JPH11300499A - 機械プレスのスライドストローク切り換え装置 - Google Patents
機械プレスのスライドストローク切り換え装置Info
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- JPH11300499A JPH11300499A JP12674898A JP12674898A JPH11300499A JP H11300499 A JPH11300499 A JP H11300499A JP 12674898 A JP12674898 A JP 12674898A JP 12674898 A JP12674898 A JP 12674898A JP H11300499 A JPH11300499 A JP H11300499A
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- JP
- Japan
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- eccentric
- main gear
- pinion
- connecting rod
- bush
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- Pending
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B1/00—Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen
- B30B1/26—Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by cams, eccentrics, or cranks
- B30B1/263—Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by cams, eccentrics, or cranks work stroke adjustment means
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
- Press Drives And Press Lines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ストローク長さの切り換えが確実で安定性があ
り、広く応用の出来る機械プレスのスライドストローク
切り換え装置を提供する。 【解決手段】第１メインギヤ８を側面に固定したエキセ
ン軸３のエキセン４に外嵌する偏心ブッシュ５側面に第
２メインギヤ９を固定し、エキセン４と偏心ブッシュ５
の偏心方向を一致させると第２メインギヤ９がエキセン
軸３と同心となるようにし、第１ピニオン１１と常時係
合する第１メインギヤ８と等径・等歯数とする第２メイ
ンギヤ９を第２ピニオン１２と係合してコネクチングロ
ッド６がエキセン４とともに回る偏心ブッシュ５回りに
回転してストローク長さを大とし、第２メインギヤ９の
係合を解除して油圧で動作するピン１５で偏心ブッシュ
５と係合するコネクチングロッド６が偏心ブッシュ５を
介してエキセン４回りに回転してストローク長さを小と
した。
り、広く応用の出来る機械プレスのスライドストローク
切り換え装置を提供する。 【解決手段】第１メインギヤ８を側面に固定したエキセ
ン軸３のエキセン４に外嵌する偏心ブッシュ５側面に第
２メインギヤ９を固定し、エキセン４と偏心ブッシュ５
の偏心方向を一致させると第２メインギヤ９がエキセン
軸３と同心となるようにし、第１ピニオン１１と常時係
合する第１メインギヤ８と等径・等歯数とする第２メイ
ンギヤ９を第２ピニオン１２と係合してコネクチングロ
ッド６がエキセン４とともに回る偏心ブッシュ５回りに
回転してストローク長さを大とし、第２メインギヤ９の
係合を解除して油圧で動作するピン１５で偏心ブッシュ
５と係合するコネクチングロッド６が偏心ブッシュ５を
介してエキセン４回りに回転してストローク長さを小と
