JPH10162130A - 並列データ処理装置および方法 - Google Patents

並列データ処理装置および方法

Info

Publication number
JPH10162130A
JPH10162130A JP8320634A JP32063496A JPH10162130A JP H10162130 A JPH10162130 A JP H10162130A JP 8320634 A JP8320634 A JP 8320634A JP 32063496 A JP32063496 A JP 32063496A JP H10162130 A JPH10162130 A JP H10162130A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
processing
unit
data processing
parallel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8320634A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3923574B2 (ja
Inventor
Hiroshi Kawaguchi
広志 川口
Hideaki Doi
秀明 土井
Akira Nakagaki
亮 中垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP32063496A priority Critical patent/JP3923574B2/ja
Publication of JPH10162130A publication Critical patent/JPH10162130A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3923574B2 publication Critical patent/JP3923574B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Advance Control (AREA)
  • Hardware Redundancy (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Devices For Executing Special Programs (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】複数のプロセッサユニットを有する並列データ
処理装置において、正常なプロセッサユニットにのみ処
理を割り当て処理の最適化を図りつつ、システムのリソ
ースを有効活用し、システムの変更や故障にも柔軟に対
処でき、高スループットでリアルタイム処理をおこなえ
るようにする。 【解決手段】複数のプロセッサユニットが並列にデータ
処理をおこなう並列データ処理装置において、制御CP
Uが、各プロセッサユニットの動作テストをおこなっ
て、その動作テストの結果、正常に動作すると確認され
たプロセッサユニットに対して、プログラム分配制御手
段により、データ処理プログラムを各プロセッサユニッ
トに分配して、かつ、データ分割手段により、分割され
たデータを前記各プロセッサユニットに割り当てる。ま
た、その割り当てるデータ量は、プロセッサユニットの
性能、プログラムの命令の種類等の性質により最適化す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、並列データ処理装
置および方法に係り、特に、異物や欠陥などの自動検査
をおこなう際の画像信号等の大容量のデータを短時間に
処理する必要のあるデータ処理に用いて好適な並列デー
タ処理装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、大容量のデータを短時間に処理す
るのに、システムにプロセッサを複数設け、並列処理を
してデータを処理するスループットを上げようとするア
プローチがなされてきた。
【0003】このような従来技術に係る並列データ処理
装置としては、例えば、特開昭3−252502号公報
に記載されている「二重化制御装置」がある。
【0004】そこで、先ず、図23を用いて特開平3−
252502号公報記載の従来技術について説明する。
図23は、特開平3−252502号公報に記載の二重
化制御装置の構成を示すブロック図である。
【0005】この二重化制御装置は、中央演算ユニット
を二つ持ち、それらが同期バス9Cで接続され、同期を
取るようになっている。また、各々にA系インターナル
バス8AとB系インターナルバス8Bが接続されてい
る。そして、このインターナルバスに、多重化された入
出力ユニットが接続されている。
【0006】さて、二重化運転をおこなっているとき
に、二重化制御装置1Cを構成する複数の入出力ユニッ
ト31C,32Cのうちの1台、例えば、A系入出力コ
ントローラ6A1が故障したとする。そのときには、故
障が検出された系の故障ユニット代替指定パラメータを
チェックする。そして代替使用が可能と判断された場合
は、故障した入出力ユニットの他方の正常な系(この場
合には、B系)の入力データを使用して二重化運転を継
続する。また、代替使用が不能と判断された場合には、
正常な系(この場合には、A系)のみによる単独運転に
移行する。
【0007】また、他の従来技術に係る並列データ処理
装置としては、例えば、特開平5−324583号公報
に記載されている「画像データ処理装置」がある。以
下、図24および図25を用いてこの特開平5−324
583号公報記載の従来技術について説明する。図24
は、特開平5−324583号公報に記載の画像データ
処理装置の構成を示すブロック図である。図25は、従
来技術に係る画像データ処理装置の処理部と処理する画
像データとの対応を示した模式図である。
【0008】この従来技術に係る画像データ処理装置7
10は、並列に動作可能な処理部A711、処理部B7
12、処理部C713を持っている。そして、I/F7
14を介してスキャナ718が、I/F715を介して
ハードディスク719が、画像RAM716が、それぞ
れバスライン717に接続されていて、このバスライン
717を介して各処理部とデータのやりとりがおこなえ
るようになっている。
【0009】入力された画像データは、各処理部に処理
を割り当てるわけであるが、この画像データの各処理部
への配分率は、各処理部のハードウェアの処理能力や他
の処理による負荷等を考慮して定められる。この配分率
は、画像RAM716の所定領域か、他のRAMを設け
てこれに記憶させておく。
【0010】画像データは、図23に示されるスキャナ
718などの画像入力手段により入力され、画像RAM
716に記憶される。そして、この画像データは、上記
の配分率に従って画像データ処理部の数に分割され、各
画像データ処理部により並列に処理されことになる。図
25の(a)は、画像データ721を配分率a,b,c
の割合で各処理部A,B,Cにそれぞれ割り当てた場合
を示している。また、処理時間の実績に応じてこの配分
率を逐次見直し、修正してゆく。さらに、処理すべき画
像のデータを予めサンプリングし、画像処理の種類と画
像データの内容に応じてこの配分率を更に修正する方法
も可能である。この分割によれば、分割する数が多けれ
ば、多いほど細長い領域に画像データが分割されること
になる。
【0011】このような画像データ処理装置710にお
いては、データ処理プログラムは予めデータ処理部A7
11,B712,C713内のROMまたはRAMに格
納され、画像データ721は、図25(b)に示される
配分率データ722に従って分割され各処理部に割り当
てられることになる。この配分率データ722は、上で
述べたように各処理部のハードウェア的の処理能力や他
の処理による負荷等を考慮して修正され、この配分率に
従ってこの画像データは、各処理部で並列に処理されて
いく。
【0012】入力データの例としては、例えば、リニア
センサ等の光電変換器とステージのリニア走査を組み合
わせた画像信号検出器からの検出信号をリアルタイムで
処理しようとする場合が考えられる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平3−252
502号公報記載の従来技術は、一般的な二重化制御装
置に関するものであり、処理系をA系とB系に系統に分
けて、故障がある場合には、代替すなわち予備の系を備
えることにより、故障したモジュールを含むユニットを
予備の系に切り換えて運転するものであった。したがっ
て、この従来技術は、故障したモジュールの情報あるい
は、モジュールの性能によって正常動作するモジュール
の処理の内容を変化させるものではなく、系としては、
二重化されているものの処理の柔軟性に欠けるという問
題点があった。
【0014】またこの従来技術に係る二重化制御装置に
おいては、モジュール故障が検出されたとき、故障した
ユニットをそれに該当する他方の系のユニットに代替す
るものであった。
【0015】そのため、故障したモジュールと故障して
いないモジュールが、同一のユニット内に混在している
場合には、ユニット全体でみれば故障していると言える
ために、そのユニット内の故障していない正常なモジュ
ールを使用することができないことになり、リソースの
無駄使いになるという問題点があった。
【0016】また、上記特開平5−324583号公報
記載の従来技術は、画像データを処理することを目的と
するものであり、各画像データ処理部のデータ処理速度
を平均化して、全体としてのスループットを上げようと
するものである。
【0017】しかしながら、この従来技術は、データを
処理する速度(処理レート)とデータを入力する速度
(入力レート)について考慮されていない。というの
も、上記の例においては、画像信号検出器からの検出信
号の検出信号の入力レートと処理レートが必ずしも一致
するという保証がなく、入力レートが大きい場合、すな
わち入力される画像データが大量にある場合について
は、装置の処理能力が入力に追いつかず、データをとり
こぼす恐れがあるという問題点があった。
【0018】そのために、画像データが大量に入力され
る場合にあっては、画像入力レートも大きくしなければ
ならず、画像入力レートと同等の処理速度でリアルタイ
ムに処理させるために、数多くの画像データ処理部を並
列に接続する必要がある。このような場合には、図25
に示した画像データの分割において、必然的に多数の細
長い領域に分割されることになる。そのため、分割した
画像データの中で閉じるような処理ならば問題はないも
のの、隣接する画素のデータに依存するような画像処理
の場合には、画像が多数の領域に分割されるため、他の
領域の画素を参照するための処理を頻繁におこなわなけ
ればならず、処理が非常に複雑になり、処理時間がかか
るという問題点があった。
【0019】また、一定時間内に処理可能な画像データ
量も、アクセス速度の遅いハードディスク719等から
画像RAM716に持ってくる必要があったために、実
質的には、画像データを記憶する画像RAM716の容
量に依存しており、飛躍的な処理速度の向上を図りにく
いという問題点があった。さらに、画像データ処理部の
故障判断機能がないために、複数の画像データ処理部の
うちの何れかが故障した場合には、故障した画像データ
処理部が処理すべき画像領域の処理ができず、また、暴
走や異常停止等の障害が発生する恐れがあるという問題
点があった。
【0020】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、その目的は、複数のプロセッサユニット
を有する並列データ処理装置および方法において、動作
テストをおこなって並列処理をするプログラムと処理す
る入力データの割り当てを決定することにより、正常な
プロセッサユニットにのみ処理を割り当て処理の最適化
を図りつつ、入力データの割り当ての柔軟性を高めつ
つ、システムのリソースを有効活用し、システムの変更
や故障にも柔軟に対処でき、しかも、コストパーフォマ
ンスが高く、高スループットでリアルタイム処理をおこ
なうことが可能な並列データ処理装置および方法を提供
することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の並列データ処理装置の発明に係るの第一の
構成は、複数のプロセッサユニットが並列にデータ処理
をおこなうことが可能な並列データ処理装置において、
この並列データ処理装置は、処理するデータを入力する
データ入力部と、データを記憶するデータ記憶部と、そ
のデータ記憶部のデータを、前記複数のプロセッサユニ
ットに分割するデータ分割制御手段と、データを処理す
るプログラムを、前記複数のプロセッサユニットに分配
するプログラム分配制御手段と、分配されたデータ処理
プログラムによりデータ処理をおこなう前記複数のプロ
セッサユニットと、各プロセッサユニットにより処理さ
れた処理結果を記憶する処理結果記憶部と、制御CPU
とを有し、この制御CPUが、前記各プロセッサユニッ
トの動作テストをおこなって、その動作テストの結果、
正常に動作すると確認されたプロセッサユニットに対し
て、前記プログラム分配制御手段により、データ処理プ
ログラムを前記各プロセッサユニットに分配して、か
つ、前記データ分割手段により、分割されたデータを前
記各プロセッサユニットに割り当てて、各プロセッサユ
ニットが、分配されたデータ処理プログラムに基づい
て、割り当てられたデータを処理することにより、並列
処理を進めていくようにしたものである。
【0022】より詳しくは、上記並列データ処理装置に
おいて、前記制御CPUがおこなう動作テストにより、
正常動作すると確認されたプロセッサユニットの個数
と、各プロセッサユニット毎の初期設定時間と、データ
入出力時間と、分配される各データ処理プログラムの処
理単位に含まれる命令の種類、数、順序と各プロセッサ
ユニットの機能とから算出されるプログラム処理時間と
を推定して、各プロセッサユニットが単位時間に処理す
るデータ量を計算し、装置全体として単位時間あたりの
