JPH10166296A - プラスチック管の切断方法及び装置 - Google Patents

プラスチック管の切断方法及び装置

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JPH10166296A
JPH10166296A JP33011596A JP33011596A JPH10166296A JP H10166296 A JPH10166296 A JP H10166296A JP 33011596 A JP33011596 A JP 33011596A JP 33011596 A JP33011596 A JP 33011596A JP H10166296 A JPH10166296 A JP H10166296A
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】プラスチック管を回転させてカッターにより
プラスチック管を切断する方法において、プラスチック
管の切断をスムースに、しかも切り口をきれいにする。 【解決手段】薄刃カッター27をブラケット18に取着
のエアシリンダー23によって昇降させるようにし、ブ
ラケット18は両側でフレーム12に取着のエアシリン
ダー19によって昇降可能に支持され、ローラ22を有
する。ブラケット18の降下によりローラ22が下側の
モータ15によって回転駆動されるローラ16と協働し
てプラスチック管1を挟み込み、固定状態でプラスチッ
ク管1を回転させる。カッター27による切断は、当初
は軽く、切り溝を付けたのち強く行われ、これによりプ
ラスチック管への食い込みを防ぐ。切削時においてはエ
アシリンダー19のクッション機能によってプラスチッ
ク管1の傾きに応じてカッター27が傾き、常に管軸と
直交する方向を向いて切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリブテンなどのポリオレフィン管、硬
質塩化ビニル管等のプラスチック管(以下、単に「プラ
スチック管」という)を切断する方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来技術】プラスチック管は軽量で耐蝕性を有し、し
かもある程度の可撓性を有して耐震性を有することから
近年、上下水道管や給湯管、ガス管等に多用されてい
る。こうしたプラスチック管の配管工事は、鋼管の場合
と同様、施工現場で管の組付け作業を行うことも多い
が、この作業には管を切断したり、継手を用いて管を接
続する接続作業が必要で、堀削構内の狭隘な場所で管の
接続作業を行うのは容易でない。
【0003】そこで配管図を予め作っておき、その図面
に従って工場で管の組付けを行うことが広く行われてい
るが、いづれにしても管の組付け作業には、管の切断作
業が必要である。プラスチック管の切断には従来、回転
刃を備えた切断装置を用い、該切断装置を管に装着して
回転刃を管の周りに周回させて切断する方法、ローラを
備えた回転装置のローラ上にプラスチック管を置いて回
転させ、ハンドル操作でカッターを回転するプラスチッ
ク管に押し当てゝ切断する方法などが採用され、工事現
場で使われる手動式の筒身カッターには、ロータリーカ
ッター、ギロチンカッターなどもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】回転刃を備えた切断装
置は、回転刃が管の周りを周回するために装置が大型化
し、複雑となる嫌いがある。この点、ハンドル操作によ
ってカッターをプラスチック管に押し当てゝ切断する装
置は、前者の装置よりも比較的コンパクトで、構造も簡
単であるが、プラスチック管を回転させて切断させるた
め、プラスチック管が多少でも撓んでいると、プラスチ
ック管の回転に伴い管軸が傾斜し、プラスチック管を一
回転させたときの切始めと切終わりの位置がずれて二重
切りの状態となったり、切断面が凹凸となってきれいな
切り口が得られなくなる。ロータリーカッター、ギロチ
ンカッターなども同様、きれいな切断端面が得られな
い。そのため管の接続作業を行うとき、とくにプラスチ
ック管の管端面同士を突き合わせて融着するバット融着
を行うとき、管端面を切削する面取り作業が必要とな
る。
【0005】カッターでプラスチック管を切断するとき
にはまた、カッターがプラスチック管に食い込んでスム
