JPH10168284A - 熱硬化性樹脂組成物およびそれを用いた半導体装置 - Google Patents
熱硬化性樹脂組成物およびそれを用いた半導体装置Info
- Publication number
- JPH10168284A JPH10168284A JP33395396A JP33395396A JPH10168284A JP H10168284 A JPH10168284 A JP H10168284A JP 33395396 A JP33395396 A JP 33395396A JP 33395396 A JP33395396 A JP 33395396A JP H10168284 A JPH10168284 A JP H10168284A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component
- inorganic filler
- thermosetting resin
- resin composition
- thermosetting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
物を提供する。 【解決手段】下記の(A)〜(D)成分を含有する熱硬
化性樹脂組成物である。 (A)熱硬化性樹脂。 (B)硬化剤。 (C)硬化促進剤からなるコア部が、熱可塑性樹脂から
なるシェル部で被覆されたコア/シェル構造を有する硬
化促進剤含有マイクロカプセル。 (D)無機質充填剤中少なくとも80重量%を下記の
(d)成分が占める無機質充填剤。 (d)球状無機質充填剤および摩砕処理済み無機質充填
剤の少なくとも一方。
Description
た熱硬化性樹脂組成物およびそれを用いた信頼性の高い
半導体装置に関するものである。
素子は、一般にエポキシ樹脂組成物を用いて封止され半
導体装置化されている。この種のエポキシ樹脂組成物に
は、通常、エポキシ樹脂とともに、各種硬化剤、無機質
充填剤、さらに、硬化促進剤が含有される。
は、予め、硬化促進剤を配合しておくと、硬化反応が進
行するために、通常は、使用する直前に硬化促進剤を混
合して用いられる。このようなエポキシ樹脂組成物は、
硬化促進剤を別に保存しておき必要に応じて配合し混合
するが、混合後の可使時間が比較的短いため多量に混合
することができず、従って、多量に使用する場合は、少
量ずつ複数回に分けて配合しなければならず、作業能率
が極めて悪いものである。
て、例えば、エポキシ樹脂をシェル部(壁膜)形成材料
として用いたマイクロカプセル内に硬化促進剤を封入し
た、硬化促進剤含有マイクロカプセルを含有するエポキ
シ樹脂組成物が提案されている(特開平1−24261
6号公報)。さらに、上記マイクロカプセルのシェル部
(壁膜)形成材料として、上記エポキシ樹脂以外に、ポ
リスチレン、ポリメタクリル酸メチルエステル、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルトルエン、アクリ
ルゴム等の各種重合体や、塩化ビニリデンやアクリロニ
トリル、メタクリル酸等のエチレン系単量体を主成分の
単量体として得られる重合体を用いた硬化促進剤含有マ
イクロカプセルを含有するエポキシ樹脂組成物が種々提
案されている。
ような各種の硬化促進剤含有マイクロカプセルを他の成
分とともに配合し混練するエポキシ樹脂組成物の製造工
程の際に、その溶融混練時に上記硬化促進剤含有マイク
ロカプセルが破壊されてしまい、内包された硬化促進剤
が放出されるという問題が生じる。その結果、得られた
エポキシ樹脂組成物に硬化促進剤が放出され、反応が進
行してしまうため、従来のように貯蔵時の保存安定性に
劣る。また、これを半導体封止材料として用いた場合、
流動性に劣るために、均一な樹脂封止によるパッケージ
が得られ難いという問題が発生する。
もので、貯蔵時の保存安定性に優れた熱硬化性樹脂組成
物と、それを用いて得られる信頼性の高い半導体装置の
提供をその目的とする。
め、本発明は、下記の(A)〜(D)成分を含有する熱
硬化性樹脂組成物を第1の要旨とし、さらに、この熱硬
化性樹脂組成物を用いて半導体素子を封止してなる半導
体装置を第2の要旨とする。 (A)熱硬化性樹脂。 (B)硬化剤。 (C)硬化促進剤からなるコア部が、熱可塑性樹脂から
なるシェル部で被覆されたコア/シェル構造を有する硬
化促進剤含有マイクロカプセル。 (D)無機質充填剤中少なくとも80重量%を下記の
(d)成分が占める無機質充填剤。 (d)球状無機質充填剤および摩砕処理済み無機質充填
剤の少なくとも一方。
時の保存安定性に優れた熱硬化性樹脂組成物を得るた
め、まず、上記各成分の溶融混合時における、上記硬化
促進剤含有マイクロカプセルのシェル部(壁膜)の破壊
の原因を追求すべく一連の研究を重ねた。そして、上記
エポキシ樹脂組成物の作製に用いられる無機質充填剤の
形状に特に着目した結果、上記各成分の溶融混合時に、
上記無機質充填剤に含まれる角ばった破砕状の無機質充
填剤と、上記硬化促進剤含有マイクロカプセルとが接触
し、上記無機質充填剤の角ばった破砕状の部分によって
