JP3341203B2 - ディジタル無線通信システム - Google Patents

ディジタル無線通信システム

Info

Publication number
JP3341203B2
JP3341203B2 JP22601795A JP22601795A JP3341203B2 JP 3341203 B2 JP3341203 B2 JP 3341203B2 JP 22601795 A JP22601795 A JP 22601795A JP 22601795 A JP22601795 A JP 22601795A JP 3341203 B2 JP3341203 B2 JP 3341203B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
wireless terminal
digital
branch
communication system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP22601795A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0955691A (ja
Inventor
覚志 馬場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP22601795A priority Critical patent/JP3341203B2/ja
Publication of JPH0955691A publication Critical patent/JPH0955691A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3341203B2 publication Critical patent/JP3341203B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線LANシステ
ムなど、主に屋内にて使用される高速ディジタル通信シ
ステムにおいて問題となる多重反射波の妨害を克服する
ためのディジタル無線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】屋内の
ような閉じられた空間において高速データレートによる
ディジタル無線伝送を行う場合、天井、床、壁面、及び
什器などによる多重反射のため、直接波に多重反射波干
渉が重畳して直接波の品質が劣化してしまうという問題
があった。
【0003】このような多重反射波による干渉を低減す
るために、例えば特公昭58−46892号公報では、
水平面内の限定された角度範囲内に指向性を持つ指向性
アンテナを3個以上用意し、これらのアンテナをそれぞ
れ異なる方向に指向性パターンを形成して全体としては
無指向性となるように配置して切り替えダイバーシチ受
信する方式が提案されている。しかしながら、この技術
は受信方式においてのみの多重反射波干渉対策であるた
め、高速のデータレートによる送受信通信に適用するに
は全く満足できないものであった。
【0004】一方、例えば特開平2−79628号公報
には、受信及び送信ターミナルの双方においてアンテナ
選択を用いる高データレートのセルラー無線電話通信シ
ステムが提案されている。一般に、屋内における通信品
質の動的劣化要因は主に人や物の移動による直接波の遮
断であり、直接波の遮断を救済するためには天井、床、
壁面、及び什器などによる反射波を受信することが必要
であり、複数の通信経路を評価し選択する機能が必要で
ある。しかしながら、この特開平2−79628号公報
によるセルラー無線電話通信システムでは、受信及び送
信ターミナルの双方においてアンテナ選択を行うため、
受信側のアンテナと送信側のアンテナの最適な組合せを
決定しなければならず、アンテナ選択シーケンスが非常
に複雑となってしまう。また、基地局側から複数の子局
側への同報送信(ブロードキャスト)は、子局毎に基地
局とのアンテナの組合せが異なるため基地局から複数回
の送出が必要となってしまう。
【0005】さらに、屋内における多重反射波干渉のう
ち一般に主要な反射波は壁面にて発生しており、立方体
の空間においては基地局設置位置から壁面へ垂直に入射
する直線上が最も影響のうける領域である。このため、
基地局においてはこれらの直線方向(90度毎の4方
向)への送信は避けなければならないが、従来技術で
は、この現象に基づいた設計が全くなされていなかっ
た。
【0006】このように、従来技術では、高速データレ
ートのディジタル通信において、十分な多重波干渉対策
がなされていない点、アンテナの選択方法が複雑である
点が問題となっていた。
【0007】従って本発明の目的は、屋内での高速デー
タレートのディジタル通信において、一方のターミナル
でのアンテナ選択手段により多重波干渉の影響を克服し
たディジタル無線通信システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、多重波干渉
の影響を克服するため各ターミナルで用いるアンテナの
垂直面内の指向特性を下方又は上方にチルトさせ(一般
には天井に設置する基地局アンテナは下方チルト、卓上
に設置される子局アンテナは上方チルト)、また基地局
アンテナは、壁面への垂直入射方向へのビームを絞るこ
とにより、屋内での高速データレートのディジタル通信
を行う。従来技術とはアンテナの構成方法及びアンテナ
