JPH10167360A - 製品輸送用保持方法およびその装置 - Google Patents

製品輸送用保持方法およびその装置

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JPH10167360A
JPH10167360A JP33425196A JP33425196A JPH10167360A JP H10167360 A JPH10167360 A JP H10167360A JP 33425196 A JP33425196 A JP 33425196A JP 33425196 A JP33425196 A JP 33425196A JP H10167360 A JPH10167360 A JP H10167360A
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JP
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product
vibration
transportation
holding device
transporting
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Akiyasu Takai
晶康 高井
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
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    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造、輸送および保管の各行程で共用でき、
異種製品に再利用可能の安価な製品輸送用保持装置を提
供する。 【解決手段】 振動吸収用のサスペンションを有する輸
送手段に固定される台11上に、防振ゴムを主体とする防
振体12を介して受け体13を設ける。受け体13に製品1を
嵌着して固定し、受け体13上に装着した上部カバー14に
より製品1の上部1aを保護する。そして、輸送中は、ト
ラックのエアサスペンションにより振幅の大きな低周波
振動を吸収するとともに、防振体12の防振ゴムにより振
幅の大きな高周波振動を吸収する。この振動吸収の役割
分担により従来の包装手段を安価でコンパクトなものに
し、製品の製造時、輸送時および保管時の一連の行程で
本装置を共用する。また受け体13の変更により異種製品
にも再利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製品に作用する振
動を吸収しながら製品を輸送する製品輸送用保持方法お
よびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば比較的大きな円筒形の電子製品を
輸送する場合の従来の包装手段は、図4に示されるよう
に、製品1を内部緩衝材を介して固定するための内装木
箱2と、この内装木箱2を保護するための緩衝材3,4
と、この緩衝材3,4を介して内装木箱2を固定する外
装木箱5とから構成されている。
【0003】そして、製品1を輸送するときは、製品1
を内装木箱2の内部に内部緩衝材とボルトなどで固定す
ることによりクレーンなどで移動できるようにした後、
外装木箱5に緩衝材3を敷いて、その上に内装木箱2を
収め、その内装木箱2の上側に緩衝材4を置き、外装木
箱5の蓋板部5aを被嵌して、釘やバンド6などで結束す
るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の包装手段
は、輸送中に製品1に作用する高周波振動および低周波
振動を吸収するために、内装木箱2と外装木箱5との間
に、十分な厚みを有する特定形状の緩衝材3,4を介在
させている。
【0005】このような構造の包装手段は、輸送のみを
前提としており、輸送以外では用いることができず、製
造工程では仮置き台を、ユーザにおいては専用の保管台
を用いて製品1を支持している。
【0006】また、従来の包装手段では、緩衝材3,4
は消耗品と考えられ、この緩衝材3,4に汚れ、変形ま
たは破損などが生じた場合は交換しており、使い捨ての
場合もあるとともに、木箱2,5は材料費が高価である
から、いずれにしてもコストがかかる問題もある。
【0007】さらに、特定の製品に専用の包装手段であ
るから、異種製品に再利用できない問題もある。
【0008】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、簡易な緩衝構造を可能とする製品輸送用保持方法
を提供するとともに、製造、輸送および保管の各行程で
共用でき、異種製品に再利用可能の安価な製品輸送用保
