JPH1016888A - 船推進装置 - Google Patents

船推進装置

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JPH1016888A
JPH1016888A JP8188152A JP18815296A JPH1016888A JP H1016888 A JPH1016888 A JP H1016888A JP 8188152 A JP8188152 A JP 8188152A JP 18815296 A JP18815296 A JP 18815296A JP H1016888 A JPH1016888 A JP H1016888A
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casing
electric motor
bracket
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動機を汎用のものにできるようにして、船
推進装置の成形が容易にでき、製造コストが安価となる
ようにする。 【解決手段】 船体2に支持されるブラケット6と、こ
のブラケット6の下端部に支持されて水中7に位置する
電動駆動ユニット8とを備える。上記電動駆動ユニット
8が、その外殻を構成して上記ブラケット6に支持され
るケーシング16と、このケーシング16の内部に収容
されてこのケーシング16に取り付けられる電動機23
と、同上ケーシング16に支承されて上記電動機23に
より駆動させられるプロペラ24とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船体に支持される
ブラケットと、このブラケットの下端部に支持されて水
中に位置する電動駆動ユニットとを備えた船推進装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記船推進装置には、従来、図7で示さ
れるものがある。
【0003】これを、図に基づき説明する。
【0004】図中、符号81は船に設けられる船推進装
置で、矢印Frは、この船の前方を示している。
【0005】上記船推進装置81は、船の船体に支持さ
れるブラケット82を備え、このブラケット82は上下
方向に長く延びるパイプ材で成形され、このブラケット
82はその上端部が上記船体に支持されている。また、
同上船推進装置81は、上記ブラケット82の下端部に
支持されて水中に位置する電動駆動ユニット83を備え
ている。
【0006】上記電動駆動ユニット83は、上記ブラケ
ット82の下端部に取り付けられたケーシング85と、
このケーシング85から前方に突出するようこのケーシ
ング85に着脱自在に取り付けられた電動機86と、上
記ケーシング85に支承されて上記電動機86により駆
動させられるプロペラ87とを備えている。
【0007】上記電動機86は、その外殻を構成する円
筒状のモータケース89を有し、このモータケース89
の軸心90は前後方向に延び、このモータケース89の
後端が上記ケーシング85の前端に着脱自在に取り付け
られている。また、上記電動機86は、上記モータケー
ス89の内部に収容されて、上記ケーシング85とモー
タケース89に架設されるローター91を有し、このロ
ーター91は上記軸心90回りで同上ケーシング85と
モータケース89に回転自在に支承されている。また、
このローター91と共に上記軸心90回りに回転する整
流子92が設けられている。一方、上記モータケース8
9に支持されて上記整流子92を摺接させるブラシ93
が設けられている。
【0008】上記電動機86を電子的に制御する制御装
置95と、この制御装置95のバッテリーである電源9
6とが上記船体側に設けられている。また、上記制御装
置95の制御に基づき、上記電動機86の回転数を電子
的に制御するドライブ手段97が設けられ、これら電動
機86、制御装置95、電源96、およびドライブ手段
97は互いに電線98で接続されている。
【0009】上記ドライブ手段97は、上記ケーシング
85の内部に収容され、上記ケーシング85から電動機
86を取り外せば、これにより開かれた上記ケーシング
85の前端の開口を通し、このケーシング85の内部に
対して、上記ドライブ手段97が挿抜自在とされてい
る。
【0010】そして、船体上の運転者が上記制御装置9
