JPH08223172A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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Publication number
JPH08223172A
JPH08223172A JP7026649A JP2664995A JPH08223172A JP H08223172 A JPH08223172 A JP H08223172A JP 7026649 A JP7026649 A JP 7026649A JP 2664995 A JP2664995 A JP 2664995A JP H08223172 A JPH08223172 A JP H08223172A
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JP
Japan
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relay station
communication
communication system
wireless communication
antenna
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Pending
Application number
JP7026649A
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English (en)
Inventor
Shinichi Honma
信一 本間
Shigeru Makino
滋 牧野
Shuji Urasaki
修治 浦崎
Takashi Kataki
孝至 片木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP7026649A priority Critical patent/JPH08223172A/ja
Publication of JPH08223172A publication Critical patent/JPH08223172A/ja
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  • Small-Scale Networks (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人物、つい立て等の反射構造物の位置、状態
の変化にかかわらず、ビット誤り率の小さな室内無線L
ANシステムを得ることと共に、無線端末の設置場所の
制限の少ない室内無線LANシステムを得る。 【構成】 例えば机の上などの床面付近におかれた無線
端末PS1と、天井裏などの天井面付近に配線された有
線LAN2に接続された無線基地局BS3との通信を中
継する中継局MS4を、天井面付近、もしくは壁面付近
に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の無線端末間で
通信を行う無線通信システムに関するものであり、高速
でビット誤り率(以下、BER)の小さい室内無線LA
Nシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来例1.従来、この種の装置として図31に示すよう
なものがあった。この図は、United State
Patent Number 5,095,535に
示されたものであり、図では、2つの端末から構成され
るシステムを示している。図31において110は無線
端末であり、1Aから1Fまでの6セクターのアンテナ
から構成されている。1Aから1Fまでのアンテナは、
各々、紙面すなわち水平面において約60度の指向性を
有し、無線端末110に装備されたアンテナ切り替え装
置(図では省略)により所望のアンテナが選ばれ、通信
に使用されるものである。したがって、水平面内におい
て360度の指向性を有するものである。120は無線
基地局であり、無線端末110同様、2Aから2Fまで
の6セクターのアンテナから構成されており、無線端末
110と同様にして通信に使用されるものである。13
0はビルの壁、つい立て、人物等の反射構造物である。
a、bはそれぞれ信号の経路を示し、aは直接波、bは
反射構造物130で反射した多重反射波である。
【0003】図32は従来の室内無線LANシステムに
おける、無線基地局120の特定のアンテナに対する受
信電力の時間変化を示す図である。同図は、無線端末1
10が信号をアンテナ1Cから送信した時間を基準とし
て横軸に示し、無線基地局120のアンテナ2Fにおけ
る受信電力を縦軸に示したものである。ここで140は
直接波aの到着時刻を、150は多重反射波bの到着時
刻を、160は直接波aの次に無線端末から送出される
直接波の到着時刻を示す。
【0004】このような構成の従来装置では、無線端末
110と無線基地局120との間で通信を行う場合、無
線端末110のアンテナ1Aから1Fまで、及び無線基
地局120のアンテナ2Aから2Fまでの36通りの組
み合わせのうち、BERが低くなる、すなわち送信した
信号と受信した信号とが誤りなく伝送されるようなアン
テナの組を選び、通信を行う。
【0005】この場合、図32に示すように、本来通信
に用いる信号を識別するために、次のような条件が必要
となる。すなわち、多重反射波bの到着時刻150は、
直接波140の次に無線基地局120に到来する直接波
160よりも先である必要がある。また、多重反射波b
のアンテナ2Fにおける受信電力は、直接波aのアンテ
ナ2Fにおける受信電力よりも小さい必要がある。
【0006】従来例2.図33および図34は、日経産
業新聞(1993年1月29日)に掲載された無線ロー
カルエリアネットワークを示す図である。パソコンやワ
ークステーションに接続装置UMを割当て、接続装置U
Mから無線で受発信装置CMにデータを送る。受発信装
置CMは、受信データを他のパソコンやワークステーシ
ョンに割当てられた接続装置UMに転送する。図34
は、図33に示したような無線ローカルエリアネットワ
ークが複数存在する場合を示している。図34において
は、3つの無線ローカルエリアネットワークが存在して
いる。各ローカルエリアネットワークは、それぞれ異な
る周波数を用いて送受信を行う。また、各無線ローカル
エリアネットワークは、受発信装置CMを有線ローカル
エリアネットワークに接続している。したがって、無線
ローカルエリアネットワークは、有線ローカルエリアネ
ットワークを用いて互いに通信することができる。
【0007】従来例3.図35は、1994年電子情報
通信学会秋季大会において発表された『一時的な伝搬路
遮蔽の影響を考慮した屋内無線データ通信システム』
(B−348,金田)に示されたシステムの構成図であ
る。このシステムは、有線ローカルエリアネットワーク
によって接続されている基地局BSが管理する無線セル
をある程度重なるように配置し、無線セルの重なってい
る領域に位置する移動局MSには、複数の基地局BSへ
の位置登録を許すものである。移動局MSは、位置登録
の際に制御信号の受信レベルの一番強い基地局を一次基
地局としてデータ通信を行う。移動局MSは常に複数の
基地局BSからの制御信号の受信レベルを監視し、一次
基地局からの制御信号の受信レベルのみが低下した場合
を人の移動などによって一次基地局との間の伝搬路が一
時的に遮蔽されたものと判断してその次に受信レベルの
強い基地局への基地局切換えの通知を通信し、改めて位
置登録の操作を繰り返すことなくデータ通信を開始す
