JPH10162247A - 買上商品登録装置及びこの登録装置を用いた買上商品決済システム - Google Patents

買上商品登録装置及びこの登録装置を用いた買上商品決済システム

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JPH10162247A
JPH10162247A JP32018596A JP32018596A JPH10162247A JP H10162247 A JPH10162247 A JP H10162247A JP 32018596 A JP32018596 A JP 32018596A JP 32018596 A JP32018596 A JP 32018596A JP H10162247 A JPH10162247 A JP H10162247A
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Mitsuo Kubo
光生 久保
Yoshimi Sato
由己 佐藤
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TEC CORP
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TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 客の負担になることなく売場に陳列されてい
る商品を客が買い求めている間にその買上商品のデータ
を決済装置に自動登録できるようにする。 【解決手段】 各商品にその商品固有の商品コードを設
定した無線タグを付す。商品陳列棚11の各商品収納部
A〜Dに、無線タグ読取装置の送信アンテナ14c及び
受信アンテナ14fと物体検知装置の発光素子16a及
び受光素子を設ける。ICカード30がカードリーダラ
イタ19に装着された状態で、物体検知装置にて物体が
検知されたのに続いて無線タグ読取装置にて無線タグが
読取られると、その無線タグの商品コードの商品が買上
げられたとして決済装置20に自動登録する。また、無
線タグが検知されたのに続いて物体が検知されると、そ
の無線タグの商品コードの商品が戻されたとして決済か
ら外す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スーパーマーケッ
ト,コンビニエンスストア等の販売店において、売場に
陳列されている商品を客が買い求めている間にその買上
商品を決済装置に自動登録するようにして決済業務の省
力化を図った買上商品登録装置及びこの登録装置を用い
た買上商品決済システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の買上商品決済システムと
しては、スキャナとこのスキャナで読取ったデータを固
有のカート番号とともに無線により発信する発信機とを
備えたカートと、このカートから発信されるデータを受
信する機能を有するとともにカート番号の入力により該
当カートのスキャナでデータが読取られた客買上商品の
決済処理を行う決済装置とから構成したものがある(特
開平2−309494号公報等参照)。
【0003】このようなシステムを導入した販売店にお
いては、客はカートを使用して買物を行う。そして、売
場にて商品を買い求める毎にその商品に付されたバーコ
ードをカートに備えられたスキャナで読取り操作する。
そうすることにより、この商品固有のコード,数量など
の商品買上データがカート番号とともに決済装置に無線
送信され、決済装置にて貯えられる。その後、客が決済
のために会計場所まで行くと、会計担当の店員がその客
が使用したカートのカート番号を決済装置に入力する。
そうすると、同一カート番号とともに貯えられた商品買
上データが読出され、そのデータに基づいて客買上商品
の決済処理が行われていた。
【0004】また、各商品に該当する商品情報を記憶し
た無線タグを付すとともに、カートに収容された商品に
付された無線タグから商品情報を一括して読取り、その
読取った商品情報に基づいて決済処理を行うようにし
て、決済業務の省力化を図った買上商品決済システムも
知られている(特開平5−158957号公報等参
照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カート
にスキャナを設けそのスキャナで読取った商品のデータ
をカート番号とともに決済装置に無線伝送する従来方式
においては、バーコードの読取り操作を客自身が行なわ
なければならず客の負担になっていた上、例えばバーコ
ードを読取り操作した商品と別の商品をカートに入れる
ような不正を防止できないという問題があった。なお、
前記特開平2−309494号公報記載の発明は、カー
トに重量計を設けてカート内に収容された商品の総重量
を測定するとともにその総重量データを決済装置に送信
する。そして、決済の際に重量計での実測重量とカート
から受信した最終の総重量データとを照合することによ
って上記不正を防止しようとしたものであるが、ほぼ重
量が等しい商品を入替えた場合に不正の発見が困難であ
った。
【0006】一方、各商品に無線タグを付し、決済の際
にカート内の商品に付された無線タグに記録された商品
情報を一括読取りする従来方式においては、カート内で
商品が積み重ねられたり、電波を通し難い商品(例えば
缶飲料,液体のペットボトル等)が含まれた場合に全て
の商品の無線タグの情報を読取れない場合があり、信頼
性に問題があった。
【0007】そこで本発明は、客の負担になることなく
売場に陳列されている商品を客が買い求めている間にそ
の買上商品のデータを決済装置に確実に自動登録するこ
とができる買上商品登録装置及びこの登録装置を用いた
買上商品決済システムを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願請求項1対応の発明
は、開放口を商品取出し口とする商品陳列部と、この商
品陳列部の商品取出し口を覆うように電磁波によるタグ
検知領域を生成するタグ検知領域生成手段と、商品陳列
部に陳列された商品を買い求める客の識別データを入力
する入力手段と、この入力手段により客識別データが入
力されたことを条件に商品取出し口から取出されタグ検
知領域に入った商品に付された無線タグの記憶情報を読
取るタグ情報読取り手段と、この読取り手段により読取
った無線タグの記憶情報から当該無線タグが付された商
品の買上データを取得する商品買上データ取得手段と、
この商品買上データ取得手段により得た商品買上データ
を入力手段により入力された客識別データとともに決済
装置に与えるデータ移動手段とを備えた買上商品登録装
置である。
【0009】本願請求項2対応の発明は、前記請求項2
対応の発明の商品陳列部,タグ検知領域生成手段,入力
手段,タグ情報読取り手段に加えて、商品陳列部の商品
取出し口の内側を覆うように光による物体検知領域を生
成する物体検知領域生成手段と、タグ情報読取り手段に
より無線タグの記憶情報を読取る直前に物体検知領域よ
り物体が退出したことを検知したときその無線タグの記
憶情報から当該無線タグが付された商品の買上データを
取得する商品買上データ取得手段と、タグ情報読取り手
段により無線タグの記憶情報を読取った後で物体検知領
域に物体が進入したことを検知したときその無線タグの
記憶情報から当該無線タグが付された商品の戻しデータ
を取得する商品戻しデータ取得手段と、商品買上データ
取得手段により得た商品買上データ及び商品戻しデータ
取得手段により得た商品戻しデータを入力手段により入
力された客識別データとともに決済装置に与えるデータ
移動手段とを備えた買上商品登録装置である。
【0010】本願請求項3対応の発明は、前記請求項2
対応の発明の商品陳列部,タグ検知領域生成手段,物体
検知領域生成手段,入力手段,タグ情報読取り手段,商
品買上データ取得手段,商品戻しデータ取得手段に加え
て、商品買上データ取得手段により得た商品買上データ
を入力手段により入力された客識別データとともに記憶
する商品買上データ記憶部と、商品戻しデータ取得手段
により得た商品戻しデータで商品買上データ記憶部を検
索してこの商品戻しデータに対応する商品買上データの
有無を判別するデータ判別手段と、このデータ判別手段
により当該商品戻しデータに対応する商品買上データ有
りを確認するとその商品買上データを商品買上データ記
憶部から削除する商品買上取消手段と、データ判別手段
により当該商品戻しデータに対応する商品買上データ無
しを確認するとその商品戻しデータを入力手段により入
力された客識別データとともに記憶する商品戻しデータ
記憶部と、入力手段により入力された客識別データで識
別される客の当該商品陳列部での買上終了を判定する終
了判定手段と、この終了判定手段により買上終了を判定
したことに応じて買上商品データ記憶部及び商品戻しデ
ータ記憶部にそれぞれ記憶したデータを決済装置に与え
るデータ移動手段とを備えた買上商品登録装置である。
【0011】なお、請求項1,2または3対応の発明に
おいて、入力手段を、客識別データを記録したカードの
データを読取るカードリーダとし、このカードリーダに
カードが装着されていない状態でタグ検知領域に無線タ
グが入ったことを検知すると警報を発する手段を設ける
と都合がよい。
【0012】本願請求項5対応の発明は、請求項1記載
の買上商品登録装置と、この買上商品登録装置のデータ
移動手段により与えられたデータを記憶保持するデータ
保持部,客の識別データを入力する入力手段,データ保
持部に記憶保持した商品買上データのなかから入力手段
により入力された客識別データで識別される客の商品買
上データを取得し決済処理する決済処理手段を備えた決
済装置とから構成した買上商品決済システムである。
【0013】本願請求項6対応の発明は、請求項2記載
の買上商品登録装置と、この買上商品登録装置のデータ
移動手段により与えられたデータが商品買上データであ
るときそのデータを客識別データとともに記憶保持する
データ保持部,買上商品登録装置のデータ移動手段によ
り与えられたデータが商品戻しデータであるときデータ
保持部に記憶保持した同一顧客かつ同一商品の買上デー
タを削除する商品買上取消手段,客の識別データを入力
する入力手段,データ保持部に記憶保持した商品買上デ
ータのなかから入力手段により入力された客識別データ
で識別される客の商品買上データを取得し決済処理する
決済処理手段を備えた決済装置とから構成した買上商品
決済システムである。本願請求項7対応の発明は、請求
項3記載の買上商品登録装置と、請求項6記載の決済装
置とから構成した買上商品決済システムである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図18を用いて説明する。図1はこの実施の形態にお
ける買上商品決済システムの全体図であって、図中10
は買上商品登録装置であり、20は決済装置であり、3
0はICカードである。
【0015】買上商品登録装置10は、4つの商品陳列
部A,B,C,Dを重ねて形成した商品陳列棚11を備
えている。各商品陳列部A,B,C,Dは、それぞれ図
2に示すように、底板12aと、この底板12aの後端
に設けた背板12bと、この背板12aの上端から底板
12aの前端に向けて延設した天板12cと、前記背板
12bの左右両端から底板12aの前端に向けて延設し
た一対の側板12d,12eとで形成しており、底板1
2a,天板12c及び一対の側板12d,12eの各前
端面で囲まれる開放口を底板12a上に陳列された各商
品com1,com2,com3,…(図4参照)の取出し口13と
している。
【0016】そして、各商品com1,com2,com3,…に
は、図4に示すように、その商品を識別する固有情報で
ある商品コードを予め記憶した無線タグtag1,tag2,ta
g3,…を個々に貼付けてあり、客が購入しようとする商
品を商品取出し口13から取出した際に、その商品に付
された無線タグの情報をタグ読取装置14(図8参照)
で読取ることによって、客買上商品の買上データを取得
するようにしている。
【0017】すなわち、各商品陳列部A,B,C,D
は、それぞれ図2に示すように、一方の側板12dの前
端面に箱型の反射板14aを取付け、この反射板14a
の内側中央にアンテナ素子14bを取付けて、タグ読取
装置14の送信アンテナ14cを形成するとともに、他
方の側板12dの前端面に前記反射板14aと対向する
ように箱型の反射板14dを取付け、この反射板14d
の内側中央にアンテナ素子14eを取付けて、タグ読取
装置14の受信アンテナ14fを形成して、送信アンテ
ナ14aから発信される電磁波を受信アンテナ14bで
受信するようにしている。これにより、商品取出し口1
3の外側を覆うように電磁波によるタグ検知領域15を
生成している。
【0018】また、一方の側板12dの前端部近傍内側
に、物体検知装置16(図8参照)の構成の一部である
多数の発光素子16aを縦1列に設けるとともに、他方
の側板12eの前端部近傍内側に、同装置16aの構成
の一部である多数の受光素子16bをそれぞれ前記各発
光素子16aと対向するように縦1列に設けて、各発光
素子16aから照射される光をそれぞれ対向する受光素
子16bで受光するようにしている。これにより、商品
取出し口13の内側を覆うように光による物体検知領域
17を生成している。
【0019】ここで、送信アンテナ14a及び受信アン
テナ14bはそれぞれ反射板14a,14bの形状に応
じた指向性パターンを有しており、図3に示すように、
電磁波が商品取出し口13の内側に入り込まないように
して、タグ検知領域15と物体検知領域17とが重なら
ないようにしている。
【0020】また、タグ読取装置14は、無線タグtag
1,tag2,tag3,…に設けられた共振周波数が異なる複
数のLC発振回路素子から誘導エコーが得られるように
送信周波数を例えば低い周波数から高い周波数に順にス
キャンし、受信アンテナ14bにて受信したエコー信号
を弁別して、無線タグtag1,tag2,tag3,…に記憶され
た商品コードを認識するようにしている。
【0021】図1に説明を戻す。図中18は買上商品登
録装置10の制御部である。この制御部18は、正面に
ICカード30のカードリーダライタ19と各商品陳列
部A,B,C,Dに対応した4つの操作表示部110
a,110b,110c,110dとを装備しており、
背面に無線部111を搭載している。各操作表示部11
0a,110b,110c,110dは、いずれも液晶
表示器112(図8参照)の画面にタッチパネルセンサ
113(図8参照)を配置したもので、その対応する商
品陳列部A,B,C,Dに陳列された商品の品名,単価
等を表示する。
【0022】なお、買上商品登録装置10は、1店舗内
の売場各所に任意の台数を設置可能である。また、商品
陳列棚11を形成する商品陳列部A,B,C,Dの数も
店の規模等に応じて適宜選択されるのはいうまでもない
ことである。決済装置20は、ホストコンピュータ等で
構成したストアコンピュータ21と、決済端末として機
能する複数台のPOS(Point Of Sales)ターミナル2
2とを、LAN(Local Area Network)等の通信回線2
3でインライン接続して構成している。
【0023】前記ストアコンピュータ21は、通信回線
23で接続された各POSターミナル22を集中制御す
るとともに、各POSターミナル22にて売上登録処理
された各商品の販売データを収集し集計して、店全体の
売上げ管理を行うものである。そして、特にこのストア
コンピュータ21は無線部24を搭載しており、前記買
上商品登録装置10と無線によるデータ通信が行えるよ
うになっている。なお、ストアコンピュータ21は店舗
事務所等に設置されているので、売場の天井部等に前記
無線部24のアンテナを取付け、このアンテナをストア
コンピュータ21に接続することによって、買上商品登
録装置10と無線によるデータ通信が行えるようにして
いる。
【0024】また、前記ストアコンピュータ21は、メ
モリ上に単品ファイル25と商品登録ファイル26とを
形成している。前記単品ファイル25は、図6に示すよ
うに、各商品固有の商品コードに対応して、その商品を
陳列する商品陳列棚11の商品陳列部識別名、商品名,
単価,特売情報,案内情報等のデータを予め設定記憶し
たファイルである。ここで、特売情報は値引などのその
商品の特売に関する情報である。案内情報はその商品に
関して客に紹介すべきサービス情報(例えば食品であれ
ばカロリー値,料理方法等)である。
【0025】前記商品登録ファイル26は、図7に示す
ように、客買上商品の商品コード,商品名及び単価と、
買上数量及び買上金額とからなる買上商品明細データ
を、前記ICカード30にそれぞれ設定されたカード固
有のIDコードととともに蓄積記憶するファイルであっ
て、決済装置20のデータ保持部を構成する。
【0026】前記各POSターミナル22は、それぞれ
1客との決裁完了を宣言する締めキーを備えたキーボー
ド、1客が買上げた商品の合計金額等を表示する表示
器、レシートを印字発行するプリンタ、現金等を収容す
るためのドロワ等の他、前記ICカード30のカードリ
ーダライタ27を備え、これらをCPU(Centrl Proce
ssing Unit)で制御することによって、商品販売データ
の売上登録処理及び客買上商品の決済処理を行うもの
で、店の会計場所にそれぞれ設置する。
【0027】ICカード30は、図5に示すように、カ
ード内のメモリにカード固有のIDコードを記憶するエ
リア31と、合計金額を記憶するエリア32と、商品コ
ード,数量,金額及び戻しフラグRFからなる商品登録
データを蓄積するエリア33とを形成したものである。
ここで、戻しフラグRFは、該商品登録データが買上商
品登録装置10の商品陳列棚11から客が取出した買上
商品に関するデータであるか、商品陳列棚11に客が戻
した戻し商品に関するデータであるかを識別するデータ
であり、前者の場合に“0”となり、後者の場合に
“1”となる。
【0028】因みに、この実施の形態の買上商品決済シ
ステムでは、店舗側がそれぞれ異なるIDコードをエリ
ア31にプリセットした多数枚のICカード30を用意
する。そして、来店した客に1枚ずつICカード30を
渡し、決済処理後に回収するものとする。一方、客はI
Cカード30を買上商品登録装置10のカードリーダラ
イタ19に装着した後、該買上商品登録装置10の商品
陳列棚11に陳列された商品の買物を行う。その後、こ
の商品陳列棚11での買物を終了すると、カードリーダ
ライタ19からICカード30を抜取る。次に、別の商
品陳列棚11に陳列されている商品を買い求める場合に
は、その商品陳列棚11のカードリーダライタ19にI
Cカード30を装着して買物を行う。こうして、買物を
全て終了したならば、ICカード30を持って会計場所
に行く。そして、ICカード30をPOSターミナル2
2に接続されたカードリーダライタ27に装着して決済
処理を行うものとする。
【0029】図8は買上商品登録装置10における制御
部18の要部構成を示すブロック図であって、この制御
部18は、制御部本体を構成するCPU41と、プログ
ラム等の固定的データを予め格納したROM(Read Onl
y Memoly)42と、各種のデータを書換え自在に記憶す
るRAM43とを搭載している。
【0030】また制御部18は、警報音を発するブザー
44に駆動信号を出力するI/Oポート45、前記商品
陳列棚11の各商品陳列部A〜Dにそれぞれ設けられた
各無線タグ読取装置14で読取られた無線タグ情報をそ
れぞれ取込むタグインタフェース46、同じく前記商品
陳列棚11の各商品陳列部A〜Dにそれぞれ設けられた
物体検知装置16の検知信号をそれぞれ取込むセンサイ
ンタフェース47、前記無線部111にて受信したデー
タを取込む機能及び無線送信するデータを該無線部11
1に与える機能を有した無線部インタフェース48、前
記カードリーダライタ19にて読取ったICカード30
のデータを取込む機能及びICカード30に書込むデー
タを該カードリーダライタ19に与える機能を有したカ
ードリーダライタインタフェース49、前記商品陳列棚
11の各商品陳列部A〜Dにそれぞれ対応して設けられ
た操作表示部110a〜110dを構成する液晶表示器
112のデータ表示を制御するとともに、同操作表示部
110a〜110dを構成するタッチパネルセンサ11
3からタッチ座標データを取込む操作表示部インタフェ
ース410を搭載しており、前記CPU41と、ROM
42,RAM43,I/Oポート44及び各インタフェ
ース46,47,48,49,410とを、アドレスバ
ス、データバス等のバスライン411で接続している。
【0031】このように構成された買上商品登録装置1
0の制御部18において、RAM43には、特に図9に
示すように、商品陳列棚11の各商品陳列部A〜D別
に、その陳列部に陳列される商品の商品コード,商品
名,単価及び特売情報を記憶管理する陳列部別情報ファ
イル51と、前記カードリーダライタ19に装着された
IDカード30のカードIDコードを記憶するカードI
Dエリア52と、前記IDカード30の合計金額データ
を記憶する合計金額エリア53と、商品コード,数量,
金額及び戻しフラグRFからなる前記商品登録データを
一時記憶する買上商品登録バッファ54とを形成してい
る。
【0032】しかして、前記制御部18のCPU41
は、図10の流れ図に示す処理を実行するようにプログ
ラムによって制御されている。すなわち、CPU41
は、この処理を開始すると、先ず、ST(ステップ)1
として各操作表示部11a〜11dの液晶表示器112
に棚ラベル表示の画面を表示させる。この棚ラベル表示
画面は、図15(a)に示すように、客への操作ガイダ
ンスを表示するメッセージ表示部A1と、対応する商品
陳列部A〜Dに陳列された各商品の商品名,単価及び特
売情報を商品別に表示する商品表示部A2とで構成して
いる。因みに、商品表示部A2の表示データは、前記陳
列部別情報ファイル51に設定されたデータに基づいて
生成される。
【0033】次に、CPU41は、ST2としてカード
リーダライタ19にICカード30が装着されるのを待
機する。そして、ST3としてカードリーダライタ19
にICカード30が装着されていない状態で、いずれか
の無線タグ読取装置14にて無線タグの情報読取りを検
知した場合には、ブザー44から警報音を一定時間発生
させる(警報手段)。
【0034】カードリーダライタ19にICカード30
が装着されたことを検知した場合には、ST4としてそ
のIDカード30のエリア31に記憶されたIDコード
を、商品陳列部A〜Dに陳列された商品を買い求める客
の識別データとしてRAM43のカードIDエリア52
に格納するとともに、同IDカード30のエリア32に
記憶された合計金額データをRAM43の合計金額エリ
ア53に格納する。ここに、カードリーダライタ19
は、商品陳列部に陳列された商品を買い求める客の識別
データを入力する入力手段を構成する。
【0035】次に、CPU41は、ST5として操作表
示部16の棚ラベル表示画面を商品登録表示の画面に切
換える。この商品登録表示画面は、図15(b)に示す
ように、棚ラベル表示のメッセージ表示部A1に表示さ
れるメッセージを変更するとともに、合計金額エリア5
3内の金額データを表示する合計金額表示部A3と、案
内情報要求キーの表示部A4とを追加したものである。
【0036】次に、CPU41は、ST6として操作表
示部16の商品登録表示画面に表示された案内情報要求
キー表示部A4がタッチ操作されたか、ST7としてい
ずれかの物体検知装置16にて物体が検知されたか、S
T8としていずれかの無線タグ読取装置14にて無線タ
グの情報読取りを検知したか、ST9としてカードリー
ダライタ19に装着されたICカード30が抜き取られ
るのを監視する。
【0037】ここで、ST6にてタッチパネルセンサ1
13から入力されたタッチ座標データにより案内情報要
求キー表示部A4がタッチ操作されたことを検知した場
合には、図11に示すように、商品登録表示画面に表示
された商品表示部A2のいずれか1商品の品名エリアが
タッチ操作されるのを待機する。そして、所定時間以内
に前記タッチ座標データにより商品表示部A2のいずれ
か1商品の品名エリアがタッチ操作されたことを検知し
たならば、そのタッチ操作された1商品の商品コードを
含む案内情報問合せ電文を作成し、この電文を無線部1
11を介してストアコンピュータ21に無線送信する。
【0038】この案内情報問合せ電文を無線部24で受
信したストアコンピュータ21においては、単品ファイ
ル25を検索して電文中の商品コードに対応して案内情
報が設定されているか否かを判断する。そして、設定さ
れている場合にはその案内情報を、設定されていない場
合には設定無しの情報をそれぞれ無線データとして問合
せ元の買上商品登録装置10に送信するものとなってい
る。
【0039】そこでCPU41は、ストアコンピュータ
21から案内情報の無線データを受信したならば、タッ
チ操作された操作表示部110a〜110dの商品登録
表示画面を案内情報表示の画面に切換える。この案内情
報表示画面は、図15(c)に示すように、メッセージ
表示部A1と、案内情報の表示部A5と、案内情報確認
キーの表示部A6とで構成している。なお、設定無しの
情報の無線データを受信するか、通信異常などにより情
報を受信できなかった場合には、図15(c)に示す案
内情報表示画面の案内情報表示部A5を消去し、メッセ
ージ表示部A1に案内情報無しのメッセージを表示させ
た案内情報無し表示の画面に切換える。その後、前記タ
ッチ座標データにより案内情報確認キー表示部A6のタ
ッチ操作を検知するか、所定時間の経過を確認すると、
液晶表示器112の画面を商品登録表示画面に戻して、
ST6〜ST9の監視状態に戻る。
【0040】ST7にていずれかの物体検知装置16に
て物体が検知された場合には、図12に示すように、S
T71としてその物体検知装置16の検知信号を監視す
る。そして、物体非検知状態になったことを確認したな
らば、ST72としてその物体検知装置16が設けられ
た商品陳列部の無線タグ読取装置14にて無線タグの情
報が読取られたか否かを判断する。そして、人が商品取
出し口13から商品陳列部内に入れた手を手前側に戻す
際に物体検知領域17を抜けタグ検知領域15に達する
までに要する十分な時間T1以内に無線タグの情報が読
取られたことを確認した場合には、この商品陳列部から
商品が取出されたので、ST73としてその無線タグの
情報を弁別して商品コードを読取り、RAM43に一時
格納する。このとき、複数の無線タグの情報を読取った
場合には、各々の無線タグの情報を順に弁別して各無線
タグに記憶された商品コードを全て記憶する(タグ情報
読取り手段)。
【0041】次に、ST74としてRAM43に記憶し
た1つの無線タグの商品コードで陳列部情報ファイル5
1を参照して対応する単価データを読出し、商品買上デ
ータ(数量=1,金額=単価)を取得する(商品買上デ
ータ取得手段)。しかる後、ST75としてこの商品買
上データの商品コードで買上商品登録バッファ54を検
索する。ここで、同一の商品コードを含むRF=0の商
品買上登録データが格納されていない場合には、買上商
品登録バッファ54に商品コードと、買上数量及び買上
金額と、戻しフラグRF=0の商品買上登録データを格
納する。これに対し、同一の商品コードを含む戻しフラ
グRF=0の商品買上登録データが格納されていた場合
には、そのデータの数量と金額に今回の商品買上データ
の買上数量と買上金額を加算する。
【0042】ここに、カードIDエリア52及び買上商
品登録バッファ54は買上商品登録装置10における商
品買上データ記憶部として機能する。その後、ST76
として合計金額エリア53に今回の商品買上データの金
額を加算する。また、ST77としてカードリーダライ
タ19に装着されているICカード30のメモリを更新
する。すなわち、メモリエリア32に今回の商品買上デ
ータの金額を加算する。また、メモリエリア33に今回
の商品コード,数量,金額,戻しフラグRF=0のデー
タを追加する。
【0043】次に、ST78として前記ST73にて別
の無線タグの商品コードを記憶したか否かを判断する。
そして、記憶している場合には、その商品コードについ
て前記ST74〜ST77の処理を実行する。こうし
て、ST73にて記憶した全ての商品コードについてS
T74〜77の処理を実行したならば、ST79として
液晶表示器112に表示している商品登録表示画面の合
計金額表示部A3の金額データを合計金額エリア53内
のデータに更新する。しかる後、ST6〜ST9の監視
状態に戻る。なお、ST72にて所定時間T1以内に該
当する無線タグ読取装置14にて無線タグの情報が読取
られなかった場合には、この商品陳列部から商品が取出
されなかったので、ST6〜ST9の監視状態に戻る。
【0044】ST8にていずれかの無線タグ読取装置1
4にて無線タグの情報読取りを検知した場合には、図1
3に示すように、ST81としてその無線タグの情報を
弁別して商品コードC1を読取り、RAM43に一時格
納する。このとき、複数の無線タグの情報を読取った場
合には、各々の無線タグの情報を順に弁別して各無線タ
グに記憶された商品コードを全て記憶する。
【0045】次に、ST82としてこの無線タグ読取装
置14が設けられた商品陳列部の物体検知装置16にて
物体が検知されたか否かを判断する。そして、人がタグ
検知領域15を通って商品陳列部内に手を入れ物体検知
領域17に達するまでに要する十分な時間T2以内に物
体が検知されたことを確認した場合には、ST83とし
てその物体検知装置16の検知信号を監視する。そし
て、物体非検知状態になったことを確認したならば、S
T84としてその物体検知装置16が設けられた商品陳
列部の無線タグ読取装置14にて無線タグの情報が読取
られたか否かを判断する。
【0046】ここで、前記所定時間T1以内に無線タグ
の情報が読取られなかったことを確認した場合には、こ
の商品陳列部に商品が戻されたので、ST85として前
記ST81にて記憶した1つの無線タグの商品コードC
1で陳列部情報ファイル51を参照して対応する単価デ
ータを読出し、商品戻しデータ(数量=1,金額=単
価)を取得する(商品戻しデータ取得手段)。しかる
後、ST86としてこの商品戻しデータの商品コードC
1でRAM43の買上商品登録バッファ54を検索する
(データ判別手段)。
【0047】そして、商品コードC1を含むRF=0の
商品買上登録データが格納されている場合には、ICカ
ード30をカードリーダライタ19に装着した状態で、
商品収納部から取出した商品の少なくとも一部をそのエ
リアに戻したので、その商品買上登録データの数量と金
額から今回の商品戻しデータの数量と金額を減算する。
このとき、減算後の数量が“0”の場合には、買上商品
登録バッファ54から当該商品買上登録データを削除す