5を操作すれば、上記ドライブ手段97を介し所定の電
力が上記電動機86に供給されてこの電動機86の回転
数が制御される。すると、この電動機86に上記プロペ
ラ87が連動して回転させられ、これにより、船が所望
の速度で推進させられることとなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
技術によれば、次の問題点がある。
【0012】第1に、上記電動機86は、下記する理由
により、特殊な構成を有していて、汎用のものを用いる
ことができず、よって、この電動機86を構成部品とす
る船推進装置81の成形が極めて煩雑であると共に、製
造コストが高くなるという問題がある。
【0013】上記理由のその1として、上記電動機86
のモータケース89は、前記したように、ケーシング8
5に取り付けられる特殊な構成とされている。
【0014】その2として、上記電動機86は水中に露
出しているため、船の推進中には、この電動機86は水
底に衝突する可能性があり、この際、上記電動機86に
衝突時の衝撃力が直接的に加わることによって、この電
動機86が容易に破損するおそれがある。そこで、上記
電動機86のモータケース89に、十分の強度を持たせ
る必要があって、その板厚を厚くさせることが行われて
いる。
【0015】その3として、上記電動機86のモータケ
ース89は水にさらされて酸化され易いため、これによ
る発錆を防止するための材質や構造が選択されている。
【0016】以上のような理由により、前記したよう
に、従来の技術の船推進装置81には汎用の電動機86
を用いることができず、もって、これの成形が煩雑であ
る等の問題がある。
【0017】第2に、上記第1の問題点に鑑み、上記ケ
ーシング85の内部に電動機86を収容させて上記ケー
シング85で電動機86を覆うようにし、もって、この
電動機86が汎用のもので足りるようにすることが考え
られる。
【0018】しかし、単に、上記ケーシング85で電動
機86を覆うと、この電動機86に対する保守、点検作
業が上記ケーシング85によって邪魔され、この作業が
しにくくなるという問題が生じる。
【0019】しかも、上記電動機86の駆動時には、整
流子92とブラシ93とが摺接した状態で、これら両者
92,93間に電流が流れるため、これら両者92,9
3は発熱し易いものとなっている。このため、上記した
ように、ケーシング85で単に電動機86を覆うと、上
記熱を水中に放熱することが上記ケーシング85により
阻害されて、電動機86が高温になるおそれがある。
【0020】第3に、上記電動機86はその全体がケー
シング85から前方に突出しており、このケーシング8
5はブラケット82の下端部に取り付けられていること
から、上記電動機86は、その全体が上記ブラケット8
2の前方に突出することとなっている。ところが、この
構成では、例えば、漁師が、船体上から、竿により水底
のウニやアワビを採るという「磯見漁」時には、上記竿
が上記電動機86に引っ掛かるなどして、電動機86が
上記竿の操作の邪魔になるという問題がある。
【0021】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、次のことを課題とする。
【0022】第1に、電動機を汎用のものにできるよう
にして、船推進装置の成形が容易にでき、かつ、製造コ
ストが安価となるようにすることを課題とする。
【0023】第2に、電動機に対する保守、点検作業が
容易にできるようにし、また、電動機の駆動時に、この
電動機から発生する熱が水中に効果的に放熱されて、上
記電動機が高温にならないようにすることを課題とす
る。
【0024】第3に、「磯見漁」時に、電動機が竿の操
作の邪魔にならないようにして、上記「磯見漁」が円滑
になされるようにすることを課題とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の本発明の船推進装置は、次の如くである。
【0026】請求項1の発明は、船体2に支持されるブ
ラケット6と、このブラケット6の下端部に支持されて
水中7に位置する電動駆動ユニット8とを備えた場合に
おいて、上記電動駆動ユニット8が、その外殻を構成し
て上記ブラケット6に支持されるケーシング16と、こ
のケーシング16の内部に収容されてこのケーシング1
