JP6423477B2 - 収納ラック - Google Patents

収納ラック Download PDF

Info

Publication number
JP6423477B2
JP6423477B2 JP2017069581A JP2017069581A JP6423477B2 JP 6423477 B2 JP6423477 B2 JP 6423477B2 JP 2017069581 A JP2017069581 A JP 2017069581A JP 2017069581 A JP2017069581 A JP 2017069581A JP 6423477 B2 JP6423477 B2 JP 6423477B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
inner case
present
storage rack
outer frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017069581A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017139482A (ja
JP2017139482A5 (ja
Inventor
川崎 淳一
淳一 川崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Platforms Ltd
Original Assignee
NEC Platforms Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Platforms Ltd filed Critical NEC Platforms Ltd
Priority to JP2017069581A priority Critical patent/JP6423477B2/ja
Publication of JP2017139482A publication Critical patent/JP2017139482A/ja
Publication of JP2017139482A5 publication Critical patent/JP2017139482A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6423477B2 publication Critical patent/JP6423477B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Description

本発明は、収納ラックに関し、特に、通信機器、電子機器等の機器を搬送する際に収納可能な収納ラックに関する。
一般に、収納ラックには、通信機器、電子機器等の機器を搬送する際に生じる振動、衝撃等から機器を確実に保護することが所望される。例えば、特許文献1には、ラックにシートカバーを取り付けて物品を保護可能なコンテナが開示されている。
また、特許文献2には、市販の高性能機器を過酷な環境条件下で使用可能な過酷環境からの保護方法が開示されている。具体的には、特許文献2には、外箱3に複数のショックマウント4にて内箱2を懸架しており、外箱3に印加される外的負荷により生じる内箱3への負荷を軽減している。
また、特許文献3には、各種の機器の収納、搬送及び設定に有用な機器収納用ラックが開示されている。具体的には、特許文献3は、外箱及び内箱の二重構造になっており、これら外箱及び内箱の間隙にショックマウントを具備している。
また、特許文献4には、収容器内の電子機器を安定支持し、運搬時や取扱時の衝撃や振動から電子機器を保護することが可能な電子機器搭載用ラックフレームが開示されている。
実開平07−021536号公報 特開平11−007327号公報 特開2013−131707号公報 特開平10−190260号公報
ところで、上記特許文献1は、上述したように、ラックにシートカバーを取り付け、物品を保護しているが、ラックにシートカバーを結び付けているに留まり、例えば、搬送時に生じる振動に対する対策を考慮したものではない。
また、上記特許文献2は、上述したように、複数の吸収部(ショックマウント4)を具備しているが、この吸収部の位置が不変であり、機器の重心によっては、各吸収部への負荷に偏りが生じる可能性がある。
なぜなら、機器の重心は、その種類に応じて異なり、機器の重心が各吸収部に位置に近い場合、遠い場合等が発生する。このため、各吸収部に生じる共振周波数に差異が生じ、バランスを損ねてしまうという課題がある。
また、特許文献3及び4も、特許文献2と同様に、吸収部の位置が不変であり、各吸収部に生じる共振周波数に差異が生じ、バランスを損ねてしまうという課題がある。
このように、上記特許文献1乃至4では、機器を搬送する際に生じる振動等に対し、より確実に機器を保護する点で改善の余地がある。
