JPH10166959A - トリム型構造 - Google Patents

トリム型構造

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JPH10166959A
JPH10166959A JP33911396A JP33911396A JPH10166959A JP H10166959 A JPH10166959 A JP H10166959A JP 33911396 A JP33911396 A JP 33911396A JP 33911396 A JP33911396 A JP 33911396A JP H10166959 A JPH10166959 A JP H10166959A
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JP
Japan
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product
cutting blade
cut
trim
receiving member
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Pending
Application number
JP33911396A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Tanaka
斉 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kasai Kogyo Co Ltd filed Critical Kasai Kogyo Co Ltd
Priority to JP33911396A priority Critical patent/JPH10166959A/ja
Publication of JPH10166959A publication Critical patent/JPH10166959A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Nonmetal Cutting Devices (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾性受け部のカット刃体が入る溝部の発生が
無く、この溝部に、製品の表皮材、不織布の繊維の滓が
溜まることがなくカット性が安定し、製品の取り出しも
よくなるばかりか、カット刃体の破損を防止することが
できるトリム型構造を提供する。 【解決手段】 少なくともシート状の表皮材8と不織布
9とを積層した製品6を、上型2に設けられたカット刃
体4と下型3に設けられた弾性受け部5とで挟み、前記
カット刃体4で前記製品6をカットするトリム型構造に
おいて、前記弾性受け部5の前記カット刃体4に対向す
る位置に、前記カット刃体4を痛めない比較的柔らかい
金属材からなるカット刃受け部材11を設けて、このカ
ット刃受け部材11と前記カット刃体4とによって前記
製品6をカットするようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内装用パネルの開
閉リッド等のカット部を成形するトリム型構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】内装用パネルとしてのインシュレータダ
ッシュ等のトリム素材を製造し、この成形した製品をト
リムピアス工程によりカットする場合に、トリムピアス
型1が使用される。
【0003】このトリムピアス型1は、図5に示すよう
に上型2と、下型3とを備えており、この上型2には鋼
製のカット刃体4が取り付けてある。また、下型3に
は、カット刃体4を受けるための弾性体であるゴム系
(例えば、ウレタン系ゴム等)からなる弾性受け部5
が、前記下型3に設けた溝3A内に位置させて設けてあ
る。
【0004】また、製品6は、図4に示すようにシート
状の表皮材8の裏側に不織布9を積層して構成してあ
る。
【0005】そして、図5に示すように成形された前記
製品6をトリムピアス型1にセットして、上型2を下降
し、この上型2に設けられたカット刃体4と弾性受け部
5とで製品6を挟み、図6の(2)に示すようにプレス
圧によりカット刃体4を弾性受け部5に食い込ませて製
品6をカットしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のトリム型構造にあっては、製品6の表皮材8が、弾
性受け部5のカット刃体4が入る溝部10に溜まり、製
品6のカット性を悪くするという問題点があった。
【0007】すなわち、図7の(1)乃至(4)に示す
ように製品6の表皮材8が、弾性受け部5のカット刃体
4が入る溝部10に溜まることにより、カット刃体4の
入る溝部10の硬さが無くなり、このカット刃体4が、
製品6の不織布9の繊維を切断することができず、カッ
ト刃体4が不織布9の繊維を、前記溝部(弾性受け部5
のカット刃体4が入る溝部)10に引きずり込み、上型
2の上昇後、弾性受け部5が、その溝部10で不織布9
の繊維を挟み付けて、カット性を悪くし、製品6の取り
出しを困難にしていた。
【0008】また、弾性受け部5のカット刃体4が入る
溝部10に、製品6の表皮材8、不織布9の繊維の滓が
溜まることにより、弾性受け部5の耐久性が悪くなり、
弾性受け部5を短期間に交換しなければならないという
問題点があった。
【0009】本発明は、上記の問題点に着目して成され
たものであって、その目的とするところは、弾性受け部
のカット刃体が入る溝部の発生が無く、この溝部に、製
品の表皮材、不織布の繊維の滓が溜まることがなくカッ