る。
【0008】従来例4.図36は、1994年電子情報
通信学会秋季大会において発表された『屋内無線通信シ
ステムにおける半球状リフレクタと天井による散乱特
性』(SB−1−2,頁405)において示された屋内
無線通信システムを示す図である。このシステムにおい
ては、半球状リフレクタを天井に備え、半球状リフレク
タを用いて屋内通信を行う場合を示している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置は上記のよ
うに構成されていたので、例えば、人が電波の伝搬路内
を移動した場合のように、反射構造物の位置、状態の時
間的変化により多重反射波の状態が変化し、アンテナ2
Fにおける多重反射波を直接波と識別できなくなり、従
って、通信状態の劣化を招き、ひいてはBERが増大す
る結果を招く恐れがあった。
【0010】また、人などの移動する反射構造物が電波
の伝搬路を遮る状態が頻繁に生ずるような場合には、無
線端末の設置場所に制限が加えられるという欠点もあっ
た。
【0011】本発明は、かかる問題を解決するために成
されたもので、反射構造物の位置、状態の変化に拘ら
ず、BERすなわちビット誤り率の小さな室内無線LA
Nシステムを得ることを目的とする。
【0012】また、あわせて無線端末の設置場所の制限
の少ない室内無線LANシステムを得ることを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係る無線通信
システムは、室内に配置された無線通信機能を備えた複
数の無線端末と、上記複数の無線端末に対応して設けら
れるとともに、上記複数の無線端末の設置位置の略鉛直
上方の天井に設けられた複数の中継局とを備え、中継局
同士の天井面に沿った無線通信を用いて上記複数の無線
端末の間の無線通信を中継することを特徴とする。
【0014】上記複数の端末のひとつは、基本無線端末
として有線ネットワークシステムに接続されており、上
記基本無線端末に対応した中継局を基本中継局とし、上
記基本無線端末以外の無線端末は上記基本中継局と上記
基本無線端末を介して有線ネットワークシステムと通信
することを特徴とする。
【0015】有線ネットワークシステムは、床付近に付
設されていることを特徴とする。
【0016】上記複数の中継局のひとつは、基本中継局
として有線ネットワークシステムに接続されており、上
記無線端末は基本中継局を介して有線ネットワークシス
テムと通信することを特徴とする。
【0017】上記有線ネットワークシステムは、天井付
近に付設されていることを特徴とする。
【0018】また、基本中継局に、基本中継局と各中継
局との接続を時間的に順次切り替える手段を持たせたこ
とを特徴とする。
【0019】また、基本中継局に、基本中継局と各中継
局との接続の経路を記憶する手段を持たせたことを特徴
とする。
【0020】また、基本中継局と接続される中継局が決
められたとき、その経路に含まれる中継局だけが、電波
を増幅して送信する手段を有することを特徴とする。
【0021】また、中継局のうち、基本中継局と接続さ
れる中継局だけが、無線端末と中継局との通信を行うこ
とを特徴とする。
【0022】また、中継局間通信に用いられる電波の周
波数と、無線端末と中継局との通信に用いられる電波の
周波数とが互いに異なることを特徴とする。
【0023】また、中継局間通信が光空間伝送であるこ
とを特徴とする。
【0024】また、基本中継局と中継局との間、もしく
は隣接する中継局間に、ミラーまたはハーフミラーを付
加したことを特徴とする。
【0025】また、中継局間通信に用いる電波の周波数
がミリ波帯からサブミリ波帯であることを特徴とする。
【0026】また、中継局間通信用アンテナとして、水
平面内は無指向性で垂直面内は鋭い指向性を持つアンテ
ナを用いたことを特徴とする。
【0027】また、中継局間通信用アンテナとしてバイ
コニカルアンテナを用いたことを特徴とする。
【0028】また、中継局間通信用アンテナとして、鋭
い指向性を持つアンテナを用いたことを特徴とする。
【0029】また、アンテナのビームの数が複数個であ
ることを特徴とする。
【0030】また、使用するビームを時間的に切り替え
ることを特徴とする。
【0031】また、無線端末と中継局との通信に用いら
れる電波の周波数がマイクロ波帯からサブミリ波帯であ
ることを特徴とする。
【0032】また、通信に用いる電波の偏波が円偏波で
あることを特徴とする。
【0033】また、無線端末、基本中継局、または中継
局用のアンテナとして、ヘリカルアンテナを用いたこと
を特徴とする。
【0034】また、無線端末のアンテナにダイバーシテ
ィ手段を付加したことを特徴とする。
【0035】また、中継局が、反射鏡であることを特徴
とする。
【0036】また、基本中継局が、複数の光または電波
のビームを放射することを特徴とする。
【0037】また、中継局に必要な電力を中継局に付加
した太陽電池により給電することを特徴とする。
【0038】また、中継局に必要な電力を照明器具給電
線路から給電することを特徴とする。
【0039】また、中継局に必要な電力を無線端末から
送信される電波により空間給電することを特徴とする。
【0040】
【作用】この発明においては、中継局は天井に設置され
ており、天井面に沿った中継局間通信を行うため、障害
のない中継が行える。また、各無線端末に対応して中継
局が設けられているため、中継局を無線端末に対応して
最適な位置に取り付けることができる。また、中継局を
ほぼ鉛直上方に設けているので、障害物の存在しない通
信が行える。
【0041】また、この発明においては、有線ネットワ
ークシステムとのインタフェースを備えており、室内無
線通信システムを外部のネットワークシステムと接続す
ることができる。
【0042】また、この発明においては、有線ネットワ
ークシステムが床に付設されている場合でも無線端末を
介して接続することができる。
【0043】また、この発明においては、中継局のひと
つを基本中継局として有線ネットワークシステムに接続
することができる。
【0044】また、この発明においては、有線ネットワ
ークシステムが天井に付設されている場合でも中継局を
介して接続することができる。
【0045】また、この発明においては、時間的に順次
切り換える機能により、混信等の通信状態の劣化を防止
する。
【0046】また、この発明においては、通信の経路を
予め記憶しておくことにより、経路選択という手順を省
略する。
【0047】また、この発明においては、電波の増幅機
能により、より良い通信状態を得る。
【0048】また、この発明においては、特定の無線端
末と中継局のみが通信を行うことにより、より良い通信
状態を得る。
【0049】また、この発明においては、通信周波数を
変えることにより、混信又は干渉による通信状態の劣化
を抑える。
【0050】また、この発明においては、光空間伝送を
用いることにより、電波による伝送よりも混信又は干渉
による通信状態の劣化を抑える。
【0051】また、この発明においては、ミラーを用い
ることにより、通信経路を変更する。
【0052】また、この発明においては、天井面通信に
ミリ波帯からサブミリ波帯の電波を用いることにより、
直接波以外の受信レベルを下げ、通信状態の劣化を抑え
る。
【0053】また、この発明においては、水平面内は無
指向性、垂直面内は鋭い指向性を持つアンテナを用いる
ことにより、天井面通信の通信状態を向上させる。
【0054】また、この発明においては、バイコニカル
アンテナを用いることにより、水平面内を無指向性とす
るアンテナを容易に得ることができる。