ースな切断ができなくなることがある。管軸が傾いてい
たり、プラスチック管の肉厚が大きい程そうである。本
発明の第1の目的は、きれいな切り口の切断面が得られ
るような切断方法及び装置を提供しようとするものであ
り、第2の目的は、プラスチック管をスムースに切断す
ることのできる切断方法及び装置を提供しようとするも
のである。
【0006】
【課題の解決手段】第1の発明は、上記第1の目的を達
成する切断方法に関するもので、カッターをプラスチッ
ク管の管軸の傾きに応じて傾斜させ、カッターを常に管
軸と直交する方向に向けて切断することを特徴とする。
別の発明は、上記の切断方法を実施する装置に関するも
ので、ローラよりなるプラスチック管の回転装置と、回
転装置に装着されたプラスチック管の管軸方向に適宜の
間隔を存して設けた複数の油圧又は空気圧シリンダーに
より昇降かつ傾動可能に支持されるブラケットと、ブラ
ケットに支持され、回転装置に装着されるプラスチック
管を管軸方向に一定の間隔を存して押える押え具と、押
え具間においてブラケットに昇降可能に支持されるカッ
ターと、カッターを昇降させる作動装置とからなること
を特徴とし、別の装置は、ブラケットが複数のシリンダ
ーによって昇降かつ傾動可能に支持される代わりに一つ
の昇降装置により昇降可能に支持されると共に、昇降装
置に傾動可能に軸支されることを特徴とする。
【0007】上記各装置によると、図1に示すようにプ
ラスチック管1が反ると、プラスチック管1の傾きに応
じてプラスチック管1を押える押え具2を介してブラケ
ット3が傾き、ブラケット3に支持されるカッター4も
管軸と直交するように傾く。したがってカッター4はプ
ラスチック管1が傾いても管軸と直交する方向を向いて
切断できるようになる。
【0008】上記各装置において用いられる押え具は、
回転するプラスチック管に摺接するものであってもよい
が、好ましくは図1に示すようにローラよりなり、プラ
スチック管1を転動するものが望ましく、より好ましく
は回転装置のローラを構成するようにされる。押え具が
ローラで回転装置を構成する場合、ローラがプラスチッ
ク管の上下に配置されるが、このうちの一部のローラは
プラスチック管を回転させるためモータにより回転駆動
される。
【0009】上記各装置の作動装置及び昇降装置には例
えば、油圧又は空気圧シリンダー、ピニオンラック機
構、ネジと該ネジの回転によりネジに沿って昇降するナ
ットよりなる機構等が用いられ、作動装置と昇降装置に
は同じ種類のものを用いてもよく、異なった種類のもの
を用いてもよい。なお、プラスチック管を押え具下に通
すため押え具を持ち上げる際には、前者の装置において
は複数のシリンダーにより、後者の装置においては昇降
装置によりブラケットが引上げられる。
【0010】カッターを昇降させる作動装置としては、
カッターを昇降させることのできる装置であればどのよ
うな装置であってもよいが、好ましくは油圧又は空気圧
シリンダーが用いられる。圧力を変えることによりプラ
スチック管の種類や肉厚に応じて切断時のカッターの押
し力を容易に変えることができるようになるからであ
る。
【0011】カッターは好ましくはガイドを通して昇降
できるようにされ、より好ましくはガイドも昇降できる
ようにされる。カッターをガイドに通すことにより、横
ブレを防止することができ、切削が安定かつ確実に行え
るようになる。またガイドを昇降できるようにすること
により、ガイドがプラスチック管に接した状態でカッタ
ーが押下げられて切込みを行えるようになり、カッター
のより先端近くをガイドすることが可能となって、ブレ
をより確実に防止することができるようになる。この場
合、ガイドはその自重により下限位置まで降下し、プラ
スチック管に接した状態でカッターによる切込みが深ま
るにつれ、カッターに対し相対的に持上げられるように
してもよいが、降下を確実に行うためにシリンダーに弾
力的に支持させたり、バネにより押下げられるようにす
るのが望ましい。
【0012】更に別の発明は、上記第2の目的を達成す
る切断方法に関するもので、昇降可能に支持されるカッ
ターと、カッターを昇降させる油圧又は空気圧シリンダ
ーよりなる切断装置を用い、切断時のカッターの切込み
力が切込み当初は小で、切込みが進行するにつれて段階
的に、或いは無段階的に増加するように油圧又は空気圧
を変えることを特徴とする。
