JPH10164596A - 動き検出装置 - Google Patents

動き検出装置

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JPH10164596A
JPH10164596A JP31990096A JP31990096A JPH10164596A JP H10164596 A JPH10164596 A JP H10164596A JP 31990096 A JP31990096 A JP 31990096A JP 31990096 A JP31990096 A JP 31990096A JP H10164596 A JPH10164596 A JP H10164596A
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JP31990096A
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Toshiro Ishikawa
敏郎 石川
Yukio Yanagida
幸雄 柳田
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】動き検出回路のカレントブロックの画素データ
をシフトするためのシフトレジスタの消費電力が大き
い。 【解決手段】サーチウィンドウメモリ34に記録された
参照画像データから、順次候補ブロックが抽出され、そ
の画素データが各プロセッサエレメント35-iに入力さ
れる。またカレントブロックメモリ31に記録されたカ
レントブロックのデータはレジスタ32に入力され、バ
レルシフタ33を介して各プロセッサエレメント35-i
に入力される。この時に、バレルシフタ33はカレント
ブロックの画素が候補ブロックの対応する画素と同一の
プロセッサエレメントに入力されるようにシフトされ
る。各プロセッサエレメント35-iで各画素同士の差分
を算出し、加算部36においてその合計値を算出し、比
較部37においてその合計値を既に記憶されている差分
累積値と比較し最小となる差分累積値を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばMPEG
方式(Moving Picture coding Experts Groupによる高品
質動画符号化方式) により動画像を符号化する動画像符
号化装置などに用いられる、動き検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】動画像圧縮を効率よく行うための主要技
術の1つとして、画像の動きを示す動きベクトルを求め
る動き検出がある。この動きベクトルを求める手法はい
くつか提案されているが、主な手法の1つとしてブロッ
クマッチングといわれる手法がある。このブロックマッ
チングについて図4を参照して説明する。このブロック
マッチングにおいては、動き検出の対照となる画像(以
後、カレント画像と言う)を、たとえばM画素×Nライ
ンと言うようなブロック(以後、カレントブロックと言
う)に分割して、そのカレントブロックごとに動きベク
トルを求める。
【0003】まず、動き検出をするための比較を行う通
常カレント画像より時間的に前の画像(以後、参照画像
と言う)のカレントブロックと対応する位置の近傍に所
定の探索範囲を設定し、この探索範囲内から与えられた
候補動きベクトルに基づいてカレントブロックと同じM
画素×Nラインの複数のブロック(以後、候補ブロック
と言う)を抽出する。次に、そのカレントブロックと候
補ブロックの対応する画素同士の差分を求め、さらにブ
ロック内の全画素の差分のたとえば累積値を求めてその
候補ブロックの評価値とする。そして、その評価値の最
小となる候補ブロックを探し出し、その候補ブロックに
対応する候補動きベクトルを、そのカレントブロックに
対する動きベクトルとする。
【0004】このような動き検出方法においては、候補
ブロックの探索範囲の大きさにより、圧縮および伸張さ
れた画像の品質が大きく影響を受ける。そのため、たと
えばMPEG符号化LSIなど実際の動画像符号化回路
においては、動き検出回路にパイプライン処理を適用
し、さらに高速なクロックを用いて処理を行うように
し、大きな探索範囲を用いて動き検出が行えるようにし
ている。
【0005】その通常の動き検出回路を図5に示す。図
5の動き検出回路においては、カレントブロックメモリ
91にカレント画像データを保存し、サーチウィンドウ
メモリ92に候補ブロックデータを保存する。これらカ
レントブロックメモリ91およびサーチウィンドウメモ
リ92に記憶されたカレントブロックおよび候補ブロッ
クの各画素データは、プロセッサエレメントアレイ93
内のプロセッサエレメント(PE)93-1〜93-nに並
