JPH0951538A - 画像信号の符号化方法 - Google Patents

画像信号の符号化方法

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JPH0951538A
JPH0951538A JP20065595A JP20065595A JPH0951538A JP H0951538 A JPH0951538 A JP H0951538A JP 20065595 A JP20065595 A JP 20065595A JP 20065595 A JP20065595 A JP 20065595A JP H0951538 A JPH0951538 A JP H0951538A
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scene change
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signal
unit
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Yasuhiro Hirano
裕弘 平野
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Hitachi Ltd
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T9/00Image coding
    • G06T9/004Predictors, e.g. intraframe, interframe coding

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  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】画像信号のフレーム間の差分信号よりシーンチ
ェンジの検出手段1を設け、MPEG符号化データスト
リーム構造のGOPはそれぞれシーンチェンジ前の画像
信号系列、シーンチェンジ後の画像信号系列で構成し、
符号化3を行う。あるいはMPEG符号化データストリ
ーム構造の1GOPのシーンチェンジ以後から最後のピ
クチャまでは量子化ステップの粗い特性で符号化3を行
う。 【効果】シーンチェンジ時で画質劣化がなく高品質化に
顕著な効果が得られる。また、シーンチェンジ時での符
号化効率の低下がなく画像データの圧縮率向上に有効で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像信号の高能率符号化
を行う画像信号の符号化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通信メディア,蓄積メディア,放
送メディアなどでは、画像信号を高能率符号化技術によ
り情報量を圧縮した画像データで通信や蓄積を行い、高
品質な各種の画像サービスを提供する検討が進められて
いる。
【0003】画像信号の高能率符号化技術は、多くの場
合、動画像圧縮方式の国際標準であるMPEG(Moving
Picture Image Coding Expart Group)規格に準拠したビ
デオ符号化が採用される。このMPEG符号化では、動
き補償のフレーム間予測とDCT(Discrete Cosine Tra
nsform)符号化とを組み合わせた符号化を行い、画像信
号の時間方向,空間方向の冗長度を効率よく除去し、極
めて高い圧縮率を実現する。
【0004】すなわち、画像の動き量(動きベクトル)
を測定し、前フレームのその動き量だけ画像を戻した位
置の画素値を現フレームの予測値とし、この予測値と現
フレームの信号との差分値を予測誤差信号としてDCT
符号化を行う。そして、符号化により画像データ量を数
分の一から数十分の一に圧縮する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のMPEG符号化
では、画像信号にシーンチェンジが発生した領域では、
時間方向の相関がないために極めて大きな予測誤差信号
が発生する。
【0006】このため、スタジオ品質並みの高品質画像
が要求される放送メディアの素材伝送などでは、シーン
チェンジ時での画質劣化が問題になる。また、シーンチ
ェンジ時では符号化データの発生量が多くなるため、動
画像蓄積メディアなどでは圧縮率が低下する問題があ
る。