【0013】更に別の発明は、上記の方法を実施するた
めの装置に関するもので、ブラケットに昇降可能に支持
されるカッターと、カッターを昇降させる油圧又は空気
圧シリンダーと、該シリンダーに供給される作動油又は
圧縮空気の圧力調整手段と、圧力調整手段を制御する制
御装置とよりなり、切込み当初は弱く、切込みが進行す
るにつれて段階的に或いは無段階的に切込み力が強くな
るように圧力調整手段を制御することを特徴とする。
【0014】本方法及び装置によると、カッターが当初
は弱く、切断が進行するにつれて強く切り込まれること
により、カッターがプラスチック管に食い込むことなく
スムースに切断されるようになる。本装置において、圧
力の調整は、例えば低圧用と高圧ようの管路の切換え、
流量調整弁等によって行うことができる。
【0015】本方法及び装置は、第1の発明の方法及び
該方法を実施する装置に組合せるのが望ましい。すなわ
ちカッターをプラスチック管の傾きに応じて傾斜させ、
常にプラスチック管の管軸と直交する方向に向くように
する共に、切断時のカッターの切込み力を段階的に或い
は無段階的に増加させるのが望ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】図2及び図3において、プラスチ
ック管1の回転装置は、フレーム12に一定の間隔を存
して平行に回転可能に軸支される一対の回転軸13と、
回転軸13をベルト等の伝動機構14を介して回転駆動
するモータ15と、各回転軸13に固定される複数のロ
ーラ16とよりなっている。図示する例では、両回転軸
13がモータ15により回転駆動されるようにしてある
が、一方の回転軸13のみ、或いはローラ16のうちの
一部のみを回転駆動させるようにしてもよい。
【0017】ブラケット18は、その両側においてフレ
ーム12と磁気近接スイッチ42を備えたエアシリンダ
ー19によって連結され、ブラケット18の昇降は、図
6に示すエアシリンダー19の切換弁34を切換えるこ
とによって行われる。各エアシリンダー19は、そのク
ッション機能によりピストンロッド46(図6参照)を
それぞれエアシリンダー内の圧力に抗して若干押込むこ
とが可能であり、このためブラケット18は一方のエア
シリンダー19のピストンロッドを押込むことにより若
干の傾動が可能である。
【0018】ブラケット18はまた、上記回転軸13と
同様、左右が一定の間隔を存して回転軸13と平行に、
更には前後にも一定の間隔を存して同一軸線上に位置す
るように回転軸21を回転可能に軸支し、各回転軸21
には押え具としてのローラ22が軸支されている。ブラ
ケット18には更に、下面中央に作動装置としてのエア
シリンダー23を備え、エアシリンダー23には図4及
び図5に示されるように、ピストンロッド24端にホル
ダー25を連結し、ホルダー25には図4に示されるよ
うに一側に形成される傾斜した取付溝26に薄刃カッタ
ー27を装着してネジ止め等により固定すると共に、他
側に磁気近接スイッチ43、44を備えたガイド付きエ
アシリンダー28を取着している。
【0019】ホルダー25の昇降は、図6に示すエアシ
リンダー23の切換弁36を切換えることにより行わ
れ、低圧或いは高圧の圧縮空気を切換弁36を通してエ
アシリンダー23に供給できるようにするために、図6
に示すように低圧用のレギュレータ37と高圧用のレギ
ュレータ38が設けられ、切換弁39及び40により切
換えられるようにしてある。
【0020】ホルダー25にはまた、エアシリンダー2
8に昇降可能に支持されるガイド31が設けられ、ガイ
ド31の案内溝に薄刃のカッター27を通して該カッタ
ー27の横ブレを防止している。ガイド31は常にはエ
アシリンダー28の作用により下限位置にあって薄刃カ
ッター27を刃先が僅かに突出した状態で支持している
が、エアシリンダー28内の圧力はエアシリンダー23
の使用圧力に比べ小さく、押下げ力は弱いため、薄刃カ
ッター27の刃先をプラスチック管1に押し当てゝ切込
みを開始し、次第に深く切込んでいくと、ガイド31が
プラスチック管1に押付けられたまゝ薄刃カッター27
のみがエアシリンダー28内の空気圧に抗して押下げら
れていく。エアシリンダー28の降下に伴い該シリンダ
ー内のピストン46がシリンダー内を相対的に上昇し、
上限位置に設けた近接スイッチ43がこれを検出する