上記硬化促進剤含有マイクロカプセルのシェル部(壁
膜)が傷つけられて、上記シェル部(壁膜)が破壊され
ることを突き止めた。そして、この知見に基づき研究を
重ねた結果、無機質充填剤として、球状無機質充填剤お
よび摩砕処理済み無機質充填剤の少なくとも一方(d成
分)を用い、かつ、そのd成分の含有割合を無機質充填
剤の少なくとも80重量%に設定した無機質充填剤(D
成分)を用いると、無機質充填剤(D成分)との接触に
よる硬化促進剤含有マイクロカプセル(C成分)のシェ
ル部(壁膜)の破壊が防止され、貯蔵時の保存安定性に
優れた熱硬化性樹脂組成物が得られることを見出し本発
明に到達した。
填剤、摩砕処理済み無機質充填剤において、それぞれ、
上記球状無機質充填剤としては球状溶融シリカが、ま
た、摩砕処理済み無機質充填剤としては摩砕処理済み結
晶性シリカが好適に用いられる。
度分布を、前記(a)〜(c)に設定すると、上記A〜
D成分の混練の際に無機質充填剤(D成分)の流動性が
向上し、熱硬化性樹脂組成物中に無機質充填剤(D成
分)が均一に分散するようになる。このため、この熱硬
化性樹脂組成物を用いて、例えば、トランスファー成形
等の半導体装置の封止作業を行うと、高強度で信頼性の
高い半導体装置を得ることができる。
しく説明する。
樹脂(A成分)と、硬化剤(B成分)と、硬化促進剤含
有マイクロカプセル(C成分)と、特定の無機質充填剤
(D成分)を用いて得られるものであって、通常、粉末
状もしくはそれを打錠したタブレット状になっている。
に限定するものではなく、エポキシ樹脂、マレイミド化
合物等の従来公知の各種熱硬化性樹脂があげられ、用途
によって適宜に選択される。例えば、半導体封止用材料
としては、一般には、エポキシ樹脂が汎用されている。
上記エポキシ樹脂としては、特に限定するものではな
く、例えば、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、フ
ェノールノボラック型エポキシ樹脂、ノボラックビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールA型エポキ
シ樹脂、ジシクロペンタジエン系エポキシ樹脂等があげ
られる。なかでも、低粘度で低吸湿性を備えているとい
う点から、下記の一般式(1)で表されるビフェニル型
エポキシ樹脂を用いることが好ましい。
て、水素原子、メチル基を有するものが、低吸湿性およ
び反応性の点から一層好ましい。
エポキシ樹脂としては、エポキシ当量160〜350、
軟化点50〜150℃のものが好ましい。
られる硬化剤(B成分)としては、上記熱硬化性樹脂
(A成分)に対して硬化作用を奏するものであれば特に
限定するものではなく各種硬化剤が用いられる。上記熱
硬化性樹脂(A成分)としてエポキシ樹脂を使用する場
合には、硬化剤(B成分)としてフェノール樹脂が一般
に用いられる。上記フェノール樹脂としては、特に限定
するものではなく従来からエポキシ樹脂の硬化剤として
作用する各種フェノール樹脂が用いられる。なかでも、
フェノールアラルキル樹脂を用いることが好ましく、具
体的には下記の一般式(2)で表されるフェノールアラ
ルキル樹脂を用いることが特に好ましい。
0〜40の範囲が好ましく、特に好ましくは、n=0〜
30の範囲である。
ラルキル樹脂は、水酸基当量150〜220、軟化点4
0〜110℃が好ましく、より好ましくは水酸基当量1
50〜200、軟化点50〜90℃である。
成分)の配合割合は、例えば、熱硬化性樹脂(A成分)
としてエポキシ樹脂を用い、かつ、硬化剤(B成分)と
してフェノール樹脂を用いた場合、上記エポキシ樹脂成
分中のエポキシ基1当量当たりフェノール樹脂中の水酸
基が0.8〜1.2当量となるように配合することが好
適である。より好適なのは0.9〜1.1当量である。
る硬化促進剤含有マイクロカプセル(C成分)は、硬化
促進剤からなるコア部が、熱可塑性樹脂からなるシェル
部で被覆されたコア/シェル構造を有するマイクロカプ
セルである。
しては、特に限定するものではなく従来公知のものが用
いられる。そして、この場合、マイクロカプセルを調製
する際の作業性や得られるマイクロカプセルの特性の点
から、常温で液状を有するものが好ましい。なお、常温
で液状とは、硬化促進剤自身の性状が常温で液状を示す
場合の他、常温で固体であっても任意の有機溶剤等に溶
解もしくは分散させて液状にしたものをも含む。
ば、アミン系、イミダゾール系、リン系、ホウ素系、リ
ン−ホウ素系等の硬化促進剤があげられる。具体的に
は、エチルグアニジン、トリメチルグアニジン、フェニ
ルグアニジン、ジフェニルグアニジン等のアルキル置換
グアニジン類、3−(3,4−ジクロロフェニル)−
1,1−ジメチル尿素、3−フェニル−1,1−ジメチ
ル尿素、3−(4−クロロフェニル)−1,1−ジメチ
ル尿素等の3−置換フェニル−1,1−ジメチル尿素
類、2−メチルイミダゾリン、2−フェニルイミダゾリ
ン、2−ウンデシルイミダゾリン、2−ヘプタデシルイ
ミダゾリン等のイミダゾリン類、2−アミノピリジン等
のモノアミノピリジン類、N,N−ジメチル−N−(2