ト性が安定し、製品の取り出しもよくなるばかりか、カ
ット刃体の破損を防止することができるトリム型構造を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明に係わるトリム型構造は、少なく
ともシート状の表皮材に不織布を積層して形成される製
品を、上型に設けられたカット刃体と下型に設けられた
弾性受け部とで挟み、前記カット刃体で前記製品をカッ
トするトリム型構造において、前記弾性受け部の前記カ
ット刃体に対向する位置に、金属製のカット刃受け部材
を設けて、このカット刃受け部材と前記カット刃体とに
よって前記製品をカットするようにしたことを特徴とす
る。
【0011】かかる構成により、少なくともシート状の
表皮材と不織布とを積層した製品を型にセットして、上
型を下降し、この上型に設けられたカット刃体とカット
刃受け部材とで製品を挟み、プレス圧によりカット刃体
をカット刃受け部材に当てて製品をカットする。
【0012】すなわち、前記カット刃受け部材は金属性
であって、カット刃体が入る溝部の発生の無い硬さを有
するために、従来の弾性受け部で直接カット刃体を受け
る場合に比較して、カット刃体の受け部分が硬くなり、
カット刃体の食い込み代が少なく、弾性受け部のカット
刃体が入る溝部の発生が無くなり、この溝部に、製品の
表皮材、不織布の繊維の滓が溜まることがなくカット性
が安定し、製品の取り出しもよくなる。
【0013】また、前記カット刃受け部材の下方には弾
性受け部があるために、例えば、製品のセットの傾き
で、カット刃体の押圧力が一定でない場合、弾性受け部
がクッションとなって、押圧力の強いところを吸収し、
このカット刃体の押圧力を、すべての部分で一定にする
ことが可能になって、カット刃体の破損を防止すること
ができる。
【0014】また、上記の目的を達成するために、請求
項2の発明に係わるトリム型構造は、請求項1記載のト
リム型構造において、前記カット刃受け部材が、前記カ
ット刃体を痛めない比較的柔らかい金属材で製作されて
いる。
【0015】かかる構成により、上記した請求項1の作
用と同様な作用を奏し得るばかりか、前記カット刃受け
部材が容易に入手でき、また、その製作も間単になる。
【0016】また、カットラインが曲がっている場合
は、金属材が曲がることにより、弾性受け部を曲げた形
に保持することができるため、カット刃受け部材を内蔵
した弾性受け部を下型内の溝部に嵌め込むことが容易に
なる。
【0017】また、上記の目的を達成するために、請求
項3の発明に係わるトリム型構造は、請求項1又は請求
項2記載のトリム型構造において、前記弾性受け部に対
して前記カット刃受け部材が取り外し可能である。
【0018】かかる構成により、上記した請求項1又は
請求項2の作用と同様な作用を奏し得るばかりか、前記
カット刃受け部材の交換が可能になって、下型の製作が
容易になる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明に係わるトリム型構
造におけるトリムピアス型の全体構成説明図、図2は図
1のS部の拡大詳細図、図3は同トリムピアス型による
製品カットの説明図である。
【0020】内装用パネルとしてのダッシュインシュレ
ーター等の製品を製造し、この成形した製品をトリムピ
アス工程によりカットする場合のトリムピアス型1は、
上型2と、下型3とを備えており、この上型2には鋼製
のカット刃体4が取り付けてある。
【0021】また、下型3には、カット刃体4を受ける
ための弾性体であるゴム系(例えば、ウレタン系ゴム
等)からなる弾性受け部5が、溝部3Aに挿入されて設
けてあり、この弾性受け部5の上面部、すなわち、前記
カット刃体4に対向する位置に金属製のカット刃受け部
材11が弾性受け部5と一体にして設けてある。このカ
ット刃受け部材11は、金属製、すなわち、カット刃体
4を痛めない比較的柔らかい金属、例えば、アルミウ
ム、銅等が用いられている。
【0022】なお、前記弾性受け部5に対して前記カッ
ト刃受け部材11を取り外し可能にしてもよい。この場
合、弾性受け部5に装着用凹部12を設けて、この装着
用凹部12にカット刃受け部材11を装着する。この場
合、前記カット刃受け部材11が弾性受け部5より抜け
出ないように、カット刃受け部材11は、その下面側が
最大で上面側に行くにしたがって、その断面積を小さく
した台形形状にされる。
【0023】そして、図3に示すように成形された前記
製品(遮音材としてのシート状の表皮材8の裏側に、吸
音材としての不織布9を積層して構成してある)6をト
リムピアス型1にセットして、上型2を下降し、この上
型2に設けられたカット刃体4と弾性受け部5とで製品
6を挟み、プレス圧によりカット刃体4を弾性受け部5
のカット刃受け部材11に当てて製品6をカットする。
なお、前記表皮材8は、遮音材としてゴムシートや塩化
ビニルシートを使用し、不織布9は吸音材としてポリエ
ステル繊維等を使用している。
【0024】すなわち、前記カット刃受け部材11は、
カット刃体4を痛めない、比較的柔らかい金属で製作さ
れているために、従来の弾性受け部5で直接カット刃体
4を受ける場合に比較して、カット刃体4の受け部分が
硬くなり、カット刃体4の食い込み代が少なく、弾性受
け部5のカット刃体4が入る溝部10の発生が無くな
り、この溝部10に、製品6の表皮材8、不織布9の繊
維の滓が溜まることがなくカット性が安定し、製品6の
取り出しもよくなる。
【0025】また、前記カット刃受け部材11の下方に
は弾性受け部5があるために、例えば、製品6のセット
の傾きで、カット刃体4の押圧力が一定でない場合、弾
性受け部5がクッションとなって、押圧力の強いところ
を吸収し、このカット刃体4の押圧力を、すべての部分