と、図6に示す制御装置33に検出信号を出力し、制御
信号33はこれによりエアシリンダー23の切換弁36
を切換え、ホルダー25及び薄刃カッター27を上昇さ
せる。ホルダー25の上昇に伴いガイド31はプラスチ
ック管1に押付けられたまゝピストン46がエアシリン
ダー28に対し相対的に降下する。そしてエアシリンダ
ー28の下限位置に設けた近接スイッチ44でピストン
28を検出すると、制御装置33に検出信号を出力す
る。制御装置33はこれにより、エアシリンダー19の
切換弁34を切換え、ブラケット18を上昇させる。図
6において、35はエアシリンダー19用のレギュレー
タであり、42はエアシリンダー28用のレギュレータ
である。
【0021】回転装置の入側には、図1及び図2には図
示していないが、プラスチック管を管軸方向に搬送する
送りローラよりなる送り装置20(図6)が設けてあ
り、その駆動は制御装置からの制御信号により、また停
止はプラスチック管管端部を検出する検出装置48、例
えば光電管からの検出信号によって行われるようにして
ある。本装置は以上のように構成され、プラスチック管
の切断は次のようにして行われる。
【0022】制御装置33からの制御信号により送り装
置20が駆動されると、送り装置上のプラスチック管1
が回転装置に送り込まれる。そしてその先端を検出装置
48が検出すると、検出信号が制御装置33に出力さ
れ、制御装置33はこれにより送り装置を停止させる。
制御装置33は検出信号の入力によってまたエアシリン
ダー19の切換弁34を切換え、レギュレータ35を通
して圧縮空気をエアシリンダー19に供給し、ブラケッ
ト18を降下させる。これによりブラケット18に支持
される前後左右のローラ22でプラスチック管1を押込
み、上下のローラ16及び22でプラスチック管1を挟
み込んでその位置ずれを矯正し、4点支持する(図2参
照)。ブラケット18の降下は設定時間経過するまで行
われ、設定時間経過すると制御装置33からの制御信号
により切換弁34が切換えられ停止する。時間設定は最
小パイプの切断を行うときに必要なブラケットの降下量
に相当する時間で設定され、したがって径の大きなパイ
プを切断するときには、プラスチック管1を挟み込んで
も切換弁34の切換えは行われず、設定時間経過したの
ちに切換弁34の切換えが行われる。
【0023】時間を一定に設定する代わりにプラスチッ
ク管の径に応じて時間を変えるようにしてもよいし、ロ
ーラでプラスチック管を押し込んだときのエアシリンダ
ーへの供給圧を検出手段で検出し、検出された供給圧が
設定圧に達したとき、或いは設定圧でON−OFF動作
する圧力スイッチを設けて圧力スイッチがON−OFF
したときの出力信号により制御装置33が切換弁34を
切換えるようにしてもよい。またプラスチック管押込み
時の負荷をロードセルによって検出し、その検出値が設
定値に達したとき制御装置33が切換弁34を切換える
ようにしてもよい。
【0024】プラスチック管1が上述するように、上下
のローラ16及び22で挟み込まれ、固定状態に支持さ
れたのち、制御装置33からの制御信号によりモータ1
5が起動され、これによりローラ16を回転させてプラ
スチック管1を回転させると共に、切換弁36が切換え
られ、エアシリンダー23に圧縮空気が供給される。
【0025】圧縮空気の供給は先ず、切換弁39及び4
0の制御により低圧用のレギュレータ37を通して行わ
れ、これにより薄刃カッター27がガイド31を伴って
降下する。薄刃カッター27の刃先がプラスチック管1
に当たると、プラスチック管の回転に伴い切れ目が入れ
られる。設定時間経過すると、制御装置33からの制御
信号により切換弁39及び40が切換わり、高圧用のレ
ギュレータ38を通して高圧の圧縮空気がエアシリンダ
ー23に供給される。これにより薄刃カッター27はプ
ラスチック管1への切込み力を増して切断を行う。この
間、ガイド31はプラスチック管1に押付けられた状態
で薄刃カッター27をガイドする。
【0026】上述する例では、低圧と高圧の圧縮空気が
切換供給されて切断が二段階で行われるようにしている
が、中間圧の圧縮空気を供給できるようなレギュレータ
やその切換弁を別に設けて切断が三段階以上で行われる
ようにすることもできるし、流量調整弁により流量を調
整して切込み力を多段階或いは無段階で増加させるよう
にすることもできる。