6に取り付けられる電動機23と、同上ケーシング16
に支承されて上記電動機23により駆動させられるプロ
ペラ24とを備えたものである。
【0027】請求項2の発明は、請求項1の発明に加え
て、上記ケーシング16に開口19を形成すると共に、
この開口19を開閉自在とする蓋体20を設け、開かれ
た上記開口19を通して上記ケーシング16の内部に対
し上記電動機23を挿抜自在に挿入させると共に、同上
ケーシング16に同上電動機23を着脱自在に取り付け
たものである。
【0028】請求項3の発明は、請求項2の発明に加え
て、上記電動機23を制御する制御装置47を船体2側
に設け、上記ブラケット6の内部を貫通して、上記電動
機23と制御装置47とを接続させる電線54を設け、
この電線54の中途部を切断し、その切断端同士を結
合、分離自在に結合させるカプラー64を上記ケーシン
グ16の内部に設け、上記開口19の正面視で、この開
口19の内部に上記カプラー64を位置させたものであ
る。
【0029】請求項4の発明は、請求項1から3のうち
いずれか1つの発明に加えて、上記電動機23が、その
外殻を構成するモータケース27と、このモータケース
27の内部に収容されてこのモータケース27に回転自
在に支承されるローター32と、このローター32と共
に回転する整流子35と、上記モータケース27に支持
されて上記整流子35を摺接させるブラシ36とを備
え、上記ブラシ36近傍のモータケース27の部分を上
記ケーシング16に接合させたものである。
【0030】請求項5の発明は、請求項1から4のうち
いずれか1つの発明に加えて、上記ブラケット6の真下
に、上記電動機23を位置させたものである。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0032】(第1の実施の形態)
【0033】図1〜5は、第1の実施の形態を示してい
る。
【0034】図において、符号1は船で、矢印Frはこ
の船1の前方を示している。
【0035】上記船1は、船体2と、この船体2を水面
3上で前方、もしくは後方に推進させる船推進装置4と
を備えている。この船推進装置4は、上記船体2の後端
部に支持されるブラケット6と、このブラケット6の下
端部に支持されて水中7に位置する電動駆動ユニット8
と、同上ブラケット6の上端部に支持される操舵ハンド
ル9とで構成されている。
【0036】特に、図2において、上記ブラケット6
は、上記船体2の後端部に着脱自在に取り付けられたブ
ラケット本体11と、このブラケット本体11に支承さ
れる支持パイプ12とを備えている。この支持パイプ1
2は上下方向に長く延び、上記支持パイプ12はその軸
心回りに回転自在となるよう、その長手方向の中途部が
上記ブラケット本体11に支承されている。そして、上
記支持パイプ12の下端部に上記電動駆動ユニット8が
支持され、同上支持パイプ12の上端部に上記操舵ハン
ドル9が支持されている。
【0037】上記操舵ハンドル9は、上記支持パイプ1
2の上端部に固着された箱状のハンドル本体13と、こ
のハンドル本体13から前方に向って突設されたハンド
ルグリップ14とを有し、このハンドルグリップ14は
前後方向に延びる軸心回りに回動自在となるよう上記ハ
ンドル本体13に支承されている。
【0038】図1〜5において、上記電動駆動ユニット
8は、その外殻を構成するケーシング16を備えてい
る。このケーシング16は水中7に位置するために、ア
ルミ合金など防錆金属材で成形されている。上記ケーシ
ング16は上記ブラケット6の支持パイプ12の下端部
に取り付けられる円筒状のケーシング本体17を有し、
このケーシング本体17の軸心18は前後方向に延びて
いる。上記ケーシング本体17はその前端に上記ケーシ
ング本体17の内外を連通させる開口19を有し、この
開口19は上記軸心18上に位置して正面視でほぼ円形
をなしている。また、上記開口19を開閉自在に閉じる
半球状の蓋体20が設けられ、この蓋体20は左右一対
の第1締結具21によって、上記ケーシング本体17の
前端に着脱自在に締結されている。一方、上記ケーシン
グ本体17の後部には、その内部を前後に仕切る仕切板
22が同上ケーシング本体17の内周面に一体成形され
ている。
【0039】前記電動駆動ユニット8は、上記ケーシン
グ16の内部に収容されてこのケーシング16に着脱自
在に取り付けられる電動機23と、上記ケーシング16
