JPH1016686A - 車両の衝突安全装置 - Google Patents

車両の衝突安全装置

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JPH1016686A
JPH1016686A JP8188084A JP18808496A JPH1016686A JP H1016686 A JPH1016686 A JP H1016686A JP 8188084 A JP8188084 A JP 8188084A JP 18808496 A JP18808496 A JP 18808496A JP H1016686 A JPH1016686 A JP H1016686A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の衝突時における乗員の特に膝まわりに
ブレーキ機構部やクラッチ機構部が当り、膝を痛めるこ
とを確実に防止することができ、簡便に、かつ安価に実
施できる車両の衝突安全装置を提供する。 【解決手段】 ブレーキ機構部およびクラッチ機構部の
ブレーキマスタバック12およびクラッチマスタバック
16に固定されるブレーキ用ブラケット14およびクラ
ッチ用ブラケット18とブラケット支持部材22との連
結する支点A,Bより離れた位置にセフティブラケット
1がフロントパネル3側に向かい、かつ外部に向かって
張り出して固定される。衝突時にはセフティブラケット
1にフロントパネル3が当り、この押圧力により支点
A,Bのまわりに曲げモーメントが作用する。これによ
り、ブレーキ機構部およびクラッチ機構部が右側又は左
側に向かって回動し、その結果、ブレーキマスタシリン
ダ11およびクラッチマスタシリンダ15が膝2と干渉
しない位置に移動する。これにより、乗員26の膝2の
保護が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両衝突時におい
て、乗員の膝にその膝の近傍に配設される部材が当接す
ることを防止する車両の衝突安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図12および図13はキャブオーバ型等
の車両におけるステアリングシャフト,ブレーキ機構部
およびクラッチ機構部まわりの概要構造を示す。フロア
パネル25に足裏を接触させて通常の運転姿勢について
いる乗員26は、ステアリングシャフト19を両方の脚
部27で挟むと共に、その膝2の部分はブレーキ機構部
のブレーキマスタシリンダ11およびクラッチ機構部の
クラッチマスタシリンダ15の後端とほぼ相対向する位
置に適宜間隔を介して配置される。また、前記ブレーキ
機構部やクラッチ機構部を支持するブレーキ用ブラケッ
ト14およびクラッチ用ブラケット18に固定されるブ
レーキペダルブラケット23およびクラッチペダルブラ
ケット24は通常の走行時にはフロントパネル3(2点
鎖線で示す)とは適宜の間隙を介して配置される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、ブレー
キペダルブラケット23およびクラッチペダルブラケッ
ト24とフロントパネル3との間には間隙を形成してい
るが、図12,図13に示すように衝突時にはフロント
パネル3が2点鎖線の位置から実線の位置に変形する。
そのため、フロントパネル3によりブレーキ用ブラケッ
ト14およびクラッチ用ブラケット18が押圧される。
また、衝突時の慣性力により乗員26も前進する。その
結果、ブレーキマスタシリンダ11およびクラッチマス
タシリンダ15の後端が膝2に当り、膝2が痛められる
という問題点がある。
【0004】以上の問題点を解決するため、従来より各
種の衝突安全装置が開示されている。例えば、実開昭6
3−58071号公報や特開平7−25329号公報が
挙げられる。実開昭63−58071号公報の「キャブ
オーバ型車両におけるステアリングコラムの支持装置」
はブレーキ装置(3)の後端部に近接して傾斜面を有す
る閉断面形状のリインフォースメント(6)を配置し、
衝突時にブレーキ装置(3)をリインフォースメント
(6)の傾斜面に沿って上方側に移動せしめて乗員の膝
とブレーキ装置(3)との干渉を防止するものである。
また、特開平7−25329号公報の「車両の倍力装置
取付構造」は、ステアリングコラム(8)の下端部をジ
ョイント(23)を支点として揺動可能にしたもので、
衝突の際、ステアリングコラム(8)が前方に揺動する
ことにより乗員の膝等にステアリングコラム(8)が当