【0055】また、この発明においては、水平面内及び
垂直面内指向性が共に鋭いアンテナを用いることによ
り、天井面通信が近接して存在する場合でも通信状態の
劣化を抑える。
【0056】また、この発明においては、複数のビーム
を放射するアンテナを用いることにより、使用するビー
ムを切り換えて通信を行う。
【0057】また、この発明においては、天井床間通信
にマイクロ波帯からサブミリ波帯の周波数を用いること
により、直接波以外の電波の受信レベルを低減させ、通
信状態の劣化を抑える。
【0058】また、この発明においては、円偏波の電波
を用いることにより、より良い通信状態を得る。
【0059】また、この発明においては、ヘリカルアン
テナを用いることにより容易に円偏波の電波を得る。
【0060】また、この発明においては、ダイバシティ
アンテナ用いることにより、通信の品質を向上させる。
【0061】また、この発明においては、中継器が反射
鏡で構成されているので、中継器が安価に製造できる。
【0062】また、この発明においては、基本中継局が
反射鏡に対してそれぞれ光又は電波を放射することによ
り、無線通信を行う。
【0063】また、この発明においては、太陽電池から
電力の供給を受けることにより、中継局の移設あるいは
増設を容易に行える。
【0064】また、この発明においては、給電線路から
給電されることにより、中継器の移設あるいは増設を容
易に行える。
【0065】また、この発明においては、電波により給
電するので、中継器の移設あるいは増設を容易に行え
る。
【0066】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の一実施例である室内無線L
ANシステムを示すもので、図において、1は例えば机
の上などの床面付近におかれた無線端末(以下PS)、
2は天井裏などの天井面付近、もしくは床面以外及び天
井面以外の壁面付近に配線された有線LAN、3は有線
LANに接続された無線基地局(以下BS)、4は天井
面付近もしくは壁面付近に設けられ、BS3とPS1と
の通信を中継するための中継局(以下MS)、5はBS
3とMS4、及びMS4と他のMS4との間で行われる
天井面通信、6はBS3もしくはMS4と、PS1との
間で行われる天井床間通信である。PS1、BS3、M
S4はそれぞれ、データを受け又は送るためのアンテ
ナ、及びデータを処理する機構を有する。また、PS1
に含まれるアンテナは、直接波と多重反射波とを弁別で
きるように鋭い指向性を有するアンテナである。また、
この例で、BS3はMS4の一種であり、MS4に対し
て有線LANとの通信機能を付加したものである。
【0067】前記のように構成された室内無線LANシ
ステムにおいては、有線LAN2に接続されたBS3と
PS1との通信をMS4により中継する。PS1のほぼ
鉛直上方の天井面、もしくは壁面付近に設けられたMS
4により、室内通信において水平面方向には、通常比較
的障害物の少ない天井面通信5を用い、MS4とPS1
との通信には、人物等の移動に際し障害となることの少
ない、ほぼ鉛直方向の天井床間通信6を用いることで、
ビルの壁、つい立て、人物等の反射構造物による通信状
態の劣化を最少にすることができる。
【0068】さらに、PS1を追加、削除したり、PS
1の位置を変更するといったネットワークの変更を、P
S1とともにMS4の位置を変更することで、有線LA
N2に対する変更なしに行うことができる。
【0069】この発明の特徴点は、MS4を複数備え、
天井面に沿った通信を行う点にある。従来の室内無線通
信では、天井面に沿った通信を用いたシステムは存在し
ていない。また、この発明の特徴点は、天井面に沿った
通信を採用することにより、MS4を各PS1の鉛直方
向に設置できる点である。また、この発明の特徴点は、
MS4が各PS1に対応しているため、MS4を鉛直方
向に設置できる点である。
【0070】実施例2.図2はこの発明の一実施例であ
る室内無線LANシステムの天井面通信5を示す平面図
で、図において3、4、5は図1に示す実施例1と同様
のものであり、同様の働きをする。BS3は、BS3と
各MS4との接続を時間的に順次切り替える機能を有
し、例えば天井面通信5に付記したt1からt8までの
記号の順番で、時分割で特定のMS4を選ぶものとす
る。
【0071】前記のように構成された室内無線LANシ
ステムにおいては、BS3と、BS3に選ばれた特定の
MS4を中継して特定のPS1(図2では省略してい
る)との通信が可能となり、他のPS1との混信等の通
信状態の劣化を招くことなしに多数のPS1を接続する
ことができる。
【0072】実施例3.図3はこの発明の一実施例であ
る室内無線LANシステムの天井面通信5を示す平面図
で、図において、3、4、5は図2に示す実施例2と同
様のものであり、同様の働きをする。7はビルの壁、つ
い立て等の反射構造物である。BS3には、BS3と各
MS4との接続を時間的に順次切り替える機能の他に、
その接続の経路を記憶する機能をあわせ持たせたもので
ある。
【0073】前記のように構成された室内無線LANシ
ステムにおいては、反射構造物7による影響の少ない通
信経路、即ち通信に際して経由するMS4の位置、順番
をあらかじめ決定して、それをBS3が記憶しておき、
記憶された経路を用いて実際の通信を行うことにより、
最適な通信経路を通信毎に選択するという手順を省略す
ることができ、安定かつ高速な通信を確保することがで
きる。
【0074】実施例4.図4はこの発明の一実施例であ
る室内無線LANシステムの天井面通信5を示す平面図
で、図において、3、4、5は図3に示す実施例3と同
様のものであり、同様の働きをする。なお、図中天井面
通信5を示す線のうち太線で示したものは、BS3によ
り選択されたMS4との通信を行う天井面通信を表す。
各MS4には、それらが、BS3により選択された天井
面通信の中継局である場合に、受信した天井面通信5の
電波を増幅して次のMS4に送信する機能を持たせたも
のである。
【0075】前記のように構成された室内無線LANシ
ステムにおいては、BS3と、選択されたMS4以外の
MSは天井面通信5のための電波の送信を停止するた
め、これら不要電波の直接波、あるいは多重反射波に起
因する通信状態の劣化を抑えることができる。
【0076】実施例5.図5はこの発明の一実施例であ
る室内無線LANシステムを示すもので、図において、
1から6までは図1に示す実施例1と同様のものであ
り、同様の働きをする。なお、図中天井床間通信6を示
す線のうち太線で示したものは、BS3と接続されるM
S4と、MSのほぼ真下にあるPS1との通信を行う天
井床間通信を表す。
【0077】前記のように構成された室内無線LANシ
ステムにおいては、BS3により選択されたMS4と、
該MS4のほぼ真下に設置されたPS1との間の天井床
間通信6のみが行われる。これ以外の天井床間通信6、
すなわち図5中、点線で示された天井床間通信は行われ
ないため、これら不要電波の直接波、あるいは多重反射
波に起因する通信状態の劣化を抑えることができる。
【0078】なお、実施例4で示したように、BS3
と、BS3により選択されたMS4との天井面通信6の
経路上のMS4が行う以外の天井面通信6を停止するこ
とにより、さらに不要電波に起因する通信状態の劣化を
抑えることができる。
【0079】実施例6.図6はこの発明の一実施例であ
る室内無線LANシステムを示すもので、図において、
1から6までは図1に示す実施例1と同様のものであ
り、同様の働きをする。f1、f2はそれぞれ異なる周
波数を意味する。