【0027】上述する例ではまた、ガイド31はエアシ
リンダー28によって支持されているが、レールやロッ
ドに昇降可能に支持され、常には空気圧又はバネによっ
て下向きに押下げられ、ガイドの昇降によってバネが収
縮するようにしてもよい。この場合、近接スイッチに代
えてリミットスイッチを用いるこもできる。切断時にお
いては、薄刃カッター27による切込み量が増すにつ
れ、上述するようにエアシリンダー28内のピストンが
エアシリンダー内を相対的に上昇し、切断が完了する
と、一気に上昇する。そして上限位置にある近接スイッ
チ43がピストン46を検出すると、制御装置33から
の制御信号によりエアシリンダー23の切換弁36が切
換えられ、ホルダー25及び薄刃カッター27を上昇さ
せる。ホルダー25の上昇に伴いピストン46はエアシ
リンダー内を相対的に降下し、下限位置の近接スイッチ
44がこれを検出すると、制御装置33からの制御信号
により切換弁36が切換えられると共に、エアシリンダ
ー19の切換弁34が切換えられ、ブラケット18を上
昇させる。ついでエアシリンダー19の近接スイッチ4
2が上限位置のピストン49を検出すると、その検出信
号により制御装置33が切換弁34を切換える。これに
より上限位置に達したブラケット18はそのまゝの状態
で待機される。
【0028】なお切断中、プラスチック管1が撓んだり
反っていると、ブラケット18がエアシリンダー19の
クッション機能によってプラスチック管1の傾きに追随
して傾き、薄刃カッター27を常にプラスチック管1の
軸線と直交する方向に向ける。図7は上記のフローチャ
ートを示す。
【0029】図8は、ブラケット51をエアシリンダー
52のピストンロッド端に回動可能に軸着し、プラスチ
ック管の傾きに対する追随がスムースに行えるようにし
たものである。
【0030】
【発明の効果】請求項1ないし3記載の発明によると、
プラスチック管が撓んでいたり、反ったりしていてもカ
ッターがプラスチック管の傾きに応じて傾斜し、管軸と
直交する方向を向いて切断するようになるため、二重切
りとなったり、切断面が凹凸となるようなことがなく、
きれいな切り口が得られ、後工程での管端面の面取り作
業を省くことができる。
【0031】請求項4記載の発明のように、押え具をロ
ーラにすると、プラスチック管の回転がスムースに行わ
れ、押え具やその支持装置の損傷を防ぐことができる。
請求項5記載の発明によると、ローラが回転装置に組込
まれ、全体の装置を簡単にすることができる。請求項6
記載の発明によれば、プラスチック管の口径や種類、肉
厚等に応じて油圧又は空気圧を変えることにより切断時
のカッターの切込み力を容易に変えることができる。
【0032】請求項7記載の発明のように、ガイドを設
けると、カッターの横ブレを防ぎ、切断が安定して行わ
れ、きれいな切断面を得ることができる。請求項8記載
の発明のようにガイドを昇降できるようにすると、ガイ
ドを常にプラスチック管に接した状態でカッターを押下
げることができるようになり、カッターのより先端近く
をガイドすることが可能となって横ブレをより確実に防
止できるようになる。
【0033】請求項9及び10記載の発明のように、ガ
イドを油圧又は空気圧シリンダーによって支持するか、
或いはバネによって押下げられるようにすると、ガイド
がプラスチック管に確実に押付けられるようになり、カ
ッターの先端近くのガイドをより確実に行うことができ
るようになる。請求項11及び12記載の発明による
と、切断時にカッターがプラスチック管に食い込むこと
がなくなり、比較的スムースに切断が行えるようにな
る。
【0034】請求項13及び14記載の発明によると、
切断がスムースに行えると共に、切り口のきれいな切断
面を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を示す図。
【図2】本発明に係わる切断装置の側面図。
【図3】同装置の正面図。
【図4】カッター作動装置の側面図。
【図5】同作動位置の正面図。
【図6】空気圧回路を含む模式図。
【図7】フローチャート
【図8】ブラケットの別の態様を示す概略図。
【符号の説明】
1・・プラスチック管 2・・押え具 3、18、51・・ブラケット 4・・カッター 12・・フレーム 13、21・・回
転軸 15・・モータ 16、22・・ロ
ーラ 19、23、28、52・・エアシリンダー 20、34、36、39、40・・切換弁 24・・ピストンロッド 25・・ホルダー 26・・取付溝 27・・薄刃カッ
ター 31・・ガイド 33・・制御装置 35、38、42・・レギュレータ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチック管を回転させながらカッター
    を降下させてプラスチック管を切断する方法において、
    カッターをプラスチック管の管軸の傾きに応じて傾斜さ
    せ、カッターを常に管軸と直交する方向に向けて切断す
    ることを特徴とするプラスチック管の切断方法。
  2. 【請求項2】ローラよりなるプラスチック管の回転装置
    と、回転装置に装着されたプラスチック管の管軸方向に
    適宜の間隔を存して設けた複数の油圧又は空気圧シリン
    ダーにより昇降かつ傾動可能に支持されるブラケット
    と、ブラケットに支持され、回転装置に装着されるプラ
    スチック管を管軸方向に一定の間隔を存して押える押え
    具と、押え具間においてブラケットに昇降可能に支持さ
    れるカッターと、カッターを昇降させる作動装置とから
    なることを特徴とするプラスチック管の切断装置。
  3. 【請求項3】上記ブラケットが複数のシリンダーによっ
    て支持される代わりに、一つの昇降装置により昇降可能
    に支持されると共に昇降装置に傾動可能に軸支されるこ
    とを特徴とする請求項2記載のプラスチック管の切断装
    置。
  4. 【請求項4】押え具はプラスチック管を転動するローラ
    である請求項2又は3のいづれかの請求項に記載のプラ
    スチック管の切断装置。
  5. 【請求項5】ローラは回転装置を構成する請求項4記載
    のプラスチック管の切断装置。
  6. 【請求項6】カッターを昇降させる作動装置は、油圧又
    は空気圧シリンダーである請求項2ないし5のいづれか
    の請求項に記載のプラスチック管の切断装置。
  7. 【請求項7】カッターはガイドを通して昇降可能である
    請求項2ないし6のいづれかの請求項に記載のプラスチ
    ック管の切断装置。
  8. 【請求項8】ガイドは昇降可能に支持される請求項7記
    載のプラスチック管の切断装置。
  9. 【請求項9】ガイドは油圧又は空気圧シリンダーによっ
    て支持される請求項8記載のプラスチック管の切断装
    置。
  10. 【請求項10】ガイドはレールに昇降可能に支持され、
    空気圧又はバネによって押下げられる請求項8記載のプ
    ラスチック管の切断装置。
  11. 【請求項11】昇降可能に支持されるカッターと、カッ
    ターを昇降させる油圧又は空気圧シリンダーよりなる切
    断装置を用い、プラスチック管を回転させながらカッタ
    ーを降下させてプラスチック管を切断する方法におい
    て、切断時のカッターの切込み力が切込み当初は小で、
    切込みが進行するにつれて段階的に、或いは無段階的に
    増加するように油圧又は空気圧を変えることを特徴とす
    るプラスチック管の切断方法。
  12. 【請求項12】ブラケットに昇降可能に支持されるカッ
    ターと、カッターを昇降させる油圧又は空気圧シリンダ
    ーと、該シリンダーに供給される作動油又は圧縮空気の
    圧力調整手段と、圧力調整手段を制御する制御装置とよ
    りなることを特徴とするプラスチック管の切断装置。
  13. 【請求項13】切断時のカッターの切込み力が切込み当
    初は小で、切込みが進行するにつれて段階的に、或いは
    無段階的に増加するように油圧又は空気圧を変えること
    を特徴とする請求項1記載のプラスチック管の切断方
    法。
  14. 【請求項14】ブラケットに昇降可能に支持されるカッ
    ターと、カッターを昇降させる油圧又は空気圧シリンダ
    ーと、該シリンダーに供給される作動油又は圧縮空気の
    圧力調整手段と、圧力調整手段を制御する制御装置とを
    設けた請求項2ないし10のいづれかの請求項に記載の
    プラスチック管の切断装置。
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