ることを防止するものである。
【0005】前記の公知技術はいずれも衝突時における
乗員の膝の保護に効果的であるが、いずれのものも衝突
時にブレーキ装置等と膝との左右方向の位置ずれが生じ
ないため、ブレーキ装置等と膝との間隔によっては両者
が干渉又は衝突する恐れがある。従って、乗員の膝の完
全保護ができない問題点がある。また、両者ともやや複
雑な構造からなり、本発明に較べてコスト高のものにな
る。
【0006】本発明は、以上の事情に鑑みてなされたも
のであり、比較的簡単な手段を用い、衝突時においてブ
レーキ機構部側やクラッチ機構部側を左右にずらしてこ
れ等と乗員の膝との干渉又は衝突を確実に防止し、その
結果、ブレーキ機構部およびクラッチ機構部と乗員の膝
との当接を安全に防止し安全性を確保する車両の衝突安
全装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するために、フロントパネル側に取り付けられるイ
ンスツルメントパネルを補強支持するレインフォース
と、該レインフォースに固定され左右に並設されるブレ
ーキ機構部およびクラッチ機構部をそれぞれ支持するブ
レーキ用ブラケットおよびクラッチ用ブラケットと、両
ブラケットの中間部に配設されその前端側を両ブラケッ
トに連結固定すると共に前記レインフォースに支持され
るステアリング側に後端を固定するブラケット支持部材
を備える車両のステアリングシャフト,ブレーキ機構部
およびクラッチ機構部まわりの安全装置であって、前記
ブレーキ用ブラケットおよびクラッチ用ブラケットの前
記ブラケット支持部材との連結部位から離隔した位置に
おける前記両ブラケットの前端側には、前記インスツル
メントパネル側に向かい、かつ外側に向かって張り出す
セフティブラケットを固着し、該セフティブラケットの
先端と前記インスツルメントパネルとの間には衝突時に
両者が当接係合する間隙を設けてなる車両の衝突安全装
置を構成するものである。更に具体的に、前記セフティ
ブラケットは、前記インスツルメントパネルと当接係合
する張り出し端に当接面を形成することを特徴とし、前
記セフティブラケットは、前記ブレーキ用ブラケット側
およびクラッチ用ブラケット側に固定する基端部と前記
当接面との間の外面側に傾斜面又は曲面を形成すること
を特徴とするものである。また、前記セフティブラケッ
トは補強形状部を形成するものであり、前記補強形状部
が上下に形成されたフランジリブであり、前記補強形状
部が前記基端部と前記当接面との間の中間部又は端部に
形成された凹ビード又は凸ビードであることを特徴とす
るものである。
【0008】衝突時にはセフティブラケットの先端にフ
ロントパネルが圧接し、セフティブラケットの当接面を
押圧する。セフティブラケットは、ブラケット支持部材
より離隔する位置に配置されるため、セフティブラケッ
トに押圧力が作用するとブレーキ機構部およびクラッチ
機構部はブレーキ用ブラケットおよびクラッチ用ブラケ
ットとブラケット支持部材との連結部位を中心として車
両前方のそれぞれ右側又は左側に向かって回動する。従
って、ブレーキマスタシリンダおよびクラッチマスタシ
リンダが乗員の膝の内側に向かって回動して傾斜する。
その結果として両者の干渉が防止される。これにより乗
員の膝の完全保護が図れる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳述する。まず、図1乃至図3により、乗員
26の膝2まわりの車両の構造を説明する。図1に示す
ように、フロントパネル3やフロントガラス4側の車両
の室内には図略のインスツルメントパネルが配置され
る。このインスツルメントパネルはレインフォース5に
より支持される。レインフォース5は図1乃至図3およ
び図9にその概要構造を示すように前側パネル6と、後
側パネル7と、それ等を連結する中間パネル8と、前側
パネル6および中間パネル8に連結して設けられるサポ
ートパネル9,10等とからなる。
【0010】ブレーキ機構部は、後方側にブレーキマス
タシリンダ11を有するブレーキマスタバック12と、
ブレーキマスタバック12に連結するブレーキペダル1
3等からなり、ブレーキ用ブラケット14に支持され
る。なお、ブレーキ用ブラケット14はレインフォース
5にサポートパネル10等を介し支持される。同様にク
ラッチ機構部はクラッチマスタシリンダ15を有するク
ラッチマスタバック16と、クラッチペダル17等から
なり、クラッチ用ブラケット18に支持される。また、
クラッチ用ブラケット18はレインフォース5にサポー