の後部に支承されて上記電動機23により駆動させられ
るプロペラ24と、上記ケーシング16に支持されると
共に上記電動機23とプロペラ24との間に介設されて
上記電動機23の動力をプロペラ24に伝達する遊星歯
車式の減速機25とを備えている。
【0040】上記電動機23は、汎用のものであって、
その外殻を構成する金属製のモータケース27を有して
いる。このモータケース27は上記軸心18上に位置し
て円筒状をなすモータケース本体28と、このモータケ
ース本体28の前端開口を閉じる前閉板29と、同上モ
ータケース本体28の後端開口を閉じる後閉板30とで
構成されている。
【0041】上記モータケース本体28は鉄系で強磁性
体とされ、このモータケース本体28の内面には周方向
等間隔に磁石31aが取り付けられ、これらモータケー
ス本体28と磁石31aとがステータ31を構成してい
る。
【0042】上記モータケース27の内部にローター3
2が収容されている。このローター32は、上記軸心1
8回りに回転自在となるよう上記モータケース27の前
閉板29と後閉板30とに架設されて支承されている。
このローター32は上記軸心18上で上記モータケース
27に支承される出力軸33と、この出力軸33に外嵌
状に取り付けられるアーマチュア34とで構成されてい
る。また、上記ローター32と共に上記軸心18回りに
回転する整流子35が設けられ、この整流子35は上記
出力軸33の後端部に支持されて、上記アーマチュア3
4と軸方向で並設されている。一方、上記モータケース
27に支持されて上記整流子35を摺動自在に接触(摺
接)させるブラシ36が設けられている。
【0043】上記電動機23は、開かれた前記開口19
を通して上記ケーシング16の内部に挿抜自在に挿入さ
れており、上記電動機23は第2締結具38によって、
上記ケーシング16に着脱自在に締結されている。この
場合、電動機23の整流子35とブラシ36はモータケ
ース27の内部の後端部に位置させられており、また、
上記モータケース27の後端である後閉板30は前記ケ
ーシング16の仕切板22に面接触状に接合させられて
いる。つまり、上記ブラシ36近傍のモータケース27
の後端側の部分が上記ケーシング16に接合させられて
いる。
【0044】上記第2締結具38は、上記モータケース
27の前端に設けられた支持片39と、この支持片39
を貫通して上記ケーシング16の仕切板22にねじ付け
られたボルト40とにより構成されている。上記電動機
23は上記軸心18上で、この軸心18に沿って延び、
かつ、上記ボルト40は、上記軸心18とほぼ平行に延
び、これら電動機23とボルト40は共に、上記開口1
9の正面視(船推進装置4の正面視であって、この船推
進装置4を前方からみた状態)で、上記開口19の内部
に位置させられている。
【0045】このため、上記ケーシング16への電動機
23の挿抜作業は上記開口19を通して容易にできると
共に、上記ケーシング16への電動機23の取り付け
は、開かれた開口19を通して、上記第2締結具38の
ボルト40への操作をすることにより、容易にできる。
【0046】よって、上記電動駆動ユニット8の組み立
てや、図5で示すような分解作業が容易にできると共
に、上記ケーシング16の内部の電動機23を新しいも
のに交換するなどの保守、点検作業が容易にできること
となる。
【0047】上記ケーシング16に対し、プロペラ24
は第3締結具43により着脱自在に締結され、同上ケー
シング16に対し、減速機25は第4締結具44により
着脱自在に締結されている。
【0048】上記電動機23を電子的に制御する制御装
置47が船体2側である前記操舵ハンドル9のハンドル
本体13の内部に設けられている。上記制御装置47
は、コントロールユニット48と、上記ハンドルグリッ
プ14の回動角を検出するグリップ角センサ49と、同
上ハンドルグリップ14に連動して、上記電動機23を
正転もしくは逆転させる正逆転切換装置50とを備え、
これら48,49,50は互いに電気的に接続されてい
る。
【0049】また、上記制御装置47のコントロールユ
ニット48に電力を供給するバッテリーである電源52
が船体2側に設けられている。また、上記制御装置47
の制御に基づき、上記電動機23の回転数を電子的に制
御するドライブ手段53が設けられ、これら電動機2
