JPH10162617A - バックライト及びこれを用いた照明装置 - Google Patents
バックライト及びこれを用いた照明装置Info
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- JPH10162617A JPH10162617A JP8319652A JP31965296A JPH10162617A JP H10162617 A JPH10162617 A JP H10162617A JP 8319652 A JP8319652 A JP 8319652A JP 31965296 A JP31965296 A JP 31965296A JP H10162617 A JPH10162617 A JP H10162617A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 反射形光源を用いるバックライトにおいて、
反射形光源から出射された光の導光板への入射効率を、
専用の部品を設けることなく高める。 【解決手段】 入射面１２からの入射光を発光面１３に
導く導光板９と；円筒形状をなすバルブ１５にその軸方
向に沿って細長く形成されて光を出射する開口部１７を
有する反射形光源１４と；発光面１３上に固定されて反
射形光源１４の開口部１７を覆うように延設された光拡
散シート２４と；導光板９の発光面１３の反対側の面に
固定されて反射形光源１４の開口部１７を覆うように延
設された反射シート２３と；を備えるので、開口部１７
から出射された光のうち導光板９の入射面１２から外れ
た光を、反射シート２３又は光拡散シート２４で反射さ
せて入射面１２に導くことができ、これにより、専用の
部品を設けることなく導光板９への入射光率やバックラ
イト２２の出光面輝度が高くなる。
反射形光源から出射された光の導光板への入射効率を、
専用の部品を設けることなく高める。 【解決手段】 入射面１２からの入射光を発光面１３に
導く導光板９と；円筒形状をなすバルブ１５にその軸方
向に沿って細長く形成されて光を出射する開口部１７を
有する反射形光源１４と；発光面１３上に固定されて反
射形光源１４の開口部１７を覆うように延設された光拡
散シート２４と；導光板９の発光面１３の反対側の面に
固定されて反射形光源１４の開口部１７を覆うように延
設された反射シート２３と；を備えるので、開口部１７
から出射された光のうち導光板９の入射面１２から外れ
た光を、反射シート２３又は光拡散シート２４で反射さ
せて入射面１２に導くことができ、これにより、専用の
部品を設けることなく導光板９への入射光率やバックラ
イト２２の出光面輝度が高くなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、バックライト及び
これを用いた照明装置に関する。
これを用いた照明装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】バックライトを用いた照明装置の従来の
一例として、液晶表示装置を図４に基づいて説明する。
図４は、液晶表示装置の一部を示す縦断正面図である。
この液晶表示装置１は、左右一対の光源装置２（図面で
は、片側のみを図示する）と導光ユニット３とを組み合
わせたバックライト４と、扁平な透過型液晶表示素子５
と、これらのバックライト４と透過型液晶表示素子５と
を収納保持するハウジング６とにより形成されている。
バックライト４は、透過型液晶表示素子５の非発光面７
側に配置されている。
一例として、液晶表示装置を図４に基づいて説明する。
図４は、液晶表示装置の一部を示す縦断正面図である。
この液晶表示装置１は、左右一対の光源装置２（図面で
は、片側のみを図示する）と導光ユニット３とを組み合
わせたバックライト４と、扁平な透過型液晶表示素子５
と、これらのバックライト４と透過型液晶表示素子５と
を収納保持するハウジング６とにより形成されている。
バックライト４は、透過型液晶表示素子５の非発光面７
側に配置されている。
【０００３】前記導光ユニット３は、反射シート８と導
光板９と光拡散シート１０とレンズシート１１とを積層
して固定することにより形成されている。導光板９に
は、光が入射される入射面１２と入射された光が発光さ
れる発光面１３とが形成されており、発光面１３上に前
記光拡散シート１０が積層されている。
光板９と光拡散シート１０とレンズシート１１とを積層
して固定することにより形成されている。導光板９に