した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、エキセン軸のエキ
センに外嵌した偏心ブッシュを介してコネクチングロッ
ドの大径部を連結したストローク長さの大小２段切り換
えの機械プレスのスライドストローク切り換え装置に関
し、切り換え動作の安定性が大きく、プレス運転の確実
性を重視する場合に有効である。
センに外嵌した偏心ブッシュを介してコネクチングロッ
ドの大径部を連結したストローク長さの大小２段切り換
えの機械プレスのスライドストローク切り換え装置に関
し、切り換え動作の安定性が大きく、プレス運転の確実
性を重視する場合に有効である。
【０００２】
【従来の技術】機械プレスの可変ストローク装置は、１
台のプレス機械で各種の製品、すなわち生産するために
必要なストローク長さが異なる製品を効率よく生産する
と言う要求から改良が加えられてきた。その中に二重偏
心ブッシュ式のものがあり、一方の偏心ブッシュ回りに
他方の偏心ブッシュを一定角度だけ回転させた後、位相
を固定するためにピンを使用したもの、歯車列により回
転角度を決めて回転するものがある。
台のプレス機械で各種の製品、すなわち生産するために
必要なストローク長さが異なる製品を効率よく生産する
と言う要求から改良が加えられてきた。その中に二重偏
心ブッシュ式のものがあり、一方の偏心ブッシュ回りに
他方の偏心ブッシュを一定角度だけ回転させた後、位相
を固定するためにピンを使用したもの、歯車列により回
転角度を決めて回転するものがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述のうち、ピンで固
定するものは、ピンが片持ちとなるため耐久性に不安が
あり、歯車列によるものは、例えば、実公平３−４４３
９１に開示されたもののように、偏心ブッシュの歯車と
噛み合わせた歯車の軸を主軸と同心の大きなドラムに回
転自在に支持させる等、構造が複雑となる欠点があっ
た。但し、歯車列によるものは、回転させる偏心ブッシ
ュの回転角は任意に選ぶことが出来、ストローク長さを
連続的に変える事が出来ると言う利点はあるが、ストロ
ーク長さを変換するとダイハイトも変わり、またスライ
ドストロークのタイミング位相も変わると言う欠点の
他、不便な点も多い。
定するものは、ピンが片持ちとなるため耐久性に不安が
あり、歯車列によるものは、例えば、実公平３−４４３
９１に開示されたもののように、偏心ブッシュの歯車と
噛み合わせた歯車の軸を主軸と同心の大きなドラムに回
転自在に支持させる等、構造が複雑となる欠点があっ
た。但し、歯車列によるものは、回転させる偏心ブッシ
ュの回転角は任意に選ぶことが出来、ストローク長さを
連続的に変える事が出来ると言う利点はあるが、ストロ
ーク長さを変換するとダイハイトも変わり、またスライ
ドストロークのタイミング位相も変わると言う欠点の
他、不便な点も多い。
【０００４】本発明の目的は、上述の課題を解決し、ス
トローク長さの切り換え動作が安定、かつ確実であり、
機構の回転バランスも取り易く、広く応用の出来る機械
プレスのスライドストローク切り換え装置を提供するこ
とにある。
トローク長さの切り換え動作が安定、かつ確実であり、
機構の回転バランスも取り易く、広く応用の出来る機械
プレスのスライドストローク切り換え装置を提供するこ
とにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明は、エキセン軸に同心としてエキセンに固
定した第１メインギヤを、駆動軸の第１ピニオンに係合
して回転駆動されるエキセン軸のエキセンに、偏心ブッ
シュを介して大径部を外嵌したコネクチングロッドの他
端を連結してスライドを上下動させる機械プレスにおい
て、第１メインギヤと等径・等歯数の第２メインギヤ
を、エキセンの偏心方向と偏心ブッシュの偏心方向とを
一致させた位置で、エキセン軸と同心として偏心ブッシ
ュに固定するとともに、第１ピニオンと等径・等歯数の
駆動軸の第２ピニオンと係脱自在とし、第２メインギヤ