【0007】本発明の目的はシーンチェンジ時での画質
劣化が少なくスタジオ品質並の高品質を保持するMPE
G符号化に準拠した画像信号の符号化方法を提供するこ
とにある。
【0008】また、シーンチェンジ時での符号化データ
の発生量を低減し、符号化レートが数Mビット/秒の動
画像蓄積メディアに適するMPEG符号化に準拠した画
像信号の符号化方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明では以下に述べる技術的手段を採用する。
【0010】(1)画像信号のフレーム間の差分信号成分
をもとにシーンチェンジの発生領域を検出する手段。
【0011】(2)シーンチェンジが発生したフレームを
Iピクチャの符号化モードに設定し、これを始点として
GOP(Group of Pictures)構成の符号化データストリ
ーム構造のMPEGビデオ符号化を行う手段。
【0012】(3)シーンチェンジ以後のフレームからG
OPの最後のフレームまでの期間の各ピクチャは量子化
特性を量子化ステップの粗い特性に設定してMPEGビ
デオ符号化を行う手段。
【0013】(4)シーンチェンジが発生したフレームで
は成分が零の動きベクトル信号でMPEGビデオ符号化を行
う手段。
【0014】
【作用】一般に、シーンチェンジの前後では画像の相関
がないため、フレーム間の差分信号ではほぼ全画面にわ
たり信号レベルの大きな成分が発生する。一方、通常の
動きではこの差分信号はもっぱら画像の境界部近傍の限
定された領域で発生する。従って、(1)に記述の技術的
手段で、この差分信号成分が設定値TH(値は比較的高
く設定)を越える領域が全画面に占める比率を計測し、
この比率が高い場合をシーンチェンジとして検出するこ
とで、画像のシーンチェンジを正確に検出することがで
きる。
【0015】また、シーンチェンジ以前の画像,シーン
チェンジ以後の画像ではそれぞれ時間方向に高い相関を
有している。従って、(2)に記述の技術的手段により、
シーンチェンジ以前の画像で符号化データストリーム構
造のGOPを一旦終結し、シーンチェンジ以後の画像で
符号化データストリーム構造のGOPを新たに形成す
る。これにより、それぞれのGOPでは予測誤差の少な
いMPEGビデオ符号化を行うことが可能になり、シー
ンチェンジ時での画質劣化の発生を回避することができ
る。
【0016】一方、シーンチェンジ時のように変化の激
しい画像では視覚特性も低下するため、若干の画質劣化
が発生しても大部分はほとんど検知されない。この視覚
の特性を利用することで、(3)に記述の技術的手段によ
り、シーンチェンジ以後のフレームからGOPの最後の
フレームまでの各ピクチャに対して粗い特性の量子化で
符号化を行い、符号化データの発生量を低減できる。
【0017】また、シーンチェンジ時では画像の時間方
向の相関が失われている。従って、(4)に記述の技術的
手段により、零の動きベクトル信号を用いたMPEGビ
デオ符号化(フレーム間予測に相当)を行っても、動き
補償のフレーム間予測と大差のない符号化を行うことが
できる。なお、この技術的手段により、シーンチェンジ
時での動きベクトル探索に要する負荷を大幅に軽減する
こともできる。
【0018】以上に述べた如く、本発明では(1)〜(4)に
記述した技術的手段を採用することにより、シーンチェ
ンジ時での画質劣化を回避する、あるいは符号化データ
の発生量を低減する画像信号の符号化方法を実現するこ
とが可能になる。
【0019】
【実施例】本発明の第1の実施例について、図1のブロ
ック図により説明する。本実施例はスタジオ品質並の高
品質画像の送受信を行うに好適なものであり、シーンチ
ェンジ検出部1と、前処理部2と符号化部3とで構成す
る。
【0020】シーンチェンジ検出部1は入力画像信号V
Sのフレーム間の差分信号をもとにシーンチェンジが発
生した領域の検出を行い、シーンチェンジのフレームは
1、それ以外のフレームは0の検出信号CMSを出力す
る。
【0021】前処理部2は入力画像信号VSに対して画
像フォーマットの変換処理を行い、GOPを単位とした
フォーマットの符号化画像信号系列CPを生成する。な
お、検出信号CMSが1の時はその時点でGOPのシー
ケンスを終結し、シーンチェンジ以後の画像信号を新た
に始点としてGOPを単位とするフォーマットの符号化
画像信号系列CPを生成する。
【0022】符号化部3は符号化画像信号系列CPに対
して所定のMPEGビデオ符号化、すなわちIピクチャ