トパネル9等を介して支持される。
【0011】一方、ステアリングシャフト19等を支持
するステアリングカウル20はレインフォース5の後側
パネル7に連結するステアリングサポートブラケット2
1により支持される。ブレーキ用ブラケット14とクラ
ッチ用ブラケット18の近接する中間部には比較的高剛
性のブラケット支持部材22が介設される。このブラケ
ット支持部材22はその前端側をブレーキ用ブラケット
14およびクラッチ用ブラケット18の中心寄りの部位
に連結しそれぞれ支点A,B(図3)を形成すると共に
後端側をステアリングサポートブラケット21に連結す
る。前記したように、ブラケット支持部材22は比較的
高剛性のため、前記の支点AおよびBとステアリングサ
ポートブラケット21までの距離はほぼ不変に保持され
る。
【0012】ブレーキ用ブラケット14およびクラッチ
用ブラケット18の前方側にはブレーキペダル13やク
ラッチペダル17を支持するためのブレーキペダルブラ
ケット23およびクラッチペダルブラケット24が固定
される。
【0013】図1乃至図5に示すように、ブレーキペダ
ルブラケット23およびクラッチペダルブラケット24
の図3における支点AおよびBから離隔する位置のそれ
ぞれの側面にはセフティブラケット1が固着される。す
なわち、セフティブラケット1はその基端部をブレーキ
ペダルブラケット23およびクラッチペダルブラケット
24に固定し、フロントパネル3側に向かって張り出し
た状態で固着される。なお、フロントパネル3とセフテ
ィブラケット1との間には間隙28が形成される。
【0014】図4に示すように、セフティブラケット1
は上下に補強形状部の一例としてのフランジリブ29,
29を形成する平板状のものからなる。前記したように
ブレーキペダルブラケット23(クラッチペダルブラケ
ット24に対しても同様であるので、以下の説明ではブ
レーキペダルブラケット23側についてのみ説明する)
にセフティブラケット1はその基端部が固着されて前方
に向かって張り出す形状のものからなる。更に詳細にセ
フティブラケット1の形状を説明すると、図5に示すよ
うにその張り出し端にはフロントパネル3側に当接する
当接面30を形成し、当接面30と前記基端部との間の
外面側には外側に向かって傾斜した曲面31を形成する
形状のものからなる。なお、曲面31の替りに普通の傾
斜面でもよい。当接面30や前記傾斜面を形成したのは
衝突時に衝撃エネルギを受ける面を明確にし、衝突を感
知させるためであり、外面に曲面31を形成したのはセ
フティブラケット1とフロントパネル3側との接触抵抗
を低減せしめセフティブラケット1の当接部がフロント
パネル3に沿って移動し易くするためである。また、フ
ランジリブ29はセフティブラケット1の補強部材とし
て機能するものであり、軽量化ができ、かつ剛性を向上
する効果を有する。
【0015】図8に示すように、セフティブラケット1
の張り出し部の先端のブレーキペダルブラケット23か
らの左右方向の距離をaとし前後方向の距離をbとする
と、距離aが大きい場合はセフティブラケット1は曲り
易く、小さい場合には曲げにくい。また、距離bが大き
い場合は前記の間隙28が狭くなり、セフティブラケッ
ト1とフロントパネル3との接触が早くなり、セフティ
ブラケット1側の動きが早く始まり、小さい場合には遅
く始まることになる。
【0016】図6および図7はセフティブラケットの別
の実施の形態を示すものである。図6のセフティブラケ
ット1aは中間部に補強形状部の一例としての凸ビード
32を形成したものであり、図7のセフティブラケット
1bは端部に補強形状部としての凸ビード33を形成し
たものである。その他の形状は図4のセフティブラケッ
ト1と同様である。なお、凸ビード32,33はセフテ
ィブラケットの軽量化と高剛性をもたせるためのもので
あり、凹ビードでも勿論よい。
【0017】次に、セフティブラケット1(1a,1b
も同じ)を設けた車両構造における衝突時の作用につい
て図10および図11により説明する。図3に示すよう
に、通常の走行状態の場合にはセフティブラケット1の
当接面30とフロントパネル3とは適宜の間隙28を介
して離隔する。また、乗員26の脚部27の膝2の部分
もブレーキマスタシリンダ11およびクラッチマスタシ
リンダ15から離れた位置にある。
【0018】一方、図13に示すように、衝突時にはフ
ロントパネル3が2点鎖線の位置から実線で示す後方に
移動し、乗員26も2点鎖線の位置から実線の位置に移
動する。従って、図10に示すように、フロントパネル
