JPH10169330A - 引違い窓の下枠水密装置 - Google Patents

引違い窓の下枠水密装置

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JPH10169330A
JPH10169330A JP35245296A JP35245296A JPH10169330A JP H10169330 A JPH10169330 A JP H10169330A JP 35245296 A JP35245296 A JP 35245296A JP 35245296 A JP35245296 A JP 35245296A JP H10169330 A JPH10169330 A JP H10169330A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
indoor
rail
outdoor
indoor side
lower frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP35245296A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Suda
宏 須田
Kazuhisa Kuriyama
和久 栗山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujisash Co Ltd
Original Assignee
Fujisash Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujisash Co Ltd filed Critical Fujisash Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一体構造のため空気導入孔の形成が困難
である。 【解決手段】 下枠を底板と室内壁を立上がらせた下枠
本体と、室外側レールと室内側レールを有する敷居皿本
体とで構成し、敷居皿本体の室外壁と底板との間に空隙
を設けて空気導入溝を形成し、室外側レールの室内側に
空気導入孔を形成した引違い窓の下枠水密装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は等気圧構造を備えた
引違い窓の下枠水密装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】引違い窓における下枠部分の水密機構に
は大別として「下枠内に水を溜める構造」と「水を溜め
ない構造」とがある。
【0003】下枠内に水を溜める構造では図4に示すよ
うに、風の圧力に押されてイの経路で下枠内の空間部に
雨水が侵入し、下枠内の空間部にある程度の水が溜ると
ロの部分で水の重力で侵入水を押し返そうとする力が働
き、バランスがとれ水密性を保持することができる。
【0004】しかし前記機構においては、レールの高さ
に大きな段差があるときには有効ではあるが、段差が小
さい場合には実施できないという問題があった。
【0005】そこで、本特許出願人に実開平6−429
3号として、下枠を室内壁及び敷居皿と底板とで一体構
造で形成し、室外壁に複数個の水抜孔を、敷居皿には内
外側用レールの近傍に夫々内外側用水抜孔を複数個設け
て、レールの段差が小さくても室内への水の侵入を阻止
することができる構造を提案した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記機
構においては、下枠が一体構造であるため、水抜孔或は
空気導入孔を穿つとき作業に困難を来すという大きな問
題があった。そこで、本発明においては、敷居皿を別体
構造にすることによって、簡単に水抜孔を設ける作業を
行うことができるとともに、室内外のレールの高さをフ
ラットにして且つ確実に水密性を保つことができる装置
を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、下枠を底板と室内壁を立上がらせた下枠本
体と、室外側レールと室内側レールを有する敷居皿本体
とで構成し、敷居皿本体の室外壁と底板との間に空隙を
設けて空気導入溝を形成し、室内側レールの室内側に夫
々空気導入孔を形成した等気圧構造を備えた引違い窓の
下枠水密装置を構成した。
【0008】又、室外側レールと室内側レールとの上端
を同一高さに形成した引違い窓の下枠水密装置を構成す
る。
【0009】更に敷居皿本体を室外側レールを有する室
外側敷居皿ブロックと室内側レールを有する室内側敷居
皿ブロックとで形成し、両敷居皿ブロックを中央空気導
入溝を形成するように間隔をおいて設置し、室内側敷居
皿ブロックは敷居皿の室内側レールの室内側に空気導入
孔を設けた引違い窓の下枠水密装置を構成する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の例1を図
1,2に基づいて詳細に説明する。窓枠1は図2に示す
ように上枠2と下枠3と両側枠4,4´で構成されてい
る。そして、下枠3は底板5と立上がり状に形成する室
内壁6とを有する下枠本体7と、段差を有する敷居皿8
上に同一高さの室外側レール9と室内側レール10と下
向きの室外壁11とからなる敷居皿本体12とで構成し
ている。
【0011】又、室外壁11と底板5との間には空間を
設けて空気導入溝15を形成している。更に、敷居皿8
の室外側レール9の室内側近傍には、外障子13内障子
14の該当位置に2個の外側用の空気導入孔161 ,1
2 を、内障子14の2個所に外側用の排水孔163
164 を設ける。更に、敷居皿8の室内側レール10の
室外内近傍には夫々、外障子13の該当位置に夫々2個
の室内側レール外排水孔171 ,172 と室内側レール
内空気導入孔181 ,182 を設ける。
【0012】尚、図1中19は支持ブロックで、敷居皿
本体12を別体に設けて居るので、敷居皿本体12が撓
まないように、外障子13と内障子14との該当位置に
夫々2個所、そして中央に1個所設置するようになって
いる。20は内障子14の下框21に設けた水抜孔で、
内障子14に沿って流下する雨水を抜取るものである。
22は外障子13の下框で水抜孔28を設けている。
【0013】前記の例1においては、内外障子14,1
3を閉めた時に、外障子13については、敷居皿本体1
2の室外壁11と底板5との間に形成した空気導入溝1
5から導入された空気は室外側レール9の近傍に設けた
空気導入孔161 ,…162から室外側レール9の室内
側に沿って上昇し、等気圧空間が形成され雨水の挿入を
阻止する。又、内障子14については、室内側レール1
0の室内側に設けた室内側内空気導入孔181 ,182
からは室内側レール10の空間側から空気が上昇して等