そこで、本発明の目的は、搬送時に生じる振動等に対し、より確実に機器を保護することが可能な収納ラックを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る収納ラックは、握持できるように設けられ、前記収納ケースとの間に間隙が形成されるように設けられた複数のフレームからなるフレーム体と、前記収納ケース及び前記フレーム体の双方に係合し、前記フレーム体に印加される外的負荷により生じる前記収納ケースへの負荷を吸収する複数の吸収部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、搬送時に生じる振動等に対し、より確実に機器を保護することができる。
本発明の一実施形態(第1の実施形態)に係る収納ラックの斜視図である。 本発明の他の実施形態(第2の実施形態)に係る収納ラックの斜視図である。 本発明の他の実施形態(第2の実施形態)に係る収納ラックの正面図である。 本発明の他の実施形態(第2の実施形態)に係る収納ラックの側方面図である。 本発明の他の実施形態(第2の実施形態)に係る収納ラックの平面図である。 本発明の他の実施形態(第2の実施形態)に係る収納ラックの正面図であり、インナケースの内部構成の正面図である。 本発明の他の実施形態(第2の実施形態)に係る収納ラックの斜視図であり、アウタフレームからインナケースを取り出した状態の斜視図である。 図5におけるA部を拡大して示した拡大図である。 図8における線I−I´を示す端面図である。 図5におけるB部を拡大して示した拡大図である。 図10における線II−II´を示す端面図である。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1を用いて、本発明の一実施形態(第1の実施形態)について説明する。本発明の一実施形態(第1の実施形態)に係る収納ラック1の斜視図である。
図1に例示されるように、本実施形態の収納ラック1は、インナケース(収納ケース)2及びアウタフレーム(フレーム体)3を具備している。このインナケース2は、内部に、通信機器、電子機器等の機器5を収納し、この機器5を保護する役目を果たしている。
収納ラック1のアウタフレーム3は、インナケース2の外周に位置している。本実施形態において、このアウタフレーム3は、人(搬送者)が握持可能な複数のフレームを具備している。なお、本実施形態において、フレームとは、アウタフレームの骨格をいう。また、本実施形態において、アウタフレーム3は、人が握持可能としているが、これに限定されず、例えば、搬送機械のアーム等によりフレームを握らせて搬送することも想定し得る。
具体的には、これら複数のフレームは、直方体の辺に相当する位置に位置する。すなわち、複数のフレームは、十二本のフレームから構成される。そして、アウタフレーム3は、これら十二本のフレームが互いに直方体の角に相当する位置で連結されることで、直方体を構成している。
本実施形態において、複数のフレームの夫々は、何れの箇所でも、人が握持可能となるよう構成されている。具体的には、これら複数のフレームの夫々は、人が握持可能な太さで形成されている。ここで、人が握持可能な太さとは、人の平均的な手の大きさが、およそ180mmとすると、外周60mmから外周150mmをいう。このように、本実施形態では、人が収納ラック1を搬送する際、適宜、複数のフレームの何れかの箇所を握って搬送することが可能である。
ここで、機器5の重心は、機器5の種類に応じて異なる。このため、人の握る箇所が、例えば、ハンドル等により固定されていると、機器5によっては、持ち難くなる可能性がある。なぜなら、ハンドルの位置に対し、機器5の重心が近い場合よりも、遠い場合の方が、機器5の重さを感じてしまうからである。
このように、ハンドルの位置に対し、機器5の重心が遠い場合、人が機器5の重さを感じてしまうことで、機器5を持ち難くしてしまい、可搬性を低減させてしまう可能性がある。
これに対し、本実施形態では、上述したように、適宜、複数のフレームの何れかの箇所を握って搬送することが可能になる。このため、機器5の重心に近い箇所を握って搬送することが可能になる。
したがって、本実施形態では、機器5に応じて、適宜、握る位置をかえることが可能になるといえ、搬送時の可搬性を向上させることができる。
また、本実施形態において、収納ラック1は、インナケース2及びアウタフレーム3の双方に係合し、アウタフレーム3に印加される外的負荷により生じるインナケース2への負荷を吸収する複数のショックマウント(吸収部)4を具備している。
本実施形態において、これら複数のショックマウント4のうち、少なくとも一つのショックマウント4と、アウタフレーム3に、機器5が収納されたインナケース2を配設した際に、機器5を収納したインナケース2の重心と、の距離が可変である。
すなわち、本実施形態の収納ラック1は、アウタフレーム3に、機器5が収納されたインナケース2を配設した際に、インナケース2の重心にあわせて、ショックマウント4の位置決めを、適宜、可能にしている。このため、最適な耐振動を設定することができる。
これにより、本実施形態では、搬送時に生じる振動等に対し、より確実に機器5を保護することができる。
(第2の実施形態)
図2乃至図11を用いて、本発明の他の実施形態(第2の実施形態)について説明する。まず、図2乃至図7を用いて、本実施形態の収納ラック10の構成について説明する。図2は、本実施形態(第2の実施形態)に係る収納ラック10の斜視図である。