3はセフティブラケット1の当接面30に当接し、後向
きの力Fが当接面30に作用する。前記したように、ブ
レーキ用ブラケット14およびクラッチ用ブラケット1
8の中心寄りの部分には高剛性のブラケット支持部材2
2の前端側が連結し、ブラケット支持部材22の後端側
は比較的剛性の高いステアリングサポートブラケット2
1に連結する。従って、フロントパネル3が衝突によっ
て後方側に押圧されて変形してもブレーキ用ブラケット
14とクラッチ用ブラケット18のブラケット支持部材
22と連結する支点AおよびBはほぼ不動状態に保持さ
れる。
【0019】図10に示すように、衝突による押圧力F
を支点AおよびBとセフティブラケット1の当接面30
の当接点とを結ぶ方向と、これと直交する方向とに分割
し、その分割された分力をF2 ,F1 とすると、支点
A,BのまわりにはF1 ・R1,F1 ・R2 の曲げモー
メントが作用する。なお、R1 ,R2 は支点A,Bと前
記当接点との距離寸法である。
【0020】図11に示すように、ブレーキ機構部およ
びクラッチ機構部に前記の曲げモーメントが作用する
と、それ等は支点Aおよび支点Bを中心としてそれぞれ
車両前方の右側又は左側に回動し、傾斜角度α1 ,α2
だけ傾斜する。なお、セフティブラケット1はまずその
当接面30がフロントパネル3に接触して衝突を感知し
た後、セフティブラケット1の傾斜している曲面31が
フロントパネル3に接触し、セフティブラケット1はフ
ロントパネル3に沿って円滑に移動する。一方、前記し
たようにブレーキマスタシリンダ11およびクラッチマ
スタシリンダ15は衝突が生じない状態では膝2とほぼ
相対向する位置に配置されていたが、衝突により傾斜角
度α1 ,α2 だけブレーキ機構部およびクラッチ機構部
が傾斜すると、それに伴ってブレーキマスタシリンダ1
1とクラッチマスタシリンダ15が乗員26の膝2の内
側に傾斜し、図示のように両者は膝2と干渉しない位置
に移動する。そのため、衝突により乗員26が前進し、
膝2が前方に進んでも、膝2には、ブレーキマスタシリ
ンダ11およびクラッチマスタシリンダ15が当接しな
い。そのため、膝2の保護の確実化が図れる。
【0021】本例ではセフティブラケット1として図示
のものを採用したが、セフティブラケット1は、支点
A,Bから離隔する位置に配置され、衝突時においてフ
ロントパネル3等に当接し得るものであればよく、図示
の形状に限定するものではない。また、ブレーキ機構部
やクラッチ機構部も前記した図示の形状のものに限定す
るものではなく、衝突時において支点A,Bを中心とし
ての曲げモーメントが作用するものであればよい。
【0022】
【発明の効果】
1)本発明の請求項1に記載の車両の衝突安全装置によ
れば、ブラケット支持部材とブレーキ用ブラケットおよ
びクラッチ用ブラケットとの連結点から離れた位置にお
けるブレーキ用ブラケットおよびクラッチ用ブラケット
の前端側にフロントパネル側に向かい、かつ外側に向か
って張り出して衝突時にフロントパネルと圧接するセフ
ティブラケットを設けることにより、衝突時に前記連結
点を中心として車両前方に向かってブレーキ機構部には
右側へ、クラッチ機構部には左側へそれぞれ回動させる
曲げモーメントが作用し、ブレーキマスタシリンダおよ
びクラッチマスタシリンダは乗員の膝の内側に回動して
傾斜する。その結果、ブレーキ機構部およびクラッチ機
構部は乗員の膝と干渉しない位置に移動する。これによ
り、両者の干渉が回避される。そのため、乗員の膝の保
護が図れる。 2)本発明の請求項2および請求項3に記載の車両の衝
突安全装置によれば、セフティブラケットは、衝突時に
フロントパネルと当接面が衝突し、衝突を感知すると共
に、傾斜面又は曲面を形成したことにより両者間の摩擦
抵抗が低減し、セフティブラケットはフロントパネルに
沿って円滑に移動し、ブレーキ機構部およびクラッチ機
構部の回動を無理なく行なわせることができる。 3)本発明の請求項4乃至請求項6によれば、セフティ
ブラケットはフランジリブや凹凸ビード等の補強形状部
により高剛性に形成されるため、衝突時においてセフテ
ィブラケット自体の曲げ変位が小さくて済み、フロント
パネル側からの押圧力による曲げモーメントをブレーキ
機構部およびクラッチ機構部にロスなく伝達することが
できる。また、構造が簡単で安価に実施することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセフティブラケットを設けたブレーキ
機構部およびクラッチ機構部まわりの車両構造の概要を