−ヒドロキシ−3−アリロキシプロピル)アミン−N′
−ラクトイミド等のアミンイミド系類、エチルホスフィ
ン、プロピルホスフィン、ブチルホスフィン、フェニル
ホスフィン、トリメチルホスフィン、トリエチルホスフ
ィン、トリブチルホスフィン、トリオクチルホスフィ
ン、トリフェニルホスフィン、トリシクロヘキシルホス
フィン、トリフェニルホスフィン/トリフェニルボラン
錯体、テトラフェニルホスホニウムテトラフェニルボレ
ート等の有機リン系化合物、1,8−ジアザビシクロ
〔5,4,0〕ウンデセン−7、1,4−ジアザビシク
ロ〔2,2,2〕オクタン等のジアザビシクロウンデセ
ン系化合物等があげられる。これらは単独でもしくは2
種以上併せて用いられる。なかでも、硬化促進剤含有マ
イクロカプセル(C成分)の作製の容易さ、また取扱い
性の容易さという点から、上記イミダゾール系化合物や
有機リン系化合物が好適に用いられる。
ル(C成分)のシェル部(壁膜)内に内包することがで
きる有機溶剤としては、常温で液状であれば特に限定す
るものではないが、少なくともシェル部(壁膜)を溶解
しないものを選択する必要がある。具体的には、酢酸エ
チル、メチルエチルケトン、アセトン、塩化メチレン、
キシレン、トルエン、テトラヒドロフラン等の有機溶剤
の他、フェニルキシリルエタン、ジアルキルナフタレン
等のオイル類を用いることができる。
樹脂としては、例えば、ポリウレア、ポリウレタン、ア
ミノ樹脂、アクリル樹脂等があげられる。なかでも、貯
蔵時の安定性を考慮した場合、ポリウレアが好適であ
る。
式(3)で表される繰り返し単位を主要構成成分とする
重合体が好ましい。
R2 としては、水素原子または1価の有機基であり、R
は2価の有機基である。
要構成成分とする重合体は、例えば、多価イソシアネー
ト類と多価アミン類との重付加反応によって得られる。
あるいは、多価イソシアネート類と水との反応によって
得られる。
内に2個以上のイソシアネート基を有する化合物であれ
ばよく、具体的には、m−フェニレンジイソシアネー
ト、p−フェニレンジイソシアネート、2,4−トリレ
ンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネー
ト、ナフタレン−1,4−ジイソシアネート、ジフェニ
ルメタン−4,4′−ジイソシアネート、3,3′−ジ
メトキシ−4,4′−ビフェニルジイソシアネート、
3,3′−ジメチルジフェニルメタン−4,4′−ジイ
ソシアネート、キシリレン−1,4−ジイソシアネー
ト、4,4′−ジフェニルプロパンジイソシアネート、
トリメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソ
シアネート、プロピレン−1,2−ジイソシアネート、
ブチレン−1,2−ジイソシアネート、シクロヘキシレ
ン−1,2−ジイソシアネート、シクロヘキシレン−
1,4−ジイソシアネート等のジイソシアネート類、p
−フェニレンジイソチオシアネート、キシリレン−1,
4−ジイソチオシアネート、エチリジンジイソチオシア
ネート等のトリイソシアネート類、4,4′−ジメチル
ジフェニルメタン−2,2′,5,5′−テトライソシ
アネート等のテトライソシアネート類、ヘキサメチレン
ジイソシアネートとヘキサントリオールとの付加物、
2,4−トリレンジイソシアネートとプレンツカテコー
ルとの付加物、トリレンジイソシアネートとヘキサント
リオールとの付加物、トリレンジイソシアネートとトリ
メチロールプロパンの付加物、キシリレンジイソシアネ
ートとトリメチロールプロパンの付加物、ヘキサメチレ
ンジイソシアネートとトリメチロールプロパンの付加
物、トリフェニルジメチレントリイソシアネート、テト
ラフェニルトリメチレンテトライソシアネート、ペンタ
フェニルテトラメチレンペンタイソシアネート、リジン
イソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート等の
脂肪族多価イソシアネートの三量体のようなイソシアネ
ートプレポリマー等があげられる。これらは単独でもし
くは2種以上併せて用いられる。
クロカプセルを調製する際の造膜性や機械的強度の点か
ら、トリレンジイソシアネートとトリメチロールプロパ
ンの付加物、キシリレンジイソシアネートとトリメチロ
ールプロパンの付加物、トリフェニルジメチレントリイ
ソシアネート等のポリメチレンポリフェニルイソシアネ
ート類に代表されるイソシアネートプレポリマーを用い
ることが好ましい。
せる多価アミン類としては、分子内に2個以上のアミノ
基を有する化合物であればよく、具体的にはジエチレン
トリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレン
ペンタミン、1,6−ヘキサメチレンジアミン、1,8
−オクタメチレンジアミン、1,12−ドデカメチレン
ジアミン、o−フェニレンジアミン、m−フェニレンジ
アミン、p−フェニレンジアミン、o−キシリレンジア
ミン、m−キシリレンジアミン、p−キシリレンジアミ
ン、メンタンジアミン、ビス(4−アミノ−3−メチル
シクロヘキシル)メタン、イソホロンジアミン、1,3