で一定にすることが可能になって、カット刃体4の破損
を防止することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
係わるトリム型構造によれば、少なくともシート状の表
皮材に不織布を積層して形成される製品を、上型に設け
られたカット刃体と下型に設けられた弾性受け部とで挟
み、前記カット刃体で前記製品をカットするトリム型構
造において、前記弾性受け部の前記カット刃体に対向す
る位置に、金属製のカット刃受け部材を設けて、このカ
ット刃受け部材と前記カット刃体とによって前記製品を
カットするようにしたことにより、少なくともシート状
の表皮材と不織布とを積層した製品を型にセットして、
上型を下降し、この上型に設けられたカット刃体とカッ
ト刃受け部材とで製品を挟み、プレス圧によりカット刃
体をカット刃受け部材に当てて製品をカットする。
【0027】すなわち、前記カット刃受け部材は金属製
であって、前記カット刃体が入る溝部の発生の無い硬さ
を有するために、従来の弾性受け部で直接カット刃体を
受ける場合に比較して、カット刃体の受け部分が硬くな
り、カット刃体の食い込み代が少なく、弾性受け部のカ
ット刃体が入る溝部の発生が無くなり、この溝部に、製
品の表皮材、不織布の繊維の滓が溜まることがなくカッ
ト性が安定し、製品の取り出しもよくなる。
【0028】また、前記カット刃受け部材の下方には弾
性受け部があるために、例えば、製品のセットの傾き
で、カット刃体の押圧力が一定でない場合、弾性受け部
がクッションとなって、押圧力の強いところを吸収し、
このカット刃体の押圧力を、すべての部分で一定にする
ことが可能になって、カット刃体の破損を防止すること
ができる。
【0029】また、請求項2の発明に係わるトリム型構
造によれば、請求項1記載のトリム型構造において、前
記カット刃受け部材が、前記カット刃体を痛めない比較
的柔らかい金属材で製作されていることにより、上記し
た請求項1の効果と同様な効果を奏し得るばかりか、前
記カット刃受け部材が容易に入手でき、また、その製作
も間単になる。
【0030】また、カットラインが曲がっている場合
は、金属材が曲がることにより、弾性受け部を曲げた形
に保持することができるため、カット刃受け部材を内蔵
した弾性受け部を下型内の溝部に嵌め込むことが容易に
なる。
【0031】また、請求項3の発明に係わるトリム型構
造によれば、請求項1又は請求項2記載のトリム型構造
において、前記弾性受け部に対して前記カット刃受け部
材が取り外し可能であるために、上記した請求項1又は
請求項2の効果と同様な効果を奏し得るばかりか、前記
カット刃受け部材の交換が可能になって、下型の製作が
容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるトリム型構造におけるトリムピ
アス型の全体構成説明図である。
【図2】図1のS部の拡大詳細図である。
【図3】同トリムピアス型による製品カットの説明図で
ある。
【図4】製品の一部省略した断面図である。
【図5】従来のトリム型構造におけるトリムピアス型の
全体構成説明図である。
【図6】(1)は図5のP部の拡大詳細図である。
(2)は同トリムピアス型による製品カットの説明図で
ある。
【図7】(1)、(2)、(3)、(4)は従来のトリ
ム型構造において、製品の表皮材が、弾性受け部のカッ
ト刃体が入る溝部に溜まり、製品のカット性を悪くする
状態の説明図である。
【符号の説明】
1 トリムピアス型 2 上型 3 下型 4 カット刃体 5 弾性受け部 6 製品 8 シート状の表皮材 9 不織布 10 溝部 11 カット刃受け部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともシート状の表皮材に不織布を
    積層して形成される製品を、上型に設けられたカット刃
    体と下型に設けられた弾性受け部とで挟み、前記カット
    刃体で前記製品をカットするトリム型構造において、前
    記弾性受け部の前記カット刃体に対向する位置に、金属
    製のカット刃受け部材を設けて、このカット刃受け部材
    と前記カット刃体とによって前記製品をカットするよう
    にしたことを特徴とするトリム型構造。
  2. 【請求項2】 前記カット刃受け部材が、前記カット刃
    体を痛めない比較的柔らかい金属材で製作されている請
    求項1記載のトリム型構造。
  3. 【請求項3】 前記弾性受け部に対して前記カット刃受
    け部材が取り外し可能である請求項1又は請求項2記載
    のトリム型構造。
JP33911396A 1996-12-05 1996-12-05 トリム型構造 Pending JPH10166959A (ja)

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JP33911396A JPH10166959A (ja) 1996-12-05 1996-12-05 トリム型構造

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011084038A (ja) * 2009-10-19 2011-04-28 Teijin Ltd 繊維強化複合材料の製造方法
JP2012106329A (ja) * 2010-04-27 2012-06-07 Adwelds:Kk 振動切断装置
JP2017024243A (ja) * 2015-07-21 2017-02-02 達 喜岡 繊維強化プラスチック板の製造方法

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