示す側面図。
【図2】図1の各要素を分割表示した斜視図。
【図3】図1の上面図。
【図4】本発明のセフティブラケットの一例を示す斜視
図。
【図5】本発明のセフティブラケットのブレーキペダル
ブラケットへの固着状態を示す一部上面図。
【図6】本発明のセフティブラケットの他の例を示す斜
視図。
【図7】本発明のセフティブラケットの更に別の例を示
す斜視図。
【図8】本発明のセフティブラケットの取り付け寸法に
よる効果を説明するための一部上面図。
【図9】車両構造におけるレインフォースの概要構造を
示す部分斜視図。
【図10】本発明のセフティブラケットの効果を説明す
るための上面図。
【図11】本発明のセフティブラケットの効果を説明す
るための上面図。
【図12】従来のブレーキ機構部およびクラッチ機構部
まわりの車両構造を示す側面図。
【図13】図12の上面図。
【符号の説明】
1 セフティブラケット 1a セフティブラケット 1b セフティブラケット 2 膝 3 フロントパネル 4 フロントガラス 5 レインフォース 6 前側パネル 7 後側パネル 8 中間パネル 9 サポートパネル 10 サポートパネル 11 ブレーキマスタシリンダ 12 ブレーキマスタバック 13 ブレーキペダル 14 ブレーキ用ブラケット 15 クラッチマスタシリンダ 16 クラッチマスタバック 17 クラッチペダル 18 クラッチ用ブラケット 19 ステアリングシャフト 20 ステアリングカウル 21 ステアリングサポートブラケット 22 ブラケット支持部材 23 ブレーキペダルブラケット 24 クラッチペダルブラケット 25 フロアパネル 26 乗員 27 脚部 28 間隙 29 フランジリブ 30 当接面 31 曲面 32 凸ビード 33 凸ビード

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントパネル側に取り付けられるイン
    スツルメントパネルを補強支持するレインフォースと、
    該レインフォースに固定され左右に並設されるブレーキ
    機構部およびクラッチ機構部をそれぞれ支持するブレー
    キ用ブラケットおよびクラッチ用ブラケットと、両ブラ
    ケットの中間部に配設されその前端側を両ブラケットに
    連結固定すると共に前記レインフォースに支持されるス
    テアリング側に後端を固定するブラケット支持部材を備
    える車両のステアリングシャフト,ブレーキ機構部およ
    びクラッチ機構部まわりの安全装置であって、前記ブレ
    ーキ用ブラケットおよびクラッチ用ブラケットの前記ブ
    ラケット支持部材との連結部位から離隔した位置におけ
    る前記両ブラケットの前端側には、前記インスツルメン
    トパネル側に向かい、かつ外側に向かって張り出すセフ
    ティブラケットを固着し、該セフティブラケットの先端
    と前記インスツルメントパネルとの間には衝突時に両者
    が当接係合する間隙を設けてなることを特徴とする車両
    の衝突安全装置。
  2. 【請求項2】 前記セフティブラケットは、前記インス
    ツルメントパネルと当接係合する張り出し端に当接面を
    形成する請求項1に記載の車両の衝突安全装置。
  3. 【請求項3】 前記セフティブラケットは、前記ブレー
    キ用ブラケット側およびクラッチ用ブラケット側に固定
    する基端部と前記当接面との間の外面側に傾斜面又は曲
    面を形成することを特徴とする請求項2に記載の車両の
    衝突安全装置。
  4. 【請求項4】 前記セフティブラケットは、補強形状部
    を形成するものである請求項1に記載の車両の衝突安全
    装置。
  5. 【請求項5】 前記補強形状部が、上下に形成されたフ
    ランジリブである請求項4に記載の車両の衝突安全装
    置。
  6. 【請求項6】 前記補強形状部が、前記基端部と前記当
    接面との間の中間部又は端部に形成された凹ビード又は
    凸ビードである請求項4に記載の車両の衝突安全装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2000073124A1 (fr) * 1999-05-28 2000-12-07 Isuzu Motors Limited Dispositif de securite passive pour vehicule
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