気圧空間が形成され雨水の挿入を阻止する。尚、室外側
に設けた室内側レール外排水孔171 ,172 を設けれ
ばより水密性が向上するが、室内側空気導入孔181
182 のみでも十分に機能を発揮することができる。
【0014】なお、内障子14のガラス面に沿って挿入
する雨水は下框21に設けた水抜孔20から敷居皿8に
流下し、室内側レール外空気導入171 ,172 をとお
り、空気導入溝15から外部に排出される。
【0015】次に他の例2を図3に基づき詳細に説明す
る。本例においては、下枠6の構成を3分割したもの
で、下枠本体7は前記例と同様に底板5の室内側に室内
壁6を立上がらせて形成する。
【0016】一方、敷居皿部分は室外例レール9を設け
た室外側敷居皿ブロック23と、室内側レール10を設
けた室内側敷居皿ブロック24とで構成している。そし
て、室外側敷居皿ブロック23と室内側敷居皿ブロック
24との間に間隔を設け、これを中央空気導入溝25と
し、両敷居皿ブロック23,24を一つの支持ブロック
19´で5個所において支持するようになっている。
【0017】又、室内側敷居皿ブロック24は上面の敷
居皿8には前記例と同様に室内外側レールの室外側と室
内側に夫々室内側レール外排水孔171 ,172 と室内
側レール内空気導入孔181 ,182 を夫々設け、ブロ
ックの下面26に下面排水孔271 ,272 を設ける。
尚、室内側レール外排水孔171 ,172 と下面排水孔
271 ,272 を設ければより水密性が向上するが、な
くても十分に機能を発揮することができるものである。
他は前記例1と同様なので、同一符号を付し説明を省略
する。
【0018】前記例2において、外障子13について
は、室外側敷居ブロック23の室外壁11と床板5との
間に設けた空気導入溝15から導入した空気は、室外側
敷居ブロック23と室内側敷居ブロック24との間の中
央空気導入溝25を通って外障子13と内障子14との
間から上方に向かって上昇して等気圧空間が形成され雨
水の侵入を阻止する。
【0019】又、内障子14については、室内側敷居ブ
ロック24においては、空気は室内側レール内空気導入
孔181 ,182 から室内側レール10の室内側に沿っ
て上昇して等気圧空間が形成され、雨水の侵入を阻止す
る。更に下面排水孔271 ,272 及び室内側レール外
排水孔171 ,172 を設ければ、それらを通って雨水
を効果的に排水できる。他は例1と同様である。
【0020】
【発明の効果】本発明は前記のような構成、作用を有す
るもので、下枠を2部材以上に分割しているので、形材
の加工が向上し、且つ空気導入用の孔を形成するのに一
体構造のものに比し、孔の形成作業が容易である。又、
室外壁と底板との間には空間を設けることにより従来の
ように壁に孔を設ける必要がない。
【0021】又、室内側レールと室外側レールの高さを
同一にしても等気圧構造を形成することができ、雨水の
侵入を阻止することができる。更に、両側のレールを同
一高さにしているので出入りの際に便利である。
【0022】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示す断面図。
【図2】孔の位置関係を示す外観図。
【図3】他の例を示す断面図。
【図4】従来の水密構造の断面図。
【符号の説明】
1 窓枠 2 上枠 3 下枠 4 側枠 4´ 側枠 5 底板 6 室内壁 7 下枠本体 8 敷居皿 9 室外側レール 10 室内側レール 11 室外壁 12 敷居皿本体 13 外障子 14 内障子 15 空気導入溝 161 空気導入孔 162 空気導入孔 163 排水孔 164 排水孔 171 室内側レール外排水孔 172 室内側レール外排水孔 181 室内側レール内空気導入孔 182 室内側レール内空気導入孔 19 支持ブロック 19´ 支持ブロック 20 水抜孔 21 下框 22 下框 23 室外側敷居皿ブロック 24 室内側敷居皿ブロック 25 中央空気導入溝 26 下面 271 下面排水孔 272 下面排水孔 28 水抜孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下枠を底板と室内壁を立上がらせた下枠
    本体と、室外側レールと室内側レールを有する敷居皿本
    体とで構成し、敷居皿本体の室外壁と底板との間に空隙
    を設けて空気導入溝を形成し、室内側レールの室内側に
    空気導入孔を形成したことを特徴とする引違い窓の下枠
    水密装置。
  2. 【請求項2】 室外側レールと室内側レールとの上端を
    同一高さに形成したことを特徴とする請求項1記載の引
    違い窓の下枠水密装置。
  3. 【請求項3】 敷居皿本体を室外側レールを有する室外
    側敷居皿ブロックと、室内側レールを有する室内側敷居
    皿ブロックとで形成し、両敷居皿ブロックを中央空気導
    入溝を形成するように間隔をおいて設置し、室内側敷居
    皿ブロックは敷居皿の室内側レールの室内側に空気導入
    孔を設けたことを特徴とする引違い窓の下枠水密装置。
  4. 【請求項4】 室外側レールと室内側レールとの上端を
    同一高さに形成したことを特徴とする請求項3記載の引
    違い窓の下枠水密装置。
JP35245296A 1996-12-13 1996-12-13 引違い窓の下枠水密装置 Pending JPH10169330A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6464416B1 (en) 1999-01-26 2002-10-15 Canon Kabushiki Kaisha Apparatus having carriage scanning mechanism, and recording apparatus, information recording/reproducing apparatus, information recording apparatus, information reproduction apparatus, information reading apparatus and information erasing apparatus, each provided with apparatus having carriage scanning mechanism
JP2007113194A (ja) * 2005-10-18 2007-05-10 Shin Nikkei Co Ltd 開口部装置
CN102966294A (zh) * 2011-08-31 2013-03-13 毅鑫实业股份有限公司 铝窗储压排水结构

Cited By (4)

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