JP3018499U - 送信分散アンテナ - Google Patents

送信分散アンテナ

Info

Publication number
JP3018499U
JP3018499U JP1995001199U JP119995U JP3018499U JP 3018499 U JP3018499 U JP 3018499U JP 1995001199 U JP1995001199 U JP 1995001199U JP 119995 U JP119995 U JP 119995U JP 3018499 U JP3018499 U JP 3018499U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
transmission
transmitter
distributed
antenna
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1995001199U
Other languages
English (en)
Inventor
実則 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miyoshi Electronics Corp
Original Assignee
Miyoshi Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Miyoshi Electronics Corp filed Critical Miyoshi Electronics Corp
Priority to JP1995001199U priority Critical patent/JP3018499U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3018499U publication Critical patent/JP3018499U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】送信出力が、例えば10mWと比較的に低出力
に制限された屋内設置用基地局において、高感度ダイバ
ーシテイ受信方式によって改善された受信感度に見合う
送信出力を確保するために、送信機の出力を複数の送信
アンテナを用いて分散し、10mWに相当する送信出力
を放射するようにする。 【構成】送信機3の出力を例えば500mWとして、分
配器21の出力を、例えば、端子10へ10mW、分散
アンテナ22、23、24、25の各方向へ100mW
を分配するとすれば、分散アンテナの接続用同軸ケーブ
ル26、27、28、29の損失として7dBを許容し
ても各送信分散アンテナからの放射電力は10mWに相
当するものとなり、必要なサービスエリアが確保でき
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、PHS(Personal Handy Phone Syst em)のごとく送信出力が、例えば10mWと比較的に低出力に制限された屋内 設置用基地局において、 高感度ダイバーシテイ受信方式を採用することによって改善された受信感度に見 合う送信出力を確保するために、送信機の出力を複数の送信アンテナを用いて分 散し、各送信アンテナから10mWに相当する送信出力を放射するようにした送 信分散アンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
第4図は、例えば時分割多重方式のPHS(Personal Handy Phone System)用の大セル基地局の構成図であり、1は基地局を通 信事業者用公衆デジタル電話回線(I’回線)に接続するための回線接続装置、 2は回線接続装置1と電話回線との接続端子、3は送信機、4はダイバーシテイ 制御回路、5、6、7、8は受信機、9はアンテナスイッチ、10は送信機3と アンテナスイッチ9との接続端子、11はダイバーシテイ制御回路4とアンテナ スイッチ9との接続端子、12、13、14、15は基地局アンテナである。 次に動作について説明する。通信事業者用公衆デジタル電話回線は、回線接続 装置1で通話チャネル4Bと制御チャネルDとに分けられ、デジタル無線回線用 送信機3、およびダイバーシテイ制御回路4を介して受信機5、6、7、8に接 続される。受信機5、6、7、8はアンテナスイッチ9を介して基地局アンテナ 12、13、14、15に各々1対1で接続されており、ダイバーシテイ制御回 路4により制御される例えば4ブランチのマキシマムレシオダイバーシテイ方式 の高感度の受信装置を構成している。送信機3の出力はアンテナスイッチ9の接 続端子10に接続され、当該送信出力をダイバーシテイ制御回路4により受信入 力の最大値を検出した基地局アンテナ12、13、14、15の何れかに切り替 え接続される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の4ブランチマキシマムレシオダイバーシテイ受信方式を採用したPHS 用基地局では受信感度の改善が約17dBであり、これに相当する送信出力は5 00mWとなり、上り方向と下り方向がバランスした大セル基地局を実現するこ とができる。しかしながら、当該基地局を地下街等の屋内に設置する場合、他の システムに妨害を与えないように送信出力を10mW程度に制限する必要がある ため下り方向のカバーエリアが狭くなる欠点があった。 この考案は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、送信機の 出力を複数のアンテナに分散して放射し、各アンテナからの放射電力を制限され た10mW相当に抑えることによって、他システムへの妨害を避けられるように するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案は、送信機の出力を分配器により分配し、分配器の各々の 出力端子に遠隔地に設置した送信分散アンテナを接続することを特徴とするもの である。 請求項2の考案は、分配器が少なくとも一つ以上の結合器を有し、アンテナス イッチ9を接続するとともに分散アンテナを直列に接続することができる。 請求項3の考案は、分散アンテナとして屋内での電波伝幡に見られる定在波に 強い指向性アンテナを採用する場合である。
【0005】
【作用】
請求項1記載の考案によれば、各送信分散アンテナからの放射電力を制限され た10mW相当に抑えることができる。 請求項2の考案によれば、送信機のサービスエリアを一つの方向に拡張するこ とができる。 請求項3の考案によれば、屋内での電波伝幡に見られる定在波によるデジタル 信号な品質劣化を改善できる。
【0006】
【実施例】
以下この考案の一実施例を図について説明する。第1図において、1は基地局 を通信事業者用公衆デジタル電話回線(I′回線)に接続するための回線接続装 置、2は回線接続装置1と電話回線との接続端子、3は送信機、4はダイバーシ テイ制御回路、5、6、7、8は受信器、9はアンテナスイッチ、10は送信機 3をアンテナスイッチ9に接続するための接続端子、11はダイバーシテイ制御 回路4をアンテナスイッチ9に接続するためのの接続端子12、13、14、1 5基地局アンテナ、21は分配器、22、23、24、25は送信分散アンテナ である。 送信機3の出力を例えば500mWとして、分配器21の出力を、例えば、端 子10へ10mW、分散アンテナ22、23、24、25の各方向へ100mW に分配するとすれば、分散アンテナ22、23、24、25の接続用同軸ケーブ ル26、27、28、29の損失として7dBを許容しても各送信分散アンテナ 22、23、24、25からの放射電力は10mWに相当するものとなり、複数 の送信分散アンテナから放射されるため必要なサービスエリアが確保できる。こ こで、損失70dBは約80mの同軸ケーブルの損失に相当する。
【0007】 第2図は、本考案の分配器21の内部構成を示し、31は方向性結合器、32 は4分配器であり、各部のレベルは図示の通りである。送信機3の出力を例えば 500mWとするとその一部が方向性結合器31により結合されて10mWとな り出力端子10へ出力され、残りが4分配されて各々約100mWとなって出力 される、
【0008】 第3図は、本考案の分配器21の他の内部構成を示し、31、32、33は方 向性結合器であり、各部のレベルは図示の通りである。なお、22、23、24 は分散アンテナであり、26、27、28は同軸ケーブルである。送信機3の出 力を例えば500mWとするとその一部が方向性結合器31により結合されて1 0mWとなり接続端子10へ出力され、残りが同軸ケーブル26に導かれ方向性 結合器31により結合されて10mWとなり分散アンテナ22に出力される。以 下同様に、分散アンテナ23、24へ10mW相当の送信出力が放射される。 かくして、送信出力を屋内で許容される10mWに抑えながら、高感度受信方 式の長所を生かした基地局設備が実現できる。
【0009】 以上の説明では、高感度受信方式として4ブランチマキシマムレシオダイバー シテイ受信方式を採用する場合について述べたが、アンテナビーム制御受信方式 や分散受信方式等の他の高感度受信方式を採用しても同様な効果が得られる。 また、送信出力の一部をアンテナスイッチで切り替える場合について述べたが 送信専用の固定アンテナへ出力しても同様な効果が得られる。 また、送信分散アンテナに屋内での定在波に強い地板あるいは反射板を有する 指向性アンテナを使用しても同様な効果が得られる。 また、本考案を屋内に限らず、同じく送信機の出力電力が制限される屋外で低 アンテナを使用する場合に適用しても同様な効果が得られる。
【0010】
【考案の効果】
請求項1記載の考案によれば、各々の送信分散アンテナからの送信出力を規定 の10mW相当に抑えることができる。 請求項2の考案によれば、分散アンテナを直列に接続でき、送信機のサービス エリアを一つの方向に拡大することができる。 請求項3の考案によれば、屋内などで見られる定在波によるデジタル信号の品 質劣化を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【第1図】は、本考案の一実施例を示す構成図である。
【第2図】は 本考案の分配器の内部構成を示す構成図
である。
【第3図】は、本考案の分配器の内部構成を示す他の構
成図である。
【第4図】は、従来の実施例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 通信事業者用公衆デジタル電話
回線(I′回線) 2 通信事業者用公衆デジタル電話
回線との接続端子 3 デジタル無線回線の送信機 4 ダイバーシテイ制御回路 5、6、7 8 デジタル無線回線の受信機 9 アンテナスイッチ 10 アンテナスイッチへの接続端
子 11 ダイバーシテイ制御回路の制
御端子 12、13、14、15 基地局アンテナ 21 分配器 22、23、24、25 分散アンテナ 26、27 28、29 同軸ケーブル 31、32、33 方向性結合器
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 7/26

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】高感度ダイバーシテイ受信方式を採用した
    移動通信用無線基地局において、大出力の送信機と、当
    該送信機の出力を複数の出力に分配するための分配器
    と、当該分配器の出力端子に接続された複数のアンテナ
    とを有することを特徴とする送信分散アンテナ
  2. 【請求項2】当該分配器が、少なくとも一つ以上の結合
    器を有することを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の送信分散アンテナ
  3. 【請求項3】当該アンテナが、地板あるいは反射板を有
    する指向性アンテナであることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の送信分散アンテナ
JP1995001199U 1995-01-20 1995-01-20 送信分散アンテナ Expired - Lifetime JP3018499U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995001199U JP3018499U (ja) 1995-01-20 1995-01-20 送信分散アンテナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995001199U JP3018499U (ja) 1995-01-20 1995-01-20 送信分散アンテナ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3018499U true JP3018499U (ja) 1995-11-21

Family

ID=43153948

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1995001199U Expired - Lifetime JP3018499U (ja) 1995-01-20 1995-01-20 送信分散アンテナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3018499U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5349694A (en) Radio relay system with a multiplex separation circuit and control for providing time delay multiplex operation of receiver and transmitter
US4704733A (en) Cell enhancer for cellular radio telephone system having diversity function
KR100746930B1 (ko) L자형 실내 안테나
JP2884018B2 (ja) 無線通信システムおよび無線通信システムを動作させる方法
US6469680B1 (en) Antenna arrangement
JPS6365723A (ja) 移動無線通信システム
WO1995034997A2 (en) Diversity combining for antennas
US6381473B1 (en) Distributed antenna for personal communication system
US6339703B1 (en) Diversity reception system
US7327980B2 (en) Radio signal repeater
KR19990029554A (ko) 모듈러, 분산형 무선장치 구조 및 동일한 안테나를 사용하는이중 반송파 접속
JP3018499U (ja) 送信分散アンテナ
JPH0897763A (ja) 双方向中継増幅器
JPH07154314A (ja) 局地的無線通信ネットワーク
JP2950676B2 (ja) 無線中継装置
JP2523857B2 (ja) 伝送移動通信システム
JP3004977B2 (ja) 固定された端末を使用するセル状の無線通信システム
KR20010001091A (ko) 마스트 안테나 시스템
US5923304A (en) Omnidirectional antenna scheme
JP2911916B2 (ja) スペースダイバーシチアンテナ
JPH0879151A (ja) 基地局分散装置
KR20010030158A (ko) 단일 안테나 리피터 및 신호 리피팅 방법
KR20010047506A (ko) 무선 통신 시스템에서 기지국 장치 및 그 구성 방법
KR100625685B1 (ko) 원편파 안테나를 이용한 기지국 시스템
JPH10233725A (ja) ワイヤレスローカルループシステム