JPH10162925A - 端子係止用部材付コネクタハウジングの製造方法 - Google Patents

端子係止用部材付コネクタハウジングの製造方法

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JPH10162925A
JPH10162925A JP32016096A JP32016096A JPH10162925A JP H10162925 A JPH10162925 A JP H10162925A JP 32016096 A JP32016096 A JP 32016096A JP 32016096 A JP32016096 A JP 32016096A JP H10162925 A JPH10162925 A JP H10162925A
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JP
Japan
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locking member
terminal locking
terminal
housing
fitting hole
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JP32016096A
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English (en)
Inventor
Yuuji Hatagishi
祐至 畑岸
Akira Maeda
章 前田
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハウジング本体と端子係止用部材との相互の
組付け作業を不要にする共に、成形工程を短縮して生産
コストを低減することができる端子係止用部材付コネク
タハウジングの製造方法を提供すること。 【解決手段】 互いに嵌合することでハウジング本体2
1に対して仮固定位置に端子係止用部材25を連結する
嵌合孔28と係合突起30とは、互いに嵌合した状態で
両者間に成形用の金型が介在する隙間が確保されるよう
に形状や寸法を設定して、ハウジング本体21と端子係
止用部材25とを仮固定位置で連結した状態で一体成形
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として自動車用
ワイヤハーネスの接続に用いられるコネクタにおける端
子係止用部材付コネクタハウジングの製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電気配線の接続に使用される樹脂
製のコネクタでは、ハウジング内に挿入した接続端子が
抜け落ちるのを防止するために、ハウジング内に挿入さ
れた接続端子に係合する弾性係止片(ランス)が一体成
形されている。しかし、自動車等の電気配線に使用する
コネクタでは、走行時の振動等にさらされるため、振動
によって弾性係止片による係合が外れることのないよう
に弾性係止片による係合状態をロックする端子係止用部
材を追加した端子係止用部材付コネクタが使用されてい
る。
【0003】従来の端子係止用部材付コネクタハウジン
グの一例を図24及び図25に示したものである。ここ
に示した端子係止用部材付コネクタハウジング1は、実
開平4−108876号公報に示されたもので、接続端
子2が挿入される端子収容孔3内に接続端子2を係止す
る弾性係止片(図示略)が形成された樹脂製のハウジン
グ本体5と、連結機構7により仮固定位置と本固定位置
との間を移動可能にハウジング本体5に連結されて本固
定位置に移動させると弾性係止片による係止状態をロッ
クする樹脂製の端子係止用部材9とを備えている。
【0004】前記ハウジング本体5は、上下2段に端子
収容孔3が形成されている。また、前記端子係止用部材
9は、接続端子2に圧着されている電線10のみを挿通
可能な間隔で櫛歯状に配備した棒部材11を端子収容孔
3の開口端に押し付けて、端子収容孔3内に装着された
接続端子2の後端面を各棒部材11で押えるようにした
ものである。
【0005】また、前記連結機構7は、ハウジング本体
5の両側面に重なる如く端子係止用部材9の両端から延
出されたアーム13に形成された長孔14と、ハウジン
グ本体5の両側面上に突設されて長孔14に係合する上
下一対の係止手段15,16とから構成されている。
【0006】前記アーム13は、斜め上方に向って延設
されている。また、前記長孔14は、このアーム13の
長さ方向に沿って延設されている。そして、上下一対の
係止手段15,16の内、下部の係止手段15は、長孔
14に嵌合する突起部15aと、アーム13の外縁に当
接するガイド部15bとを備えている。また、突起部1
5aに長孔14縁に突設した突起14aが係合すること
で、端子係止用部材9を一番下がった位置に仮固定す
る。この一番下がった位置は、仮固定位置であり、棒部
材11の上端がハウジング本体5の下段の端子収容孔3