の符号化モードではフレーム内のDCT符号化、Pピク
チャの符号化モードでは一方向予測の動き補償フレーム
間符号化とDCT符号化、Bピクチャの符号化モードで
は双方向予測の動き補償フレーム間符号化とDCT符号
化を行い、その出力に符号化データストリーム信号DS
を得る。
【0023】図2は前処理部2における変換処理の動作
説明図である。MPEGビデオ符号化では符号化データ
は階層的構造を持ち、Iピクチャと複数個のP,Bピク
チャで最上位のGOP(Group of Pictures)を構成す
る。そして、1GOPを単位として符号化が行われる。
なお、I,PピクチャはBピクチャに先だって符号化が
行われるため、入力画像信号系列VS(1,2,…,2
4フレーム)は時系列を並び変える変換処理を行い、所
定の時系列のGOPからなる符号化画像信号系列CP
(2,1,4フレーム…)を生成する。
【0024】今、入力画像信号系列VSの7番フレーム
でシーンチェンジが発生したと仮定する。この場合、本
実施例はシーンチェンジ直前の6番フレームまでの画像
信号で1GOPを一旦終結し、シーンチェンジ直後の7
番フレーム以後の画像信号を始点に1GOPのフォーマ
ットの符号化画像信号系列CPを新たに生成する。
【0025】一方、従来方式では予め設定したフォーマ
ットで1GOP(例えば同図ではI=1,P=4,B=
5)の構成を行う。このため、1GOP内にはシーンチ
ェンジ前後のフレームの画像信号が含まれることにな
る。そして、シーンチェンジ後の8番フレームのPピク
チャに対しては同図の矢印で示すように、シーンチェン
ジ前の6番フレームのPピクチャからの予測信号で符号
化が行われる。
【0026】図3はシーンチェンジ時に本実施例と従来
方式で得られる再生画像の画質の説明図である。図中の
横軸は画像信号のフレーム番号、縦軸は画質を示す。
【0027】従来方式では図2に示したように、シーン
チェンジ前後の画像は同じGOPに含まれる。このた
め、シーンチェンジ前の6番フレームの信号を用いてシ
ーンチェンジ後の8番フレームの信号の予測符号化が行
われる。しかし、両者の間ではシーンチェンジによって
時間的な連続性が失われているため、極めて大きな予測
誤差信号が発生する。このため、予測符号化の精度が非
常に悪くなり、シーンチェンジの直後では再生画像に点
線で示すような許容限界を越える顕著な画質の劣化が発
生する。
【0028】一方、本実施例ではシーンチェンジ(7番
フレーム)の前と後の画像はそれぞれ異なる系列のGO
Pで構成する。このため、それぞれのGOPでは画像信
号の時間方向の連続性が保たれるために相関が高く、極
めて精度の高い予測符号化を行うことができる。この結
果、シーンチェンジ時でも画質劣化の発生しない符号化
が可能になり、実線に示すような高画質な再生画像を得
ることができる。したがって、本実施例によればシーン
チェンジ時の画質を従来方式に較べて大幅に向上させる
ことができる。
【0029】図4はシーンチェンジ検出部1の一構成と
その動作概略図である。同図(a)に示すように、1フ
レーム遅延部4,減算部5,LPF6,二値量子化部
7,判定部8で構成する。
【0030】入力画像信号VSおよび1フレーム遅延部
4で1フレーム期間遅延させた信号は減算部5に入力し
て両信号の間で減算演算を行い、フレーム間の差分信号
成分S1を検出する。LPF6は低周波数成分を通過帯
域とする低域通過特性のフィルタで、信号S1の例えば
2MHz以下の成分を信号S2として抽出する。なお、
画像信号がコンポーネント形態の場合はLPF6を省略
してもよい。
【0031】二値量子化部7では同図(b)に示すよう
に、信号S2の絶対値が設定値THを越える場合は1、
TH未満の場合は0の二値量子化を行い、二値化信号S
3を出力する。なお、主にシーンチェンジのように変化
の激しい動きを精度よく検出するように、設定値THは
比較的大きな値に設定する。
【0032】判定部8は信号S3の1の領域が1フレー
ムの期間に占める比率を計測する。そして、この比率が
例えば0.5 以上の場合をシーンチェンジと判別する。
そして、検出信号CMSに1を出力する。一方、比率が
0.5 未満の場合は検出信号CMSには0を出力する。
【0033】なお、前処理部2と符号化部3は従来の技
術で容易に構成ができるので説明は省略する。
【0034】このように、本実施例によればシーンチェ
ンジ時にも再生画像に画質劣化が発生しない画像信号の