持装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
明は、製品に作用する振動を吸収しながら製品を輸送す
る製品輸送用保持方法において、低周波振動を輸送手段
が有するサスペンションにより吸収し、高周波振動を製
品の保持手段が有する防振体により吸収する製品輸送用
保持方法である。
【0010】そして、輸送手段のサスペンションによる
低周波振動吸収機能を有効に利用して、製品の保持手段
側の防振体には、高周波振動吸収機能のみを分担させ
る。
【0011】請求項2に記載された発明は、請求項1に
記載された製品輸送用保持方法において、低周波振動を
トラックが有するエアサスペンションにより吸収する製
品輸送用保持方法である。
【0012】そして、トラックが有するエアサスペンシ
ョンは、比較的大きな低周波振動の揺れを効果的に吸収
するので、製品側の防振体は微小な高周波振動を吸収す
ればよい。
【0013】請求項3に記載された発明は、製品に作用
する振動を吸収しながら製品を輸送する製品輸送用保持
装置において、振動吸収用のサスペンションを有する輸
送手段に固定される台と、この台上にて製品を受けるた
めの受け体と、台と受け体との間に設けられた防振体と
を具備した製品輸送用保持装置である。
【0014】そして、台上に防振体を介して設けた受け
体により製品の荷重を支え、輸送手段のサスペンション
と防振体とを複合緩衝体として機能させ、輸送手段のサ
スペンションにより低周波振動を吸収するとともに、防
振体により高周波振動を吸収する。製品の製造時、輸送
時および保管時の一連の行程で本装置を共用することも
可能である。
【0015】請求項4に記載された発明は、請求項3に
記載された製品輸送用保持装置における台が、長尺の製
品を垂直姿勢で支持する高さを有する枠体で形成したも
のである。
【0016】そして、横方向の衝撃に弱い長尺な製品を
輸送する場合は、製品の上部を受け体により係止すると
ともに、製品の下部を台の内側へ垂下させ、製品に横方
向の自重がかからないようにする。
【0017】請求項5に記載された発明は、請求項3ま
たは4に記載された製品輸送用保持装置における受け体
が、この受け体に対し着脱可能の上部カバーを備えてい
るものである。
【0018】そして、製品の製造における本装置への装
着時は、上部カバーを取外して作業を行い、運搬時や保
管時は、受け体に上部カバーを装着して製品の上部を保
護する。
【0019】請求項6に記載された発明は、請求項3乃
至5のいずれかに記載された製品輸送用保持装置におけ
る受け体が、プレート本体と、プレート本体の一側より
中央部まで切欠形成されたU字形の製品嵌合溝と、製品
嵌合溝の一側開口部にプレート本体と面一に嵌着された
閉じ板部とを具備したものである。
【0020】そして、受け体のプレート本体の一側より
製品をU字形の製品嵌合溝に嵌着した後、閉じ板部によ
り製品嵌合溝の部分を閉じて、閉じ板部でも製品を支持
し、また、閉じ板部を外して製品をプレート本体の製品
嵌合溝から取出す。
【0021】請求項7に記載された発明は、請求項3乃
至6のいずれかに記載された製品輸送用保持装置におけ
る防振体が複数設けられ、各々の防振体は、台に固定さ
れる取付部とV形の上部形状に形成された一対の斜面部
とを有する下側部材と、受け体に固定される取付部とV
形に形成された一対の斜面部とを有する上側部材と、下
側部材と上側部材とにおける相互に対向する各斜面部間
にそれぞれ一体に設けられた一対の防振ゴムとを具備し
たものである。
【0022】そして、下側部材および上側部材の相互に
対向するV形の各斜面部間にて斜めに配置された各防振
体の一対の防振ゴムは、縦方向の振動と横方向の振動と
を共に吸収する。
【0023】請求項8に記載された発明は、請求項3乃
至7のいずれかに記載された製品輸送用保持装置におけ
る防振体が、台および受け体の少なくとも一方に対し着
脱可能に設けられたものである。
【0024】そして、防振体を台および受け体のいずれ
か一方に着脱可能の場合は、異種の台と防振体とを自由
に組合わせて用い、また、防振体を台および受け体の両
方に着脱可能の場合は、異種の台、受け体および防振体
を自由に組合わせて用いることにより、再利用を図る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
乃至図3を参照しながら説明する。
【0026】図1は、製品1に作用する振動を吸収しな
がらこの製品1を輸送する製品の保持手段としての製品
輸送用保持装置を示し、枠状に形成された台11の上側に
複数の防振体12が設けられ、これらの防振体12を介して
台11上に製品1を受けるための受け体13が設けられてい
る。この受け体13に対し上部カバー14が着脱可能に装着
