JPH10163581A - 電子部品の放熱方法および装置 - Google Patents

電子部品の放熱方法および装置

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JPH10163581A
JPH10163581A JP32381896A JP32381896A JPH10163581A JP H10163581 A JPH10163581 A JP H10163581A JP 32381896 A JP32381896 A JP 32381896A JP 32381896 A JP32381896 A JP 32381896A JP H10163581 A JPH10163581 A JP H10163581A
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heat
chassis
wiring board
printed wiring
electronic component
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Hiroyuki Kuzumoto
浩之 葛本
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NEC Gunma Ltd
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NEC Gunma Ltd
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0201Thermal arrangements, e.g. for cooling, heating or preventing overheating

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Abstract

(57)【要約】 【課題】プリント配線板に実装上,パターン配線上の制
限を加えず、また、発熱部品から発生した熱を筐体内部
に放熱しない電子部品の放熱方法および装置を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】プリント配線基板2に実装された電子部品
1の実装位置に設けられ、上面を電子部品1の下面に接
触,下面を熱伝導性部品4の上面に接合された柱状の金
属製サーマルビア3と、上面をサーマルビア3の下面
に,下面をシャーシ5の内面に接合された熱伝導性部品
4と、内面を熱伝導性部品4の下面に接合されたシャー
シ5と、を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線基板
に実装された電子部品の放熱方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ,ワードプロセ
ッサ等の電子機器においては、動作に伴って内部に実装
した電子部品から熱を発生する。その熱を放置しておく
と電子部品の誤動作や短寿命化を招くため、それらを防
止するために放熱の必要性がある。
【0003】これに対し、従来の電子機器の放熱方法の
例としては、特開平7−86717号広報で開示されて
いるプリント配線板構造体(以下、第1の従来技術と記
す)や、特開平7−106721号広報で開示されてい
るプリント回路板及びその放熱方法(以下、第2の従来
技術と記す)がある。
【0004】第1の従来技術においては、図4に示すよ
うに、プリント配線板11の発熱部品12が実装される
部分に貫通穴13があいている。その貫通穴13に放熱
部材14を設け、発熱部品12の裏面と放熱部材14と
を半田15により接合・固着させている。このような構
造により、発熱部品12で発生した熱を放熱部材14か
ら放熱させている。または、図示していないが、放熱部
材14の先端部近傍にヒートシンクパイプを取付け、熱
を放熱フィンに移送して放熱している。
【0005】また、第2の従来技術においては、図5ー
(a)に示すように、プリント配線板16に放熱体17
が実装されている。図5ー(b)は、図5ー(a)の放
熱体17の部分の概略断面図であり、放熱体17はサー
マルビア18を有している。熱伝導層19は、放熱体1
7のサーマルビア18とプリント配線板16に実装され
た電子部品の図示していないサーマルビアとを熱伝導結
合している。このような構造により、プリント配線板1
6上に実装された電子部品が発生する熱を、電子部品の
サーマルビアから熱伝導層を介して放熱体17のサーマ
ルビア18に伝導し、放熱体17から放熱している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した第1の従来技
術においては、発熱部品と放熱部材とを接合・固着する
ためにプリント配線板に貫通穴をあけているが、そのた
めに貫通穴をあけた部分にプリント配線板のパターン配
線を行うことが出来ないという問題がある。このこと
は、高密度LSIのように高密度パターン配線を行う部
品を実装することが出来なくなるという問題を有してい
る。
【0007】第2の従来技術においては、放熱体をプリ
ント配線板に実装するため、その分実装スペースを占有
してしまい、高密度部品実装ができないという問題があ
る。
【0008】また、第1,第2の従来技術に共通した問
題として、発熱部品から発生した熱がプリント配線板を
収容している電子機器の筐体内部に放熱されるため、そ
の分強力な外部放熱用ファンが必要になってくる。
【0009】本発明は、プリント配線板に実装上,パタ
ーン配線上の制限を加えず、また、発熱部品から発生し
た熱を筐体内部に放熱しない電子部品の放熱方法および
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の電子部品
の放熱方法および装置は、シャーシ内のプリント配線基
板に実装された電子部品から発生する熱を、前記プリン
ト配線基板に設けた柱状のサーマルビアを介して前記サ
ーマルビアに接合された前記シャーシに移送し、前記シ
ャーシから外部に放熱することを特徴とする。
【0011】本発明の第2の電子部品の放熱方法および
装置は、シャーシ内のプリント配線基板に実装された電
子部品から発生する熱を、前記プリント配線基板に設け
た柱状のサーマルビアを介して前記サーマルビアに接合
された熱伝導性部品に移送し、さらに前記熱伝導性部品
に接合された前記シャーシに移送して、前記シャーシか
ら外部に放熱することを特徴とする。
【0012】本発明の第3の電子部品の放熱方法および
装置は、シャーシ内のプリント配線基板に実装された電
子部品の放熱装置であって、前記プリント配線基板の前
記電子部品実装位置に設けられ、上面を前記電子部品の
下面に接触,下面を前記シャーシの内面に接合された柱
状の金属製サーマルビアと、前記サーマルビアと直接接
合できる形状に形成され、内面を前記サーマルビアの下
面に接合された前記シャーシと、を有することを特徴と
する。
【0013】本発明の第4の電子部品の放熱方法および
装置は、シャーシ内のプリント配線基板に実装された電
子部品の放熱装置であって、前記プリント配線基板の前
記電子部品実装位置に設けられ、上面を前記電子部品の
下面に接触,下面を熱伝導性部品の上面に接合された柱
状の金属製サーマルビアと、上面を前記サーマルビアの
下面に,下面を前記シャーシの内面に接合された前記熱
伝導性部品と、内面を前記熱伝導性部品の下面に接合さ
れた前記シャーシと、を有することを特徴とする。
【0014】本発明の第5の電子部品の放熱方法および
装置は、本発明の第1〜第4の電子部品の放熱方法およ
び装置において、前記シャーシは、放熱フィンを有する
ことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0016】図1は、本発明の第1の実施の形態を示す
図であり、図2,図3は、それぞれ本発明の第2,第3
の実施の形態を示す図である。
【0017】まず、本発明の第1の実施の形態について
図1を参照して説明する。
【0018】本発明の第1の実施の形態は、プリント配
線基板2に実装された電子部品1と、プリント配線基板
2と、プリント配線基板2に設けられた柱状,金属製で
中空のサーマルビア3と、金属製,ゴム製等の熱伝導性
部品4と、電子機器の外郭をなすシャーシ5とから構成
される。
【0019】なお、電子部品1の下面とサーマルビア3
の上面は接触し、サーマルビア3の下面と熱伝導性部品
4の上面,熱伝導性部品4の下面とシャーシ5の内面と
はそれぞれ接合されている。
【0020】このような構成において、電子部品1によ
り発生した熱を、プリント配線基板2に設けられたサー
マルビア3を介して、電子部品1を実装した面と反対側
の面に熱を移送する。そして、移送された熱をさらに熱
伝導性部品4を介して、シャーシ5に移送する。シャー
シ5に移送された熱は、シャーシ5から電子機器の外部
に放熱される。
【0021】次に、本発明の第2の実施の形態について
図2を参照して説明する。
【0022】本発明の第2の実施の形態は、シャーシ5
からの放熱効率を向上させるものである。上述した本発
明の第1の実施の形態により、電子部品1をシャーシ5
に移送し、シャーシ5から電子機器の外部に廃熱する。
さらに、シャーシ5に放熱フィン5aを具備することに
より放熱面積を増加させ、放熱フィン5aの端面部分の
エッジ効果によって放熱性を向上させる。
【0023】次に、本発明の第3の実施の形態について
図3を参照して説明する。
【0024】本発明の第3の実施の形態は、電子部品1
からシャーシ5に至る熱移送に関するものである。電子
部品1で発生した熱をシャーシ5に移送する手段とし
て、上述した本発明の第1の実施の形態および第2の実
施の形態ともに、プリント配線基板2とシャーシ5との
間に熱伝導性部品4を設けていた。
【0025】しかし、本発明の第3の実施の形態では、
この熱伝導性部品4の代わりに、シャーシ5をサーマル
ビア3と直接接合できる形状に形成し、プリント配線基
板2に備えられたサーマルビア3に接合することによ
り、シャーシ5に熱を移送する。これにより、熱サーマ
ルビア3と熱伝導性部品4,熱伝導性部品4とシャーシ
5の2つの接合面をサーマルビア3とシャーシ5の1つ
に減らし、接触,接合面で発生する熱移送損失を減らし
て熱移送効率を向上させることができる。
【0026】
【発明の効果】上述したように、本発明の電子部品の放
熱方法および装置は、プリント配線板に実装上,パター
ン配線上の制限を何ら加えることなく、プリント配線板
に実装された発熱部品から発生した熱を筐体外部に放熱
できるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示す図である。
【図4】第1の従来技術を示す図である。
【図5】第2の従来技術を示す図である。
【符号の説明】
1 電子部品 2 プリント配線基板 3 サーマルビア 4 熱伝導性部品 5 シャーシ 5a 放熱フィン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャーシ内のプリント配線基板に実装さ
    れた電子部品から発生する熱を、前記プリント配線基板
    に設けた柱状のサーマルビアを介して前記サーマルビア
    に接合された前記シャーシに移送し、前記シャーシから
    外部に放熱することを特徴とする電子部品の放熱方法。
  2. 【請求項2】 シャーシ内のプリント配線基板に実装さ
    れた電子部品から発生する熱を、前記プリント配線基板
    に設けた柱状のサーマルビアを介して前記サーマルビア
    に接合された熱伝導性部品に移送し、さらに前記熱伝導
    性部品に接合された前記シャーシに移送して、前記シャ
    ーシから外部に放熱することを特徴とする電子部品の放
    熱方法。
  3. 【請求項3】 シャーシ内のプリント配線基板に実装さ
    れた電子部品の放熱装置であって、前記プリント配線基
    板の前記電子部品実装位置に設けられ、上面を前記電子
    部品の下面に接触,下面を前記シャーシの内面に接合さ
    れた柱状の金属製サーマルビアと、前記サーマルビアと
    直接接合できる形状に形成され、内面を前記サーマルビ
    アの下面に接合された前記シャーシと、を有することを
    特徴とする電子部品の放熱装置。
  4. 【請求項4】 シャーシ内のプリント配線基板に実装さ
    れた電子部品の放熱装置であって、前記プリント配線基
    板の前記電子部品実装位置に設けられ、上面を前記電子
    部品の下面に接触,下面を熱伝導性部品の上面に接合さ
    れた柱状の金属製サーマルビアと、上面を前記サーマル
    ビアの下面に,下面を前記シャーシの内面に接合された
    前記熱伝導性部品と、内面を前記熱伝導性部品の下面に
    接合された前記シャーシと、を有することを特徴とする
    電子部品の放熱装置。
  5. 【請求項5】 前記シャーシは、放熱フィンを有するこ
    とを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の電子
    部品の放熱方法および装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007027280A (ja) * 2005-07-13 2007-02-01 Denso Corp 電子制御装置及び電子制御装置の製造方法
JP2012069902A (ja) * 2010-08-27 2012-04-05 Sony Corp 放熱構造及び電子機器

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