また、図3は、本実施形態(第2の実施形態)に係る収納ラック10の正面図であり、図4は、本実施形態(第2の実施形態)に係る収納ラック10の側方面図である。
また、図5は、本実施形態(第2の実施形態)に係る収納ラック10の平面図であり、図6は、本実施形態(第2の実施形態)に係る収納ラック10の正面図であり、インナケースの内部構成の正面図である。
また、図7は、本実施形態(第2の実施形態)に係る収納ラック10の斜視図であり、アウタフレームからインナケースを取り出した状態の斜視図である。
図2乃至7に例示されるように、本実施形態の収納ラック10は、インナケース(収納ケース)20及びアウタフレーム(フレーム体)100を具備している。このインナケース20は、直方体をなしている。そして、インナケース20は、内部に空間を有している。
このインナケース20は、この空間に機器50を収納し、この機器50を保護する役目を果たしている。具体的には、インナケース20の空間は、開口にカバー40を装着することにより密閉空間となる。
このように、インナケース20の空間の開口にカバー40を装着し、この空間を密閉にすることで、空間が外部と遮蔽される。そして、この空間には、上述したように、機器50を収納することが可能である。このため、インナケース20は、機器50を外部と遮蔽し、例えば、防水機能を有しているといえる。
収納ラック10のアウタフレーム100は、インナケース20の外周に位置している。本実施形態において、このアウタフレーム100は、人が握持可能な複数のフレームにより構成されている。なお、本実施形態において、アウタフレーム3は、人が握持可能としているが、これに限定されず、例えば、搬送機械のアーム等によりフレームを握らせて搬送することも想定し得る。
具体的には、これら複数のフレームは、直方体の辺に相当する位置に位置している。すなわち、複数のフレームは、十二本のフレームから構成される。以下、アウタフレーム100を正面視した際に、前後方向に沿って真っ直ぐ延びた四本のフレームを前後方向フレーム110という。
また、アウタフレーム100を正面視した際に、左右方向に沿って真っ直ぐ延びた四本のフレームを横方向フレーム120という。また、アウタフレーム100を正面視した際に、上下方向に沿って真っ直ぐ延びた四本のフレームを縦方向フレーム130という。
そして、アウタフレーム100は、前後方向フレーム110、横方向フレーム120及び縦方向フレーム130を直方体の角に相当する位置でコーナブロック140にて連結されることで、直方体を構成している。
なお、前後方向フレーム110の具体的な構成については、図8及び図9を用いて後述する。一方、横方向フレーム120及び縦方向フレーム130は、周知であるので、横方向フレーム120及び縦方向フレーム130の具体的な構成については、その説明を省略する。
このように、本実施形態のアウタフレーム100は、インナケース20の外周に位置し、複数のフレームによりインナケース20を囲っている。このため、本実施形態では、アウタフレーム100の各フレーム又はコーナブロック140に印加される外部力(振動、衝撃等)が、直接、インナケース20に印加されることは無く、アウタフレーム100に印加されることとなる。
これにより、本実施形態では、インナケース20は、耐振動、耐衝撃等に対して、強固な堅牢構造とする必要がなく、インナケース20自体及びカバー40の軽量化を図ることが可能になるといえる。
したがって、本実施形態では、インナケース20自体及びカバー40の軽量化を図ることで、収納ラック10の軽量化を図ることが可能になり、可搬性を向上させることができる。
本実施形態において、これらインナケース20とアウタフレーム100との間には、複数のショックマウント200が位置している。このショックマウント200は、アウタフレーム100に印加される外部力(振動、衝撃等)のインナケース20への伝搬を緩衝させる役目を果たしている。なお、ショックマウント200の具体的な構成については、以下、図8及び図9を用いて後述する。
次に、図8及び図9を用いて、前後方向フレーム110及びショックマウント200の具体的な構成について説明する。図8は、図5におけるA部を拡大して示した拡大図である。また、図9は、図8における線I−I´を示す端面図である。
図8及び図9に例示されるように、インナケース20は、複数のフレーム21を具備している。これら複数のフレーム21は、このインナケース20における辺に相当する位置に位置する。
本実施形態において、これら複数のフレーム21は、主に、インナケース20の剛性を高めたり、ショックマウント200を固定したりする役目を果たしている。具体的には、複数のフレーム21は、直状をなしている。
この中で、前後方向に沿って真っ直ぐ延びたフレーム21には、第1のフレーム溝22が形成されている。この第1のフレーム溝22は、フレーム21と同様に、前後方向に沿って真っ直ぐ延びている。そして、第1のフレーム溝22は、第1のブロックナット296及び図示しない第2のブロックナットを収容している。