−ジアミノシクロヘキサン、スピロアセタール系ジアミ
ン等があげられる。これらは単独でもしくは2種以上併
せて用いられる。
反応では、まず、多価イソシアネート類の加水分解によ
ってアミンが形成され、このアミンが未反応のイソシア
ネート基と反応(いわゆる自己重付加反応)することに
よって、前記一般式(3)で表される繰り返し単位を主
要構成成分とする重合体が形成される。
成分)は、マイクロカプセル化することができるならば
特に限定するものではなく従来公知の各種方法にて調製
することができる。特に界面重合法を用いて、シェル部
(壁膜)を形成しマイクロカプセル化することが、シェ
ル部(壁膜)の均質化や壁膜厚みの調整という観点から
好ましい。
クロカプセル(C成分)は、例えば、つぎのようにして
得られる。すなわち、液状の硬化促進剤をコア成分とし
て、ここに多価イソシアネート類を溶解させる。このよ
うにして得られる溶液は油状であって、これを水相中に
油相として油滴状に分散させてO/W型(油相/水相
型)のエマルジョンを作製する。このとき、分散した各
油滴の粒径は0.05〜50μm、好ましくは0.05
〜10μm程度とすることが、重合中のエマルジョンの
安定性の点から好ましい。
解してコア成分とする場合には、S/O/W(固相/油
相/水相)タイプのエマルジョンとなる。また、このエ
マルジョンタイプは硬化促進剤が親油性の場合であり、
硬化促進剤が親水性を有する場合には上記エマルジョン
タイプに形成され難いが、この場合には溶解度の調整を
行うことによりO/O(油相/油相)型のエマルジョン
タイプや、S/O/O(固相/油相/油相)型のエマル
ジョンタイプとして界面重合を行えばよい。
アミンや多価アルコールを添加することによって、油相
中の多価イソシアネートとの間で界面重合させ重付加反
応を行い、好ましくはポリウレア系の重合体をシェル部
(壁膜)とする、硬化促進剤含有マイクロカプセル(C
成分)が得られる。
イクロカプセル(C成分)は、コア/シェル構造の形態
をとり、シェル部内にコア成分として硬化促進剤を内包
してなるものである。そして、この硬化促進剤含有マイ
クロカプセル(C成分)は、従来からの公知の手段、例
えば、遠心分離後に乾燥したり、噴霧乾燥したりする手
段によって単離することができる。また、上記熱硬化性
樹脂や硬化剤中に溶解混合させることができる。この
際、必要に応じてマイクロカプセル中の有機溶剤を減圧
乾燥等の手段を併用して除去することもできる。
成分)の平均粒径は、後述のように、熱硬化性樹脂組成
物の製造の際に加わる剪断力を考慮して0.05〜10
μm、好ましくは0.1〜4μmの範囲に設定すること
がマイクロカプセルの安定性および分散性の点から好ま
しい。なお、本発明において、この硬化促進剤含有マイ
クロカプセル(C成分)の形状としては球状が好ましい
が楕円状であってもよい。そして、このマイクロカプセ
ルの形状が真球状ではなく楕円状や偏平状等のように一
律に粒径が定まらない場合には、その最長径と最短径と
の単純平均値を平均粒径とする。
成分)において、内包される硬化促進剤の量は、マイク
ロカプセル全量の5〜70重量%に設定することが好ま
しく、特に好ましくは10〜50重量%である。すなわ
ち、硬化促進剤の内包量が5重量%未満では、硬化反応
の時間が長過ぎて、反応性に乏しくなり、逆に硬化促進
剤の内包量が70重量%を超えるとシェル部(壁膜)の
厚みが薄過ぎて内包される硬化促進剤(コア成分)の隔
離性や機械的強度に乏しくなる恐れがあるからである。
ル(C成分)の粒径に対するシェル部(壁膜)の厚みの
比率は3〜25%に設定することが好ましく、特に好ま
しくは5〜25%に設定される。すなわち、上記比率が
3%未満では熱硬化性樹脂組成物製造時の混練工程にお
いて加わる剪断力(シェア)に対して充分な機械的強度
が得られず、また、25%を超えると内包される硬化促
進剤の放出が不充分となる傾向がみられるからである。
セル(C成分)の配合量は、熱硬化性樹脂(A成分)と
して、エポキシ樹脂を使用する場合には、エポキシ樹脂
100重量部(以下「部」と略す)に対して0.1〜3
0部に設定することが好ましい。特に好ましくは5〜1
5部の割合である。すなわち、上記硬化促進剤含有マイ
クロカプセル(C成分)の配合量が、0.1部未満で
は、硬化速度が遅過ぎて強度の低下を引き起こし、逆に
30部を超えると、硬化速度が速過ぎて流動性が損なわ
れるからである。
無機質充填剤(D成分)としては、シリカ、クレー、石
膏、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化アルミナ、酸
化ベリリウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素等があげられ
る。そして、これら無機質充填剤(D成分)中におい
て、球状無機質充填剤および摩砕処理済み無機質充填剤
の少なくとも一方(d成分)が、無機質充填剤(D成
分)全体の少なくとも80重量%を占める必要がある。
特に好ましくは85〜95重量%である。すなわち、上
記d成分の占める割合が無機質充填剤(D成分)全体の