は、光が入射される入射面１２と入射された光が発光さ
れる発光面１３とが形成されており、発光面１３上に前
記光拡散シート１０が積層されている。
【０００４】前記光源装置２は、反射形冷陰極ランプ１
４を主体として構成されている。この反射形冷陰極ラン
プ１４は、円筒形状に形成されたガラス製のバルブ１５
内にキセノンガス等の希ガスが封入され、その内周面に
酸化チタンを塗布した反射膜１６が形成されている。こ
の反射膜１６は、バルブ１５の内周面の全体に形成され
ているのではなく、略９０゜の範囲が欠落しており、こ
の欠落部分がバルブ１５の軸方向に沿って細長く形成さ
れて光を出射する開口部１７とされ、この開口部１７が
前記導光板９の前記入射面１２と平行に対向している。
前記反射形冷陰極ランプ１４の周囲には、開口部１７か
ら出射された光の導光板９への入射光率を高め、さら
に、バックライト４の出光面輝度を高めるために、ラン
プカバー１８が取付けられている。
４を主体として構成されている。この反射形冷陰極ラン
プ１４は、円筒形状に形成されたガラス製のバルブ１５
内にキセノンガス等の希ガスが封入され、その内周面に
酸化チタンを塗布した反射膜１６が形成されている。こ
の反射膜１６は、バルブ１５の内周面の全体に形成され
ているのではなく、略９０゜の範囲が欠落しており、こ
の欠落部分がバルブ１５の軸方向に沿って細長く形成さ
れて光を出射する開口部１７とされ、この開口部１７が
前記導光板９の前記入射面１２と平行に対向している。
前記反射形冷陰極ランプ１４の周囲には、開口部１７か
ら出射された光の導光板９への入射光率を高め、さら
に、バックライト４の出光面輝度を高めるために、ラン
プカバー１８が取付けられている。
【０００５】この液晶表示装置１は、光源として反射形
冷陰極ランプ１４を用いているため、この反射形冷陰極
ランプ１４から出射された光の大部分が開口部１７から
導光板９の入射面１２へ向けて出射され、光の利用効率
が高い。
冷陰極ランプ１４を用いているため、この反射形冷陰極
ランプ１４から出射された光の大部分が開口部１７から
導光板９の入射面１２へ向けて出射され、光の利用効率
が高い。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかし、開口部１７か
ら出射される光は、反射形冷陰極ランプ１４内で拡散さ
れた光であり、導光板９の入射面１２に対して平行光と
なって入射するものではない。このため、入射面１２の
法線に対してある程度以上の角度をもつ光は入射面１２
から外れてしまい、損失となる。そこで、このような損
失を減らすためにランプカバー１８を設け、入射面１２
から外れた方向へ出射された光をランプカバー１８で反
射させ、入射面１２へ導くようにしている。
ら出射される光は、反射形冷陰極ランプ１４内で拡散さ
れた光であり、導光板９の入射面１２に対して平行光と
なって入射するものではない。このため、入射面１２の
法線に対してある程度以上の角度をもつ光は入射面１２
から外れてしまい、損失となる。そこで、このような損
失を減らすためにランプカバー１８を設け、入射面１２
から外れた方向へ出射された光をランプカバー１８で反
射させ、入射面１２へ導くようにしている。
【０００７】従って、ランプカバー１８を用いることに
より部品点数が増加し、コストが高くなるという問題が
ある。
より部品点数が増加し、コストが高くなるという問題が
ある。
【０００８】そこで本発明は、反射形光源を用いた場合
に、開口部から出射された光であって導光板の入射面か
ら外れた光を入射面へ導くように反射させる専用部品を
不要として部品点数を少なくし、しかも、導光板への入
射光率やバックライトの出光面輝度を高くすることがで
きるバックライト及びこれを用いた照明装置を提供する
ことを目的とする。
に、開口部から出射された光であって導光板の入射面か
ら外れた光を入射面へ導くように反射させる専用部品を
不要として部品点数を少なくし、しかも、導光板への入
射光率やバックライトの出光面輝度を高くすることがで
きるバックライト及びこれを用いた照明装置を提供する
ことを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明のバ
ックライトは、扁平な矩形形状に形成され、入射面から
の入射光を発光面に導く導光板と；円筒形状に形成され
たバルブの周面に形成された反射膜とこのバルブの軸方
向に沿って細長く形成されて光を出射する開口部とを有