の指向性特性が異なっている。
【0009】本発明によれば、垂直面においては水平方
向に対して上方又は下方にアンテナの最大ビーム方向を
チルトさせているので、垂直面内において、直接波と反
射波の伝搬経路に離角を確保することが可能である。ま
た、水平面内においても壁面に垂直に入射する方向の基
地局アンテナのビームを絞っているので、水平面内にお
いても直接波と反射波の伝搬経路に離角を確保すること
が可能である。
【0010】このように、直接波と反射波の伝搬経路に
離角を確保することができるので、角度選択性の高いア
ンテナを用いることで多重反射波の影響を克服すること
が可能となっている。
【0011】より詳しくは、本発明によれば、水平面内
において互いに異なる方向に限定された角度の指向性ビ
ームをもつ複数のブランチにより、水平面内において壁
面に垂直な方向を除く方向に選択的な指向性をもつアン
テナ、及びこのアンテナに結合され、このアンテナを介
してディジタル信号を受信するための受信機手段を有す
る第1の無線ターミナルと、水平面内又は円錐面内にお
てビームが無指向性であり、垂直面内においては限定
された角度の指向性ビームを下方又は上方にチルトさせ
た指向特性をもつアンテナ、及びこのアンテナに結合さ
れ、このアンテナを介してディジタル信号を送信するた
めの送信機手段を有する第2の無線ターミナルとを具備
しており、第1及び第2の無線ターミナルの間でディジ
タル通信を行うディジタル無線通信システムが提供され
る。
【0012】第1の無線ターミナルの各ブランチが、垂
直面内においては限定された角度の指向性ビームを下方
又は上方にチルトさせた指向特性をもつブランチを介し
てディジタル信号を受信するための受信機手段を有する
ことが好ましい。
【0013】第1の無線ターミナルが、第2の無線ター
ミナルとの間の通信品質を符号誤り、受信電力強度、帯
域内振幅偏差、又はこれらの任意の組合せからなる関数
により評価するための評価手段と、この評価手段によ
り、1つのブランチを選択するためのブランチ選択手段
とを有することが好ましい。
【0014】第1の無線ターミナルが、上述のブランチ
選択手段により選択したブランチを介してディジタル信
号を送信するための送信機手段を有することが好まし
い。
【0015】さらに本発明によれば、水平面内において
互いに異なる方向に限定された角度の指向性ビームをも
つ複数のブランチにより、水平面内において壁面に垂直
な方向を除く方向に選択的な指向性をもつアンテナ、及
びアンテナに結合されそれを介してディジタル信号を受
信するための受信機手段を有する第1の無線ターミナル
と、水平面内又は円錐面内において壁面に垂直な方向で
ある90度毎に利得低下点(ナル点)を有するアンテ
ナ、及びこのアンテナに結合され、このアンテナを介し
てディジタル信号を送信するための送信機手段を有する
第2の無線ターミナルとを具備しており、第1及び第2
の無線ターミナルの間でディジタル通信を行うディジタ
ル無線通信システムが提供される。
【0016】第2の無線ターミナルのアンテナが、水平
面内において限定された角度に対してビームをもつ4つ
の要素アンテナと、アンテナ合成器とを有することが好
ましい。
【0017】第2の無線ターミナルが、垂直面内におい
ては限定された角度に指向性ビームを下方又は上方にチ
ルトさせた指向特性をもつアンテナを介してディジタル
信号を送信するための送信機手段を有することも好まし
い。
【0018】第1の無線ターミナルの各ブランチが、垂
直面内においては限定された角度の指向性ビームを下方
又は上方にチルトさせた指向特性をもつブランチを介し
てディジタル信号を受信するための受信機手段を有する
ことが好ましい。
【0019】第1の無線ターミナルが、第2の無線ター
ミナルとの間の通信品質を符号誤り、受信電力強度、帯
域内振幅偏差、又はこれらの任意の組合せからなる関数
により評価するための評価手段と、この評価手段によ
り、ブランチを選択するためのブランチ選択手段とを有
することが好ましい。
【0020】第1の無線ターミナルが、上述のブランチ
選択手段により選択したブランチを介してディジタル信
号を送信するための送信機手段を有することが好まし
い。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は閉じられた空間の垂直面内
の断面図であって、100はこの空間内に設置されたオ
ムニアンテナ、a、b及びcはこの空間内の遅延分散の
大きさを濃淡で示したものである。
【0022】オムニアンテナ100から等方向に放射さ
れた電波は、天井、床及び壁面にて多重反射し、定常状
態では空間の位置によって遅延分散の分布パターンが形
成される。反射点における電波の入射角が大きいほど反
射波は直接波と重なる領域が増えるため、a、b及びc
に見られるように反1点に対して垂直に直線上は直接波
と反射波の干渉が厳しい領域である。また、オムニアン
テナ100に近い領域ほど直接波と反射波の到達時間差
が大きくなり遅延分散が大きくなる。
【0023】一方、図2は閉じられた空間の水平面内の
断面図であって、100はこの空間に設置されたオムニ
アンテナ、e、f、g及びfはこの空間内の遅延分散の
大きさを濃淡で示したものである。
【0024】オムニアンテナ100から等方向に放射さ
れた電波は壁面にて多重反射し、定常状態では空間の位
置によって遅延分散の分布パターンが形成される。反射