【0080】前記のように構成された室内無線LANシ
ステムにおいては、天井面通信5に用いられる電波の周
波数f1と、天井床間通信6に用いられる電波の周波数
f2とが異なるため、ひとたびBS3と接続されるPS
1が決められた場合に、それらの間の天井面通信5と天
井床間通信6とがほぼ同時に行われるような通信状態で
あっても、天井面通信5と天井床間通信6との混信また
は干渉による通信状態の劣化を抑えることができる。
【0081】また、ここでは天井面通信5に用いられる
電波の周波数f1の等しい場合について述べたが、MS
4とBS3との間で用いられる周波数f1が個々に異な
る場合にも同様の効果が得られることは言うまでもな
い。
【0082】さらに、ここでは天井床間通信6に用いら
れる電波の周波数f2の等しい場合について述べたが、
PS1とBS3との間、及びPS1とMS4との間で用
いられる周波数f2が個々に異なる場合にも同様の効果
が得られることは言うまでもない。
【0083】実施例7.図7はこの発明の一実施例であ
る室内無線LANシステムを示すもので、図において、
1から6までは図1に示す実施例1と同様のものであ
り、同様の働きをする。8は光空間伝送による天井面通
信を表す。
【0084】前記のように構成された室内無線LANシ
ステムにおいては、天井面通信に光空間伝送を用いてい
るため、電波による伝送に比べて空間による減衰が大き
く、したがって反射構造物による多重反射波の減衰が大
きくなり、多重反射波の混信または干渉による通信状態
の劣化を抑えることができる。
【0085】実施例8.図8はこの発明の一実施例であ
る室内無線LANシステムを示すもので、図において
3、4、8は図7に示す実施例7と同様のものであり、
同様の働きをする。9は光を一部反射し、一部透過する
ハーフミラー、または全反射するミラーであり、BS3
とMS4の間、もしくは隣接するMSの間に置かれる。
【0086】前記のように構成された無線LANシステ
ムにおいては、BS3からの光空間伝送による天井面通
信8をミラー9で反射、透過させることにより、複数の
MS4を同時に接続できる。
【0087】また、BS3とMS4との、あるいは隣接
するMS4同士との天井面通信8の経路上に、反射構造
物7が存在するような場合でも、ハーフミラー9又は全
反射するミラー9により天井面通信を適切な経路で導く
ことにより、容易に天井面通信を行うことができる。
【0088】実施例9.図9はこの発明の一実施例であ
る室内無線LANシステムを示すもので、図において、
1から6は図1に示す実施例1と同様のものであり、同
様の働きをする。ここで、天井面通信5は、ミリ波帯か
らサブミリ波帯の周波数の電波を用いて行われるものと
する。
【0089】前記のように構成された室内無線LANシ
ステムにおいては、天井面通信5に用いたミリ波帯、及
びサブミリ波帯の電波が、空気による減衰を大きく受け
るため、直接波以外の経路、すなわち多重反射波による
電波の受信レベルが大きく下がり、従って通信状態の劣
化を抑えることができる。
【0090】また、上記と同様の理由の他、該周波数帯
の電波の直進性により、該天井面通信5が他の通信に混
信、干渉することによる通信状態の劣化を抑えることが
できる。
【0091】実施例10.図10と図11はこの発明の
一実施例である室内無線LANシステムを示すもので、
図10は、天井面通信を示す平面図、図11は天井床間
通信を示す立面図である。図において、1、3、4は図
1に示す実施例1と同様のものであり、同様の働きをす
る。10は、BS3に設けられた天井面通信用アンテナ
の指向性を示す線図で、水平面内は無指向性、垂直面内
は鋭い指向性、いわゆるトロイダル形の指向性を持たせ
たものである。
【0092】図12と図13は実施例10におけるアン
テナとして用いることのできるバイコニカルアンテナ1
1と、その指向性を示すもので、図12はバイコニカル
アンテナ11の外観を、図13はバイコニカルアンテナ
の指向性を示す。
【0093】前記のように構成された室内無線LANシ
ステムにおいては、複数の天井面通信が存在する水平面
内を無指向性とすることで、BS3に天井面通信用のア
ンテナを複数持たせることが不用となり、BS3を安価
かつ容易に構成することができる。また、PS1及びM
S4を増設、移設した際に、天井面通信に対して再度指
向性を調整するなどの作業が不要となる。
【0094】また、バイコニカルアンテナ11を用いる
ことで、水平面内は無指向性、垂直面内は鋭い指向性を
得ることができるだけでなく、他の、同種の指向性を有
するアンテナ、例えばモノポールアンテナやコリニアア
ンテナに比べてZ方向に薄いアンテナを構成することが
できるので、BS3を小型化できる。
【0095】なお、図10と図11においては、トロイ
ダル形の指向性を持たせたアンテナをBS3に用いた天
井面通信用アンテナについてのみ説明したが、トロイダ
ル形の指向性を持たせたアンテナをMS4の天井面通信
用アンテナに用いることで、MS4に天井面通信用のア
ンテナを複数持たせることが不用となり、MS4を安価
かつ容易に構成することができる。
【0096】実施例11.図14はこの発明の一実施例
である室内無線LANシステムを示すもので、図におい
て、3、4は図9に示す実施例9と同様のものであり、
同様の働きをする。なお、12はBS3、MS4に用い
られる天井面通信用アンテナである。天井面通信用アン
テナ12には、その水平面内及び垂直面内指向性が共に
鋭いアンテナ、いわゆるペンシルビームアンテナを用い
る。
【0097】前記のように構成された室内無線LANシ
ステムにおいては、複数の天井面通信が近接して存在す
るような場合にでも、特定の経路での天井面通信のみを
もたらすことが可能となり、他の天井面通信の混信、干
渉による通信状態の劣化を抑えることができる。
【0098】実施例12.図15はこの発明の一実施例
である室内無線LANシステムを示すもので、図におい
て、3、4、12は図14に示す実施例11と同様のも
のであり、同様の働きをする。なお、12に示す天井面
通信用アンテナは複数のビームを放射することができる
ものとする。
【0099】前記のように構成された室内無線LANシ
ステムにおいては、BS3、もしくはMS4に、複数の
特定の経路の天井面通信を可能とし、天井面通信用アン
テナを小型化できる。
【0100】また、12に示す天井面通信用アンテナ
に、使用するビームを時間的に切り替える機能を付加す
ることにより、隣り合う天井面通信同士の混信、干渉に
よる通信品質の劣化を抑えることができる。
【0101】実施例13.図16はこの発明の一実施例
である室内無線LANシステムを示すもので、図におい
て、1から6は図1に示す実施例1と同様のものであ
り、同様の働きをする。ここで、天井床間通信6は、マ
イクロ波帯からサブミリ波帯の周波数の電波を用いて行
われるものとする。
【0102】前記のように構成された室内無線LANシ
ステムにおいては、天井床間通信6に用いたマイクロ波
帯からサブミリ波帯の電波が、空気による減衰を大きく
受けるため、直接波以外の経路、すなわち多重反射波に
よる電波の受信レベルが大きく下がり、従って通信状態
の劣化を抑えることができる。さらに、同様の理由の
他、該周波数帯の電波の直進性により、該天井床間通信
が、他の通信に混信、干渉することによる通信品質の劣
化を抑えることができる。
【0103】また、前記周波数帯の電波は、その波長が
数十cmないし数mmであるので、指向性のある比較的
小型のアンテナを天井床間通信に用いることができる。
【0104】実施例14.図17はこの発明の一実施例
である室内無線LANシステムを示すもので、図におい
て、1から6は図1に示す実施例1と同様のものであ
り、同様の働きをする。ここで、天井面通信5、または
天井床間通信6、もしくはそのどちらの通信とも、円偏
波の電波を用いて行われるものとする。
【0105】図18は実施例14におけるアンテナとし
て用いることのできるヘリカルアンテナ13を示す。
【0106】前記のように構成された室内無線LANシ
ステムにおいては、PS1、BS3、MS4のアンテナ
から放射された通信用の円偏波の電波は、つい立て、壁
等の反射構造物(図示していない)で反射されたとき
に、逆旋の円偏波となる。従って、通信の相手方におけ
る1回反射波の受信レベルは、通信に直線偏波を使用し
た場合に比べ低下する。すなわち、周囲散乱や多重反射
波による通信品質の劣化を抑えることができる。
【0107】この場合、反射構造物による2回反射波
は、元の偏波と同旋の偏波となるが、この2回反射波の
レベルは通常、直接波に比べて弱く、また、楕円偏波率
すなわち軸比も劣化するため、これら2回反射波を直接
波と識別できる。
【0108】また、円偏波を放射するアンテナとして、
ヘリカルアンテナ13を用いることにより、小型、軽量
かつ安価なPS1、BS3、MS4を構成することがで
きる。
【0109】実施例15.図19はこの発明の一実施例
である室内無線LANシステムを示すもので、図におい
て、1から6は図1に示す実施例1と同様のものであ
り、同様の働きをする。14はPS1のアンテナに付加
したダイバーシティアンテナである。
【0110】前記のように構成された室内無線LANシ
ステムにおいては、天井床間通信6において直接波以外
の反射波、またはPS1に対応するMS以外のMS4、
及びBS3に起因する混信、干渉によるフェージングに
より通信の不感帯が生じた場合でも、ダイバーシティ機
能によりPS1が使用するアンテナを適宜変えること
で、通信の品質を保つことができる。
【0111】実施例16.図20はこの発明の一実施例
である室内無線LANシステムを示すもので、図におい
て、1から6は図1に示す実施例1と同様のものであ
り、同様の働きをする。15はBS3からの光または電
波をほぼ真下の方向に反射する反射鏡であり、図1に示
す実施例1におけるMS4に相当するものである。ま
た、BS3は、MSに相当する反射鏡15の数に応じて
1もしくは複数の光または電波のビームを放射すること
ができるものとする。
【0112】前記のように構成された室内無線LANシ
ステムにおいては、MSに相当する反射鏡15をPS1
のほぼ垂直上方の天井面付近に設置することにより、P
S1とBS3とを直接無線通信で結ぶ場合に比べて、つ
い立て、人体等の反射構造物による直接波の遮断が生じ
にくく、従って通信品質の劣化を抑えることができる。
また、PS1とBS3との通信を中継するためのアンテ
ナ及び増幅器等の電子回路を省略することができるた
め、従って、安価に室内無線LANシステムを構成する
ことができる。
【0113】実施例17.図21はこの発明の一実施例
である室内無線LANシステムを示すもので、図におい
て、1から6は図1に示す実施例1と同様のものであ
り、同様の働きをする。16は室内電灯もしくは太陽光
などの光源17により発電し、電力をBS3もしくはM
S4に供給するための太陽電池である。
【0114】前記のように構成された室内無線LANシ
ステムにおいては、太陽電池16を室内電灯もしくは太
陽光などの光源17に向けるように設置することで、B
S3、MS4用の電力供給線を考慮することなくBS3
及びMS4を移設、増設することができる。従って、安
価かつ容易にPS1の配置を変更し、または増設するこ
とができる。
【0115】実施例18.図22はこの発明の一実施例
である室内無線LANシステムを示すもので、図におい
て、1から6は図21に示す実施例17と同様のもので
あり、同様の働きをする。18は天井面内に設置されて
いる照明器具給電線路である。
【0116】前記のように構成された室内無線LANシ
ステムにおいては、BS3、MS4用の電力供給線を照
明器具給電線路18と共通にすることで、電力供給線の
新設を考慮することなくBS3及びMS4を移設、増設
することができる。従って、安価かつ容易にPS1の配
置を変更し、または増設することができる。
【0117】実施例19.図23はこの発明の一実施例
である室内無線LANシステムを示すもので、図におい
て、1から6は図21に示す実施例17と同様のもので
あり、同様の働きをする。19はPS1からBS3及び
MS4に電力を供給するための空間電力伝送用電波であ
る。
【0118】前記のように構成された室内無線LANシ
ステムにおいては、BS3、MS4用の電力を、それら
に対応するPS1からの空間電力伝送により供給するこ
とで、電力供給線の新設を考慮することなくBS3及び
MS4を移設、増設することができる。従って、安価か
つ容易にPS1の配置を変更し、または増設することが
できる。
【0119】実施例20.図24はこの発明の一実施例
である室内無線LANシステムを示すもので、図におい
て、1は例えば机の上などの床面付近におかれた無線端
末(以下PS)、2は床下などの床面付近、もしくは床
面以外及び天井面以外の壁面付近に配線された有線LA
N、1aは有線LANに接続された無線基地局(以下B
S)、4は天井面付近、もしくは壁面付近に設けられた
BS1aとPS1との通信を中継するための中継局(以
下MS)、3aはMSのうち、主としてBSとの間の通
信を行うBS用MS、5はBS用MS3aとMS4、及
びMS4と他のMS4との間で行われる天井面通信、6
はBS1aとBS用MS3a、もしくはMS4とPS1
との間で行われる天井床間通信である。PS1、BS1
a、MS4、BS用MS3aはそれぞれ、データを受
け、又は送るためのアンテナ、及びデータを処理する機
構を有する。また、PS1及びBS1aに含まれるアン
テナは、直接波と多重反射波とを弁別できるように鋭い
指向性を有するアンテナである。
【0120】前記のように構成された室内無線LANシ
ステムにおいては、有線LAN2に接続されたBS1a
と、PS1との通信をMS4またはBS用MS3aによ
り中継する。PS1またはBS1aのほぼ鉛直上方の天
井面、もしくは壁面付近に設けられたMS4またはBS
用MS3aにより、室内通信において水平面方向には、
通常比較的障害物の少ない天井面通信5を用い、MS4
とPS1もしくはBS用MS3aとBS1aとの通信に
は、人物等の移動に際し障害となることの少ない、ほぼ
鉛直方向の天井床間通信6を用いることで、ビルの壁、
つい立て、人物等の反射構造物による通信状態の劣化を
最少にすることができる。
【0121】さらに、PS1を追加、削除したり、PS
1の位置を変更するといったネットワークの変更を、P
S1とともにMS4の位置を変更することで、有線LA
N2に対する変更なしに行うことができる。
【0122】また、図24に示すシステムに、前述した
実施例2〜19(図2〜図23)を適用することも可能
である。その際は、実施例2〜19(図2〜図23)で
述べたBS3をBS用MS3aに置きかえればよい。以
下に、図24に示すシステムに対して実施例2〜19
(図2〜図23)を適用した場合の特徴点について箇条
書に示す。 (1) 例えば机の上などの床面付近に置かれた1個以
上の無線端末(以下、PS)と、例えば床下などの床面
付近に配線された有線のLAN上に接続された無線基地
局のうちの1個(以下、BS)との間で通信を行う室内
無線LANシステムにおいて、天井面付近、もしくは床
面及び天井面以外の壁面付近にBSとPSとの通信を中
継する1個以上の中継局(以下、MS)を設け、MS
が、他のMSとの通信(以下、天井面通信)と、前記M
Sのほぼ真下にあるBSまたはPSとの通信(以下、天
井床間通信)との中継を行う機能を持つことを特徴とす
る。 (2) BSのほぼ真上にあって、主としてBSとの間
の通信を行うMSを、特にBS用MSと称した場合、B
S用MSに、BSと各MSとの接続を時間的に順次切り
替える機能を持たせたことを特徴とする。 (3) BS用MSに、BSと各MSとの接続の経路を
記憶する機能を持たせたことを特徴とする。 (4) BS用MSと接続されるMSが決められたと
き、その経路に含まれるMSだけが、受信した天井面通
信の周波数の電波を増幅して送信する機能を有すること
を特徴とする。 (5) MSのうち、BS用MSと接続されるMSだけ
が、天井床間通信を行うことを特徴とする。 (6) 天井面通信に用いられる電波の周波数と、天井
床間通信に用いられる電波の周波数とが互いに異なるこ
とを特徴とする。 (7) 天井面通信が光空間伝送であることを特徴とす
る。 (8) BS用MSとMSとの間、もしくは隣接するM
S間に、ミラーまたはハーフミラーを付加したことを特
徴とする。 (9) 天井面通信に用いる電波の周波数がミリ波帯か
らサブミリ波帯であることを特徴とする。 (10) 天井面通信用アンテナとして、水平面内は無
指向性で垂直面内は鋭い指向性を持つアンテナを用いた
ことを特徴とする。 (11) 天井面通信用アンテナとしてバイコニカルア
ンテナを用いたことを特徴とする。 (12) 天井面通信用アンテナとして、鋭い指向性を
持つアンテナを用いたことを特徴とする。 (13) アンテナのビームの数が複数個であることを
特徴とする。 (14) 使用するビームを時間的に切り替えることを
特徴とする。 (15) 天井床間通信に用いられる電波の周波数がマ
イクロ波帯からサブミリ波帯であることを特徴とする。 (16) 通信に用いる電波の偏波が円偏波であること
を特徴とする。 (17) PS、BS、またはMS用のアンテナとし
て、ヘリカルアンテナを用いたことを特徴とする。 (18) PS、またはBS用のアンテナにダイバーシ
ティ機能を付加したことを特徴とする。 (19) BS用MS以外のMSが、BS用MSからの
光または電波をほぼ真下の方向に反射する反射鏡である
ことを特徴とする。 (20) BS用MSが、複数の光または電波のビーム
を放射することを特徴とする。 (21) MSに必要な電力をMSに付加した太陽電池
により給電することを特徴とする。 (22) MSに必要な電力を天井面内の照明器具給電
線路から給電することを特徴とする。 (23) MSに必要な電力をPSもしくはBSから送
信される電波により空間給電することを特徴とする。
【0123】実施例21.上記実施例においては、有線
LANが存在する場合を示したが、図25に示すよう
に、有線LANが存在していない場合でもかまわない。
図25は、PS1がMS4を介して通信を行う場合を示
している。
【0124】実施例22.上記実施例では、MS4がP
S1の鉛直上方にある場合を示したが、物理的鉛直上方
に存在しない場合でもかまわない。鉛直とは水平方向に
対して垂直方向をいうが、このシステムにおいて、鉛直
方向とは、水平方向に対する垂直方向という物理的な意
味以外に、図26に示すような意味を含んでいる。図2
6において、MS4bはPS1のほぼ真上にあり、互い
に通信を行うことができる。また、MS4aはPS1の
真上には存在していないが、反射構造物7aにより通信
を妨害されることがない。したがって、MS4aはPS
1に対して何等障害を受けることなく通信を行うことが
できる。このような場所に中継局が存在している場合も
鉛直方向の一例として含めることができる。MS4cの
場合は、反射構造物7bが存在することにより、PS1
との通信を妨害されてしまう。このような場合には、鉛
直方向に存在するとは言わない。
【0125】実施例23.図27は、ひとつのMS4が
ふたつのPS1をサポートする場合を示している。前述
した実施例においては、MS4がそれぞれひとつのPS
1に対応して設けられていたが、図27に示すように、
複数のPS1に対してひとつのMS4がシステム中に存
在していても構わない。
【0126】実施例24.図28は、中継局が天井では
なく、壁に取り付けられている場合を示している。MS
4aとMS4bは、壁に取り付けられているが、天井面
通信5及び天井床間通信6を行うに当たっては、何等構
造反射物により通信を邪魔されることなく、前述した実
施例と同様な効果を奏する。
【0127】実施例25.図29は、天井に凸部50が
存在している場合を示している。天井に凸部50が存在
している場合には、無線基地局3とMS4を凸部50に
邪魔されることのないように凸部50よりはみ出して取
り付けることにより、前述した実施例と同様の効果を奏
することができる。
【0128】図30は、天井に凸部50が存在する場合
の他の実施例を示している。図30に示す場合は、凸部
50自身に対して、無線基地局3またはMS4を取り付
けることにより、天井の凸部50に邪魔されることな
く、通信を行うことができる。
【0129】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0130】天井面に沿った中継局間通信を行うので、
障害のない通信が行える。また、中継局を無線端末の略
鉛直上方に設けることにより、反射構造物による障害の
ない通信システムを得ることができる。また、中継局が
それぞれ無線端末に対応して設けられているため、中継
局を各無線端末の上方に容易に設置することができる。
また、中継局を天井に設置することにより特別な設備を
必要とせず中継局を鉛直上方に取り付けることができ
る。
【0131】また、無線端末のひとつを基本無線端末と
して有線ネットワークシステムと接続することにより、
拡張性のある無線通信システムを得ることができる。
【0132】また、有線ネットワークシステムが床付近
に設置されている場合でも無線端末と接続することによ
り、拡張性のあるシステムを構築することができる。
【0133】また、中継局のひとつを基本中継局として
有線ネットワークシステムと接続することにより拡張性
のある無線通信システムを得ることができる。
【0134】また、有線ネットワークシステムが天井に
付設されている場合でも中継局と接続することにより拡
張性のあるシステムを構築することができる。
【0135】また、接続を時間的に順次切り替える機能
を持たせることにより、特定の通信が可能となり、混
信、干渉による通信状態の劣化を招くことなしに多数の
中継局を接続することができる。
【0136】また、接続の経路を記憶する機能を持たせ
ることにより、最適な通信経路を通信毎に選択するとい
う手順を省略することができ、安定かつ高速な通信を確
保することができる。
【0137】また、受信した天井面通信の電波を増幅し
て送信する機能を持たせることにより、特定の天井面通
信のみが行われるため、他の天井面通信にかかわる不要
電波の直接波、あるいは多重反射波に起因する通信状態
の劣化を抑えることができる。
【0138】また、特定の天井床間通信を行う機能を持
たせることにより、他の天井床間通信にかかわる不要電
波の直接波、あるいは多重反射波に起因する通信状態の
劣化を抑えることができる。
【0139】また、天井面通信に用いられる電波の周波
数と、天井床間通信に用いられる電波の周波数とを異な
るものにすることで、天井面通信と天井床間通信との混
信または干渉による通信状態の劣化を抑えることができ
る。
【0140】また、天井面通信を光空間伝送とすること
により、電波による伝送に比べて空間による減衰が大き
く、反射構造物による多重反射波の減衰が大きくなり、
該多重反射波による混信または干渉による通信状態の劣
化を抑えることができる。
【0141】また、光を反射、透過するミラー、または
ハーフミラーを設置することにより、複数の中継局を同
時に接続できるほかに、天井面通信の経路上に反射構造
物が存在するような場合でも、ミラーにより天井面通信
を適切な経路で導くことにより、容易に天井面通信を行
うことができる。
【0142】また、天井面通信に、ミリ波帯からサブミ
リ波帯の周波数の電波を用いることにより、直接波以外
の多重反射波は空気による減衰を受けるので、多重反射
波による通信状態の劣化を抑えることができる。さら
に、該天井面通信が、他の通信に混信または干渉するこ
とによる通信状態の劣化を抑えることができる。
【0143】また、天井面通信用アンテナとして、水平
面内は無指向性で垂直面内は鋭い指向性を持つアンテナ
を用いることで、天井面通信用のアンテナを複数持たせ
ることが不要となり、システムを安価かつ容易に構成で
きる。さらに、中継局を増設、移設した際に、天井面通
信に対して再度指向性を調整するなどの作業が不要とな
る。
【0144】また、天井面通信用アンテナとして、バイ
コニカルアンテナを用いることにより、水平面内は無指
向性で垂直面内は鋭い指向性を得ることができるだけで
なく、薄型の中継局を得ることができる。
【0145】また、天井面通信用アンテナとして、鋭い
指向性を持つアンテナを用いることで、複数の天井面通
信が近接して存在するような場合にでも、特定の経路で
の天井面通信のみをもたらすことが可能となり、他の天
井面通信の混信、干渉による通信状態の劣化を抑えるこ
とができる。
【0146】また、天井面通信用アンテナとして、鋭い
指向性を有するビームを複数個持つアンテナを用いるこ
とで、中継局に、複数の特定の経路の天井面通信を可能
とし、天井面通信用アンテナを小型化できる。
【0147】また、上記天井面通信用アンテナに、使用
するビームを時間的に切り替える機能を持たせること
で、隣り合う天井面通信同士の混信、干渉による通信品
質の劣化を抑えることができる。
【0148】また、天井床間通信に、マイクロ波帯から
サブミリ波帯の周波数の電波を用いることにより、直接
波以外の多重反射波は空気による減衰を受けるので、多
重反射波による通信状態の劣化を抑えることができる。
さらに、該天井床間通信が、他の通信に混信または干渉
することによる通信状態の劣化を抑えることができる。
【0149】また、前記周波数帯の電波は、その波長が
数十cmないし数mmであるので、指向性のある、比較
的小型のアンテナを天井床間通信に用いることができ
る。
【0150】また、天井面通信、天井床間通信、もしく
はそのどちらの通信とも円偏波の電波を用いることで、
反射構造物による1回反射波の受信レベルを低減するこ
とができ、周囲散乱や多重反射波による通信品質の劣化
を抑えることができる。
【0151】また、アンテナとしてヘリカルアンテナを
用いることで、小型、軽量かつ安価な装置を構成するこ
とができる。
【0152】また、アンテナにダイバーシティ機能を持
たせることで、直接波以外の反射波、または他の中継局
に起因する混信、干渉によるフェージングにより通信の
不感帯が生じた場合でも、ダイバーシティ機能により使
用するアンテナを適宜変えることで、通信の品質を保つ
ことができる。
【0153】また、中継局を光または電波をほぼ真下の
方向に反射する反射鏡とすることで、つい立て、人体等
の反射構造物による直接波の遮断が生じにくく、通信品
質の劣化を抑えることができる。さらに、通信を中継す
るためのアンテナ及び増幅器等の電子回路を省略するこ
とができるため、安価に無線通信システムを構成するこ
とができる。
【0154】また、MSまたはBSに必要な電力を、太
陽電池により給電することにより、電力供給線を考慮す
ることなく中継局を移設、増設できる。従って、安価か
つ容易にシステムの配置を変更し、増設することができ
る。
【0155】また、MSまたはBSに必要な電力を天井
面内の照明器具給電線路から給電することにより、電力
供給線の新設を考慮することなく中継局を移設、増設す
ることができる。従って、安価かつ容易にシステムの配
置を変更し、増設することができる。
【0156】また、MSまたはBSに必要な電力を、空
間電力伝送により供給することで、電力供給線の新設を
考慮することなく中継局を移設、増設することができ
る。従って、安価かつ容易にシステムの配置を変更し、
増設することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1である室内無線LANシ
ステムを示す立面図である。
【図2】 この発明の実施例2である室内無線LANシ
ステムの天井面通信を示す平面図である。
【図3】 この発明の実施例3である室内無線LANシ
ステムの天井面通信を示す平面図である。
【図4】 この発明の実施例4である室内無線LANシ
ステムの天井面通信を示す平面図である。
【図5】 この発明の実施例5である室内無線LANシ
ステムを示す立面図である。
【図6】 この発明の実施例6である室内無線LANシ
ステムを示す立面図である。
【図7】 この発明の実施例7である室内無線LANシ
ステムを示す立面図である。
【図8】 この発明の実施例8である室内無線LANシ
ステムの天井面通信を示す平面図である。
【図9】 この発明の実施例9である室内無線LANシ
ステムを示す立面図である。
【図10】 この発明の実施例10である室内無線LA
Nシステムに用いられる天井面通信を示す平面図であ
る。
【図11】 この発明の実施例10である室内無線LA
Nシステムに用いられる天井面通信を示す立面図であ
る。
【図12】 この発明の実施例10の室内無線LANシ
ステムに用いられるバイコニカルアンテナの形状を示す
平面図及び立面図である。
【図13】 この発明の実施例10の室内無線LANシ
ステムに用いられるバイコニカルアンテナの指向性を示
す平面図及び立面図である。
【図14】 この発明の実施例11である室内無線LA
Nシステムの天井面通信を示す平面図である。
【図15】 この発明の実施例12である室内無線LA
Nシステムの天井面通信を示す平面図である。
【図16】 この発明の実施例13である室内無線LA
Nシステムを示す立面図である。
【図17】 この発明の実施例14である室内無線LA
Nシステムを示す立面図である。
【図18】 この発明の実施例14の室内無線LANシ
ステムに用いられるヘリカルアンテナの形状を示す図で
ある。
【図19】 この発明の実施例15である室内無線LA
Nシステムを示す立面図である。
【図20】 この発明の実施例16である室内無線LA
Nシステムを示す立面図である。
【図21】 この発明の実施例17である室内無線LA
Nシステムを示す立面図である。
【図22】 この発明の実施例18である室内無線LA
Nシステムを示す立面図である。
【図23】 この発明の実施例19である室内無線LA
Nシステムを示す立面図である。
【図24】 この発明の実施例20である室内無線LA
Nシステムを示す立面図である。
【図25】 この発明の実施例21である室内無線LA
Nシステムを示す立面図である。
【図26】 この発明の実施例22である室内無線LA
Nシステムを示す立面図である。
【図27】 この発明の実施例23である室内無線LA
Nシステムを示す立面図である。
【図28】 この発明の実施例24である室内無線LA
Nシステムを示す立面図である。