3、制御装置47、電源52、およびドライブ手段53
は互いに電線54で接続されている。その他、55はモ
ータ電流検出器である。
【0050】上記ケーシング16のケーシング本体17
の上部壁には、上記支持パイプ12とケーシング16の
各内部を互いに連通させる連通孔56が形成されてい
る。これにより、上記ブラケット6のブラケット本体1
1、同上ブラケット6の支持パイプ12、上記操舵ハン
ドル9のハンドル本体13、および同上操舵ハンドル9
のケーシング16の各内部は互いに連通させられてお
り、上記電動機23と制御装置47とを互いに接続させ
る上記電線54は上記ブラケット6の支持パイプ12の
内部と、上記連通孔56とを貫通させられている。
【0051】前記電動駆動ユニット8は、上記ブラケッ
ト6の支持パイプ12の下端部に支持される電装品ケー
ス57を有し、この電装品ケース57の内部に上記ドラ
イブ手段53が挿抜自在に収容されている。上記電装品
ケース57は、上記ケーシング16のケーシング本体1
7の上部壁に一体成形される電装品ケース本体58と、
この電装品ケース本体58の内部を後方に向って開放さ
せる開口58aと、この開口58aを開閉自在に閉じる
蓋体59と、この蓋体59を上記電装品ケース本体58
に着脱自在に締結させる第5締結具60とで構成されて
いる。
【0052】上記電装品ケース57の内部に上記ドライ
ブ手段53が収容され、このドライブ手段53は上記蓋
体59の内面に第6締結具61によって着脱自在に締結
されている。上記電装品ケース本体58には、上記支持
パイプ12と電装品ケース57の各内部を互いに連通さ
せる連通孔62が形成されている。そして、上記したよ
うにブラケット6の支持パイプ12を貫通して制御装置
47から延びてきた、上記電線54のドライブ手段53
側の端部は、上記連通孔62を通って、上記電装品ケー
ス57の内部に達し、ここで、上記ドライブ手段53に
着脱自在に接続されている。
【0053】図5で示すように、上記第5締結具60を
緩めれば、上記ドライブ手段53は蓋体59と第6締結
具61と共に一体的に上記電装品ケース57の内部から
出し入れ自在とされる。この際、上記電線54には多少
の弛みがあり、この弛みによって、上記ドライブ手段5
3の出し入れが許容される。
【0054】上記電線54の長手方向の中途部が切断さ
れ、その切断端同士を結合、分離自在に結合させるカプ
ラー64が設けられている。このカプラー64は上記ケ
ーシング16の内部の前部で、上記ケーシング16の蓋
体20と、電動機23の前端との間に配置され、かつ、
上記開口19の正面視で、この開口19の内部に位置さ
せられている。
【0055】また、上記ブラケット6の支持パイプ12
の真下に、上記電動機23が位置させられている。ま
た、上記電装品ケース57と、これに収容されるドライ
ブ手段53は、上記ブラケット6の支持パイプ12の下
端部の後方近傍で、上記ケーシング16および電動機2
3のそれぞれの上方近傍に位置させられている。
【0056】そして、船1を推進させようとして、運転
者が前記操舵ハンドル9のハンドルグリップ14を回動
操作すると、その回動角を検出したグリップ角センサ4
9の検出信号と、その回動方向を検出した正逆転切換装
置50の検出信号とが上記コントロールユニット48に
入力され、これに基づきコントロールユニット48に制
御されたドライブ手段53により、所定の電力が上記電
動機23に供給される。この際、上記ブラシ36から、
これに摺接する整流子35を通してアーマチュア34に
電流が流れ、ローター32が軸心18回りに回転させら
れる。このようにして、上記電動機23の回転数と、
正、逆の回転方向とが制御される。
【0057】上記電動機23に上記プロペラ24が連動
して回転させられ、これにより、船1が所望の速度で、
かつ、前方、もしくは後方に向って水面3上を推進させ
られる。
【0058】上記構成によれば、電動機23はケーシン
グ16の内部に収容されて、外部から全体的に覆われて
いるため、電動機23は単にプロペラ24の駆動用であ
れば足り、つまり、そのモータケース27等を特殊な構
成にする必要がないことから、この電動機23は前記し
たように汎用のものが用いられている。
【0059】また、同上電動機23はケーシング16に
覆われて、水中7に露出しないことから、船1の推進中
に上記電動機23が水底に直接的に衝突するということ
は上記ケーシング16によって防止される。このため、
上記電動機23のモータケース27の板厚を上記衝突時
の衝撃力に対抗するよう厚くさせるという必要はなく、
もって、電動機23は汎用のものが用いられている。
【0060】また、同上電動機23はケーシング16に
覆われて、水中7に露出しないことから、上記電動機2
3のモータケース27が水にさらされて発錆するという
ことが防止される。よって、この電動機23のモータケ
ース27は防錆のために特殊な材質や構造にする必要が
なく、もって、電動機23は汎用のものが用いられてい
る。
【0061】また、前記したように、特に図5におい
て、上記第1締結具21を緩めて蓋体20を取り外すと
いう操作により、開口19を開けさえすれば、この開口
19を通して上記電動機23はケーシング16から取り
出すことができる。
【0062】よって、上記電動機23はケーシング16
の内部に収容されるが、上記電動機23を新しいものに
容易に取り換えることができるなど、この電動機23に
対する保守、点検作業が容易にできるようになってい
る。
【0063】また、特に図5で示すように、ケーシング
16の内部に収容された電動機23に対し、保守、点検
作業をしようとするとき、まず、上記蓋体20への操作
により、開口19を開ける。すると、前記したように、
開口19の内部にカプラー64が位置しているため、こ
のカプラー64は上記開口19を通して容易に分離させ
ることができる。
【0064】そして、上記カプラー64を分離させれ
ば、上記電動機23は、この電動機23と制御装置47
とを接続させている電線54に邪魔されずに、上記開口
19を通してケーシング16の外部に容易に取り出すこ
とができる。
【0065】よって、上記電線54の存在にかかわら
ず、上記電動機23に対する保守、点検作業が容易にで
きることとなる。
【0066】また、上記電動機23の駆動時には、整流
子35とブラシ36とが摺接した状態で、これら両者3
5,36間に電流が流れるため、これら整流子35とブ
ラシ36は発熱し易く、これにより、電動機23が高温
になり易くなっている。
【0067】そこで、前記したように、ブラシ36近傍
のモータケース27の部分が上記ケーシング16に接合
させられている。このため、上記整流子35とブラシ3
6との間で生じる熱は、上記ブラシ36近傍のモータケ
ース27の部分からケーシング16に円滑に伝達され、
更に、このケーシング16から水中7に効果的に放熱さ
れる。
【0068】よって、電動機23はケーシング16の内
部に収容されてはいるが、上記電動機23が高温になる
ことは防止される。
【0069】また、上記ブラケット6の真下に、上記電
動機23がケーシング16と共に位置させられ、かつ、
上記ブラケット6の下端部の後方近傍に上記電装品ケー
ス57が位置させられている。
【0070】このため、ブラケット6と、ケーシング1
6、電動機23、および電装品ケース57とは前後方向
でほぼ同じところに位置することとなって、上記ケーシ
ング16、電動機23、および電装品ケース57が、上
記ブラケット6から前方や後方に大きき突出するという
ことが防止される。
【0071】よって、上記電動機23等が、「磯見漁」
時の竿の操作の邪魔になるということが防止されて、上
記「磯見漁」が円滑になされることとなる。
【0072】また、上記したように、ブラケット6の真
下に電動機23が位置するため、前記したように、ブラ
ケット6の内部を貫通して、上記制御装置47から電動
機23に向う電線54は、短くて足りると共に、その配
線がし易くなる。
【0073】(第2の実施の形態)
【0074】図6は、第2の実施の形態を示している。
【0075】これによれば、電動機23の整流子35は
出力軸33の前端部に支持されており、このため、上記
整流子35とブラシ36はモータケース27の内部の前
端部に位置させられている。一方、支持片39は上記ブ
ラシ36の近傍で、上記モータケース27の外面に一体
的に突設され、上記支持片39が上記ケーシング16の
ケーシング本体17の前端部に面接触状に接合させられ
ている。つまり、上記ブラシ36近傍のモータケース2
7の前部分が、上記ケーシング16に接合させられてい
る。
【0076】他の構成や作用は、前記第1の実施の形態
と、同様であるため、図面に共通の符号を付してその説
明を省略する。
【0077】
【発明の効果】
