JPH10166846A - 車両用空調装置 - Google Patents
車両用空調装置Info
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- JPH10166846A JPH10166846A JP8325416A JP32541696A JPH10166846A JP H10166846 A JPH10166846 A JP H10166846A JP 8325416 A JP8325416 A JP 8325416A JP 32541696 A JP32541696 A JP 32541696A JP H10166846 A JPH10166846 A JP H10166846A
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- B60H1/00642—Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
- B60H1/00814—Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation
- B60H1/00878—Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation the components being temperature regulating devices
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Abstract
は不必要は除霜運転を防止する。 【解決手段】 電磁弁26を閉、27を開とする暖房運
転を行っているとき、ヒータコア11に密着して設けら
れた水温センサの検出水温TWが目標水温TWOに対し
て所定温度T1 以上低く、かつ検出水温TWが所定時間
低下し続けた場合には、電磁弁26を開、27を閉とす
る除霜運転を開始する。これによって、車室内乗員が必
要とする暖房能力を維持できなくなる程度まで、室外熱
交換器22の着霜が進んだときのみ除霜運転を行うの
で、不必要な除霜運転を防止できる。
Description
発器の除霜運転を行うことのできる車両用空調装置に関
し、特に電気自動車に用いた場合に好適なものである。
願出願人が先に出願した車両用空調装置(特願平7−7
4798号)がある。これは、暖房運転時には、室内熱
交換器を凝縮器、室外熱交換器を蒸発器としてそれぞれ
機能させ、室内熱交換器にて温められた空気を車室内に
吹き出す。
れた出口温度センサの検出値が所定温度(例えば−3
℃)以下になると、室外熱交換器が着霜し始めたとみな
して、第1タイマを作動させて、所定時間(例えば60
分)をカウントする。そして、上記第1タイマがカウン
トアップした後に、さらに上記出口温度が外気温度より
も所定温度(例えば12℃)以上低いか否かを判定す
る。ここで、YESと判定されたときは、第2タイマを
作動させて所定時間(例えば3分)をカウントする。そ
して、第2タイマがカウントアップしたときに、室外熱
交換器を凝縮器として機能させる除霜運転が必要になっ
たとみなして、除霜運転を開始するようにしている。
かに、室外熱交換器が着霜していることは正確に検出で
きる。しかし、除霜運転を開始するタイミングが必ずし
も適切であるとは言えないため、除霜運転を行わなくて
も良いのに行ってしまうこともあり、結果的に、除霜運
転を行うことによる車室内暖房能力の低下を不必要に招
いてしまう、といった問題が発生する。
の車室内を急速暖房するために、乗員が設定温度を最高
温度に設定した場合には、圧縮機回転数は最高回転数と
なって低圧が低下するため、比較的容易に上記第1、第
2タイマがカウントする条件となる。その後、車室内が
温まってきて、さらに日射が照射される等して、乗員が
設定温度を最低温度に近い方に変更した場合、圧縮機回
転数は最低回転数付近まで低下するので、低圧は上がっ
て、着霜が進行する条件ではなくなる。
マは作動し続けるため、いずれは両タイマがカウントア
ップする。そして、両タイマがカウントアップしたとき
に、除霜運転を開始するタイミングとなって除霜運転が
始まる。その結果、本来なら行わなくても良い除霜運転
が行われてしまい、この除霜運転による車室内暖房能力
の低下を招いてしまう、といった問題が発生する。
タイミングで除霜運転を行い、ひいては不必要な除霜運
転を防止することのできる車両用空調装置を提供するこ
とを目的とする。
イミングを、車室内乗員が必要とする暖房能力を維持で
きなくなる程度まで蒸発器の着霜が進んだときとすれ
ば、上記目的を達成できると考えた。そこで、上記タイ
ミングを判定する手段を得るために、車室内に空気を導
く空気通路と、この空気通路内に設けられた温水式熱交