80重量%未満では、上記d成分以外の角ばった破砕状
無機質充填剤の占める割合が多くなりすぎ、上記A〜D
成分の混練時に、上記無機質充填剤(D成分)と硬化促
進剤含有マイクロカプセル(C成分)とが接触し、上記
硬化促進剤含有マイクロカプセル(C成分)のシェル部
(壁膜)が破壊される。その結果、上記硬化促進剤含有
マイクロカプセル(C成分)内に内包された硬化促進剤
がシェル部(壁膜)外に放出され、上記硬化剤(B成
分)との硬化反応が促進するため、貯蔵安定性に劣るよ
うになるからである。このように、本発明では、無機質
充填剤(D成分)中に上記球状無機質充填剤および摩砕
処理済み無機質充填剤の少なくとも一方(d成分)が少
なくとも80重量%を占めるよう設定することにより、
上記d成分以外の角ばった破砕状無機質充填剤の占める
割合が極めて少なくなり、上記A〜D成分の混練時にお
ける上記硬化促進剤含有マイクロカプセル(C成分)の
シェル部(壁膜)の破壊を防止でき、内包された硬化促
進剤が放出されることがないため、貯蔵時の保存安定性
が向上するという優れた効果を奏するようになる。
摩砕処理済み無機質充填剤において、それぞれ、上記球
状無機質充填剤としては球状溶融シリカが、また、摩砕
処理済み無機質充填剤としては摩砕処理済み結晶性シリ
カが好適に用いられる。
度分布は、下記の(a)〜(c)に設定するのが好まし
い。 (a)平均粒径15〜50μmの無機質充填剤が全体の
50〜90重量%。 (b)平均粒径4〜14μmの無機質充填剤が全体の1
0〜40重量%。 (c)平均粒径3μm以下の無機質充填剤が全体の0〜
10重量%。
の粒度分布を設定することにより、上記A〜D成分の混
練の際に無機質充填剤(D成分)の流動性が向上し、熱
硬化性樹脂組成物中に無機質充填剤(D成分)が均一に
分散するようになる。そのため、この熱硬化性樹脂組成
物を用いて、例えば、トランスファー成形等の半導体装
置の封止作業を行うと、高強度で信頼性の高い半導体装
置を得ることができる。
度分布において、球状無機質充填剤が、上記(a)およ
び(c)に分布していることが特に好ましい。すなわ
ち、上記球状無機質充填剤が、上記(a)および(c)
の粒度分布に分布することにより、流動性の優れた熱硬
化性樹脂を得ることができる。
成分)の配合量は、熱硬化性樹脂組成物全体の70〜9
5重量%に設定することが好ましい。特に好ましくは8
5〜90重量%である。
上記A〜D成分以外に、必要に応じて他の添加剤を適宜
に配合することができる。
剤、ワックス等があげられる。
化エポキシ樹脂、ブロム化ビスフェノールA型エポキシ
樹脂、三酸化アンチモン、五酸化アンチモン等があげら
れ、これらは単独でもしくは2種以上併せて用いられ
る。
脂肪酸エステル、高級脂肪酸カルシウム等の化合物があ
げられ、単独でもしくは2種以上併せて用いられる。
は、上記他の添加剤以外にシリコーンオイルおよびシリ
コーンゴム、合成ゴム等の成分を配合して低応力化を図
ったり、耐湿信頼性テストにおける信頼性向上を目的と
してハイドロタルサイト類、水酸化ビスマス等のイオン
トラップ剤を配合してもよい。
つぎのようにして製造することができる。まず、先に述
べたように、界面重合法にて、硬化促進剤含有マイクロ
カプセル(C成分)を作製する。
セル(C成分)とともに、残りの他の成分を全て混合し
た後、ミキシングロール機等の混練機にかけ加熱状態で
混練りして溶融混合する。このとき、硬化促進剤含有マ
イクロカプセル(C成分)には熱と剪断力が働くが、こ
の段階では熱安定性が良好であり、このマイクロカプセ
ルには封止成形時に簡単にシェル部(壁膜)が熱により
破壊される性質を有する熱可塑性樹脂がシェル部(壁
膜)形成材料として用いられている。特にこの熱可塑性
樹脂としては、先に述べたようにポリウレアが好適に用
いられる。また、マイクロカプセルに加わる剪断力に対
しては、マイクロカプセルの平均粒径を0.05〜10
μm、好ましくは0.1〜4μmの範囲に設定すること
がマイクロカプセルの安定性および分散性の点から好ま
しい。
の手段によって粉砕し、必要に応じて打錠するという一
連の工程を経由することにより目的とする熱硬化性樹脂
組成物を製造することができる。
を用いてなる半導体素子の封止は、特に限定するもので
はなく、通常のトランスファー成形等の公知のモールド
方法により行うことができる。
記硬化促進剤含有マイクロカプセル(C成分)ととも
に、球状無機質充填剤および摩砕処理済み無機質充填剤
の少なくとも一方(d成分)を特定割合含有する無機質
充填剤(D成分)を用いた熱硬化性樹脂組成物によって
樹脂封止されているため、保存安定性に優れた熱硬化性
樹脂組成物による樹脂封止によって、パッケージ製造時
の流動性の低下も生ずることなく均一な半導体パッケー
ジが得られる。
明する。
硬化促進剤含有マイクロカプセルを作製した。
の界面重合法にて作製した。すなわち、より詳しく述べ
ると、キシリレンジイソシアネート3モルと、トリメチ
ロールプロパン1モルとの付加物10部を、硬化剤とし
てのトリフェニルホスフィン4部に均一に溶解させて油
相を調製した。また、蒸留水95部とポリビニルアルコ