列に入力され、このプロセッサエレメント93-1〜93
-nがパイプライン処理を行うことにより、プロセッサア
レイ93全体としてカレントブロックおよび候補ブロッ
クの差分累積値を求める。そして、複数の候補ブロック
から得られた差分累積値を比較部94において比較し、
その値の最も小さい候補ブロックを抽出し、その候補ブ
ロックに基づいて動きベクトルを検出する。
【0006】このプロセッサエレメントアレイ93
-i(i=1〜n)の詳細な構成を図6に示す。プロセッ
サエレメントアレイ93-iは、カレントブロックデータ
を記憶する第1のレジスタ931、第1のレジスタ93
1に記憶されたカレントブロックデータと、入力される
候補ブロックデータの差を算出する差分算出回路93
2、差分算出回路932で算出された差分と、前段のプ
ロセッサエレメントアレイ93-iで算出された差分の累
積値(累積エラー値)とを加算する演算器932、およ
び、その演算器932で算出された累積エラー値を記憶
する第2のレジスタ934を有する。
【0007】そして、プロセッサエレメント934の出
力は、順次次段のプロセッサエレメント93-i+1に入力
されるようになっており、これにより基本的にカレント
ブロックデータと候補ブロックデータの全画素の差分の
累積値が得られる。また、第1のレジスタ931も順次
次段のプロセッサエレメント93-i+1に入力されてお
り、n個のプロセッサエレメント93-1〜93-nにより
実質的にシフトレジスタが構成されている。そして、入
力される候補ブロックデータに応じて、カレント画像デ
ータを順次プロセッサエレメントからプロセッサエレメ
ントにシフトすることにより、対応する画素同士の演算
が行えるようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような動き検出回路においては、カレントブロックの
画素データを順次シフトする必要があるためプロセッサ
エレメント93-i間でデータラインのオンオフを繰り返
すことになり、この動作による消費電力が大きいという
問題がある。特に、この動き検出回路は高速に動作する
ため、そのデータのシフトによる消費電力は動き検出回
路全体の消費電力に大きく影響するため、少しでも消費
電力を少なくしたいという要望がある。また、このよう
な動き検出回路を含む画像符号化回路はLSI化されて
実用化される場合が多い。そのため、一層の低消費電力
化が望まれている上に、より単純な回路構成にしたいと
いう要望もある。
【0009】したがって、本発明の目的は、消費電力が
少なく、単純な回路構成の動き検出装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】通常、ある1つのカレン
トブロック画像データは、そのカレントブロックに対す
る全ての候補ブロックに対して、その差分累積値を求め
るまでは不変である。したがって、カレントブロックの
画素データは固定されたレジスタに記憶しておくことに
し、データを実際にシフトさせる動作を無くすようにし
た。そしてそのために、バレルシフタを用いて、プロセ
ッサエレメントアレイの複数のプロセッサエレメントに
対して、任意の位置にシフトさせた状態でカレントブロ
ック画素データを入力できるようにした。
【0011】したがって、本発明の動き検出装置は、カ
レント画像ブロックのn個の画素データを所定の順序で
記憶するカレント画像記憶手段と、その記憶されたn個
の画素データを所望の数シフトさせ、シフトさせた状態
でn個の出力手段より出力するバレルシフタ手段と、基
準画像データを記憶する基準画像記憶手段と、基準画像
データの所定の探索範囲内より候補画像ブロックを順次
抽出し、その候補画像ブロックのn個の画素データを入
力する候補画像ブロック入力手段と、バレルシフタ手段
のn個の出力手段および候補画像ブロック入力手段のn
個の画素データの入力に各々対応して設けられ、カレン
ト画像ブロックと候補画像ブロックの1つずつの画素デ
ータの差を算出するn個の演算手段と、その算出された
画素データの差を画像ブロックの全画素について累積す
る累積手段と、その累積された値に基づいて動きベクト
ルを検出するための画像ブロックを決定する画像ブロッ
ク決定手段とを有する。
【0012】好適には、前記複数の候補画像ブロック各
々は、基準画像の探索範囲内を少しずつずらして抽出さ
れた画像ブロックであって、前記候補画像ブロック入力
手段は、n個の画素データの内の一部の画素データを順
次変更することにより、前記複数の候補画像ブロックを
順次入力し、前記バレルシフタ手段は、その候補画像ブ
ロックに対して、対応する画素データが同一の前記演算
手段に入力されるように前記シフト量を変更する。ま
た、好適には、カレント画像ブロックおよび各候補画像