される。
【0027】台11は、振動吸収用のサスペンションを有
するトラックなどの輸送手段に固定される枠体で形成す
る。すなわち、4本の支柱21の外側面に縦枠板22が取付
けられ、また、相互に隣接する各支柱21の下部間および
上部間に横枠板23,24が掛け渡して取付けられ、さら
に、各支柱21の上端間には相互に平行の2枚の荷重支持
板25が掛け渡して取付けられている。前記防振体12は、
この荷重支持板25上の4隅部に取付けられている。
【0028】支柱21には、長尺の製品1を垂直姿勢で支
持し得る高さが確保されている。また、上部の横枠板24
には、作業者が取扱時に手をかける取手、またはクレー
ンなどで本装置をトラックへ積付ける際に用いるフック
として機能する係合部26が取付けられている。
【0029】台11の上部一側には製品挿入用の開口部31
が設けられ、この開口部31を介して両側に位置する板32
の間には、1本の横枠33がねじ34により着脱可能に取付
けられている。
【0030】前記受け体13は、図2に示されるように、
角板状のプレート本体41の一側より中央部までU字形の
製品嵌合溝42が切欠形成され、この製品嵌合溝42の一側
開口部43に、図1に示されるように閉じ板部44がプレー
ト本体41と面一に嵌着されている。
【0031】プレート本体41の一側開口部43の両側縁部
には上側に凹溝部45が設けられ、一方、閉じ板部44の両
側縁部には上側に凸部46が設けられ、この閉じ板部44の
凸部46がプレート本体41の凹溝部45に嵌合して、プレー
ト本体41と閉じ板部44とが面一に係合されている。
【0032】また、プレート本体41の上面にはL形断面
に形成された一対の上部カバー取付用の係合レール47が
平行に取付けられている。
【0033】上部カバー14は、箱形のカバー本体51の下
側に下面開口部52が、また一側面に側面開口部53がそれ
ぞれ形成され、下面開口部52に臨む一対の側板部の下縁
部に、受け体13側の係合レール47の一端より挿入される
一対の挿入レール54が設けられ、また側面開口部53に扉
板55が一側のヒンジ56により開閉自在に設けられてい
る。
【0034】図2に示されるように、受け体13のプレー
ト本体41には、その裏面の4隅部に前記防振体12がそれ
ぞれ取付けられている。また、プレート本体41と閉じ板
部44との嵌合により、U字形に切欠形成された製品嵌合
溝42が円形断面の製品1に対応した丸穴となる。
【0035】図3(A)(B)に示されるように、各々
の防振体12は、硬質の下側部材61と上側部材62との間
に、軟質の一対の弾性体としての防振ゴム63が設けられ
たものである。弾性体は、スプリングでもよいが、防振
ゴム63が好ましい。
【0036】下側部材61は、台11に固定される取付部と
しての台側取付板64の下面に薄いゴム板65が一体に接着
され、台側取付板64およびゴム板65の左右両側部に取付
ねじ挿入穴66が穿設され、さらに、台側取付板64の上面
中央部に、V形の上部形状に折曲形成されたゴム側取付
板67が溶接付けされ、このゴム側取付板67の左右両側部
に一対の斜面部68が設けられている。
【0037】一方、上側部材62は、正面から見て逆3角
形状に形成され受け体13に固定される取付部としての取
付駒71の上面側に、受け体13に螺合される取付ねじ72が
一体に突設され、また、取付駒71の下面側に、V形に形
成された一対の斜面部73が設けられている。
【0038】そして、一対の防振ゴム63は、相互に対向
する下側の一対の斜面部68と、上側の一対の斜面部73と
の間に、ゴム成形時の接着性により、または成形後の接
着剤によりそれぞれ一体に設けられ、ハ字形に構成され
ている。
【0039】この防振体12の取付は、取付駒71の取付ね
じ72を受け体13の下面ねじ穴に螺着して取付けた後、台
側取付板64を台11の荷重支持板25にねじ止めする。よっ
て、防振体12は、台11および受け体13のいずれに対して
も着脱可能に取付けられている。
【0040】次に、図示された実施形態の作用を説明す
る。
【0041】図1に示されるように、製造された製品1
をクレーンなどで吊って本装置へ装着する時は、製品1
を透明のポリエチレン袋74で包み、受け体13のプレート
本体41の一側開口部43より製品1をU字形の製品嵌合溝
42に嵌着した後、閉じ板部44により一側開口部43を閉じ
て、製品1の上部1aに設けられたフランジ部1bを受け体
13および閉じ板部44にボルトにより固定するとともに、
製品1の荷重を受け体13および閉じ板部44を介して防振
体12により弾力的に支持する。
【0042】この場合、製品1の荷重は、台11上に防振
体12を介して設けた受け体13により弾力的に支持され、
製品1の上部1aが受け体13により係止され、下部1cが台