し、この開口部を前記入射面に平行に対向させて配置さ
れた反射形光源と；前記発光面上に固定されて前記反射
形光源の前記開口部を覆うように延設された光拡散シー
トと；前記導光板の前記発光面の反対側の面に固定され
て前記反射形光源の前記開口部を覆うように延設された
反射シートと；を備えている。
ックライトは、扁平な矩形形状に形成され、入射面から
の入射光を発光面に導く導光板と；円筒形状に形成され
たバルブの周面に形成された反射膜とこのバルブの軸方
向に沿って細長く形成されて光を出射する開口部とを有
し、この開口部を前記入射面に平行に対向させて配置さ
れた反射形光源と；前記発光面上に固定されて前記反射
形光源の前記開口部を覆うように延設された光拡散シー
トと；前記導光板の前記発光面の反対側の面に固定され
て前記反射形光源の前記開口部を覆うように延設された
反射シートと；を備えている。
【００１０】従って、本発明によれば、開口部から出射
された光のうち導光板の入射面から外れた方向に出射さ
れた光は、反射シート又は光拡散シートで反射された後
に入射面に導かれる。これにより、導光板への入射光率
やバックライトの出光面輝度が高くなり、しかも、その
ための専用の部品が不要であり、部品点数が少なくな
る。
された光のうち導光板の入射面から外れた方向に出射さ
れた光は、反射シート又は光拡散シートで反射された後
に入射面に導かれる。これにより、導光板への入射光率
やバックライトの出光面輝度が高くなり、しかも、その
ための専用の部品が不要であり、部品点数が少なくな
る。
【００１１】ここで、バックライトの出光面とは、バッ
クライトにおける導光板の発光面が位置する面をいう。
クライトにおける導光板の発光面が位置する面をいう。
【００１２】請求項２記載の発明は、請求項１記載の発
明のバックライトにおいて、光拡散シートと反射シート
とは、反射形光源の円周の少なくとも開口部側の半分を
覆う位置まで延設されている。従って、本発明によれ
ば、開口部から出射された光のうち導光板の入射面から
外れた方向に出射された光の全てが、反射シート又は光
拡散シートで反射された後に入射面に導かれる。
明のバックライトにおいて、光拡散シートと反射シート
とは、反射形光源の円周の少なくとも開口部側の半分を
覆う位置まで延設されている。従って、本発明によれ
ば、開口部から出射された光のうち導光板の入射面から
外れた方向に出射された光の全てが、反射シート又は光
拡散シートで反射された後に入射面に導かれる。
【００１３】請求項３記載の発明は、請求項１又は２記
載の発明のバックライトにおいて、反射形光源は、バル
ブの内周面に絶縁性を有する反射膜を形成した反射形冷
陰極ランプである。従って、本発明によれば、バックラ
イトを長時間使用した後でも反射膜が剥がれにくく、開
口部からの光の出射性能が長時間に渡って良好に維持さ
れる。
載の発明のバックライトにおいて、反射形光源は、バル
ブの内周面に絶縁性を有する反射膜を形成した反射形冷
陰極ランプである。従って、本発明によれば、バックラ
イトを長時間使用した後でも反射膜が剥がれにくく、開
口部からの光の出射性能が長時間に渡って良好に維持さ
れる。
【００１４】請求項４記載の発明は、請求項１ないし３
のいずれか一記載の発明のバックライトにおいて、反射
膜は、酸化チタン系、シリカ系等の絶縁性材料を含んで
いる。従って、本発明によれば、反射形光源の点灯時に
反射膜を流れる漏れ電流が生ぜず、電力の無駄がなくな
る。
のいずれか一記載の発明のバックライトにおいて、反射
膜は、酸化チタン系、シリカ系等の絶縁性材料を含んで
いる。従って、本発明によれば、反射形光源の点灯時に
反射膜を流れる漏れ電流が生ぜず、電力の無駄がなくな
る。
【００１５】請求項５記載の発明の照明装置は、請求項
１ないし４のいずれか一記載のバックライトと；このバ
ックライトの出光面側に配置される表示部と；を備え
る。従って、本発明によれば、バックライトの出光面輝
度が高くなり、照明装置の輝度を高めることができる。
１ないし４のいずれか一記載のバックライトと；このバ
ックライトの出光面側に配置される表示部と；を備え
る。従って、本発明によれば、バックライトの出光面輝
度が高くなり、照明装置の輝度を高めることができる。
【００１６】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図１に基
づいて説明する。なお、図４において説明した部分と同