また、第1のフレーム溝22は、上述したように、第1のブロックナット296及び第2のブロックナットを収容しているが、これら第1のブロックナット296及び第2のブロックナットを溝上でスライド可能にしている。なお、これら第1のブロックナット296及び第2のブロックナットについては、後述するショックマウント200の説明の際にあわせて説明を行う。
ここで、フレーム21が位置するインナケース20の前後方向に沿った辺に相当する位置は、アウタフレーム100にインナケース20を入れると、アウタフレーム100の前後方向フレーム110に対向している。すなわち、インナケース20のフレーム21の外方には、アウタフレーム100の前後方向フレーム110が位置している。
本実施形態において、前後方向フレーム110は、第1の分割フレーム111及び第2の分割フレーム112を具備している。これら第1の分割フレーム111及び第2の分割フレーム112は、アウタフレーム100を正面視すると、アウタフレーム100の前後方向に沿って、互いに平行に配設されている。
そして、これら第1の分割フレーム111及び第2の分割フレーム112の夫々の一端が、コーナブロック140により横方向フレーム120及び縦方向フレーム130と連結されている。
また、第1の分割フレーム111及び第2の分割フレーム112の夫々の他端が、同様に、コーナブロック140により横方向フレーム120及び縦方向フレーム130と連結されている。
また、第1の分割フレーム111には、第1の分割フレーム溝113が形成されている。また、第2の分割フレーム112には、第2の分割フレーム溝114が形成されている。
この第1の分割フレーム溝113は、第1の分割フレーム111の直状に沿って形成されている。また、第2の分割フレーム溝114も、第1の分割フレーム溝113と同様に、第2の分割フレーム112の直状に沿って形成されている。
そして、この第1の分割フレーム溝113は、第3のブロックナット298を収容している。また、第2の分割フレーム溝114は、第4のブロックナット299を収容している。なお、これら第3のブロックナット298及び第4のブロックナット299については、後述するショックマウント200の説明の際にあわせて説明を行う。
本実施形態において、これらフレーム21と前後方向フレーム110との間には、複数のショックマウント200が位置している。これら複数のショックマウント200は、上述したように、アウタフレーム100に印加された外部力(振動、衝撃等)のインナケース20への伝搬を緩衝させる役目を果たしている。
このショックマウント200は、ショックマウント200の本体部210として、円柱部211及び平板部212を具備している。これら円柱部211の一端側と、平板部212の表面側とは、互いに当接している。
そして、ショックマウント200は、円柱部211の一端側と、平板部212の表面側と、を結合させ、円柱部211及び平板部212を一体に形成している。なお、この結合方法は、接着、溶着、一体成型等、特に限定されない。
本実施形態において、本体部210は、フレーム21及びブラケット220に固定される。具体的には、円柱部211の他端側が、ブラケット220に当接している。そして、円柱部211にブラケット220を介して第5の締結ネジ295を挿嵌させる。これにより、本体部210は、ブラケット220に固定される。
また、平板部212の裏面側が、フレーム21に当接している。そして、平板部212に第1の締結ネジ291及び第2の締結ネジ292を挿通させ、これら第1の締結ネジ291及び第2の締結ネジ292を第1のフレーム溝22に収容された第1のブロックナット296及び第2のブロックナットに螺合させる。これにより、本体部210は、フレーム21に固定される。
ブラケット220は、前後方向フレーム110に固定される。具体的には、このブラケット220に第3の締結ネジ293を挿通させ、この第3の締結ネジ293を第1の分割フレーム溝113に収容された第3のブロックナット298に螺合させる。
また、ブラケット220に第4の締結ネジ294を挿通させ、この第4の締結ネジ294を第2の分割フレーム溝114に収容された第4のブロックナット299に螺合させる。
これにより、ブラケット220が、第3のブロックナット298及び第4のブロックナット299に第3の締結ネジ293及び第4の締結ネジ294を螺合させ、前後方向フレーム110に固定される。
ここで、本実施形態において、第1のブロックナット296は、第1のフレーム溝22内で摺動可能となるよう、この第1のフレーム溝22に収容されている。
また、第2のブロックナットも、第1のブロックナット296と同様に、第1のフレーム溝22内に摺動可能となるよう、この第1のフレーム溝22に収容されている。
また、本実施形態において、第3のブロックナット298は、第1の分割フレーム溝113内で摺動可能となるよう、この第1の分割フレーム溝113に収容されている。
また、第4のブロックナット299も、第3のブロックナット298と同様に、第2の分割フレーム溝114内で摺動可能となるよう、この第2の分割フレーム溝114に収容されている。
