか
らなり、内キャップ内にはシリンダーが形成され、シリ
ンダー内には上下可動にピストンが装着され、シリンダ
ーの下部には容器から液体を吸引する吸込み弁が設けら
れ、ピストンの上部は吐出弁を介してノズル付押下げヘ
ッドの液吐出路に連通し、内キャップと吐出ノズル付押
下げヘッドとの間には、吐出ノズル付押下げヘッドが押
し下げられたときにそれを元に復帰させる弾性部材が設
けられ、吐出ノズル付押下げヘッドの押し下げとその解
除によりピストンを上下させ、容器からシリンダー内へ
液体を吸引し、その液体を吐出ノズル付押下げヘッドの
吐出ノズルから吐出させる液体吐出ポンプにおいて、吸
込み弁として、上述の逆止弁を有し、吐出弁として上述
の外パーツ付き逆止弁を有することを特徴とする液体吐
出ポンプを提供する。
器として、容器の口頸部に装着される内キャップと、内
キャップ上に係止された吐出ノズル付押下げヘッドとか
らなり、内キャップ内にはシリンダーが形成され、シリ
ンダー内には上下可動にピストンが装着され、シリンダ
ーの下部には容器から液体を吸引する吸込み弁が設けら
れ、ピストンの上部は吐出弁を介してノズル付押下げヘ
ッドの液吐出路に連通し、内キャップと吐出ノズル付押
下げヘッドとの間には、吐出ノズル付押下げヘッドが押
し下げられたときにそれを元に復帰させる弾性部材が設
けられ、吐出ノズル付押下げヘッドの押し下げとその解
除によりピストンを上下させ、容器からシリンダー内へ
液体を吸引し、その液体を吐出ノズル付押下げヘッドの
吐出ノズルから吐出させる液体吐出ポンプにおいて、吸
込み弁として、上述の逆止弁を有し、吐出弁として上述
の外パーツ付き逆止弁を有することを特徴とする液体吐
出ポンプを提供する。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて具体的に説明する。
づいて具体的に説明する。
【００１３】図１は、本発明の実施例の逆止弁を備えた
液体吐出容器の断面図である。同図の液体吐出容器は、
液体吐出ポンプ１０と容器１とからなっている。この容
器１は、円筒状の側壁２に底キャップ３が嵌められ、内
部に可動中皿４を装着したものであり、液体は、可動中
皿４上に蓄えられる。
液体吐出容器の断面図である。同図の液体吐出容器は、
液体吐出ポンプ１０と容器１とからなっている。この容
器１は、円筒状の側壁２に底キャップ３が嵌められ、内
部に可動中皿４を装着したものであり、液体は、可動中
皿４上に蓄えられる。
【００１４】一方、この容器１の口頸部に装着されてい
る液体吐出ポンプ１０は、容器１の口頸部周壁５に螺合
している内キャップ１１と、内キャップ１１上に係止さ
れた吐出ノズル付押下げヘッド１２とからなっている。
る液体吐出ポンプ１０は、容器１の口頸部周壁５に螺合
している内キャップ１１と、内キャップ１１上に係止さ
れた吐出ノズル付押下げヘッド１２とからなっている。
【００１５】この内キャップ１１内にはシリンダー１３
が形成されている。また、シリンダー１３内には上下可
動にピストン１４が装着され、ピストン１４の上端部は
ノズル付押下げヘッド１２の液吐出路１５に連通してい
る。そして、シリンダー１３の下部には容器１から液体
を吸引するときの逆止弁（即ち、吸込み弁）として、本
発明の逆止弁１６が挿入され、その上に液封止パーツ１
７が設けられている。なおこの場合、シリンダー１３の
下部が、本発明の逆止弁１６における基体となる。
が形成されている。また、シリンダー１３内には上下可
動にピストン１４が装着され、ピストン１４の上端部は
ノズル付押下げヘッド１２の液吐出路１５に連通してい
る。そして、シリンダー１３の下部には容器１から液体
を吸引するときの逆止弁（即ち、吸込み弁）として、本
発明の逆止弁１６が挿入され、その上に液封止パーツ１
７が設けられている。なおこの場合、シリンダー１３の
下部が、本発明の逆止弁１６における基体となる。
【００１６】この逆止弁１６は、シリンダーの底部の孔
部を閉じる弁体１６１と、弁体の縁辺に連設され、らせ
ん状に起立している３つの弾性連結片１６２と、弾性連
結片を支持する環状の弁体基部１６３との一体成形樹脂
からなっている。そして、弁体１６１の周縁部１６１ａ
にはテーパーが形成されており、逆止弁１６の封止状態
において、弁体１６１の周縁部１６１ａに形成されたテ
ーパーの斜面とシリンダー１３の底部の孔部の周縁部１
３ａとが当接するようになっている。
部を閉じる弁体１６１と、弁体の縁辺に連設され、らせ
ん状に起立している３つの弾性連結片１６２と、弾性連
結片を支持する環状の弁体基部１６３との一体成形樹脂
からなっている。そして、弁体１６１の周縁部１６１ａ
にはテーパーが形成されており、逆止弁１６の封止状態
において、弁体１６１の周縁部１６１ａに形成されたテ
ーパーの斜面とシリンダー１３の底部の孔部の周縁部１
３ａとが当接するようになっている。
【００１７】液封止パーツ１７には、その底部内側に、
吸込み弁として設けられている逆止弁１６の弁体基部が
嵌入するように凹部が形成されており、上部には突出部
１７ａが形成されており、側面に液流路１７ｂが形成さ
れている。
吸込み弁として設けられている逆止弁１６の弁体基部が
嵌入するように凹部が形成されており、上部には突出部
１７ａが形成されており、側面に液流路１７ｂが形成さ
れている。
【００１８】また、ピストン１４の吐出ノズル１８側の
部分には、液体を吐出させるときの逆止弁（即ち、吐出
弁）として、本発明の外パーツ付き逆止弁２０が設けら
れている。図２はこの外パーツ付き逆止弁２０の断面図
である。図２に示すように、この外パーツ付き逆止弁２
０は、中央に孔部２０１を有する環状の外パーツ２０２
とその内部に嵌め合わされた内パーツ２０３からなる。
内パーツ２０３は、上述の吸込み弁として設けられてい
る逆止弁１６と同様の構成を有しており、孔部２０１を
閉じる弁体２０４、弁体２０４の縁辺に連設され、らせ
ん状に起立している３つの弾性連結片２０５及び環状の
弁体基部２０６からなっている。そして、これら弁体２
０４、弾性連結片２０５及び弁体基部２０６は、樹脂を
一体成形したものから形成されている。同図に示したよ
うに、弁体２０４の周縁部２０４ａにはテーパーが形成
されており、逆止弁２０の封止状態において、この弁体
２０４の周縁部２０４ａのテーパーの斜面と外パーツ２
０２の孔部２０１の周縁部２０２ａとが接触し、孔部２
０１を封止するようになっている。
部分には、液体を吐出させるときの逆止弁（即ち、吐出
弁）として、本発明の外パーツ付き逆止弁２０が設けら
れている。図２はこの外パーツ付き逆止弁２０の断面図
である。図２に示すように、この外パーツ付き逆止弁２
０は、中央に孔部２０１を有する環状の外パーツ２０２
とその内部に嵌め合わされた内パーツ２０３からなる。
内パーツ２０３は、上述の吸込み弁として設けられてい
る逆止弁１６と同様の構成を有しており、孔部２０１を
閉じる弁体２０４、弁体２０４の縁辺に連設され、らせ
ん状に起立している３つの弾性連結片２０５及び環状の
弁体基部２０６からなっている。そして、これら弁体２
０４、弾性連結片２０５及び弁体基部２０６は、樹脂を
一体成形したものから形成されている。同図に示したよ
うに、弁体２０４の周縁部２０４ａにはテーパーが形成
されており、逆止弁２０の封止状態において、この弁体
２０４の周縁部２０４ａのテーパーの斜面と外パーツ２
０２の孔部２０１の周縁部２０２ａとが接触し、孔部２
０１を封止するようになっている。
【００１９】一方、吐出ノズル付押下げヘッド１２は、
吐出ノズル１８と上キャップ３０が一体成形されたもの
からなっている。そして、内キャップ１１と上キャップ
３０との間には、吐出ノズル付押下げヘッド１２が押し
下げられたときにそれを元に復帰させるために弾性部材
としてスプリング３１が設けられている。
吐出ノズル１８と上キャップ３０が一体成形されたもの
からなっている。そして、内キャップ１１と上キャップ
３０との間には、吐出ノズル付押下げヘッド１２が押し
下げられたときにそれを元に復帰させるために弾性部材
としてスプリング３１が設けられている。
【００２０】したがって、この液体吐出ポンプ１０にお
いて、吐出ノズル付押下げヘッド１２を任意の位置で押
圧して押し下げるとピストン１４も破線のように押し下
げられ、次いでその押圧を解除するとスプリング３１に
付勢されて吐出ノズル付押下げヘッド１２が当初の位置
に戻り、それによりピストン１４も当初の位置に戻る。
そしてこのときシリンダー１３内が負圧になることか
ら、吸い込み弁として設けられている本発明の逆止弁１
６を通して容器１内から液体が吸引される。次に、再度
吐出ノズル付押下げヘッド１２を押し下げるとピストン
１４も破線のように押し下げられ、シリンダー１３内に
吸引されていた液体が加圧される。そこで、シリンダー
１３内の液体は、吐出弁として設けられている本発明の
外パーツ付き逆止弁２０を通り、液吐出路１５を通って
吐出孔３２から吐出される。
いて、吐出ノズル付押下げヘッド１２を任意の位置で押
圧して押し下げるとピストン１４も破線のように押し下
げられ、次いでその押圧を解除するとスプリング３１に
付勢されて吐出ノズル付押下げヘッド１２が当初の位置
に戻り、それによりピストン１４も当初の位置に戻る。
そしてこのときシリンダー１３内が負圧になることか
ら、吸い込み弁として設けられている本発明の逆止弁１
６を通して容器１内から液体が吸引される。次に、再度
吐出ノズル付押下げヘッド１２を押し下げるとピストン
１４も破線のように押し下げられ、シリンダー１３内に
吸引されていた液体が加圧される。そこで、シリンダー
１３内の液体は、吐出弁として設けられている本発明の
外パーツ付き逆止弁２０を通り、液吐出路１５を通って
吐出孔３２から吐出される。
【００２１】また、この液体吐出容器においては、上述
のような吐出ノズル付押下げヘッド１２の押圧とその解
除を繰り返すことにより、吐出孔３２から容器１内の液
体が吐出するが、容器１内から液体が吐出すると容器１
内は負圧になるのでその負圧に応じて可動中皿４が底部
から矢印のように上昇し、容器１内の負圧が解消され
る。
のような吐出ノズル付押下げヘッド１２の押圧とその解
除を繰り返すことにより、吐出孔３２から容器１内の液
体が吐出するが、容器１内から液体が吐出すると容器１
内は負圧になるのでその負圧に応じて可動中皿４が底部
から矢印のように上昇し、容器１内の負圧が解消され
る。
【００２２】ところで、この液体吐出容器においては、
容器１内の液体が、吸込み弁として設けられている逆止
弁１６、及び吐出弁として設けられている外パーツ付き
逆止弁２０を通って吐出されるにあたり、逆止弁１６に
おいては、その封止時に弁体１６１の周縁部のテーパー
の斜面とシリンダー１３の底部の孔部の周縁部１３ａと
が周縁方向に接触し、また、外パーツ付き逆止弁２０に
おいても封止時に弁体２０４の周縁部２０４ａのテーパ
ーの斜面と孔部の周縁部２０２ａとが周縁方向に接触す
る。このため、吐出させる液体に微粒子が含まれていて
も、図４に示した従来の逆止弁４０において弁板の周縁
部４３ａと孔部の周縁部４１ａとが平面同士で接触する
場合のように、弁体と孔部の周縁部との間に微粒子が挟
まって封止が妨げられることはなく、良好にポンプ作用
を続けることができる。また、液体に含まれる微粒子が
崩壊性粒子である場合に、その微粒子が逆止弁で崩壊し
てしまうことを防止できる。
容器１内の液体が、吸込み弁として設けられている逆止
弁１６、及び吐出弁として設けられている外パーツ付き
逆止弁２０を通って吐出されるにあたり、逆止弁１６に
おいては、その封止時に弁体１６１の周縁部のテーパー
の斜面とシリンダー１３の底部の孔部の周縁部１３ａと
が周縁方向に接触し、また、外パーツ付き逆止弁２０に
おいても封止時に弁体２０４の周縁部２０４ａのテーパ
ーの斜面と孔部の周縁部２０２ａとが周縁方向に接触す
る。このため、吐出させる液体に微粒子が含まれていて
も、図４に示した従来の逆止弁４０において弁板の周縁
部４３ａと孔部の周縁部４１ａとが平面同士で接触する
場合のように、弁体と孔部の周縁部との間に微粒子が挟
まって封止が妨げられることはなく、良好にポンプ作用
を続けることができる。また、液体に含まれる微粒子が
崩壊性粒子である場合に、その微粒子が逆止弁で崩壊し
てしまうことを防止できる。
【００２３】さらに、このように弁体の周縁部にテーパ
ーを形成すると、図２の左半分の開孔時の図に示したよ
うに、従来の環状基体の孔部の周縁部（図中破線）が形
成する開孔半径ｒ0 よりも、孔部の開孔半径ｒ1 を拡大
することができる。またこの場合、テーパーの角度等を
適宜設定することにより、流路径を調整することができ
る。したがって、これによっても微粒子を含有する液体
をスムースに吐出させることが可能となる。さらに、液
体が逆止弁を通る際の流動抵抗も低下させることもでき
るので、高粘度の液体を容易に吐出させることも可能と
なる。
ーを形成すると、図２の左半分の開孔時の図に示したよ
うに、従来の環状基体の孔部の周縁部（図中破線）が形
成する開孔半径ｒ0 よりも、孔部の開孔半径ｒ1 を拡大
することができる。またこの場合、テーパーの角度等を
適宜設定することにより、流路径を調整することができ
る。したがって、これによっても微粒子を含有する液体
をスムースに吐出させることが可能となる。さらに、液
体が逆止弁を通る際の流動抵抗も低下させることもでき
るので、高粘度の液体を容易に吐出させることも可能と
なる。
【００２４】したがって、例えば、吐出させる液体が、
化粧料、洗剤等に一般に配合される程度の径の粒子（１
００〜１０００μｍ程度）を含有している場合でも、何
等支障なく吐出させることが可能となる。特に、流路径
を１０００μｍ程度以上、好ましくは４０００μｍ程度
とするとにより、崩壊性スクラブ、崩壊性マイクロカプ
セル、崩壊性顆粒等の崩壊性物質を含有している場合で
も、それらを崩壊させることなく容器から吸引し、吐出
させることが可能となる。
化粧料、洗剤等に一般に配合される程度の径の粒子（１
００〜１０００μｍ程度）を含有している場合でも、何
等支障なく吐出させることが可能となる。特に、流路径
を１０００μｍ程度以上、好ましくは４０００μｍ程度
とするとにより、崩壊性スクラブ、崩壊性マイクロカプ
セル、崩壊性顆粒等の崩壊性物質を含有している場合で
も、それらを崩壊させることなく容器から吸引し、吐出
させることが可能となる。
【００２５】また、１０００ｃｐ〜１０００００ｃｐ
（室温）の乳液等の化粧液やジェル状物等を吐出させる
ことが可能となる。特に、吐出ノズル付押下げヘッド１
２を押下げたときの押圧の感じや作動性の点から、１０
００ｃｐ〜５００００ｃｐの液体を良好に吐出させるこ
とが可能となる。
（室温）の乳液等の化粧液やジェル状物等を吐出させる
ことが可能となる。特に、吐出ノズル付押下げヘッド１
２を押下げたときの押圧の感じや作動性の点から、１０
００ｃｐ〜５００００ｃｐの液体を良好に吐出させるこ
とが可能となる。
【００２６】以上、本発明の逆止弁１６と外パーツ付き
逆止弁２０を備えた液体吐出容器について説明したが、
本発明の逆止弁はこの他に種々の態様をとることができ
る。
逆止弁２０を備えた液体吐出容器について説明したが、
本発明の逆止弁はこの他に種々の態様をとることができ
る。
【００２７】例えば、図１及び図２に示した逆止弁で
は、弁体の周縁部にテーパーを形成し、それにより弁体
の周縁部のテーパーの斜面と孔部の周縁部とが周縁方向
に接触するようにしているが、図３に示したように、環
状の外パーツ２０２の孔部の周縁部２０２ａにテーパー
を形成し、それにより弁体２０４の周縁部２０４ａと孔
部の周縁部２０２ａのテーパーの斜面とが接触するよう
にしてもよい。
は、弁体の周縁部にテーパーを形成し、それにより弁体
の周縁部のテーパーの斜面と孔部の周縁部とが周縁方向
に接触するようにしているが、図３に示したように、環
状の外パーツ２０２の孔部の周縁部２０２ａにテーパー
を形成し、それにより弁体２０４の周縁部２０４ａと孔
部の周縁部２０２ａのテーパーの斜面とが接触するよう
にしてもよい。
【００２８】また、図１に示した逆止弁１６、又は図２
に示した外パーツ付き逆止弁２０の内パーツ２０３とし
ての逆止弁では、弁体２０４と弁体基部２０６とが３つ
のらせん状の弾性連結片で連結された樹脂バネ弁となっ
ているが、本発明においては、弁体２０４と弁体基部２
０６とが１つの連結片で連結された１点弁としてもよ
く、３つの連結片で連結された３点弁としてもよい。
に示した外パーツ付き逆止弁２０の内パーツ２０３とし
ての逆止弁では、弁体２０４と弁体基部２０６とが３つ
のらせん状の弾性連結片で連結された樹脂バネ弁となっ
ているが、本発明においては、弁体２０４と弁体基部２
０６とが１つの連結片で連結された１点弁としてもよ
く、３つの連結片で連結された３点弁としてもよい。
【００２９】さらに、本発明の逆止弁の用途についても
特に制限はなく、上述のような液体吐出容器のポンプ機
構の他、チューブ容器の吐出口等に使用することもでき
る。この場合、逆止弁を取り付ける流路に応じて逆止弁
又は外パーツ付き逆止弁を適宜選択することができる。
特に制限はなく、上述のような液体吐出容器のポンプ機
構の他、チューブ容器の吐出口等に使用することもでき
る。この場合、逆止弁を取り付ける流路に応じて逆止弁
又は外パーツ付き逆止弁を適宜選択することができる。
【００３０】
【発明の効果】本発明の逆止弁によれば、微粒子を含有
した液体に対して使用する場合でも、弁体の閉口時に微
粒子が弁体の周縁部に挟まることがないので、良好に弁
機能を発揮することができる。また、開口時に流路径を
広くとることができるので、微粒子を含有した液体で
も、高粘度液体でも、低い流動抵抗で逆止弁を通すこと
ができる。
した液体に対して使用する場合でも、弁体の閉口時に微
粒子が弁体の周縁部に挟まることがないので、良好に弁
機能を発揮することができる。また、開口時に流路径を
広くとることができるので、微粒子を含有した液体で
も、高粘度液体でも、低い流動抵抗で逆止弁を通すこと
ができる。
【図１】本発明の逆止弁を備えた液体吐出容器の断面図
である。
である。
【図２】外パーツ付き逆止弁の断面図である。
【図３】外パーツ付き逆止弁の他の態様の断面図であ
る。
る。
【図４】従来の逆止弁の断面図である。
１ 容器 １０ 液体吐出ポンプ １１ 内キャップ １２ 吐出ノズル付押下げヘッド １３ シリンダー １４ ピストン １６ 逆止弁（吸込み弁） １６１ 弁体 １６１ａ 弁体の周縁部 １６２ 弾性連結片 １６３ 弁体基部 １７ 液封止パーツ １８ 吐出ノズル ２０ 外パーツ付き逆止弁（吐出弁） ２０１ 孔部 ２０２ 外パーツ ２０２ａ 外パーツの孔部の周縁部 ２０３ 内パーツ ２０４ 弁体 ２０４ａ 弁体の周縁部 ２０５ 弾性連結片 ２０６ 弁体基部
Claims (7)
- 【請求項１】 基体の孔部を封止する弁体からなる逆止
弁において、基体の孔部の周縁部又は弁体の周縁部のい
ずれか一方にテーパーが形成され、該テーパーの斜面と
他方の周縁部とが封止時に接することを特徴とする逆止
弁。 - 【請求項２】 弁体が、その縁辺に連設された複数の弾
性連結片により弁体基部に支持されており、これら弁
体、弾性連結片及び弁体基部が一体成形されている請求
項１記載の逆止弁。 - 【請求項３】 中央に孔部を有する外パーツ及び外パー
ツの孔部を封止する弁体からなる外パーツ付き逆止弁に
おいて、外パーツの孔部の周縁部又は弁体の周縁部のい
ずれか一方にテーパーが形成され、該テーパーの斜面と
他方の周縁部とが封止時に接することを特徴とする外パ
ーツ付き逆止弁。 - 【請求項４】 弁体が、その縁辺に連設された複数の弾
性連結片により弁体基部に支持されており、これら弁
体、弾性連結片及び弁体基部が一体成形されている請求
項３記載の外パーツ付き逆止弁。 - 【請求項５】 弁体の周縁部にテーパーが形成されてい
る請求項３又は４記載の外パーツ付き逆止弁。 - 【請求項６】 外パーツの孔部の周縁部にテーパーが形
成されている請求項３又は４記載の外パーツ付き逆止
弁。 - 【請求項７】 容器の口頸部に装着される内キャップ
と、内キャップ上に係止された吐出ノズル付押下げヘッ
ドとからなり、内キャップ内にはシリンダーが形成さ
れ、シリンダー内には上下可動にピストンが装着され、
シリンダーの下部には容器から液体を吸引する吸込み弁
が設けられ、ピストンの上部は吐出弁を介してノズル付
押下げヘッドの液吐出路に連通し、内キャップと吐出ノ
ズル付押下げヘッドとの間には、吐出ノズル付押下げヘ
ッドが押し下げられたときにそれを元に復帰させる弾性
部材が設けられ、吐出ノズル付押下げヘッドの押し下げ
とその解除によりピストンを上下させ、容器からシリン
ダー内へ液体を吸引し、その液体を吐出ノズル付押下げ
ヘッドの吐出ノズルから吐出させる液体吐出ポンプにお
いて、吸込み弁として、請求項１記載の逆止弁を有し、
吐出弁として請求項３記載の外パーツ付き逆止弁を有す
ることを特徴とする液体吐出ポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8195543A JPH1017045A (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | 逆止弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8195543A JPH1017045A (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | 逆止弁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1017045A true JPH1017045A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=16342853
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8195543A Pending JPH1017045A (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | 逆止弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1017045A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012045718A1 (de) * | 2010-10-04 | 2012-04-12 | Rpc Bramlage Gmbh | Pumpspender mit flexiblen ventilen |
| KR101331846B1 (ko) * | 2013-05-15 | 2013-12-03 | 주식회사 우경아이앤아이 | 내용물 배출용기 |
| JP2017521329A (ja) * | 2014-06-16 | 2017-08-03 | ヨンウー カンパニー，リミテッド | カプセル吐出用ポンプ容器 |
-
1996
- 1996-07-04 JP JP8195543A patent/JPH1017045A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012045718A1 (de) * | 2010-10-04 | 2012-04-12 | Rpc Bramlage Gmbh | Pumpspender mit flexiblen ventilen |
| CN103328109A (zh) * | 2010-10-04 | 2013-09-25 | Rpc布兰姆拉格股份有限公司 | 具有柔性阀的泵分配器 |
| KR101331846B1 (ko) * | 2013-05-15 | 2013-12-03 | 주식회사 우경아이앤아이 | 내용물 배출용기 |
| JP2017521329A (ja) * | 2014-06-16 | 2017-08-03 | ヨンウー カンパニー，リミテッド | カプセル吐出用ポンプ容器 |
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