じ部分は同じ符号を用いて説明する。図１は、照明装置
の一例である液晶表示装置の一部を示す縦断正面図であ
る。この液晶表示装置１９の基本的な構造は図４に示し
た従来例の液晶表示装置１と同じであり、左右一対の光
源装置２０（図面では、片側のみを図示する）と導光ユ
ニット２１とを組み合わせたバックライト２２と、表示
部である扁平な透過型液晶表示素子５と、これらのバッ
クライト２２と透過型液晶表示素子５とを収納保持する
ハウジング６とにより形成されている。バックライト２
２は、前記透過型液晶表示素子５の非発光面７側に配置
されている。
づいて説明する。なお、図４において説明した部分と同
じ部分は同じ符号を用いて説明する。図１は、照明装置
の一例である液晶表示装置の一部を示す縦断正面図であ
る。この液晶表示装置１９の基本的な構造は図４に示し
た従来例の液晶表示装置１と同じであり、左右一対の光
源装置２０（図面では、片側のみを図示する）と導光ユ
ニット２１とを組み合わせたバックライト２２と、表示
部である扁平な透過型液晶表示素子５と、これらのバッ
クライト２２と透過型液晶表示素子５とを収納保持する
ハウジング６とにより形成されている。バックライト２
２は、前記透過型液晶表示素子５の非発光面７側に配置
されている。
【００１７】前記光源装置２０は、反射形光源である反
射形冷陰極ランプ１４を主体として構成されている。こ
の反射形冷陰極ランプ１４は、円筒形状に形成されたガ
ラス製のバルブ１５内にキセノンガス等の希ガスが封入
され、その内周面に酸化チタンを塗布した反射膜１６が
形成されている。この反射膜１６は、バルブ１５の内周
面の全体に形成されているのではなく、略９０゜の範囲
が欠落しており、この欠落部分がバルブ１５の軸方向に
沿って細長く形成されて光を出射する開口部１７とされ
ている。
射形冷陰極ランプ１４を主体として構成されている。こ
の反射形冷陰極ランプ１４は、円筒形状に形成されたガ
ラス製のバルブ１５内にキセノンガス等の希ガスが封入
され、その内周面に酸化チタンを塗布した反射膜１６が
形成されている。この反射膜１６は、バルブ１５の内周
面の全体に形成されているのではなく、略９０゜の範囲
が欠落しており、この欠落部分がバルブ１５の軸方向に
沿って細長く形成されて光を出射する開口部１７とされ
ている。
【００１８】前記導光ユニット２１は、反射シート２３
と導光板９と光拡散シート２４とレンズシート１１とを
積層して固定することにより形成されている。導光板９
には、前記反射形冷陰極ランプ１４からの光が入射され
る入射面１２と入射された光が発光される発光面１３と
が形成されており、発光面１３上に前記光拡散シート２
４が積層されている。
と導光板９と光拡散シート２４とレンズシート１１とを
積層して固定することにより形成されている。導光板９
には、前記反射形冷陰極ランプ１４からの光が入射され
る入射面１２と入射された光が発光される発光面１３と
が形成されており、発光面１３上に前記光拡散シート２
４が積層されている。
【００１９】前記反射シート２３は、前記光源装置２０
に対向する側の外周寸法が前記導光板９より大きく形成
されて前記反射形冷陰極ランプ１４の円周の半分を覆う
位置まで延設されており、反射形冷陰極ランプ１４の開
口部１７の長手方向に沿った片側（図面では、下側）が
この反射シート２３により覆われている。また、前記光
拡散シート２４も、前記光源装置２０に対向する側の外
周寸法が前記導光板９より大きく形成されて前記反射形
冷陰極ランプ１４の円周の半分を覆う位置まで延設され
ており、反射形冷陰極ランプ１４の開口部１７の長手方
向に沿った他方の片側（図面では、上側）がこの光拡散
シート２４により覆われている。
に対向する側の外周寸法が前記導光板９より大きく形成
されて前記反射形冷陰極ランプ１４の円周の半分を覆う
位置まで延設されており、反射形冷陰極ランプ１４の開
口部１７の長手方向に沿った片側（図面では、下側）が
この反射シート２３により覆われている。また、前記光
拡散シート２４も、前記光源装置２０に対向する側の外
周寸法が前記導光板９より大きく形成されて前記反射形
冷陰極ランプ１４の円周の半分を覆う位置まで延設され
ており、反射形冷陰極ランプ１４の開口部１７の長手方
向に沿った他方の片側（図面では、上側）がこの光拡散
シート２４により覆われている。
【００２０】このような構成において、反射形冷陰極ラ
ンプ１４を点灯させることにより、開口部１７から光が
出射される。開口部１７から出射された光の一部は導光
板９の入射面１２から外れ、反射シート２３や光拡散シ
ート２４における導光板９よりも光源装置２０側へ延設
された部分に当たって反射し、反射した後に入射面１２
に導かれる。従って、開口部１７から出射された光のほ
とんどが入射面１２から導光板９内へ入射されることに
なり、導光板９への入射光率が高くなる。また、入射面
１２から導光板９内へ入射された光は、導光板９の発光
面１３から発光され、透過型液晶表示素子５をその非発
光面７側から照射する。そして、導光板９への入射効率
が高いために、発光面１３から発光される光量が多くな
ってバックライト２２の出光面輝度が高くなり、透過型
液晶表示素子５の液晶表示の輝度が高くなる。
ンプ１４を点灯させることにより、開口部１７から光が
出射される。開口部１７から出射された光の一部は導光
板９の入射面１２から外れ、反射シート２３や光拡散シ
ート２４における導光板９よりも光源装置２０側へ延設
された部分に当たって反射し、反射した後に入射面１２
に導かれる。従って、開口部１７から出射された光のほ
とんどが入射面１２から導光板９内へ入射されることに
なり、導光板９への入射光率が高くなる。また、入射面
１２から導光板９内へ入射された光は、導光板９の発光
面１３から発光され、透過型液晶表示素子５をその非発
光面７側から照射する。そして、導光板９への入射効率
が高いために、発光面１３から発光される光量が多くな
ってバックライト２２の出光面輝度が高くなり、透過型
液晶表示素子５の液晶表示の輝度が高くなる。
【００２１】しかも、反射シート２３や光拡散シート２
４を延設することにより、導光板９への入射光率を高く
したり、バックライト２２の出光面輝度や液晶表示の輝
度を高くしている。このため、導光板９への入射光率を
高くしたり、バックライト２２の出光面輝度や液晶表示
の輝度を高くすることを、専用部品を用いることなく行
え、部品点数が少なくとともにコストが安くなる。
４を延設することにより、導光板９への入射光率を高く
したり、バックライト２２の出光面輝度や液晶表示の輝
度を高くしている。このため、導光板９への入射光率を
高くしたり、バックライト２２の出光面輝度や液晶表示
の輝度を高くすることを、専用部品を用いることなく行
え、部品点数が少なくとともにコストが安くなる。
【００２２】ここで、本実施の形態のバックライト２２
と、反射シート８と導光板９と光拡散シート１０との外
周寸法を略同じにした従来構造のバックライト４であっ
てランプカバー１８を使用しない場合とにおける出光面
輝度の測定を行った。その測定装置の概略を図２に示
す。図２において、（ａ）が本実施の形態のバックライ
ト２２を用いた場合であり、（ｂ）がランプカバー１８
を用いない従来構造のバックライト４を用いた場合であ
る。
と、反射シート８と導光板９と光拡散シート１０との外
周寸法を略同じにした従来構造のバックライト４であっ
てランプカバー１８を使用しない場合とにおける出光面
輝度の測定を行った。その測定装置の概略を図２に示
す。図２において、（ａ）が本実施の形態のバックライ
ト２２を用いた場合であり、（ｂ）がランプカバー１８
を用いない従来構造のバックライト４を用いた場合であ
る。
【００２３】この輝度測定において、光拡散シート１
０，２４は、辻本電機製作所製のＤ５１１を１枚使用し
た。
０，２４は、辻本電機製作所製のＤ５１１を１枚使用し
た。
【００２４】反射シート８，２３は、東洋レーヨン製の
Ｅ−６０Ｌを１枚使用した。
Ｅ−６０Ｌを１枚使用した。
【００２５】反射形冷陰極ランプ１４は、直径が２．６
ｍｍ、長さが２００ｍｍ、開口部１７の開口角度が９０
゜のものを使用した。
ｍｍ、長さが２００ｍｍ、開口部１７の開口角度が９０
゜のものを使用した。
【００２６】導光板９は、厚さが３．０ｍｍ、縦横が１
６０×２００ｍｍ、材質がアクリル樹脂、下面（発光面
１３の反対側の面）に乱反射用ドット印刷が施されたも
のを使用した。
６０×２００ｍｍ、材質がアクリル樹脂、下面（発光面
１３の反対側の面）に乱反射用ドット印刷が施されたも
のを使用した。
【００２７】出光面輝度の測定方法は、反射形冷陰極ラ
ンプ１４の長手方向の中心から導光方向へ伸ばした直線
上の数点において、出光面の法線方向から輝度計２５で
測定した。この測定により、表１に示す測定結果が得ら
れた。また、図３は、導光距離が１３０ｍｍの個所の輝
度を１００％とした場合の測定結果の相対輝度を示すグ
ラフである。
ンプ１４の長手方向の中心から導光方向へ伸ばした直線