ール5部からなる水相を別途調製し、このなかに上記調
製した油相を添加してホモミキサー(8000rpm)
にて乳化しエマルジョン状態にし、これを還流管、攪拌
機、滴下ロートを備えた重合反応器に仕込んだ。
水溶液13部を調製し、これを上記重合反応器に備えた
滴下ロート内に入れ、反応器中のエマルジョンに滴下し
て70℃で3時間重合を行い、マイクロカプセルを作製
した。このようにしてトリフェニルホスフィンを内包し
たポリウレアシェル(粒径に対するシェル厚み比率20
%)構造のマイクロカプセルを製造した(平均粒径2μ
m)。
−エポキシプロポキシ)−3,3′,5,5′−テトラ
メチルビフェニルエポキシ樹脂(エポキシ当量200)
(水酸基当量105)
るフェノールアラルキル樹脂(水酸基当量175:式
(2)中、n=0〜21)
球状溶融シリカ粉末
摩砕処理済み結晶性シリカ粉末
破砕状結晶性シリカ粉末
状溶融シリカ粉末
破砕状結晶性シリカ粉末
に示す各成分を同表に示す割合で配合し、ミキシングロ
ール機(100℃)で混練りして冷却した後粉砕するこ
とにより目的とする粉末状の熱硬化性樹脂組成物を得
た。
例の各粉末状の熱硬化性樹脂組成物を用いて下記に示す
評価試験(175℃におけるゲルタイム、175℃で6
0秒後の硬度、保存性)に供した。これらの結果を後記
の表3および表4に併せて示す。
におけるゲルタイムを熱板式ゲルタイムに従って測定し
た。
60秒の条件で成形した直後、ショアーD硬度計を用い
て、熱時の硬度を測定した。
物をタブレット状(直径24.5mm×厚み20mm)
に予備成形した。このタブレットを予め規定温度(17
5±5℃)に加熱した渦巻状のスパイラルフロー用金型
のポットの奥まで挿入し、型締めして型締め圧力を21
0±10kg/cm2 まで上げた。つぎに、型締め圧力
が210±10kg/cm2 に達した時点で、プランジ
ャーで熱硬化性樹脂組成物を注入し、注入圧力70±5
kg/cm2 に到達した後、1分50秒注入圧力をかけ
た。ついで、トランスファー成形機のプランジャー圧力
を抜き、さらに型締め圧を抜いて金型を開いた。そし
て、成形物の渦巻長さを最小2.5mmまで測定するこ
とによりスパイラルフロー値を得た(EMMI 1−6
6に準ずる)。これを初期のスパイラルフロー値(初期
SF値)とした。
脂組成物をタブレット状(直径24.5mm×厚み20
mm)に予備成形し、このタブレットを30℃の温度条
件で3日間放置した。この放置後のタブレットを用い、
上記初期SF値の測定と同様にしてスパイラルフロー値
を得た。これを3日間保存後のスパイラルフロー値(保
存後SF値)とした。
の式によりスパイラルフロー保持率(%)を算出した。
値)/(初期SF値)×100
造(上型10,中型11,下型12)の成形型を用い
て、175℃×60秒の条件で成形を行い、エポキシ樹
脂組成物硬化体における離型時の荷重を測定した。図に
おいて、13はカル、14はスプルー、15はランナ
ー、16はキャビティーである。離型時の荷重の測定
は、図2に示すように、成形型の中型11を支持台17
上に載置し、プッシュプルゲージ18を用いて上方から
中型11内のエポキシ樹脂組成物硬化体19を脱型し
た。このときの荷重値を測定した。
れた粉末状の熱硬化性樹脂組成物を用いてタブレット状
(直径24.5mm×厚み20mm)に予備成形し、こ
のタブレットを30℃の温度条件で3日間放置した。つ
いで、この放置したタブレットを用いて半導体装置〔8
0ピン四方向フラットパッケージ:QFP−80(14
mm×20mm×厚み2.7mm)、リードフレームM
F202、半導体素子(8mm×8mm×厚み0.37
mm)〕をトランスファー成形(条件:175℃×2
分)にて作製した。
置について、成形不良が発生した個数(120個中)を
測定した。すなわち、自動成形機(TOWA社製、VP
S−40)で上記QFP−80(14mm×20mm×
厚み2.7mm)を10ショット成形して、未充填の発
生、ボイドの形成を評価した。なお、上記ボイドの形成
は、軟X線装置にて測定し、直径0.1mm以上のもの
が形成されたものを不良とした。
2気圧×100%RH放置の条件に供し(PCTテス
ト)、パッケージ中のテストデバイスの通電試験を行
い、ショートしたものを不良とした。その結果を下記の
表3および表4に示す。
施例品はスパイラルフロー保持率が高く保存性に優れて
いることがわかる。また、離型性にも優れ、成形物の不
良発生率も0%であることから、実施例品の熱硬化性樹
脂組成物は、貯蔵安定性が高く、これを半導体装置の封
止材料として用いるのに適していることがわかる。この
ことから、実施例品の熱硬化性樹脂組成物を半導体装置
の封止材料として用いると高い信頼性を備えた半導体装
置が得られる。これに対して、比較例1〜3品はスパイ
ラルフロー保持率が低いものであった。また、成形物の
不良発生率も高く、特に比較例1品は不良発生率が85
%と極めて高いものであった。
成物は、熱硬化性樹脂(A成分)と、硬化剤(B成分)
と、硬化促進剤含有マイクロカプセル(C成分)と、特
定の無機質充填剤(D成分)を用いて得られるものであ