処理のスループットを最高にするように最適化して、前
記プロセッサユニットに対する前記データの割り当てを
おこなうようにしたものである。
【0023】また、上記目的を達成するために、本発明
の並列データ処理装置の発明に係るの第二の構成は、複
数のプロセッサユニットが並列にデータ処理をおこなう
ことが可能な並列データ処理装置において、入力データ
が画像データであり、水平信号と垂直信号に同期されて
入力されるデータであるときに、この並列データ処理装
置は、連続してデータ入力を行うデータ入力部と、デー
タを記憶するデータ記憶部と、そのデータ記憶部のデー
タを、前記複数のプロセッサユニットに分割するデータ
分割制御手段と、データを処理するプログラムを、前記
複数のプロセッサユニットに分配するプログラム分配制
御手段と、分配されたデータ処理プログラムによりデー
タ処理をおこなう前記複数のプロセッサユニットと、各
プロセッサユニットにより処理された処理結果を記憶す
る処理結果記憶部とを有し、さらに、前記水平信号と垂
直方向の信号をカウントするカウンタと、データ入力制
御手段とを設け、前記カウンタのカウント値によって、
入力データ量を計測し、データ入力信号制御手段によ
り、入力データ量が前記データ記憶部の容量を越えない
周期で、前記水平信号と垂直信号とをリセットして、リ
セット前に書き込んでいた場所に、リセット後の入力デ
ータを順次、前記データ記憶部に上書きするようにした
ものである。
【0024】より詳しくは、複数のプロセッサユニット
が並列にデータ処理をおこなうことが可能な並列データ
処理装置において、上記第一の構成の並列データ処理装
置の各構成手段を有し、かつ、上記第二の構成の並列デ
ータ処理装置の各構成手段を有し、入力時には、前記カ
ウンタのカウント値によって、入力データ量を計測し、
データ入力信号制御手段により、入力データ量が前記デ
ータ記憶部の容量を越えない周期で、前記水平信号と垂
直信号とをリセットして、リセット前に書き込んでいた
場所に、リセット後の入力データを順次、前記データ記
憶部に上書きし、しかも、動作テストとプログラムの分
配、データの分割処理と各プロセッサユニットの割り当
てに関しては、上記第一の構成の並列データ処理装置
と、上記第二の構成の並列データ処理装置の如く動作す
るようにしたものである。
【0025】また詳しくは、上記並列データ処理装置に
おいて、データ処理実行中に動作テスト要求があった場
合には、前記リセットされた後のタイミングで動作テス
トをおこなって、動作テストの結果、前回おこなった動
作テストの結果と正常に動作するとされたプロセッサユ
ニットが異なった場合において、データ処理プログラム
の再分配と、データ処理分割量の計算を再びおこなっ
て、再び、処理の最適化をおこなうようにしたものであ
る。
【0026】さらに詳しくは、さらに、この並列データ
処理装置は、クロック制御部を有し、動作テストの結
果、前回おこなった動作テストの結果と正常に動作する
とされたプロセッサユニットが異なった場合において、
前記クロック制御部により、クロックを変化させ、入力
データの入力速度か、または、プロセッサユニットの処
理速度を変化させて、各プロセッサユニットに対するデ
ータの割当量を変化させることにより、各プロセッサユ
ニットに対するデータの割り当ての最適化をおこなうよ
うにしたものである。
【0027】さらにまた詳しくは、上記並列データ処理
装置において、画像データを入力データとする場合であ
って、前記クロック制御部のクロックを変化させること
により、この並列データ処理装置のデータ入力手段が、
露光によって2次元データを一括して取り込むときに
は、露光時間の制御をして、また、並列データ処理装置
のデータ入力手段が、検出器または対象の載ったステー
ジを移動させることにより、2次元のデータを1次元的
に取り込むときには、その検出器またはステージの移動
速度、走査速度を制御することにより、前記入力データ
の入力速度を変化させるようにしたものである。
【0028】より詳しくは、前記各プロセッサユニット
には、正常に動作するとされたプロセッサユニット数
と、そのプロセッサユニットの番号と、データのブロッ
クサイズとを伝えて、入力データを各プロセッサユニッ
トに持ってくる場合には、前記各プロセッサユニットで
前記データ記憶部のアドレスを計算して、そのアドレス
を指定することにより、順次、データをそのプロセッサ
ユニットに取り込むようにしたものである。
【0029】さらに詳しくは、上記並列データ処理装置
において、データ処理プログラムが、高級言語で記述さ
れていて、それをコンパイルするときに、分配される各
データ処理プログラムの処理単位に含まれる命令の種
類、数、順序と各プロセッサユニットの機能とから算出
されるプログラム処理時間とを推定して、各プロセッサ
ユニットが単位時間に処理するデータ量を計算し、装置
全体として単位時間あたりの処理のスループットを最高
にするように最適化して、前記プロセッサユニットに対
する前記データの割り当て量を決定するようにしたもの
である。
【0030】また装置の加工方法について詳しくは、上
記並列データ処理装置において、前記プログラム分配制
御手段、前記データ入力信号制御手段および上記クロッ
ク制御部のそれぞれ、または二つ以上をLSI化するよ
うにしたものである。
【0031】また詳しくは、上記並列データ処理装置に
おいて、さらに、前記プロセッサユニットで処理された
処理結果を合成するデータ合成手段を有し、分割したデ
ータに対して、それぞれ予め指定された前記プロセッサ
ユニットで処理をおこなった後に、前記処理結果記憶部
への書き込みをする際に、そのプロセッサユニットを特
定できるように、かつ、そのプロセッサユニットの何回
目の書き込みかが特定できるように書き込みアドレスが
定まっていて、所定の位置に書き込みがおこなわれ、し
かる後に、前記合成手段によって、処理結果が合成さ
れ、その合成されたデータがこの並列データ処理装置の
出力とされるようにしたものである。
【0032】より詳しくは、上記並列データ処理装置に
おいて、前記処理結果記憶部への書き込みをする際に、
各プロセッサユニットごとに、この処理結果記憶部の書
き込み領域を分割して書き込むようにしたものである。
【0033】さらに詳しくは、上記並列データ処理装置
において、前記処理結果記憶部を一つ、あるいは複数個
有し、前記処理結果部に書き込んだデータのアドレスか
ら、その処理結果に対応する入力データのアドレスを計
算して、それに基づいて、前記データ合成手段により、
処理結果の合成をおこなうようにしたものである。
【0034】さらにまた詳しくは、上記並列データ処理
装置において、前記データ分割制御手段として、前記プ
ロセッサユニットは、そのプロセッサユニットが処理を
おこなうデータ領域のアドレス値を記憶する記憶部を備
え、処理をおこなう際には、その記憶部のアドレス値と
データのアドレス値を比較して、アドレス値が一致した
データ領域のみをそのプロセッサユニットに入力して、
処理をおこなうようにしたものである。
【0035】上記目的を達成するために、本発明の並列
データ処理方法の発明に係る第一の構成は、複数のプロ
セッサユニットが並列にデータ処理をおこなう並列デー
タ処理方法において、この並列データ処理方法に用いる
並列データ処理装置は、処理するデータを入力するデー
タ入力部と、データを記憶するデータ記憶部と、そのデ
ータ記憶部のデータを、前記複数のプロセッサユニット
に分割するデータ分割制御手段と、データを処理するプ
ログラムを、前記複数のプロセッサユニットに分配する
プログラム分配制御手段と、分配されたデータ処理プロ
グラムによりデータ処理をおこなう前記複数のプロセッ
サユニットと、各プロセッサユニットにより処理された
処理結果を記憶する処理結果記憶部と、制御CPUとを
有し、この制御CPUが、前記各プロセッサユニットの
動作テストをおこなって、その動作テストの結果、正常
に動作すると確認されたプロセッサユニットに対して、
前記プログラム分配制御手段により、データ処理プログ
ラムを前記各プロセッサユニットに分配して、かつ、前
記データ分割手段により、分割されたデータを前記各プ
ロセッサユニットに割り当てて、各プロセッサユニット
が、分配されたデータ処理プログラムに基づいて、割り
当てられたデータを処理することにより、並列処理を進
めていくようにしたものである。
【0036】より詳しくは、上記並列データ処理方法に
おいて、前記制御CPUがおこなう動作テストにより、
正常動作すると確認されたプロセッサユニットの個数
と、各プロセッサユニット毎の初期設定時間と、データ
入出力時間と、分配される各データ処理プログラムの処
理単位に含まれる命令の種類、数、順序と各プロセッサ
ユニットの機能とから算出されるプログラム処理時間と
を推定して、各プロセッサユニットが単位時間に処理す
るデータ量を計算し、装置全体として単位時間あたりの
処理のスループットを最高にするように最適化して、前
記プロセッサユニットに対する前記データの割り当てを
おこなうようにしたものである。
【0037】上記目的を達成するために、本発明の並列
データ処理方法の発明に係る第二の構成は、複数のプロ
セッサユニットが並列にデータ処理をおこなう並列デー
タ処理方法において、入力データが画像データであり、
水平信号と垂直信号に同期されて入力されるデータであ
るときに、この並列データ処理方法に用いる並列データ
処理装置は、連続してデータ入力を行うデータ入力部
と、データを記憶するデータ記憶部と、そのデータ記憶
部のデータを、前記複数のプロセッサユニットに分割す
るデータ分割制御手段と、データを処理するプログラム
を、前記複数のプロセッサユニットに分配するプログラ
ム分配制御手段と、分配されたデータ処理プログラムに
よりデータ処理をおこなう前記複数のプロセッサユニッ
トと、各プロセッサユニットにより処理された処理結果
を記憶する処理結果記憶部とを有し、さらに、前記水平
信号と垂直方向の信号をカウントするカウンタと、デー
タ入力制御手段とを設け、前記カウンタのカウント値に
よって、入力データ量を計測し、データ入力信号制御手
段により、入力データ量が前記データ記憶部の容量を越
えない周期で、前記水平信号と垂直信号とをリセットし
て、リセット前に書き込んでいた場所に、リセット後の
入力データを順次、前記データ記憶部に上書きするよう
にしたものである。
【0038】より詳しくは、複数のプロセッサユニット
が並列にデータ処理をおこなう並列データ処理方法にお
いて、この並列データ処理方法に用いる並列データ処理
装置は、上記第一の並列データ処理装置の各構成手段
と、上記第二の並列データ処理装置の各構成手段とを有
し、入力時には、前記カウンタのカウント値によって、
入力データ量を計測し、データ入力信号制御手段によ
り、入力データ量が前記データ記憶部の容量を越えない
周期で、前記水平信号と垂直信号とをリセットして、リ
セット前に書き込んでいた場所に、リセット後の入力デ
ータを順次、前記データ記憶部に上書きし、しかも、動
作テストとプログラムの分配、データの分割処理と各プ
ロセッサユニットの割り当てに関しては、上記第一の並
列データ処理方法および上記第二の並列データ処理方法
の如く動作するようにしたものである。
【0039】さらにまた詳しくは、上記並列データ処理
方法において、データ処理実行中に動作テスト要求があ
った場合には、前記リセットされた後のタイミングで動
作テストをおこなって、動作テストの結果、前回おこな
った動作テストの結果と正常に動作するとされたプロセ
ッサユニットが異なった場合において、データ処理プロ
グラムの再分配と、データ処理分割量の計算を再びおこ
なって、再び、処理の最適化をおこなうようにしたもの
である。
【0040】さらに詳しくは、さらに、この並列データ
処理方法に用いる並列データ処理装置は、クロック制御
部を有し、動作テストの結果、前回おこなった動作テス
トの結果と正常に動作するとされたプロセッサユニット
が異なった場合において、前記クロック制御部により、
クロックを変化させ、入力データの入力速度か、また
は、プロセッサユニットの処理速度を変化させて、各プ
ロセッサユニットに対するデータの割当量を変化させる
ことにより、各プロセッサユニットに対するデータの割
り当ての最適化をおこなうようにしたものである。
【0041】さらにまた詳しくは、上記並列データ処理
方法において、画像データを入力データとする場合であ
って、前記クロック制御部のクロックを変化させること
により、この並列データ処理装置のデータ入力手段が、
露光によって2次元データを一括して取り込むときに
は、露光時間の制御をして、また、並列データ処理装置
のデータ入力手段が、検出器または対象の載ったステー
ジを移動させることにより、2次元のデータを1次元的
に取り込むときには、その検出器またはステージの移動
速度、走査速度を制御することにより、前記入力データ
の入力速度を変化させるようにしたものである。
【0042】より詳しくは、上記並列データ処理方法に
おいて、前記各プロセッサユニットには、正常に動作す
るとされたプロセッサユニット数と、そのプロセッサユ
ニットの番号と、データのブロックサイズとを伝えて、
入力データを各プロセッサユニットに持ってくる場合に
は、前記各プロセッサユニットで前記データ記憶部のア
ドレスを計算して、そのアドレスを指定することによ
り、順次、データをそのプロセッサユニットに取り込む
ようにしたものである。
【0043】さらに詳しくは、上記並列データ処理方法
において、データ処理プログラムが、高級言語で記述さ
れていて、それをコンパイルするときに、分配される各
データ処理プログラムの処理単位に含まれる命令の種
類、数、順序と各プロセッサユニットの機能とから算出
されるプログラム処理時間とを推定して、各プロセッサ
ユニットが単位時間に処理するデータ量を計算し、装置
全体として単位時間あたりの処理のスループットを最高
にするように最適化して、前記プロセッサユニットに対
する前記データの割り当て量を決定するようにしたもの
である。
【0044】また詳しくは、上記並列データ処理方法に
おいて、さらに、この並列データ処理方法に用いる並列