上の数点において、出光面の法線方向から輝度計２５で
測定した。この測定により、表１に示す測定結果が得ら
れた。また、図３は、導光距離が１３０ｍｍの個所の輝
度を１００％とした場合の測定結果の相対輝度を示すグ
ラフである。
【００２８】
【表１】
【００２９】輝度測定の結果から、本実施の形態のバッ
クライト２２は、ランプカバー１８を使用しない従来構
造のバックライト４に比べて、出光面輝度が約１０％ア
ップすることが確認できた。
クライト２２は、ランプカバー１８を使用しない従来構
造のバックライト４に比べて、出光面輝度が約１０％ア
ップすることが確認できた。
【００３０】
【発明の効果】請求項１記載の発明によれば、反射シー
トと光拡散シートとを反射形光源の開口部を覆うように
延設したので、開口部から出射された光のうち導光板の
入射面から外れた方向に出射された光をこれらの反射シ
ート又は光拡散シートで反射させて入射面に導くことが
でき、これにより、導光板への入射光率やバックライト
の出光面輝度を高くすることができ、しかも、そのため
の専用の部品を用いないために、部品点数を少なくして
コストを安くすることができる。
トと光拡散シートとを反射形光源の開口部を覆うように
延設したので、開口部から出射された光のうち導光板の
入射面から外れた方向に出射された光をこれらの反射シ
ート又は光拡散シートで反射させて入射面に導くことが
でき、これにより、導光板への入射光率やバックライト
の出光面輝度を高くすることができ、しかも、そのため
の専用の部品を用いないために、部品点数を少なくして
コストを安くすることができる。
【００３１】請求項２記載の発明によれば、光拡散シー
トと反射シートとを反射形光源の円周の少なくとも開口
部側の半分を覆う位置まで延設したので、開口部から出
射された光のうち導光板の入射面から外れた方向に出射
された光の全てを反射シート又は光拡散シートで反射さ
せて入射面に導くことができ、より一層、導光板への入
射光率やバックライトの出光面輝度を高くすることがで
きる。
トと反射シートとを反射形光源の円周の少なくとも開口
部側の半分を覆う位置まで延設したので、開口部から出
射された光のうち導光板の入射面から外れた方向に出射
された光の全てを反射シート又は光拡散シートで反射さ
せて入射面に導くことができ、より一層、導光板への入
射光率やバックライトの出光面輝度を高くすることがで
きる。
【００３２】請求項３記載の発明によれば、反射形光源
を、バルブの内周面に絶縁性を有する反射膜を形成した
反射形冷陰極ランプとしたので、バックライトを長時間
使用した後でも反射膜が剥がれにくく、開口部からの光
の出射性能を長時間に渡って良好に維持できるる。
を、バルブの内周面に絶縁性を有する反射膜を形成した
反射形冷陰極ランプとしたので、バックライトを長時間
使用した後でも反射膜が剥がれにくく、開口部からの光
の出射性能を長時間に渡って良好に維持できるる。
【００３３】請求項４記載の発明によれば、反射形光源
の反射膜が、酸化チタン系、シリカ系等の絶縁性材料を
含んでいるので、反射形光源の点灯時に反射膜を流れる
漏れ電流が生ぜず、電力の無駄をなくすことができる。
の反射膜が、酸化チタン系、シリカ系等の絶縁性材料を
含んでいるので、反射形光源の点灯時に反射膜を流れる
漏れ電流が生ぜず、電力の無駄をなくすことができる。
【００３４】請求項５記載の発明によれば、請求項１な
いし４のいずれか一記載のバックライトを用いて照明装
置を構成しているので、専用の部品を設けることなくバ
ックライトの出光面輝度を高くでき、部品点数を増加さ
せることなく安価に照明装置の輝度を高めることができ
る。
いし４のいずれか一記載のバックライトを用いて照明装
置を構成しているので、専用の部品を設けることなくバ
ックライトの出光面輝度を高くでき、部品点数を増加さ
せることなく安価に照明装置の輝度を高めることができ
る。
【図１】本発明の一実施の形態の液晶表示装置の一部を
示す縦断正面図である。
示す縦断正面図である。
【図２】本実施の形態のバックライトと従来構造のバッ
クライトとの出光面輝度の測定装置の概略を示す斜視図
である。
クライトとの出光面輝度の測定装置の概略を示す斜視図
である。
【図３】測定結果の相対輝度を示すグラフである。
【図４】従来例の液晶表示装置の一部を示す縦断正面図
である。
である。
５ 表示部 ９ 導光板 １２ 入射面 １３ 発光面 １４ 反射形光源，反射形冷陰極ランプ １５ バルブ １６ 反射膜 １７ 開口部 １９ 照明装置 ２２ バックライト ２３ 反射シート ２４ 光拡散シート
Claims (5)
- 【請求項１】 扁平な矩形形状に形成され、入射面から
の入射光を発光面に導く導光板と；円筒形状に形成され
たバルブの周面に形成された反射膜とこのバルブの軸方
向に沿って細長く形成されて光を出射する開口部とを有
し、この開口部を前記入射面に平行に対向させて配置さ
れた反射形光源と；前記発光面上に固定されて前記反射
形光源の前記開口部を覆うように延設された光拡散シー
トと；前記導光板の前記発光面の反対側の面に固定され
て前記反射形光源の前記開口部を覆うように延設された
反射シートと；を備えることを特徴とするバックライ
ト。 - 【請求項２】 光拡散シートと反射シートとは、反射形
光源の円周の少なくとも開口部側の半分を覆う位置まで
延設されている；ことを特徴とする請求項１記載のバッ
クライト。 - 【請求項３】 反射形光源は、バルブの内周面に絶縁性
を有する反射膜を形成した反射形冷陰極ランプである；
ことを特徴とする請求項１又は２記載のバックライト。 - 【請求項４】 反射膜は、酸化チタン系、シリカ系等の
絶縁性材料を含んでいる；ことを特徴とする請求項１な
いし３のいづれか一記載のバックライト。 - 【請求項５】 請求項１ないし４のいずれか一記載のバ
ックライトと；このバックライトの出光面側に配置され
る表示部と；を備えることを特徴とする照明装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8319652A JPH10162617A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | バックライト及びこれを用いた照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8319652A JPH10162617A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | バックライト及びこれを用いた照明装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10162617A true JPH10162617A (ja) | 1998-06-19 |
Family
ID=18112699
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8319652A Withdrawn JPH10162617A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | バックライト及びこれを用いた照明装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10162617A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6600526B2 (en) | 2000-03-23 | 2003-07-29 | Nec Lcd Technologies, Ltd. | LCD device having an improved backlight unit |
| KR100656540B1 (ko) * | 1999-12-15 | 2006-12-12 | 삼성전자주식회사 | 액정표시장치 모듈 및 표시장치 |
-
1996
- 1996-11-29 JP JP8319652A patent/JPH10162617A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100656540B1 (ko) * | 1999-12-15 | 2006-12-12 | 삼성전자주식회사 | 액정표시장치 모듈 및 표시장치 |
| US6600526B2 (en) | 2000-03-23 | 2003-07-29 | Nec Lcd Technologies, Ltd. | LCD device having an improved backlight unit |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20040809 |
|
| RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20040809 |