JPH10161928A - 記憶装置 - Google Patents

記憶装置

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Publication number
JPH10161928A
JPH10161928A JP32004896A JP32004896A JPH10161928A JP H10161928 A JPH10161928 A JP H10161928A JP 32004896 A JP32004896 A JP 32004896A JP 32004896 A JP32004896 A JP 32004896A JP H10161928 A JPH10161928 A JP H10161928A
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JP
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address
selection signal
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adr
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JP32004896A
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English (en)
Inventor
Yukihisa Oya
幸久 大家
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる容量の複数のメモリを接続できる記憶
装置に関し、簡単な構成で、複数のバンクで異なる容量
のメモリを用いることができる記憶装置を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 ROM3a、3bからなり、外部から供
給されたアドレスに応じてROM3aを有効する第1の
選択信号A1 、B1 、C1 、D1 、及び、ROM3bを
有効とする第2の選択信号A2 、B2 、C2 、D2 を出
力するデコーダ13、14、15、16と、第1の選択
信号A1 、B1 、C1 、D1 の論理積をとりROM3a
の出力イネーブル信号とし、第2の選択信号A2 、B2
、C2 、D2 の論理積をとりROM3bの出力イネー
ブル信号とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記憶装置に係り、特
に、異なる容量の複数のメモリを接続できる記憶装置に
関する。現在、パソコン等の電子機器には多くのメモリ
が搭載されている。そのメモリは、通常、複数のバンク
(BANK)に分割されており、複数のバンクでは連続
するアドレスが要求される。
【0002】一方、記憶装置に内蔵されるメモリにも1
M、2M、4M、8Mバイト等各種記憶容量があり、い
ずれの記憶容量のメモリでも容易に搭載可能な記憶装置
が要求されていた。
【0003】
【従来の技術】図12に従来のショートピンにより使用
メモリ容量に応じた選択信号切換を行うシステムの一例
のブロック構成図を示す。図12に示すシステムは、2
つのバンクBANK1、2で構成される記憶部31で連
続するデータ出力を実現するため、記憶部31に供給す
るチップセレクト信号*CS及び出力イネーブル信号*
OE0 、OE1 を生成するメモリ制御用LSI34が用
いられている。メモリ制御用LSI34には、入力アド
レスに応じて記憶容量毎に出力イネーブル信号を生成す
る制御回路35が搭載されていた。
【0004】記憶部31は、異なるバンクの2つのRO
M32、33から構成され、メモリ制御用LSI34か
らアドレス、及び、チップセレクト、出力イネーブル信
号が供給され、対応したアドレスが供給されると、RO
M32、33からデータ出力が制御される。このとき、
2つのROM32、33を異なる記憶容量した場合があ
る。
【0005】このため、2つのROM32、33のアド
レスを複数に設定し、記憶容量毎に均等にアドレス領域
が割り振られている。また、メモリ制御用LSI34に
制御端子を設け、記憶部31には、例えば、アドレスA
dr「00000000」〜「03FFFFFF」の6
4Mバイトのアドレス領域が割り当てられている。記憶
部31に割り当てられた64Mバイトのアドレス領域
は、アドレスAdr「00000000」〜「00FF
FFFF」、アドレスAdr「01000000」〜
「01FFFFFF」、アドレスAdr「020000
00」〜「02FFFFFF」、アドレスAdr「03
000000」〜「03FFFFFF」のそれぞれ16
Mバイトのアドレス領域からなる4つのアドレス領域に
分割される。
【0006】アドレスAdr「00000000」〜
「00FFFFFF」の16Mバイトのアドレス領域
は、1MバイトROM用に割り当てられ、アドレスAd
r「00000000」〜「000FFFFF」、及
び、アドレスAdr「00100000」〜「001F
FFFF」の1Mバイト分の2つのアドレス領域を設定
する。
【0007】また、アドレスAdr「0100000
0」〜「01FFFFFF」の16Mバイトのアドレス
領域は、2MバイトROM用に割り当てられ、アドレス
Adr「01000000」〜「011FFFFF」、
及び、アドレスAdr「01200000」〜「013
FFFFF」の2Mバイト分の2つのアドレス領域を設
定する。
【0008】さらに、アドレスAdr「0200000
0」〜「02FFFFFF」の16Mバイトのアドレス
領域は、4MバイトROM用に割り当てられ、アドレス
Adr「02000000」〜「023FFFFF」、
及び、アドレスAdr「02400000」〜「027
FFFFF」の4Mバイト分の2つのアドレス領域を設
定する。
【0009】また、アドレスAdr「0300000
0」〜「03FFFFFF」の16Mバイトのアドレス
領域は、8MバイトROM用に割り当てられ、アドレス
Adr「03000000」〜「037FFFFF」、
及び、アドレスAdr「03800000」〜「03F
FFFFF」の8Mバイト分の2つのアドレス領域を設
定する。
【0010】ここで、ROM32を1MバイトのRO
M、また、ROM33を8MバイトのROMとする。1
MバイトのROM32には、アドレスAdr「0000
0000」〜「000FFFFF」の1Mバイト分のア
ドレス領域が割り当てられ、8MバイトのROM33に
は、アドレスAdr「03800000」〜「03FF
FFFF」の8Mバイト分のアドレス領域を割り当て
る。
【0011】このため、記憶部31へのアクセス可能な
アドレスとして、アドレスAdr「00000000」
〜「000FFFFF」、及び、アドレスAdr「03
800000」〜「03FFFFFF」の9Mバイト分
のアドレス領域が設定されている。
【0012】制御回路35は、アドレスから記憶部31
を選択するチップセレクト信号*CS及びROM32と
ROM33とのいずれかを選択する出力イネーブル信号
*CS0 、*CS1 を生成し、ROM32、33に供給
する。図13に従来の一例の制御回路のブロック構成図
を示す。