と第２ピニオンとの係合を解除するとともに、コネクチ
ングロッドと偏心ブッシュとを一体的に係合し、コネク
チングロッドが偏心ブッシュを介してエキセン回りに回
転するようにしてストローク長さを小とし、第２メイン
ギヤと第２ピニオンとを係合するとともに、コネクチン
グロッドと偏心ブッシュとの係合を解除し、コネクチン
グロッドがエキセンと一体的に回る偏心ブッシュ回りに
回転するようにしてストローク長さを大とし、ストロー
ク長さを大小２段に切り換えるスライドストローク切り
換え装置を構成する。
めに、本発明は、エキセン軸に同心としてエキセンに固
定した第１メインギヤを、駆動軸の第１ピニオンに係合
して回転駆動されるエキセン軸のエキセンに、偏心ブッ
シュを介して大径部を外嵌したコネクチングロッドの他
端を連結してスライドを上下動させる機械プレスにおい
て、第１メインギヤと等径・等歯数の第２メインギヤ
を、エキセンの偏心方向と偏心ブッシュの偏心方向とを
一致させた位置で、エキセン軸と同心として偏心ブッシ
ュに固定するとともに、第１ピニオンと等径・等歯数の
駆動軸の第２ピニオンと係脱自在とし、第２メインギヤ
と第２ピニオンとの係合を解除するとともに、コネクチ
ングロッドと偏心ブッシュとを一体的に係合し、コネク
チングロッドが偏心ブッシュを介してエキセン回りに回
転するようにしてストローク長さを小とし、第２メイン
ギヤと第２ピニオンとを係合するとともに、コネクチン
グロッドと偏心ブッシュとの係合を解除し、コネクチン
グロッドがエキセンと一体的に回る偏心ブッシュ回りに
回転するようにしてストローク長さを大とし、ストロー
ク長さを大小２段に切り換えるスライドストローク切り
換え装置を構成する。
【０００６】
【発明の実施の形態】図１から図４に本発明における機
械プレスのスライドストローク切り換え装置の一実施例
を示す。図１は、本発明の機械プレス１の構成の要部を
示す。機械プレス１のフレーム２に回転自在に支持した
エキセン軸３には、軸と偏心したエキセン４を設けてい
る。アキセン４は、製作を容易とするためエキセン軸３
にキー止めしているが、通常のクランク軸のように一体
に製作してもよい。エキセン４にはエキセン４と偏心ブ
ッシュ５を回転自在に嵌合し、偏心ブッシュ５の外周に
コネクチングロッド６の大径部を回転自在に嵌合してい
る。コネクチングロッド６の他端部は、スライド７に連
結している。
械プレスのスライドストローク切り換え装置の一実施例
を示す。図１は、本発明の機械プレス１の構成の要部を
示す。機械プレス１のフレーム２に回転自在に支持した
エキセン軸３には、軸と偏心したエキセン４を設けてい
る。アキセン４は、製作を容易とするためエキセン軸３
にキー止めしているが、通常のクランク軸のように一体
に製作してもよい。エキセン４にはエキセン４と偏心ブ
ッシュ５を回転自在に嵌合し、偏心ブッシュ５の外周に
コネクチングロッド６の大径部を回転自在に嵌合してい
る。コネクチングロッド６の他端部は、スライド７に連
結している。
【０００７】エキセン４の側面には、エキセン軸３と同
心に第１メインギヤ８を固定している。また、偏心ブッ
シュ５の側面には、エキセン４と偏心ブッシュ５の偏心
方向を同方向、図１においては上方に向けて一致させた
時、エキセン軸３と同心となる第２メインギヤ９を固定
している。第２メインギヤ９は、第１メインギヤ８と等
径・等歯数とし、駆動軸１０に設けた等径・等歯数の第
１ピニオン１１と第２ピニオン１２にそれぞれ噛み合う
ようになっている。
心に第１メインギヤ８を固定している。また、偏心ブッ
シュ５の側面には、エキセン４と偏心ブッシュ５の偏心
方向を同方向、図１においては上方に向けて一致させた
時、エキセン軸３と同心となる第２メインギヤ９を固定
している。第２メインギヤ９は、第１メインギヤ８と等
径・等歯数とし、駆動軸１０に設けた等径・等歯数の第
１ピニオン１１と第２ピニオン１２にそれぞれ噛み合う
ようになっている。
【０００８】駆動軸１０は、フレーム２に回転自在に、
かつ軸方向に所要の距離を移動可能に設けられている。
第１ピニオン１１は、駆動軸１０が左右に移動しても、
常に第１メインギヤ８と噛み合いを保つ長さを有し、第
２ピニオン１２は、第２メインギヤ９と等しい幅を有
し、駆動軸１０が左動すると係合し、右動すると係合が
解除され、エキセン４と偏心ブッシュ５の偏心方向が上
方となった位置で、係脱させることが出来る。
かつ軸方向に所要の距離を移動可能に設けられている。
第１ピニオン１１は、駆動軸１０が左右に移動しても、
常に第１メインギヤ８と噛み合いを保つ長さを有し、第
２ピニオン１２は、第２メインギヤ９と等しい幅を有
し、駆動軸１０が左動すると係合し、右動すると係合が
解除され、エキセン４と偏心ブッシュ５の偏心方向が上
方となった位置で、係脱させることが出来る。
【０００９】駆動軸１０の第１ピニオン１１は、図示し
ていないメインモータで駆動されるフライホイールと係
合するギヤ１３と噛み合っている。フライホイールに
は、クラッチ・ブレーキを内装し、ギヤ１３に動力を接
／断するようになっている。
ていないメインモータで駆動されるフライホイールと係
合するギヤ１３と噛み合っている。フライホイールに
は、クラッチ・ブレーキを内装し、ギヤ１３に動力を接
／断するようになっている。
【００１０】コネクチングロッド６の偏心ブッシュ５に
嵌合する大径部外周には、偏心ブッシュ５外周円の中心
方向を向く小径シリンダ１４を設け、ピストン状のピン
１５を油圧で偏心ブッシュ５の外周面に設けた穴１６に
向けて突出させて係合し、ばね１７で引き抜くようにし
ている。ピン１５を突出させて穴１６に係合させると、
コネクチングロッド６と偏心ブッシュ５は一体化され、
コネクチングロッド６は偏心ブッシュ５を介してエキセ
ン４回りに回転する。従って、スライド７のストローク
長さは、エキセン４の偏心量の２倍となる。
嵌合する大径部外周には、偏心ブッシュ５外周円の中心
方向を向く小径シリンダ１４を設け、ピストン状のピン
１５を油圧で偏心ブッシュ５の外周面に設けた穴１６に
向けて突出させて係合し、ばね１７で引き抜くようにし
ている。ピン１５を突出させて穴１６に係合させると、
コネクチングロッド６と偏心ブッシュ５は一体化され、
コネクチングロッド６は偏心ブッシュ５を介してエキセ
ン４回りに回転する。従って、スライド７のストローク
長さは、エキセン４の偏心量の２倍となる。
【００１１】駆動軸１０のフレーム２から左右に突出し
た両端部を嵌合させるシリンダ１８Ａ、１８Ｂをフレー
ム２に固設し、シリンダ１８Ａ、１８Ｂに左右から圧油
を交互に切り換えて供給し、駆動軸１０を左右に移動さ
せる。駆動軸１０を右動させて第２メインギヤ９と第２
ピニオン１２の噛み合いを外すとともに、小径シリンダ
１４に給油してピン１５を突出させてコネクチングロッ
ド６と偏心ブッシュ５を一体化し、エキセン４を回転さ
せると、上述の通りスライド７は、エキセン４の偏心量
の２倍のストローク長さで上下動する。
た両端部を嵌合させるシリンダ１８Ａ、１８Ｂをフレー
ム２に固設し、シリンダ１８Ａ、１８Ｂに左右から圧油
を交互に切り換えて供給し、駆動軸１０を左右に移動さ
せる。駆動軸１０を右動させて第２メインギヤ９と第２
ピニオン１２の噛み合いを外すとともに、小径シリンダ
１４に給油してピン１５を突出させてコネクチングロッ
ド６と偏心ブッシュ５を一体化し、エキセン４を回転さ
せると、上述の通りスライド７は、エキセン４の偏心量
の２倍のストローク長さで上下動する。
【００１２】ピン１５を引き抜くとともに、エキセン４
と偏心ブッシュ５の偏心方向を上方に一致させ、駆動軸
１０を左動させて第２メインギヤ９と第２ピニオン１２
を噛み合わせた状態として駆動軸１０を回転駆動する
と、第１メインギヤ８と第２メインギヤ９とは等速で回
転する。従って、エキセン４と偏心ブッシュ５は一体的
に回転し、コネクチングロッド６を介してスライド７を
エキセン４と偏心ブッシュ５のそれぞれの偏心量の和の
２倍のストローク長さでスライド７を上下動させる。
と偏心ブッシュ５の偏心方向を上方に一致させ、駆動軸
１０を左動させて第２メインギヤ９と第２ピニオン１２
を噛み合わせた状態として駆動軸１０を回転駆動する
と、第１メインギヤ８と第２メインギヤ９とは等速で回
