JPH1016770A - トンネル内灯具交換用ボギー車 - Google Patents
トンネル内灯具交換用ボギー車Info
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- JPH1016770A JPH1016770A JP18854996A JP18854996A JPH1016770A JP H1016770 A JPH1016770 A JP H1016770A JP 18854996 A JP18854996 A JP 18854996A JP 18854996 A JP18854996 A JP 18854996A JP H1016770 A JPH1016770 A JP H1016770A
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- vertical
- guide
- guide roller
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Abstract
(57)【要約】
【課題】曲線走行路においてもボギー車が吊下状態で支
障なく走行できるようにする。 【解決手段】動力用ボギー車AのフレームFaの前方及
び後方に設けられて、主ガイドレールG1 に対して該動
力用ボギー車Aを吊下状態で走行させるための主案内ロ
ーラR1 を前記フレームFaに対して垂直旋回軸8を中
心にして旋回可能な構造にする。
障なく走行できるようにする。 【解決手段】動力用ボギー車AのフレームFaの前方及
び後方に設けられて、主ガイドレールG1 に対して該動
力用ボギー車Aを吊下状態で走行させるための主案内ロ
ーラR1 を前記フレームFaに対して垂直旋回軸8を中
心にして旋回可能な構造にする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネル壁面に設
置された新旧の灯具を自動交換するための各種装置を内
装したトンネル内灯具交換用ボギー車に関するものであ
る。
置された新旧の灯具を自動交換するための各種装置を内
装したトンネル内灯具交換用ボギー車に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】トンネル内の壁面には、一定の照度を確
保するためにナトリウムランプ等から成る多数の灯具が
所定間隔をおいて設置されている。この灯具は、一定期
間使用すると新規なものと交換しており、この交換のた
めの装置が開発されている。この装置は、先頭の動力用
ボギー車によって複数台の交換用ボギー車を連結牽引し
て、直前の交換用ボギー車によってトンネル壁面から古
い灯具を取り外し、後続の交換用ボギー車により新規の
灯具を当該部分に設置することにより、灯具の交換を自
動的に行うものである。
保するためにナトリウムランプ等から成る多数の灯具が
所定間隔をおいて設置されている。この灯具は、一定期
間使用すると新規なものと交換しており、この交換のた
めの装置が開発されている。この装置は、先頭の動力用
ボギー車によって複数台の交換用ボギー車を連結牽引し
て、直前の交換用ボギー車によってトンネル壁面から古
い灯具を取り外し、後続の交換用ボギー車により新規の
灯具を当該部分に設置することにより、灯具の交換を自
動的に行うものである。
【0003】この動力及び交換の各ボギー車は、そのフ
レームの前後にそれぞれ主案内ローラが設けられてい
て、該主案内ローラがフレームの直上に配設された主ガ
イドレールに案内されることにより、該主ガイドレール
に対して吊下状態となって走行する。また、灯具交換時
にフレームが左右に振れるのを防止するために、該フレ
ームの側方であって、しかもその上方に補助ガイドレー
ルを前記主ガイドレールと併設して、主及び補助の2本
のガイドレールによって各ボギー車を吊下状態で走行さ
せるものもある。
レームの前後にそれぞれ主案内ローラが設けられてい
て、該主案内ローラがフレームの直上に配設された主ガ
イドレールに案内されることにより、該主ガイドレール
に対して吊下状態となって走行する。また、灯具交換時
にフレームが左右に振れるのを防止するために、該フレ