【0013】制御回路35は、デコーダ41〜45から
構成され、外部から供給されるアドレスAdrに応じて
記憶部31に供給するアドレスAdr、チップセレクト
信号*CS、出力イネーブル信号*OE0 、*OE1 を
生成する。デコーダ41は、アドレスAdr「0000
0000」〜「FFFFFFFF」のうち、アドレスA
dr「00000000」〜「03FFFFFF」のア
ドレスが供給されたとき、出力信号を有効とする。
【0014】デコーダ41の出力信号は、チップセレク
ト信号*CSとしてROM32、33に供給される。R
OM32、33はチップセレクト端子T1から出力され
るチップセレクト信号*CSが有効のとき、活性化さ
れ、データの読み出し可能となる。
【0015】また、デコーダ41の出力信号は、デコー
ダ42〜45に供給される。デコーダ42は、1Mバイ
トROM用の出力イネーブル信号を生成するための回路
で、デコーダ42の出力選択信号Aが有効のときに、ア
ドレスAdr「00000000」〜「000FFFF
F」の1Mバイト分のアドレス領域内では、出力選択信
号A1 を有効、出力選択信号A2 を無効にし、デコーダ
42の出力選択信号Aが有効のときに、アドレスAdr
「00100000」〜「001FFFFF」の1Mバ
イト分のアドレス領域内では、出力選択信号A1 を無
効、出力選択信号A2 を有効にする。
【0016】デコーダ43は、2MバイトROM用の出
力イネーブル信号を生成するための回路で、デコーダ4
2の出力選択信号Bが有効のときに、アドレスAdr
「01000000」〜「011FFFFF」の2Mバ
イト分のアドレス領域内では、出力選択信号B1 を有
効、出力選択信号B2 を無効にし、デコーダ12の出力
選択信号Bが有効のときに、アドレスAdr「0012
0000」〜「0013FFFF」の2Mバイト分のア
ドレス領域内では、出力選択信号B1 を無効、出力選択
信号B2 を有効にする。
【0017】デコーダ44は、4MバイトROM用の出
力イネーブル信号を生成するための回路で、出力選択信
号Cが有効のときに、アドレスAdr「0200000
0」〜「023FFFFF」の4Mバイト分のアドレス
領域内では、出力選択信号C1 を有効、出力選択信号C
2 を無効にし、デコーダ12の出力選択信号Cが有効の
ときに、アドレスAdr「02400000」〜「02
7FFFFF」の4Mバイト分のアドレス領域内では、
出力選択信号C1 を無効、出力選択信号C2 を有効にす
る。
【0018】また、デコーダ45は、8MバイトROM
用の出力イネーブル信号を生成するための回路で、デコ
ーダ42の出力選択信号Dが有効のときに、アドレスA
dr「03000000」〜「037FFFFF」の8
Mバイト分のアドレス領域内では、出力選択信号D1 を
有効、出力選択信号D2 を無効にし、アドレスAdr
「03800000」〜「03FFFFFF」の8Mバ
イト分のアドレス領域内では、出力選択信号D1 を無
効、出力選択信号D2 を有効にする。
【0019】ROM32、33には、ROM32、33
の記憶容量に応じてデコーダ42〜45の出力選択信号
A1 、A2 、B1 、B2 、C1 、C2 、D1 、D2 が接
続される。例えば、ROM32が1Mバイト、ROM3
3が8Mバイトとすると、ROM32の出力イネーブル
端子には、選択信号A1 が接続され、ROM33の出力
イネーブル端子には、選択信号D2 が接続される。
【0020】以上により、ROM32とROM33とで
連続して読み出しが可能となる。図14に従来のセレク
タにより使用メモリ容量に応じた選択信号切換を行うシ
ステムの一例のブロック構成図を示す。図14のシステ
ムでは、ショートピンに代えて制御用LSI34の内部
にセレクタ51を設け、セレクタ51を外部信号に応じ
て選択信号を出力するフリップフロップ52により制御
している。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、図12に示
す記憶装置では、メモリ制御用LSI34に記憶容量毎
に使用しないピンまでの設けなければならないので、L
SIが大型化したり、接続が煩雑となる等の問題点があ
った。
【0022】また、図14に示す記憶装置では、内部に
セレクタ、及び、F/F等のセレクタを設定するための
手段を持たなければならず、LSIの構成が複雑にな
り、回路規模が大きくなり、LSIが大型化してしまう
等の問題点があった。本発明は上記の点に鑑みてなされ
たもので、簡単な構成で、複数のバンクで異なる容量の
メモリを用いることができる記憶装置を提供することを
目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、一
対のメモリからなり、記憶容量に応じて複数のアドレス
領域に割り振られ、かつ、該複数のアドレス領域が連続
する一対の分割アドレス領域に分割されたアドレスの配
置を有する記憶手段と、前記複数のアドレス領域毎に設
けられ、外部から供給されたアドレスに応じて前記分割
アドレス領域の一方を有効する第1の分割アドレス領域
選択信号、及び、他方を有効とする第2の分割アドレス
領域選択信号を出力する複数の選択信号生成回路とを有
する記憶装置において、前記アドレスに応じて前記複数
の選択信号生成回路のうち1つの選択信号生成手段を有
効にする第1の選択手段と、前記複数の選択信号生成回
路から出力された第1の選択信号の論理積を出力する第
1の論理積ゲートと、前記複数の選択信号生成回路から
出力された第2の選択信号の論理積を出力する第2の論
理積ゲートとを有し、前記第1の論理積ゲートの出力を
前記記憶手段の一対のメモリのうち一方のメモリを選択
する1つの第1の選択信号とし、前記第2の論理積ゲー
トの出力を前記記憶手段の一対のメモリのうち他方を選
択する第2の選択信号としたことを特徴とする。
【0024】請求項1によれば、複数の第1の選択信号
又は複数の第2の選択信号のうちいずれか一つの選択信
号だけが有効とされるので、第1及び第2の論理積ゲー
トにより論理積をとることにより、第1及び第2の論理
積ゲートにより論理積をとることにより、有効な信号を
含むゲートの出力が反転し、一対のメモリのうち一方の
メモリを選択する選択信号をメモリに供給できるため、
一対のメモリのうち一方を選択しているときには、他方
は非選択状態とされ、他方を選択しているときには一方
は非選択状態とされるので、一対のメモリに連続してア
ドレスを設定することができる。
【0025】請求項2は、記憶手段は、前記一対のメモ
リを複数有し、前記アドレスに応じて複数対のメモリの
うち一つのメモリを選択する第2の選択手段を有するこ
とを特徴とする。請求項2によれば、記憶手段を複数対
のメモリで構成しても、第2の選択手段により一対のメ
モリを選択し、各対のメモリに連続してアドレスを設定
することができるため、記憶手段を多彩な構成にでき
る。
【0026】
【発明の実施の形態】まず、本発明の記憶装置が適用さ
れるシステムについて説明する。図4に本発明の一実施
例の記憶装置が適用されるシステムブロック図を示す。
本発明の記憶装置が適用されるシステム1は、情報を処
理するCPU(Central Processing Unit )2、CPU
2で処理するプログラムやデータが格納された記憶部