る。そして、上記特定の無機質充填剤(D成分)とし
て、球状無機質充填剤および摩砕処理済み無機質充填剤
の少なくとも一方(d成分)を用いるとともに、上記d
成分の含有割合がD成分全体の少なくとも80重量%に
設定されているため、上記d成分以外の角ばった破砕状
無機質充填剤の占める割合が極めて少なくなる。このた
め、上記A〜D成分の混練時に、上記硬化促進剤含有マ
イクロカプセル(C成分)と、特定の無機質充填剤(D
成分)とが接触しても、上記硬化促進剤含有マイクロカ
プセル(C成分)のシェル部(壁膜)の破壊を防止で
き、内包された硬化促進剤が放出されることがないた
め、貯蔵時の保存安定性が向上する。また、粉末状の熱
硬化性樹脂組成物を打錠してタブレット状に予備成形す
る場合においても、上記硬化促進剤含有マイクロカプセ
ル(C成分)のシェル部(壁膜)の破壊を防止できるた
め、上記と同様に、貯蔵時の保存安定性が向上する。
度分布を、前記(a)〜(c)に設定すると、上記A〜
D成分を用いた熱硬化性樹脂組成物製造の混練の際に無
機質充填剤(D成分)の流動性が向上し、熱硬化性樹脂
組成物中に上記硬化促進剤含有マイクロカプセル(C成
分)および無機質充填剤(D成分)が均一に分散するよ
うになる。
組成物を半導体装置の封止材料として用いると、信頼性
の高い半導体装置を得ることができる。さらに、本発明
の熱硬化性樹脂組成物は、上記のように半導体装置の封
止材料として最適であるが、他の分野、例えば、接着や
塗料等の分野においても有用である。
硬化体の成形方法を示す説明図である。
説明図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 下記の(A)〜(D)成分を含有するこ
とを特徴とする熱硬化性樹脂組成物。 (A)熱硬化性樹脂。 (B)硬化剤。 (C)硬化促進剤からなるコア部が、熱可塑性樹脂から
なるシェル部で被覆されたコア/シェル構造を有する硬
化促進剤含有マイクロカプセル。 (D)無機質充填剤中少なくとも80重量%を下記の
(d)成分が占める無機質充填剤。 (d)球状無機質充填剤および摩砕処理済み無機質充填
剤の少なくとも一方。 - 【請求項2】 上記(d)成分のなかの球状無機質充填
剤が、球状溶融シリカである請求項1記載の熱硬化性樹
脂組成物。 - 【請求項3】 上記(d)成分のなかの摩砕処理済み無
機質充填剤が、摩砕処理済み結晶性シリカである請求項
1または2記載の熱硬化性樹脂組成物。 - 【請求項4】 上記(A)成分である熱硬化性樹脂がエ
ポキシ樹脂であり、かつ、上記(B)成分である硬化剤
がフェノール樹脂である請求項1〜3のいずれか一項に
記載の熱硬化性樹脂組成物。 - 【請求項5】 上記(D)成分である無機質充填剤の粒
度分布が、下記の(a)〜(c)に設定されている請求
項1〜4のいずれか一項に記載の熱硬化性樹脂組成物。 (a)平均粒径15〜50μmの無機質充填剤が全体の
50〜90重量%。 (b)平均粒径4〜14μmの無機質充填剤が全体の1
0〜40重量%。 (c)平均粒径3μm以下の無機質充填剤が全体の0〜
10重量%。 - 【請求項6】 上記(D)成分である無機質充填剤にお
いて、上記(d)成分のなかの球状無機質充填剤が、平
均粒径15〜50μmおよび3μm以下の範囲に分布し
ている請求項1〜5のいずれか一項に記載の熱硬化性樹
脂組成物。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか一項に記載の熱
硬化性樹脂組成物を用いて半導体素子を封止してなる半
導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33395396A JPH10168284A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 熱硬化性樹脂組成物およびそれを用いた半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33395396A JPH10168284A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 熱硬化性樹脂組成物およびそれを用いた半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10168284A true JPH10168284A (ja) | 1998-06-23 |
Family
ID=18271836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33395396A Pending JPH10168284A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 熱硬化性樹脂組成物およびそれを用いた半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10168284A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001348488A (ja) * | 2000-06-06 | 2001-12-18 | Matsushita Electric Works Ltd | 熱伝導性樹脂組成物、プリプレグ、放熱性回路基板及び放熱性発熱部品 |
-
1996
- 1996-12-13 JP JP33395396A patent/JPH10168284A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001348488A (ja) * | 2000-06-06 | 2001-12-18 | Matsushita Electric Works Ltd | 熱伝導性樹脂組成物、プリプレグ、放熱性回路基板及び放熱性発熱部品 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TW574739B (en) | Thermosetting resin composition and semiconductor device using the same | |
JP3957239B2 (ja) | エポキシ樹脂用マイクロカプセル型硬化剤、エポキシ樹脂用マイクロカプセル型硬化促進剤およびそれらの製法、ならびにエポキシ樹脂組成物、半導体封止用エポキシ樹脂組成物 | |
KR100776959B1 (ko) | 반도체 봉지용 수지 조성물, 및 이를 사용한 반도체 장치,반도체 웨이퍼, 및 반도체 장치의 실장 구조체 | |
US6248454B1 (en) | Epoxy resin composition for semiconductor encapsulation and semiconductor device | |
US6916538B2 (en) | Thermosetting resin composition and semiconductor device obtained with the same | |
JPH10189832A (ja) | エポキシ樹脂組成物およびそれを用いた半導体装置 | |
KR100563352B1 (ko) | 반도체 봉지용 에폭시 수지 조성물 및 이를 사용하는반도체 장치 | |
JP3031897B2 (ja) | エポキシ樹脂硬化物およびこれを得るための硬化方法 | |
JPH10182949A (ja) | エポキシ樹脂組成物およびそれを用いた半導体装置 | |
JPH08337633A (ja) | マイクロカプセル型硬化剤または硬化促進剤、およびそれを含有するエポキシ樹脂組成物、並びに硬化方法およびエポキシ樹脂硬化物 | |
JP3908312B2 (ja) | エポキシ樹脂組成物およびそれを用いた半導体装置 | |
JP3892514B2 (ja) | 熱硬化性樹脂組成物およびそれを用いた半導体装置 | |
JP3587640B2 (ja) | 熱硬化性樹脂組成物およびそれを用いた半導体装置 | |
JP3957246B2 (ja) | 半導体素子封止用シートおよびそれを用いた半導体装置の製法ならびに半導体装置 | |
JPH10168284A (ja) | 熱硬化性樹脂組成物およびそれを用いた半導体装置 | |
JPH093164A (ja) | マイクロカプセル型硬化剤または硬化促進剤、およびそれを含有してなるエポキシ樹脂組成物 | |
JPH10182943A (ja) | エポキシ樹脂組成物およびそれを用いた半導体装置 | |
JPH10168161A (ja) | 熱硬化性樹脂組成物およびそれを用いた半導体装置 | |
JP4150471B2 (ja) | 半導体素子封止用シートの製法 | |
JPH10168164A (ja) | エポキシ樹脂組成物およびそれを用いた半導体装置 | |
JP2000230032A (ja) | 熱硬化性樹脂組成物およびそれを用いた半導体装置 | |
JP4096141B2 (ja) | エポキシ樹脂組成物の製法 | |
JP4150470B2 (ja) | 半導体素子封止用シートの製法 | |
JP2000063628A (ja) | 半導体封止用エポキシ樹脂組成物およびそれを用いた半導体装置 | |
JPH1067917A (ja) | エポキシ樹脂組成物およびそれを用いた半導体装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040723 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040803 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041102 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20041228 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Effective date: 20050216 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20050408 |