JPH10163743A - 無線電話装置 - Google Patents

無線電話装置

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Publication number
JPH10163743A
JPH10163743A JP31595196A JP31595196A JPH10163743A JP H10163743 A JPH10163743 A JP H10163743A JP 31595196 A JP31595196 A JP 31595196A JP 31595196 A JP31595196 A JP 31595196A JP H10163743 A JPH10163743 A JP H10163743A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radio
base station
antenna
zone
wireless
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31595196A
Other languages
English (en)
Inventor
Miki Otonari
幹 音成
Saori Fukagawa
里織 深川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP31595196A priority Critical patent/JPH10163743A/ja
Publication of JPH10163743A publication Critical patent/JPH10163743A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 指向性が強いアンテナを有する無線基地局に
おいて、無線基地局の直下の無線ゾーンにも電波を送信
し、無線子機の通話範囲の広角化を図ることができる無
線電話装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 高送信出力の無線基地局のアンテナ10
の近傍に、アンテナ10が水平方向に発射した電波を基
地局直下のゾーンにも一部反射させる円錐型の電波反射
物11を備えることにより、送信電波を反射させて反射
波を発生させ、水平方向のゾーンの子機だけでなく直下
の無線ゾーンの無線子機とも通話可能にし、通話範囲を
広角化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、指向性が強いアン
テナをもつ無線基地局を有する無線電話装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】以下に指向性が強いアンテナをもつ無線
基地局を有する従来の無線電話装置について説明する。
図9は従来の無線基地局の通信形態を示す図、図10は
同無線基地局の無線ゾーンのカバー方法の一例を示す
図、図11は同無線基地局と無線ゾーンを示す図であ
る。
【0003】図9、図10において、1は送信出力の高
い高送信出力の無線基地局、2は送信出力の低い低送信
出力の無線基地局、3は無線子機、4〜8は無線基地局
1,2と無線子機3の電波の送受信が正常に行われ通信
可能である無線ゾーンであり、図11において9は無線
基地局と無線子機が通信不可能である不感地帯である。
【0004】以下、従来の無線電話装置における無線基
地局と無線ゾーンについて図9、図10を参照しながら
説明する。図9、図10で示すようにように、従来の無
線電話装置においては高送信出力の無線基地局1が広い
無線ゾーン4〜5をカバーし、低送信出力の無線基地局
2が高送信出力の無線基地局1がカバーできない狭い無
線ゾーン6や、ビルの中やビルの影の無線ゾーン7や、
地下街の無線ゾーン8などをカバーしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
無線電話装置において、図11に示すように高送信出力
の無線基地局1は出力が大きいため、遠くのゾーンに存
在する無線子機3とも通話可能ではあるが、高送信出力
の無線基地局1の直下にある無線ゾーン5に、電波が弱
く通話状態が悪い、もしくは不可能である不感地帯9が
存在した。そこで高送信出力の無線基地局のアンテナを
垂直ではなくチルトさせて、電波の送信方向をやや下方
へ向けたり電波送信の指向性自体を下方に向ける方法
や、高送信出力の無線基地局と低送信出力の無線基地局
を組み合わせて無線ゾーンをカバーする方法がとられて
いたが、前者は無線基地局直下の無線ゾーンをカバーす
るようにセットすると、カバーするエリア全体の広さが
狭くなってしまう。また、後者は無線基地局を組み合わ
せるので送信電波どうしが干渉したり設置にコストがか
かる、という問題を有していた。
【0006】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、無線基地局直下の無線ゾーンに存在する
無線子機とも通話可能にし、通話範囲の広角化を図るこ
とができる無線電話装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、無線
基地局のアンテナの近傍に、このアンテナから送信した
電波の一部をこのアンテナの直下へ反射させる円錐型の
電波反射物を備えた。
【0008】請求項2の発明は、前記電波反射物の形が
球の一部を切断した形とした。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1の発明は、指向性が強い
アンテナをもつ無線基地局のアンテナの近傍に円錐型の
電波反射物を適用することにより、送信電波を反射させ
て反射波を発生させ、それにより無線基地局直下の無線
ゾーンに存在する無線子機とも通話可能になる。
【0010】請求項2の発明は、前記請求項1の円錐型
の電波反射物は無線基地局直下の無線ゾーンの一部に不
感地帯が存在してしまうので、電波反射物の型を円錐で
はなく球の一部を切断した型にすることにより、無線基
地局のアンテナから発射した電波から電波反射物により
無線基地局直下の無線ゾーンにとどくような反射波を発
生させ不感地帯をなくし、さらに通話範囲を広げること
ができる。
【0011】以下、本発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。なお、従来例と同一要素には同一符
号を付して説明は省略する。
【0012】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1におけるアンテナと無線ゾーンを示す図、図2は
同無線基地局のアンテナ図、図3および図4は同電波反
射物の説明図である。ここで、指向性が強いアンテナを
もつ無線基地局のアンテナと無線ゾーンを図1に、無線
基地局のアンテナ図を図2に、円錐型の電波反射物の説
明図を図3、図4に示している。
【0013】図1、図2において、10は無線基地局の
アンテナ、11は高送信出力の無線基地局1の中心部分
に備えた円錐型の電波反射物、12は基地局直下の無線
ゾーン、13は無線基地局のアンテナ10から水平方向
に発射された送信電波、14は送信電波13が円錐型の
電波反射物11により反射された反射波である。図3に
おいて、15は円錐型の電波反射物11の母線、16は
送信電波13の入射角、17は入射角16の反射角であ
る。
【0014】以下、実施の形態1の無線電話装置におけ
るアンテナの特徴と無線ゾーンについて図1〜図4を参
照しながら説明する。
【0015】図2に示すように、指向性が水平方向であ
り送信出力の強いアンテナ10が垂直に4本たってお
り、アンテナ10から水平方向に発射される出力の高い
送信電波13は図3に示すように円錐型の電波反射物1
1の母線15に対して入射角16で入射する。そして円
錐型の電波反射物11により、入射角16と等しい角度
の反射角17で反射波14を発生する。このようにし
て、例えば図4のように、送信電波Aによって反射波
A’が、送信電波Bによって反射波B’が、送信電波C
によって反射波C’が発生する。よって、図1に示すよ
うに送信電波を反射した反射波が、従来は不感地帯であ
った基地局直下の無線ゾーン12にとどき、基地局直下
の無線ゾーン12での通話が可能となる。このようにし
て、無線電話装置における無線基地局の直下の無線ゾー
ンを拡大し、通話範囲を広角化することができる。
【0016】(実施の形態2)図5は本発明の実施の形
態2におけるアンテナと無線ゾーンを示す図、図6は同
無線基地局のアンテナ図、図7および図8は同電波反射
物の説明図である。指向性が強い無線基地局のアンテナ
と無線ゾーンを図5に、無線基地局のアンテナ図を図6
に、円錐型の電波反射物の説明図を図7、図8に示して
いる。
【0017】図6および図7において、18は円錐型の
電波反射物の代わりにアンテナ10の中心部分に備え
た、球の一部を切断した形の電波反射物、19は電波反
射物17の接線である。
【0018】以下、実施の形態2の無線電話装置におけ
るアンテナの特徴と無線ゾーンについて説明する。実施
の形態1と同様に、図6で示すアンテナ10から水平方
向に発射される出力の高い送信電波13は、図7で示す
ように球の一部を切断した形の電波反射物18の接線1
9に対して入射角16で入射する。そして球の一部を切
断した形の電波反射物18により、入射角16と等しい
角度の反射角17で反射波14を発生する。電波反射物
18の形状を球面にしたために、送信電波13の入射す
る位置によって接線19の位置が連続的に変わるので、
それによって反射角17も連続的に変わる。このように
して、例えば図8のように、送信電波Dによって反射波
D’が、送信電波Eによって反射波E’が、送信電波F
によって反射波F’が発生することになり、実施の形態
1の円錐型の電波反射物11でもカバーしきれなかった
不感地帯にもまんべんなく電波が届くことが可能であ
る。よって図5に示すように反射波19によって不感地
帯がなくなり無線基地局直下の無線ゾーンのすべてをカ
バーすることが達成でき、さらに通話範囲を広角化する
ことができる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明は、指向性が強いア
ンテナをもつ無線基地局を有する無線電話装置におい
て、アンテナの近傍に電波反射物を用いることにより、
送信電波を反射させて反射波を発生させ、それにより無
線基地局直下ゾーンに存在する無線子機とも通話可能に
し、通話範囲の広角化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるアンテナと無線
ゾーンを示す図
【図2】本発明の実施の形態1における無線基地局のア
ンテナ図
【図3】本発明の実施の形態1における電波反射物の説
明図
【図4】本発明の実施の形態1における電波反射物の説
明図
【図5】本発明の実施の形態2におけるアンテナと無線
ゾーンを示す図
【図6】本発明の実施の形態2における無線基地局のア
ンテナ図
【図7】本発明の実施の形態2における電波反射物の説
明図
【図8】本発明の実施の形態2における電波反射物の説
明図
【図9】従来の無線基地局の通信形態を示す図
【図10】従来の無線基地局の無線ゾーンのカバー方法
の一例を示す図
【図11】従来の無線基地局と無線ゾーンを示す図
【符号の説明】
1 高送信出力の無線基地局 3 無線子機 4〜8 無線ゾーン 9 不感地帯 10 アンテナ 11 電波反射物 13 送信電波 14 反射波 18 電波反射物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無線基地局のアンテナの近傍に、このアン
    テナから送信した電波の一部をこのアンテナの直下へ反
    射させる円錐型の電波反射物を備えたことを特徴とする
    無線電話装置。
  2. 【請求項2】前記電波反射物の形が球の一部を切断した
    形であることを特徴とする請求項1記載の無線電話装
    置。
JP31595196A 1996-11-27 1996-11-27 無線電話装置 Pending JPH10163743A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31595196A JPH10163743A (ja) 1996-11-27 1996-11-27 無線電話装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP31595196A JPH10163743A (ja) 1996-11-27 1996-11-27 無線電話装置

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Publication Number Publication Date
JPH10163743A true JPH10163743A (ja) 1998-06-19

Family

ID=18071569

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31595196A Pending JPH10163743A (ja) 1996-11-27 1996-11-27 無線電話装置

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JP (1) JPH10163743A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018098555A (ja) * 2016-12-09 2018-06-21 ソフトバンク株式会社 無給電中継装置及び無線中継システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018098555A (ja) * 2016-12-09 2018-06-21 ソフトバンク株式会社 無給電中継装置及び無線中継システム

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