ブロックはn個の画素を有する画像ブロックであって、
前記n個の演算手段および累積手段は、1の候補ブロッ
クに対して一括的に差分累積値を算出する。
【0013】特定的には、前記演算手段は前述したよう
にカレント画像ブロックの画素値と候補画像ブロックの
画素値との差を算出する手段である。また特定的には、
カレント画像ブロックの画素値と候補画像ブロックの画
素値の差を自乗した値を算出する手段であり、前記累積
手段は、その差の自乗値を累積する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の動き検出装置の一実施の
形態を図1〜図3を参照して説明する。
【0015】まず、本実施の形態の動き検出装置を説明
する前に、この動き検出装置を好適に適用することので
きる動画像符号化装置について説明する。図1はその動
画像符号化装置の構成を示すブロック図である。この動
画像符号化装置10は、MPEG2方式(Moving Pictur
e coding Experts Groupによる高品質動画符号化方式)
により入力されるデジタルビデオデータを圧縮符号化す
る装置である。
【0016】動画像符号化装置10は、フォーマット変
換部11、並び換え部12、加算器13、DCT部1
4、量子化部15、可変長符号化部16、バッファ1
7、レート制御部18、逆量子化部19、逆DCT部2
0、加算器21、フレームメモリ22および動き補償予
測部23を有する。この動画像符号化装置10において
は、入力されたデジタルビデオデータは、まずフォーマ
ット変換部11で符号化に用いる空間解像度に変換され
る。また、B(Bidirectionally predictive coded)ピ
クチャでは時間的に前後した画面を用いて符号化を行う
ため、並び換え部12においてピクチャタイプ(I(In
tracoded )ピクチャ、P(Predictive coded)ピクチ
ャ、Bピクチャ)に合わせて画面の並び換えが行われ
る。
【0017】次に、この各入力画面は、8画素×8ライ
ンのマクロブロック単位で符号化が行われる。まず、そ
のマクロブロックの符号化モードが動き補償予測モード
の場合には、加算器13において、参照画面から動き予
測によって得られるマクロブロック画像データの差分が
取られ、予測誤差信号が生成される。この予測誤差信号
が、DCT部14でDCT符号化される。得られたDC
T符号化係数は、ターゲットビットや視覚特性に応じて
量子化部15において量子化され、低周波成分から順に
スキャンニングされて1次元情報に変換される。そし
て、動きベクトルや符号化モード情報とともに可変長符
号化部16において可変長符号化され、バッファ17に
蓄積された後、MPEGビデオビットストリームとして
出力される。
【0018】また、符号化した画面が、Iピクチャまた
はPピクチャの場合には、後で動き補償予測の参照画面
として用いる必要があるため、逆量子化部19において
量子化された情報が逆量子化され、逆DCT部20にお
いて逆DCTされ、さらに加算器21により動き補償さ
れて局部復号化が行われ、復号化装置と同一の画像に復
元されてフレームメモリ22に蓄積される。このフレー
ムメモリ22に蓄積された画像データに基づいて、入力
された画像データに対して動き補償予測部23において
動き補償予測が行われ、予測誤差を求めるための基準信
号として加算器13に出力される。なお、可変長符号化
部16より発生される符号量は可変となるため、符号化
データを固定ビットレートにする場合には、レート制御
部18がバッファ17を監視してビット量を把握し、タ
ーゲットビットレートに合わせた量子化制御を行う。
【0019】このような動画像符号化装置10におい
て、本発明に関わる動き検出装置は、動き補償予測部2
3における動きベクトルの検出に適用される。その本発
明に係わる動き検出装置について図2および図3を参照
して説明する。図2は、その動き検出装置30の構成を
示すブロック図である。動き検出装置30は、カレント
ブロックメモリ31、レジスタ32、バレルシフタ3
3、サーチウィンドウメモリ34、プロセッサエレメン
トアレイ35、加算部36および比較部37を有する。
【0020】まず、この動き検出装置30の各部の構成
および機能について説明する。カレントブロックメモリ
31は、カレント画像データを16画素×16ラインの
ブロックに分割して得られる、動きベクトル検出対象の
各カレントブロックが順次入力されるメモリである。レ
ジスタ32は、そのカレントブロックを記憶するための
レジスタである。本実施の形態においては画像データの
各画素データは8ビットのデータであるものとする。し
たがって、このレジスタ32は8ビット×256ワード
の容量を有する。また、レジスタ32の各ワードは後述