換器内に温水を供給する温水回路と、冷媒を圧縮する圧
縮機、この圧縮機が吐出した冷媒を凝縮させる凝縮器と
して機能するとともに、冷媒と上記温水回路内の温水と
を熱交換させる冷媒水熱交換器、冷媒を減圧する減圧手
段、および冷媒を蒸発させる蒸発器を備えた冷凍サイク
ルと、上記温水式熱交換器内を流れる温水の温度を検出
する水温検出手段とを備え、上記水温検出手段が検出し
た検出水温が所定の目標水温となるように上記圧縮機の
回転数を制御する車両用空調装置を用いて、上記蒸発
器にほとんど着霜していない場合、車室内乗員が必要
とする暖房能力を維持できなくなる程度まで蒸発器の着
霜が進んだ場合、のそれぞれについて、上記目標水温と
上記検出水温とがどのような関係にあるかを実験した。
機の回転数を上げれば、冷凍サイクルの高圧が上がり、
冷媒水熱交換器での温水加熱量が多くなって、上記検出
水温を上記目標水温に一致させることができた。ところ
が、上記の場合は、圧縮機の回転数を上げても、冷凍
サイクルの高圧がそれに応じて上がらないため、冷媒水
熱交換器での温水加熱量もそれに応じて上がらず、その
結果、上記検出水温は、上記目標水温に対して所定温度
以上低い関係となることが分かった。
載の発明は、上記検出水温が上記目標水温に対して上記
所定温度以上低く、かつ上記検出水温が低下し続けてい
るか否かを判定する除霜タイミング判定手段を設け、こ
の判定手段にて肯定判定されたときを上記タイミングと
みなして、蒸発器の除霜運転を行うことを特徴としてい
る。
して上記所定温度以上低い場合としては、車室内乗員が
必要とする暖房能力を維持できなくなる程度まで蒸発器
の着霜が進んだ場合の他に、例えば冷えた車室内を急速
暖房する初期の場合もある。そこで本発明では、さらに
上記検出水温が低下し続けているか否かを判定する。そ
して、ここで肯定判定されたときは、前者の場合とみな
せるので、このときに上記タイミングとして除霜運転を
行う。
要とする暖房能力を維持できなくなる程度まで蒸発器の
着霜が進んだときに、除霜運転を行うので、不必要な除
霜運転を防止することができる。なお、上記所定温度と
は、上記検出水温と上記目標水温との温度差がこの所定
温度以上となる原因が、明らかに、車室内乗員が必要と
する暖房能力を維持できなくなる程度まで蒸発器の着霜
が進んだことである、と思われる程度の温度であり、そ
れ以外の原因で上記温度差が生じた場合は含まない。
装置に適用した実施形態を、図1〜7に基づいて説明す
る。まず、図1を用いて本実施形態の全体構成を説明す
る。室内ユニット1は、車室内に空気を導く空気通路と
しての空調ケース2を備える。この空調ケース2の空気
上流側部位には、内気吸入口3、外気吸入口4、および
各吸入口3、4を開閉する内外気切換ドア5が設けられ
ており、この内外気切換ドア5はサーボモータ51(図
3参照)によって駆動される。
ケース2内に空気流を発生する送風手段としてのファン
6が設けられている。このファン6は、ファンモータ7
にて駆動される。また、空調ケース2内には、後述する
冷凍サイクル8の一部をなす室内熱交換器9が設けられ
ている。この室内熱交換器9は、後述する暖房運転時に
は内部に冷媒は流れず、後述する除霜運転時、冷房運転
時には蒸発器として機能する。
9の下流側に、後述する温水回路10の一部をなすヒー
タコア11が設けられている。このヒータコア11は、
空調ケース2内の空気を加熱する加熱器として機能する
熱交換器である。そして、このヒータコア11を通過す
る風量とバイパス通路12を通過する風量との割合は、
エアミックスドア13の開度によって決定され、このエ
アミックスドア13はサーボモータ52(図3参照)に
よって駆動される。
調空気をフロントガラス内面に吹き出すデフロスタ吹出
口14、空調空気を車室内乗員の上半身に向けて吹き出
すフェイス吹出口15、および空調空気を車室内乗員の
足元に向けて吹き出すフット吹出口16が形成されてい
る。そして、これらの吹出口14〜16は、それぞれの
ドア17〜19によってそれぞれ開閉され、これらのド
ア17〜19はサーボモータ53(図3参照)によって
駆動される。
9の他に、圧縮機20、冷媒水熱交換器21、室外熱交
換器22、暖房用膨張弁23、冷房用膨張弁24、アキ
ュムレータ25、および冷媒の流れ方向を切り換える電
磁弁26、27が、それぞれ冷媒配管28によって接続
された構成となっている。なお、図中29は室外ファン
である。
によって駆動されたときに冷媒の吸入、圧縮、吐出を行
う。この電動モータは、圧縮機20と一体的に密封ケー
ス内に配置されており、インバータ30(図3参照)に
より制御されることによって回転速度が連続的に変化す
る。また、このインバータ30は、制御装置31(図3
参照)によって通電制御される。