ームの側方であって、しかもその上方に補助ガイドレー
ルを前記主ガイドレールと併設して、主及び補助の2本
のガイドレールによって各ボギー車を吊下状態で走行さ
せるものもある。
【0004】いずれのボギー車においても、そのフレー
ムの前後に設けられた主案内ローラ、及びその側方に設
けられた補助案内ローラの該フレームに対する位置は、
固定されていて、変化させられない構造であった。一
方、主案内ローラR1 として、図6に示されるように、
逆T字形の主ガイドレールG1 の起立板2を挟んで配置
されて、その水平ガイド板3の上面を走行する一対の垂
直案内ローラ4と、該水平ガイド板3の両端面を両側か
ら挟持して走行して、前記一対の垂直案内ローラ4の前
後に配設される一対一組となった二組の水平案内ローラ
5とから成るものがある。この構造の主案内ローラR1
は、これを構成する一対の水平案内ローラ5が、主ガイ
ドレールG1 の水平ガイド板3の両端面を挟持している
ために、主ガイドレールG1 が曲線状になっている部分
では、一対の水平案内ローラ5と前記水平ガイド板3と
が干渉して、スムーズに走行できなかったり、曲線走行
部が一定以上の曲率である場合には、走行不能となる場
合がある。
ムの前後に設けられた主案内ローラ、及びその側方に設
けられた補助案内ローラの該フレームに対する位置は、
固定されていて、変化させられない構造であった。一
方、主案内ローラR1 として、図6に示されるように、
逆T字形の主ガイドレールG1 の起立板2を挟んで配置
されて、その水平ガイド板3の上面を走行する一対の垂
直案内ローラ4と、該水平ガイド板3の両端面を両側か
ら挟持して走行して、前記一対の垂直案内ローラ4の前
後に配設される一対一組となった二組の水平案内ローラ
5とから成るものがある。この構造の主案内ローラR1
は、これを構成する一対の水平案内ローラ5が、主ガイ
ドレールG1 の水平ガイド板3の両端面を挟持している
ために、主ガイドレールG1 が曲線状になっている部分
では、一対の水平案内ローラ5と前記水平ガイド板3と
が干渉して、スムーズに走行できなかったり、曲線走行
部が一定以上の曲率である場合には、走行不能となる場
合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した事
情に鑑み、曲線走行路においてもボギー車が支障なく走
行できるようにすることを課題としている。
情に鑑み、曲線走行路においてもボギー車が支障なく走
行できるようにすることを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の採用した主たる手段は、フレームの前方及び
後方に配設された各案内ローラがガイドレールに案内さ
れると共に、前記フレームの前後に設けられた一対一組
となった二組の駆動ローラがガイドレールの起立板を左
右から挟持し、該駆動ローラの駆動回転により前記ガイ
ドレールに対して吊下状態で走行して、トンネル壁面に
設置された新旧の灯具を自動交換するための各種装置を
内装した交換用ボギー車を牽引走行させる動力用ボギー
車において、前記フレームに設けられた垂直旋回軸を中
心にして前記案内ローラを左右に旋回可能にしたことで
ある。
に本発明の採用した主たる手段は、フレームの前方及び
後方に配設された各案内ローラがガイドレールに案内さ
れると共に、前記フレームの前後に設けられた一対一組
となった二組の駆動ローラがガイドレールの起立板を左
右から挟持し、該駆動ローラの駆動回転により前記ガイ
ドレールに対して吊下状態で走行して、トンネル壁面に
設置された新旧の灯具を自動交換するための各種装置を
内装した交換用ボギー車を牽引走行させる動力用ボギー
車において、前記フレームに設けられた垂直旋回軸を中
心にして前記案内ローラを左右に旋回可能にしたことで
ある。
【0007】動力用ボギー車のフレームの前方及び後方
に配設された各案内ローラが、該フレームに設けられた
垂直旋回軸を中心にして左右に旋回可能な構造になって
いて、曲線走行路においては、フレームの前方及び後方
の各案内ローラが独立して左右に旋回するために、各案
内ローラと、該ガイドレールとの干渉がなくなる。この
ため、曲線走行路においても、動力用ボギー車は支障な