11の内側に垂下され、製品1に横方向の自重がかからな
いので、横方向の衝撃に弱い長尺な製品1の輸送に適す
る。
【0043】輸送に当り、上部カバー14により製品1の
上部1aを保護する必要があるので、上部カバー14の扉板
55を開き、挿入レール54を受け体13上の係合レール47に
横方向からスライドさせるようにして、カバー本体51を
受け体13上に装着し、扉板55を閉じて製品1の上部を囲
み保護する。一方、製品1の下部1cは台11の枠部材によ
り保護する。
【0044】輸送中は、輸送手段のサスペンションと防
振体12の防振ゴム63とを複合緩衝体として機能させ、振
幅の大きな低周波振動を輸送手段としての運搬車両が有
するサスペンションにより吸収し、振幅の小さな高周波
振動を製品1の保持手段が有する防振体12により吸収す
る。
【0045】低周波振動を吸収するサスペンションは、
運搬車両が有するスプリング式サスペンションでも良い
が、トラックが有するエアサスペンションが適する。ト
ラックが有するエアサスペンションは、比較的大きな低
周波振動の揺れを効果的に吸収するので、製品側の防振
体12は微小な高周波振動を吸収すればよい。
【0046】すなわち、輸送手段のサスペンションによ
る低周波振動吸収機能を有効に利用して、製品1の保持
手段側の防振体12には、高周波振動吸収機能のみを機能
分担させる。このため、防振体12の防振ゴム63は、コン
パクトなものを用いることができる。
【0047】防振体12は、下側部材61および上側部材62
の相互に対向するV形の斜面部68,73間にて斜めに配置
された一対の防振ゴム63により、縦方向の振動と横方向
の振動とを共に吸収する。
【0048】また、製品1を本装置から取外すときは、
上部カバー14を外し、製品1のフランジ部1bと受け体13
との固定を解除し、1枚の横枠33を外すとともに閉じ板
部44を外すことにより、製品1を横にずらすようにし
て、荷重支持板25間の開口部31およびプレート本体41の
製品嵌合溝42から、製品1をさほど持上げることなく容
易に取出すことができる。
【0049】本装置は、防振手段(緩衝手段)にトラッ
クのエアサスペンションと防振ゴム63とを併用すること
により、製品を支えるための台11および受け体13がコン
パクトになり、材料の使用量およびコストを従来の1/
3程度まで減少させることが可能である。
【0050】装置がコンパクトになったことで、製品1
の製造時、輸送時および保管時の一連の行程で本装置を
共用することが可能であり、製造工程での仮置き台や、
ユーザにおける保管台が必要なく、さらに、製品1を各
台間で移替える手間も省け、低コスト化と作業能率の向
上を図れる。
【0051】さらに、防振体12の防振ゴム63は、耐久年
数が長いため、使い捨てではなく、幾度も再利用でき
る。その際に、防振体12は、ねじ止めされた台11から簡
単に取外すことができ、また受け体13からも取付ねじ72
を簡単に取外せる。
【0052】このため、台11、防振体12および受け体13
の異種の組合わせおよび同種の交換を自由に行える。特
に、受け体13を変更することにより、本装置を異種の製
品にも再利用できる。
【0053】なお、本発明は、横方向からの衝撃に対す
る強度の弱い長尺な製品、例えば電子管(クライストロ
ン)などを輸送する場合に適するが、このような形状お
よび強度の製品に特に限定されるものではない。
【0054】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、輸送手段
のサスペンションにより低周波振動を吸収するととも
に、製品の保持手段が有する防振体により高周波振動を
吸収する機能分担により、製品支持側の緩衝防振構造を
簡易で安価なものにでき、また、従来の大きな緩衝材料
に対して材料の節約により廃棄物の減少を図れ、地球環
境問題に対応できる。
【0055】請求項2記載の発明によれば、トラックが
有するエアサスペンションにより低周波振動を効果的に
吸収でき、高周波振動を吸収するための防振体の製作が
容易である。
【0056】請求項3記載の発明によれば、輸送手段の
サスペンションを振動吸収の前提とする台に防振体を介
して受け体を設けたから、輸送手段のサスペンションに
より低周波振動を吸収できる分、高周波振動を吸収する
防振体の防振構造を簡単なものにして製品輸送用保持装
置をコンパクトで安価に形成でき、輸送時だけでなく、
輸送前の製造時および輸送後の保管時においてもこの製
品輸送用保持装置を、仮置き台および保管台としても共
用できる。また、装置のコンパクト化により、輸送費お
よび保管費の大幅なコストダウンを図れる。
【0057】請求項4記載の発明によれば、台が、長尺
の製品を垂直姿勢で支持する高さを有するので、その高