データ処理装置は、前記プロセッサユニットで処理され
た処理結果を合成するデータ合成手段を有し、分割した
データに対して、それぞれ予め指定された前記プロセッ
サユニットで処理をおこなった後に、前記処理結果記憶
部への書き込みをする際に、そのプロセッサユニットを
特定できるように、かつ、そのプロセッサユニットの何
回目の書き込みかが特定できるように書き込みアドレス
が定まっていて、所定の位置に書き込みがおこなわれ、
しかる後に、前記合成手段によって、処理結果が合成さ
れ、その合成されたデータがこの並列データ処理装置の
出力とされるようにしたものである。
【0045】より詳しくは、上記並列データ処理方法に
おいて、前記処理結果記憶部への書き込みをする際に、
各プロセッサユニットごとに、この処理結果記憶部の書
き込み領域を分割して書き込むようにしたものである。
【0046】さらに詳しくは、上記並列データ処理方法
において、この並列データ処理方法に用いる並列データ
処理装置は、前記処理結果記憶部を一つ、あるいは複数
個有し、前記処理結果部に書き込んだデータのアドレス
から、その処理結果に対応する入力データのアドレスを
計算して、それに基づいて、前記データ合成手段によ
り、処理結果の合成をおこなうようにしたものである。
【0047】さらにまた詳しくは、上記並列データ処理
方法において、前記データ分割制御手段として、前記プ
ロセッサユニットは、そのプロセッサユニットが処理を
おこなうデータ領域のアドレス値を記憶する記憶部を備
え、処理をおこなう際には、その記憶部のアドレス値と
データのアドレス値を比較して、アドレス値が一致した
データ領域のみをそのプロセッサユニットに入力して、
処理をおこなうようにしたものである。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る各実施形態
を、図1ないし図22を用いて説明する。 〔実施形態1〕以下、本発明に係る第一の実施形態を、
図1ないし図3を用いて説明する。図1は、本発明の第
一の実施形態に係る並列データ処理装置の構造を示すブ
ロック図である。図2は、本発明の第一の実施形態に係
る並列データ処理装置におけるプログラム分配制御の流
れを示すフローチャートである。図3は、本発明の第一
の実施形態に係る並列データ処理装置のバリエーション
の構造を示すブロック図である。
【0049】本実施形態の並列データ処理装置は、図1
に示すように、制御CPU1と、データ入力部3と、デ
ータ記憶部2と、複数のプロセッサユニット5と、処理
結果記憶部30とを備え、さらに、プログラムメモリ4
と、プログラム分配制御部7とを備えている。
【0050】これらの内で、データ入力部3と、データ
記憶部2と、処理結果記憶部30とプログラムメモリ4
と、プログラム分配制御部7は、ローカルバス6に接続
されている。また、制御CPU1とプロセッサユニット
5は、ローカルバス6と動作テスト用バス8の両者に接
続されている。さらに、プログラム分配制御部7は、制
御CPU1とプログラムメモリ4に配信処理専用の制御
線により接続されている。
【0051】データ入力部3は、この装置にデジタル信
号を入力する部分である。そして、データ記憶部は、そ
の入力されたデータを格納する。処理結果記憶部30で
は、この装置の処理結果を記憶する。さらに、プログラ
ムメモリ4は、データ処理プログラムと動作テストプロ
グラムを格納する部分である。プログラム分配制御部7
では、プログラムの配信数を決定する。プロセッサユニ
ット5は、並列処理をおこなう頭脳にあたる部分であ
り、これの性能が同じでも違っていても良い。
【0052】並列処理装置では、一般に、データ処理プ
ログラムを各プロセッサユニットに分配して並列処理を
進めていくわけであるが、本発明の並列処理装置では、
制御CPU1は、データ処理プログラムをプロセッサユ
ニット5に分配する前に、プログラムメモリ4に格納さ
れている動作テストプログラムを各プロセッサユニット
に転送して、動作テストをおこなう。ここで、動作テス
トとしておこなうテストは、プロセッサユニット5の基
本動作のチェックとその判定であり、各プロセッサユニ
ット5の機能に応じて、メモリからのデータの読み出
し、読み出したデータを使用しての簡易な演算処理、処
理結果のメモリへの書き込み等をおこなって、処理結果
からプロセッサユニットの動作状態を判定する。
【0053】また、動作テストプログラムは、予め必要
なものをプロセッサユニット5内に蓄えておき、それを
利用しても良い。
【0054】一方、動作テストに用いるデータに関して
は、図1に示していないが、別のメモリを用意してそこ
から持ってきても良いし、予めプロセッサユニット5の
中に蓄えておいても良い。
【0055】各プロセッサユニット5の動作テストの結
果は、動作テスト用バス8を介して制御CPU1に転送
され、制御CPUで正常動作するプロセッサユニットの
判定をおこない、プログラム分配制御部に判定結果を転
送する。
【0056】プログラム分配制御部7は、この動作テス
トの結果を受けて、プログラムの分配数を決定する。す
なわち、正常に動作すると判定されたプロセッサユニッ
トにのみプログラムを転送することになる。分配するプ
ログラムは、実施形態の説明においては、装置と処理の
簡易化の観点から、同一のプログラムを分配する事にす
る。しかしながら、プロセッサユニット間の同期や連絡
を取る機構を設ければ、異なったプログラムを分配して
並列処理を進める事も可能である。
【0057】ここで、図2を用いてプログラム分配とデ
ータ分割量の決定の制御の流れについて説明しよう。
【0058】上記の動作テストがおこなわれた(S20
1)結果、正常PU数が求まる(S202)。
【0059】プロセッサユニット(以下、「PU」略す
ことがある)5の故障、または増設等により、正常PU
数が増減した場合には(S203)、各プロセッサユニ
ット毎に、プロセッサユニットの初期設定とデータ入出
力に要する時間、プログラムの各処理単位で使用されて
いる命令の種類、数と順序、および各プロセッサユニッ
トの機能から算出したプログラム処理時間から、性能
(D207)、処理の複雑さ(D209)を、制御CP
U1によって推定する。
【0060】そして、この推定結果から、プログラム分
配制御部7が、要求処理速度(D208)で、正常なプ
ログラムユニットを動作させたときの処理可能なデータ
量を算出し、データ分割量を決定する(S206)。こ
のように、各プロセッサユニット5に割り当てられるデ
ータの分割量は、プログラム分配制御部7で、要求処理
時間で処理可能と判定したデータ量となる。そして、プ
ログラムメモリ4に格納されているプログラムをローカ
ルバス6を介して、動作テストで正常に動作するとされ
たPU5へ転送する(S207)。
【0061】なお、このデータ分割量の決定は、制御C
PU1がおこなっても良い。
【0062】本実施形態の並列データ処理装置では、以
上の行程を経て、データ処理を開始することになる(S
208)。
【0063】また、正常PU数に増減がない場合は、デ
ータ分割とプログラムの再分配をおこなう必要がないた
め、上記の処理はおこなわれずに、動作テスト後に、す
ぐデータ処理が開始されることになる。このとき、デー
タ記憶部2に処理すべきデータが格納されていない場合
には、データ入力部3より、データが入力され、データ
記憶部2に格納された後、データを分割して各プロセッ
サユニット5に転送し、先に、各プロセッサユニット5
に転送済みのプログラムにより並列にデータ処理をおこ
なう。
【0064】ここで、この並列データ処理装置が、画像
を処理する場合であって、入力データが、例えば、リニ
アセンサを用いて、被検出試料を搭載したステージの走
査に同期して検出される信号であるとする。その場合に
は、例えば、フレームメモリ等にデータを、一旦格納し
て、データ処理をおこなう各プロセッサユニット5は、
データを読み出し、並列に処理をおこなうことができ
る。この際、処理すべきデータが全て格納されるまで待
つことなく、処理対象データが格納されれば、各プロセ
ッサユニット5は、直ちにデータを読み出し、処理に必
要なデータが揃えば、それぞれ処理を開始すれば良い。
【0065】データ処理後は、処理結果をローカルバス
6を介して、処理結果記憶部30に転送し、一連のデー
タ処理が完了する。
【0066】なお、上記の説明の構成では、動作テスト
用に専用のバスを設けたが、図3に示すように、動作テ
ストのためのバスをローカルバス6で共用しても良い。
また、要求処理速度が遅い場合、または、処理レートが
十分速い場合には、プロセッサユニットを余らせて処理
を分割し、余ったプロセッサユニットで、別途、処理を
おこなわせても良い。
【0067】〔実施形態2〕以下、本発明に係る第二の
実施形態を、図4ないし図8を用いて説明する。図4
は、本発明の第二の実施形態に係る並列データ処理装置
の構造を示すブロック図である。図5は、本発明の第二
の実施形態に係るリニアセンサと読み込まれるデータの
関係を相関的に示した模式図である。図6は、本発明の
第二の実施形態に係る並列データ処理装置に流れる各種
信号のタイミングチャートである。図7は、データとそ
れを処理するプロセッサの関係を示した模式図である。
図8は、データ記憶部のデータの配置を説明するための
模式図である。図9は、本発明の第二の実施形態に係る
他の並列データ処理装置の構造を示すブロック図であ
る。
【0068】本実施形態は、並列データ処理装置にリニ
アセンサ等の検出器により、連続してデータ入力して、
処理しようとするものである。
【0069】本実施形態の並列データ処理装置は、図3
に示した第一の実施形態と同様に、制御CPU1、デー
タ記憶部2、データ入力部3、プログラムメモリ4、プ
ログラム分配制御部7、処理結果記憶部30が、ローカ
ルバス6で結合されている構造は、同じであるが、その
外に、カウンタ9を有しており、このカウンタ9で、検
出器からの水平信号と垂直信号をカウントする。
【0070】さて、この並列データ処理装置では、リニ
アセンサから読み取ったデータが、ローカルバス6を介
してデータ入力部3に入力されることになる。カウンタ
9は、入力された水平信号と垂直信号をカウンタしてい
る。そして、入力データ量がデータ記憶部の容量を越え
ないような周期でもって、データ記憶部2の内容をリセ
ット信号によりリセットし、自らのカウンタ値もリセッ
トする。
【0071】次に、本実施形態のデータ入力から、それ
を処理するまでの動作について説明する。
【0072】本実施形態では、パターンを検査するため
の検出器として、リニアセンサ13を用い、これによ
り、システムにデータを入力する。
【0073】検出器として、リニアセンサ13を用いた
場合には、入力データ17の形態としては、図5に示さ
れるように、水平方向は、検出器ライン幅14の幅によ
り規定される一定の長さとなり、垂直方向は、データの
量によって規定される可変長になる。
【0074】並列データ処理装置は、入力データを入力
レートと同等以上の処理レートでリアルタイムに処理す
る必要がある。そのために、一定のデータを入力する
と、カウンタ9からデータ記憶部2に対して、リセット
信号を出すようにする。
【0075】例えば、垂直方向のデータ量、すなわちリ
ニアセンサから入力されたライン数が、一定のjライン
分15に達し、リセット位置16になれば、図6に示す
ように、リセット信号12を発生させて、水平信号10
と垂直信号11をリセットする。ここで、リセットのタ
イミングは、水平信号を水平方向のデータ数×j回分だ
けカウントして定めるか、リニアセンサの1ライン走査
時間18毎に出力される垂直信号をj回カウント後に水
平信号を水平方向のデータ数分カウントして定めるよう
にすれば良い。
【0076】例えば、図7に示すように、プロセッサユ
ニットの数が6個でそれぞれn回処理し、各プロセッサ
ユニットの処理レートが入力レートと同等以上になるよ
うに、データ記憶部2に格納されたデータを分割したと
する。
【0077】6番目にデータを受け取り処理を行うプロ
セッサユニットのn回目の処理データ815が、6番目
のプロセッサユニットに転送され終わると、リセット信
号が出て、水平、垂直信号をリセットすることになる。
そして、次に入力されるデータを、1番目にデータを受
け取り処理をおこなうプロセッサユニットの1回目の処
理データ801の位置(行列で言えば、(1,1)の位
置)に上書きする。また、入力データのプロセッサユニ
ット5への転送は、各プロセッサユニットで処理すべき
データ(801、802、803・・・・)が入力された時点でおこ
ない、データ処理を開始することにより、連続して入力
されるデータをリアルタイムに処理することができる。
【0078】次に、図8を用いて本発明に係る第二の実
施形態のデータ記憶部2からのデータの読み出し動作に
ついて説明する。
【0079】各プロセッサユニット5が、決定された分
割量で処理を進めるためには、データを読み出すための
アドレスと、データを読み出すときのブロックサイズを
与える必要がある。
【0080】そのために、逐次、プログラム分配制御部
7か、制御CPU1が、これらの情報を与えるようにし
てもよいが、そうするとローカルバス6上トラフィクが
増加し、システム全体のスループットが低下する恐れが
ある。
【0081】そのために、本実施形態では、正常動作す
るプロセッサユニット5に対して、正常動作するプロセ
ッサユニットの数n、プロセッサユニットの番号k、一
回で読み出し可能なデータのブロックサイズbsを与
え、データを読み出すためのアドレスは、各プロセッサ
ユニット5で計算することにする。
【0082】図8の斜線部のデータは、例えば、k=2
のときのPU2に読み出されていくデータをあらわして
いる。
【0083】ここで、番号kのプロセッサユニットに、
i回目に読み出されるデータのアドレスは、以下の(式
1)で表される。
【0084】
【数1】 PUk_iのアドレス=bs×k+(i−1)×bs×n …(式1) なお、本実施形態では、入力データの分割の方法は、特
開平5−324583号公報に記載の従来技術のように
固定されたものではなく、柔軟性が高く、並列処理を進
めるために、分割された各データの関連性がないように