符号化装置を実現することができる。このため、スタジ
オ品質並みの高品質画像が要求される放送メディアにお
ける素材伝送などの高画質化に効果が得られる。
【0035】次に、本発明の第2の実施例について、図
5に示すブロック図で説明する。本実施例はシーンチェ
ンジ時での符号化データの発生量を低減するに好適なも
ので、シーンチェンジ検出部1,前処理部2,符号化部
9で構成する。
【0036】前処理部2は入力画像信号VSに対して画
像フォーマットの変換処理を行い、GOPを単位とした
フォーマットの符号化画像信号系列CPを生成する。
【0037】シーンチェンジ検出部1は符号化画像信号
系列CPのフレーム間の差分信号をもとにシーンチェン
ジが発生した領域の検出を行い、1GOPのシーンチェ
ンジ検出以後から最後のフレームの期間までが1、それ
以外では0の量子化制御信号QCを出力する。なお、こ
の構成は第1の実施例と同様にして実現できる。
【0038】符号化部9は符号化画像信号系列CPに対
して、所定のMPEGビデオ符号化を行う。すなわち、
Iピクチャではフレーム内のDCT符号化、Pピクチャ
では一方向予測の動き補償フレーム間符号化とDCT符
号化、Bピクチャでは双方向予測の動き補償フレーム間
符号化とDCT符号化を行い、その出力に符号化データ
ストリーム信号DSを得る。なお、後述するように、量
子化制御信号QCが1の場合はDCT変換係数を量子化
ステップの粗い特性で量子化処理を行い、シーンチェン
ジ時の符号化データの発生量を低減する。
【0039】図6は本実施例の動作の説明図である。入
力画像信号VS(1,2,…,24フレーム)は予め設
定したフォーマット(図ではI=1,P=4,B=5で1
GOPを構成)の符号化画像信号系列CPを生成する。
ここで、入力画像信号の7番フレームでシーンチェンジ
が発生したと仮定する。量子化制御信号QCはこのシー
ンチェンジ以後から1GOPの最後のフレーム(図では
7番フレームから10番フレームに相当)の期間までが
1の信号となる。そして、これに対応するピクチャ(図
ではP(7),B(8),P(9),B(10)に相
当)では量子化ステップを粗い特性に設定して符号化処
理を行う。
【0040】図7はシーンチェンジ時に本実施例と従来
方式で得られる符号化データ量の説明図である。図中の
横軸は符号化画像信号のフレーム番号(図6の()の番
号に相当)、縦軸は符号化データの発生量を示す。
【0041】シーンチェンジ前までは本実施例と従来方
式とでデータの発生量は同一である。なお、Iピクチャ
ではPピクチャの3倍程度、Bピクチャの5〜6倍程度
のデータ量が発生する。
【0042】符号化画像フレーム番号7ではシーンチェ
ンジ以前の画像でシーンチェンジ後の画像の予測を行う
ため、予測誤差信号が極めて大きくなり、従来方式では
点線に示すようにデータ量が急増する。そして、1GO
Pの最後のフレーム10番まで、漸次減少する。
【0043】一方、本実施例では従来方式に較べて量子
化ステップをより粗い特性で符号化するため、実線に示
すようにデータ量の増加はほとんど発生しない。そし
て、1GOPの最後のフレーム10番まで、シーンチェ
ンジのない場合と類似なデータ量となる。フレーム番号
11以降は次のGOPの符号化が行われるため、データ
量は本実施例も従来方式も同じである。
【0044】したがって、本実施例によればシーンチェ
ンジ時の符号化データ量を従来方式に較べて大幅に低減
することができる。なお、本実施例はシーンチェンジ時
の画質は従来方式に較べて若干低下するが、視覚特性は
急激な変化には追従できないために、この劣化はほとん
ど検知されない。
【0045】図8は符号化部9のブロック図である。減
算部10,DCT変換部11,係数量子化部12,係数
逆量子化部13,IDCT部14,加算部15,メモリ
部16,MC予測信号生成部17,MV検出部18,V
LC符号化部19で構成する。
【0046】符号化画像信号系列CPは減算部10とM
V検出部18とに入力する。減算部10はIピクチャの
符号化モードでは信号系列CPを、P,Bピクチャの符
号化モードでは信号系列CPから予測信号S16を減算
した信号を、予測誤差信号S10として出力する。DC
T変換部11はDCT変換行列(8行×8列)との行列
演算を行い、変換係数S11を生成する。係数量子化部
12は変換係数の量子化を行う。この特性は量子化制御
信号QCが0の時は所定の量子化特性、1の時はシーン
チェンジ時の量子化ステップの粗い特性に設定する。そ
して、量子化係数S12を出力する。
【0047】係数逆量子化部13ではもとの変換係数へ
の変換処理、IDCT変換部14ではDCT変換逆行列
の行列演算処理を行い、予測誤差信号S13を復号す
る。加算部15はIピクチャでは信号S13を、P,B
ピクチャでは信号S13に予測信号S16を加算した信
号を、復号画像信号S14として出力する。この信号は
メモリ部16に入力し、その出力に1フレームの期間遅
延させた信号S15を得る。MC予測信号発生部17は
MV検出部18で検出した動きベクトル情報MVをもと
に信号S15の動き補償処理を行い、予測信号S16を
生成する。
【0048】VLC符号化部19は量子化係数S12と
動きベクトル情報MVの可変長符号化などの所定の符号
化処理を行い、MPEGビデオ符号化に準拠したデータ
構造の符号化データストリーム信号DSを生成する。
【0049】このように、本実施例によればシーンチェ
ンジ時にも符号化データの発生量を低減できる画像信号
の符号化装置を実現することができる。このため、定ビ
ットレート記録が要求される蓄積メディアにおける画像
データの効率よい記録に有効である。
【0050】次に、本発明の第3の実施例について、図
9に示すブロック図で説明する。本実施例はシーンチェ
ンジ時での符号化データの発生量の低減と動きベクトル
探索の負荷を軽減するに好適なもので、シーンチェンジ
検出部1,前処理部2,符号化部20で構成する。
【0051】前処理部2は入力画像信号VSに対して画
像フォーマットの変換処理を行い、図6に示したような
GOPを単位としたフォーマットの符号化画像信号系列
CPを生成する。
【0052】シーンチェンジ検出部1は符号化画像信号
系列CPのフレーム間の差分信号をもとにシーンチェン
ジが発生した領域の検出を行い、図6に示したように、
1GOPのシーンチェンジ検出以後から最後のフレームの期
間までが1、それ以外では0の量子化制御信号QCと、
シーンチェンジ直後のフレームの期間が1、それ以外で
は0の動ベクトル制御信号MVCを出力する。なお、こ
の構成は第1,第2の実施例と同様にして実現できる。
【0053】符号化部20は符号化画像信号系列CPに
対して、所定のMPEGビデオ符号化を行う。すなわ
ち、Iピクチャではフレーム内のDCT符号化、Pピク
チャでは一方向予測の動き補償フレーム間符号化とDC
T符号化、Bピクチャでは双方向予測の動き補償フレー
ム間符号化とDCT符号化を行い、符号化データストリ
ーム信号DSを出力する。なお、量子化制御信号QCが
1の場合はDCT変換係数を量子化ステップの粗い特性
に設定して符号化を行い、シーンチェンジ時の符号化デ
ータの発生量を低減する。また、動ベクトル制御信号M
VCが1の場合は動きベクトル情報を強制的に零に設定
し、シーンチェンジ時の動きベクトル探索の負荷を低減
する。
【0054】図10は符号化部20のブロック図であ
る。減算部10,DCT変換部11,係数量子化部1
2,係数逆量子化部13,IDCT部14,加算部1
5,メモリ部16,MC予測信号生成部17,MV検出
部18,VLC符号化部19で構成する。
【0055】符号化画像信号系列CPは減算部10とM
V検出部18に入力する。MV検出部18はブロックマ
ッチングの手法で動きベクトル情報MVを検出する。な
お、動ベクトル制御信号MVCが1のシーンチェンジ時
には強制的に零の動きベクトル情報を出力する。
【0056】減算部10はIピクチャの符号化モードで
は信号系列CPを、P,Bピクチャの符号化モードでは
信号系列CPから予測信号S16を減算した信号を、そ
れぞれ予測誤差信号S10として出力する。DCT変換
部11はDCT変換行列(8行×8列)との行列演算を
行い、変換係数S11を出力する。係数量子化部12は
変換係数の量子化を行う。この特性は量子化制御信号Q
Cが0の場合は所定の量子化特性、1のシーンチェンジ
の領域では量子化ステップの粗い特性に設定する。そし
て、量子化係数S12を出力する。
【0057】係数逆量子化部13ではもとの変換係数へ
の変換処理、IDCT部14ではDCT変換逆行列の行
列演算処理を行い、予測誤差信号S13を復号する。加
算部15はIピクチャでは信号S13を、P,Bピクチ
ャでは信号S13に予測信号S16を加算した信号を、
復号画像信号S14として出力する。この信号はメモリ
部16に入力し、その出力に1フレームの期間遅延させ