さを生かして、横方向の衝撃に弱い長尺製品を縦方向の
姿勢で支持して、輸送時の製品強度を確保できる。さら
に、枠体により形成した台上に防振体を介して受け体を
設けた構造であるから、製品を外部から見ることがで
き、輸送中の万一のトラブルにも容易に対応できる。
【0058】請求項5記載の発明によれば、受け体に対
し着脱可能の上部カバーにより、製品の上部を保護でき
るとともに、受け体に対する製品の着脱作業時は上部カ
バーを取外して、着脱作業を容易に行える。
【0059】請求項6記載の発明によれば、プレート本
体の一側より製品をU字形の製品嵌合溝に簡単に嵌着で
きるとともに、閉じ板部により製品嵌合溝の部分でも製
品を支持できる。
【0060】請求項7記載の発明によれば、各防振体
は、下側部材および上側部材の相互に対向するV形の各
斜面部間に一対の防振ゴムをそれぞれ一体に設けたの
で、斜めに配置された共通の防振ゴムにより、縦方向の
振動と横方向の振動とを共に吸収することができ、構造
も簡単にできる。また、防振ゴムは、適用重量範囲が大
きいから、異種製品にも再利用できる。
【0061】請求項8記載の発明によれば、防振体が台
および受け体の少なくとも一方に対し着脱可能であるか
ら、異種の台と、異種の受け体と、異種の防振体とを組
合わせて用いることが可能であり、また、防振体などを
個々に再利用できるとともに、受け体の交換により異種
製品への再利用も容易に可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製品輸送用保持方法に用いられる製品
輸送用保持装置の一実施形態を示す上部カバー取外状態
の斜視図である。
【図2】同上装置の受け体を示す底面図である。
【図3】(A)は同上装置の防振体を示す平面図、
(B)はその正面図である。
【図4】従来の包装手段を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 製品 11 台 12 防振体 13 受け体 14 上部カバー 41 プレート本体 42 製品嵌合溝 44 閉じ板部 61 下側部材 62 上側部材 63 防振ゴム 64 取付部としての台側取付板 68 斜面部 71 取付部としての取付駒 73 斜面部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品に作用する振動を吸収しながら製品
    を輸送する製品輸送用保持方法において、 低周波振動を輸送手段が有するサスペンションにより吸
    収し、 高周波振動を製品の保持手段が有する防振体により吸収
    することを特徴とする製品輸送用保持方法。
  2. 【請求項2】 低周波振動をトラックが有するエアサス
    ペンションにより吸収することを特徴とする請求項1に
    記載された製品輸送用保持方法。
  3. 【請求項3】 製品に作用する振動を吸収しながら製品
    を輸送する製品輸送用保持装置において、 振動吸収用のサスペンションを有する輸送手段に固定さ
    れる台と、 この台上にて製品を受けるための受け体と、 台と受け体との間に設けられた防振体とを具備したこと
    を特徴とする製品輸送用保持装置。
  4. 【請求項4】 台は、長尺の製品を垂直姿勢で支持する
    高さを有する枠体で形成したことを特徴とする請求項3
    に記載された製品輸送用保持装置。
  5. 【請求項5】 受け体は、この受け体に対し着脱可能の
    上部カバーを備えていることを特徴とする請求項3また
    は4に記載された製品輸送用保持装置。
  6. 【請求項6】 受け体は、 プレート本体と、 プレート本体の一側より中央部まで切欠形成されたU字
    形の製品嵌合溝と、 製品嵌合溝の一側開口部にプレート本体と面一に嵌着さ
    れた閉じ板部とを具備したことを特徴とする請求項3乃
    至5のいずれかに記載された製品輸送用保持装置。
  7. 【請求項7】 防振体は複数設けられ、各々の防振体
    は、 台に固定される取付部とV形の上部形状に形成された一
    対の斜面部とを有する下側部材と、 受け体に固定される取付部とV形に形成された一対の斜
    面部とを有する上側部材と、 下側部材と上側部材とにおける相互に対向する各斜面部
    間にそれぞれ一体に設けられた一対の防振ゴムとを具備
    したことを特徴とする請求項3乃至6のいずれかに記載
    された製品輸送用保持装置。
  8. 【請求項8】 防振体は、台および受け体の少なくとも
    一方に対し着脱可能に設けられたことを特徴とする請求
    項3乃至7のいずれかに記載された製品輸送用保持装
    置。
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