分割しやすいことに注意しておく。
【0085】次に、図9を用いて本発明に係る第二の実
施形態の他の構成を説明する。
【0086】図9に示される並列データ処理装置も、検
出器として、リニアセンサ13を用いることを想定して
いる。また、データ入力や、水平信号や垂直信号、リセ
ット信号のタイミングなども上記と同様である。図4に
示す構成との違いは、バスの形態が違っていて、ローカ
ルバス6の外に、専用の動作テスト用バス4を持ってい
ることである。
【0087】そして、データ処理を行うプロセッサユニ
ットが故障した場合には、プログラムの分配数を正常動
作するプロセッサユニットに再転送して、それに伴う処
理可能データ量に応じて、データを分割する。このよう
にすれば、例え、一部のプロセッサに故障が発生した場
合であっても、データ処理レートをデータ入力レートと
同等以上に維持でき、リアルタイムに連続して入力され
るデータを処理することができることはこれまでの例と
同様である。
【0088】なお、この構成では、動作テスト用に専用
のバスを設けたが、図4に示される構成で同様の処理が
可能である。
【0089】この例では、動作テスト専用のバスを持っ
ているために、データ処理中にも動作テスト要求を新た
に受け付けて、動作テストを開始することが可能であ
る。
【0090】したがって、図10を用いて、データ処理
中に動作テスト要求があったときのプログラム分配制御
とデータ分割量の決定の制御の流れについて説明しよ
う。
【0091】本実施形態の並列データ処理装置でデータ
処理中に動作テスト要求があったとする(S210)。
【0092】このときリセットを受け付けて動作テスト
を始めるタイミングは、リセット信号が発行される瞬間
として、それまでは、これまでの並列データ処理を続け
るものとする(S211)。このようにすれば、図7に
示されるリセット毎のブロック単位で処理がされて、途
中でデータが無駄になることがない。
【0093】さて、リセットがあった場合には、動作テ
ストをおこなう(S201)。
【0094】動作テストがおこなわれた(S201)結
果、正常PU数が求まる(S202)。プロセッサユニ
ット(以下、「PU」略すことがある)5の故障、また
は増設等により、正常PU数が増減した場合には(S2
03)、各プロセッサユニット毎に、プロセッサユニッ
トの初期設定とデータ入出力に要する時間、プログラム
の各処理単位で使用されている命令の種類、数と順序、
および各プロセッサユニットの機能から算出したプログ
ラム処理時間から、性能(D207)、処理の複雑さ
(D209)を、制御CPU1によって推定する。
【0095】そして、この推定結果から、プログラム分
配制御部7が、要求処理速度(D208)で、正常なプ
ログラムユニットを動作させたときの処理可能なデータ
量を算出し、データ分割量を決定する(S206)。こ
のように、各プロセッサユニット5に割り当てられるデ
ータの分割量は、プログラム分配制御部7で、要求処理
時間で処理可能と判定したデータ量となる。そして、プ
ログラムメモリ4に格納されているプログラムをローカ
ルバス6を介して、動作テストで正常に動作するとされ
たPU5へ転送する(S207)。
【0096】なお、このデータ分割量の決定は、制御C
PU1がおこなっても良い。
【0097】本実施形態の並列データ処理装置では、以
上の行程を経て、データ処理を開始することになる(S
208)。
【0098】また、正常PU数に増減がない場合は、デ
ータ分割とプログラムの再分配をおこなう必要がないた
め、上記の処理はおこなわれずに、動作テスト後に、す
ぐデータ処理が開始されることになる。
【0099】これにより、データ処理中に動作テスト要
求があった場合でも、処理を中断させることなく、プロ
グラムの分割がおこなえるため、処理装置を止めること
なくリアルタイム性を維持したまま、装置を継続して動
作させることができる。
【0100】また、データの分割量を決定するために必
要な各プロセッサユニットのプログラム実行処理速度の
推定方法として、プログラムのコンパイルをおこなう際
におこなうこともできる。すなわち、コンパイラ時にわ
かっているプロセッサユニット毎に、各処理単位で使用
されている命令の種類、数、順序、各プロセッサユニッ
トでの各命令の処理実行時間などに基づいて、プログラ
ム全体の処理速度を推定し、その結果に基づいて、各プ
ロセッサユニットで処理するデータ量の最適化をおこな
い、データを分割することにより、システムとしての処
理能力の最適化を図ることができる。
【0101】〔実施形態3〕次に、図11ないし図13
を用いて本発明に係る第三の実施形態を説明する。図1
1は、本発明の第三の実施形態に係る並列データ処理の
構造を示すブロック図である。図12は、本発明の第三
の実施形態に係る並列データ処理装置を用いた検査装置
の構造を示す斜視図である。図13は、本発明の第三の
実施形態に係る並列データ処理装置を用いた検査装置の
他の構造を示す斜視図である。
【0102】本実施形態は、図9の構成を持つ第二の実
施形態にクロック制御部19を付け加え、クロックセレ
クト信号43により、この並列データ処理装置のクロッ
クを切り換えられるようにしたものである。
【0103】クロックを切り換えられる様にする利点
は、以下の点にある。すなわち、第二の実施形態でも説
明したように入力データは、各プロセッサユニットに分
割して渡され、並列処理される。そして、この各プロセ
ッサユニットに分割するデータ量は、プログラム分配制
御部7により決定される。ところが、データ入力レート
が処理レートを下回っている場合には、入力されたデー
タを、リアルタイムに処理可能であるが、データ処理を
並列に独立して実行する最低限のデータ量を処理するた
めに必要な処理レートがデータ入力レートを下回る場合
には、リアルタイムに入力データを処理できない。
【0104】このため、プログラム分配制御部でプログ
ラムを分配し、かつ、各プロセッサユニットで処理すべ
きデータ量を決定した際に、処理レートがデータ入力レ
ートを下回る場合には、処理レートが入力レートと同等
以上になるように、クロックセレクト信号43をクロッ
ク制御部19に送り、データ入力レートを下げることに
より、処理のリアルタイム性を維持しようとするもので
ある。
【0105】次に、図12および図13を用いて、具体
的な検査装置において、データ入力レートを調整する例
について説明する。
【0106】例えば、図12に示すように、データの検
出器として、ステージ20上の試料21をレンズ22を
介して、TVカメラ23のような2次元のデータを一括
して取り込む場合を考える。そして、この検出器からの
検出信号25を本実施形態の並列データ処理装置0を含
む処理回路26でデータ処理する。この場合に、検出器
のデータ取り込み時間である露光時間は、露光時間制御
信号24により制御される。また、露光時間制御信号2
4は、並列データ処理装置0のクロックにより制御可能
であるとする。したがって、この並列データ処理装置0
のクロックを変え、露光時間制御信号24により、露光
時間を長くすることによって、データ入力レートを遅く
することができる。したがって、それによって処理レー
トとの調整することができて、取り込んだ画像のリアル
タイムの処理が可能となる。
【0107】また、今一つの例としては、図13に示す
ように、検出器がリニアセンサ13のように1次元のデ
ータをステージを移動させて取り込むか、あるいは検出
器を移動させて取り込むことにより、2次元的なデータ
として取り込む場合を考えよう。この場合には、リニア
センサ13の動作速度をクロック27を遅くすることに
より下げるようにする。
【0108】そして、それにあわせてステージ20を移
動させてデータを取り込む場合には、処理回路26の中
にある並列処理回路0によって発振されるクロックを制
御する。そして、それを受けてステージ制御部28から
出されるステージ駆動信号29により、ステージ速度を
遅くする。
【0109】これにより、入力データレートを下げ、そ
れによりデータ処理レートを入力データレートと比べて
同等以上にすることができ、検査装置全体としてのリア
ルタイム性を維持することが可能になる。
【0110】さらに、図11に示すようなプログラム分
配制御部7、リセット機能を持った水平信号10、垂直
信号11のカウンタ9、クロック制御部19をそれぞ
れ、あるいは統合してLSI化することにより、処理回
路の小型化を図ることができる。
【0111】〔実施形態4〕次に、図14ないし図16
を用いて本発明に係る第四の実施形態を説明する。図1
4は、本発明の第四の実施形態に係る並列データ処理装
置の構造を示すブロック図である。図15は、入力デー
タの各プロセッサへの割り当てを説明するための模式図
である。図16は、処理結果と書き込み領域の対応を説
明するための模式図である。
【0112】本実施形態は、図9に示される第二の実施
形態の構成に処理結果記憶部30と合成結果記憶部帯3
1を設けたものである。
【0113】データ入力部30から入力された入力デー
タ17は、動作テストの結果に従って、各プロセッサユ
ニット5に分割して処理されるわけであるが、各処理結
果記憶部30は、その各プロセッサユニット5で処理さ
れた結果を格納するための領域である。また、処理結果
記憶部30に格納された処理結果は、この処理結果記憶
部30の有しているアドレス情報に基づいて、合成さ
れ、合成結果記憶部31に格納される。
【0114】以下、図15および図16を用いて本実施
形態のデータ入力と処理結果の格納をする動作について
説明しよう。
【0115】この並列データ処理装置に、入力されたデ
ータは、分割して処理されるわけであるが、そのデータ
の分割数と大きさについては、データ入力に使用する検
出器のデータ入力サイズ、データ入力レート、データ処
理内容およびプロセッサユニット5の処理レートなどに
基づいて、制御CPU1により決定されることは、前の
実施形態で既に説明した通りである。
【0116】データの分割数と大きさが決定されると、
プログラム分配制御部が、各プロセッサユニット5にど
の分割データを処理させかを決め、各プロセッサユニッ
ト5が処理する領域のアドレスを算出する。
【0117】そして、図15に示される最初の分割デー
タ101は、データ記憶部2に格納されしだい、プロセ
ッサユニットPU1に転送されることになる。また、同
様に次の分割データ102も、データ記憶部2に格納さ
れしだい、プロセッサユニットPU2に転送される。
【0118】また、データ量が多く、分割したデータ
が、プロセッサユニットの数よりも、多くなり各プロセ
ッサユニットが複数回処理をおこなわなければならない
とする。今、例えば、プロセッサユニットがn個である
としよう。
【0119】この場合には、図15に示されるように、
分割データ103が、データ記憶部2に格納され、プロ
セッサユニットPUnに転送された後に、2回目の最初
に処理される分割データ104をデータ記憶部2に格納
して、その後、プロセッサユニットPU1に転送すれば
よい。
【0120】ここで、データ転送のタイミングとして
は、分割データ101に対するプロセッサユニットPU
1の1回目の処理が終了し、処理結果記憶部30への処
理結果の書き込みが終了してから、2回目のデータであ
る分割データ104が、データ記憶部2からPU1に転
送されるようにすることが望ましい。このことを考慮し
て、プロセッサユニット数nは、ある程度大きくする必
要がある。
【0121】次に、処理結果記憶部30へプロセッサユ
ニット5で処理された処理結果データを書き込む方法に
ついて説明する。
【0122】例えば、画像処理等の処理結果を合成し、
表示させる場合等では、データを入力した順番に、各
プロセッサユニット5の処理結果を処理結果記憶部30
に書き込む方法、処理が終了した順番に、各プロセッ
サユニット5の処理結果を処理結果記憶部30に書き込
む方法等がある。
【0123】両者を比較してみると、前者の方法で
は、処理対象データの相違による処理時間のずれがある
ため、待ち時間が発生し、また、後者の方法では、処
理結果が分割された順番通りには出力されないため、ス
ケジューリング等の制御が必要となる。
【0124】そこで、本実施形態では、処理結果記憶部
30を各プロセッサユニット毎に分割し、しかも、その
各プロセッサユニット毎の書き込み領域をさらに、回数
ごとの書き込み領域に分割する。例えば、図16に示さ
れるようにPU1書き込み領域501を回数毎に、1回
目処理結果書き込み領域301、2回目処理結果書き込
み領域302、…、n回目書き込み領域303に分割す
る。
【0125】そして、それぞれのプロセッサユニット5
と書き込み回数に対応する書き込み領域にデータを書き
込んで行く。このようにすれば、処理結果記憶部30の
アドレスを知るのみで各プロセッサユニット5の処理結
果を処理回数毎に認識することができ、しかも、各プロ
セッサユニット5が処理するデータ領域が決められてい
れば、各プロセッサユニット5の処理結果がデータ全体
のどの位置に対応するかも認識することができる。
【0126】このように処理結果記憶部30の領域を割
り当てておけば、記述の、の方法のように、データ
入力の順番、処理の終了の順番に処理結果記憶部30に
書き込むというスケジューリングによらずともよくな
り、並列処理の柔軟性が増すことになる。
【0127】〔実施形態5〕以下、図17ないし図20
を用いて本発明に係る第五の実施形態を説明する。図1
7は、本発明の第五の実施形態に係る並列データ処理装
置の構造を示すブロック図である。図18は、各プロセ
ッサで処理した処理結果を合成することを説明するため
の模式図である。図19は、本発明の第五の実施形態に
係る他の並列データ処理装置の構造を示すブロック図で
ある。図20は、本発明の第五の実施形態に係るまた、
他の並列データ処理装置の構造を示すブロック図であ
る。
【0128】実施形態4では、処理結果記憶部30と合
成結果記憶部31を持つ構成を説明したが、本実施形態
は、処理結果記憶部30と各プロセッサユニット5が、
専用のデータバス32により、接続されている。そし
て、処理結果記憶部30は、対応するプロセッサユニッ
ト5の処理結果を、実施形態4でも説明したように、各
プロセッサユニット毎、回数毎に割り当てられた領域に
格納するものである。
【0129】処理結果記憶部30は、図17および図1
9に示されるように複数でも良いし、図20に説明する
ように一つの構成であってもよい。図17に示される例
では、複数のプロセッサユニット5を有し、各プロセッ
サユニット5の処理する処理結果部が、予め割り当てら
れている構成である。この構成では、例えば、PU1,
PU2,PU3に割り当てられる処理結果記憶部30
は、一番左のものである。
【0130】また、図19に示されるように、複数の処
理結果記憶部30があり、これらがすべて共有されてい
て、複数の処理結果記憶部30は、どのプロセッサユニ
ット5の処理結果でも格納することができる構成にする
ことも可能である。また、図20に示されるように、一
つの処理結果記憶部30をすべてのプロセッサユニット
5で共有してもよい。
【0131】合成結果記憶部31は、各処理結果記憶部
30に記憶されたデータを、各処理結果記憶部30のア
ドレスに基づいて、どのプロセッサユニット5の何回目
の処理データかを認識して、図18に示すようにデータ
の合成をおこなう。
【0132】さて、この並列データ処理装置は、制御C
PU1がおこなった動作テストに基づき、プログラム分
配制御部7によって各プロセッサユニット5に対して入
力データの分割をおこなうわけであるが、その際の情報
を記憶しておいて、利用すれば、このように処理結果記
憶部30に格納されているデータを必要な順番で合成結
果記憶部31に合成した処理結果データを格納すること
が可能になる。
【0133】〔実施形態6〕以下、図21を用いて本発
明に係る第六の実施形態を説明する。図21は、本発明
の第六の実施形態に係る並列データ処理装置の構造を示
すブロック図である。
【0134】これまでの実施形態の説明では、特に、プ
ロセッサユニット5の構造については説明してこなかっ
たが、本実施形態では、図21に示されるようにプロセ
ッサユニット5の中に、RAM(Random Access Memo
ry)34、比較器35、PE(Processor Element)3
6を含んでいる例を説明する。
【0135】既に説明してきたように、本発明に係る並
列データ処理装置は、先ず、データ入力部3より、デー
タが入力され、ローカルバス6を介してデータ記憶部2
にデータが記憶される。制御CPU1によってなされる
動作テストの結果に基づいて、プログラム分配制御部7
は、データ記憶部2に格納されているデータを、その格
納されている領域のアドレスを計算することにより、各
プロセッサユニットに取り込むことになる。
【0136】さて、プログラム分配制御部7は、その領
域の分割データを処理すべきプロセッサユニット5に対
して、その領域のアドレス値を転送する。
【0137】次に、データ記憶部2は、格納されている
データと、そのデータアドレスをローカルバス6に出力
する。転送されてくるとRAM34に格納する。そのと
き、データアドレスは、2次元にデータ記憶部のアドレ
スを変換して、水平アドレスと垂直アドレスに分けても
良いし、データのビット数を加えて3次元に変換しても
良く、また、1次元のままでも良い。
【0138】各プロセッサユニット5は、データとその
データアドレスがローカルバス6に出力されると、その
データアドレスとプロセッサユニット内のRAMに記憶
されている処理対象領域のアドレス値とを比較器35に
より比較する。そして、アドレス値が一致したデータの
みをRAMにデータを取り込み、PE36により処理を
おこなうことにする。
【0139】このようにすれば、特定のアドレスのデー
タのみを各プロセッサユニットに転送し、処理をおこな
うことができる。ここで、本実施形態では、各プロセッ
サユニット内にアドレス記憶用のRAMと比較器を装備
させている例を説明してきたが、アドレス比較専用にR
AMと比較器を別に設ける構成にしても良い。
【0140】また、既に実施形態2で説明したように、
プロセッサユニット5には初期値として、正常プロセッ
サユニット数、プロセッサユニットの番号、ブロックサ
イズを与え、PE36でデータ記憶部のアドレスをその
つど計算するようにしても良い。
【0141】〔実施形態7〕以下、図22を用いて本発
明に係る第七の実施形態を説明する。図22は、本発明
の並列データ処理装置を画像処理システムに適用したシ
ステム構成図である。
【0142】本実施形態では、これまで説明してきた並
列データ処理装置を具体的な画像処理システムに適用し
た例について説明する。
【0143】この検査装置は、xy方向に走査可能なス
テージ20上に搭載されたウェハ37をレンズ22を介
してリニアセンサ13で検出するものである。リニアセ
ンサ13からの検出信号25は実施形態3で説明したの
と同様の回路構成である処理回路26に出力する。
【0144】処理回路26には、並列データ処理装置0
が含まれていて、これによって異物検査やパターン検査
等の処理をおこない、処理結果38を出力する。処理結
果38は、バックエンドシステム40内の処理結果デー
タベース41に記憶され、判定装置42によって検査条
件等の設定が正しいかどうか判定される。ここで、判定
装置は完全自動であってもよいし、人による判断を求め
る形の半自動であってもよい。例えば、検出欠陥の欠陥
種による分類結果を用いても良いし、その検出欠陥の全
部あるいは代表を表示させても良い。この判定装置によ
る判定結果にもとづいてフィードバック信号39を処理
回路に出力し、処理回路の方式や条件を変更することが
できる。
【0145】本実施形態によれば、例えば、装置立上時
の条件出しや、新しい品種に対応した現実的な検査条件
を迅速に設定できるという効果がある。また、処理結果
データベースに基づいて、検出異物や欠陥の代表をSE
M(Scanning Electron Microscope:スキャニングエ
レクトロンマイクロスコープ)、XMA(X−ray Micr
o Analysis:エックスレイマイクロアナリシス)等の
時間がかかるが精密な物質同定手法により分析する分析
装置43によって、異物や欠陥原因物質を特定すること
ができる。
【0146】
【発明の効果】本発明によれば、複数のプロセッサユニ
ットを有する並列データ処理装置および方法において、
動作テストをおこなって並列処理をするプログラムと処
理する入力データの割り当てを決定することにより、正
常なプロセッサユニットにのみ処理を割り当て処理の最
適化を図りつつ、入力データの割り当ての柔軟性を高め
つつ、システムのリソースを有効活用し、システムの変
更や故障にも柔軟に対処でき、しかも、コストパーフォ
マンスが高く、高スループットでリアルタイム処理をお
こなうことが可能な並列データ処理装置および方法を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態に係る並列データ処理
装置の構造を示すブロック図である。
【図2】本発明の第一の実施形態に係る並列データ処理
装置におけるプログラム分配制御の流れを示すフローチ
ャートである。
【図3】本発明の第一の実施形態に係る並列データ処理
装置のバリエーションの構造を示すブロック図である。
【図4】本発明の第二の実施形態に係る並列データ処理
装置の構造を示すブロック図である。
【図5】本発明の第二の実施形態に係るリニアセンサと
読み込まれるデータの関係を相関的に示した模式図であ
る。
【図6】本発明の第二の実施形態に係る並列データ処理
装置に流れる各種信号のタイミングチャートである。
【図7】データとそれを処理するプロセッサの関係を示
した模式図である。
【図8】データ記憶部のデータの配置を説明するための
模式図である。
【図9】本発明の第二の実施形態に係る他の並列データ
処理装置の構造を示すブロック図である。
【図11】本発明の第三の実施形態に係る並列データ処
理の構造を示すブロック図である。
【図12】本発明の第三の実施形態に係る並列データ処
理装置を用いた検査装置の構造を示す斜視図である。
【図13】本発明の第三の実施形態に係る並列データ処
理装置を用いた検査装置の他の構造を示す斜視図であ
る。
【図14】本発明の第四の実施形態に係る並列データ処
理装置の構造を示すブロック図である。
【図15】入力データの各プロセッサへの割り当てを説
明するための模式図である。
【図16】処理結果と書き込み領域の対応を説明するた
めの模式図である。
【図17】本発明の第五の実施形態に係る並列データ処
理装置の構造を示すブロック図である。
【図18】各プロセッサで処理した処理結果を合成する
ことを説明するための模式図である。
【図19】本発明の第五の実施形態に係る他の並列デー
タ処理装置の構造を示すブロック図である。
【図20】本発明の第五の実施形態に係るまた、他の並
列データ処理装置の構造を示すブロック図である。
【図21】本発明の第六の実施形態に係る並列データ処
理装置の構造を示すブロック図である。
【図22】本発明の並列データ処理装置を画像処理シス
テムに適用したシステム構成図である。
【図23】特開平3−252502号公報に記載の二重
化制御装置の構成を示すブロック図である。
【図24】特開平5−324583号公報に記載の画像
データ処理装置の構成を示すブロック図である。
【図25】従来技術に係る画像データ処理装置の処理部
と処理する画像データとの対応を示した模式図である。
【符号の説明】
0…並列データ処理装置、1…制御CPU、2…データ
記憶部、3…データ入力部、4…プログラムメモリ、5
…プロセッサユニット、6…ローカルバス、7…プログ
ラム分配制御部、8…動作テスト用バス、9…カウン
タ、10…水平信号、11…垂直信号、12…リセット
信号、13…リニアセンサ、14…検出器ライン幅、1
5…jライン分、16…リセット位置、17…入力デー
タ、18…1ライン走査時間、19…クロック制御部、
20…ステージ、21…試料、22…レンズ、23…T
Vカメラ、24…露光時間制御信号、25…検出信号、
26…処理回路、27…クロック、28…ステージ制御
部、29…ステージ駆動信号、30…処理結果記憶部、
31…合成結果記憶部、32…データバス、33…処理
結果データ、34…RAM、35…比較器、36…PE
(プロセッサエレメント)、37…ウェハ、38…処理
結果、39…フィードバック信号、40…バックエンド
システム、41…処理結果データベース、42…判定装
置、43…分析装置、44…クロックセレクト信号、10
1…PU1の1回目の処理領域、102…PU2の1回目の処
理領域、103…PUnの1回目の処理領域、104…PU1
2回目の処理領域、301…PU1の1回目の処理結果書き
込み領域、302…PU1の2回目の処理結果書き込み領
域、303…PU1のN回目の処理結果書き込み領域、304
…PU2の1回目の処理結果書き込み領域、305…PU2
のN回目の処理結果書き込み領域、306…PUnの1回目
の処理結果書き込み領域、307…PUnのN回目の処理結
果書き込み領域、308…PUn-1の1回目の処理結果書き
込み領域、309…PUn-2の2回目の処理結果書き込み領
域、501…PU1の処理結果書き込み領域、502…PUn
処理結果書き込み領域、801…1番目のプロセッサユニ
ットの1回目の処理データ、802…2番目のプロセッサ
ユニットの1回目の処理データ、803…3番目のプロセ
ッサユニットの1回目の処理データ、804…4番目のプ
ロセッサユニットの1回目の処理データ、805…5番目
のプロセッサユニットの1回目の処理データ、806…6
番目のプロセッサユニットの1回目の処理データ、807
…1番目のプロセッサユニットの2回目の処理データ、
808…2番目のプロセッサユニットの2回目の処理デー
タ、809…3番目のプロセッサユニットの2回目の処理
データ、810…4番目のプロセッサユニットの2回目の
処理データ、811…2番目のプロセッサユニットのn回
目の処理データ、812…3番目のプロセッサユニットの
n回目の処理データ、813…4番目のプロセッサユニッ
トのn回目の処理データ、814…5番目のプロセッサユ
ニットのn回目の処理データ、815…6番目のプロセッ
サユニットのn回目の処理データ、710…画像データ処
理装置、711…画像データ処理部A、712…画像データ処
理部B、713…画像データ処理部C、714,715…インタ
ーフェース、716…画像RAM、717…バスライン、718
…スキャナ、719…ハードディスク、721…画像データ、
722…配分率データ、1C…二重化制御装置、2A,2
B…中央演算ユニット、31C,32C…入出力ユニッ
ト、4A,4B…CPUモジュール、5A,5B…イン
ターナルバスコントローラ、6A1,6B1,6A2,
6B2…入出力コントローラ、71C,72C…入出力
モジュール、8A,8B…インターナルバス、9C…同
期バス、101C,102C…I/Oバス
【手続補正書】
【提出日】平成9年2月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態に係る並列データ処理
装置の構造を示すブロック図である。
【図2】本発明の第一の実施形態に係る並列データ処理
装置におけるプログラム分配制御の流れを示すフローチ
ャートである。
【図3】本発明の第一の実施形態に係る並列データ処理
装置のバリエーションの構造を示すブロック図である。
【図4】本発明の第二の実施形態に係る並列データ処理
装置の構造を示すブロック図である。
【図5】本発明の第二の実施形態に係るリニアセンサと
読み込まれるデータの関係を相関的に示した模式図であ
る。
【図6】本発明の第二の実施形態に係る並列データ処理
装置に流れる各種信号のタイミングチャートである。
【図7】データとそれを処理するプロセッサの関係を示
した模式図である。
【図8】データ記憶部のデータの配置を説明するための
模式図である。
【図9】本発明の第二の実施形態に係る他の並列データ
処理装置の構造を示すブロック図である。
【図10】データ処理中に動作テスト要求があったとき
のプログラム分配制御とデータ分割量の決定の制御の流
れを示すフローチャートである。
【図11】本発明の第三の実施形態に係る並列データ処
理の構造を示すブロック図である。
【図12】本発明の第三の実施形態に係る並列データ処
理装置を用いた検査装置の構造を示す斜視図である。
【図13】本発明の第三の実施形態に係る並列データ処
理装置を用いた検査装置の他の構造を示す斜視図であ
る。
【図14】本発明の第四の実施形態に係る並列データ処
理装置の構造を示すブロック図である。
【図15】入力データの各プロセッサへの割り当てを説
明するための模式図である。
【図16】処理結果と書き込み領域の対応を説明するた
めの模式図である。
【図17】本発明の第五の実施形態に係る並列データ処
理装置の構造を示すブロック図である。
【図18】各プロセッサで処理した処理結果を合成する
ことを説明するための模式図である。
【図19】本発明の第五の実施形態に係る他の並列デー
タ処理装置の構造を示すブロック図である。
【図20】本発明の第五の実施形態に係るまた、他の並
列データ処理装置の構造を示すブロック図である。
【図21】本発明の第六の実施形態に係る並列データ処
理装置の構造を示すブロック図である。
【図22】本発明の並列データ処理装置を画像処理シス
テムに適用したシステム構成図である。
【図23】特開平3−252502号公報に記載の二重
化制御装置の構成を示すブロック図である。
【図24】特開平5−324583号公報に記載の画像
データ処理装置の構成を示すブロック図である。
【図25】従来技術に係る画像データ処理装置の処理部
と処理する画像データとの対応を示した模式図である。
【符号の説明】 0…並列データ処理装置、1…制御CPU、2…データ
記憶部、3…データ入力部、4…プログラムメモリ、5
…プロセッサユニット、6…ローカルバス、7…プログ
ラム分配制御部、8…動作テスト用バス、9…カウン
タ、10…水平信号、11…垂直信号、12…リセット
信号、13…リニアセンサ、14…検出器ライン幅、1
5…jライン分、16…リセット位置、17…入力デー
タ、18…1ライン走査時間、19…クロック制御部、
20…ステージ、21…試料、22…レンズ、23…T
Vカメラ、24…露光時間制御信号、25…検出信号、
26…処理回路、27…クロック、28…ステージ制御
部、29…ステージ駆動信号、30…処理結果記憶部、
31…合成結果記憶部、32…データバス、33…処理
結果データ、34…RAM、35…比較器、36…PE
(プロセッサエレメント)、37…ウェハ、38…処理
結果、39…フィードバック信号、40…バックエンド
システム、41…処理結果データベース、42…判定装
置、43…分析装置、44…クロックセレクト信号、10
1… PU1の1回目の処理領域、102… PU2の1回目
の処理領域、103… PUnの1回目の処理領域、104…
PU1の2回目の処理領域、 301… PU1の1回目の
処理結果書き込み領域、302… PU1の2回目の処理結
果書き込み領域、303… PU1のN回目の処理結果書き
込み領域、304… PU2の1回目の処理結果書き込み領
域、305… PU2のN回目の処理結果書き込み領域、30
6… PUnの1回目の処理結果書き込み領域、307…P
UnのN回目の処理結果書き込み領域、308… PUn-1
の1回目の処理結果書き込み領域、309… PUn-2の2
回目の処理結果書き込み領域、501… PU1の処理結果
書き込み領域、502… PUnの処理結果書き込み領域、
801…1番目のプロセッサユニットの1回目の処理デー
タ、802…2番目のプロセッサユニットの1回目の処理
データ、803…3番目のプロセッサユニットの1回目の
処理データ、804…4番目のプロセッサユニットの1回
目の処理データ、805…5番目のプロセッサユニットの
1回目の処理データ、806…6番目のプロセッサユニッ
トの1回目の処理データ、807…1番目のプロセッサユ
ニットの2回目の処理データ、808…2番目のプロセッ
サユニットの2回目の処理データ、809…3番目のプロ
セッサユニットの2回目の処理データ、810…4番目の
プロセッサユニットの2回目の処理データ、811…2番
目のプロセッサユニットのn回目の処理データ、812…
3番目のプロセッサユニットのn回目の処理データ、81
3…4番目のプロセッサユニットのn回目の処理デー
タ、814…5番目のプロセッサユニットのn回目の処理
データ、815…6番目のプロセッサユニットのn回目の
処理データ、710…画像データ処理装置、711…画像デー
タ処理部A、712…画像データ処理部B、713…画像デー
タ処理部C、714,715…インターフェース、716…画像
RAM、717…バスライン、718…スキャナ、719…ハー
ドディスク、721…画像データ、722…配分率データ、1
C…二重化制御装置、2A,2B…中央演算ユニット、
31C,32C…入出力ユニット、4A,4B…CPU
モジュール、5A,5B…インターナルバスコントロー
ラ、6A1,6B1,6A2,6B2…入出力コントロ
ーラ、71C,72C…入出力モジュール、8A,8B
…インターナルバス、9C…同期バス、101C,102C…
I/Oバス

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のプロセッサユニットが並列にデー
    タ処理をおこなうことが可能な並列データ処理装置にお
    いて、 この並列データ処理装置は、 処理するデータを入力するデータ入力部と、 データを記憶するデータ記憶部と、 そのデータ記憶部のデータを、前記複数のプロセッサユ
    ニットに分割するデータ分割制御手段と、 データを処理するプログラムを、前記複数のプロセッサ
    ユニットに分配するプログラム分配制御手段と、 分配されたデータ処理プログラムによりデータ処理をお
    こなう前記複数のプロセッサユニットと、 各プロセッサユニットにより処理された処理結果を記憶
    する処理結果記憶部と、 制御CPUとを有し、 この制御CPUが、 前記各プロセッサユニットの動作テストをおこなって、 その動作テストの結果、正常に動作すると確認されたプ
    ロセッサユニットに対して、 前記プログラム分配制御手段により、データ処理プログ
    ラムを前記各プロセッサユニットに分配して、 かつ、前記データ分割手段により、分割されたデータを
    前記各プロセッサユニットに割り当てて、各プロセッサ
    ユニットが、分配されたデータ処理プログラムに基づい
    て、割り当てられたデータを処理することにより、並列
    処理を進めていくことを特徴とする並列データ処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記制御CPUがおこなう動作テストに
    より、正常動作すると確認されたプロセッサユニットの
    個数と、 各プロセッサユニット毎の初期設定時間と、データ入出
    力時間と、分配される各データ処理プログラムの処理単
    位に含まれる命令の種類、数、順序と各プロセッサユニ
    ットの機能とから算出されるプログラム処理時間とを推
    定して、 各プロセッサユニットが単位時間に処理するデータ量を
    計算し、 装置全体として単位時間あたりの処理のスループットを
    最高にするように最適化して、 前記プロセッサユニットに対する前記データの割り当て
    をおこなうことを特徴とする請求項1記載の並列データ
    処理装置。
  3. 【請求項3】 複数のプロセッサユニットが並列にデー
    タ処理をおこなうことが可能な並列データ処理装置にお
    いて、 入力データが画像データであり、水平信号と垂直信号に
    同期されて入力されるデータであるときに、 この並列データ処理装置は、 連続してデータ入力を行うデータ入力部と、 データを記憶するデータ記憶部と、 そのデータ記憶部のデータを、前記複数のプロセッサユ
    ニットに分割するデータ分割制御手段と、 データを処理するプログラムを、前記複数のプロセッサ
    ユニットに分配するプログラム分配制御手段と、 分配されたデータ処理プログラムによりデータ処理をお
    こなう前記複数のプロセッサユニットと、 各プロセッサユニットにより処理された処理結果を記憶
    する処理結果記憶部とを有し、 さらに、前記水平信号と垂直方向の信号をカウントする
    カウンタと、 データ入力制御手段とを設け、 前記カウンタのカウント値によって、入力データ量を計
    測し、 データ入力信号制御手段により、入力データ量が前記デ
    ータ記憶部の容量を越えない周期で、前記水平信号と垂
    直信号とをリセットして、 リセット前に書き込んでいた場所に、リセット後の入力
    データを順次、前記データ記憶部に上書きすることを特
    徴とする並列データ処理装置。
  4. 【請求項4】 複数のプロセッサユニットが並列にデー
    タ処理をおこなうことが可能な並列データ処理装置にお
    いて、 請求項1記載の各構成手段を有し、 かつ、請求項3記載の各構成手段を有し、 入力時には、前記カウンタのカウント値によって、入力
    データ量を計測し、 データ入力信号制御手段により、入力データ量が前記デ
    ータ記憶部の容量を越えない周期で、前記水平信号と垂
    直信号とをリセットして、 リセット前に書き込んでいた場所に、リセット後の入力
    データを順次、前記データ記憶部に上書きし、 しかも、動作テストとプログラムの分配、データの分割
    処理と各プロセッサユニットの割り当てに関しては、請
    求項1および請求項2の如く動作することを特徴とする
    並列データ処理装置
  5. 【請求項5】 データ処理実行中に動作テスト要求があ
    った場合には、前記リセットされた後のタイミングで動
    作テストをおこなって、 動作テストの結果、前回おこなった動作テストの結果と
    正常に動作するとされたプロセッサユニットが異なった
    場合において、 データ処理プログラムの再分配と、データ処理分割量の
    計算を再びおこなって、 再び、処理の最適化をおこなうことを特徴とする請求項
    4記載の並列データ処理装置。
  6. 【請求項6】 さらに、この並列データ処理装置は、 クロック制御部を有し、 動作テストの結果、前回おこなった動作テストの結果と
    正常に動作するとされたプロセッサユニットが異なった
    場合において、前記クロック制御部により、クロックを
    変化させ、 入力データの入力速度か、または、プロセッサユニット
    の処理速度を変化させて、 各プロセッサユニットに対するデータの割当量を変化さ
    せることにより、各プロセッサユニットに対するデータ
    の割り当ての最適化をおこなうことを特徴とする請求項
    1ないし請求項5記載のいずれかの並列データ処理装
    置。
  7. 【請求項7】 画像データを入力データとする場合であ
    って、 前記クロック制御部のクロックを変化させることによ
    り、この並列データ処理装置のデータ入力手段が、露光
    によって2次元データを一括して取り込むときには、露
    光時間の制御をして、 また、並列データ処理装置のデータ入力手段が、検出器
    または対象の載ったステージを移動させることにより、
    2次元のデータを1次元的に取り込むときには、その検
    出器またはステージの移動速度、走査速度を制御するこ
    とにより、前記入力データの入力速度を変化をさせるこ
    とを特徴とする請求項6記載の並列データ処理装置。
  8. 【請求項8】 前記各プロセッサユニットには、正常に
    動作するとされたプロセッサユニット数と、そのプロセ
    ッサユニットの番号と、データのブロックサイズとを伝
    えて、 入力データを各プロセッサユニットに持ってくる場合に
    は、 前記各プロセッサユニットで前記データ記憶部のアドレ
    スを計算して、そのアドレスを指定することにより、順
    次、データをそのプロセッサユニットに取り込むことを
    特徴とする請求項1ないし請求項7記載のいずれかの並
    列データ処理装置。
  9. 【請求項9】 データ処理プログラムが、高級言語で記
    述されていて、それをコンパイルするときに、 分配される各データ処理プログラムの処理単位に含まれ
    る命令の種類、数、順序と各プロセッサユニットの機能
    とから算出されるプログラム処理時間とを推定して、 各プロセッサユニットが単位時間に処理するデータ量を
    計算し、 装置全体として単位時間あたりの処理のスループットを
    最高にするように最適化して、 前記プロセッサユニットに対する前記データの割り当て
    量を決定することを特徴とする請求項2ないし請求項8
    記載のいずれかの並列データ処理装置。
  10. 【請求項10】 前記プログラム分配制御手段、前記デ
    ータ入力信号制御手段および請求項6記載のクロック制
    御部のそれぞれ、または二つ以上をLSI化することを
    特徴とする請求項1ないし請求項9記載のいずれかの並
    列データ処理装置。
  11. 【請求項11】 さらに、前記プロセッサユニットで処
    理された処理結果を合成するデータ合成手段を有し、 分割したデータに対して、それぞれ予め指定された前記
    プロセッサユニットで処理をおこなった後に、 前記処理結果記憶部への書き込みをする際に、そのプロ
    セッサユニットを特定できるように、かつ、そのプロセ
    ッサユニットの何回目の書き込みかが特定できるように
    書き込みアドレスが定まっていて、所定の位置に書き込
    みがおこなわれ、 しかる後に、前記合成手段によって、処理結果が合成さ
    れ、その合成されたデータがこの並列データ処理装置の
    出力とされることを特徴とする請求項1ないし請求項1
    0記載のいずれかの並列データ処理装置。
  12. 【請求項12】 前記処理結果記憶部への書き込みをす
    る際に、 各プロセッサユニットごとに、この処理結果記憶部の書
    き込み領域を分割して書き込むことを特徴とする請求項
    11記載の並列データ処理装置。
  13. 【請求項13】 前記処理結果記憶部を一つ、あるいは
    複数個有し、 前記処理結果部に書き込んだデータのアドレスから、 その処理結果に対応する入力データのアドレスを計算し
    て、 それに基づいて、前記データ合成手段により、処理結果
    の合成をおこなうことを特徴とする請求項11および請
    求項12記載のいずれかの並列データ処理装置。
  14. 【請求項14】 前記データ分割制御手段として、前記
    プロセッサユニットは、そのプロセッサユニットが処理
    をおこなうデータ領域のアドレス値を記憶する記憶部を
    備え、 処理をおこなう際には、その記憶部のアドレス値とデー
    タのアドレス値を比較して、アドレス値が一致したデー
    タ領域のみをそのプロセッサユニットに入力して、処理
    をおこなうことを特徴とする請求項1ないし請求項13
    記載のいずれかの並列データ処理装置。
  15. 【請求項15】 複数のプロセッサユニットが並列にデ
    ータ処理をおこなう並列データ処理方法において、 この並列データ処理方法に用いる並列データ処理装置
    は、 処理するデータを入力するデータ入力部と、 データを記憶するデータ記憶部と、 そのデータ記憶部のデータを、前記複数のプロセッサユ
    ニットに分割するデータ分割制御手段と、 データを処理するプログラムを、前記複数のプロセッサ
    ユニットに分配するプログラム分配制御手段と、 分配されたデータ処理プログラムによりデータ処理をお
    こなう前記複数のプロセッサユニットと、 各プロセッサユニットにより処理された処理結果を記憶
    する処理結果記憶部と、 制御CPUとを有し、 この制御CPUが、 前記各プロセッサユニットの動作テストをおこなって、 その動作テストの結果、正常に動作すると確認されたプ
    ロセッサユニットに対して、 前記プログラム分配制御手段により、データ処理プログ
    ラムを前記各プロセッサユニットに分配して、 かつ、前記データ分割手段により、分割されたデータを
    前記各プロセッサユニットに割り当てて、 各プロセッサユニットが、分配されたデータ処理プログ
    ラムに基づいて、割り当てられたデータを処理すること
    により、並列処理を進めていくことを特徴とする並列デ
    ータ処理方法。
  16. 【請求項16】 前記制御CPUがおこなう動作テスト
    により、正常動作すると確認されたプロセッサユニット
    の個数と、 各プロセッサユニット毎の初期設定時間と、データ入出
    力時間と、分配される各データ処理プログラムの処理単
    位に含まれる命令の種類、数、順序と各プロセッサユニ
    ットの機能とから算出されるプログラム処理時間とを推
    定して、 各プロセッサユニットが単位時間に処理するデータ量を
    計算し、 装置全体として単位時間あたりの処理のスループットを
    最高にするように最適化して、 前記プロセッサユニットに対する前記データの割り当て
    をおこなうことを特徴とする請求項15記載の並列デー
    タ処理方法。
  17. 【請求項17】 複数のプロセッサユニットが並列にデ
    ータ処理をおこなう並列データ処理方法において、 入力データが画像データであり、水平信号と垂直信号に
    同期されて入力されるデータであるときに、 この並列データ処理方法に用いる並列データ処理装置
    は、 連続してデータ入力を行うデータ入力部と、 データを記憶するデータ記憶部と、 そのデータ記憶部のデータを、前記複数のプロセッサユ
    ニットに分割するデータ分割制御手段と、 データを処理するプログラムを、前記複数のプロセッサ
    ユニットに分配するプログラム分配制御手段と、 分配されたデータ処理プログラムによりデータ処理をお
    こなう前記複数のプロセッサユニットと、 各プロセッサユニットにより処理された処理結果を記憶
    する処理結果記憶部とを有し、 さらに、前記水平信号と垂直方向の信号をカウントする
    カウンタと、 データ入力制御手段とを設け、 前記カウンタのカウント値によって、入力データ量を計
    測し、 データ入力信号制御手段により、入力データ量が前記デ
    ータ記憶部の容量を越えない周期で、前記水平信号と垂
    直信号とをリセットして、 リセット前に書き込んでいた場所に、リセット後の入力
    データを順次、前記データ記憶部に上書きすることを特
    徴とする並列データ処理方法。
  18. 【請求項18】 複数のプロセッサユニットが並列にデ
    ータ処理をおこなう並列データ処理方法において、 この並列データ処理方法に用いる並列データ処理装置
    は、 請求項1記載の並列データ処理装置の各構成手段と、 請求項3記載の並列データ処理装置の各構成手段とを有
    し、 入力時には、前記カウンタのカウント値によって、入力
    データ量を計測し、 データ入力信号制御手段により、入力データ量が前記デ
    ータ記憶部の容量を越えない周期で、前記水平信号と垂
    直信号とをリセットして、 リセット前に書き込んでいた場所に、リセット後の入力
    データを順次、前記データ記憶部に上書きし、 しかも、動作テストとプログラムの分配、データの分割
    処理と各プロセッサユニットの割り当てに関しては、請
    求項15および請求項17の如く動作することを特徴と
    する並列データ処理方法
  19. 【請求項19】 データ処理実行中に動作テスト要求が
    あった場合には、前記リセットされた後のタイミングで
    動作テストをおこなって動作テストの結果、前回おこな
    った動作テストの結果と正常に動作するとされたプロセ
    ッサユニットが異なった場合において、 データ処理プログラムの再分配と、データ処理分割量の
    計算を再びおこなって、 再び、処理の最適化をおこなうことを特徴とする請求項
    18記載の並列データ処理方法。
  20. 【請求項20】 さらに、この並列データ処理方法に用
    いる並列データ処理装置は、 クロック制御部を有し、 動作テストの結果、前回おこなった動作テストの結果と
    正常に動作するとされたプロセッサユニットが異なった
    場合において、 前記クロック制御部により、クロックを変化させ、 入力データの入力速度か、または、プロセッサユニット
    の処理速度を変化させて、 各プロセッサユニットに対するデータの割当量を変化さ
    せることにより、各プロセッサユニットに対するデータ
    の割り当ての最適化をおこなうことを特徴とする請求項
    15ないし請求項19記載のいずれかの並列データ処理
    方法。
  21. 【請求項21】 画像データを入力データとする場合で
    あって、 前記クロック制御部のクロックを変化させることによ
    り、 この並列データ処理装置のデータ入力手段が、露光によ
    って2次元データを一括して取り込むときには、露光時
    間の制御をして、 また、並列データ処理装置のデータ入力手段が、検出器
    または対象の載ったステージを移動させることにより、
    2次元のデータを1次元的に取り込むときには、その検
    出器またはステージの移動速度、走査速度を制御するこ
    とにより、前記入力データの入力速度を変化をさせるこ
    とを特徴とする請求項20記載の並列データ処理方法。
  22. 【請求項22】 前記各プロセッサユニットには、正常
    に動作するとされたプロセッサユニット数と、そのプロ
    セッサユニットの番号と、データのブロックサイズとを
    伝えて、 入力データを各プロセッサユニットに持ってくる場合に
    は、 前記各プロセッサユニットで前記データ記憶部のアドレ
    スを計算して、そのアドレスを指定することにより、順
    次、データをそのプロセッサユニットに取り込むことを
    特徴とする請求項15ないし請求項21記載のいずれか
    の並列データ処理方法。
  23. 【請求項23】 データ処理プログラムが、高級言語で
    記述されていて、それをコンパイルするときに、 分配される各データ処理プログラムの処理単位に含まれ
    る命令の種類、数、順序と各プロセッサユニットの機能
    とから算出されるプログラム処理時間とを推定して、 各プロセッサユニットが単位時間に処理するデータ量を
    計算し、 装置全体として単位時間あたりの処理のスループットを
    最高にするように最適化して、 前記プロセッサユニットに対する前記データの割り当て
    量を決定することを特徴とする請求項16ないし請求項
    22記載のいずれかの並列データ処理方法。
  24. 【請求項24】 さらに、この並列データ処理方法に用
    いる並列データ処理装置は、 前記プロセッサユニットで処理された処理結果を合成す
    るデータ合成手段を有し、 分割したデータに対して、それぞれ予め指定された前記
    プロセッサユニットで処理をおこなった後に、 前記処理結果記憶部への書き込みをする際に、そのプロ
    セッサユニットを特定できるように、かつ、そのプロセ
    ッサユニットの何回目の書き込みかが特定できるように
    書き込みアドレスが定まっていて、所定の位置に書き込
    みがおこなわれ、 しかる後に、前記合成手段によって、処理結果が合成さ
    れ、その合成されたデータがこの並列データ処理装置の
    出力とされることを特徴とする請求項15ないし請求項
    23記載のいずれかの並列データ処理方法。
  25. 【請求項25】 前記処理結果記憶部への書き込みをす
    る際に、 各プロセッサユニットごとに、この処理結果記憶部の書
    き込み領域を分割して書き込むことを特徴とする請求項
    24記載の並列データ処理方法。
  26. 【請求項26】 この並列データ処理方法に用いる並列
    データ処理装置は、 前記処理結果記憶部を一つ、あるいは複数個有し、 前記処理結果部に書き込んだデータのアドレスから、 その処理結果に対応する入力データのアドレスを計算し
    て、 それに基づいて、前記データ合成手段により、処理結果
    の合成をおこなうことを特徴とする請求項15および請
    求項25記載のいずれかの並列データ処理方法。
  27. 【請求項27】 前記データ分割制御手段として、前記
    プロセッサユニットは、そのプロセッサユニットが処理
    をおこなうデータ領域のアドレス値を記憶する記憶部を
    備え、 処理をおこなう際には、その記憶部のアドレス値とデー
    タのアドレス値を比較して、アドレス値が一致したデー
    タ領域のみをそのプロセッサユニットに入力して、処理
    をおこなうことを特徴とする請求項15ないし請求項2
    6記載のいずれかの並列データ処理方法。
JP32063496A 1996-12-02 1996-12-02 並列データ処理機能を備えた検査装置及び検査方法 Expired - Fee Related JP3923574B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32063496A JP3923574B2 (ja) 1996-12-02 1996-12-02 並列データ処理機能を備えた検査装置及び検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32063496A JP3923574B2 (ja) 1996-12-02 1996-12-02 並列データ処理機能を備えた検査装置及び検査方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10162130A true JPH10162130A (ja) 1998-06-19
JP3923574B2 JP3923574B2 (ja) 2007-06-06

Family

ID=18123605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32063496A Expired - Fee Related JP3923574B2 (ja) 1996-12-02 1996-12-02 並列データ処理機能を備えた検査装置及び検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3923574B2 (ja)

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002544602A (ja) * 1999-05-05 2002-12-24 ケーエルエー−テンカー コーポレイション 並列処理でのレチクル検査のための方法および装置
JP2005316887A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Ricoh Co Ltd マイクロプロセッサ
JP2005332298A (ja) * 2004-05-21 2005-12-02 Ricoh Co Ltd 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び記録媒体
JP2006344162A (ja) * 2005-06-10 2006-12-21 Mitsubishi Electric Corp 並列計算装置
JP2006344068A (ja) * 2005-06-09 2006-12-21 Canon Inc 情報処理システム、及び該システムにおけるジョブの割り当て方法
JP2007019272A (ja) * 2005-07-07 2007-01-25 Hitachi High-Technologies Corp 半導体外観検査装置、及び半導体外観検査装置の画像処理装置
JP2007128124A (ja) * 2005-11-01 2007-05-24 Hitachi Ltd リコンフィギュラブルプロセッサまたは装置
JP2007536629A (ja) * 2004-05-04 2007-12-13 ケーエルエー−テンカー テクノロジィース コーポレイション 検査画像を処理するための高スループット画像