にはアルミニウム合金よりなり、図1のA−A矢視断面
図である図2に示すように、中空円柱状パイプ21aの
肉厚部に複数形成された通路21bに冷媒配管28が接
続され、パイプ21aの内部通路21cに、温水回路1
0の温水配管34(後述する)が接続されている。そし
て、圧縮機20が吐出した高温高圧の冷媒が上記通路2
1bを流れ、温水回路10内の温水が上記内部通路21
cを流れることによって、冷媒と温水とが熱交換して、
冷媒は凝縮し、温水は温められる。
暖房運転時には蒸発器として機能し、後述する除霜運転
時、冷房運転時には凝縮器として機能する。また、上記
暖房用膨張弁23は、後述する暖房運転時に減圧手段と
して機能し、上記冷房用膨張弁24は、後述する除霜運
転時、冷房運転時に減圧手段として機能する。また、上
記電磁弁26、27は制御装置31(図3参照)によっ
て通電制御される。
の他に、温水回路10内に温水流を発生するウォータポ
ンプ32、温水を加熱する燃焼式ヒータ33、および上
記冷媒水熱交換器21が、それぞれ温水配管34によっ
て接続された構成となっている。次に、本実施形態の制
御系について図3を用いて説明する。
M、RAM等からなる周知のマイクロコンピュータや、
ファンモータ7へ印加するファン電圧を制御する駆動回
路、A/D変換回路等を備え、イグニッションスイッチ
35がオンされたときにバッテリ36から電源が供給さ
れる。制御装置31の入力端子には、車室内空気温度を
検出する内気温センサ37、外気温度を検出する外気温
センサ38、車室内に照射される日射量を検出する日射
センサ39、ヒータコア11に密着して設けられ、ヒー
タコア11内の水温を検出する水温センサ40、室内熱
交換器9を通過した直後の空気温度を検出する吸込温度
センサ41、圧縮機20が吐出した冷媒圧力を検出する
圧力センサ42、および室外熱交換器22の出口冷媒温
度を検出する出口温度センサ43からの各信号が入力さ
れる。
トロールパネル44の各スイッチ、レバーからの信号が
入力される。この各スイッチ、レバーとしては、図4に
示すように、吹出モードの設定を行う吹出モード設定レ
バー45、車室内への吹出風量を設定する風量設定レバ
ー46、内外気切換モードを設定する内外気切換レバー
47、冷凍サイクル8を冷房運転させる冷房スイッチ4
8、冷房サイクル8を暖房運転させる暖房スイッチ4
9、および車室内目標温度を設定する温度設定レバー5
0を備える。
は、上記A/D変換回路にてA/D変換された後、上記
マイクロコンピュータへ入力されるように構成されてい
る。また、制御装置31の出力端子からは、ファンモー
タ7、電磁弁26、27、室外ファン29、インバータ
30、燃焼式ヒータ33、およびサーボモータ51〜5
3へ制御信号が出力される。
ンバータ30についての制御処理を、図5のフローチャ
ートに基づいて説明する。図5のルーチンが起動されて
最初に行われるステップS10では、イグニッションス
イッチ35からの信号、上記各センサ37〜43からの
信号、およびコントロールパネル44からの信号を読み
込む。そして、次のステップS20にて、イグニッショ
ンスイッチ35がオンされたか否かを判定し、オフであ
ればそのままこのルーチンを抜け、オンであれば次のス
テップS30に進む。
オンされているか否かを判定する。ここで、オフであれ
ばステップS10に戻り、オンであれば、次のステップ
S40にて、ROMに予め記憶された下記数式1に基づ
いて、車室内に吹き出す目標吹出温度TAOを算出す
る。
Tam−Ks ×Ts −C ここで、Tset は温度設定レバー50の設定位置によっ
て決定される設定温度、Tr は内気温センサ37が検出
した内気温度、Tamは外気温センサ38が検出した外気
温度、およびTs は日射センサ39が検出した日射量で
ある。また、Kset 、Kr 、Kam、およびKs はそれぞ
れゲインであり、Cは定数である。
コア11の温度効率φ(V)を、ファン6の運転状態に
よって決定される風量V(m3/h )に応じて算出する。
そして、次のステップS60にて、予めROMに記憶さ
れた下記数式2に基づいて、ヒータコア11内を流れる
温水の目標水温TWOを算出する。
度であり、本実施形態では、室内熱交換器9を通過した
直後の空気温度を検出する吸込温度センサ41の検出値
にて代用している。
ンサ40にて検出した水温TWが目標水温TWOとなる
ように、インバータ30へ入力する電流を制御する。例
えば、検出水温TWが目標水温TWOよりも低ければ、
圧縮機20の回転数を上げるようにインバータ30を制
御する。これによって、冷凍サイクル8の高圧が上が
り、冷媒水熱交換器21における温水加熱量が多くなっ
て、検出水温が目標水温TWOに近づく。
磁弁26、27についての制御処理を、図6のフローチ
