JPH1016642A - 制動報知灯の点灯装置 - Google Patents
制動報知灯の点灯装置Info
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- JPH1016642A JPH1016642A JP19529096A JP19529096A JPH1016642A JP H1016642 A JPH1016642 A JP H1016642A JP 19529096 A JP19529096 A JP 19529096A JP 19529096 A JP19529096 A JP 19529096A JP H1016642 A JPH1016642 A JP H1016642A
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Abstract
灯の点灯装置を提供する。 【解決手段】 スロットル開度11とエンジン回転数1
2からエンジンの軸トルク13を演算し、このエンジン
の軸トルクが所定値より小さいときに、制動報知灯30
を点灯する。
Description
止すべく後続車両に自車両の制動状況を報知する制動報
知灯の点灯装置に関する。
は、従来より、ブレーキペダルを踏み込むと点灯するい
わゆるブレーキランプや、非常時に室内のスイッチを手
動操作すると点灯するいわゆるフラッシャーランプが知
られているが、何れも車両の制動状況を自動的に報知で
きるものではない。このため、車両の慣性力を利用して
自車両の制動状況を検出し、自動的に制動報知灯を点灯
することにより予知開始時間を早めた点灯装置も提案さ
れている(例えば、実開平6−74,497号公報参
照)。
慣性力は、車両重量と加速度との積であり、また駆動力
から走行抵抗を減じた力であることから、道路勾配など
の走行抵抗によっても変動する。このため、上述した従
来の自動点灯装置では、走行路が上り坂に変わって車両
が一時的に減速するときにも、制動報知灯が点灯するこ
とになる。このような上り坂への移行時には、アクセル
を踏み込んでいるのが一般的であり、慣性力の作用は瞬
間的なものに過ぎないことから、かかる状況で制動報知
灯が点灯すると、後続車両は不必要にブレーキをかけて
しまい、交通渋滞の原因となる。
て一定速度で走行している場合には慣性力が作用しない
ので制動報知灯は点灯せず、後続車両が自車両に接近す
るおそれがある。
鑑みてなされたものであり、車両の駆動力を直接利用す
ることにより、車両の制動状況を適切に報知できる制動
報知灯の点灯装置を提供することを目的とする。
に、請求項1記載の本発明の制動報知灯の点灯装置は、
車両の駆動力を検出する手段と、当該手段により検出さ
れた駆動力が所定値より小さいときに制動報知灯を点灯
させる手段とを備えたことを特徴とする。
では、車両の駆動力を直接検出し、この駆動力を基準に
して車両の制動状況を判断するので、上り坂への過渡時
や下り坂での一定走行時など、慣性力では制御報知の判
断ができない状況であっても、適切に自車両の制動状況
を後続車両に報知することができる。
いて、車両の駆動力は特に限定されず、エンジンの駆動
力、すなわちエンジンの軸トルクであっても、タイヤの
駆動力であっても良い。
灯装置は、スロットル開度を検出するスロットル開度検
出手段と、エンジン回転数を検出するエンジン回転数検
出手段と、前記スロットル開度検出手段により検出され
たスロットル開度と前記エンジン回転数検出手段により
検出されたエンジン回転数に基づいてエンジンの軸トル
クを演算するエンジン軸トルク演算手段と、前記エンジ
ン軸トルク演算手段により演算されたエンジン軸トルク
が所定値より小さいときに制動報知灯を点灯させる信号
を出力する点灯制御手段とを備えたことを特徴とする。
すなわち、請求項1記載の車両の駆動力をエンジンの軸
トルクとしている。
では、エンジン軸トルク演算手段にて、スロットル開度
検出手段により検出されたスロットル開度とエンジン回
転数検出手段により検出されたエンジン回転数に基づい
て、エンジンの軸トルクを演算する。エンジンの軸トル
クは、そのエンジンについて、回転数とスロットル開度
が求められれば決定される値である。請求項2記載の制
動報知灯の点灯装置では、エンジン軸トルクを基準にし
て制動報知灯を点灯するので、スロットルを戻す(閉じ
る)ことにより車両にエンジン軸トルクによる制動力が
生じると、制動報知灯が点灯することになる。したがっ
て、上り坂への過渡時や下り坂での一定走行時など、慣
性力では制御報知の判断ができない状況であっても、適
切に自車両の制動状況を後続車両に報知することができ
る。
置は、スロットル開度を検出するスロットル開度検出手
段と、エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手
段と、前記スロットル開度検出手段により検出されたス
ロットル開度と前記エンジン回転数検出手段により検出
されたエンジン回転数に基づいてエンジンの軸トルクを
演算するエンジン軸トルク演算手段と、前記エンジンの
出力軸からタイヤまでの減速比を検出する減速比検出手
段と、前記エンジン軸トルク演算手段により演算された
エンジン軸トルクと前記減速比検出手段により検出され
た減速比に基づいてタイヤの駆動力を演算するタイヤ駆
動力演算手段と、前記タイヤ駆動力演算手段により演算
されたタイヤの駆動力が所定値より小さいときに制動報
知灯を点灯させる信号を出力する点灯制御手段とを備え
たことを特徴とする。すなわち、請求項1記載の車両の
駆動力をタイヤの駆動力としている。
では、エンジン軸トルク演算手段にて、スロットル開度
検出手段により検出されたスロットル開度とエンジン回
転数検出手段により検出されたエンジン回転数に基づい
て、エンジンの軸トルクを演算する。そして、タイヤ駆
動力演算手段にて、エンジン軸トルク演算手段により演
算されたエンジン軸トルクと減速比検出手段により検出
された減速比に基づいて、タイヤの駆動力を演算する。
タイヤの駆動力は、エンジン軸トルクと、エンジンの出
力軸からタイヤまでの減速比とタイヤ半径が求められれ
ば決定される値である。この請求項3記載の制動報知灯
の点灯装置では、タイヤの駆動力を基準にして制動報知
灯を点灯するので、トランスミッションをシフトダウン
することにより制動力が生じると、制動報知灯が点灯す
ることになる。したがって、上り坂への過渡時や下り坂
での一定走行時など、慣性力では制御報知の判断ができ
ない状況であっても、適切に自車両の制動状況を後続車
両に報知することができる。
記載のエンジンの軸トルクの所定値、及び請求項3記載
のタイヤの駆動力の所定値は、予め定められた固定値で
も良いが、請求項4記載の制動報知灯の点灯装置は、前
記車両の走行速度を検出する車速検出手段と、前記車速
検出手段により検出された走行速度が大きいほど、前記
駆動力、前記エンジンの軸トルク又は前記タイヤの駆動
力の所定値を大きくする手段とをさらに備えたことを特
徴とする。すなわち、走行速度が大きくなると空気抵抗
も大きくなり減速しやすくなるので、このような場合に
は制動報知灯を点灯するしきい値、つまり所定値を大き
くする。これにより、自車両が高速で走行している場合
には、より早く制動報知灯が点灯することになり、後続
車両に注意を喚起することができる。
置は、前記駆動力、前記エンジンの軸トルク又は前記タ
イヤの駆動力の変化率を検出する変化率検出手段と、前
記変化率検出手段により検出された変化率が所定値より
小さいときに前記制動報知灯を点灯させる信号を出力す
る手段とをさらに備えたことを特徴とする。
では、駆動力、エンジンの軸トルク又はタイヤの駆動力
の変化率、換言すればこれら駆動力等の減少の予測値を
基準にして制動報知灯を点灯するので、より早く制動報
知灯が点灯することになり、後続車両に注意を喚起する
ことができる。
よれば、車両の駆動力を直接検出し、この駆動力を基準
にして車両の制動状況を判断するので、上り坂への過渡
時や下り坂での一定走行時など、慣性力では制御報知の
判断ができない状況であっても、適切に自車両の制動状
況を後続車両に報知することができる。
れば、エンジン軸トルクを基準にして制動報知灯を点灯