点における電波の入射角が大きいほど反射波は直接波と
重なる領域が増えるため、e、f、g及びfに見られる
ように反射点に対して垂直に直線上は直接波と反射波の
干渉が厳しい領域である。また、オムニアンテナ100
に近い領域ほど直接波と反射波の到達時間差が大きくな
り遅延分散が大きくなる。
【0025】図3は閉じられた空間の垂直面内の断面図
であって、110は第1の無線ターミナル、120は第
2の無線ターミナルである。第1及び第2の無線ターミ
ナル110及び120の間の通信路としては、同図から
も明らかのように、両者を直線で結んだ経路以外にも天
井、床及び壁面にて反射して形成される複数の多重反射
経路が存在する。
【0026】図1で説明したように、壁に垂直な伝搬路
上では遅延分散が大きく通信品質に影響を与えるため、
第1及び第2の無線ターミナル110及び120は高低
差を付けて設置されることが望ましい。第1及び第2の
無線ターミナル110及び120では電波の水平方向へ
の放射を抑制するためビーム方向をそれぞれ上方及び下
方にチルトされた例を示している。なお、第1及び第2
の無線ターミナル110及び120の位置関係が逆転す
る場合は、チルト方向を逆にとるべきことは容易に推定
されることである。
【0027】図4は閉じられた空間の水平面内の断面図
であって、110は第1の無線ターミナル、120は第
2の無線ターミナルである。第1及び第2の無線ターミ
ナル110及び120の間の通信路としては、同図から
も明らかのように、両者を直線で結んだ経路以外にも天
井、床及び壁面にて反射して形成される複数の多重反射
経路が存在する。
【0028】図2で説明したように、壁に垂直な伝搬路
上では遅延分散が大きく通信品質に影響を与えるため、
第1及び第2の無線ターミナル110及び120は壁に
対して垂直な直線上に乗らないように設置されることが
望ましい。
【0029】第1の無線ターミナル110は第2の無線
ターミナル120から放射された電波のあらゆる到来方
向に適用できるように360度をn個のブランチでカバ
ーするようなセクタアンテナが用いられる。ここでは、
6セクタアンテナの例を示している。一般にはnの数が
多いほど到来方向に対する分解能が向上するためより伝
搬路の選択性が増し通信品質の向上を図ることができる
が、コストとのトレードオフである。
【0030】第2の無線ターミナル120は簡易な手段
としては、水平面内において無指向性のアンテナを用い
ることができる。この場合、高速データレート転送にお
いては第1の無線ターミナル110としては10ブラン
チ以上を確保することが望ましい。また第2の無線ター
ミナル120は4方向の壁に対してナル点又はビームを
絞った指向性パターンをもつアンテナが望まれること
は、図2で説明した遅延分散の影響を考えれば明らかで
ある。この目的のため、成型されたビームパターンをも
つ独立した4アンテナ221〜224にアンテナ結合器
を組合せて同図のように4方向の壁に対してナル点又は
ビームを絞った指向性パターンを形成することが可能で
ある。
【0031】図5は本発明の第1の無線ターミナルに使
用するアンテナの一例として、6ブランチセクタアンテ
ナの1ブランチの水平面内指向特性である。この特性は
6ブランチセクタモノポールアンテナで実現することが
できる。
【0032】図6は図5の6ブランチセクタアンテナの
1ブランチの垂直面内指向特性である。この例では上方
20度のビームチルト角を持たせている。この特性は6
ブランチセクタモノポールアンテナで実現することがで
きる。
【0033】図7は本発明の第1の無線ターミナルに使
用するアンテナの他の例として、12ブランチセクタア
ンテナの1ブランチの水平面内指向特性である。この特
性は12ブランチセクタモノポールアンテナで実現する
ことができる。
【0034】図8は図7の12ブランチセクタアンテナ
の1ブランチの垂直面内指向特性である。この例では上
方20度のビームチルト角を持たせている。この特性は
12ブランチセクタモノポールアンテナで実現すること
ができる。
【0035】図9は本発明の第2の無線ターミナルに使
用するアンテナの一例の水平面内指向特性(周波数1
9.525GHz)である。この特性はモノポールアン
テナで実現することができる。
【0036】図10は図9のアンテナの垂直面内指向特
性(周波数19.525GHz)である。この例では上
方20度のビームチルト角を持たせている。この特性は
モノポールアンテナで実現することができる。
【0037】図11は本発明における第1の無線ターミ
ナルの一実施形態を示している。
【0038】同図において、130は水平面内の一定領
域に対して選択的な指向性をもつアンテナ、131〜1
36は水平面内においては異なる限定された角度に対し
てビームをもつブランチ、140はアンテナ130に結
合されておりかつアンテナ130を介してディジタル信
号を受信するための受信機手段、170は第2の無線タ
ーミナルとの間の通信品質を符号誤り、受信電力強度、
帯域内振幅偏差、又はこれらの任意の組合せからなる関
数により評価するための評価手段、175は評価手段1
70からの制御によりアンテナ130を構成する特定の
ブランチに受信機手段140又は送信機手段180を結
合させるためのブランチ選択手段、180はアンテナ1
30に結合されおりかつアンテナ130を介してディジ
タル信号を送信するための送信機手段、185は時分割
複信通信(TDD通信)のためアンテナ130と受信機