る(商品買上取消手段)。
【0048】これに対し、買上商品登録バッファ54に
該当する商品買上登録データが格納されていない場合に
は、カードリーダライタ19に装着されているICカー
ド30のメモリエリア33を同様にして検索する。そし
て、商品コードC1を含むRF=0のデータが格納され
ている場合には、当該買上商品登録装置10にて買上登
録された商品の少なくとも一部を決済前に戻したので、
買上商品登録バッファ54にこの商品の商品コードと、
数量及び金額と、戻しフラグRF=1の商品戻し登録デ
ータを格納する。
【0049】ここに、買上商品登録バッファ54は商品
戻しデータ記憶部としても機能する。その後、ST87
として合計金額エリア53から今回の商品戻しデータの
金額を減算する。また、ST87としてカードリーダラ
イタ19に装着されているICカード30のメモリを更
新する。すなわち、メモリエリア32から今回の商品戻
しデータの金額を減算する。また、メモリエリア33に
今回の商品コード,数量,金額,RF=1のデータを追
加する。
【0050】次に、ST89として前記ST81にて別
の無線タグの商品コードC1を記憶したか否かを判断す
る。そして、記憶している場合には、その商品コードC
1について前記ST85〜ST88の処理を実行する。
こうして、ST81にて記憶した全ての商品コードC1
についてST85〜88の処理を実行したならば、ST
90として液晶表示器112に表示している商品登録表
示画面の合計金額表示部A3の金額データを合計金額エ
リア53内のデータに更新する。しかる後、ST6〜S
T9の監視状態に戻る。
【0051】なお、ST85にて取得した商品戻しデー
タの商品コードC1が買上商品登録バッファ54とIC
カード30のメモリエリア33の両方に格納されていな
い場合には、買上登録されていない商品を戻した不正操
作なので、ブザー44から警報音を一定時間発生させた
後、ST6〜ST9の処理に戻る。
【0052】一方、ST84にて所定時間T1以内に無
線タグの情報が読取られたことを確認した場合には、こ
の商品陳列部に商品が戻されるとともに同商品陳列部か
ら商品が取出されたので、図14に示すように、ST9
1としてその無線タグの情報を弁別して商品コードC2
を読取り、RAM43に一時格納する。このとき、複数
の無線タグの情報を読取った場合には、各々の無線タグ
の情報を順に弁別して各無線タグに記憶された商品コー
ドを全て記憶する。
【0053】次に、ST92として前記ST81にて記
憶した商品コードC1とST91にて記憶した商品コー
ドC2とが一致するか否かを判断する。そして一致する
場合には、商品陳列部に一旦戻した商品を再度取出した
ので、RAM43に記憶した商品コードC1,C2をク
リアした後、ST6〜ST9の監視状態に戻る。
【0054】ST92にて商品コードC1と商品コード
C2の不一致を確認した場合には、先ず、その商品コー
ドC2,つまりは商品陳列部から取出された商品の商品
コードについて前記ST74〜ST78と同様な処理を
行う。次に、商品コードC1,つまりは商品陳列部に戻
された商品の商品コードについて前記ST85〜ST8
9と同様な処理を行う。その後、ST90にて液晶表示
器112に表示している商品登録表示画面の合計金額表
示部A3の金額データを合計金額エリア53内のデータ
に更新したならば、ST6〜ST9の監視状態に戻る。
【0055】なお、ST82にて所定時間T2以内に該
当する物体検知装置16にて物体が検知されなかった場
合には、この商品陳列部に商品が戻されなかったので、
ST81にて記憶した商品コードC1をクリアした後、
ST6〜ST9の監視状態に戻る。
【0056】ST9にてカードリーダライタ19からI
Cカード30が抜き取られたことを検知した場合には、
該ICカード30をカードリーダライタ19に装着した
客の当該商品陳列棚11での買上終了を判定する(終了
判定手段)。そして、買上商品登録バッファ54に商品
買上登録データ及び商品戻し登録データの少なくとも一
方が格納されている場合には、そのバッファ54内の登
録データをカードIDエリア52内のカードIDコード
とともに一括して無線部111からストアコンピュータ
21に無線送信する(データ移動手段)。
【0057】しかる後、RAM43のカードIDエリア
52,合計金額エリア53及び買上商品登録バッファ5
4をクリアする。また、液晶表示器112の表示画面を
商品登録表示画面から棚ラベル表示画面に戻したなら
ば、ST2,ST3の監視状態に戻る。
【0058】一方、買上商品登録装置10から無線送信
された商品登録バッファ54及びカードIDエリア52
のデータを無線部24にて受信したストアコンピュータ
21は、図16の流れ図に示す処理を実行するものとな
っている。すなわち、先ず、ST1として受信したデー
タからカードIDコードを取出して一時記憶する。次
に、ST2として受信したデータから先頭の登録データ
(商品コード,数量,金額,戻しフラグRF)を取出
す。そして、ST3としてその登録データ中の戻しフラ
グRFを調べる。ここで、戻しフラグRFが“0”の場
合には、当該登録データは商品買上登録データなので、
ST4として単品ファイル25から今回の商品買上登録
データの商品コードに対応する商品名及び単価を呼出
し、この商品名及び単価と、今回の商品買上登録データ
の商品コード,数量及び金額とを、カードIDコードと
ともに買上商品明細データとして商品登録ファイル26
に追加する。
【0059】これに対し、戻しフラグRFが“1”の場
合には、当該登録データは商品戻し登録データなので、
ST5として商品登録ファイル26に格納された買上商
品明細データのうちIDコードと商品コードが今回の商
品戻し登録データのものに共通するデータを探し、その
データの数量及び金額からそれぞれ今回の商品戻し登録
データの数量及び金額を減算する。このとき、減算後の
数量が“0”になった場合には、ST6として当該買上
商品明細データを商品登録ファイル26から削除する
(商品買上取消手段)。
【0060】しかる後、ST7として受信データに次の
登録データがあるか否かを判断する。そして、登録デー
タがある場合には、そのデータについて上記ST2〜S
T6の処理を繰返し実行する。こうして、受信データ中
の各登録データについて順次上記ST2〜ST6の処理
を実行したならば、この受信処理を終了する。
【0061】また、各POSターミナル22の制御部
は、特に図17の流れ図に示す決済処理を実行するもの
となっている(決済処理手段)。すなわち、制御部は、
カードリーダライタ27にICカード30が装着された
ならば、そのICカード30のメモリエリア31に格納
されたカードIDコードを含む買上商品データの要求電
文を作成し、この電文を通信回線23を介してストアコ
ンピュータ21に送信する。
【0062】この要求電文を受信したストアコンピュー
タ21においては、商品登録ファイル26を検索し、要
求電文中のカードIDコードを含む買上商品明細データ
を全て抽出したならば、その抽出したデータを一括して
要求元のPOSターミナル22に通信回線23を介して
送信するものとなっている。
【0063】そこで制御部は、ストアコンピュータ21
から受信した買上商品明細データ毎に数量と金額を記憶
部に売上登録処理する。また、各買上商品明細データの
金額の合計を算出し、その合計金額を表示器に表示出力
する。次に、キーボードから預かり金額の入力とともに
締めキーが入力されて、1客との決裁完了が宣言された
ならば、預かり金額から上記合計金額を減じて釣銭額を
算出し、表示器に表示させる。また、プリンタにより受
信した買上商品明細データの商品名、単価,数量,金額
と上記合計金額,預かり金額,釣銭額等を印字してレシ
ートを発行する。さらに、ドロワをオープンさせる。
【0064】次に、カードリーダライタ27に装着され
ているICカード30のカードIDコードを含む買上商
品データ削除指令電文を作成し、この電文を通信回線2
3を介してストアコンピュータ21に送信する。その
後、カードリーダライタ27に装着されているICカー
ド30のメモリエリア31を除くエリア32,33をク
リアしたならば、1客に対する決済処理を終了する。な
お、買上商品データ削除指令電文を受信したストアコン
ピュータ21においては、商品登録ファイル26を検索
し、指令電文中のカードIDコードを含む買上商品明細
データを全てクリアする。
【0065】このように、本実施の形態の買上商品決済
システムを導入する販売店においては、予め固有のID
コードがプリセットされたICカード30を多数枚用意
しておく。そして、買物客が来たならば、その客にIC
カード30を1枚渡す。一方、買物客は、ICカード3
0を受取った後、買物を行う。この場合において、買い
求める商品が陳列されている商品陳列棚11の前に来た
ならば、ICカード30をカードリーダライタ19に挿
入する。そうすると、当該商品陳列棚11を有する買上
商品登録装置10の制御部18は、前記商品陳列部11
にて陳列された商品を買い求める客の識別データとして
ICカード30のカードIDコードが入力されたので、
操作表示部110a〜110dの画面を図15(a)に
示す棚ラベル表示から図15(b)に示す商品登録表示
に切換える。
【0066】そこで、買物客は商品陳列棚11から買い
求める商品を取出す。このときの無線タグ読取り装置1
4と物体検知装置15の検知タイミングを図18(a)
に示す。すなわち、買物客が商品を取出すために手を商
品収納部の商品取出口13に入れると、その手が物体検
知領域17に到達した時点t1で物体検知装置16の検
知信号が物体検知状態となる。その後、買物客が商品を
手で持って手前に引き戻すと、先ず、手または商品が物
体検知領域17から外れた時点t2で物体検知装置16
の検知信号が物体非検知状態となる。次いで、商品に付
された無線タグがタグ検知領域15に到達すると、その
時点t3で無線タグ読取装置14の検知信号がタグ検知
状態となる。そして最後に、無線タグがタグ検知領域1
5から外れると、その時点t4で無線タグ読取装置14
の検知信号がタグ非検知状態となる。
【0067】この場合において、前記買上商品登録装置
10の制御部18は、時間t2〜t3の時間が所定時間
T1以内であれば、タグ読取装置14にて検知された無
線タグの商品コード、つまりは客が商品陳列棚11から
取出した商品の商品コードを読取る。そして、この商品
コードに基づいて当該商品の買上データを取得し、買上
商品登録バッファ54に格納する。
【0068】こうして、買物客が商品陳列棚11から買
い求める商品を取出す毎に、その商品の買上データが買
上商品登録バッファ54に格納される。しかる後、買物
客がカードリーダライタ19からICカード30を抜取
ると、前記買上商品登録装置10の制御部18は、IC
カード30のカードIDコードで識別される客の買上終
了を判定し、買上商品登録バッファ54に格納された商
品買上データをカードICコードとともにストアコンピ
ュータ21に無線送信する。
【0069】これにより、ストアコンピュータ21の商
品登録ファイル26には、買物客が商品陳列棚11から
買い求めた商品の明細データがカードIDコード別に記
憶保持される。
【0070】その後、買物客が買上商品の代金を支払う
ために会計場所に行くと、会計担当者はその買物客に買
物前に渡したICカード30を返してもらい、そのIC
カードのIDコードをPOSターミナル22のカードリ
ーダライタ27にて読取らせる。そうすると、ストアコ
ンピュータ21の商品登録ファイル26に当該IDコー
ド別に記憶保持されていた買上商品登録データがPOS
ターミナル22に読込まれ、その買上商品明細データに
基づいて決済処理が行われる。したがって、買物客が商
品陳列棚11から商品を取出すだけで、その商品の買上
データが決済装置20に自動的に登録される。
【0071】ところで、買物客のなかには、一旦商品陳
列棚11から取出した商品を決済前に元へ戻す場合があ
る。この場合における無線タグ読取り装置14と物体検
知装置15の検知タイミングを図18(b)に示す。す
なわち、買物客が商品を手に持って商品取出口13から
商品収納部のなかに入れると、先ず、商品に付された無
線タグがタグ検知領域15に到達した時点t1で無線タ
グ読取装置14の検知信号がタグ検知状態となり、次い
で、無線タグがタグ検知領域15から外れた時点t2で
無線タグ読取装置14の検知信号がタグ非検知状態とな
り、次いで、商品または手が物体検知領域17に到達し
た時点t3で物体検知装置16の検知信号が物体検知状
態となる。その後、買物客が商品を陳列棚に置いてから
手を引き戻すと、手または商品が物体検知領域17から
外れた時点t4で物体検知装置16の検知信号が物体非
検知状態となる。このとき、商品を手に持っていないの
で、タグ読取装置14はタグ非検知状態のままである。
【0072】この場合において、前記買上商品登録装置
10の制御部18は、時点t1〜t3の時間が所定時間
T2以内であれば、タグ読取装置14にて検知された無
線タグの商品コード、つまりは客が商品陳列棚11へ戻
した商品の商品コードを読取る。そして、この商品コー
ドに基づいて当該商品の戻しデータを取得し、該当する
商品買上データの取消を行う。
【0073】すなわち、商品戻しデータと商品コードが
一致する商品買上データが買上商品登録バッファ54に
格納されている場合には、その商品買上データの買上げ
数量から戻し数量を減じる。そして、買上数量が0にな
るとその商品買上データを削除する。一方、商品戻しデ
ータと商品コードが一致する商品買上データが買上商品
登録バッファ54に格納されていない場合には、この商
品買上データは既にストアコンピュータ21の商品登録
ファイル26に記憶保持されているので、該当する商品
買上データがICカード30のエリア33に存在するこ
とを確認した後、上記商品戻しデータを買上商品登録バ
ッファ54に格納する。
【0074】こうして、買上商品登録バッファ54に格
納された商品戻しデータは、前記商品買上データの場合
と同様に、ICカード30の抜取りタイミングに応動し
てストアコンピュータ21にカードIDコードとともに
無線送信される。ストアコンピュータ21においては、
受信した商品戻しデータとIDコード及び商品コードが
一致する商品買上データを商品登録ファイル26から探
し出し、その商品買上データの買上げ数量から戻し数量
を減じる。そして、買上数量が0になるとその商品買上
データを削除する。したがって、決済前に客自身が商品
陳列棚11に戻した商品は、その客の商品買上データか
ら確実に削られる。
【0075】なお、客のなかには一旦商品陳列棚11か
ら取出した商品を決済前に元へ戻すと同時にその商品陳
列棚11から別の商品を取出す場合があり、この場合に
おける無線タグ読取り装置14と物体検知装置15の検
知タイミングを図18(c)に示す。すなわち、買物客
が商品を手に持って商品取出口13から商品収納部のな
かに入れるまでは、同図(b)と同様である。また、買
物客が商品を手に持って引き戻す場合は、同図(a)と
同様である。すなわち、先ず、手または商品が物体検知
領域17から外れた時点t4にて物体検知装置16の検
知信号が物体非検知状態となる。次いで、商品に付され
た無線タグがタグ検知領域15に到達すると、その時点
t5で無線タグ読取装置14の検知信号がタグ検知状態
となる。そして最後に、無線タグがタグ検知領域15か
ら外れると、その時点t6で無線タグ読取装置14の検
知信号がタグ非検知状態となる。
【0076】この場合において、前記買上商品登録装置
10の制御部は、先ず、時点t5〜t6の時間が所定時
間T1以内であれば、その間にタグ読取装置14にて検
知された無線タグの商品コードを読取り、この商品コー
ドに基づいて当該商品の買上データを取得して買上商品
登録バッファ54に格納する。次に、時点t1〜t3の
時間が所定時間T2以内であれば、時点t1〜時点t2
の間にタグ読取装置14にて検知された無線タグの商品
コードを読取り、この商品コードに基づいて当該商品の
戻しデータを取得して該当する商品買上データの取消を
行う。
【0077】このように、本実施の形態によれば、買上
商品登録装置10を構成する商品収納棚11の各商品収
納部A,B,C,Dに、それぞれ無線タグ読取装置14
の送信アンテナ14c及び受信アンテナ14fを設けて
商品陳列部の商品取出し口13を覆うように電磁波によ
るタグ検知領域15を生成するとともに、物体検知装置
16の発光素子16a及び受光素子16bを設けて、当
該商品取出し口13の内側を覆うように光による物体検
知領域17を生成している。また、商品陳列棚11に陳
列される各商品com1,com2,com3,…には、その商品を
識別する固有情報である商品コードを予め記憶した無線
タグtag1,tag2,tag3,…を個々に貼付けている。
【0078】そして買上商品登録装置10の制御部18
を、客識別データとして機能するカードIDコードを記
録したICカード30が該買上商品登録装置10のカー
ドリーダライタ19に装着された状態で、ある商品収納
部に収納された商品を客が取出したことにより、その商
品収納部の物体検知装置16にて物体(手や商品)が検
知されたことに続いて無線タグ読取り装置14にてその
商品に付された無線タグが検知されると、その無線タグ
の情報から客買上商品のデータを取得し、この客買上商
品のデータを決済装置20に与えて登録するようにして
いる。したがって、客の負担になることなく売場に陳列
されている商品を客が買い求めている間にその買上商品
のデータを決済装置20に確実に自動登録することがで
きる。
【0079】この場合において、ICカード30がカー
ドリーダライタ19に装着されていない状態で商品の無
線タグが検知されると警報が発せられる。したがって、
客がICカード30をカードリーダライタ19に装着す
るのを忘れて商品陳列棚11から商品を取出してしまう
のを確実に防ぐことができる。しかも、ICカード30
がカードリーダライタ19に装着した状態では、商品収
納部から取出した商品は全て買上商品として決済装置2
0に登録されるので、万引等の不正も防ぐことができ
る。
【0080】また、ある商品収納部から取出した商品を
客が元に戻したことによりその商品収納部にて無線タグ
読取装置14にて商品に付された無線タグが検知された
のに続いて物体検知装置16にて物体が検知されると、
その無線タグの情報から客戻し商品のデータを取得し、
該当する客買上商品のデータを戻し分だけ削除するよう
にしている。したがって、客が一旦買い求めた商品を決
済前に商品陳列棚11に戻した場合にも対応できる。
【0081】また、買上商品登録装置10は、買上商品
登録バッファ54により1客に対する商品登録データを
蓄積し、カードリーダライタ19からその客のICカー
ド30が抜き取られたタイミングで上記買上商品登録バ
ッファ54内の商品登録データを決済装置20に一括送
信するようにしている。したがって、買上商品登録装置
10と決済装置20との間の通信回数が少なく、通信効
率が良好である。しかも、商品戻しデータを取得した場
合に、買上商品登録バッファ54に該当する買上商品デ
ータが存在する場合には、その買上商品データから戻し
商品データ分を減じるようにしている。したがって、客
が商品の購入を迷って商品陳列棚11から取出した商品
をその後元へ戻した場合には、その商品の買上データが
決済装置20に登録されず、決済装置20の負荷を軽減
できる。
【0082】また、操作表示部110a〜110dには
商品毎に特売情報を表示する他、商品が食品であればカ
ロリー値や料理方法などの案内情報も客に指定により表
示するようにしている。したがって、客の購買意欲が高
められ、販売の促進にも役立つ。
【0083】なお、本発明は前記一実施の形態に限定さ
れるものではない。例えば、前記実施の形態では決済装
置20をストアコンピュータ21とPOSターミナル2
2とで構成したが、単体の電子式キャッシュレジスタで
構成してもよい。また、前記実施の形態では商品取出し
口13を商品陳列棚11の正面に形成したが、例えば箱
体の上部に開放口を形成し、この開放口から商品を取出
すような商品陳列部にも本発明を適用できるものであ
る。
【0084】また、前記実施の形態では買上商品登録装
置10から決済装置20に買上商品データを与える手段
として無線通信を使用したが、有線通信,光通信等であ
ってもよい。また、ICカード30のメモリエリア33
に格納されたデータをPOSターミナル22のカードリ
ーダライタ27で読取り、決済処理することによって、
このICカード30を媒体にデータを与えるようにして
もよい。この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
変形実施可能であるのは勿論である。
【0085】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
客の負担になることなく売場に陳列されている商品を客
が買い求めている間にその買上商品のデータを決済装置
に確実に自動登録することができる買上商品登録装置及
びこの登録装置を用いた買上商品決済システムを提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態である買上商品決済シ
ステムの全体図。
【図2】 図1に示す商品陳列部の構成を示す分解斜視
図。
【図3】 同商品陳列部の平面断面図。
【図4】 同商品陳列部に陳列される商品の模式図。
【図5】 図1に示すICカードのメモリフォーマット
【図6】 図1に示す単品ファイルの構成図。
【図7】 図1に示す商品登録ファイルの構成図。
【図8】 図1に示す買上商品登録装置の制御部の要部
構成を示すブロック図。
【図9】 同制御部のRAMに形成する主要なメモリエ
リアを示す図。
【図10】同制御部のCPUが実行する処理手順を示す
流れ図。
【図11】図10の案内情報要求有りの後処理を示す流
れ図。
【図12】図10の物体検知有りの後処理を示す流れ
図。
【図13】図10のタグ検知有りの後処理を示す流れ
図。
【図14】図13のタグ検知有りの後処理を示す流れ
図。
【図15】操作表示部の各画面例を示す図。
【図16】ストアコンピュータの商品登録データ受信処
理を示す流れ図。
【図17】POSターミナルの決済処理を示す流れ図。
【図18】商品取出し及び商品戻しの場合の物体検知及
びタグ検知のタイミング図。
【符号の説明】
10…買上商品登録装置 11…商品陳列棚 13…商品取出し口 14…無線タグ読取装置 15…タグ検知領域 16…物体検知装置 17…物体検知領域 18…制御部 19,27…カードリーダライタ 110a〜11d…操作表示部 111,24…無線部 20…決済装置 21…ストアコンピュータ 22…POSターミナル 25…単品ファイル 26…商品登録ファイル 51…陳列部別情報ファイル 52…カードIDエリア 53…合計金額エリア 54…商品登録バッファ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開放口を商品取出し口とする商品陳列部
    と、 この商品陳列部の商品取出し口を覆うように電磁波によ
    るタグ検知領域を生成するタグ検知領域生成手段と、 前記商品陳列部に陳列された商品を買い求める客の識別
    データを入力する入力手段と、 この入力手段により客識別データが入力されたことを条
    件に前記商品取出し口から取出され前記タグ検知領域に
    入った商品に付された無線タグの記憶情報を読取るタグ
    情報読取り手段と、 この読取り手段により読取った無線タグの記憶情報から
    当該無線タグが付された商品の買上データを取得する商
    品買上データ取得手段と、 この商品買上データ取得手段により得た商品買上データ
    を前記入力手段により入力された客識別データとともに
    決済装置に与えるデータ移動手段とを具備したことを特
    徴とする買上商品登録装置。
  2. 【請求項2】 正面の開放口を商品取出し口とする商品
    陳列部と、 この商品陳列部の商品取出し口の外側を覆うように電磁
    波によるタグ検知領域を生成するタグ検知領域生成手段
    と、 前記商品陳列部の商品取出し口の内側を覆うように光に
    よる物体検知領域を生成する物体検知領域生成手段と、 前記商品陳列部に陳列された商品を買い求める客の識別
    データを入力する入力手段と、 この入力手段により客識別データが入力されたことを条
    件に前記タグ検知領域に入った商品に付された無線タグ
    の記憶情報を読取るタグ情報読取り手段と、 このタグ情報読取り手段により無線タグの記憶情報を読
    取る直前に前記物体検知領域より物体が退出したことを
    検知したときその無線タグの記憶情報から当該無線タグ
    が付された商品の買上データを取得する商品買上データ
    取得手段と、 前記タグ情報読取り手段により無線タグの記憶情報を読
    取った後で前記物体検知領域に物体が進入したことを検
    知したときその無線タグの記憶情報から当該無線タグが
    付された商品の戻しデータを取得する商品戻しデータ取
    得手段と、 前記商品買上データ取得手段により得た商品買上データ
    及び前記商品戻しデータ取得手段により得た商品戻しデ
    ータを前記入力手段により入力された客識別データとと
    もに決済装置に与えるデータ移動手段とを具備したこと
    を特徴とする買上商品登録装置。
  3. 【請求項3】 正面の開放口を商品取出し口とする商品
    陳列部と、 この商品陳列部の商品取出し口の外側を覆うように電磁
    波によるタグ検知領域を生成するタグ検知領域生成手段
    と、 前記商品陳列部の商品取出し口の内側を覆うように光に
    よる物体検知領域を生成する物体検知領域生成手段と、 前記商品陳列部に陳列された商品を買い求める客の識別
    データを入力する入力手段と、 この入力手段により客識別データが入力されたことを条
    件に前記タグ検知領域に入った商品に付された無線タグ
    の記憶情報を読取るタグ情報読取り手段と、 このタグ情報読取り手段により無線タグの記憶情報を読
    取る直前に前記物体検知領域より物体が退出したことを
    検知したときその無線タグの記憶情報から当該無線タグ
    が付された商品の買上データを取得する商品買上データ
    取得手段と、 この商品買上データ取得手段により得た商品買上データ
    を前記入力手段により入力された客識別データとともに
    記憶する商品買上データ記憶部と、 前記タグ情報読取り手段により無線タグの記憶情報を読
    取った後で前記物体検知領域に物体が進入したことを検
    知したときその無線タグの記憶情報から当該無線タグが
    付された商品の戻しデータを取得する商品戻しデータ取
    得手段と、 この商品戻しデータ取得手段により得た商品戻しデータ
    で前記商品買上データ記憶部を検索してこの商品戻しデ
    ータに対応する商品買上データの有無を判別するデータ
    判別手段と、 このデータ判別手段により当該商品戻しデータに対応す
    る商品買上データ有りを確認するとその商品買上データ
    を前記商品買上データ記憶部から削除する商品買上取消
    手段と、 前記データ判別手段により当該商品戻しデータに対応す
    る商品買上データ無しを確認するとその商品戻しデータ
    を前記入力手段により入力された客識別データとともに
    記憶する商品戻しデータ記憶部と、 前記入力手段により入力された客識別データで識別され
    る客の当該商品陳列部での買上終了を判定する終了判定
    手段と、 この終了判定手段により買上終了を判定したことに応じ
    て前記買上商品データ記憶部及び商品戻しデータ記憶部
    にそれぞれ記憶したデータを決済装置に与えるデータ移
    動手段とを具備したことを特徴とする買上商品登録装
    置。
  4. 【請求項4】 入力手段は、客識別データを記録したカ
    ードのデータを読取るカードリーダであり、このカード
    リーダにカードが装着されていない状態で前記タグ検知
    領域に無線タグが入ったことを検知すると警報を発する
    手段を設けたことを特徴とする請求項1,2または3記
    載の買上商品登録装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の買上商品登録装置と、こ
    の買上商品登録装置のデータ移動手段により与えられた
    データを記憶保持するデータ保持部,客の識別データを
    入力する入力手段,前記データ保持部に記憶保持した商
    品買上データのなかから前記入力手段により入力された
    客識別データで識別される客の商品買上データを取得し
    決済処理する決済処理手段を備えた決済装置とから構成
    したことを特徴とする買上商品決済システム。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の買上商品登録装置と、こ
    の買上商品登録装置のデータ移動手段により与えられた
    データが商品買上データであるときそのデータを客識別
    データとともに記憶保持するデータ保持部,前記買上商
    品登録装置のデータ移動手段により与えられたデータが
    商品戻しデータであるとき前記データ保持部に記憶保持
    した同一顧客かつ同一商品の買上データを削除する商品
    買上取消手段,客の識別データを入力する入力手段,前
    記データ保持部に記憶保持した商品買上データのなかか
    ら前記入力手段により入力された客識別データで識別さ
    れる客の商品買上データを取得し決済処理する決済処理
    手段を備えた決済装置とから構成したことを特徴とする
    買上商品決済システム。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の買上商品登録装置と、こ
    の買上商品登録装置のデータ移動手段により与えられた
    データが商品買上データであるときそのデータを客識別
    データとともに記憶保持するデータ保持部,前記買上商
    品登録装置のデータ移動手段により与えられたデータが
    商品戻しデータであるとき前記データ保持部に記憶保持
    した同一顧客かつ同一商品の買上データを削除する商品
    買上取消手段,客の識別データを入力する入力手段,前
    記データ保持部に記憶保持した商品買上データのなかか
    ら前記入力手段により入力された客識別データで識別さ
    れる客の商品買上データを取得し決済処理する決済処理
    手段を備えた決済装置とから構成したことを特徴とする
    買上商品決済システム。
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