よりも下がった位置となり、棒部材11が端子収容孔3
に接続端子2を挿入する作業の邪魔にならない構成にな
っている。
【0007】上部の係止手段16は、係止手段15をガ
イド部材としてアーム13を最大限に上昇させたとき
に、長孔14に嵌合する係止突起16aと、アーム13
の外縁に当接する当接片16b,16cを備えており、
図25に示すように端子係止用部材9を一番上がった位
置に固定する。この一番上がった位置は、本固定位置で
あり、棒部材11の上端がハウジング本体5の上段の端
子収容孔3の上縁近くまで上がった状態になり、各棒部
材11によって上下2段のそれぞれの端子収容孔3に装
着されている接続端子2が一括して抜け止めされた状態
になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のコネ
クタハウジング1では、ハウジング本体5と端子係止用
部材9とは個別に成形しており、接続端子2の挿入前に
ハウジング本体5の係止手段15が端子係止用部材9の
長孔14に係合した仮固定位置に、ハウジング本体5と
端子係止用部材9とを組付ける。この組付け作業では、
アーム13の先端側を無理に押し広げるような操作が必
要で、該ハウジング本体5と端子係止用部材9の組付け
自体に手間がかかるという問題があった。
【0009】また、アーム13の先端側を無理に弾性変
形させて、ハウジング本体5の係止手段15をアーム1
3上の長孔14に係合させなければならないため、係止
手段15の突起部15aの突出長さを大きくできず、結
局、突起部15aと長孔14との嵌合が浅くなってしま
う。そのため、成形後の歪でアーム13に反りが生じて
いる場合には嵌合が外れ易くなり、ハウジング本体5と
端子係止用部材9の連結強度を高めることが難しいとい
う問題があった。
【0010】本発明の目的は、上記課題を解消すること
にあり、ハウジング本体と端子係止用部材との相互の組
付け作業を不要にする共に、成形工程を短縮して生産コ
ストを低減することができ、かつ係合突起と嵌合孔との
嵌合によるハウジング本体と端子係止用部材との連結強
度を向上させることのできる端子係止用部材付コネクタ
ハウジングの製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題は、請求項1に
記載された端子係止用部材付コネクタハウジングの製造
方法であり、電線端部に接続された接続端子が挿入され
る端子収容孔に臨んで前記接続端子を係止する弾性係止
片が装備された構成を成す樹脂製のハウジング本体と、
連結機構により仮固定位置と本固定位置との間を移動可
能に前記ハウジング本体に連結装備されて本固定位置に
移動させると前記弾性係止片による係止状態をロックす
る樹脂製の端子係止用部材とを備えると共に、前記連結
機構が、前記ハウジング本体と端子係止用部材との互い
に対向する壁面の内の外側に位置している壁面に貫通形
成された嵌合孔と、内側に位置している壁面に突設され
た係合突起との嵌合によってこれらのハウジング本体と
端子係止用部材とを連結させる端子係止用部材付コネク
タハウジングの製造方法であって、前記連結機構の嵌合
孔及び係合突起が、前記端子係止用部材の仮固定位置で
は、互いに嵌合した状態で嵌合孔と係合突起との間に成
形用の金型が介在する隙間が確保されるように形状や寸
法を設定し、前記ハウジング本体と端子係止用部材とを
射出成形により、仮固定位置で前記嵌合孔と前記係合突
起とが互いに嵌合した状態に一体成形することを特徴と
する端子係止用部材付コネクタハウジングの製造方法に
よって解決することができる。
【0012】また、請求項2に記載された端子係止用部
材付コネクタハウジングの製造方法であり、前記連結機
構が、仮固定用及び本固定用に個別に嵌合孔を形成した
ことによって解決することができる。
【0013】また、請求項3に記載された端子係止用部
材付コネクタハウジングの製造方法であり、前記連結機
構が、嵌合孔を長孔状にして、前記係合突起を該嵌合孔
内で摺動させることで、端子係止用部材を仮固定位置か
ら本固定位置に移動可能に連結していることによって解
決することができる。
【0014】また、請求項4に記載された端子係止用部
材付コネクタハウジングの製造方法であり、前記嵌合孔
または係合突起が形成されるハウジング本体と端子係止
用部材との対向壁面の一方には、これらの対向壁面間の
間隙を狭める凸部を形成すると共に、該凸部が傾斜面に
より先端を尖らせた形状であることによって解決するこ
とができる。
【0015】更に、請求項5に記載された端子係止用部
材付コネクタハウジングの製造方法であり、前記端子係
止用部材が仮固定位置から本固定位置に移動すること
で、前記接続端子が前記ハウジング本体内で二重係止さ
れることによって解決することができる。
【0016】上記構成の端子係止用部材付コネクタハウ
ジングの製造方法においては、端子係止用部材が連結機
構によってハウジング本体に対して仮固定位置に連結さ
れた状態でこれらの端子係止用部材とハウジング本体と
を一体成形するが、これらの端子係止用部材とハウジン