US7421154B2 (en) 1999-07-14 2008-09-02 Fujifilm Corporation Image processing method
JP2009198297A (ja) * 2008-02-21 2009-09-03 Hitachi High-Technologies Corp 半導体外観検査装置用画像処理装置半導体及び外観検査装置、並びに画像処理方法。
JP2010140961A (ja) * 2008-12-09 2010-06-24 Hitachi High-Technologies Corp 外観検査装置
JP2011028410A (ja) * 2009-07-23 2011-02-10 Hitachi High-Technologies Corp 外観検査装置
JP2011100323A (ja) * 2009-11-06 2011-05-19 Hitachi High-Technologies Corp 画像データ配信方法及び検査装置
JP2011122991A (ja) * 2009-12-14 2011-06-23 Hitachi High-Technologies Corp 検査システム、及び検査装置
JP2011522325A (ja) * 2008-05-30 2011-07-28 アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド ローカル及びグローバルのデータ共有
JP2011145833A (ja) * 2010-01-13 2011-07-28 Hitachi High-Technologies Corp データ分散管理システム及びデータ分散管理方法
WO2012073490A1 (ja) * 2010-11-30 2012-06-07 パナソニック株式会社 オブジェクト検出装置、画像分割装置、集積回路
JPWO2013132990A1 (ja) * 2012-03-06 2015-07-30 日本電気株式会社 データ転送装置、データ転送方法およびデータ転送プログラム
JP2015138281A (ja) * 2014-01-20 2015-07-30 キヤノン株式会社 情報処理装置及び情報処理装置の制御方法
US9418044B2 (en) 2002-12-16 2016-08-16 Sony Interactive Entertainment Inc. Configuring selected component-processors operating environment and input/output connections based on demand
CN115516294A (zh) * 2020-05-06 2022-12-23 科磊股份有限公司 多控制器检验系统

Cited By (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002544602A (ja) * 1999-05-05 2002-12-24 ケーエルエー−テンカー コーポレイション 並列処理でのレチクル検査のための方法および装置
US7724939B2 (en) 1999-05-05 2010-05-25 Kla-Tencor Method and apparatus for inspecting reticles implementing parallel processing
US7421154B2 (en) 1999-07-14 2008-09-02 Fujifilm Corporation Image processing method
US9418044B2 (en) 2002-12-16 2016-08-16 Sony Interactive Entertainment Inc. Configuring selected component-processors operating environment and input/output connections based on demand
JP2005316887A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Ricoh Co Ltd マイクロプロセッサ
JP2007536629A (ja) * 2004-05-04 2007-12-13 ケーエルエー−テンカー テクノロジィース コーポレイション 検査画像を処理するための高スループット画像
JP4494866B2 (ja) * 2004-05-21 2010-06-30 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び記録媒体
JP2005332298A (ja) * 2004-05-21 2005-12-02 Ricoh Co Ltd 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び記録媒体
JP2006344068A (ja) * 2005-06-09 2006-12-21 Canon Inc 情報処理システム、及び該システムにおけるジョブの割り当て方法
US7835022B2 (en) 2005-06-09 2010-11-16 Canon Kabushiki Kaisha Grid computing system, and job allocation method in grid computing system
JP2006344162A (ja) * 2005-06-10 2006-12-21 Mitsubishi Electric Corp 並列計算装置
JP2007019272A (ja) * 2005-07-07 2007-01-25 Hitachi High-Technologies Corp 半導体外観検査装置、及び半導体外観検査装置の画像処理装置
JP2007128124A (ja) * 2005-11-01 2007-05-24 Hitachi Ltd リコンフィギュラブルプロセッサまたは装置
JP4720436B2 (ja) * 2005-11-01 2011-07-13 株式会社日立製作所 リコンフィギュラブルプロセッサまたは装置
JP2009198297A (ja) * 2008-02-21 2009-09-03 Hitachi High-Technologies Corp 半導体外観検査装置用画像処理装置半導体及び外観検査装置、並びに画像処理方法。
US10140123B2 (en) 2008-05-30 2018-11-27 Advanced Micro Devices, Inc. SIMD processing lanes storing input pixel operand data in local register file for thread execution of image processing operations
US9619428B2 (en) 2008-05-30 2017-04-11 Advanced Micro Devices, Inc. SIMD processing unit with local data share and access to a global data share of a GPU
JP2011522325A (ja) * 2008-05-30 2011-07-28 アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド ローカル及びグローバルのデータ共有
JP2010140961A (ja) * 2008-12-09 2010-06-24 Hitachi High-Technologies Corp 外観検査装置
JP2011028410A (ja) * 2009-07-23 2011-02-10 Hitachi High-Technologies Corp 外観検査装置
JP2011100323A (ja) * 2009-11-06 2011-05-19 Hitachi High-Technologies Corp 画像データ配信方法及び検査装置
JP2011122991A (ja) * 2009-12-14 2011-06-23 Hitachi High-Technologies Corp 検査システム、及び検査装置
JP2011145833A (ja) * 2010-01-13 2011-07-28 Hitachi High-Technologies Corp データ分散管理システム及びデータ分散管理方法
WO2012073490A1 (ja) * 2010-11-30 2012-06-07 パナソニック株式会社 オブジェクト検出装置、画像分割装置、集積回路
CN102741877A (zh) * 2010-11-30 2012-10-17 松下电器产业株式会社 目标检测装置、图像分割装置、集成电路
US8699753B2 (en) 2010-11-30 2014-04-15 Panasonic Corporation Object detecting device, image dividing device, integrated circuit, method of detecting object, object detecting program, and recording medium
CN102741877B (zh) * 2010-11-30 2016-03-30 松下电器产业株式会社 目标检测装置、图像分割装置、集成电路
JPWO2013132990A1 (ja) * 2012-03-06 2015-07-30 日本電気株式会社 データ転送装置、データ転送方法およびデータ転送プログラム
JP2015138281A (ja) * 2014-01-20 2015-07-30 キヤノン株式会社 情報処理装置及び情報処理装置の制御方法
CN115516294A (zh) * 2020-05-06 2022-12-23 科磊股份有限公司 多控制器检验系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP3923574B2 (ja) 2007-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10162130A (ja) 並列データ処理装置および方法
US5610658A (en) Motion vector detection using hierarchical calculation
JP2772304B2 (ja) 並列処理の負荷均一化方法
US6987894B2 (en) Appearance inspection apparatus and method in which plural threads are processed in parallel
JP3201471B2 (ja) レティクル検査装置
US20050240850A1 (en) Multicore processor test method
US20030005380A1 (en) Method and apparatus for testing multi-core processors
EP0095928A2 (en) Pipeline processing apparatus having a test function
KR20100017645A (ko) 동적 움직임 벡터 분석방법
US7788672B2 (en) System for controlling assignment of a plurality of modules of a program to available execution units based on speculative executing and granularity adjusting
CN109360646B (zh) 基于人工智能的病理辅助诊断系统
JPS62245484A (ja) 周期的パターンの自動検査方法
JP4564768B2 (ja) パターン検査方法及びその装置
US7007206B2 (en) Interactive circuit assembly test/inspection scheduling
WO1999063484A1 (en) Image processing inspection apparatus
KR100321274B1 (ko) 파이프라인형 멀티 프로세서 시스템
JPH10198798A (ja) 並列処理方法及びその装置
JP5562656B2 (ja) パターン評価システム、パターン評価方法および半導体装置の製造方法
CN113921412A (zh) 一种晶圆中晶片周期的计算方法、装置和设备
US20090249132A1 (en) Data Processing Apparatus and Method of Verifying Programs
US20040088638A1 (en) Method and apparatus for isolating faulty semiconductor devices in a multiple format graphics system
US20040153591A1 (en) Bus arbiter
JPH09153021A (ja) 並列処理装置およびそれを用いた検査装置
JPH05258047A (ja) 画像解析装置
JP2000047995A (ja) 並列処理方法及び装置、並びにそれを用いた外観検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061107

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070104

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070222

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110302

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees