JPH10169745A - 変行程クランク機構 - Google Patents

変行程クランク機構

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Publication number
JPH10169745A
JPH10169745A JP33408196A JP33408196A JPH10169745A JP H10169745 A JPH10169745 A JP H10169745A JP 33408196 A JP33408196 A JP 33408196A JP 33408196 A JP33408196 A JP 33408196A JP H10169745 A JPH10169745 A JP H10169745A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crank
rod
radial
disk
radius
Prior art date
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Pending
Application number
JP33408196A
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English (en)
Inventor
Kazunori Nobori
和則 登
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH10169745A publication Critical patent/JPH10169745A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造でクランク半径を変更でき、クラ
ンク機構外部から変行程を操作できる変行程クランク機
構を提供する。 【解決手段】 クランクピン4はクランク円板2の径方
向規正溝8、クランク桿3の周方向規正溝7に嵌入され
て半径方向と円周方向とから位置規正され、クランク円
板2とクランク桿3とを同期回転させると規正された位
置をクランク半径としてクランクロッド10は駆動され
る。駆動機構によりクランク桿3を固定し、クランク円
板2のみを回動させると、クランクピン4の半径方向位
置が変化するので、所望のクランク半径が得られた位置
でクランク円板2の回動を停止させ、再びクランク円板
2とクランク桿3とを同期回転させると、異なるクラン
ク半径によりクランクロッドが駆動できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クランク半径を連
続的に変化させる操作をクランク機構外部から行うこと
ができる変行程クランク機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】クランク半径を変えることができる変行
程クランクは、基本的には図5に示すように、クランク
ホイール21上のクランクピン24の半径方向の位置を
変化させてクランク半径を変えることによって実現でき
る。図5に示す構成では、クランクホイール21に設け
られた雄ねじ22に螺合する雌ねじ23に取り付けられ
たクランクピン24にクランクロッド25を結合するこ
とによって、雄ねじ22を回転させるとクランクピン2
4の半径方向の位置を変化させることができ、クランク
半径を変えることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにクランク
ホイール上のクランクピンの半径方向位置を変えて変行
程クランクとする構造は種々提案されているが、クラン
ク半径の変更機構が回転するクランクホイール上にある
ため、強度や精度を重視したクランク半径可変機構を搭
載することはできない。クランク半径の変更をクランク
機構の外部から操作できる構成は、特開平7−1335
45号公報等に開示されているが、クランク半径変更の
ために別の駆動装置を必要としたり、クランク半径を連
続的に変更できない等の問題点があった。
【0004】本発明は、簡単な構造によりクランク半径
を連続的に変更することをクランク機構外部から操作可
能とした変行程クランク機構を提供することを目的とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る変行程クラ
ンク機構は、クランクロッドの一端に設けられたクラン
クピンと、半径方向の距離を円周方向に変化させて形成
された径方向規正溝内に前記クランクピンが摺動自在に
受け入れるクランク円板と、前記クランク円板の回転軸
と同軸上に配設された回転軸からの半径方向に前記径方
向規正溝の半径方向変化距離に対応する距離で直線状に
形成された周方向規正溝内に前記クランクピンを受け入
れるクランク桿と、前記クランク円板とクランク桿とを
同期回転させる状態とクランク桿を固定しクランク円板
のみを回動させる状態とに選択的に各回転軸を回転駆動
する回転駆動機構とを具備してなることを特徴とする。
【0006】上記構成における回転駆動機構は、クラン
ク桿の回転軸をブレーキ付きクラッチを介して前記クラ
ンク円板の回転軸と同一の駆動軸に連結させて構成する
ことができる。
【0007】上記構成によれば、クランクロッドに設け
られたクランクピンは、クランク円板の径方向規正溝及
びクランク桿の周方向規正溝に嵌入されて、それぞれの
回転軸に対する半径方向と円周方向とから位置規正され
るので、回転駆動機構によりクランク円板とクランク桿
とを同期回転させると、半径方向と円周方向とから規正
された位置をクランク半径としてクランクロッドは駆動
される。回転駆動機構によりクランク桿を固定しクラン
ク円板のみを回動させると、クランクピンは径方向規正
溝内を移動するので、円周方向位置を規正する周方向規
正溝内の位置が変化し、径方向規正溝が半径方向に変化
していることによって半径方向の位置も変化しクランク
半径が変更される。従って、所望のクランク半径が得ら
れた位置でクランク円板の回動を停止させ、再びクラン
ク円板とクランク桿とを同期回転させると、異なるクラ
ンク半径によりクランクロッドが駆動できる。クランク
桿を固定し、クランク円板を回動させる回転駆動機構
は、クランク桿の回転軸をブレーキ付きクラッチを介し
て前記クランク円板の回転軸と同一の駆動軸に連結させ
て構成することができ、ブレーキ付きクラッチをオン状
態にすれば両者は同期回転し、オフ状態にすればクラン
ク円板だけに回転力が加えられる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の一実施形態について説明し、本発明の理解に供する。
尚、以下に示す実施形態は本発明を具体化した一例であ
って、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0009】図1は本発明の一実施形態に係る変行程ク
ランク機構をプレス機械の駆動部に適用した構成を示す
斜視図、図2は変行程クランク機構の各構成要素の配置
を説明する側面図で、いずれも軸受け構造等の構成要素
は省略している。また、図3は変行程クランク機構を構
成するクランク円板の平面図、図4は変行程クランク機
構を構成するクランク桿の平面図である。
【0010】図1において、変行程クランク機構1は、
回転駆動源であるモータ11から伝達される回転駆動力
をクランクロッド10の揺動運動に変換し、図示しない
プレス機械の上型を昇降駆動させるトグル機構12に伝
達すると共に、前記クランクロッド10のクランク半径
を連続的に変化させることができるように構成されてい
る。
【0011】上記変行程クランク機構1を構成する各要
素の側面から見た配置関係は、図2に示すように構成さ
れており、モータ11からの回転駆動力は、クランク円
板2の回転軸19にプーリ13、ベルト14、プーリ1
5を介して伝達されると共に、クランク桿3の回転軸2
0a、20bにプーリ16、ベルト17、プーリ18を
介して伝達される。前記クランク円板2の回転軸19
と、前記クランク桿3の回転軸20a、20bとは同一
軸線上に配置され、前記クランク桿3の回転軸20aと
20bとの間はブレーキ付きクラッチ6により回転伝達
がオン/オフ可能に連結されている。従って、前記ブレ
ーキ付きクラッチ6がオン状態にあるときは、クランク
円板2とクランク桿3とは同期回転してクランクロッド
10をクランク運動させることができる。この状態は、
本実施形態の構成ではプレス加工時の状態となる。
【0012】前記クランク円板2には、図3に示すよう
に、クランクロッド10の両側の同一軸線上に突出して
設けられたクランクピン4の一方側クランクピン4aが
嵌入される径方向規正溝8が形成されており、この径方
向規正溝8は、クランクピン4の半径方向の位置を規正
する。
【0013】また、前記クランク桿3は、図4に示すよ
うに、回転軸20bの半径方向に周方向規正溝7が形成
され、この周方向規正溝7内に前記クランクピン4の他
方側クランクピン4aをコロ9を介して支持しており、
この周方向規正溝7は、クランクピン4の円周方向の位
置を規正する。
【0014】前記クランク円板2の回転軸19と、この
クランク桿3の回転軸20bとが同期回転している間
は、クランクピン4の両側4a、4bをそれぞれ半径方
向と円周方向とで位置規正されるので、クランク半径を
所定距離に保って、このクランク半径に対応する昇降駆
動量でプレス加工が実施できる。
【0015】前記クランク半径は所望の距離に連続的に
変化させることができるので、プレス高さの変更等でク
ランク半径を変えるときは、ブレーキ付きクラッチ6を
オフ状態に操作してクランク桿3を固定し、モータ11
によりクランク円板2のみを回動させると、径方向規正
溝8内での一方側クランクピン4aの嵌入位置が移動す
る。径方向規正溝8は図3に示すように回転軸19から
の半径方向の距離が円周方向に変化しているので、クラ
ンク円板2の回動により半径方向の位置が変わり、固定
されているクランク桿3の周方向規正溝7での他方側ク
ランクピン4bの半径方向の位置も変わる。そこで、所
望のクランク半径の位置にクランクピン4が移動したと
ころでクランク円板2の回動を停止させる。この動作に
よって、クランク半径が変更されるので、ブレーキ付き
クラッチ6をオン状態にし、再びクランク円板2とクラ
ンク桿3とを同期回転させると、異なるクランク半径で
クランクロッド10を駆動することができる。
【0016】プレス加工時には、所望のクランク半径に
規正した一定距離の昇降駆動で加工が実施できるが、プ
レス機械の金型交換時やメンテナンスあるいはトラブル
時のように、上型を加工時より大きく上昇移動させたい
ような場合には、上記変行程の操作と同様にクランク円
板2のみを回動させると、径方向規正溝8で決定される
最大のクランク半径でクランクロッド10を駆動でき、
加工時より大きな上昇位置が得られる。
【0017】以上説明した構成は、プレス機械に適用し
た例であるが、他のクランク機構を用いた構成にも上記
と同様に変行程クランクの構成を適用することができ
る。
【0018】
【発明の効果】以上の説明の通り本発明によれば、クラ
ンクロッドに設けられたクランクピンの両側は、それぞ
れクランク円板の径方向規正溝、クランク桿の周方向規
正溝に嵌入されて、それぞれの回転軸に対する半径方向
と円周方向とから位置規正されるので、クランク円板と
クランク桿とを同期回転させると、半径方向と円周方向
とから規正された位置をクランク半径としてクランクロ
ッドは駆動される。駆動機構によりクランク桿を固定
し、クランク円板のみを回動させると、クランクピンは
径方向規正溝内を円周方向に移動するので、円周方向位
置を規正する周方向規正溝内の位置が変化し、径方向規
正溝が半径方向に変化していることによって半径方向の
位置も変化しクランク半径が変更されるので、所望のク
ランク半径が得られた位置でクランク円板の回動を停止
させ、再びクランク円板とクランク桿とを同期回転させ
ると、異なるクランク半径によりクランクロッドが駆動
できる。クランク桿を固定し、クランク円板を回動させ
る駆動機構は、クランク桿の回転軸をブレーキ付きクラ
ッチを介して前記クランク円板の回転軸と同一の駆動軸
に連結させて構成することができ、ブレーキ付きクラッ
チをオン状態にすれば両者は同期回転し、オフ状態にす
ればクランク円板だけに回転力が加えられる。従って、
クランク桿を固定し、クランク円板のみを回動させる駆
動機構を操作することで簡単な構造の変行程クランク構
造を構成することができ、クランク構造の外部から操作
を行うことができる。更に、クランク円板とクランク桿
との同期回転も同一駆動軸で駆動できるので同期回転が
容易に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る変行程クランク機構
の構成を示す斜視図である。
【図2】上記変行程クランク構造の各構成要素の配置関
係を示す側面図である。
【図3】上記変行程クランク構造を構成するクランク円
板の構成を示す平面図である。
【図4】上記変行程クランク構造を構成するクランク桿
の構成を示す平面図である。
【図5】従来技術に係る変行程クランク機構の基本構造
を示す平面図である。
【符号の説明】
1 変行程クランク機構 2 クランク円板 3 クランク桿 4、4a、4b クランクピン 6 ブレーキ付きクラッチ(駆動機構) 7 周方向規正溝 8 径方向規正溝 10 クランクロッド 11 モータ(駆動機構) 13、15、16、18 プーリ(駆動機構) 14、17 ベルト(駆動機構) 19 クランク円板の回転軸 20a、20b クランク桿の回転軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランクロッドの一端に設けられたクラ
    ンクピンと、半径方向の距離を円周方向に変化させて形
    成された径方向規正溝内に前記クランクピンを摺動自在
    に受け入れるクランク円板と、前記クランク円板の回転
    軸と同軸上に配設された回転軸からの半径方向に前記径
    方向規正溝の半径方向変化距離に対応する距離で直線状
    に形成された周方向規正溝内に前記クランクピンを摺動
    自在に受け入れるクランク桿と、前記クランク円板とク
    ランク桿とを同期回転させる状態とクランク桿を固定し
    クランク円板のみを回動させる状態とに選択的に各回転
    軸を回転駆動する回転駆動機構とを具備してなることを
    特徴とする変行程クランク機構。
  2. 【請求項2】 回転駆動機構が、クランク桿の回転軸を
    ブレーキ付きクラッチを介して前記クランク円板の回転
    軸と同一の駆動軸に連結されてなることを特徴とする請
    求項1記載の変行程クランク機構。
JP33408196A 1996-12-13 1996-12-13 変行程クランク機構 Pending JPH10169745A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33408196A JPH10169745A (ja) 1996-12-13 1996-12-13 変行程クランク機構

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33408196A JPH10169745A (ja) 1996-12-13 1996-12-13 変行程クランク機構

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Publication Number Publication Date
JPH10169745A true JPH10169745A (ja) 1998-06-26

Family

ID=18273314

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33408196A Pending JPH10169745A (ja) 1996-12-13 1996-12-13 変行程クランク機構

Country Status (1)

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JP (1) JPH10169745A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100488008B1 (ko) * 2002-01-22 2005-05-06 엘지전자 주식회사 왕복동식 압축기
CN108271486A (zh) * 2018-03-29 2018-07-13 农业部南京农业机械化研究所 一种插秧施肥机上的施肥量调节装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100488008B1 (ko) * 2002-01-22 2005-05-06 엘지전자 주식회사 왕복동식 압축기
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