グ本体とを仮固定位置で連結している連結機構の嵌合孔
と係合突起とは、嵌合状態にある嵌合孔と係合突起との
相互間に成形用の金型が介在する隙間が確保されるよう
に、形状や寸法が設定されているため、端子係止用部材
用の金型に注入された樹脂とハウジング本体用の金型に
注入された樹脂とが接触して係合突起の外周面が嵌合孔
の内周面に溶着してしまうようなことがない。
【0017】従って、嵌合孔と係合突起との嵌合によっ
てハウジング本体に連結された端子係止用部材の動作に
不都合が生じることがなく、成形工程を完了すれば、ハ
ウジング本体に対して仮固定位置に端子係止用部材を連
結した組付け状態の端子係止用部材付コネクタハウジン
グが得られる。よって、前記嵌合孔と係合突起とを嵌合
させる連結作業等の面倒な組付け作業が不要になると共
に、複数の成形品を一度に成形できて成形工程を短縮す
ることができるため、端子係止用部材付コネクタハウジ
ングの生産コストを低減することができる。
【0018】また、係合突起を嵌合孔に嵌合させるため
に一方の部材を無理に弾性変形させるような作業が不要
になるため、係合突起の突出長さを大きくして、該係合
突起と嵌合孔との嵌合を深くすることができ、これによ
り、嵌合孔と係合突起との嵌合によるハウジング本体と
端子係止用部材との連結強度を高めることも可能にな
る。
【0019】さらに、連結機構は、仮固定用及び本固定
用に、個別に嵌合孔を装備した構成としたり、あるい
は、嵌合孔を長孔状にして、前記係合突起を該嵌合孔内
で摺動させることで、端子係止用部材を仮固定位置から
本固定位置に移動可能に連結する構成とすることで、端
子係止用部材の本固定位置への移動操作を容易かつ確実
にすることができる。
【0020】また、前記嵌合孔または係合突起が形成さ
れるハウジング本体と端子係止用部材との対向壁面の一
方には、これらの対向壁面間の間隙を狭める凸部を備え
ると共に、該凸部が傾斜面により先端を尖らせた形状と
した場合には、該凸部によってハウジング本体と端子係
止用部材との間のガタ付きをなくして高精度の係止状態
を実現することが可能になる。しかも、一体成形に使用
する金型における肉厚の薄肉部を最小限に抑えて、金型
の耐久性を向上させることができ、生産性の向上と生産
コストの低減を促進することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の端子係止用部材付
コネクタハウジングの製造方法の第1実施形態を図1乃
至図9に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の第1
実施形態における端子係止用部材付コネクタハウジング
の斜視図、図2は図1に示した端子係止用部材付コネク
タハウジングの縦断面図、図3は図2におけるA矢視
図、図4は図3におけるB−B線に沿う断面図で、仮固
定位置における嵌合孔と係合突起との形状や寸法の設定
状態を示す断面図、図5は本発明の第1実施形態におけ
る端子係止用部材付コネクタハウジングの仮固定位置に
おける嵌合孔と係合突起とを一体成形するための金型構
成を示す断面図、図6は図5に示した各金型の分離状態
を示す斜視図、図7は図5に示した各金型の分離状態を
示す断面図、図8は端子係止用部材を本固定位置にした
状態の斜視図、図9は端子係止用部材を本固定位置にす
る時の動作説明図である。
【0022】図1に示すように本実施形態における端子
係止用部材付コネクタハウジング20は、電線端部に圧
着接続された接続端子2(図9参照)が挿入される端子
収容孔3が上下2段に形成された樹脂製のハウジング本
体21と、連結機構23を介してハウジング本体21に
連結される樹脂製の端子係止用部材25とから構成され
ている。
【0023】図2に示すようにハウジング本体21の各
端子収容孔3内には、各端子収容孔3に臨んで形成され
て、該端子収容孔3内の所定位置まで挿入された接続端
子2を係止する弾性係止片(ランス)26が形成されて
いる。また、このハウジング本体21は、接続端子2の
挿入側寄り(図中左端寄り)の上下壁が切除された構造
をなしており、上下壁の切除部分に端子収容孔3内に装
着された接続端子2の2重嵌合用の凹部2a(図9参
照)が露出するようになっている。
【0024】前記端子係止用部材25は、ハウジング本
体21の上下壁の切除部分のそれぞれに形成され、ハウ
ジング本体21の外側壁に重なる左右側壁部25aと、
該側壁部25a相互を連結している天板部25bとを備
えており、天板部25bの後端部には、接続端子2の凹
部2aに嵌合可能な端子係止突起25cが一体形成され
ている。
【0025】前記連結機構23は、端子係止用部材25
を仮固定位置と本固定位置との間を移動可能な状態でハ
ウジング本体21に連結させる。この連結機構23は、
端子係止用部材25の側壁部25aに貫通形成された仮
固定用の嵌合孔28と、端子係止用部材25の側壁部2
5aに貫通形成された本固定用の嵌合孔29と、嵌合孔
28,29に嵌合可能な係合突起30とで構成されてい
る。
【0026】前記嵌合孔28,29は、互いに上下方向
に離間して形成されており、図1及び図2に示すように
仮係合用の嵌合孔28に係合突起30が嵌合した状態
は、端子係止用部材25が仮固定位置でハウジング本体
21に連結された状態で、端子係止用部材25はハウジ
ング本体21の端子収容孔3に対する接続端子2の挿入
操作の邪魔にならない位置に退避している状態にある。
【0027】図3に矢印(M),(N)で示すように、
仮固定位置でハウジング本体21に連結されている端子
係止用部材25に対して、一定以上の押圧力を加える
と、側壁部25aの弾性変形によって嵌合孔28と係合
突起30との係合が外れる。そして、図8に示すように
端子係止用部材25はハウジング本体21側に押し込ま
れ、ハウジング本体21に対する押し込み量が所定量に
達すると、係合突起30が本固定用の嵌合孔29に嵌合
した状態になる。
【0028】この本固定用の嵌合孔29に係合突起30
が嵌合した状態は、端子係止用部材25が本固定位置で
ハウジング本体21に連結された状態で、図9の(a)
に示すように端子係止用部材25の端子係止突起25c
がハウジング本体21の端子収容孔3内に装着されてい
る接続端子2の凹部2aに嵌入して、弾性係止片26と
共に接続端子2を係止した状態となる。ただし、接続端
子2の挿入が不完全の場合には、図9の(b)に示すよ
うに端子係止用部材25の端子係止突起25cが接続端
子2の凹部2aに嵌入できないため、端子係止用部材2
5を所定位置まで押し込むことができず、接続端子2が
不完全挿入であることが検知される。したがって、接続
端子2の不完全挿入を見落すことがなくなる。
【0029】前記連結機構23の嵌合孔28と係合突起
30とは、図4に示すように互いに嵌合した状態で嵌合
孔28と係合突起30との間に成形用の金型が介在する
隙間Kが確保されるように形状や寸法を設定している。
具体的には、係合突起30は、仮固定位置から本固定位
置への移動操作を容易にすることも兼ねて、上下面を傾
斜面30aとすることで、先端に向って徐々に厚みが小
さくなる形状とされている。
【0030】本固定用の嵌合孔29は、係合突起30が
嵌合した時に係合突起30の周囲にガタ付きを発生させ
る余分な隙間がほとんど生じないように寸法設定されて
いる。
【0031】上述したハウジング本体21と端子係止用
部材25は、仮固定位置で互いに連結した形態(図1参
照)に射出成形法により一体成形する。図5乃至図7
は、図4に示したハウジング本体21と端子係止用部材
25との連結部を成形する場合の金型構成の例を示した
ものである。
【0032】即ち、ハウジング本体21と端子係止用部
材25との連結部は、端子係止用部材25の側壁部25
aの外表面を提供する第1の成形面32aと嵌合孔28
の内周面を提供するボス部32bとを有してハウジング
本体21の左右方向(図5中では矢印(O)方向)に移
動可能な側部金型32と、係合突起30を挟んで前後に
分割されてそれぞれハウジング本体21の前後方向(図
5中では、矢印(P),(Q)方向)に移動可能な前後
金型33、34と、前記ハウジング本体21の内表面を
成形する成形面35aを有してハウジング本体21の前
方(図5中では、矢印(R)方向)に移動可能な内部金
型35との組み合わせによって、成形する。
【0033】本実施形態のコネクタハウジング20は、
上述したように端子係止用部材25が連結機構23によ
ってハウジング本体21に対して仮固定位置に連結され
た状態でこれらの端子係止用部材25とハウジング本体
21とを一体成形する。このとき、端子係止用部材25
とハウジング本体21とを仮固定位置で連結している連
結機構23の嵌合孔28と係合突起30とは、図4に示
したように嵌合状態において相互間に成形用の金型が介
在する隙間が確保されるように形状や寸法が設定されて
いる。このため、端子係止用部材25用に金型に注入さ
れた樹脂とハウジング本体21用に金型に注入された樹
脂とが接触して係合突起30の外周面が嵌合孔28の内
周面に溶着してしまうことがない。
【0034】従って、嵌合孔28と係合突起30との嵌
合によってハウジング本体21に連結された端子係止用
部材25の動作に不都合が生じることがなく、成形工程
を完了すれば、ハウジング本体21に対して仮固定位置
に端子係止用部材25を連結した組付け状態の端子係止
用部材付コネクタハウジングが得られる。よって、嵌合
孔28と係合突起30とを嵌合させる連結作業等の面倒
な組付け作業が不要になると共に、複数の成形品を一度
に成形できて成形工程を短縮することができるため、端
子係止用部材付コネクタハウジングの生産コストを低減
することができる。
【0035】また、係合突起30を嵌合孔28に嵌合さ
せるために一方の部材を無理に弾性変形させるような作
業が不要になるため、係合突起30の突出長さを大きく
して、該係合突起30と嵌合孔28との嵌合を深くする
ことができる。これにより、嵌合孔28と係合突起30
との嵌合によるハウジング本体21と端子係止用部材2
5との連結強度を高めることも可能になる。
