JPH10169437A - 自動二輪車のマフラ取付構造 - Google Patents

自動二輪車のマフラ取付構造

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JPH10169437A
JPH10169437A JP8329939A JP32993996A JPH10169437A JP H10169437 A JPH10169437 A JP H10169437A JP 8329939 A JP8329939 A JP 8329939A JP 32993996 A JP32993996 A JP 32993996A JP H10169437 A JPH10169437 A JP H10169437A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
muffler
exhaust pipe
motorcycle
bolts
elliptical
Prior art date
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Pending
Application number
JP8329939A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Kawamoto
整 川本
Isamu Nishioka
勇 西岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP8329939A priority Critical patent/JPH10169437A/ja
Publication of JPH10169437A publication Critical patent/JPH10169437A/ja
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  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】レイアウトの自由度を増しながらも車体のバン
ク角に制限を与えず、また、エキゾーストパイプとの接
続部のシール性を向上させた自動二輪車のマフラ取付構
造を提供するにある。 【解決手段】エキゾーストパイプ15の下流端に接続さ
れた複数本のマフラ16を後輪の両側部に対称的に配置
した自動二輪車において、マフラ16の半径方向断面を
楕円または長円の断面形状にする一方、エキゾーストパ
イプ15はマフラ16に接続具28で接続され、この接
続具28はボルト29を用いて四箇所でマフラ16に固
定されると共に、ボルト29の締付け位置をマフラ16
の径線Sを基準にほぼ30°〜45°周方向に離れた位
置としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動二輪車のマフラ
取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車の排気装置は主にエンジンの
排気ポートに接続されたエキゾーストパイプと、このエ
キゾーストパイプの下流端に接続されたマフラ(消音
器)とから構成されている。
【0003】複数気筒のエンジンを有する自動二輪車に
はマフラを二本備えたものがあり、その場合、図8に示
すようにマフラ1は後輪2の両側部のスイングアーム3
とピリオンフットレスト4とに囲まれた空間に対称的に
配置されている。また、マフラ1の断面形状は一般的に
真円である。
【0004】ところで、図9に示すように、エキゾース
トパイプ5とマフラ1との接続部はボルト6等を用いた
接続具7で接続されている。また、ボルト6の締付け位
置のピッチを等間隔に三分割することにより図示しない
ガスケットを均一に押さえ、シール性を保っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スイン
グアームとピリオンフットレストとに囲まれた空間にマ
フラを配置する場合、車体のバンク角βを考慮しなけれ
ばならず、マフラの断面形状が真円であるとマフラのレ
イアウトの自由度が少ない。
【0006】その反面、マフラのレイアウトを優先する
と車体のバンク角βに制限を与えてしまう。
【0007】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、レイアウトの自由度を増しながらも車体のバン
ク角に制限を与えず、また、エキゾーストパイプとの接
続部のシール性を向上させた自動二輪車のマフラ取付構
造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動二輪車
のマフラ取付構造は、上述した課題を解決するために、
請求項1に記載したように、エキゾーストパイプの下流
端に接続された複数本のマフラを後輪の両側部に対称的
に配置した自動二輪車において、上記マフラの半径方向
断面を楕円または長円の断面形状にする一方、上記エキ
ゾーストパイプは上記マフラに接続具で接続され、この
接続具はボルトを用いて四箇所で上記マフラに固定され
ると共に、上記ボルトの締付け位置を上記マフラの径線
を基準にほぼ30°〜45°周方向に離れた位置とした
ものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0010】図1は、この発明を適用した自動二輪車の
一例を示す概略左側面図である。図1に示すように、こ
の自動二輪車11はその車体の中央下部にエンジン12
が搭載され、このエンジン12の後方に後輪13が配置
される。また、エンジン12は例えばV型二気筒エンジ
ンであり、エンジン排気装置14を備える。
【0011】図2は、エンジン排気装置14の平面図で
ある。図1および図2に示すように、排気装置14は主
にエンジン12の排気ポート(図示せず)に接続された
エキゾーストパイプ15と、このエキゾーストパイプ1
5の下流端に接続されたマフラ16(消音器)とから構
成される。また、本実施形態に示す自動二輪車11はマ
フラ16を二本備えており、マフラ16は後輪13の両
側部に対称的に配置される。
【0012】図3は、図2のIII −III 線に沿う断面図
であり、図4は、図3のIV−IV線に沿う断面図であ
る。
【0013】マフラ16はエンジン12からの排気音を
低減するものであって、図3に示すように、膨張室17
を備えた二重管構造を有する。マフラ16の外筒18は
例えばアルミニウム合金をインパクト成形や冷鍛加工で
筒状に一体成形したものであり、また、内筒19はパン
チングメタル等の小孔20が多数設けられた板材を筒状
に成形したものである。そして、マフラ16は、図4に
示すように、その半径方向断面が楕円または長円の断面
形状に形成される。
【0014】外筒18と内筒19との間に所定の隙間が
設けられており、この間隙にはグラスウール等の吸音材
21が充填されることにより消音効果を高めている。
【0015】マフラ16の内部に形成される膨張室17
は複数のバッフルプレート22によって例えば三つの小
膨張室17に区画される。具体的には、マフラ16の上
流側(図3の左側)から第一小膨張室17a、第二小膨
張室17b、そして第三小膨張室17cが形成される。
【0016】第一小膨張室17aと第三小膨張室17c
とは第一バッフルパイプ23aによって連通される。ま
た、第三小膨張室17cと第二小膨張室17bとは第二
バッフルパイプ23bによって連通される。そして、第
二小膨張室17bからはテールパイプ24がマフラ16
外部に向かって延び、第二小膨張室17bと大気中とを
連通させる。なお、テールパイプ24の中央部付近には
小孔25が多数設けられ、これらの小孔25の回りには
グラスウール等の吸音材26が巻装される。
【0017】エキゾーストパイプ15の下流側端部はマ
フラ16の上流側端部、すなわち第一小膨張室17aに
ガスケット27を挟んで接続具28で接続される。ま
た、図5に示すように、接続具28はボルト29を用い
て四箇所でマフラ16に固定される。ボルト29の締付
け位置は、マフラ16の径線、例えば長径線Sを基準と
してほぼ30°〜45°周方向に離れた位置とする。
【0018】接続具28を四箇所で固定する理由は、例
えば図6に示すマフラ16′のように接続具28′を従
来通り三箇所で固定すると、例えば図における上側のボ
ルト締付位置と下側のボルト締付位置とのピッチが広が
り、充分なシール性が得れない可能性があるからであ
る。
【0019】本発明においては、接続具28のボルト締
付位置を四箇所とし、マフラ16の径線、本実施形態に
おいては長径線Sを基準としてほぼ30°〜45°周方
向に離れた位置とすることによりボルト29の締付け位
置のピッチがほぼ等間隔に四等分され、ボルト締付け時
にガスケット27を均一に押さえ、シール性を良好に保
つ。
【0020】また、マフラ16の半径方向断面を楕円ま
たは長円の断面形状に形成することにより、図7(a)
に示すように、楕円(長円)断面のマフラ16を有する
車体のバンク角αは従来の真円断面のマフラ1を有する
車体のバンク角βより大きくなる。さらに、図7(b)
に示すように、楕円(長円)断面のマフラ16は傾けて
配置でき、レイアウトの自由度が増すと共に、その車体
のバンク角αはさらに大きくなる。
【0021】さらにまた、マフラ16の半径方向断面形
状を楕円または長円に形成することにより、車体全体の
幅が狭くなり、前面投影面積が減少するので最高速度や
燃費の向上が図れる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
二輪車のマフラ取付構造によれば、エキゾーストパイプ
の下流端に接続された複数本のマフラを後輪の両側部に
対称的に配置した自動二輪車において、上記マフラの半
径方向断面を楕円または長円の断面形状にする一方、上
記エキゾーストパイプは上記マフラに接続具で接続さ
れ、この接続具はボルトを用いて四箇所で上記マフラに
固定されると共に、上記ボルトの締付け位置を上記マフ
ラの径線を基準にほぼ30°〜45°周方向に離れた位
置としたため、レイアウトの自由度が増し、その結果車
体のバンク角も増えると共に、エキゾーストパイプとの
接続部のシール性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動二輪車のマフラ取付構造の一
実施形態を示す自動二輪車の概略左側面図。
【図2】エンジン排気装置の平面図。
【図3】図2のIII −III 線に沿う断面図。
【図4】図3のIV−IV線に沿う断面図。
【図5】図3のV−V線に沿う断面図。
【図6】接続具を三箇所で固定した場合を示す図。
【図7】(a)および(b)は楕円(長円)断面のマフ
ラを有する車体と真円断面のマフラを有する車体とのバ
ンク角を比較する概略図。
【図8】従来のマフラの配置位置を示す概略図。
【図9】従来のエキゾーストパイプとマフラとの接続具
を示す図。
【符号の説明】
11 自動二輪車 12 エンジン 13 後輪 15 エキゾーストパイプ 16 マフラ 18 外筒 19 内筒 28 接続具 29 ボルト S マフラの径線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エキゾーストパイプの下流端に接続され
    た複数本のマフラを後輪の両側部に対称的に配置した自
    動二輪車において、上記マフラ16の半径方向断面を楕
    円または長円の断面形状にする一方、上記エキゾースト
    パイプ15は上記マフラ16に接続具28で接続され、
    この接続具28はボルト29を用いて四箇所で上記マフ
    ラ16に固定されると共に、上記ボルト29の締付け位
    置を上記マフラ16の径線Sを基準にほぼ30°〜45
    °周方向に離れた位置としたことを特徴とする自動二輪
    車のマフラ取付構造。
JP8329939A 1996-12-10 1996-12-10 自動二輪車のマフラ取付構造 Pending JPH10169437A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8329939A JPH10169437A (ja) 1996-12-10 1996-12-10 自動二輪車のマフラ取付構造

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JP8329939A JPH10169437A (ja) 1996-12-10 1996-12-10 自動二輪車のマフラ取付構造

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JPH10169437A true JPH10169437A (ja) 1998-06-23

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ID=18226968

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JP8329939A Pending JPH10169437A (ja) 1996-12-10 1996-12-10 自動二輪車のマフラ取付構造

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JP (1) JPH10169437A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014077504A (ja) * 2012-10-11 2014-05-01 Higashio Mech Co Ltd 遊合形フランジ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014077504A (ja) * 2012-10-11 2014-05-01 Higashio Mech Co Ltd 遊合形フランジ

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