手段140又は送信機手段180とを交互に結合させる
ための送受切り替え手段、190はLANインタフェー
スに対応したLANコントローラをそれぞれ示してい
る。
【0039】本実施形態においては、6ブランチ131
〜136のセクタアンテナを用いており、図5及び図6
に示すような指向性パターンをもつアンテナが適用され
ているが、図7及び図8に示すような指向性パターンを
もつアンテナ(12セクタアンテナ)を適用することが
可能であることは明らかである。
【0040】特記すべき点として、第1の無線ターミナ
ルの設置位置によっては、アンテナ130は必ずしも水
平面内360度をカバーする必要はなく、応用例として
はコーナに設置した場合は水平面内90度の領域をカバ
ーすることで本発明の課題が解決されることが理解され
るはずである。
【0041】本実施形態における評価手段170は、符
号誤り及び受信電力強度からなるパラメータの関数で定
義される評価値によりブランチ選択手段175を駆動す
るように構成されている。また、LANコントローラ1
90としては、イーサネット、トークンリング、FDD
I及びその他の主要なLANインタフェースをもつLA
Nコントローラの適用が可能である。
【0042】図12は本発明における第2の無線ターミ
ナルの一実施形態を示している。
【0043】同図において、150は水平面内又は円錐
面内においては無指向性であり、垂直面内においては比
較的狭いビームを下方又は上方にチルトさせた指向特性
をもつアンテナ、160はアンテナ150に結合されて
おりかつアンテナ150を介してディジタル信号を送信
するための送信機手段、230は時分割複信通信(TD
D通信)のためアンテナ150と送信機手段160又は
受信機手段240とを交互に結合させるための送受切り
替え手段、240はアンテナ150に結合されておりか
つアンテナ150を介してディジタル信号を受信するた
めの受信機手段、250はLANインタフェースに対応
したLANコントローラをそれぞれ示している。
【0044】本実施形態においては、アンテナ150と
して、図9及び図10に示すような指向性パターンをも
つアンテナが適用されている。しかしながら、アンテナ
150の代わりに水平面内又は円錐面内においては90
度毎に比較的狭いナル点(利得低下点)を有するアンテ
ナ220、アンテナ220を構成する水平面内において
限定された角度に対してビームをもつ4つのアンテナ2
21〜224及びアンテナ合成器225を用いてもよい
ことは明らかである。
【0045】さらに、図7及び図8に示すような指向性
パターンをもつブランチを互いに90度をなすように配
置し、アンテナ合成器225にて結合させることでアン
テナ220を構成することも可能である。
【0046】LANコントローラ250としては、イー
サネット、トークンリング、FDDI及びその他の主要
なLANインタフェースをもつLANコントローラの適
用が可能である。
【0047】以上述べた実施形態は全て本発明を例示的
に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明
は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することがで
きる。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均
等範囲によってのみ規定されるものである。
【0048】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、第1の無線ターミナルと第2の無線ターミナルの
アンテナの指向性と構成を実現することが可能であるか
ら屋内の高速データレート通信においても、多重反射に
よる遅延分散の影響及び人などによる伝搬路の遮断を克
服して安定な通信を実現することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】垂直面内の遅延分散分布を示す図である。
【図2】水平面内の遅延分散分布を示す図である。
【図3】垂直面内の通信経路を示す図である。
【図4】水平面内の通信経路を示す図である。
【図5】6セクタアンテナの水平面内指向特性を示す図
である。
【図6】6セクタアンテナの垂直面内指向特性を示す図
である。
【図7】12セクタアンテナの水平面内指向特性を示す
図である。
【図8】12セクタアンテナの垂直面内指向特性を示す
図である。
【図9】モノポールアンテナの水平面内指向特性を示す
図である。
【図10】モノポールアンテナの垂直面内指向特性を示
す図である。
【図11】第1の無線ターミナルの一実施形態を示す図
である。
【図12】第2の無線ターミナルの一実施形態を示す図
である。
【符号の説明】
a、b、c、d、e、f、g 遅延分散分布帯 100 オムニアンテナ 110 第1の無線ターミナル 120 第2の無線ターミナル 130、150、220、221、222、223、2
24 アンテナ 131、131、132、133、134、135、1
36 ブランチ 140、240 受信機手段 160、180 送信機手段 170 評価手段 175 ブランチ選択手段 185、230 送受切り替え手段 190、250 LANコントローラ 225 アンテナ結合器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/02 - 7/12 H04L 1/02 - 1/06

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平面内において互いに異なる方向に限
    定された角度の指向性ビームをもつ複数のブランチ(1
    31〜136)により、水平面内において壁面に垂直な
    方向を除く方向に選択的な指向性をもつアンテナ(13
    0)、及び該アンテナ(130)に結合され、該アンテ
    ナ(130)を介してディジタル信号を受信するための
    受信機手段(140)を有する第1の無線ターミナル
    と、 水平面内又は円錐面内においてビームが無指向性であ
    り、垂直面内においては限定された角度の指向性ビーム
    を下方又は上方にチルトさせた指向特性をもつアンテナ
    (150)、及び該アンテナ(150)に結合され、該
    アンテナ(150)を介してディジタル信号を送信する
    ための送信機手段(160)を有する第2の無線ターミ
    ナルとを具備しており、 前記第1及び第2の無線ターミナルの間でディジタル通
    信を行うことを特徴とするディジタル無線通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記第1の無線ターミナルの各ブランチ
    (131〜136)が、垂直面内においては限定された
    角度の指向性ビームを下方又は上方にチルトさせた指向
    特性をもつブランチを介してディジタル信号を受信する
    ための受信機手段(140)を有することを特徴とする
    請求項1に記載のディジタル無線通信システム。
  3. 【請求項3】 前記第1の無線ターミナルが、前記第2
    の無線ターミナルとの間の通信品質を符号誤り、受信電
    力強度、帯域内振幅偏差、又はこれらの任意の組合せか
    らなる関数により評価するための評価手段(170)
    と、該評価手段(170)により、1つのブランチを選
    択するためのブランチ選択手段(175)とを有するこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載のディジタル無線
    通信システム。
  4. 【請求項4】 前記第1の無線ターミナルが、前記ブラ
    ンチ選択手段(175)により選択したブランチ(13
    1〜136)を介してディジタル信号を送信するための
    送信機手段(180)を有することを特徴とする請求項
    3に記載のディジタル無線通信システム。
  5. 【請求項5】 水平面内において互いに異なる方向に限
    定された角度の指向性ビームをもつ複数のブランチ(1
    31〜136)により、水平面内において壁面に垂直な
    方向を除く方向に選択的な指向性をもつアンテナ(13
    0)、及び前記アンテナ(130)に結合されそれを介
    してディジタル信号を受信するための受信機手段(14
    0)を有する第1の無線ターミナルと、 水平面内又は円錐面内において壁面に垂直な方向である
    90度毎に利得低下点(ナル点)を有するアンテナ(2
    20)、及び該アンテナ(220)に結合され、該アン
    テナ(220)を介してディジタル信号を送信するため
    の送信機手段(160)を有する第2の無線ターミナル
    とを具備しており、 前記第1及び第2の無線ターミナルの間でディジタル通
    信を行うことを特徴とするディジタル無線通信システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記第2の無線ターミナルのアンテナ
    (220)が、水平面内において限定された角度に対し
    てビームをもつ4つの要素アンテナ(221〜224)
    と、アンテナ合成器(225)とを有することを特徴と
    する請求項5に記載のディジタル無線通信システム。
  7. 【請求項7】 前記第2の無線ターミナルが、垂直面内
    においては限定された角度に指向性ビームを下方又は上
    方にチルトさせた指向特性をもつアンテナ(220)を
    介してディジタル信号を送信するための送信機手段(1
    60)を有することを特徴とする請求項5又は6に記載
    のディジタル無線通信システム。
  8. 【請求項8】 前記第1の無線ターミナルの各ブランチ
    (131〜136)が、垂直面内においては限定された
    角度の指向性ビームを下方又は上方にチルトさせた指向
    特性をもつブランチを介してディジタル信号を受信する
    ための受信機手段(140)を有することを特徴とする
    請求項5から7のいずれか1項に記載のディジタル無線
    通信システム。
  9. 【請求項9】 前記第1の無線ターミナルが、第2の無
    線ターミナルとの間の通信品質を符号誤り、受信電力強
    度、帯域内振幅偏差、又はこれらの任意の組合せからな
    る関数により評価するための評価手段(170)と、該
    評価手段(170)により、ブランチを選択するための
    ブランチ選択手段(175)とを有することを特徴とす
    る請求項5から8のいずれか1項に記載のディジタル無
    線通信システム。
  10. 【請求項10】 前記第1の無線ターミナルが、前記ブ
    ランチ選択手段(175)により選択したブランチ(1
    31〜136)を介してディジタル信号を送信するため
    の送信機手段(180)を有することを特徴とする請求
    項9に記載のディジタル無線通信システム。
JP22601795A 1995-08-11 1995-08-11 ディジタル無線通信システム Expired - Fee Related JP3341203B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22601795A JP3341203B2 (ja) 1995-08-11 1995-08-11 ディジタル無線通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22601795A JP3341203B2 (ja) 1995-08-11 1995-08-11 ディジタル無線通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0955691A JPH0955691A (ja) 1997-02-25
JP3341203B2 true JP3341203B2 (ja) 2002-11-05