【図29】 この発明の実施例25である室内無線LA
Nシステムを示す立面図である。
【図30】 この発明の実施例25である室内無線LA
Nシステムを示す立面図である。
【図31】 従来の室内無線LANシステムを示す平面
図である。
【図32】 従来の無線基地局の特定のアンテナに対す
る受信電力の時間変化を示す図である。
【図33】 従来の無線ローカルエリアネットワークを
示す図である。
【図34】 従来の無線ローカルエリアネットワークを
示す図である。
【図35】 従来の屋内無線データ通信システムの構成
図である。
【図36】 従来の半球状リフレクタを利用した屋内通
信システムを示す図である。
【符号の説明】
1 無線端末(PS)、2 有線LAN、3 無線基地
局(BS)、4 中継局(MS)、5 天井面通信、6
天井床間通信、7 反射構造物、8 光空間伝送、9
ミラー、10 指向性、11 バイコニカルアンテ
ナ、12 天井面通信用アンテナ、13 ヘリカルアン
テナ、14 ダイバーシティアンテナ、15 反射鏡、
16 太陽電池、17 光源、18 照明器具給電線
路、19 空間電力伝送用電波、110 無線端末、1
20 無線基地局、130 反射構造物、140 直接
波到着時刻、150 多重反射波到着時刻、160 直
接波到着時刻、a 直接波、b 多重反射波、1A〜1
F アンテナ、2A〜2F アンテナ、t1〜t8 通
信時間、f1,f2 周波数、50 凸部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片木 孝至 鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱電機株式 会社電子システム研究所内

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内に配置された無線通信機能を備えた
    複数の無線端末と、 上記複数の無線端末に対応して設けられるとともに、上
    記複数の無線端末の設置位置の略鉛直上方の天井に設け
    られた複数の中継局とを備え、 中継局同士の天井面に沿った無線通信を用いて上記複数
    の無線端末の間の無線通信を中継することを特徴とする
    無線通信システム。
  2. 【請求項2】 上記複数の端末のひとつは、基本無線端
    末として有線ネットワークシステムに接続されており、
    上記基本無線端末に対応した中継局を基本中継局とし、
    上記基本無線端末以外の無線端末は上記基本中継局と上
    記基本無線端末を介して有線ネットワークシステムと通
    信することを特徴とする請求項1記載の無線通信システ
    ム。
  3. 【請求項3】 有線ネットワークシステムは、床付近に
    付設されていることを特徴とする請求項2記載の無線通
    信システム。
  4. 【請求項4】 上記複数の中継局のひとつは、基本中継
    局として有線ネットワークシステムに接続されており、
    上記無線端末は基本中継局を介して有線ネットワークシ
    ステムと通信することを特徴とする請求項1記載の無線
    通信システム。
  5. 【請求項5】 上記有線ネットワークシステムは、天井
    付近に付設されていることを特徴とする請求項4記載の
    無線通信システム。
  6. 【請求項6】 基本中継局に、基本中継局と各中継局と
    の接続を時間的に順次切り替える手段を持たせたことを
    特徴とする請求項2又は4記載の無線通信システム。
  7. 【請求項7】 基本中継局に、基本中継局と各中継局と
    の接続の経路を記憶する手段を持たせたことを特徴とす
    る請求項2又は4記載の無線通信システム。
  8. 【請求項8】 基本中継局と接続される中継局が決めら
    れたとき、その経路に含まれる中継局だけが、電波を増
    幅して送信する手段を有することを特徴とする請求項2
    又は4記載の無線通信システム。
  9. 【請求項9】 中継局のうち、基本中継局と接続される
    中継局だけが、無線端末と中継局との通信を行うことを
    特徴とする請求項2又は4記載の無線通信システム。
  10. 【請求項10】 中継局間通信に用いられる電波の周波
    数と、無線端末と中継局との通信に用いられる電波の周
    波数とが互いに異なることを特徴とする請求項1記載の
    無線通信システム。
  11. 【請求項11】 中継局間通信が光空間伝送であること
    を特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  12. 【請求項12】 隣接する中継局間に、ミラーまたはハ
    ーフミラーを付加したことを特徴とする請求項1記載の
    無線通信システム。
  13. 【請求項13】 中継局間通信に用いる電波の周波数が
    ミリ波帯からサブミリ波帯であることを特徴とする請求
    項1記載の無線通信システム。
  14. 【請求項14】 中継局間通信用アンテナとして、水平
    面内は無指向性で垂直面内は鋭い指向性を持つアンテナ
    を用いたことを特徴とする請求項1記載の無線通信シス
    テム。
  15. 【請求項15】 中継局間通信用アンテナとしてバイコ
    ニカルアンテナを用いたことを特徴とする請求項1記載
    の無線通信システム。
  16. 【請求項16】 中継局間通信用アンテナとして、鋭い
    指向性を持つアンテナを用いたことを特徴とする請求項
    1記載の無線通信システム。
  17. 【請求項17】 アンテナのビームの数が複数個である
    ことを特徴とする請求項16記載の無線通信システム。
  18. 【請求項18】 使用するビームを時間的に切り替える
    ことを特徴とする請求項17記載の無線通信システム。
  19. 【請求項19】 無線端末と中継局との通信に用いられ
    る電波の周波数がマイクロ波帯からサブミリ波帯である
    ことを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  20. 【請求項20】 通信に用いる電波の偏波が円偏波であ
    ることを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  21. 【請求項21】 無線端末、または中継局用のアンテナ
    として、ヘリカルアンテナを用いたことを特徴とする請
    求項1記載の無線通信システム。
  22. 【請求項22】 無線端末のアンテナにダイバーシティ
    手段を付加したことを特徴とする請求項1記載の無線通
    信システム。
  23. 【請求項23】 中継局が、反射鏡であることを特徴と
    する請求項1記載の無線通信システム。
  24. 【請求項24】 中継局が、複数の光または電波のビー
    ムを放射することを特徴とする請求項23記載の無線通
    信システム。
  25. 【請求項25】 中継局に必要な電力を中継局に付加し
    た太陽電池により給電することを特徴とする請求項1記
    載の無線通信システム。
  26. 【請求項26】 中継局に必要な電力を照明器具給電線
    路から給電することを特徴とする請求項1記載の無線通
    信システム。
  27. 【請求項27】 中継局に必要な電力を無線端末から送
    信される電波により空間給電することを特徴とする請求
    項1記載の無線通信システム。
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