するバレルシフタ33に対して並列に出力されるような
構成になっている。バレルシフタ33は、256個の入
力端子より入力されたデータを、入力された所定のシフ
ト数だけシフトさせて、同じく256個の出力端子より
出力する回路である。シフト数は、動き検出装置30の
図示せぬ制御部から入力される制御信号により指示され
る。また、256個のデータ出力は、プロセッサエレメ
ントアレイ35の各プロセッサエレメントに出力され
る。
【0021】サーチウィンドウメモリ34は、カレント
画像より時間的に1フレーム前の画像の、カレントブロ
ックの近傍の所定のサーチ範囲の画像データを記録する
レジスタファイルである。このサーチ範囲は、本実施の
形態においては、カレントブロックの水平方向に±32
画素、垂直方向に±16ラインの範囲である。すなわ
ち、N=M=16とした時の、図4に示すような範囲の
参照画像データが、サーチウィンドウメモリ34に記憶
される。
【0022】また、このサーチウィンドウメモリ34に
対しては、動き検出装置30の図示せぬ制御部からデー
タ読み出しアドレスが入力され、サーチウィンドウメモ
リ34内のアドレスデコーダを介してデータを読み出さ
れる。その読み出されるデータとしては、サーチウィン
ドウメモリ34に記録されている画像データより抽出可
能な、カレントブロックと同じ16画素×16ラインの
ブロックが全て抽出され順次出力される。すなわち、ま
ず探索範囲の画像の左上位置より順次1画素ずつずらさ
れて16画素×16ラインの候補ブロックが順次抽出さ
れ、右上のブロックが抽出されたら今度は1ライン下方
向に範囲をずらして同じく左方向より右方向に順次候補
ブロックが抽出される。また、サーチウィンドウメモリ
34からは、指定された候補ブロックの256個のデー
タが並列に出力され、プロセッサエレメントアレイ35
の各プロセッサエレメントに出力される。
【0023】プロセッサエレメントアレイ35は、バレ
ルシフタ33より入力されるカレントブロックの各画素
データおよび、サーチウィンドウメモリ34より入力さ
れる候補ブロックの各画素データの対応する画素同士の
差を求め、各々加算部36に出力する。プロセッサエレ
メントアレイ35は、各々バレルシフタ33の1つの出
力端子、および、サーチウィンドウメモリ34の1つの
出力端子からデータが入力されるように接続された、2
56個のプロセッサエレメント35-1〜35-256を有
し、このプロセッサエレメント35-i(i=1〜25
6)において各画素同士の差を求める。そのプロセッサ
エレメント35-i(i=1〜256)は、図3に示すよ
うに、入力された2つの画素データの差分をとるための
演算器351のみを有するような構成である。
【0024】加算部36は、プロセッサエレメントアレ
イ35の256個のプロセッサエレメント35-1〜35
-256から出力された各画素同士の差分値の合計を算出
し、比較部37に出力する。比較部37は、プロセッサ
エレメントアレイ35および加算部36において各候補
ブロックに対して順次算出される差分累積値を順次比較
して、その最小値を検出し、その時の候補ブロックを抽
出する。そして、動き検出装置30内の図示せぬ制御部
において最終的に比較部37において抽出された差分累
積値が最小になる候補ブロックに基づいて候補ベクトル
を検出し、前述し動画像符号化装置10の可変長符号化
部16などに出力する。
【0025】次に、動き検出装置30の動作について説
明する。まず、動き検出対象のカレントブロック、およ
び、そのカレントブロックに基づいて決定される参照画
像の探索範囲内の画像データが、カレントブロックメモ
リ31およびサーチウィンドウメモリ34に記録され
る。サーチウィンドウメモリ34に記録された画像デー
タからは、まず第1の候補ブロックが抽出され、その2
56個の画素データがプロセッサエレメントアレイ35
の256個のプロセッサエレメント35-1〜35-256
入力される。
【0026】一方で、カレントブロックメモリ31に記
録されたカレントブロックのデータはレジスタ32に入
力され、バレルシフタ33を介してプロセッサエレメン
トアレイ35の256個のプロセッサエレメント35-1
〜35-256に入力される。この時に、バレルシフタ33
はカレントブロックの画素が候補ブロックの対応する画
素と同一のプロセッサエレメント35-i(i=1〜25
6)に入力されるようにシフトされる。その状態で、プ
ロセッサエレメント35-1〜35-256において各画素同
士の差分が算出され、加算部36においてその合計値が
算出され、比較部37において記憶される。
【0027】次に、次の候補ブロックに対して処理を行
うが、サーチウィンドウメモリ34から入力される画素
データは、前の候補ブロックとずれた1列分の画素デー
タが新たな画素データとなり、残りの15列分の画素デ
ータは前の候補ブロックの画素データと同じである。し
たがって、サーチウィンドウメモリ34は、その1列分
の16画素分のデータを入れ換えて、プロセッサエレメ
ント35に候補ブロックの画素データを入力する。この
時、カレント画素については、バレルシフタ33のシフ
ト量を変更し、新たな候補ブロックの各画素データに対
して、カレントブロックの対応する画素が同じプロセッ
サエレメント35-iに入力されるようにする。
【0028】対応する画素データが各プロセッサエレメ
ント35に入力されたら、後は同様にプロセッサエレメ
ント35-1〜35-256において各画素同士の差分を算出
し、加算部36においてその合計値を算出し、比較部3
7においてその合計値を既に記憶されている差分累積値
と比較することにより最小となる差分累積値を検出す
る。このようにして、全ての候補ブロックに対して差分
累積値が検出されたら、その時に比較部37に記録され
ている最小の差分累積値となる候補ブロックに基づいて
そのカレントブロックに対する候補ベクトルを決定す
る。
【0029】このように、本実施の形態の動き検出装置
30においては、バレルシフタを利用することでこのシ
フトレジスタを代用している。すなわち、簡単なスイッ
チング制御のみで実質的に所望のデータを所望のプロセ
ッサエレメントに入力することができ、実際にデータの
シフト動作が不要となる。したがって、動き検出装置3
0の消費電力を削減することができる。また、プロセッ
サエレメントアレイ35の各プロセッサエレメントの構
成も、図6に示したような従来のプロセッサエレメント
と比較して非常に簡単な構成にすることができる。その
結果、たとえば動画像符号化装置10のようなMPEG
エンコーダをLSI化する場合などに好ましい動き検出
装置が提供できた。
【0030】なお、本発明は本実施の形態に限られるも
のではなく、種々の改変が可能である。たとえば、本実
施の形態においてはカレントブロックメモリ31および
サーチウィンドウメモリ34は別個の画像メモリのよう
な構成となっているが、実質的に同一のメモリ手段によ
り構成するようにしてもよい。
【0031】また、本実施の形態においては、各画素デ
ータの差分の全画素の合計値をその候補ブロックの評価
値として、複数の候補ブロックより1のブロックを選択
しているが、たとえば、各画素ごとに差分の自乗値を求
め、それを全画素について合計し、その候補ブロックの
評価値とするようにしてもよい。その場合には、プロセ
ッサエレメントアレイ35の各プロセッサエレメント
は、自乗器を有する構成となる。もちろん、各プロセッ
サエレメントの構成はそのような構成でもよく、図3に
示した本実施の形態の構成に限られるものではない。
【0032】また、本実施の形態においては、1つの画
像ブロックの256個の画素について並列に一括してそ
の差分を求めるようにしているが、たとえば8画素、1
6画素、64画素ずつ順次差分を求め順次合計するよう
な分割して処理するような方法でもよい。また、加算部
36および比較部37の内部の構成なども任意である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
消費電力が少なく、単純な回路構成の動き検出装置を提
供することができ、その結果、LSI化するのにより好
適な画像符号化装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動き検出装置を適用するのに好適な動
画像符号化装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態の動き検出装置の構成を
示すブロック図である。
【図3】図2に示した動き検出装置のプロセッサエレメ
ントの構成を示すブロック図である。
【図4】カレントブロック、動きベクトル探索範囲、お
よび、候補ブロックを説明するための図である。
【図5】従来の動き検出装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図6】図5に示した動き検出装置のプロセッサエレメ
ントの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10…動画像符号化装置、11…フォーマット変換部、
12…並び換え部、13…加算器、14…DCT部、1
5…量子化部、16…可変長符号化部、17…バッフ
ァ、18…レート制御部、19…逆量子化部、20…逆
DCT部、21…加算器、22…フレームメモリ、23
…動き補償予測部、30…動き検出装置、31…カレン
トブロックメモリ、32…レジスタ、33…バレルシフ
タ、34…サーチウィンドウメモリ、35…プロセッサ
エレメントアレイ、351…演算器、36…加算部、3