転する。従って、エキセン４と偏心ブッシュ５は一体的
に回転し、コネクチングロッド６を介してスライド７を
エキセン４と偏心ブッシュ５のそれぞれの偏心量の和の
２倍のストローク長さでスライド７を上下動させる。
【００１３】小径シリンダ１４には、圧油源１９から第
１電磁弁２０をａ側励磁として給油し、ｂ側励磁として
排油する。シリンダ１８Ａ、１８Ｂには、圧油源１９か
ら第２電磁弁２１をａ側励磁としてシリンダ１８Ａに給
油、シリンダ１８Ｂを排油して駆動軸１０を右動させ、
またｂ側励磁としてシリンダ１８Ａを排油、シリンダ１
８Ｂに給油して駆動軸１０を左動させる。
１電磁弁２０をａ側励磁として給油し、ｂ側励磁として
排油する。シリンダ１８Ａ、１８Ｂには、圧油源１９か
ら第２電磁弁２１をａ側励磁としてシリンダ１８Ａに給
油、シリンダ１８Ｂを排油して駆動軸１０を右動させ、
またｂ側励磁としてシリンダ１８Ａを排油、シリンダ１
８Ｂに給油して駆動軸１０を左動させる。
【００１４】第１メインギヤ８は、エキセン４に固定さ
れてエキセン４とともに回転するので、エキセン４に対
する回転バランスウエイト２２を設けている。また、第
２メインギヤ９は、偏心ブッシュ５に固定されて偏心ブ
ッシュ５とともに回転するので、偏心ブッシュ５に対す
る回転バランスウエイト２３を設けている。
れてエキセン４とともに回転するので、エキセン４に対
する回転バランスウエイト２２を設けている。また、第
２メインギヤ９は、偏心ブッシュ５に固定されて偏心ブ
ッシュ５とともに回転するので、偏心ブッシュ５に対す
る回転バランスウエイト２３を設けている。
【００１５】図２は、第２メインギヤ９と第２ピニオン
１２の噛み合いを外し、ピン１５を突出させてコネクチ
ングロッド６と偏心ブッシュ５を一体化とした状態でエ
キセン軸３を回転駆動した時、エキセン４の回転でコネ
クチングロッド６が前後に首振りを行いながらスライド
７を上下動する。この時、第２メインギヤ９が偏心ブッ
シュ５、コネクチングロッド６とともに首振りを行う時
の軌跡を表したもので、駆動軸１０は、これに当接しな
いようにしておく必要がある。
１２の噛み合いを外し、ピン１５を突出させてコネクチ
ングロッド６と偏心ブッシュ５を一体化とした状態でエ
キセン軸３を回転駆動した時、エキセン４の回転でコネ
クチングロッド６が前後に首振りを行いながらスライド
７を上下動する。この時、第２メインギヤ９が偏心ブッ
シュ５、コネクチングロッド６とともに首振りを行う時
の軌跡を表したもので、駆動軸１０は、これに当接しな
いようにしておく必要がある。
【００１６】図３は、駆動軸１０を第１メインギヤ８の
下方に設け、エキセン４及び偏心ブッシュ５の偏心方向
を下方として第２メインギヤ９と第２ピニオン１２を係
脱させるようにした場合を示し、スライドストロークが
下降した位置を基準としてＬ１、Ｌ２のように切り換わ
り、ダイハイトＤＨは変わらないので使用上便利であ
る。なお、この場合には小径シリンダ１４は、コネクチ
ングロッド６の大径部中心から水平方向、すなわち前後
方向を向けて設ければよい。
下方に設け、エキセン４及び偏心ブッシュ５の偏心方向
を下方として第２メインギヤ９と第２ピニオン１２を係
脱させるようにした場合を示し、スライドストロークが
下降した位置を基準としてＬ１、Ｌ２のように切り換わ
り、ダイハイトＤＨは変わらないので使用上便利であ
る。なお、この場合には小径シリンダ１４は、コネクチ
ングロッド６の大径部中心から水平方向、すなわち前後
方向を向けて設ければよい。
【００１７】図４は、駆動軸１０を第１メインギヤ８の
上方にしか配置出来ない場合を示し、エキセン４及び偏
心ブッシュ５の偏心方向を上方に一致させ、第２メイン
ギヤ９と第２ピニオンを係脱させる。この場合は、スラ
イドストロークが上昇した位置を基準としてＬ１、Ｌ２
のように切り換わるので、ダイハイトはＤＨ１、ＤＨ２
のように変わり、使用上若干の不便がある。
上方にしか配置出来ない場合を示し、エキセン４及び偏
心ブッシュ５の偏心方向を上方に一致させ、第２メイン
ギヤ９と第２ピニオンを係脱させる。この場合は、スラ
イドストロークが上昇した位置を基準としてＬ１、Ｌ２
のように切り換わるので、ダイハイトはＤＨ１、ＤＨ２
のように変わり、使用上若干の不便がある。
【００１８】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、エキセンと偏心ブッシュとに第１メインギヤ
と第２メインギヤを固定したので、ストローク長さの切
り換えは、大小２段だけであるが、動力の伝達が確実で
ある上に、ストローク長さの切り換えが確実で、安定性
がある。また、第１メインギヤと第２メインギヤにエキ
センと偏心ブッシュに対応する回転バランスウエイトを
容易に設けることが出来る。さらには、ストローク切り
換え装置が独立しているので、機械プレスのポイント数
に応じて設けることが出来、各種の組み合わせのポイン
ト数の機械プレスに対応出来る。また、エキセンと偏心
ブッシュの偏心量は、本発明の実施例では等しくした
が、違っていてもストローク切り換え装置の構成上問題
はなく、ストローク長さの切り換えは１対２に限るもの
ではなく、２段切り換えであっても各種の要求を満足す
ることが出来る。
によれば、エキセンと偏心ブッシュとに第１メインギヤ
と第２メインギヤを固定したので、ストローク長さの切
り換えは、大小２段だけであるが、動力の伝達が確実で
ある上に、ストローク長さの切り換えが確実で、安定性
がある。また、第１メインギヤと第２メインギヤにエキ
センと偏心ブッシュに対応する回転バランスウエイトを
容易に設けることが出来る。さらには、ストローク切り
換え装置が独立しているので、機械プレスのポイント数
に応じて設けることが出来、各種の組み合わせのポイン
ト数の機械プレスに対応出来る。また、エキセンと偏心
ブッシュの偏心量は、本発明の実施例では等しくした
が、違っていてもストローク切り換え装置の構成上問題
はなく、ストローク長さの切り換えは１対２に限るもの
ではなく、２段切り換えであっても各種の要求を満足す
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例における機械プレスの要部正面
図
図
【図２】同じく、コネクチングロッドと一体化した第２
メインギヤの旋回軌跡の説明図
メインギヤの旋回軌跡の説明図
【図３】同じく、ピニオンを下側に配置した場合の説明
図
図
【図４】同じく、ピニオンを上側に配置した場合の説明
図
図
【符号の説明】 １は機械プレス、２はフレーム、３はエキセン軸、４は
エキセン、５は偏心ブッシュ、６はコネクチングロッ
ド、７はスライド、８は第１メインギヤ、９は第２メイ
ンギヤ、１０は駆動軸、１１は第１ピニオン、１２は第
２ピニオン、１３はギヤ、１４は小径シリンダ、１５は
ピン、１６は穴、１７はばね、１８Ａ、１８Ｂはシリン
ダ、１９は圧油源、２０は第１電磁弁、２１は第２電磁
弁、２２、２３は回転バランスウエイト、である。
エキセン、５は偏心ブッシュ、６はコネクチングロッ
ド、７はスライド、８は第１メインギヤ、９は第２メイ
ンギヤ、１０は駆動軸、１１は第１ピニオン、１２は第
２ピニオン、１３はギヤ、１４は小径シリンダ、１５は
ピン、１６は穴、１７はばね、１８Ａ、１８Ｂはシリン
ダ、１９は圧油源、２０は第１電磁弁、２１は第２電磁
弁、２２、２３は回転バランスウエイト、である。
Claims (1)
- 【請求項１】エキセン軸に同心としてエキセンに固定し
た第１メインギヤを、駆動軸の第１ピニオンに係合して
回転駆動されるエキセン軸のエキセンに、偏心ブッシュ
を介して大径部を外嵌したコネクチングロッドの他端を
連結してスライドを上下動させる機械プレスにおいて、
前記第１メインギヤと等径・等歯数の第２メインギヤ
を、前記エキセンの偏心方向と前記偏心ブッシュの偏心
方向とを一致させた位置で、前記エキセン軸と同心とし
て前記偏心ブッシュに固定するとともに、前記第１ピニ
オンと等径・等歯数の前記駆動軸の第２ピニオンと係脱
自在とし、前記第２メインギヤと前記第２ピニオンとの
係合を解除するとともに、前記コネクチングロッドと前
記偏心ブッシュとを一体的に係合し、前記コネクチング
ロッドが前記偏心ブッシュを介して前記エキセン回りに
回転するようにしてストローク長さを小とし、前記第２
メインギヤと前記第２ピニオンとを係合するとともに、
前記コネクチングロッドと前記偏心ブッシュとの係合を
解除し、前記コネクチングロッドが前記エキセンと一体
的に回る前記偏心ブッシュ回りに回転するようにしてス
トローク長さを大とし、ストローク長さを大小２段に切
り換えることを特徴とする機械プレスのスライドストロ
ーク切り換え装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12674898A JPH11300499A (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | 機械プレスのスライドストローク切り換え装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12674898A JPH11300499A (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | 機械プレスのスライドストローク切り換え装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11300499A true JPH11300499A (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=14942943
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12674898A Pending JPH11300499A (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | 機械プレスのスライドストローク切り換え装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11300499A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6494116B2 (en) * | 2000-04-25 | 2002-12-17 | Aida Engineering Co., Ltd. | Stroke adjusting device for press machine |
| CN102562983A (zh) * | 2012-02-17 | 2012-07-11 | 济南铸造锻压机械研究所有限公司 | 曲柄连杆传动机构及冲床主传动系统 |
| CN104141755A (zh) * | 2012-02-17 | 2014-11-12 | 济南铸造锻压机械研究所有限公司 | 能调整偏心距的曲柄连杆传动机构及冲床主传动系统 |
-
1998
- 1998-04-21 JP JP12674898A patent/JPH11300499A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6494116B2 (en) * | 2000-04-25 | 2002-12-17 | Aida Engineering Co., Ltd. | Stroke adjusting device for press machine |
| CN102562983A (zh) * | 2012-02-17 | 2012-07-11 | 济南铸造锻压机械研究所有限公司 | 曲柄连杆传动机构及冲床主传动系统 |
| CN104141755A (zh) * | 2012-02-17 | 2014-11-12 | 济南铸造锻压机械研究所有限公司 | 能调整偏心距的曲柄连杆传动机构及冲床主传动系统 |
| CN102562983B (zh) * | 2012-02-17 | 2014-12-24 | 济南铸造锻压机械研究所有限公司 | 曲柄连杆传动机构及数控转塔冲床主传动系统 |
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