【0078】本発明による効果は、次の如くである。
【0079】請求項1の発明は、船体に支持されるブラ
ケットと、このブラケットの下端部に支持されて水中に
位置する電動駆動ユニットとを備えた船推進装置におい
て、上記電動駆動ユニットが、その外殻を構成して上記
ブラケットに支持されるケーシングと、このケーシング
の内部に収容されてこのケーシングに取り付けられる電
動機と、同上ケーシングに支承されて上記電動機により
駆動させられるプロペラとを備えてある。
【0080】このため、電動機は単にプロペラの駆動用
であれば足り、つまり、特殊な構成にする必要がないこ
とから、この電動機は汎用のものを用いることができ
る。
【0081】また、同上電動機はケーシングに覆われ
て、水中に露出しないことから、船の推進中に上記電動
機が水底に直接的に衝突するということは上記ケーシン
グによって防止される。このため、上記電動機のモータ
ケースの板厚を上記衝突時の衝撃力に対抗するよう厚く
させるという必要はなく、つまり、電動機は汎用のもの
を用いることができる。
【0082】また、同上電動機はケーシングに覆われ
て、水中に露出しないことから、上記電動機のモータケ
ースが水にさらされて発錆するということが防止され
る。よって、この電動機のモータケースは防錆のために
特殊な材質や構造にする必要がなく、つまり、電動機は
汎用のものを用いることができる。
【0083】以上のような理由により、電動機は汎用の
ものにできることから、この電動機を構成部分とする電
動駆動ユニットの成形は容易にでき、かつ、製造コスト
が安価となる。
【0084】請求項2の発明は、上記ケーシングに開口
を形成すると共に、この開口を開閉自在とする蓋体を設
け、開かれた上記開口を通して上記ケーシングの内部に
対し上記電動機を挿抜自在に挿入させると共に、同上ケ
ーシングに同上電動機を着脱自在に取り付けてある。
【0085】このため、請求項1の発明で説明のよう
に、電動機はケーシングの内部に収容されるものである
が、上記蓋体を取り外すという操作により、開口を開け
さえすれば、この開口を通して上記電動機はケーシング
から取り出すことができる。
【0086】よって、上記電動機はケーシングの内部に
収容されるが、上記電動機を新しいものに容易に取り換
えることができるなど、この電動機に対する保守、点検
作業が容易にできることとなる。
【0087】請求項3の発明は、上記電動機を制御する
制御装置を船体側に設け、上記ブラケットの内部を貫通
して、上記電動機と制御装置とを接続させる電線を設
け、この電線の中途部を切断し、その切断端同士を結
合、分離自在に結合させるカプラーを上記ケーシングの
内部に設け、上記開口の正面視で、この開口の内部に上
記カプラーを位置させてある。
【0088】このため、ケーシングの内部に収容された
電動機に対し、保守、点検作業をしようとするとき、ま
ず、上記蓋体への操作により、開口を開ければ、上記し
たように、開口の内部にカプラーが位置しているため、
このカプラーは上記開口を通して容易に分離させること
ができる。
【0089】そして、上記カプラーを分離させれば、上
記電動機は、この電動機と制御装置とを接続させている
電線に邪魔されずに、上記開口を通してケーシングの外
部に容易に取り出すことができる。
【0090】よって、上記電線の存在にかかわらず、上
記電動機に対する保守、点検作業が容易にできることと
なる。
【0091】請求項4の発明は、上記電動機が、その外
殻を構成するモータケースと、このモータケースの内部
に収容されてこのモータケースに回転自在に支承される
ローターと、このローターと共に回転する整流子と、上
記モータケースに支持されて上記整流子を摺接させるブ
ラシとを備え、上記ブラシ近傍のモータケースの部分を
上記ケーシングに接合させてある。
【0092】ここで、上記電動機の駆動時には、整流子
とはブラシとは摺接した状態で、これら両者間に電流が
流れるため、これら整流子とブラシは発熱し易く、これ
により、電動機が高温になり易くなっている。
【0093】そこで、上記したように、上記ブラシ近傍
のモータケースの部分を上記ケーシングに接合させてあ
る。
【0094】このため、上記整流子とブラシとの間で生
じる熱は、上記ブラシ近傍のモータケースの部分からケ
ーシングに円滑に伝達され、更に、このケーシングから
水中に効果的に放熱される。
【0095】よって、電動機はケーシングの内部に収容
されてはいるが、このケーシングによって邪魔されるこ
となく効果的に冷却され、上記電動機が高温になること
は防止される。
【0096】請求項5の発明は、上記ブラケットの真下
に、上記電動機を位置させてある。
【0097】このため、ブラケットと、電動機とは前後
方向でほぼ同じところに位置することとなって、上記ブ
ラケットから電動機が前方に大きき突出するということ
が防止される。
【0098】よって、上記電動機が、「磯見漁」時の竿
の操作の邪魔になるということが防止されて、上記「磯
見漁」が円滑になされることとなる。
【0099】また、上記したように、ブラケットの真下
に電動機が位置するため、請求項3の発明でいうブラケ
ットの内部を貫通して上記制御装置から電動機に向う電
線は、短くて足りると共に、その配線がし易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態で、図2の部分拡大断面図で
ある。
【図2】第1の実施の形態で、船推進装置の全体線図で
ある。
【図3】第1の実施の形態で、船推進装置の背面部分破
断図である。
【図4】第1の実施の形態で、船推進装置の平面部分破
断図である。
【図5】第1の実施の形態で、図1で示したものの展開
図である。
【図6】第2の実施の形態で、図1に相当する図であ
る。
【図7】従来の技術で、図1に相当する図である。
【符号の説明】
1 船 2 船体 3 水面 4 船推進装置 6 ブラケット 7 水中 8 電動駆動ユニット 9 操舵ハンドル 12 支持パイプ 16 ケーシング 17 ケーシング本体 18 軸心 19 開口 20 蓋体 21 第1締結具 23 電動機 24 プロペラ 25 減速機 27 モータケース 32 ローター 35 整流子 36 ブラシ 47 制御装置 53 ドライブ手段 54 電線 64 カプラー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船体に支持されるブラケットと、このブ
    ラケットの下端部に支持されて水中に位置する電動駆動
    ユニットとを備えた船推進装置において、 上記電動駆動ユニットが、その外殻を構成して上記ブラ
    ケットに支持されるケーシングと、このケーシングの内
    部に収容されてこのケーシングに取り付けられる電動機
    と、同上ケーシングに支承されて上記電動機により駆動
    させられるプロペラとを備えた船推進装置。
  2. 【請求項2】 上記ケーシングに開口を形成すると共
    に、この開口を開閉自在とする蓋体を設け、開かれた上
    記開口を通して上記ケーシングの内部に対し上記電動機
    を挿抜自在に挿入させると共に、同上ケーシングに同上
    電動機を着脱自在に取り付けた請求項1に記載の船推進
    装置。
  3. 【請求項3】 上記電動機を制御する制御装置を船体側
    に設け、上記ブラケットの内部を貫通して、上記電動機
    と制御装置とを接続させる電線を設け、この電線の中途
    部を切断し、その切断端同士を結合、分離自在に結合さ
    せるカプラーを上記ケーシングの内部に設け、上記開口
    の正面視で、この開口の内部に上記カプラーを位置させ
    た請求項2に記載の船推進装置。
  4. 【請求項4】 上記電動機が、その外殻を構成するモー
    タケースと、このモータケースの内部に収容されてこの
    モータケースに回転自在に支承されるローターと、この
    ローターと共に回転する整流子と、上記モータケースに
    支持されて上記整流子を摺接させるブラシとを備え、上
    記ブラシ近傍のモータケースの部分を上記ケーシングに
    接合させた請求項1から3のうちいずれか1つに記載の
    船推進装置。
  5. 【請求項5】 上記ブラケットの真下に、上記電動機を
    位置させた請求項1から4のうちいずれか1つに記載の
    船推進装置。
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JP2019196061A (ja) * 2018-05-08 2019-11-14 スズキ株式会社 電動式船外機

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