た信号S15を得る。MC予測信号発生部17は動きベ
クトル情報MVをもとに信号S15に対して動き補償の
信号処理を行い、予測信号S16を生成する。
【0058】VLC符号化部19は量子化係数S12と
動きベクトル情報MVの可変長符号化などの所定の符号
化処理を行い、MPEGビデオ符号化に準拠したデータ
構造の符号化データストリーム信号DSを生成する。
【0059】このように、本実施例によればシーンチェ
ンジ時にも符号化データの発生量を低減でき、また、動
きベクトル探索の負荷も低減できる画像信号の符号化装
置が実現できる。そして、定ビットレート記録が要求さ
れる蓄積メディアにおける画像データの効率よい記録に
有効である。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、シーンチェンジ時での
画質劣化の少ない符号化、あるいは符号化データの発生
量を低減する符号化を行う画像信号の符号化方法を実現
することができる。そして、通信メディア,放送メディ
ア,蓄積メディアなどの分野で、高品質画像の伝送や蓄
積、あるいは符号化効率のよい画像データの伝送や蓄積
に効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のブロック図。
【図2】第1の実施例の動作説明図。
【図3】シーンチェンジ時の再生画質の説明図。
【図4】シーンチェンジ検出部の構成および動作の説明
図。
【図5】本発明の第2の実施例の全体ブロック図。
【図6】第2の実施例の動作の説明図。
【図7】符号化データの発生量の説明図。
【図8】第2の実施例の符号化部のブロック図。
【図9】本発明の第3の実施例のブロック図。
【図10】第3の実施例の符号化部のブロック図。
【符号の説明】
1…シーンチェンジ検出部、2…前処理部、3…符号化
部、4…1フレーム遅延部、5…減算部、6…LPF、
7…二値量子化部、8…判定部、9…符号化部、10…
減算部、11…DCT変換部、12…係数量子化部、1
3…係数逆量子化部、14…IDCT変換部、15…加
算部、16…メモリ部、17…MC予測信号生成部、1
8…MV検出部、19…VLC符号化部、20…符号化
部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像信号を高能率符号化して情報量を圧縮
    する画像信号の符号化方法において、MPEG規格に準
    拠したビデオ符号化による高能率符号化を行う手段と、
    画像信号のフレーム間の差分成分をもとにシーンチェン
    ジの発生位置の検出手段とを設け、前記検出したシーン
    チェンジ時直前のフレームまでの画像信号でグループオ
    ブピクチャ(GOP)単位の符号化データストリーム構
    造を完結し、直後のフレームの画像信号をフレーム内の
    DCT符号化を行うIピクチャの符号化モードに設定
    し、これを始点としてGOP単位の符号化データストリ
    ーム構造のビデオ符号化を行い、シーンチェンジ時での
    画質劣化の軽減を図ることを特徴とする画像信号の符号
    化方法。
  2. 【請求項2】画像信号を高能率符号化して情報量を圧縮
    する画像信号の符号化方法において、MPEG規格に準
    拠したビデオ符号化による高能率符号化を行う手段と、
    画像信号のフレーム間の差分成分をもとにシーンチェン
    ジの発生位置の検出手段とを設け、前記検出したシーン
    チェンジ時以後のGOPのフレームの画像信号に対して
    は、量子化ステップの粗い特性で量子化を行い、シーン
    チェンジ時での符号量の低減を図ることを特徴とする画
    像信号の符号化方法。
  3. 【請求項3】検出した前記シーンチェンジ時直後の前記
    フレームの画像信号に対しては、動きベクトルの成分を
    零として符号化を行う請求項2に記載の画像信号の符号
    化方法。
JP20065595A 1995-08-07 1995-08-07 画像信号の符号化方法 Pending JPH0951538A (ja)

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JP20065595A JPH0951538A (ja) 1995-08-07 1995-08-07 画像信号の符号化方法

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