【0036】さらに、本実施形態の連結機構23は、仮
固定用及び本固定用に個別に嵌合孔28、29を形成し
ているが、本固定用の嵌合孔29は仮固定用の嵌合孔2
8に対して上方に位置をずらした配置で形成されてい
る。このハウジング本体21に仮固定されている上下の
端子係止用部材25を押圧すれば、仮固定用の嵌合孔2
8に係合している係合突起30が該嵌合孔28から外
れ、各端子係止用部材25が共にハウジング本体21内
に押し込まれる。そして、端子係止用部材25の端子係
止突起25cの先端が、端子収容孔3内の接続端子2の
凹部2aに嵌合すると共に係合突起30が嵌合孔29に
嵌合した本固定状態に移行させることができ、端子係止
用部材25の本固定位置への移動操作を容易かつ確実に
することができる。
【0037】次に、本発明に係る端子係止用部材付コネ
クタハウジングの製造方法の第2実施形態を図10乃至
図23に基づいて詳細に説明する。図10は本発明に係
る第2実施形態における端子係止用部材付コネクタハウ
ジングの斜視図、図11は図10に示した端子係止用部
材付コネクタハウジングのC矢視図、図12は図11の
D部の拡大図、図13は図12におけるE−E線に沿う
断面図、図14は図10に示した端子係止用部材の仮固
定状態を示す要部の斜視図、図15は図10に示した端
子係止用部材の仮固定状態を示す要部の拡大断面図であ
る。
【0038】また、図16は図10に示した端子係止用
部材の本固定状態を示す縦断面図、図17は図16に示
した嵌合孔と係合突起との係合状態を示す拡大斜視図、
図18は図16に示した嵌合孔と係合突起との係合状態
を示す拡大断面図、図19は図10に示した端子係止用
部材を仮固定状態から本固定状態に移動させる場合の動
作説明図である。また、図20は嵌合孔と係合突起とを
一体成形するための金型構成を示す断面図、図21は図
20に示した各金型の分離状態を示す斜視図、図22は
図21におけるF−F線に沿う断面図、図23は図21
におけるG−G線に沿う断面図である。
【0039】図10及び図11に示すように本実施形態
のコネクタハウジング40は、電線端に圧着接続された
接続端子2(図16参照)が挿入される端子収容孔3が
1段に装備された樹脂製のハウジング本体41と、連結
機構43を介してハウジング本体41に連結される樹脂
製の端子係止用部材45とから構成されている。
【0040】図16に示すように、前記ハウジング本体
41の各端子収容孔3内には、各端子収容孔3に臨んで
形成され、該端子収容孔3内の所定位置まで挿入された
接続端子2を係止する弾性係止片(ランス)26が形成
されている。また、図15に示しているようにハウジン
グ本体41は、接続端子2の挿入側寄り(図15中左端
寄り)の上壁が切除された構造をなしている。そして、
図16に示すように上壁の切除部分に、端子収容孔3内
に装着された接続端子2の2重嵌合用の凹部2aが露出
するようになっている。
【0041】前記端子係止用部材45は、ハウジング本
体41の上壁の切除部分を覆うように形成されており、
ハウジング本体41の左右側壁の端子挿入側には、上方
に延出した延出部41aが形成されており、これらの左
右の延出部41a間に端子係止用部材45が形成されて
いる。また、端子係止用部材45は、一対の延出部41
a間に橋渡しされる天板部45aの後端部に、接続端子
2の凹部2aに嵌合可能な端子係止突起45cを一体形
成されている。
【0042】前記連結機構43は、端子係止用部材45
を仮固定位置と本固定位置との間を移動可能なようにハ
ウジング本体41に連結される。本実施形態の連結機構
43は、各延出部41aに貫通形成された長孔状の嵌合
孔48と、端子係止用部材45の天板部45aの両端面
に突設されて嵌合孔48に嵌合する係合突起50とで構
成されている。
【0043】前記嵌合孔48は、ハウジングの先端部に
向って斜め下方に傾斜した状態で形成されており、該嵌
合孔48の上端側に係合突起50が係合しているとき、
端子係止用部材45の位置は仮固定位置となる。また、
嵌合孔48の下端側に係合突起50が移動したとき、端
子係止用部材45の位置が本固定位置となるように嵌合
孔48の長さが設定されている。
【0044】図11及び図15に示すように、各延出部
41aの内面側には、端子係止用部材45を仮固定位置
または本固定位置に固定するための突条41bが突設さ
れている。この突条41bは、端子係止用部材45が仮
固定位置にあるとき、図15に示すように端子係止突起
45cの下面に当接することによって端子係止用部材4
5の下降を規制する。また、図17及び図18に示すよ
うに、端子係止用部材45が本固定位置に移動したと
き、天板部45aの端面に形成された係合溝45dに係
合することで、該端子係止用部材45の上方への移動を
規制し、二重係止状態の維持を図る。
【0045】図15に矢印(S)で示すように、仮固定
位置でハウジング本体41に連結されている端子係止用
部材45に対して一定以上の押圧力を加えると、端子係
止用部材45の端子係止突起45cの下端面と突条41
bとの係合が外れて、端子係止用部材45は嵌合孔48
に沿って斜め下方に押し込まれる。そして、図18に示
すように、ハウジング本体41に対する押し込み量が所
定量に達すると、突条41bが端子係止用部材45上の
係合溝45dに係合して本固定位置に固定された状態に
なる。
【0046】図16に示すように、端子係止用部材45
が本固定位置でハウジング本体41に連結された状態で
は、端子係止用部材45の端子係止突起45cがハウジ
ング本体41の端子収容孔3内に装着されている接続端
子2の凹部2aに嵌入して、弾性係止片26と共に接続
端子2を係止した二重係止状態となる。ただし、図19
に示すように、接続端子2の挿入が不完全の場合には、
端子係止用部材45の端子係止突起45cが接続端子2
の凹部2aに嵌入できないため、端子係止用部材45を
所定位置まで押し込むことができず、接続端子2が不完
全挿入であることが検知される。したがって、接続端子
2の不完全挿入を見落すことがなくなる。
【0047】そして、図12及び図13に示すように、
本実施形態の場合も連結機構43の嵌合孔48と係合突
起50とは、互いに嵌合した状態で嵌合孔48と係合突
起50との間に成形用の金型が介在する隙間Kが確保さ
れるように形状や寸法を設定している。具体的には、係
合突起50は単純な丸棒状であり、嵌合孔48は係合突
起50の直径よりも大きな溝幅の長孔状であり、外側面
側の角部には面取り48aが施されている。この面取り
48aは、両者間に介在する金型の薄肉部分を少なくす
るための配慮である。
【0048】また、図12及び図13に示すように、本
実施形態のコネクタハウジング40では、端子係止用部
材45の天板部45aの端面に係合突起50の根元に連
続するように凸部55が形成されている。この凸部55
は、上下面を傾斜面にして先端を尖らせた形状をなして
おり、互いに対向している端子係止用部材45の端面と
延出部41aの内面との間の間隙を狭めている。
【0049】上述したハウジング本体41と端子係止用
部材45は、仮固定位置で互いに連結した形態(図10
中に示した形態)に射出成形法により一体成形する。図
20乃至図23は、図13に示したハウジング本体41
と端子係止用部材45との連結部を成形する場合の金型
構成の例を示したものである。
【0050】即ち、ハウジング本体41と端子係止用部
材45との連結部は、延出部41aの外表面を提供する
第1の成形面52aと嵌合孔48の内周面を提供するボ
ス部52bとを有してハウジング本体41の左右方向
(図20では矢印(T)方向)に移動可能な側部金型5
2と、係合突起50を挟んで前後に分割されてそれぞれ
ハウジング本体41の前後方向(図20中では矢印
(U),(V)方向)に移動可能な前後金型53、54
などとの組み合わせによって成形する。
【0051】上述したコネクタハウジング40では、成
形工程を完了すれば、ハウジング本体41に対して仮固
定位置に端子係止用部材45を連結した組付け状態のコ
ネクタハウジング40が得られる。従って、嵌合孔48
と係合突起50とを嵌合させる連結作業等の面倒な組付
け作業が不要になると共に、複数の成形品を一度に成形
できて成形工程を短縮することができるため、端子係止
用部材付コネクタハウジングの生産コストを低減するこ
とができる。
【0052】また、係合突起50を嵌合孔48に嵌合さ
せるために一方の部材を無理に弾性変形させるような作
業が不要になるため、係合突起50の突出長さを大きく
して、該係合突起50と嵌合孔48との嵌合を深くする
ことができる。これにより、嵌合孔48と係合突起50
との嵌合によるハウジング本体41と端子係止用部材4
5との連結強度を高めることも可能になる。
【0053】さらに、本実施形態の連結機構43は、係
合突起50の嵌合する嵌合孔48を長孔状にして、該嵌
合孔48内で係合突起50を摺動させることで、端子係
止用部材45を仮固定位置から本固定位置に移動可能に
している。そのため、ハウジング本体41に仮固定され
ている端子係止用部材45は、押圧して嵌合孔48に沿
って押し込むという簡単な操作で本固定位置に移動させ
ることができ、端子係止用部材45の本固定位置への移
動操作を容易かつ確実にすることができる。
【0054】また、前述したコネクタハウジング40で
は、凸部55によってハウジング本体21と端子係止用
部材45との間のガタ付きをなくして高精度の二重係止
を実現することが可能になると共に、一体成形に使用す
る金型53等における肉厚の薄肉部を最小限に抑えて、
金型の耐久性を向上させることもできる。従って、生産
性の向上と生産コストの低減を促進することができる。
【0055】なお、前述の第2実施形態で端子係止用部
材45に形成した凸部55は、延出部41a側に設けて
も良い。また、連結機構の構成要素である嵌合孔を、前
述の第1実施形態の場合は端子係止用部材25の側壁部
25aに設けたが、第2実施形態の場合はハウジング本
体41の延出部41aに設けた。このように連結機構の
構成要素である嵌合孔は、互いに対向する壁面の外側に
位置する壁面側に形成すれば良い。更に、上記第1及び
2実施形態では端子係止用部材25、45とハウジング
本体内の弾性係止片26によって接続端子2を二重係止
したが、端子係止用部材25、45だけで接続端子2を
係止する構成にも適用できることは言うまでもない。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1記
載の端子係止用部材付コネクタハウジングの製造方法に
よれば、端子係止用部材が連結機構によってハウジング
本体に対して仮固定位置に連結された状態でこれらの端
子係止用部材とハウジング本体とを一体成形する。この
とき、端子係止用部材とハウジング本体とを仮固定位置
で連結している連結機構の嵌合孔と係合突起とは、嵌合
状態にある嵌合孔と係合突起との相互間に成形用の金型
が介在する隙間が確保されるように形状や寸法が設定さ
れている。そのため、端子係止用部材用の金型に注入さ
れた樹脂とハウジング本体用の金型に注入された樹脂と
が接触して係合突起の外周面が嵌合孔の内周面に溶着し
てしまうことはない。
【0057】従って、嵌合孔と係合突起との嵌合によっ
てハウジング本体に連結された端子係止用部材の動作に
不都合が生じることはなく、成形工程を完了すれば、ハ
ウジング本体に対して仮固定位置に端子係止用部材を連
結した組付け状態の端子係止用部材付コネクタハウジン
グが得られる。よって、嵌合孔と係合突起とを嵌合させ
る連結作業の面倒な組付け作業が不要になると共に、複
数の成形品を一度に成形できて成形工程を短縮すること
ができるため、端子係止用部材付コネクタハウジングの
生産コストを低減することができる。
【0058】また、係合突起を嵌合孔に嵌合させるため
に一方の部材を無理に弾性変形させるような作業が不要
になるため、係合突起の突出長さを大きくして、該係合
突起と嵌合孔との嵌合を深くすることができる。これに
より、嵌合孔と係合突起との嵌合によるハウジング本体
と端子係止用部材との連結強度を高めることも可能にな
る。
【0059】さらに、本発明の請求項2及び3記載の端
子係止用部材付コネクタハウジングの製造方法によれ
ば、仮固定用及び本固定用に連結機構が個別に嵌合孔を
形成した構成としたり、あるいは嵌合孔を長孔状にして
係合突起を該嵌合孔内で摺動させる構成として、端子係
止用部材を仮固定位置から本固定位置に移動可能に連結
する構成である。従って、端子係止用部材の本固定位置
への移動操作を容易かつ確実にすることができる。
【0060】また、本発明の請求項4記載の端子係止用
部材付コネクタハウジングの製造方法によれば、嵌合孔
または係合突起が形成されるハウジング本体と端子係止
用部材との対向壁面の一方に、これらの対向壁面間の間
隙を狭める凸部を形成すると共に、該凸部は傾斜面によ
り先端を尖らせた形状とした。更に、本発明の請求項5
記載の端子係止用部材付コネクタハウジングの製造方法
によれば、端子係止用部材が仮固定位置から本固定位置
に移動することで、接続端子がハウジング本体内で二重
係止される構成である。従って、凸部によってハウジン
グ本体と端子係止用部材との間のガタ付きをなくして高
精度の係止状態を実現することが可能になるだけでな
く、一体成形に使用する金型における肉厚の薄肉部を最
小限に抑えて、金型の耐久性を向上させることもでき
る。よって、生産性の向上と生産コストの低減を促進す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る端子係止用部材付コネクタハウジ
ングの製造方法の端子係止用部材付コネクタハウジング
の第1実施形態の斜視図である。
【図2】図1に示した端子係止用部材付コネクタハウジ
ングの縦断面図である。
【図3】図2におけるA矢視図である。
【図4】図3におけるB−B線に沿う断面図で、仮固定
位置における嵌合孔と係合突起との形状や寸法の設定状
態を示す断面図である。
【図5】本発明の第1実施形態における端子係止用部材
付コネクタハウジングの仮固定位置における嵌合孔と係
合突起とを一体成形するための金型構成を示す断面図で
ある。
【図6】図5に示した各金型の分離状態を示す斜視図で
ある。
【図7】図5に示した各金型の分離状態を示す断面図で
ある。
【図8】本発明の第1実施形態の端子係止用部材付コネ
クタハウジングの端子係止用部材を本固定位置にした状
態の斜視図である。
【図9】本発明の第1実施形態の端子係止用部材付コネ
クタハウジングの端子係止用部材を本固定位置にする時
の動作説明図である。
【図10】本発明に係る端子係止用部材付コネクタハウ
ジングの製造方法の端子係止用部材付コネクタハウジン
グの第2実施形態の斜視図である。
【図11】図10に示した端子係止用部材付コネクタハ
ウジングのC矢視図である。
【図12】図11のD部の拡大図である。
【図13】図12におけるE−E線に沿う断面図であ
る。
【図14】図10に示した第2実施形態の端子係止用部
材付コネクタハウジングの端子係止用部材の仮固定状態
を示す要部の斜視図である。
【図15】図10に示した第2実施形態の端子係止用部
材付コネクタハウジングの端子係止用部材の仮固定状態
を示す要部の拡大断面図である。
【図16】図10に示した第2実施形態の端子係止用部
材付コネクタハウジングの端子係止用部材の本固定状態
を示す縦断面図である。
【図17】図16に示した第2実施形態の端子係止用部
材付コネクタハウジングの嵌合孔と係合突起との係合状
態を示す拡大斜視図である。
【図18】図16に示した第2実施形態の端子係止用部
材付コネクタハウジングの嵌合孔と係合突起との係合状
態を示す拡大断面図である。
【図19】図10に示した端子係止用部材付コネクタハ
ウジングの仮固定状態から本固定状態に端子係止用部材
を移動させる場合の動作説明図である。
【図20】本発明の第2実施形態における端子係止用部
材付コネクタハウジングの仮固定位置における嵌合孔と
係合突起とを一体成形するための金型構成を示す断面図
である。
【図21】図20に示した各金型の分離状態を示す斜視
図である。
【図22】図21におけるF−F線に沿う断面図であ
る。
【図23】図21におけるG−G線に沿う断面図であ
る。
【図24】従来の端子係止用部材付コネクタハウジング
の端子係止用部材が仮固定位置にある斜視図である。
【図25】従来の端子係止用部材付コネクタハウジング
の端子係止用部材が本固定位置にある斜視図である。
【符号の説明】
2 接続端子 3 端子収容孔 20,40 端子係止用部材付コネクタハウジング 21,41 ハウジング本体 23,43 連結機構 25,45 端子係止用部材 28,29,48 嵌合孔 30,50 係合突起 K 隙間 55 凸部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線端部に接続された接続端子が挿入さ
    れる端子収容孔が形成された樹脂製のハウジング本体
    と、連結機構により仮固定位置と本固定位置との間を移
    動可能に前記ハウジング本体に連結されて本固定位置に
    移動させると前記接続端子の係止状態をロックする樹脂
    製の端子係止用部材とを備えると共に、 前記連結機構が、前記ハウジング本体と端子係止用部材
    との互いに対向する壁面の内の外側に位置している壁面
    に貫通形成された嵌合孔と、内側に位置している壁面に
    突設された係合突起との嵌合によってこれらのハウジン
    グ本体と端子係止用部材とを連結させる構成をなす端子
    係止用部材付コネクタハウジングの製造方法であって、 前記連結機構の嵌合孔及び係合突起が、前記端子係止用
    部材の仮固定位置では、互いに嵌合した状態で嵌合孔と
    係合突起との間に成形用の金型が介在する隙間が確保さ
    れるように、形状や寸法を設定し、前記ハウジング本体
    と端子係止用部材とを射出成形により、仮固定位置で前
    記嵌合孔と係合突起とが互いに嵌合した状態に一体成形
    することを特徴とした端子係止用部材付コネクタハウジ
    ングの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記連結機構が、仮固定用及び本固定用
    に個別に前記嵌合孔を備えていることを特徴とする請求
    項1に記載の端子係止用部材付コネクタハウジングの製
    造方法。
  3. 【請求項3】 前記連結機構が、前記嵌合孔を長孔状に
    して、前記係合突起を該嵌合孔内で摺動させることで、
    前記端子係止用部材を仮固定位置から本固定位置に移動
    可能に連結していることを特徴とした請求項1に記載の
    端子係止用部材付コネクタハウジングの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記嵌合孔または前記係合突起が形成さ
    れている前記ハウジング本体と前記端子係止用部材との
    対向壁面の一方に、対向壁面間の間隙を狭める凸部を形
    成すると共に、該凸部が傾斜面により先端を尖らせた形
    状であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに
    記載の端子係止用部材付コネクタハウジングの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記端子係止用部材が仮固定位置から本
    固定位置に移動することで、前記接続端子が前記ハウジ
    ング本体内で二重係止されることを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれかに記載の端子係止用部材付コネクタハ
    ウジングの製造方法。
JP32016096A 1996-11-29 1996-11-29 端子係止用部材付コネクタハウジングの製造方法 Abandoned JPH10162925A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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