く走行できる。
に配設された各案内ローラが、該フレームに設けられた
垂直旋回軸を中心にして左右に旋回可能な構造になって
いて、曲線走行路においては、フレームの前方及び後方
の各案内ローラが独立して左右に旋回するために、各案
内ローラと、該ガイドレールとの干渉がなくなる。この
ため、曲線走行路においても、動力用ボギー車は支障な
く走行できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて、本発明を
更に詳細に説明する。図1は、動力用ボギー車Aに2台
の交換用ボギー車Bを連結した状態の平面図であり、図
2は、同じく側面図であり、図3は、動力用ボギー車A
の平面図であり、図4は、同じく前方の主案内ローラR
1 及び補助案内ローラR2 の部分の拡大平面図であり、
図5は、図4のX−X線断面図であり、図6は、図4の
Y矢視図であり、図7は、一対の駆動ローラR3 の部分
の正面図であり、図8は、動力用ボギー車Aが曲線部を
走行している状態の平面図であり、図9は、交換用ボギ
ー車Bの側面図であり、図10は、同じく交換用ボギー
車Bが曲線部を走行している状態の平面図である。図6
に示されるように、トンネル内の壁面Wには、多数の灯
具Hが所定間隔をおいて取付けられており、この灯具H
を自動的に交換するための灯具自動交換装置は、先頭の
動力用ボギー車Aと、これに連結されて牽引される複数
台の交換用ボギー車Bとで構成され、動力用ボギー車A
と交換用ボギー車Bとは、いずれもトンネルの壁面に近
接して配設された逆T字状の主ガイドレールG1 とL字
状の補助ガイドレールG2 に案内されながら、該主ガイ
ドレールG1 に対して吊下状態となって走行するように
なっている。動力用ボギー車Aは、交換用ボギー車Bを
連結して牽引するためのボギー車であり、交換用ボギー
車Bは、そのフレームFbの内部に、新旧の灯具Hを自
動交換するための各種装置(図示せず)が内装されてい
る。
更に詳細に説明する。図1は、動力用ボギー車Aに2台
の交換用ボギー車Bを連結した状態の平面図であり、図
2は、同じく側面図であり、図3は、動力用ボギー車A
の平面図であり、図4は、同じく前方の主案内ローラR
1 及び補助案内ローラR2 の部分の拡大平面図であり、
図5は、図4のX−X線断面図であり、図6は、図4の
Y矢視図であり、図7は、一対の駆動ローラR3 の部分
の正面図であり、図8は、動力用ボギー車Aが曲線部を
走行している状態の平面図であり、図9は、交換用ボギ
ー車Bの側面図であり、図10は、同じく交換用ボギー
車Bが曲線部を走行している状態の平面図である。図6
に示されるように、トンネル内の壁面Wには、多数の灯
具Hが所定間隔をおいて取付けられており、この灯具H
を自動的に交換するための灯具自動交換装置は、先頭の
動力用ボギー車Aと、これに連結されて牽引される複数
台の交換用ボギー車Bとで構成され、動力用ボギー車A
と交換用ボギー車Bとは、いずれもトンネルの壁面に近
接して配設された逆T字状の主ガイドレールG1 とL字
状の補助ガイドレールG2 に案内されながら、該主ガイ
ドレールG1 に対して吊下状態となって走行するように
なっている。動力用ボギー車Aは、交換用ボギー車Bを
連結して牽引するためのボギー車であり、交換用ボギー
車Bは、そのフレームFbの内部に、新旧の灯具Hを自
動交換するための各種装置(図示せず)が内装されてい
る。
【0009】図1及び図2に示されるように、先頭の動
力用ボギー車Aと、これに牽引される複数台の交換用ボ
ギー車Bとは、それぞれに設けられた連結具1を介して
互いに連結され、各ボギー車A,Bの前方及び後方に
は、それぞれ主案内ローラR1が設けられている。図6
に示されるように、この主案内ローラR1 は、逆T字状
の主ガイドレールG1 の起立板2を挟んで配置されて、
その水平ガイド板3の上面を走行する一対の垂直案内ロ
ーラ4と、該水平ガイド板3の両端面を両側から挟持し
た状態で走行して、前記一対の垂直案内ローラ4の前後
に配置される一対一組となった二組の水平案内ローラ5
とで構成される。垂直案内ローラ4は、水平支持板6に
起立状態で設けられたブラケット7に片持状態となって
支持され、水平案内ローラ5は、該水平支持板6に直接
に支持されている。
力用ボギー車Aと、これに牽引される複数台の交換用ボ
ギー車Bとは、それぞれに設けられた連結具1を介して
互いに連結され、各ボギー車A,Bの前方及び後方に
は、それぞれ主案内ローラR1が設けられている。図6
に示されるように、この主案内ローラR1 は、逆T字状
の主ガイドレールG1 の起立板2を挟んで配置されて、
その水平ガイド板3の上面を走行する一対の垂直案内ロ
ーラ4と、該水平ガイド板3の両端面を両側から挟持し
た状態で走行して、前記一対の垂直案内ローラ4の前後
に配置される一対一組となった二組の水平案内ローラ5
とで構成される。垂直案内ローラ4は、水平支持板6に
起立状態で設けられたブラケット7に片持状態となって
支持され、水平案内ローラ5は、該水平支持板6に直接
に支持されている。
【0010】図3,図5及び図6に示されるように、動
力用ボギー車Aの前方及び後方に設けられた各主案内ロ
ーラR1 は、そのフレームFa内に垂直に支持された垂
直旋回軸8を中心にして左右に旋回可能になっている。
即ち、フレームFaの前後の壁板9の内側に設けられた
ブラケット11に前記垂直旋回軸8が固定して支持さ
れ、該旋回軸8の外周にリング状の旋回体12が嵌め込
まれ、該旋回体12と、垂直及び水平の各案内ローラ
4,5を支持している水平支持板6とがL字形をした第
1アーム13を介して連結されて、該水平支持板6は、
垂直旋回軸8を中心にして左右に旋回可能になってい
る。図4に示されるように、垂直旋回軸8の軸心C
1 は、後述する一対の駆動ローラR3 の軸心を結ぶ線分
の中心に設けられている。一方、交換用ボギー車Bの主
案内ローラR1 に関しては、図9及び図10に示される
ように、そのフレームFbの前後の壁板9の外側にブラ
ケット14が固設され、主案内ローラR1 の水平支持板
6の下面に設けられた垂直回動軸15が、該ブラケット
14に設けられた支持体16に回動可能に支持されてい
る。この垂直回動軸15の軸心C2 は、前記一対の垂直
案内ローラ4の回転軸心上であって、しかも該一対の垂
直案内ローラ4の中心の位置に設けられている。
力用ボギー車Aの前方及び後方に設けられた各主案内ロ
ーラR1 は、そのフレームFa内に垂直に支持された垂
直旋回軸8を中心にして左右に旋回可能になっている。
即ち、フレームFaの前後の壁板9の内側に設けられた
ブラケット11に前記垂直旋回軸8が固定して支持さ
れ、該旋回軸8の外周にリング状の旋回体12が嵌め込
まれ、該旋回体12と、垂直及び水平の各案内ローラ
4,5を支持している水平支持板6とがL字形をした第
1アーム13を介して連結されて、該水平支持板6は、
垂直旋回軸8を中心にして左右に旋回可能になってい
る。図4に示されるように、垂直旋回軸8の軸心C
1 は、後述する一対の駆動ローラR3 の軸心を結ぶ線分
の中心に設けられている。一方、交換用ボギー車Bの主
案内ローラR1 に関しては、図9及び図10に示される
ように、そのフレームFbの前後の壁板9の外側にブラ
ケット14が固設され、主案内ローラR1 の水平支持板
6の下面に設けられた垂直回動軸15が、該ブラケット
14に設けられた支持体16に回動可能に支持されてい
る。この垂直回動軸15の軸心C2 は、前記一対の垂直
案内ローラ4の回転軸心上であって、しかも該一対の垂
直案内ローラ4の中心の位置に設けられている。
【0011】また、図3ないし図5に示されるように、
動力用ボギー車AのフレームFaの上面の前後には、そ
れぞれ一対の駆動ローラR3 が回転軸心を垂直にして設
けられている。この一対の駆動ローラR3 は、図7に示
されるように、逆T字状をした主ガイドレールG1 の起
立板2を挟持するようにして、その両側に配置され、そ
の駆動回転により動力用ボギー車Aを前進走行させるも
のである。フレームFaの内部には、駆動モータM、減
速機D等が配設されて、駆動モータMの回転が減速機D
により減速されて、傘歯車機構V及び鎖歯車機構Eを介
して各駆動ローラR3 に伝達されるようになっている。
動力用ボギー車AのフレームFaの上面の前後には、そ
れぞれ一対の駆動ローラR3 が回転軸心を垂直にして設
けられている。この一対の駆動ローラR3 は、図7に示
されるように、逆T字状をした主ガイドレールG1 の起
立板2を挟持するようにして、その両側に配置され、そ
の駆動回転により動力用ボギー車Aを前進走行させるも
のである。フレームFaの内部には、駆動モータM、減
速機D等が配設されて、駆動モータMの回転が減速機D
により減速されて、傘歯車機構V及び鎖歯車機構Eを介
して各駆動ローラR3 に伝達されるようになっている。
【0012】また、図3及び図6に示されるように、動
力用ボギー車Aにおいては、そのフレームFaの前後に
設けられた各旋回体12に第2アーム17が前記第1ア
ーム13と位相を90°異にして固設され、該第2アー
ム17の自由端部に一対の補助案内ローラR2 が相上下
して装着されている。この一対の補助案内ローラR
2は、L字状の補助ガイドレールG2 の水平ガイド板1
8を上下から挟んでいる。一方、交換用ボギー車Bにお
いては、図10に示されるように、主案内ローラR1 を
支持している水平支持板6に第3アーム19が固設され
て、該第3アーム19の自由端部に一対の補助案内ロー
ラR2 が相上下して装着されている。この第3アーム1
9は、一対の垂直案内ローラ4の軸心を含む垂直面内に
配置されている。このように、動力用ボギー車A及び交
換用ボギー車Bは、主案内ローラR1及び補助案内ロー
ラR2 を介して2本のガイドレールG1,G2 に案内され
て走行する構成になっているため、その走行が安定す
る。なお、図1及び図10において、21は、交換用ボ
ギー車BのフレームFb内に設けられた灯具交換装置を
示し、22は、灯具交換時において、交換用ボギー車B
のフレームFbを主ガイドレールG1 に対して固定して
おくために、該フレームFbの上面に設けられた固定用
シリンダを示す。
力用ボギー車Aにおいては、そのフレームFaの前後に
設けられた各旋回体12に第2アーム17が前記第1ア
ーム13と位相を90°異にして固設され、該第2アー
ム17の自由端部に一対の補助案内ローラR2 が相上下
して装着されている。この一対の補助案内ローラR
2は、L字状の補助ガイドレールG2 の水平ガイド板1
8を上下から挟んでいる。一方、交換用ボギー車Bにお
いては、図10に示されるように、主案内ローラR1 を
支持している水平支持板6に第3アーム19が固設され
て、該第3アーム19の自由端部に一対の補助案内ロー
ラR2 が相上下して装着されている。この第3アーム1
9は、一対の垂直案内ローラ4の軸心を含む垂直面内に
配置されている。このように、動力用ボギー車A及び交
換用ボギー車Bは、主案内ローラR1及び補助案内ロー
ラR2 を介して2本のガイドレールG1,G2 に案内され
て走行する構成になっているため、その走行が安定す
る。なお、図1及び図10において、21は、交換用ボ
ギー車BのフレームFb内に設けられた灯具交換装置を
示し、22は、灯具交換時において、交換用ボギー車B
のフレームFbを主ガイドレールG1 に対して固定して
おくために、該フレームFbの上面に設けられた固定用
シリンダを示す。
【0013】そして、トンネル壁面Wに設置されている
灯具Hの交換を行うには、主ガイドレールG1 に対して
吊下状態となっている動力用ボギー車Aによって、同じ
く吊下状態となっている交換用ボギー車Bを牽引走行さ
せて、灯具Hの側方で停止させ、先頭の交換用ボギー車
Bにより古い灯具を取り外した後に、各ボギー車A,B
を交換用ボギー車Bの長さだけ前進させて再度停止さ
せ、2番目の交換用ボギー車Bにより新規の灯具をトン
ネル壁面Wに設置して、新旧の灯具の交換を行う。
灯具Hの交換を行うには、主ガイドレールG1 に対して
吊下状態となっている動力用ボギー車Aによって、同じ
く吊下状態となっている交換用ボギー車Bを牽引走行さ
せて、灯具Hの側方で停止させ、先頭の交換用ボギー車
Bにより古い灯具を取り外した後に、各ボギー車A,B
を交換用ボギー車Bの長さだけ前進させて再度停止さ
せ、2番目の交換用ボギー車Bにより新規の灯具をトン
ネル壁面Wに設置して、新旧の灯具の交換を行う。
【0014】ここで、各ボギー車A,Bの走行路が直線
の場合には、図1に示されるように、主案内ローラR1
を構成する各水平案内ローラ5の軸心を結ぶ線分が、各
フレームFa,Fbの長手方向に沿った同一直線上に位
置している。また、各ボギー車A,Bが曲線路を走行す
る場合には、動力用ボギー車Aに関しては、図8に示さ
れるように、前後の主案内ローラR1 が、垂直旋回軸8
を中心にしてフレームFaに対して左右に旋回すると共
に、前後の補助案内ローラR2 が、同じく垂直旋回軸8
を中心にしてフレームFaに対して前後方向に旋回する
ことにより、主ガイドレールG1 の水平ガイド板3の両
端を挟持している水平案内ローラ5が該主ガイドレール
G1 と干渉しなくなると共に、補助案内ローラR2 と補
助ガイドレールG2 との干渉もなくなって、動力用ボギ
ー車Aは主ガイドレールG1 に案内されてスムーズに走
行する。この場合において、垂直旋回軸8の軸心C
1 が、一対の駆動ローラR3 の軸心を結ぶ線分の中心に
あると、主ガイドレールG1 の水平ガイド板3の両端面
を挟持している各水平案内ローラ5が曲線路のほぼ接線
方向に沿うために、各水平案内ローラ5の回転走行が一
層スムーズになる利点がある。
の場合には、図1に示されるように、主案内ローラR1
を構成する各水平案内ローラ5の軸心を結ぶ線分が、各
フレームFa,Fbの長手方向に沿った同一直線上に位
置している。また、各ボギー車A,Bが曲線路を走行す
る場合には、動力用ボギー車Aに関しては、図8に示さ
れるように、前後の主案内ローラR1 が、垂直旋回軸8
を中心にしてフレームFaに対して左右に旋回すると共
に、前後の補助案内ローラR2 が、同じく垂直旋回軸8
を中心にしてフレームFaに対して前後方向に旋回する
ことにより、主ガイドレールG1 の水平ガイド板3の両
端を挟持している水平案内ローラ5が該主ガイドレール
G1 と干渉しなくなると共に、補助案内ローラR2 と補
助ガイドレールG2 との干渉もなくなって、動力用ボギ
ー車Aは主ガイドレールG1 に案内されてスムーズに走
行する。この場合において、垂直旋回軸8の軸心C
1 が、一対の駆動ローラR3 の軸心を結ぶ線分の中心に
あると、主ガイドレールG1 の水平ガイド板3の両端面
を挟持している各水平案内ローラ5が曲線路のほぼ接線
方向に沿うために、各水平案内ローラ5の回転走行が一
層スムーズになる利点がある。
【0015】一方、交換用ボギー車Bに関しては、図1
0に示されるように、前後の主案内ローラR1 が、垂直
回動軸15を中心にして回動すると共に、前後の補助案
内ローラR2 が、同じく垂直旋回軸8を中心にしてフレ
ームFbに対して前後方向に旋回することにより、主ガ
イドレールG1 の水平ガイド板3の両端を挟持している
水平案内ローラ5が該主ガイドレールG1 と干渉しなく
なると共に、補助案内ローラR2 と補助ガイドレールG
2 との干渉もなくなって、交換用ボギー車Bは主ガイド
レールG1 に案内されてスムーズに走行する。
0に示されるように、前後の主案内ローラR1 が、垂直
回動軸15を中心にして回動すると共に、前後の補助案
内ローラR2 が、同じく垂直旋回軸8を中心にしてフレ
ームFbに対して前後方向に旋回することにより、主ガ
イドレールG1 の水平ガイド板3の両端を挟持している
水平案内ローラ5が該主ガイドレールG1 と干渉しなく
なると共に、補助案内ローラR2 と補助ガイドレールG
2 との干渉もなくなって、交換用ボギー車Bは主ガイド
レールG1 に案内されてスムーズに走行する。
【0016】
【発明の効果】本発明に係るボギー車のうち動力用ボギ
ー車は、ガイドレールに対して吊下状態にして走行案内
するためにフレームの前方及び後方に設けられた各案内
ローラが、平面視においてフレーム内に位置する垂直旋
回軸を中心にしてフレームに対して左右に旋回したり、
或いは各案内ローラが平面視においてフレーム外に位置
する垂直回動軸を中心にして左右に回動する構成である
ので、曲線走行路においても、案内ローラとガイドレー
ルとが干渉しなくなって、動力用ボギー車のスムーズな
走行が図られる。また、交換用ボギー車においても、主
案内ローラを構成する垂直及び水平の各案内ローラは、
一対の垂直案内ローラの回転軸心上であって、しかも該
一対の垂直案内ローラの中心を軸心とする垂直回動軸を
中心にして左右に回動するために、曲線走行路において
も、水平案内ローラとガイドレールとが干渉しなくなっ
て、交換用ボギー車は、スムーズに走行する。
ー車は、ガイドレールに対して吊下状態にして走行案内
するためにフレームの前方及び後方に設けられた各案内
ローラが、平面視においてフレーム内に位置する垂直旋
回軸を中心にしてフレームに対して左右に旋回したり、
或いは各案内ローラが平面視においてフレーム外に位置
する垂直回動軸を中心にして左右に回動する構成である
ので、曲線走行路においても、案内ローラとガイドレー
ルとが干渉しなくなって、動力用ボギー車のスムーズな
走行が図られる。また、交換用ボギー車においても、主
案内ローラを構成する垂直及び水平の各案内ローラは、
一対の垂直案内ローラの回転軸心上であって、しかも該
一対の垂直案内ローラの中心を軸心とする垂直回動軸を
中心にして左右に回動するために、曲線走行路において
も、水平案内ローラとガイドレールとが干渉しなくなっ
て、交換用ボギー車は、スムーズに走行する。
【図1】動力用ボギー車Aに2台の交換用ボギー車Bを
連結した状態の平面図である。
連結した状態の平面図である。
【図2】同じく側面図である。
【図3】動力用ボギー車Aの平面図である。
【図4】動力用ボギー車Aの前方の主案内ローラR1 及
び補助案内ローラR2 の部分の拡大平面図である。
び補助案内ローラR2 の部分の拡大平面図である。
【図5】図4のX−X線断面図である。
【図6】図4のY矢視図である。
【図7】一対の駆動ローラR3 の部分の正面図である。
【図8】動力用ボギー車Aが曲線部を走行している状態
の平面図である。
の平面図である。
【図9】交換用ボギー車Bの側面図である。
【図10】交換用ボギー車Bが曲線部を走行している状
態の平面図である。
態の平面図である。
A:動力用ボギー車 B:交換用ボギー車 C1 :垂直旋回軸の軸心 C2 :垂直回動軸の軸心 Fa:動力用ボギー車のフレーム Fb:交換用ボギー車のフレーム G1 :主ガイドレール G2 :補助ガイドレール R1 :主案内ローラ R2 :補助案内ローラ 2:主ガイドレールの起立板 3:主ガイドレールの水平ガイド板 4:垂直案内ローラ 5:水平案内ローラ 8:垂直旋回軸 15:垂直回動軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 爪 光男 愛知県豊橋市三弥町字元屋敷150番地 神 鋼電機株式会社豊橋製作所内
Claims (6)
- 【請求項1】 フレームの前方及び後方に配設された各
案内ローラがガイドレールに案内されると共に、前記フ
レームの前後に設けられた一対一組となった二組の駆動
ローラがガイドレールの起立板を左右から挟持し、該駆
動ローラの駆動回転により前記ガイドレールに対して吊
下状態で走行して、トンネル壁面に設置された新旧の灯
具を自動交換するための各種装置を内装した交換用ボギ
ー車を牽引走行させる動力用ボギー車であって、 前記案内ローラは、前記フレームに設けられた垂直旋回
軸を中心にして左右に旋回可能になっていることを特徴
とするトンネル内灯具交換用ボギー車。 - 【請求項2】 主及び補助の2本のガイドレールに案内
されて走行する動力用ボギー車であって、フレームの側
方に配設されて、補助ガイドレールに案内される補助案
内ローラは、前記垂直旋回軸を中心にして旋回可能な主
案内ローラと一体となってフレームの前後に旋回可能で
あることを特徴とする請求項1に記載のトンネル内灯具
交換用ボギー車。 - 【請求項3】 垂直旋回軸を中心にして左右に旋回可能
な案内ローラは、逆T字形の主ガイドレールの起立板を
挟んで配置されて、水平ガイド板の上面を走行する一対
の垂直案内ローラと、該水平ガイド板の両端面を両側か
ら挟持して走行して、前記一対の垂直案内ローラの前後
に配設される一対一組となった二組の水平案内ローラと
から成ることを特徴とする請求項1又は2に記載のトン
ネル内灯具交換用ボギー車。 - 【請求項4】 垂直旋回軸は、フレームの前後に一対一
組となって設けられた駆動ローラの回転軸心を結ぶ線分
の中点に位置していることを特徴とする請求項1に記載
のトンネル内灯具交換用ボギー車。 - 【請求項5】 フレームの前方及び後方に配設された各
案内ローラがガイドレールに案内されることにより、動
力用ボギー車に連結牽引されて前記ガイドレールに対し
て吊下状態で走行して、トンネル壁面に設置された新旧
の灯具を自動交換するための各種装置を内装した交換用
ボギー車であって、 前記案内ローラは、逆T字形の主ガイドレールの起立板
を挟んで配置されて、水平ガイド板の上面を走行する一
対の垂直案内ローラと、該水平ガイド板の両端面を両側
から挟持して走行して、前記一対の垂直案内ローラの前
後に配設される一対一組となった二組の水平案内ローラ
とから成り、 前記垂直及び水平の各案内ローラは、前記一対の垂直案
内ローラの回転軸心上であって、しかも該一対の垂直案
内ローラの中心を軸心とする垂直回動軸を中心にして左
右に回動可能になっていることを特徴とするトンネル内
灯具交換用ボギー車。 - 【請求項6】 主及び補助の2本のガイドレールに案内
されて走行する交換用ボギー車であって、主案内ローラ
の側方に配設されて、補助ガイドレールに案内される補
助案内ローラは、前記垂直回動軸を中心にして旋回可能
な主案内ローラと一体となってフレームの前後に旋回可
能であることを特徴とする請求項5に記載のトンネル内
灯具交換用ボギー車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18854996A JPH1016770A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | トンネル内灯具交換用ボギー車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18854996A JPH1016770A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | トンネル内灯具交換用ボギー車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1016770A true JPH1016770A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=16225650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18854996A Pending JPH1016770A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | トンネル内灯具交換用ボギー車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1016770A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108952751A (zh) * | 2018-06-28 | 2018-12-07 | 山东新阳能源有限公司 | 单轨吊机车就地掉头方法 |
WO2023140019A1 (ja) * | 2022-01-21 | 2023-07-27 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 移動装置 |
-
1996
- 1996-06-27 JP JP18854996A patent/JPH1016770A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108952751A (zh) * | 2018-06-28 | 2018-12-07 | 山东新阳能源有限公司 | 单轨吊机车就地掉头方法 |
CN108952751B (zh) * | 2018-06-28 | 2020-04-24 | 山东新阳能源有限公司 | 单轨吊机车就地掉头方法 |
WO2023140019A1 (ja) * | 2022-01-21 | 2023-07-27 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 移動装置 |
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