7…比較部、90…動き検出回路、91…カレントブロ
ックメモリ、92…サーチウィンドウメモリ、93…プ
ロセッサエレメント、94…比較部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】動き検出対象の画像を分割して得られるカ
    レント画像ブロックと、基準画像の所定範囲内から抽出
    される複数の候補画像ブロック各々とを比較して、該カ
    レント画像ブロックに対応する画像ブロックを検出し、
    該画像ブロックに基づいて動きベクトルを検出する動き
    検出装置であって、 前記カレント画像ブロックのn個の画素データを所定の
    順序で記憶するカレント画像記憶手段と、 前記記憶されたn個の画素データを、所望の数シフトさ
    せ、該シフトさせたn個の画素データをn個の出力手段
    より出力するバレルシフタ手段と、 前記基準画像の少なくとも前記所定範囲内の画像データ
    を記憶する基準画像記憶手段と、 前記記憶されている前記基準画像の画像データより前記
    候補画像ブロックを順次抽出し、当該候補画像ブロック
    のn個の画素データをn個の入力手段を介して入力する
    候補画像ブロック入力手段と、 前記バレルシフタ手段のn個の出力手段および前記候補
    画像ブロック入力手段のn個の入力手段に各々対応して
    設けられ、前記カレント画像ブロックの1つの画素デー
    タと前記候補画像ブロックの1つの画素データとに基づ
    いて、当該画素データの差異を示す所定の評価値を各々
    算出するn個の演算手段と、 前記算出された画素データごとの評価値を、当該画像ブ
    ロックの全画素について累積し、当該候補画像ブロック
    に対する評価値を算出する累積手段と、 前記算出された候補画像ブロックに対する評価値に基づ
    いて、前記動きベクトルを検出するための画像ブロック
    を決定する画像ブロック決定手段とを有する動き検出装
    置。
  2. 【請求項2】前記複数の候補画像ブロック各々は、前記
    基準画像の前記所定の範囲内の画像より、近傍の候補画
    像ブロック同士が相互に共通の画素を有するように、包
    含する範囲を順次ずらして抽出した画像ブロックであっ
    て、 前記候補画像ブロック入力手段は、前記入力するn個の
    画素データの内の一部の画素データを順次変更すること
    により、前記複数の候補画像ブロックを順次入力し、 前記バレルシフタ手段は、前記順次入力される候補画像
    ブロックに対して、当該候補画像ブロックと前記カレン
    ト画像ブロックの対応する画素データが同一の前記演算
    手段に入力されるように前記シフト量を変更する請求項
    1記載の動き検出装置。
  3. 【請求項3】前記カレント画像ブロックおよび各候補画
    像ブロックはn個の画素を有する画像ブロックであっ
    て、 前記カレント画像記憶手段は、前記カレント画像ブロッ
    クの全画素データを記憶し、 前記バレルシフタ手段は、前記カレント画像ブロックの
    全画素データを所望の数スフトさせて前記n個の出力手
    段より並列に出力し、 前記候補画像ブロック入力手段は、前記候補画像ブロッ
    クの全画素データを前記n個の入力手段を介して入力
    し、 前記演算手段は、前記画像ブロックの全画素に各々対応
    してn個設けられ、前記各画素間の差異を示す所定の評
    価値を当該画像ブロックの全画素について一括的に算出
    し、 前記累積手段は、前記一括的に算出された当該画像ブロ
    ックの全画素に対する前記評価値を一括的に累積する請
    求項2記載の動き検出装置。
  4. 【請求項4】前記n個の演算手段の各々は、入力される
    前記カレント画像ブロックの画素値と前記候補画像ブロ
    ックの画素値との差を当該画素データの差異を示す評価
    値として算出し、 前記累積手段は、前記算出された各画素値の差を当該画
    像ブロックの全画素について累積し、当該候補画像ブロ
    ックに対する評価値として算出する請求項3記載の動き
    検出装置。
  5. 【請求項5】前記n個の演算手段の各々は、入力される
    前記カレント画像ブロックの画素値と前記候補画像ブロ
    ックの画素値との差を自乗し、当該画素データの差異を
    示す評価値として算出し、 前記累積手段は、前記算出された各画素値の差の自乗値
    を当該画像ブロックの全画素について累積し、当該候補
    画像ブロックに対する評価値として算出する請求項4記
    載の動き検出装置。
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