Family

ID=16838490

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22601795A Expired - Fee Related JP3341203B2 (ja) 1995-08-11 1995-08-11 ディジタル無線通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3341203B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7460082B2 (en) * 2003-12-30 2008-12-02 Intel Corporation Sectored antenna systems for WLAN

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0955691A (ja) 1997-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6314305B1 (en) Transmitter/receiver for combined adaptive array processing and fixed beam switching
EP0818059B1 (en) Wide antenna lobe
US7577398B2 (en) Repeaters for wireless communication systems
CN111245492A (zh) 基于接收功率排序的联合波束训练和智能反射面选择方法
US5564121A (en) Microcell layout having directional and omnidirectional antennas defining a rectilinear layout in a building
JP4924616B2 (ja) 無線制御方法
KR20070055636A (ko) 공간적 제 2 고조파들을 사용하는 듀얼 대역 위상 배열
US11451944B2 (en) In-vehicle communication system
US20160261308A1 (en) Architecture for cancelling self interference and enabling full duplex communications
US4223310A (en) Multi-transceiver antenna
JP3370621B2 (ja) 移動通信用基地局アンテナ装置
JP3341203B2 (ja) ディジタル無線通信システム
JPH08288901A (ja) 無線通信方法
US7123941B2 (en) Radio LAN master station system
JP2001275150A (ja) 無線基地局
JP2000115044A (ja) 偏波ダイバーシティ伝送方式
JPH11308037A (ja) 基地局アンテナ装置
JP4435740B2 (ja) マルチアンテナ装置
KR102628531B1 (ko) 쿼드 편파 안테나 모듈 어레이를 이용하여 빔들의 공간-편파 분리를 구현하는 안테나 장치
JPH09162799A (ja) 移動通信の基地局アンテナ装置
JP2001268633A (ja) 無線通信システム・無線基地局・移動局
KR100438804B1 (ko) 다중적응위상배열안테나를이용한실내무선통신시스템및그통신방법
JP3669304B2 (ja) 指向性制御アンテナ装置
JPH0897632A (ja) 無線送受信装置
JPS61240721A (ja) 多方向見通し外無線通信方式

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020716

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070823

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080823

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees