JPH1016546A - 車輌用ベンチレータ - Google Patents

車輌用ベンチレータ

Info

Publication number
JPH1016546A
JPH1016546A JP19391096A JP19391096A JPH1016546A JP H1016546 A JPH1016546 A JP H1016546A JP 19391096 A JP19391096 A JP 19391096A JP 19391096 A JP19391096 A JP 19391096A JP H1016546 A JPH1016546 A JP H1016546A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engagement
case body
cylindrical part
instrument panel
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19391096A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshimichi Yamada
俊道 山田
Hidehiko Osada
秀彦 長田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Plast Co Ltd filed Critical Nihon Plast Co Ltd
Priority to JP19391096A priority Critical patent/JPH1016546A/ja
Publication of JPH1016546A publication Critical patent/JPH1016546A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Flow Control Members (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は車輌用ベンチレータに関し、係合爪
を切り欠きを設けることなく形成して、加工工数を削減
してコストダウンを計り、気密性を向上して異音の発生
を防止することを目的としている。 【解決手段】 空気吹出口を前面に取り付けた筒状の空
調ケース体の上下外面に、係合爪を筒状部より傾斜して
一体に突設し、その先端より逆傾斜する係合部を連設
し、該係合部をインストルメントパネルコアに形成した
被係合部に弾性係合するようにした車輌用ベンチレー
タ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】車輌の室内に空調のための風
を吹き出す空調装置に関し、詳しくは、風向や風量を調
節などする吹出口のケース体の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、角筒状のケース体に風向偏向用
羽根を回動可能に組み合わせた空調吹出口が知られてい
る。各構成部品は種々の樹脂材料で形成され、ケース体
はリベット通孔を形成し、バネ鋼材などで別体に形成し
た係合爪をリベットでかしめ固定し、インストルメント
パネルなどの開口部に挿入係合するようにしていた。し
かしながら、別体の係合爪を取り付けるための工数がか
ゝり、また部品点数が増加するので製造コストが高くな
る。またリベットの頭部などがケース体内面に突出する
場合には通気効率が低下するという問題を有している。
【0003】従来、例えば実開平2−60070号公報
の図3にあるように、平面コ字状の切り欠きで弾性変形
可能に一体成形された弾性爪を用いてケース体をインス
トルメントパネルなどの開口部に挿入係合する構成が知
られている(同公報図4)。
【0004】しかしながら、このような構成にあっては
切り欠きによって気流が乱れて所定の流速において共振
する。いわゆる笛吹きといわれる異音を発する場合があ
る。シャッタバルブで通気路を絞った場合に前記切り欠
きに近接して風速が上がって、一段と異音を発しやすく
なる。また、シャッタバルブの設置場所が前記切り欠き
のために弾性爪の上流側に設けられなければならず、ケ
ース体の長さを短くできないとの問題を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のバネ鋼材などに
よる別体爪を用いる場合の部品点数と組立工数などに起
因するコストを低減する。切り欠いて弾性変形可能な爪
を用いる場合の異音の発生と気密保持のためのシャッタ
バルブの取り付け自由度を向上し、ケース体の全長を短
縮して空調吹出口の性能を向上し、合理的に取り付けス
ペースを設定できるようにする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の空調吹出口は、筒状をなすケース体の側壁
を気密的に連結し、側壁から一体に設けた係合爪により
被取り付け体に係合させる。この係合爪はケース体の風
向き上流である壁面の反吹出側に支持部を有し、風向き
下流である吹出側に延設されて弾性変形可能に形成され
る。係合爪の延設端が壁面と当接して所定の弾性変形量
に規制する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図示した実
施例に基づいて説明する。図1は本発明の第1実施例で
ある車輌用ベンチレータ1の全体斜視図であり、ケース
体10は筒状部11とドラム収容部12とからなり、筒
状部11の上下外面にはそれぞれ一対の係合爪14が、
左右外側にはそれぞれ後述のシャッタバルブ17の回動
軸を挿通支持する軸通孔15が穿設されている。ドラム
20は枠体20aの前面に一体に形成された平行する複
数の水平羽根20bと、別体に成形されて軸孔に回動可
能に嵌着された複数の垂直羽根21からなり、さらに中
央の垂直羽根21cには水平羽根20b,20bの間隙
から外方に挿通される操作ノブ22が一体に設けられ、
垂直羽根21は互いに図示しないリンクで連結されて操
作ノブ22を左右に回動することにより互いに略平行に
角度を変化させるようになっている。枠体20aの左右
に回動軸20cが突設されて、ドラム収容部12の回動
軸孔12aに挿通される。ドラム収容部12は矩形に開
口してフイニッシャ16が係止爪によって取り付けられ
る。筒状部11の一側部にはシャッタバルブ17の回動
軸の一方に嵌着するリンク18、リンク18に連結され
るリンク19を介してダイヤル23が回動可能に取り付
けられ、フイニッシャから前面に現れるダイヤル23を
回動させてシャッタバルブ17を全開ないし全閉および
それらの中間位置にて風量を調節する調節弁として作用
させる。
【0008】図1のA−A部断面に相当する部分のベン
チレータ1を車輌のインストルメントパネル2に取り付
けた状態を図2に示した。図示しない送風ユニットから
空調風Wがダクト4を通ってケース体10に供給され
る。図示のシャッタバルブ17は全閉しない。すなわち
中間位置を示しており、空調風Wは主に傾斜面にはね上
げられて上方を通り出口へ流れる。
【0009】次に係合爪14の詳細とその成形方法につ
いて説明する。係合爪14は筒状部11から傾斜して弾
性片14aを突設し、その先端より逆傾斜する延設部1
4bを連設している。駒割り線30が筒状部11に形成
される。ケース体10は筒体の長さ方向に分割され、そ
れらに対してアンダーカットとなる軸孔、係合部などを
無理なく離型するための上下左右の分割型(スライドブ
ロック)から構成される。側部(へり)と駒割り線30
によって定義される一対の矩形部31,31を除く略T
字状の上面部32は図1の上方にスライドするブロック
により主離型方向B−B′に対する交差方向に金型が開
かれて容易に離型ができ、係合爪14の下部分はそれぞ
れ側部に形成される通孔などを離型するための分割型
(スライドブロック)が上面(および下面)に延設され
て矩形部31を含み、左右方向である主離型方向B−
B′に対する交差方向に金型が開かれて容易に離型がで
きる。ケース体10はABS樹脂、AES樹脂、PC/
ABSアロイ樹脂などで成形されて係合爪14は良好な
弾性を有し、インストルメントパネルコア3に形成して
ある被係合部3aに弾性係合する。
【0010】このように構成したので、係合爪14は別
体の板バネ状の爪をリベットなどの固着手段を用いる場
合に比べて、部品点数および加工工程が少くなり、製品
コストを下げることができる。リベットの頭部などが通
気側に露出しないので、気流に乱れを生じない。また特
に図2に明確に示されるように、係合爪14を形成する
ための切り欠きが係合爪14の近傍に形成されないの
で、破線で示したシャッタバルブ17の閉状態でシャッ
タバルブ17のシール当接箇所が係合爪14の延設部1
4bよりも下流側に位置するようにレイアウトしてもエ
アー漏れや笛吹き異音の発生を防止できる。よって、通
気路高さhを高く設定したい場合に、必然的にシャッタ
バルブの作動円の直径が大きくなるが、そのような場合
であっても、係合爪14の位置を考慮せず、シャッタバ
ルブ17のレイアウトが可能であり、シャッタバルブ1
7の回動中心を吹き出し側に(下流)に設定してケース
体10の全長を不必要に長くしなくて済む。近年の安全
構造および装置、利便性向上のための種々の装備を無理
なくレイアウトするインストルメントパネルなどの要求
に適合して合理的な設計を可能にする。
【0011】図3は前記一実施例の変形した態様を示
し、係合爪14のケース体10への連結箇所に補強リブ
26を設けるとともに、当接規制部25を設けた例であ
る。補強リブ26によれば、連結箇所への応力集中を防
止して単純平板を構成する箇所でたわみ弾性を得ること
ができるので、係合爪14のたわみ強度を向上できる。
また前記箇所に確実にたわみが生じるので、弾性力の調
節が容易になり、また係合爪14の付け根に極端な肉厚
増加を来さないので、樹脂成形時の体積収縮によるヒケ
の発生を抑制して通気面の平滑性が向上する。
【0012】当接規制部25により、ベンチレータ1の
インストルメントパネル2の取付部に挿入する際に高さ
(h)方向の上下いずれかに偏位するように挿入されて
も、上または下の係合爪14の一方に極度の弾性変形を
生じないようにすることができ、係合爪14の破損を防
止することができる。取り付け時に爪などを破損する
と、インストルメントパネル内部に破片が落ちて、走行
時に異音を発生するなどの問題を生じる。当接規制部2
5をケース体10側に設けてもよく、または係合爪14
の延設部14bをケース体10側に延長して所定の変形
量になるようにしてもよい。又、図示の平滑面とする
他、延設部14bの傾斜面を波形などの形状として一層
係合を確実とすることも効果的である。
【0013】
【発明の効果】一体に係合爪を形成できるので、部品点
数および加工工数を削減して製造コストを低減できる。
係合爪を弾性変形可能にする切り欠きなどを設けないの
で気密性が向上し、異音の発生を防止して、製品品質を
向上できる。併せて製品の小型化を可能にし、インスト
ルメントパネルなどの合理的な内部レイアウトを可能に
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例外観斜視図である。
【図2】図1のA−A側断面図である。
【図3】本発明の第2実施例要部外観斜視図である。
【符号の説明】
1 車輌用ベンチレータ 3 インストルメントパネルコア 10 ケース体 11 筒状部 14 係合爪 14a 弾性片 14b 延設部 20 ドラム 20a 枠体 20b 水平羽根 20c 回動軸 21 垂直羽根

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気吹出口を前面に取り付けた筒状の空
    調ケース体の上下外面に、係合爪を筒状部より傾斜して
    一体に突設し、その先端より逆傾斜する係合部を連設
    し、該係合部をインストルメントパネルコアに形成した
    被係合部に弾性係合するようにした車輌用ベンチレー
    タ。
  2. 【請求項2】 係合爪の筒状部に連結する基部に補強リ
    ブを設けた請求項1に記載の車輌用ベンチレータ。
JP19391096A 1996-07-04 1996-07-04 車輌用ベンチレータ Pending JPH1016546A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19391096A JPH1016546A (ja) 1996-07-04 1996-07-04 車輌用ベンチレータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19391096A JPH1016546A (ja) 1996-07-04 1996-07-04 車輌用ベンチレータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1016546A true JPH1016546A (ja) 1998-01-20

Family

ID=16315783

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19391096A Pending JPH1016546A (ja) 1996-07-04 1996-07-04 車輌用ベンチレータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1016546A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0990542A3 (de) * 1998-09-29 2002-06-19 Siemens Aktiengesellschaft Zungenverbindung
JP2010095183A (ja) * 2008-10-17 2010-04-30 Calsonic Kansei Corp 空調グリル部品取付構造
CN104093583A (zh) * 2012-02-01 2014-10-08 丰和化成株式会社 空气吹出装置
CN105365528A (zh) * 2014-08-08 2016-03-02 丰田自动车株式会社 用于车辆的出风口固定结构

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0990542A3 (de) * 1998-09-29 2002-06-19 Siemens Aktiengesellschaft Zungenverbindung
JP2010095183A (ja) * 2008-10-17 2010-04-30 Calsonic Kansei Corp 空調グリル部品取付構造
CN104093583A (zh) * 2012-02-01 2014-10-08 丰和化成株式会社 空气吹出装置
CN105365528A (zh) * 2014-08-08 2016-03-02 丰田自动车株式会社 用于车辆的出风口固定结构
JP2016037229A (ja) * 2014-08-08 2016-03-22 トヨタ自動車株式会社 車両用レジスター固定構造
US10525796B2 (en) 2014-08-08 2020-01-07 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Register fixing structure for a vehicle

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4983143B2 (ja) 空調用レジスタ
US6840852B2 (en) Air duct outlets with manual and automatic air stream direction control
EP3492831B1 (en) Register
US5127238A (en) Automobile air conditioner
CN109803844B (zh) 空调装置的吹出装置
US20160263963A1 (en) Air Conditioning Device
JP4957679B2 (ja) 車両用空調装置の空調ユニットおよび車両用空調装置の空調ユニットの製造方法
JP4600143B2 (ja) 空気通路開閉装置
JP4971927B2 (ja) 風向調整装置
JP3156703U (ja) レジスタ
JPH1016546A (ja) 車輌用ベンチレータ
JP4585716B2 (ja) 空気吹出装置
JP3333923B2 (ja) ベンチレータの整風構造
WO2017098792A1 (ja) 車両用空調装置
JP2005199898A (ja) 車両用風向調整装置
JPS60244618A (ja) 自動車における送風口
JP4269274B2 (ja) 車両用空調装置
JP4165219B2 (ja) 風向調整装置
JP2020185966A (ja) 風向調整装置
JP3481370B2 (ja) レジスタ
JPH11141965A (ja) 空気ダクト屈曲部の空気案内構造
JPH09263123A (ja) ベンチレータ
JP4155135B2 (ja) 空調用レジスタ
JP2003002049A (ja) 車両用ルーバ
JP4150541B2 (ja) 空気吹出調整用レジスタ