これにより、本実施形態では、第1の締結ネジ291、第2の締結ネジ292、第3の締結ネジ293及び第4の締結ネジ294を緩め、ショックマウント200及びブラケット220の前後方向での往復移動を可能にしている。
このように、ショックマウント200及びブラケット220の前後方向での往復移動を可能にすると、機器50の重心にあわせて、これらショックマウント200及びブラケット220を取り外すことなく、位置決めを行うことが可能になる。
すなわち、本実施形態では、複数のショックマウント200の夫々は、アウタフレーム100に、機器50が収納されたインナケース20を配設した際に、インナケース20の重心からの距離が近似した位置で、かつ、互いに異なる位置に設置可能となる。
したがって、本実施形態によれば、アウタフレーム100に、機器50が収納されたインナケース20を配設した際に、インナケース20の重心にあわせて、複数のショックマウント200の夫々の位置決めを、適宜、可能にしている。
このため、本実施形態によれば、最適な耐振動を設定することが可能になり、搬送時に生じる振動等に対し、より確実に機器50を保護することができる。
このとき、複数のショックマウント200の位置決めを行う際、インナケース20の重心からの距離が、互いに近似した位置で位置決めしているが、さらに、重心から互いに分散させた位置に位置決めすると良い。
一例を示すと、複数のショックマウント200は、前後方向フレーム上におけるコーナブロック140の近傍に配設される。すなわち、各ショックマウント200が、重心を挟んで互いに対向した位置に配設される。
このため、本実施形態では、重心を挟んで互いに対向した位置の各ショックマウント200により、バランス良く、インナケース20を支持することが可能になるといえる。したがって、本実施形態によれば、搬送時に生じる振動等に対し、より確実に機器50を保護することができる。
また、本実施形態では、第1の締結ネジ291及び第2の締結ネジ292を締結しておき、第3の締結ネジ293及び第4の締結ネジ294を緩めることで、ブラケット220の前後方向での往復移動を可能にしている。
これにより、本実施形態では、ブラケット220とともに、このブラケット220に固定されるショックマウント200及びインナケース20の前後方向での往復移動を可能にしている。
したがって、本実施形態によれば、例えば、ショックマウント200を取り外すことなく、インナケース20の前後方向での往復移動を可能にしているといえる。また、本実施形態によれば、例えば、スライドレール等の部品を要せずに、インナケース20の前後方向での往復移動を可能にしているといえる。
ここで、スライドレールを設けると、収納ラック自体の重量が増大してしまう。また、スライドレールを設けると、マウントショックに微小なガタが生じる可能性があり、耐震性、耐衝撃性を低減させてしまうという課題がある。
これに対し、本実施形態では、スライドレールを要せず、インナケース20の前後方向での移動を可能にしているため、インナケース20を強固に固定しつつ、インナケース20のスライドを可能にしている。
また、本実施形態において、第3の締結ネジ293及び第4の締結ネジ294は、夫々、前後方向フレーム110に対し、この前後方向フレーム110の外方を向いて配設されている。
したがって、これら第3の締結ネジ293及び第4の締結ネジ294を締めたり、緩めたりし易くなるといえる。
これにより、本実施形態では、第3の締結ネジ293及び第4の締結ネジ294を緩め、前後方向フレーム110に対し、この前後方向フレーム110の溝でブラケット220をスライドさせることが可能になる。
また、本実施形態において、第5の締結ネジ295は、前後方向フレーム110の第1の分割フレーム111と第2の分割フレーム112との間に位置する。
そして、第1の分割フレーム111及び第2の分割フレーム112は、離設されている。すなわち、第1の分割フレーム111と第2の分割フレーム112との間には、隙間をなしている。
このため、本実施形態では、アウタフレーム100を分解せずに、第5の締結ネジ295を緩めることが可能になる。同様に、本実施形態では、アウタフレーム100を分解せずに、第5の締結ネジ295を締めることが可能になる。
したがって、本実施形態では、ショックマウント200を容易に取り外すことが可能であるといえる。同様に、ショックマウント200を取り付ける際にも、上述したように、前後方向フレーム110の空間によりアクセス可能な位置に位置しているため、容易に取り付けることが可能であるといえる。
このように、本実施形態では、ショックマウント200の取り付け、又は取り外しを容易に行うことが可能であるので、インナケース20の取り付け、又は取り外しも容易に行うことが可能になる。
ここで、インナケース20の取り付け、又は取り外しを容易に行うことが可能になると、例えば、インナケース20に機器50を組み込み、配線作業等を完了させておき、機器50を組み込んだインナケース20をアウタフレーム100に組み込むことが可能になる。
なぜなら、インナケース20の取り付け、又は取り外しが煩雑であると、例えば、インナケース20を分解しなければならず、アウタフレーム100にインナケース20を取り付けた後に、機器50を組み込む必要があるからである。
これに対し、本実施形態では、上述したように、インナケース20に機器50を組み込み、配線作業等を完了させておき、機器50を組み込んだインナケース20をアウタフレーム100に組み込むことが可能になるため、組み立てる際の製造性を向上させることができる。
また、本実施形態では、上述したように、インナケース20に機器50を組み込んだまま、インナケース20の取り付け、又は取り外しが可能になると、例えば、機器50の故障・整備時等には、インナケース20毎に交換することで、迅速に修繕作業を行うことができる。
また、本実施形態では、上述したように、インナケース20毎に交換可能であるため、予め目的の異なる機器50を収納した他のインナケース20を用意しておき、用途に応じてインナケース20を入れ替えることで、作業効率を高めることができる。
次に、図10及び図11を用いて、本実施形態の収納ラック10を使用した使用状態について説明する。図10は、図5におけるB部を拡大して示した拡大図である。また、図11は、図10における線II−II´を示す端面図である。
図10及び図11に例示されるように、収納ラック10の搬送時に、人が、アウタフレーム100の各フレームの任意の箇所を握って搬送することを可能にしている。
ここで、機器50の重心は、種類に応じて異なる。このため、搬送する際に、人の握れる箇所が、例えば、ハンドル等により固定されていると、機器50の種類によっては、搬送し難く、可搬性を低減させてしまう可能性がある。
なぜなら、ハンドルの位置に対し、機器50の重心が近い場合よりも、遠い場合の方が、機器50の重さを感じてしまうからである。
これに対し、本実施形態では、上述したように、フレームの任意の箇所を握って搬送することが可能になるため、機器50の重心に近い箇所を握って搬送することが可能になる。
よって、本実施形態によれば、機器50に応じて、適宜、アウタフレーム100の各フレームの握る位置をかえることが可能になるといえ、搬送時の可搬性を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、ショックマウント200の取り外し又は取り付けを容易に行うことが可能になるため、アウタフレーム100にインナケース20を容易に取り付けることが可能になる。このため、作業性を向上させることができる。
具体的には、インナケース20の取り付け、又は取り外しを容易に行うことが可能になると、例えば、インナケース20に機器50を組み込み、配線作業等を完了させておき、機器50を組み込んだインナケース20をアウタフレーム100に組み込むことが可能になる。
これにより、本実施形態では、インナケース20に機器50を組み込み、配線作業等を完了させておき、機器50を組み込んだインナケース20をアウタフレーム100に組み込むことが可能になるため、組み立てる際の製造性を向上させることができる。
また、本実施形態では、上述したように、インナケース20に機器50を組み込んだまま、インナケース20の取り付け、又は取り外しが可能になると、例えば、機器50の故障・整備時等には、インナケース20毎に交換することで、迅速に修繕作業を行うことができる。
また、本実施形態では、上述したように、インナケース20毎に交換可能であるため、予め目的の異なる機器50を収納した他のインナケース20を用意しておき、用途に応じてインナケース20を入れ替えることで、作業効率を高めることができる。
また、本実施形態によれば、ショックマウント200を取り外し又は取り付けを容易に行うことが可能になるため、機器50の重心にあわせて、ショックマウント200を位置決めすることが可能になる。このため、最適な耐振動を設定することができる。
また、本実施形態によれば、ショックマウント200に関し、収納ラック10を正面視すると、前後方向で往復移動させることが可能になる。これにより、本実施形態では、機器50の重心にあわせ、ショックマウント200の位置決めを容易に行うことが可能になる。
また、本実施形態によれば、アウタフレーム100及びインナケース20で、役割分担させている。具体的には、アウタフレーム100にて、耐振動、耐衝撃を担っている。一方、インナケース20にて、防水を担っている。
これにより、アウタフレーム100には、防水機能を要する必要がなく、インナケース20は、耐振動、耐衝撃を施す必要がないため、例えば、カバー40の構造の簡素化、軽量化を図ることが可能になる。
このため、本実施形態によれば、収納ラック10の軽量化を図ることが可能になり、搬送時における作業性を向上させることができる。
1 収納ラック
2 インナケース
3 アウタフレーム
4 ショックマウント
5 機器
10 収納ラック
20 インナケース
21 フレーム
40 カバー
50 機器
100 アウタフレーム
110 前後方向フレーム
111 第1の分割フレーム
112 第2の分割フレーム
120 横方向フレーム
130 縦方向フレーム
140 コーナブロック
200 ショックマウント
210 本体部
211 円柱部
212 平板部
220 ブラケット

Claims (3)

  1. 内部に機器を収納する収納ケースと、
    前記収納ケースの外周に位置し、握持できるように設けられ、前記収納ケースとの間に間隙が形成されるように設けられた複数のフレームからなるフレーム体と、
    前記収納ケース及び前記フレーム体の双方に係合する複数の係合部と、を備えたことを特徴とする収納ラック。
  2. 前記係合部は、さらに前記フレーム体に印加される外的負荷により生じる前記収納ケースへの負荷を吸収する請求項1に記載の収納ラック。
  3. 前記収納ケースは、防水機能を有する請求項1または2に記載の収納ラック。
JP2017069581A 2017-03-31 2017-03-31 収納ラック Active JP6423477B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017069581A JP6423477B2 (ja) 2017-03-31 2017-03-31 収納ラック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017069581A JP6423477B2 (ja) 2017-03-31 2017-03-31 収納ラック

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014089698A Division JP6148200B2 (ja) 2014-04-24 2014-04-24 収納ラック

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2017139482A JP2017139482A (ja) 2017-08-10
JP2017139482A5 JP2017139482A5 (ja) 2017-10-19
JP6423477B2 true JP6423477B2 (ja) 2018-11-14

Family

ID=59565227

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017069581A Active JP6423477B2 (ja) 2017-03-31 2017-03-31 収納ラック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6423477B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4221119C2 (de) * 1992-06-26 1995-07-20 Knuerr Mechanik Ag Gerätekoffer
US5873480A (en) * 1996-09-25 1999-02-23 Hardigg Industries, Inc. Electronic rack and mounting frame
JP4117103B2 (ja) * 2000-10-27 2008-07-16 日本電気株式会社 電子機器筐体の防水構造
JP2013115358A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Kawamura Electric Inc 電子機器収納用ラック
JP5559135B2 (ja) * 2011-12-22 2014-07-23 タキゲン製造株式会社 機器収納用ラック
JP5722859B2 (ja) * 2012-10-05 2015-05-27 タキゲン製造株式会社 機器収納用ラック

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017139482A (ja) 2017-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6148200B2 (ja) 収納ラック
JP2010168072A (ja) ガラス板梱包体
JP4901289B2 (ja) 大型精密貨物の輸送用パレット装置
CN210259241U (zh) 防振托盘以及玻璃梱包体
US20170291749A1 (en) Bullet-resistant transit case
JP6423477B2 (ja) 収納ラック
JP2006168748A (ja) ガラス搬送用枠体
JP5722859B2 (ja) 機器収納用ラック
KR20180098845A (ko) 모듈형 유피에스 장치를 수납하기 위한 내진강화형 랙 캐비닛
KR101451540B1 (ko) 리유저블 컨테이너
KR20070104242A (ko) 유리 기판용 반송 상자
CN209834449U (zh) 一种具有发动机油底壳保护装置的发动机转运架
CN212952063U (zh) 一种基于弱电式智能主机转运装置
JPH06236669A (ja) 記憶装置の衝撃緩衝部材
JP6470979B2 (ja) 変圧器
JP2013199328A (ja) ガラス板梱包体
JP4501017B2 (ja) 筐体収容ラック
JP6258902B2 (ja) 収納ラック
JP5569209B2 (ja) サービスプラグの取付構造
JPWO2007029388A1 (ja) 板状体搬送具
JP5954683B2 (ja) ガラス基板収納容器
JP4304182B2 (ja) ドラム式洗濯機
JPWO2004050511A1 (ja) プラズマディスプレイユニット搬送用樹脂製プロテクタ
JP3124257U (ja) パネル状表示体の搬送用プロテクター
JP5909722B2 (ja) ディスプレイケース

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20170712

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170905

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180227

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180425

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180925

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181018

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6423477

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150