ャートに基づいて説明する。図6のルーチンが起動され
て最初に行われるステップS110では、イグニッショ
ンスイッチ35からの信号、上記各センサ37〜43か
らの信号、コントロールパネル44からの信号、および
図5のステップS60で算出した目標水温TWOを読み
込む。
ニッションスイッチ35がオンされたか否かを判定し、
オフであればそのままこのルーチンを抜け、オンであれ
ば次のステップS130に進む。このステップS30で
は、暖房スイッチ49がオンされているか否かを判定
し、オフであればステップS110に戻り、オンであれ
ば、次のステップS140に進む。
じ、電磁弁27を開く。これによって、冷凍サイクル8
内の冷媒は、圧縮機20→冷媒水熱交換器21→暖房用
膨張弁23→室外熱交換器22→アキュムレータ25→
圧縮機20の順(図中黒矢印で示す)で流れ、暖房運転
が行われる。そして、次のステップS150では、上記
検出水温TWが、上記目標水温TWOよりも所定温度T
1 (本実施形態では10(℃))以上低いか否かを判定
する。つまり、このステップS150は、請求項2記載
の発明でいう水温判定手段を構成している。そして、こ
のステップS150にてNOと判定されたときはステッ
プS110に戻り、YESと判定されたときは、ステッ
プS160にてカウンタnをクリアする。
nに検出水温TWをセットし、次のステップS180に
てカウントMをクリアし、次のステップS190にて、
このカウンタMをインクリメントする。そして、次のス
テップS200にて、このカウンタMが所定数(本実施
形態では60)となったか否かを判定し、NOであれば
ステップS190に戻り、YESの場合はステップS2
10に移る。
ているか否かを判定する。具体的には、検出水温TW
が、上記ステップS170でセットしたTWn よりも低
いか否かで上記判定を行う。そして、このステップS2
10でNOと判定されたときは、例えば冷えた車室内を
急速暖房する初期の場合とみなして、ステップS140
に戻る。
されたときは、次のステップS220にて上記カウンタ
nをインクリメントし、次のステップS230にて、こ
のカウンタnが所定数(本実施形態では6)となったか
否かを判定する。このステップS230は、請求項2記
載の発明でいう水温低下判定手段を構成している。この
ステップS230にてNOと判定されたときはステップ
S170に戻る。
されたときは、検出水温TWが目標水温TWOに対して
所定温度T1 (10℃)以上低く、かつ低温水温TWが
所定時間低下し続けているということなので、車室内乗
員が必要とする暖房能力を維持できなくなる程度まで室
外熱交換器22の着霜が進んだとみなして、このときを
除霜運転開始のタイミングとして、次のステップS24
0にて除霜運転を開始する。
開き、電磁弁27を閉じる。これによって、冷凍サイク
ル8内の冷媒は、圧縮機20→冷媒水熱交換器21→室
外熱交換器22→冷房用膨張弁24→室内熱交換器9→
アキュムレータ25→圧縮機20の順(図中白矢印で示
す)で流れ、室外熱交換器22を凝縮器させてこの室外
熱交換器22の除霜をする除霜運転が行われる。
温度センサ43が検出した出口温度To が所定温度α以
上か否かを判定する。つまり、除霜が終了すると、室外
熱交換器22の出口温度が上昇することから、ステップ
S250ではこの出口温度をみて除霜が終了したか否か
を判定する。そして、終了したと判定されたときは、ス
テップS140に戻って暖房運転を再開する。
ンされたときには、マイクロコンピュータは、除霜運転
時と同じように電磁弁26、27を制御する。以上説明
した構成によると、外気温度が低いときには、暖房運転
を続けていっても、室外熱交換器22の着霜量は、車室
内乗員が必要とする暖房能力を維持できなくなる程度ま
では進まない(多くても50〜70%)。
を上げれば、冷凍サイクル8の高圧が上がり、冷媒水熱
交換器21での温水加熱量が多くなるので、図7(a)
の実験データに示すように、車室内急速暖房初期には目
標水温TWOよりもかなり低い検出水温TWは、その
後、図5のような圧縮機回転数制御をすることによって
徐々に上昇し、いずれは目標水温TWOに一致して、そ
のまま推移する。
を続けていくと、次第に室外熱交換器22の着霜量が多
くなっていき、圧縮機20の回転数を上げても、冷凍サ
イクル8の高圧がそれに応じて上がらなくなり、冷媒水
熱交換器21での温水加熱量もそれに応じて上がらなく
なる。従って、このときには図7(b)の実験データに
示すように、図5のような圧縮機回転数制御をすること
によって、検出水温TWは、一旦は目標水温TWOとな
るが、その後、暖房運転を続けることによって室外熱交
換器22の着霜量も進み、目標水温TWに対して検出水
温TWが徐々に低下していく。
に示すように、検出水温TWが目標水温TWOよりも所
定温度T1 低くなるとなるときを判定し、このときから
更に所定時間t1 (図6のカウンタnが6になるまでの
時間)、検出水温TWが低下し続けているか否かを図6
のステップS230で判定している。以上説明したよう
に、本実施形態によると、車室内乗員が必要とする暖房
能力を維持できなくなる程度まで室外熱交換器22の着
霜が進んだときに、除霜運転を行い、それ以外のときで
の除霜運転は行わないので、不必要な除霜運転を防止す
ることができる。
のステップS150にてYESと判定されてから、所定
時間続けて検出水温TWが低下しているときに、除霜運
転を行うようにしたが、必ずしも、ステップS150に
てYESと判定されてからの時間をカウントする必要が
なく、単純に検出水温TWが低下し続けていると判定さ
れたときに除霜運転を行うようにしても良い。
水温検出手段を、ヒータコア11に密着して設けた水温
センサ40にて構成したが、この水温センサは必ずしも
ヒータコア11に密着させる必要はなく、温水配管34
の任意の場所に設け、この場所における検出水温に基づ
いて、ヒータコア11内を流れる温水の温度を算出する
ようにしても良い。
変化と圧縮機20の吐出圧力変化は対応しているため、
図6のステップS250での判定を、圧力センサ42の
センサ値に基づいて行うようにして、上記出口温度セン
サ43を無くしても良い。また、上記実施形態では、温
水回路10の温水配管34途中に燃焼式ヒータ33を設
けたが、この燃焼式ヒータ33は無くしても良い。
図である。
処理の流れを示すフローチャートである。
御処理の流れを示すフローチャートである。
の推移についての実験データを示す図である。
…温水回路、11…ヒータコア(温水式熱交換器)、2
0…圧縮機、21…冷媒水熱交換器、22…室外熱交換
器(蒸発器)、23…暖房用膨張弁(減圧手段)、40
…水温センサ(水温検出手段)。
Claims (2)
- 【請求項1】 車室内に空気を導く空気通路(2)と、 この空気通路(2)内に設けられた温水式熱交換器(1
1)内に温水を供給する温水回路(10)と、 冷媒を圧縮する圧縮機(20)、この圧縮機(20)が
吐出した冷媒を凝縮させる凝縮器として機能するととも
に、冷媒と前記温水回路(10)内の温水とを熱交換さ
せる冷媒水熱交換器(21)、冷媒を減圧する減圧手段
(23)、および冷媒を蒸発させる蒸発器(22)を備
えた冷凍サイクル(8)と、 前記温水式熱交換器(11)内を流れる温水の温度を検
出する水温検出手段(40)とを備え、 前記水温検出手段(40)が検出した検出水温が所定の
目標水温となるように前記圧縮機(20)の回転数を制
御する車両用空調装置であって、 前記検出水温が前記目標水温に対して所定温度以上低
く、かつ前記検出水温が低下し続けているか否かを判定
する着霜タイミング判定手段(S150〜S230)を
有し、この着霜タイミング判定手段(S150〜S23
0)によって肯定判定されたとき、前記蒸発器(22)
の除霜運転を行うことを特徴とする車両用空調装置。 - 【請求項2】 前記着霜タイミング判定手段(S150
〜S230)は、 前記検出水温が前記目標水温に対して所定温度以上低い
か否かを判定する水温判定手段(S150)と、 この水温判定手段(S150)によって、前記検出水温
が前記目標水温に対して前記所定温度以上低いと判定さ
れてから、前記検出水温が所定時間低下し続けているか
否かを判定する水温低下判定手段(S230)とを備
え、この水温低下判定手段(S230)によって肯定判
定されたとき、前記蒸発器(22)の除霜運転を行うこ
とを特徴とする請求項1記載の車両用空調装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP32541696A JP3794078B2 (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | 車両用空調装置 |
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---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
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JPH10166846A true JPH10166846A (ja) | 1998-06-23 |
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---|---|---|---|
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