するので、スロットルを戻す(閉じる)ことにより車両
にエンジン軸トルクによる制動力が生じると、制動報知
灯が点灯することになる。したがって、上り坂への過渡
時や下り坂での一定走行時など、慣性力では制御報知の
判断ができない状況であっても、適切に自車両の制動状
況を後続車両に報知することができる。
れば、タイヤの駆動力を基準にして制動報知灯を点灯す
るので、トランスミッションをシフトダウンすることに
より制動力が生じると、制動報知灯が点灯することにな
る。したがって、上り坂への過渡時や下り坂での一定走
行時など、慣性力では制御報知の判断ができない状況で
あっても、適切に自車両の制動状況を後続車両に報知す
ることができる。
れば、自車両が高速で走行して減速力も大きくなる場合
には、より早く制動報知灯が点灯するので、後続車両に
いち早く注意を喚起することができる。
れば、駆動力、エンジンの軸トルク又はタイヤの駆動力
の変化率、換言すればこれら駆動力等の減少の予測値を
基準にして制動報知灯を点灯するので、より早く制動報
知灯が点灯することになり、後続車両にいち早く注意を
喚起することができる。
基づいて説明する。第1実施形態 図1は本発明の制動報知灯の点灯装置の第1実施形態を
示すブロック図、図2はスロットル開度、エンジン回転
数及びエンジン軸トルクの関係を示すグラフである。
クセルペダルによって開閉するスロットルバルブの開度
を検出するスロットル開度検出手段11と、エンジン回
転数を検出するエンジン回転数検出手段12と、スロッ
トル開度検出手段11により検出されたスロットル開度
とエンジン回転数検出手段12により検出されたエンジ
ン回転数に基づいてエンジンの軸トルクを演算するエン
ジン軸トルク演算手段13と、エンジン軸トルク演算手
段13により演算されたエンジン軸トルクが所定値より
小さいときに制動報知灯30を点灯させる信号を出力す
る点灯制御手段20とを備えている。
テンショメータからなり、スロットルバルブの開度を検
出して、その信号をエンジン軸トルク演算手段13へ送
出する。また、エンジン回転数検出手段12は、例えば
タコメータからの信号を入力し、エンジン回転数をエン
ジン軸トルク演算手段13へ送出する。
マイクロコンピュータからなり、スロットル開度及びエ
ンジン回転数の入力値からエンジンの軸トルクを演算す
る。スロットル開度及びエンジン回転数に対するエンジ
ン軸トルクの関係は、そのエンジンによって一義的に決
まっており、例えば図2に示すテーブルで表される。し
たがって、エンジン軸トルク演算手段13に図2に示す
テーブルを格納しておき、スロットル開度検出手段11
により検出されたスロットル開度と、エンジン回転数検
出手段12により検出されたエンジン回転数との入力値
に基づいて、当該テーブルを参照することによりエンジ
ンの軸トルクが算出される。
ピュータからなり、エンジン軸トルク演算手段13から
送出されるエンジン軸トルクの値と、予め入力されてい
るしきい値(所定値)とを比較演算し、実際のエンジン
軸トルクがこの所定値よりも小さい場合には、制動報知
灯30に点灯信号を送出する。本実施形態では、エンジ
ン軸トルクのしきい値を例えば−2kg・mとし、実際
のエンジン軸トルクが−2kg・mよりも小さいとき
に、制動報知灯30へ点灯信号を送出するように設定さ
れている。
後面に装着されるランプであって、従来のブレーキラン
プ或いはフラッシャーランプ等と共用することができる
が、専用に設けることも可能である。
態の制御内容を示すフローチャートであり、まずスロッ
トル開度検出手段11によりスロットルバルブの開度を
検出してエンジン軸トルク演算手段13に送出するとと
もに(ステップ10)、エンジン回転数検出手段12に
よりエンジン回転数を検出してエンジン軸トルク演算手
段13に送出する(ステップ11)。そして、エンジン
軸トルク演算手段13にて、スロットル開度、エンジン
回転数及び図2に示すテーブルから、エンジンの軸トル
クを求め、これを点灯制御手段20に送出する(ステッ
プ12)。
ンの軸トルクが、予め定められている所定値(例えば、
−2kg・m)に対して大きいか否かを判断し(ステッ
プ13)、大きい場合には処理を終了するが、小さい場
合には制動報知灯30に対し、点灯指令信号を送出する
(ステップ14)。
灯装置によれば、アクセルを戻す(スロットルを閉じ
る)ことにより、車両にエンジン軸トルクによる制動力
が生じると、制動報知灯が自動的に点灯することにな
る。すなわち、本実施形態では、点灯の基準要素を慣性
力ではなくエンジン軸トルクそのものとしているので、
上り坂への過渡においては制動報知灯は点灯せず、逆に
下り坂での一定走行時などは点灯し、適切に自車両の制
動状況を後続車両に報知することができる。
示すブロック図、図5はトランスミッションのシフト位
置と減速比との関係を示す図である。
クセルペダルによって開閉するスロットルバルブの開度
を検出するスロットル開度検出手段11と、エンジン回
転数を検出するエンジン回転数検出手段12と、スロッ
トル開度検出手段11により検出されたスロットル開度
とエンジン回転数検出手段12により検出されたエンジ
ン回転数に基づいてエンジンの軸トルクを演算するエン
ジン軸トルク演算手段13と、エンジンの出力軸からタ
イヤまでの減速比を検出する減速比検出手段14と、エ
ンジン軸トルク演算手段13により演算されたエンジン
軸トルクと減速比検出手段14により検出された減速比
に基づいてタイヤの駆動力を演算するタイヤ駆動力演算
手段15と、タイヤ駆動力演算手段15により演算され
たタイヤの駆動力が所定値より小さいときに制動報知灯
30を点灯させる信号を出力する点灯制御手段20とを
備えている。
テンショメータからなり、スロットルバルブの開度を検
出して、その信号をエンジン軸トルク演算手段13へ送
出する。また、エンジン回転数検出手段12は、例えば
タコメータからの信号を入力し、エンジン回転数をエン
ジン軸トルク演算手段13へ送出する。
マイクロコンピュータからなり、スロットル開度及びエ
ンジン回転数の入力値からエンジンの軸トルクを演算す
る。スロットル開度及びエンジン回転数に対するエンジ
ン軸トルクの関係は、そのエンジンによって一義的に決
まっており、例えば図2に示すテーブルで表される。し
たがって、エンジン軸トルク演算手段13に図2に示す
テーブルを格納しておき、スロットル開度検出手段11
により検出されたスロットル開度と、エンジン回転数検
出手段12により検出されたエンジン回転数との入力値
に基づいて、当該テーブルを参照することによりエンジ
ンの軸トルクが算出される。
ッションのギヤ位置を検出するスイッチと、このギヤ位
置に対する減速比を演算するマイクロコンピュータから
なり、当該マイクロコンピュータには、図5に示すテー
ブルが格納されている。同図に示されるように、トラン
スミッションの減速比はそのトランスミッションによっ
て一義的に決まっており、エンジンの出力軸からタイヤ
までの減速比は、ギヤ位置に応じた減速比にファイナル
ギヤ比を乗じた値となる。減速比検出手段14では、こ
の演算が行われエンジンの出力軸からタイヤまでの減速
比がタイヤ駆動力検出手段15に送出される。
クロコンピュータからなり、エンジン軸トルク演算手段
13により演算されたエンジン軸トルクと、減速比検出
手段14により検出された減速比と、既知であるタイヤ
半径とに基づいて、タイヤの駆動力を演算する。すなわ
ち、タイヤの駆動力=(エンジン軸トルク×エンジンの
出力軸からタイヤまでの減速比×9.8)÷タイヤ半径
で表されるので、タイヤ駆動力検出手段15では、この
演算が行われ、タイヤ駆動力が点灯制御手段20に送出
される。
ピュータからなり、タイヤ駆動力検出手段15から送出
されるタイヤ駆動力の値と、予め入力されているしきい
値(所定値)とを比較演算し、実際のタイヤ駆動力がこ
の所定値よりも小さい場合には、制動報知灯30に点灯
信号を送出する。本実施形態では、タイヤ駆動力のしき
い値を例えば−500Nとし、実際のエンジン軸トルク
が−500Nよりも小さいときに、制動報知灯30へ点
灯信号を送出するように設定されている。
態の制御内容を示すフローチャートであり、まずスロッ
トル開度検出手段11によりスロットルバルブの開度を
検出してエンジン軸トルク演算手段13に送出するとと
もに(ステップ20)、エンジン回転数検出手段12に
よりエンジン回転数を検出してエンジン軸トルク演算手
段13に送出する(ステップ21)。そして、エンジン
軸トルク演算手段13にて、スロットル開度、エンジン
回転数及び図2に示すテーブルから、エンジンの軸トル
クを求め、これをタイヤ駆動力検出手段15に送出する
(ステップ22)。
ンの出力軸からタイヤまでの減速比を求め、これをタイ
ヤ駆動力検出手段15に送出する(ステップ23)。そ
して、タイヤ駆動力検出手段15では、エンジン軸トル
ク演算手段13により演算されたエンジン軸トルクと、
減速比検出手段14により検出された減速比と、既知で
あるタイヤ半径とに基づいて、タイヤの駆動力が演算さ
れる。この値は点灯制御手段20に送出される(ステッ
プ24)。
駆動力が、予め定められている所定値(例えば、−50
0N)に対して大きいか否かを判断し(ステップ2
5)、大きい場合にはそのまま処理を終了するが、小さ
い場合には制動報知灯30に対し、点灯指令信号を送出
する(ステップ26)。
灯装置によれば、トランスミッションをシフトダウンす
ることにより車両に制動力が生じると、制動報知灯が自
動的に点灯することになる。すなわち、本実施形態で
は、点灯の基準要素を慣性力ではなくタイヤ駆動力その
ものとしているので、上り坂への過渡においては制動報
知灯は点灯せず、逆に下り坂での一定走行時などは点灯
し、適切に自車両の制動状況を後続車両に報知すること
ができる。
を示すブロック図であり、上述した第2実施形態と共通
する部分には同一符号を付し、その説明を一部省略す
る。
両の走行速度を検出する車速検出手段40をさらに備え
ている。この車速検出手段40は例えば車輪速センサな
どから構成される。
段40により検出された走行速度が大きいほど、記憶さ
れているタイヤ駆動力の所定値(しきい値)を大きくす
る。例えば、所定値=C×車速−C1(ただし、C,C
1は定数)とし、これに車速を代入することにより所定
値を求める。これは、走行速度が大きくなると空気抵抗
も大きくなり減速しやすくなるので、このような場合に
は制動報知灯を点灯するしきい値、つまり所定値を大き
くするためである。
態の制御内容を示すフローチャートであり、まずスロッ
トル開度検出手段11によりスロットルバルブの開度を
検出してエンジン軸トルク演算手段13に送出するとと
もに(ステップ30)、エンジン回転数検出手段12に
よりエンジン回転数を検出してエンジン軸トルク演算手
段13に送出する(ステップ31)。そして、エンジン
軸トルク演算手段13にて、スロットル開度、エンジン
回転数及び図2に示すテーブルから、エンジンの軸トル
クを求め、これをタイヤ駆動力検出手段15に送出する
(ステップ32)。
ンの出力軸からタイヤまでの減速比を求め、これをタイ
ヤ駆動力検出手段15に送出する(ステップ33)。そ
して、タイヤ駆動力検出手段15では、エンジン軸トル
ク演算手段13により演算されたエンジン軸トルクと、
減速比検出手段14により検出された減速比と、既知で
あるタイヤ半径とに基づいて、タイヤの駆動力が演算さ
れる。この値は点灯制御手段20に送出される(ステッ
プ34)。
速を検出して、これを点灯制御手段20に送出する(ス
テップ35)。点灯制御手段20では、車速検出手段4
0からの車速に応じてタイヤ駆動力の所定値を変更した
のち(ステップ36)、タイヤ駆動力検出手段15から
入力されたタイヤ駆動力が、ステップ36で求められた
所定値(例えば、−500N)に対して大きいか否かを
判断し(ステップ37)、大きい場合にはそのまま処理
を終了するが、小さい場合には制動報知灯30に対し、
点灯指令信号を送出する(ステップ38)。
灯装置によれば、車速に応じて所定値が変更されるの
で、自車両が高速で走行している場合には、より早く制
動報知灯が点灯することになり、後続車両により早く注
意を喚起することができる。
を示すブロック図であり、上述した第2実施形態と共通
する部分には同一符号を付し、その説明を一部省略す
る。
イヤの駆動力の変化率を検出する変化率検出手段50を
さらに備えており、例えばマイクロコンピュータから構
成される。この変化率検出手段50は、タイヤ駆動力検
出手段15から送出されるタイヤ駆動力値を差分演算し
て変化率を求め、点灯制御手段20に送出する。点灯制
御手段20では、変化率検出手段50により検出された
変化率が、所定値より小さいときは、制動報知灯30を
点灯させる信号を出力する。
形態の制御内容を示すフローチャートであり、まずスロ
ットル開度検出手段11によりスロットルバルブの開度
を検出してエンジン軸トルク演算手段13に送出すると
ともに(ステップ40)、エンジン回転数検出手段12
によりエンジン回転数を検出してエンジン軸トルク演算
手段13に送出する(ステップ41)。そして、エンジ
ン軸トルク演算手段13にて、スロットル開度、エンジ
ン回転数及び図2に示すテーブルから、エンジンの軸ト
ルクを求め、これをタイヤ駆動力検出手段15に送出す
る(ステップ42)。
ンの出力軸からタイヤまでの減速比を求め、これをタイ
ヤ駆動力検出手段15に送出する(ステップ43)。そ
して、タイヤ駆動力検出手段15では、エンジン軸トル
ク演算手段13により演算されたエンジン軸トルクと、
減速比検出手段14により検出された減速比と、既知で
あるタイヤ半径とに基づいて、タイヤの駆動力が演算さ
れる。この値は変化率検出手段50に送出される(ステ
ップ44)。
出手段15から送出されるタイヤ駆動力値を差分演算し
て変化率を求め、これを点灯制御手段20に送出する
(ステップ45)。そして、点灯制御手段20では、変
化率検出手段50から送出されるタイヤ駆動力の変化率
が、予め入力されている所定値より大きいか否かを判断
し(ステップ46)、大きい場合にはそのまま処理を終
了するが、小さい場合には制動報知灯30に対し、点灯
指令信号を送出する(ステップ47)。
灯装置では、タイヤの駆動力の変化率、換言すればタイ
ヤ駆動力の減少の予測値を基準にして、制動報知灯30
を点灯するので、より早く制動報知灯が点灯することに
なり、後続車両に注意を喚起することができる。
理解を容易にするために記載されたものであって、本発
明を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技
術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨
である。
装置において、車両の駆動力を検出する手段10とは、
第1実施形態においては、図1に示されるようにスロッ
トル開度検出手段11、エンジン回転数検出手段12及
びエンジン軸トルク演算手段13に相当し、第2実施形
態では、図4に示されるようにスロットル開度検出手段
11、エンジン回転数検出手段12、エンジン軸トルク
演算手段13、減速比検出手段14及びタイヤ駆動力検
出手段15に相当する。
いて、車両の駆動力を検出する手段10として、第1実
施形態に示されるようにスロットル開度検出手段11、
エンジン回転数検出手段12及びエンジン軸トルク演算
手段13に代えることも可能である。
を示すブロック図である。
軸トルクの関係を示すグラフである。
である。
を示すブロック図である。
速比との関係を示す図である。
である。
を示すブロック図である。
である。
を示すブロック図である。
トである。
Claims (5)
- 【請求項1】車両の駆動力を検出する手段と、当該手段
により検出された駆動力が所定値より小さいときに制動
報知灯を点灯させる手段とを備えたことを特徴とする制
動報知灯の点灯装置。 - 【請求項2】スロットル開度を検出するスロットル開度
検出手段と、エンジン回転数を検出するエンジン回転数
検出手段と、前記スロットル開度検出手段により検出さ
れたスロットル開度と前記エンジン回転数検出手段によ
り検出されたエンジン回転数に基づいてエンジンの軸ト
ルクを演算するエンジン軸トルク演算手段と、前記エン
ジン軸トルク演算手段により演算されたエンジン軸トル
クが所定値より小さいときに制動報知灯を点灯させる信
号を出力する点灯制御手段とを備えたことを特徴とする
制動報知灯の点灯装置。 - 【請求項3】スロットル開度を検出するスロットル開度
検出手段と、エンジン回転数を検出するエンジン回転数
検出手段と、前記スロットル開度検出手段により検出さ
れたスロットル開度と前記エンジン回転数検出手段によ
り検出されたエンジン回転数に基づいてエンジンの軸ト
ルクを演算するエンジン軸トルク演算手段と、前記エン
ジンの出力軸からタイヤまでの減速比を検出する減速比
検出手段と、前記エンジン軸トルク演算手段により演算
されたエンジン軸トルクと前記減速比検出手段により検
出された減速比に基づいてタイヤの駆動力を演算するタ
イヤ駆動力演算手段と、前記タイヤ駆動力演算手段によ
り演算されたタイヤの駆動力が所定値より小さいときに
制動報知灯を点灯させる信号を出力する点灯制御手段と
を備えたことを特徴とする制動報知灯の点灯装置。 - 【請求項4】前記車両の走行速度を検出する車速検出手
段と、前記車速検出手段により検出された走行速度が大
きいほど、前記駆動力、前記エンジンの軸トルク又は前
記タイヤの駆動力の所定値を大きくする手段とをさらに
備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の
制動報知灯の点灯装置。 - 【請求項5】前記駆動力、前記エンジンの軸トルク又は
前記タイヤの駆動力の変化率を検出する変化率検出手段
と、前記変化率検出手段により検出された変化率が所定
値より小さいときに前記制動報知灯を点灯させる信号を
出力する手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項
1〜4の何れかに記載の制動報知灯の点灯装置。
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JP19529096A JP4007631B2 (ja) | 1996-07-05 | 1996-07-05 | 制動報知灯の点灯装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH1016642A true JPH1016642A (ja) | 1998-01-20 |
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Family Applications (1)
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JP19529096A Expired - Fee Related JP4007631B2 (ja) | 1996-07-05 | 1996-07-05 | 制動報知灯の点灯装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP4007631B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014076715A (ja) * | 2012-10-10 | 2014-05-01 | Mitsubishi Motors Corp | ブレーキランプ制御装置 |
JP2015123754A (ja) * | 2013-12-25 | 2015-07-06 | 三菱自動車工業株式会社 | 電動車両のストップランプ点灯制御装置 |
JP2015123755A (ja) * | 2013-12-25 | 2015-07-06 | 三菱自動車工業株式会社 | 電動車両のストップランプ点灯制御装置 |
JP2016117436A (ja) * | 2014-12-22 | 2016-06-30 | 三菱自動車工業株式会社 | ストップランプの制御装置 |
-
1996
- 1996-07-05 JP JP19529096A patent/JP4007631B2/ja not_active Expired - Fee Related
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