3、CPU2からのアドレスAdrに基づいて記憶部3
にアドレスAdr、チップセレクト信号*CS、出力イ
ネーブル信号*OE0 、*OE1 を供給し、記憶部3か
らデータを読み出すメモリ制御装置4から構成される。
本実施例の記憶装置は、記憶部3及びメモリ制御装置4
から構成される。
【0027】CPU2は、メモリ制御装置4に対して必
要とするデータ格納されたアドレスを供給する。メモリ
制御装置4は、CPU2から供給されたアドレス、及
び、アドレスからチップセレクト信号*CS及び2種類
の出力イネーブル信号*OE0、*OE1 を生成し、記
憶部3に供給する。
【0028】記憶部3は、異なる記憶容量の複数の半導
体メモリから構成され、複数のバンク(BANK)を構
成している。図5に本発明の一実施例のメモリ装置のブ
ロック構成図を示す。記憶部3は、図5に示されるよう
に、記憶容量が1MバイトのROM(Read Only Memor
y)3a、及び、記憶容量が8MバイトのROM3bと
を有し、ROM3aによりバンクBANK1が構成さ
れ、ROM3bによりバンクBANK2が構成されてい
る。ROM3a、3bは通常のROMと同一の構成とさ
れていて、アドレスAdrが供給されるアドレス入力端
子、チップを選択するチップセレクト信号*CSが供給
されるチップセレクト信号入力端子、データを出力する
ための出力イネーブル信号が供給される出力イネーブル
信号入力端子が設けられ、チップセレクト信号*CS、
及び、出力イネーブル信号*OE0 、*OE1 が有効の
時、アドレス入力端子に供給されたアドレスからデータ
が読み出される。
【0029】ROM3aは、アドレス端子がメモリ制御
回路4のアドレス出力端子に接続され、チップセレクト
端子は、メモリ制御回路4のチップセレクト信号出力端
子T1、出力イネーブル信号入力端子はメモリ制御回路
4の第1の出力イネーブル信号*OE0 を出力する第1
の出力イネーブル信号出力端子T2に接続される。ま
た、ROM3bは、アドレス端子がメモリ制御回路4の
アドレス出力端子に接続され、チップセレクト端子は、
メモリ制御回路4のチップセレクト信号出力端子T1、
出力イネーブル信号入力端子はメモリ制御回路4の第2
の出力イネーブル信号*OE1 を出力する第2の出力イ
ネーブル信号出力端子T3に接続される。
【0030】図6に本発明の一実施例のメモリ装置のア
ドレス領域とメモリとの関係を説明するための図であ
る。メモリ装置4には、例えば、図6に示すようにアド
レスAdr「00000000」〜「03FFFFF
F」の64Mバイトのアドレス領域が割り当てられてい
る。メモリ装置4に割り当てられた64Mバイトのアド
レス領域は、アドレスAdr「00000000」〜
「00FFFFFF」、アドレスAdr「010000
00」〜「01FFFFFF」、アドレスAdr「02
000000」〜「02FFFFFF」、アドレスAd
r「03000000」〜「03FFFFFF」のそれ
ぞれ16Mバイトのアドレス領域からなる4つのアドレ
ス領域に分割されている。
【0031】アドレスAdr「00000000」〜
「00FFFFFF」の16Mバイトのアドレス領域
は、1MバイトROM用に割り当てられ、アドレスAd
r「00000000」〜「000FFFFF」、及
び、アドレスAdr「00100000」〜「001F
FFFF」の1Mバイト分の2つのアドレス領域が設定
されている。
【0032】また、アドレスAdr「0100000
0」〜「01FFFFFF」の16Mバイトのアドレス
領域は、2MバイトROM用に割り当てられ、アドレス
Adr「01000000」〜「011FFFFF」、
及び、アドレスAdr「01200000」〜「013
FFFFF」の2Mバイト分の2つのアドレス領域が設
定されている。
【0033】さらに、アドレスAdr「0200000
0」〜「02FFFFFF」の16Mバイトのアドレス
領域は、4MバイトROM用に割り当てられ、アドレス
Adr「02000000」〜「023FFFFF」、
及び、アドレスAdr「02400000」〜「027
FFFFF」の4Mバイト分の2つのアドレス領域が設
定されている。
【0034】また、アドレスAdr「0300000
0」〜「03FFFFFF」の16Mバイトのアドレス
領域は、8MバイトROM用に割り当てられ、アドレス
Adr「03000000」〜「037FFFFF」、
及び、アドレスAdr「03800000」〜「03F
FFFFF」の8Mバイト分の2つのアドレス領域が設
定されている。
【0035】ここで、本実施例では、1MバイトのRO
M3a及び8MバイトのROM3bが接続されるので、
1MバイトのROM3aには、アドレスAdr「000
00000」〜「000FFFFF」の1Mバイト分の
アドレス領域が割り当てられ、8MバイトのROM3b
には、アドレスAdr「03800000」〜「03F
FFFFF」の8Mバイト分のアドレス領域が割り当て
られる。
【0036】このため、CPU2には記憶部3へのアク
セス可能なアドレスとして、アドレスAdr「0000
0000」〜「000FFFFF」、及び、アドレスA
dr「03800000」〜「03FFFFFF」の9
Mバイト分のアドレス領域がソフトウェアで設定され
る。
【0037】図1に本発明の一実施例のメモリ制御装置
のブロック構成図を示す。メモリ制御装置4は、デコー
ダ11〜16、ANDゲート17、18から構成され、
CPU2から供給されるアドレスAdrに応じて記憶部
3に供給するアドレスAdr、チップセレクト信号*C
S、出力イネーブル信号*OE0 、*OE1 を生成す
る。なお、デコーダ12は、特許請求の範囲中の第1の
選択手段に相当し、デコーダ13〜16は、特許請求の
範囲中の複数の選択信号生成手段に相当し、また、AN
Dゲート17は、特許請求の範囲中の第1の論理積ゲー
トに相当し、さらに、AND18は、特許請求の範囲中
の第2の論理積ゲートに相当する。
【0038】図2に本発明の一実施例のメモリ制御装置
のデコーダの動作説明図を示す。デコーダ11には、C
PU2からアドレスAdr「00000000」〜「F
FFFFFFF」が供給される。デコーダ11は、図2
に示すようにアドレスAdr「00000000」〜
「FFFFFFFF」のうち、アドレスAdr「000
00000」〜「03FFFFFF」のアドレスが供給
されたとき、出力信号を有効とする。
【0039】デコーダ11の出力信号は、チップセレク
ト信号*CSとしてチップセレクト端子T1から出力さ
れる。チップセレクト端子T1は記憶部3のROM3
a、3b接続される。ROM3a、3bはチップセレク
ト端子T1から出力されるチップセレクト信号*CSが
有効のとき、活性化され、データの読み出し可能とな
る。このデコーダ11の出力であるチップセレクト信号
*CSにより記憶部3に対して選択された64Mバイト
のアドレス領域が選択される。
【0040】また、デコーダ11の出力信号は、チップ
セレクト信号出力端子T1の他にデコーダ12に供給さ
れる。デコーダ12には、デコーダ11からのチップセ
レクト信号*CS及びアドレスAdrが供給される。デ
コーダ12は、デコーダ11から供給されるチップセレ
クト信号*CSが有効のときに、動作が有効とされ、ア
ドレスAdrに応じて4つの選択信号A、B、C、Dを
生成し、出力する。デコーダ12では、供給されたアド
レスAdrが「00000000」〜「00FFFFF
F」のとき、選択信号Aを有効にし、選択信号B、C、
Dを無効にする。
【0041】また、デコーダ12は、供給されたアドレ
スAdrが「01000000」〜「01FFFFF
F」のとき、選択信号Bを有効にし、選択信号A、C、
Dを無効にする。さらに、デコーダ12は、供給された
アドレスAdrが「02000000」〜「02FFF
FFF」のとき、選択信号Cを有効にし、選択信号A、
B、Dを無効にする。また、デコーダ12は、供給され
たアドレスAdrが「03000000」〜「03FF
FFFF」のとき、選択信号Dを有効にし、選択信号
A、B、Cを無効にする。
【0042】デコーダ12の4つの出力選択信号A、
B、C、Dのうち、出力選択信号Aは、デコーダ13に
供給される。デコーダ13には、出力選択信号A、及
び、アドレスAdrが供給されており、出力選択信号A
が有効のとき、動作が有効となり、供給されるアドレス
Adrに応じた2つの選択信号A1 、A2 を出力する。
【0043】デコーダ13は、1MバイトROM用の出
力イネーブル信号を生成するための回路で、図2に示す
ようにデコーダ12の出力選択信号Aが有効のときに、
アドレスAdr「00000000」〜「000FFF
FF」の1Mバイト分のアドレス領域内では、出力選択
信号A1 を有効、出力選択信号A2 を無効にする。ま
た、デコーダ13は、図2に示すようにデコーダ12の
出力選択信号Aが有効のときに、アドレスAdr「00
000000」〜「000FFFFF」に続く、アドレ
スAdr「00100000」〜「001FFFFF」
の1Mバイト分のアドレス領域内では、出力選択信号A
1 を無効、出力選択信号A2 を有効にする。
【0044】また、デコーダ12の4つの出力選択信号
A、B、C、Dのうち、出力選択信号Bは、デコーダ1
4に供給される。デコーダ14には、出力選択信号B、
及び、アドレスAdrが供給されており、出力選択信号
Bが有効のとき、動作が有効となり、供給されるアドレ
スAdrに応じた2つの選択信号B1 、B2 を出力す
る。
【0045】デコーダ14は、2MバイトROM用の出
力イネーブル信号を生成するための回路で、図2に示す
ようにデコーダ12の出力選択信号Bが有効のときに、
アドレスAdr「01000000」〜「011FFF
FF」の2Mバイト分のアドレス領域内では、出力選択
信号B1 を有効、出力選択信号B2 を無効にする。ま
た、デコーダ14は、図2に示すようにデコーダ12の
出力選択信号Bが有効のときに、アドレスAdr「01
000000」〜「011FFFFF」に続く、アドレ
スAdr「00120000」〜「0013FFFF」
の2Mバイト分のアドレス領域内では、出力選択信号B
1 を無効、出力選択信号B2 を有効にする。
【0046】また、デコーダ12の4つの出力選択信号
A、B、C、Dのうち、出力選択信号Cは、デコーダ1
5に供給される。デコーダ15には、デコーダ12の出
力選択信号C、及び、アドレスAdrが供給されてお
り、デコーダ12の出力選択信号Cが有効のとき、動作
が有効となり、供給されるアドレスAdrに応じた2つ
の選択信号C1 、C2 を出力する。
【0047】デコーダ15は、4MバイトROM用の出
力イネーブル信号を生成するための回路で、図2に示す
ように出力選択信号Cが有効のときに、アドレスAdr
「02000000」〜「023FFFFF」の4Mバ
イト分のアドレス領域内では、出力選択信号C1 を有
効、出力選択信号C2 を無効にする。また、デコーダ1
5は、図2に示すようにデコーダ12の出力選択信号C
が有効のときに、アドレスAdr「02000000」
〜「023FFFFF」に続く、アドレスAdr「02
400000」〜「027FFFFF」の4Mバイト分
のアドレス領域内では、出力選択信号C1 を無効、出力
選択信号C2 を有効にする。
【0048】また、デコーダ12の4つの出力選択信号
A、B、C、Dのうち、出力選択信号Dは、デコーダ1
6に供給される。デコーダ16には、デコーダ12の出
力選択信号D、及び、アドレスAdrが供給されてお
り、デコーダ12の出力選択信号Dが有効のとき、動作
が有効となり、供給されるアドレスAdrに応じた2つ
の選択信号D1 、D2 を出力する。
【0049】デコーダ16は、8MバイトROM用の出
力イネーブル信号を生成するための回路で、図2に示す
ようにデコーダ12の出力選択信号Dが有効のときに、
アドレスAdr「03000000」〜「037FFF
FF」の8Mバイト分のアドレス領域内では、出力選択
信号D1 を有効、出力選択信号D2 を無効にする。ま
た、デコーダ16は、図2に示すようにデコーダ12の
出力選択信号Dが有効のときに、アドレスAdr「03
000000」〜「037FFFFF」に続く、アドレ
スAdr「03800000」〜「03FFFFFF」
の8Mバイト分のアドレス領域内では、出力選択信号D
1 を無効、出力選択信号D2 を有効にする。
【0050】以上のようにして生成されたデコーダ13
の出力選択信号A1 、デコーダ14の出力選択信号B1
、デコーダ15の出力選択信号C1 、デコーダ16の
出力選択信号D1 は、ANDゲート17に供給される。
ANDゲート17は、デコーダ13、14、15、16
からの出力選択信号A1 、B1 、C1 、D1 のAND論
理をとり、その結果を1MバイトROM3aに供給する
出力イネーブル信号*OE0 として第1の出力イネーブ
ル信号出力端子T2から出力する。
【0051】また、デコーダ13の出力選択信号A2 、
デコーダ14の出力選択信号B2 、デコーダ15の出力
選択信号C2 、デコーダ16の出力選択信号D2 は、A
NDゲート18に供給される。ANDゲート18は、デ
コーダ13、14、15、16からの出力選択信号A2
、B2 、C2 、D2 のAND論理をとり、その結果を
8MバイトROM3bに供給する出力イネーブル信号*
OE1 として第2の出力イネーブル信号出力端子T3か
ら出力する。
【0052】次に、メモリ制御装置4の動作を説明す
る。図3に本発明の一実施例のメモリ制御装置の動作タ
イミングチャートを示す。図3(A)はアドレスAd
r、図3(B)はチップセレクト信号*CS、図3
(C)は第1の出力イネーブル信号*OE0 、図3
(D)は第2の出力イネーブル信号*OE1 、図3
(E)は選択信号A、図3(F)は選択信号D、図3
(G)は選択信号A1 、図3(H)は選択信号A2 、図
3(I)は選択信号D1 、図3(J)は選択信号D2 を
示す。
【0053】時刻t1 で、図3(A)に示すようにアド
レスAdr「0001FFFF」がCPU2から供給さ
れたとすると、アドレスAdr「0001FFFF」は
記憶部3に割り当てられた64MバイトのアドレスAd
r「00000000」〜「03FFFFFF」に含ま
れるので、デコーダ11の出力となる図3(B)のチッ
プセレクト信号*CSが有効(ローレベル)になる。
【0054】チップセレクト信号*CSが有効になる
と、デコーダ12の動作が有効になる。また、デコーダ
12は、図3(A)に示されるアドレスAdr「000
1FFFF」がアドレスAdr「00000000」〜
「00FFFFFF」の選択信号Aを有効にするアドレ
ス領域に含まれるので、図3(E)に示されるように選
択信号Aが有効(ローレベル)になる。
【0055】選択信号Aが有効になると、デコーダ13
の動作が有効になる。デコーダ13は、図3(A)に示
されるアドレスAdr「0001FFFF」が選択信号
A1を有効にするアドレス領域に含まれるので、図3
(G)、(H)に示されるように選択信号A1 を有効
(ローレベル)にし、選択信号A2 を無効(ハイレベ
ル)にする。
【0056】デコーダ13の有効とされた出力選択信号
A1 はANDゲート17に供給され、無効とされた出力
選択信号A2 はANDゲート18に供給される。このと
き、他のデコーダ14、15、16の出力選択信号B1
、B2 、C1 、C2 、D1 、D2 は、デコーダ12の
選択信号B、C、Dが無効とされるため、全て無効とな
る。このため、ANDゲート17に供給される選択信号
A1 、B1 、C1 、D1は、A1 が有効、B1 、C1 、
D1 が無効となる。また、ANDゲート18に供給され
る選択信号A2 、B2 、C2 、D2 は全て無効となる。
【0057】従って、図3(C)、(D)に示されるよ
うにANDゲート17の出力である出力イネーブル信号
*OE0 は、選択信号A1 がローレベルとなるため、ロ
ーレベル(有効)となり、ANDゲート18の出力は、
選択信号A2 、B2 、C2 、D2 が全てハイレベルとな
るのでハイレベル(無効)となる。
【0058】したがって、第1の出力イネーブル信号出
力端子T2 に出力イネーブル信号端子が接続された1M
バイトROM3aが活性化される。1MバイトROM3
aは、供給されたアドレスAdr「0001FFFF」
からデータを読み出し、CPU2に供給する。
【0059】また、時刻t2 で、図3(A)に示すよう
にアドレスAdr「039FFFFF」がCPU2から
供給されたとすると、アドレスAdr「039FFFF
F」は記憶部3に割り当てられた64Mバイトのアドレ
スAdr「00000000」〜「03FFFFFF」
に含まれるので、デコーダ11の出力となる図3(B)
のチップセレクト信号*CSが有効(ローレベル)にな
る。
【0060】チップセレクト信号*CSが有効になる
と、デコーダ12の動作が有効になる。また、図3
(A)に示されるアドレスAdr「039FFFFF」
は、アドレスAdr「03000000」〜「03FF
FFFF」の選択信号Dを有効にするアドレス領域に含
まれるので、デコーダ12により図3(E)に示される
ように選択信号Dが有効(ローレベル)にされる。
【0061】選択信号Dが有効になると、デコーダ16
の動作が有効になる。図3(A)に示されるアドレスA
dr「039FFFFF」は、選択信号D2 を有効にす
るアドレス領域に含まれるので、デコーダ16により図
3(G)、(H)に示されるように選択信号D1 が無効
(ハイレベル)にされ、選択信号D2 が有効(ローレベ
ル)にされる。
【0062】デコーダ16で有効とされた出力選択信号
D2 はANDゲート18に供給され、無効とされた出力
選択信号A1 はANDゲート17に供給される。このと
き、他のデコーダ13、14、15の出力選択信号A1
、A2 、B1 、B2 、C1 、C2 は、デコーダ12の
選択信号B、C、Dが無効とされるため、全て無効とな
る。このため、ANDゲート17に供給される選択信号
A1 、B1 、C1 、D1は、全て無効となる。また、A
NDゲート18に供給される選択信号は、D2 が有効と
なり、A2 、B2 、C2 は無効となる。
【0063】従って、図3(C)、(D)に示されるよ
うにANDゲート17の出力である出力イネーブル信号
*OE0 は、選択信号A1 、B1 、C1 、D1 全てがロ
ーレベルとなるため、ハイレベル(無効)となり、AN
Dゲート18の出力は、選択信号D2 がローレベルとな
るのでローレベル(有効)となる。
【0064】したがって、第1の出力イネーブル信号出
力端子T2 の第1の出力イネーブル信号*OE0 は無効
となり、したがって、1MバイトROM3aは非活性状
態となり、第2の出力イネーブル信号出力端子T3 に出
力イネーブル信号端子が接続された8MバイトROM3
bが活性化される。8MバイトROM3bは、供給され
たアドレスAdr「039FFFFF」からデータを読
み出し、CPU2に供給する。
【0065】上記本実施例によれば、バンクの異なり、
かつ、記憶容量の異なる1MバイトのROM3aと、8
MバイトのROM3bとを連続的に扱いことが出来る。
このとき、出力ピンは、出力イネーブル信号*OE0 、
*OE1 を出力するための2つのピンを設けるだけでよ
いので、図12、図14に示すような方法に比べて出力
ピン数を大幅に減少でき、LSI化したときに、LSI
を小型化できる。
【0066】また、本実施例では、デコーダと、AND
ゲートだけで構成でき、また、使用するアドレスの設定
はCPU2を制御するプログラムにより、図14に示す
ようにセレクタ、セレクタを設定するためのFFが不要
なるので、メモリ制御装置4のハードウェアを大幅に変
更する必要がないので、LSI化するときに、回路規模
を小さくでき、LSIを小型化出来る。
【0067】なお、本実施例では、容量の異なる2つの
ROMを連続的に扱う場合について説明したが、更に複
雑な容量の組合せでの動作も可能である。図7に本発明
の他の実施例のメモリ制御装置が適用される情報処理シ
ステムのシステム構成図を示す。同図中、図4と同一構
成部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0068】本実施例は、記憶部21が2つの領域で構
成されており、メモリ制御装置22はチップセレクト信
号を記憶部21の2つの領域に対応してアドレスに応じ
て2種類のチップセレクト信号*CS1 、*CS2 を生
成し、記憶部21に供給してなる。
【0069】図11に本発明の他の実施例の記憶部21
のブロック構成図を示す。記憶部21は、プログラム用
メモリ部23とデータ用メモリ部24とから構成され
る。また、プログラム用メモリ部23は、異なるバンク
の2つの2MバイトROM23a、23bから構成さ
れ、また、データ用メモリ部24は、異なるバンクの2
つの8MバイトROM24a、24bから構成される。
【0070】記憶部21には、例えば、アドレスAdr
「00000000」〜「07FFFFFF」の128
Mバイトのアドレス領域が割り当てられている。記憶部
21に割り当てられた128Mバイトのアドレス領域
は、アドレスAdr「00000000」〜「03FF
FFFF」、及び、「04000000」〜「07FF
FFFF」の2つの64Mバイトのアドレス領域に分割
される。アドレスAdr「00000000」〜「03
FFFFFF」には、プログラム用メモリ部23、アド
レスAdr「04000000」〜「07FFFFF
F」には、データ用メモリ部24が設定されている。
【0071】プログラム用メモリ部23に設定されたア
ドレスAdr「00000000」〜「03FFFFF
F」は、アドレスAdr「00000000」〜「00
FFFFFF」、アドレスAdr「01000000」
〜「01FFFFFF」、アドレスAdr「02000
000」〜「02FFFFFF」、アドレスAdr「0
3000000」〜「03FFFFFF」のそれぞれ1
6Mバイトの4つのアドレス領域に分割される。
【0072】アドレスAdr「00000000」〜
「00FFFFFF」の16Mバイトのアドレス領域
は、1MバイトROM用に割り当てられ、アドレスAd
r「00000000」〜「000FFFFF」、及
び、アドレスAdr「00100000」〜「001F
FFFF」の1Mバイト分の2つのアドレス領域が設定
されている。
【0073】また、アドレスAdr「0100000
0」〜「01FFFFFF」の16Mバイトのアドレス
領域は、2MバイトROM用に割り当てられ、アドレス
Adr「01000000」〜「011FFFFF」、
及び、アドレスAdr「01200000」〜「013
FFFFF」の2Mバイト分の2つのアドレス領域が設
定されている。
【0074】さらに、アドレスAdr「0200000
0」〜「02FFFFFF」の16Mバイトのアドレス
領域は、4MバイトROM用に割り当てられ、アドレス
Adr「02000000」〜「023FFFFF」、
及び、アドレスAdr「02400000」〜「027
FFFFF」の4Mバイト分の2つのアドレス領域が設
定されている。
【0075】また、アドレスAdr「0300000
0」〜「03FFFFFF」の16Mバイトのアドレス
領域は、8MバイトROM用に割り当てられ、アドレス
Adr「03000000」〜「037FFFFF」、
及び、アドレスAdr「03800000」〜「03F
FFFFF」の8Mバイト分の2つのアドレス領域が設
定されている。
【0076】ここで、本実施例では、2MバイトのRO
M23a及び2MバイトのROM23bが接続されるの
で、2MバイトのROM23aには、アドレスAdr
「01000000」〜「011FFFFF」の2Mバ
イト分のアドレス領域が割り当てられ、2MバイトのR
OM23bには、アドレスAdr「01200000」
〜「013FFFFF」の2Mバイト分のアドレス領域
が割り当てられる。
【0077】このため、CPU2には記憶部21のプロ
グラム用メモリ部22へのアクセス可能なアドレスとし
て、アドレスAdr「01000000」〜「011F
FFFF」、及び、アドレスAdr「0120000
0」〜「013FFFFF」の4Mバイト分のアドレス
領域がソフトウェアで設定される。
【0078】また、データ用メモリ部24に設定された
アドレスAdr「04000000」〜「07FFFF
FF」は、プログラム用メモリ部23と同様に、アドレ
スAdr「04000000」〜「04FFFFF
F」、アドレスAdr「05000000」〜「05F
FFFFF」、アドレスAdr「06000000」〜
「06FFFFFF」、アドレスAdr「070000
00」〜「07FFFFFF」のそれぞれ16Mバイト
の4つのアドレス領域に分割される。
【0079】アドレスAdr「04000000」〜
「04FFFFFF」の16Mバイトのアドレス領域
は、1MバイトROM用に割り当てられ、アドレスAd
r「04000000」〜「040FFFFF」、及
び、アドレスAdr「04100000」〜「041F
FFFF」の1Mバイト分の2つのアドレス領域が設定
されている。
【0080】また、アドレスAdr「0500000
0」〜「05FFFFFF」の16Mバイトのアドレス
領域は、2MバイトROM用に割り当てられ、アドレス
Adr「05000000」〜「051FFFFF」、
及び、アドレスAdr「05200000」〜「053
FFFFF」の2Mバイト分の2つのアドレス領域が設
定されている。
【0081】さらに、アドレスAdr「0600000
0」〜「06FFFFFF」の16Mバイトのアドレス
領域は、4MバイトROM用に割り当てられ、アドレス
Adr「06000000」〜「063FFFFF」、
及び、アドレスAdr「06400000」〜「067
FFFFF」の4Mバイト分の2つのアドレス領域が設
定されている。
【0082】また、アドレスAdr「0700000
0」〜「07FFFFFF」の16Mバイトのアドレス
領域は、8MバイトROM用に割り当てられ、アドレス
Adr「07000000」〜「077FFFFF」、
及び、アドレスAdr「07800000」〜「07F
FFFFF」の8Mバイト分の2つのアドレス領域が設
定されている。
【0083】ここで、本実施例では、8MバイトのRO
M24a及び8MバイトのROM24bが接続されるの
で、8MバイトのROM24aには、アドレスAdr
「07000000」〜「077FFFFF」の8Mバ
イト分のアドレス領域が割り当てられ、8MバイトのR
OM24bには、アドレスAdr「07800000」
〜「07FFFFFF」の8Mバイト分のアドレス領域
が割り当てられる。
【0084】このため、CPU2には記憶部3へのアク
セス可能なアドレスとして、アドレスAdr「0700
0000」〜「077FFFFF」、及び、アドレスA
dr「07800000」〜「07FFFFFF」の1
6Mバイト分のアドレス領域がソフトウェアで設定され
る。
【0085】図8に本発明の一実施例のメモリ制御装置
のブロック構成図を示す。同図中、図1と同一構成部分
には同一符号を付し、その説明は省略する。本実施例の
メモリ制御装置22は、図1のデコーダ11に換えて、
アドレスAdr「00000000」〜「07FFFF
FF」で出力を有効とし、記憶部21を選択する選択信
号を出力するデコーダ25、デコーダ25の選択信号に
応じて有効とされ、アドレスAdr「0000000
0」〜「00FFFFFF」、すなわち、プログラム用
メモリ部23選択時に有効となる第1のチップセレクト
信号*CS1 、及び、アドレスAdr「0400000
0」〜「07FFFFFF」、すなわち、データ用メモ
リ部24選択時に有効となる第2のチップセレクト信号
*CS2 を生成するデコーダ26を設けてなる。
【0086】デコーダ25の出力信号は、記憶部21の
選択信号として、デコーダ26及びデコーダ12に供給
される。図9に本発明の他の実施例のメモリ制御装置の
デコーダの動作説明図を示す。デコーダ26は、特許請
求の範囲中の第2の選択手段に相当し、アドレスAd
r、及び、デコーダ25の出力選択信号が供給され、デ
コーダ25の出力選択信号が有効となると、動作が有効
とされ、アドレスAdr「00000000」〜「00
FFFFFF」、すなわち、プログラム用メモリ部23
選択時には第1のチップセレクト信号*CS1 を有効と
し、第1のチップセレクト信号出力端子T11から出力
し、アドレスAdr「04000000」〜「07FF
FFFF」、すなわち、データ用メモリ部24で有効と
なる第2のチップセレクト信号*CS2 を有効とし、第
2のチップセレクト信号出力端子T12から出力する。
【0087】第1のチップセレクト端子T11は記憶部2
1のプログラム用メモリ部23を構成する2MバイトR
OM23a、23bのチップセレクト端子に接続され
る。2MバイトROM23a、23bは、第1のチップ
セレクト信号出力端子T11から出力される第1のチップ
セレクト信号*CS1 が有効のとき、ともに活性化さ
れ、データの読み出し可能となる。このデコーダ26の
出力である第1のチップセレクト信号*CS1 により記
憶部21のプログラム用メモリ部23に対応する64M
バイトのアドレス領域が選択される。
【0088】また、第2のチップセレクト端子T12は記
憶部21のデータ用メモリ部24を構成する8Mバイト
ROM24a、24bのチップセレクト端子に接続され
る。8MバイトROM24a、24bは、第2のチップ
セレクト信号出力端子T12から出力される第2のチップ
セレクト信号*CS2 が有効のとき、ともに活性化さ
れ、データの読み出し可能となる。このデコーダ26の
出力である第2のチップセレクト信号*CS2 により記
憶部21のデータ用メモリ部24に対応する64Mバイ
トのアドレス領域が選択される。
【0089】また、デコーダ25の出力信号は、デコー
ダ26の他にデコーダ12に供給される。デコーダ12
には、デコーダ25からの選択信号及びアドレスAdr
が供給される。デコーダ12は、デコーダ25の出力信
号が有効のときに、動作が有効とされ、アドレスAdr
に応じて4つの選択信号A、B、C、Dを生成し、出力
する。デコーダ12では、供給されたアドレスAdrが
「00000000」〜「00FFFFFF」、及び、
「04000000」〜「04FFFFFF」のとき、
選択信号Aを有効にし、選択信号B、C、Dを無効にす
る。
【0090】また、デコーダ12は、供給されたアドレ
スAdrが「01000000」〜「01FFFFF
F」、及び、「05000000」〜「05FFFFF
F」のとき、選択信号Bを有効にし、選択信号A、C、
Dを無効にする。さらに、デコーダ12は、供給された
アドレスAdrが「02000000」〜「02FFF
FFF」、及び、「06000000」〜「06FFF
FFF」のとき、選択信号Cを有効にし、選択信号A、
B、Dを無効にする。また、デコーダ12は、供給され
たアドレスAdrが「03000000」〜「03FF
FFFF」、及び、「07000000」〜「07FF
FFFF」のとき、選択信号Dを有効にし、選択信号
A、B、Cを無効にする。
【0091】デコーダ12の4つの出力選択信号A、
B、C、Dのうち、出力選択信号Aは、デコーダ13に
供給される。デコーダ13には、出力選択信号A、及
び、アドレスAdrが供給されており、出力選択信号A
が有効のとき、動作が有効となり、供給されるアドレス
Adrに応じた2つの選択信号A1 、A2 を出力する。
【0092】デコーダ13は、1MバイトROM用の出
力イネーブル信号を生成するための回路で、図9に示す
ようにデコーダ12の出力選択信号Aが有効のときに、
アドレスAdr「00000000」〜「000FFF
FF」、又は、「04000000」〜「040FFF
FF」の1Mバイト分のアドレス領域内では、出力選択
信号A1 を有効、出力選択信号A2 を無効にする。ま
た、デコーダ13は、図9に示すようにデコーダ12の
出力選択信号Aが有効のときに、アドレスAdr「00
000000」〜「000FFFFF」に続く、アドレ
スAdr「00100000」〜「001FFFFF」
の1Mバイト分のアドレス領域、及び、アドレスAdr
「04000000」〜「040FFFFF」に続く、
アドレスAdr「04100000」〜「041FFF
FF」の1Mバイト分のアドレス領域内では、出力選択
信号A1 を無効、出力選択信号A2 を有効にする。
【0093】また、デコーダ12の4つの出力選択信号
A、B、C、Dのうち、出力選択信号Bは、デコーダ1
4に供給される。デコーダ14には、出力選択信号B、
及び、アドレスAdrが供給されており、出力選択信号
Bが有効のとき、動作が有効となり、供給されるアドレ
スAdrに応じた2つの選択信号B1 、B2 を出力す
る。
【0094】デコーダ14は、2MバイトROM用の出
力イネーブル信号を生成するための回路で、図9に示す
ようにデコーダ12の出力選択信号Bが有効のときに、
アドレスAdr「01000000」〜「011FFF
FF」、及び、アドレスAdr「05000000」〜
「051FFFFF」の2Mバイト分のアドレス領域内
では、出力選択信号B1 を有効、出力選択信号B2 を無
効にする。また、デコーダ14は、図9に示すようにデ
コーダ12の出力選択信号Bが有効のときに、アドレス
Adr「01000000」〜「011FFFFF」に
続く、アドレスAdr「00120000」〜「001
3FFFF」、及び、アドレスAdr「0500000
0」〜「051FFFFF」に続く、アドレスAdr
「00520000」〜「0053FFFF」の2Mバ
イト分のアドレス領域内では、出力選択信号B1 を無
効、出力選択信号B2 を有効にする。
【0095】また、デコーダ12の4つの出力選択信号
A、B、C、Dのうち、出力選択信号Cは、デコーダ1
5に供給される。デコーダ15には、デコーダ12の出
力選択信号C、及び、アドレスAdrが供給されてお
り、デコーダ12の出力選択信号Cが有効のとき、動作
が有効となり、供給されるアドレスAdrに応じた2つ
の選択信号C1 、C2 を出力する。
【0096】デコーダ15は、4MバイトROM用の出
力イネーブル信号を生成するための回路で、図9に示す
ように出力選択信号Cが有効のときに、アドレスAdr
「02000000」〜「023FFFFF」、及び、
アドレスAdr「06000000」〜「063FFF
FF」の4Mバイト分のアドレス領域内では、出力選択
信号C1 を有効、出力選択信号C2 を無効にする。ま
た、デコーダ15は、図9に示すようにデコーダ12の
出力選択信号Cが有効のときに、アドレスAdr「02
000000」〜「023FFFFF」に続く、アドレ
スAdr「02400000」〜「027FFFF
F」、及び、アドレスAdr「06000000」〜
「063FFFFF」に続く、アドレスAdr「064
00000」〜「067FFFFF」の4Mバイト分の
アドレス領域内では、出力選択信号C1 を無効、出力選
択信号C2 を有効にする。
【0097】また、デコーダ12の4つの出力選択信号
A、B、C、Dのうち、出力選択信号Dは、デコーダ1
6に供給される。デコーダ16には、デコーダ12の出
力選択信号D、及び、アドレスAdrが供給されてお
り、デコーダ12の出力選択信号Dが有効のとき、動作
が有効となり、供給されるアドレスAdrに応じた2つ
の選択信号D1 、D2 を出力する。
【0098】デコーダ16は、8MバイトROM用の出
力イネーブル信号を生成するための回路で、図9に示す
ようにデコーダ12の出力選択信号Dが有効のときに、
アドレスAdr「03000000」〜「037FFF
FF」、及び、アドレスAdr「07000000」〜
「077FFFFF」の8Mバイト分のアドレス領域内
では、出力選択信号D1 を有効、出力選択信号D2 を無
効にする。また、デコーダ16は、図9に示すようにデ
コーダ12の出力選択信号Dが有効のときに、アドレス
Adr「03000000」〜「037FFFFF」に
続く、アドレスAdr「03800000」〜「03F
FFFFF」、及び、アドレスAdr「0700000
0」〜「077FFFFF」に続く、アドレスAdr
「07800000」〜「07FFFFFF」の8Mバ
イト分のアドレス領域内では、出力選択信号D1 を無
効、出力選択信号D2 を有効にする。
【0099】以上のようにして生成されたデコーダ13
の出力選択信号A1 、デコーダ14の出力選択信号B1
、デコーダ15の出力選択信号C1 、デコーダ16の
出力選択信号D1 は、ANDゲート17に供給される。
ANDゲート17は、デコーダ13、14、15、16
からの出力選択信号A1 、B1 、C1 、D1 のAND論
理をとり、その結果を1MバイトROM3aに供給する
出力イネーブル信号*OE0 として第1の出力イネーブ
ル信号出力端子T2から出力する。
【0100】第1の出力イネーブル信号出力端子T2
は、プログラム用メモリ部23の2MバイトROM23
a及びデータ用メモリ部24の8MバイトROM24a
の出力イネーブル信号端子に接続される。また、デコー
ダ13の出力選択信号A2 、デコーダ14の出力選択信
号B2 、デコーダ15の出力選択信号C2 、デコーダ1
6の出力選択信号D2 は、ANDゲート18に供給され
る。ANDゲート18は、デコーダ13、14、15、
16からの出力選択信号A2 、B2 、C2 、D2 のAN
D論理をとり、その結果を8MバイトROM3bに供給
する出力イネーブル信号*OE1 として第2の出力イネ
ーブル信号出力端子T3から出力する。
【0101】第2の出力イネーブル信号出力端子T3
は、プログラム用メモリ部23の2MバイトROM23
b及びデータ用メモリ部24の8MバイトROM24b
の出力イネーブル信号端子に接続される。次に、メモリ
制御装置21の動作を説明する。
【0102】図10に本発明の他の実施例のメモリ制御
装置の動作タイミングチャートを示す。図10(A)は
アドレスAdr、図10(B)は第1のチップセレクト
信号*CS1 、図10(C)は第2のチップセレクト信
号*CS2 、図3(D)は第1の出力イネーブル信号*
OE0 、図3(E)は第2の出力イネーブル信号*OE
1 、図3(F)は選択信号B、図3(G)は選択信号
D、図3(H)は選択信号B1 、図3(I)は選択信号
B2 、図3(J)は選択信号D1 、図3(K)は選択信
号D2 を示す。
【0103】時刻t1 で、図10(A)に示すようにア
ドレスAdr「011FFFFF」がCPU2から供給
されたとすると、アドレスAdr「011FFFFF」
は記憶部21に割り当てられた128Mバイトのアドレ
スAdr「00000000」〜「07FFFFFF」
に含まれるので、デコーダ25の出力信号は有効にな
る。デコーダ25の出力が有効になると、デコーダ26
及びデコーダ12の動作が有効になる。
【0104】このとき、デコーダ16に供給されるアド
レスAdrは、「011FFFFF」、すなわち、プロ
グラム用メモリ部23を選択するアドレスなので、図1
0(B)、(C)に示すように第1のチップセレクト信
号*CS1 が有効(ローレベル)になり、第2のチップ
セレクト信号*CS2 は無効(ハイレベル)になる。
【0105】デコーダ25の出力信号が有効になると、
デコーダ12の動作が有効になる。デコーダ12には、
図10(A)に示されるアドレスAdr「011FFF
FF」が供給される。このとき、アドレスAdr「01
1FFFFF」はアドレスAdr「01000000」
〜「01FFFFFF」に含まれ、選択信号Bを有効に
するアドレス領域にあるので、デコーダ12は、図10
(F)に示されるように選択信号Bを有効(ローレベ
ル)にする。
【0106】選択信号Bが有効になると、デコーダ14
の動作が有効になる。デコーダ14は、図10(A)に
示されるアドレスAdr「011FFFFF」が選択信
号A1 を有効にするアドレス領域に含まれるので、図1
0(H)、(I)に示されるように選択信号B1 を有効
(ローレベル)にし、選択信号B2 を無効(ハイレベ
ル)にする。
【0107】デコーダ14の有効とされた出力選択信号
B1 はANDゲート17に供給され、無効とされた出力
選択信号B2 はANDゲート18に供給される。このと
き、他のデコーダ13、15、16の出力選択信号B1
、B2 、C1 、C2 、D1 、D2 は、デコーダ12の
選択信号A、C、Dが無効とされるため、全て無効とな
る。このため、ANDゲート17に供給される選択信号
A1 、B1 、C1 、D1は、A1 が有効、B1 、C1 、
D1 が無効となる。また、ANDゲート18に供給され
る選択信号A2 、B2 、C2 、D2 は全て無効となる。
【0108】従って、図10(D)、(E)に示される
ようにANDゲート17の出力である出力イネーブル信
号*OE0 は、選択信号A1 がローレベルとなるため、
ローレベル(有効)となり、ANDゲート18の出力
は、選択信号A2 、B2 、C2、D2 が全てハイレベル
となるのでハイレベル(無効)となる。
【0109】したがって、第1の出力イネーブル信号出
力端子T2 に出力イネーブル信号端子が接続された2M
バイトROM23a、及び、8MバイトROM24aが
活性化される。このとき、第1のチップセレクト信号*
CS1 は有効で、第2のチップセレクト信号*CS2 は
無効であるので、2MバイトROM23aだけがデータ
読み出し可能とされ、2MバイトROM23aのアドレ
スAdr「011FFFFF」からデータが読み出さ
れ、CPU2に供給される。
【0110】また、時刻t2 で、図10(A)に示すよ
うにアドレスAdr「01200000」がCPU2か
ら供給されたとすると、アドレスAdr「012000
00」は記憶部21に割り当てられた128Mバイトの
アドレスAdr「00000000」〜「07FFFF
FF」に含まれるので、デコーダ25の出力は有効とな
る。デコーダ25の出力が有効とされると、デコーダ2
6、12の動作が有効となる。
【0111】デコーダ26は、動作が有効となると、供
給されたアドレスAdr「01200000」に応じて
第1及び第2のチップセレクト信号を出力する。アドレ
スAdr「01200000」は、分割されたアドレス
Adr「00000000」〜「03FFFFFF」、
すなわち、プログラム用メモリ部23のアドレス領域に
含まれるので、図10(B)、(C)に示すように第1
のチップセレクト信号*CS1 が有効(ローレベル)に
なり、第2のチップセレクト信号*CS2 が無効にな
る。
【0112】また、デコーダ25の出力信号が有効にな
ると、デコーダ12の動作が有効になる。デコーダ12
は、アドレスAdr「01200000」に応じて4つ
の選択信号A、B、C、Dを出力する。このとき、デコ
ーダ12に供給されるアドレスは、図10(A)に示さ
れるアドレスAdr「01200000」であり、選択
信号Bを有効にするアドレスAdr「0120000
0」〜「013FFFFF」の領域に含まれるので、デ
コーダ12は、図10(F)に示されるように選択信号
Bを有効(ローレベル)にする。
【0113】選択信号Bが有効になると、デコーダ14
の動作が有効になる。図10(A)に示されるアドレス
Adr「01200000」は、選択信号B2 を有効に
するアドレス領域に含まれるので、デコーダ14により
図10(H)、(I)に示されるように選択信号B1 が
無効(ハイレベル)にされ、選択信号B2 が有効(ロー
レベル)にされる。
【0114】デコーダ14で有効とされた出力選択信号
B2 はANDゲート18に供給され、無効とされた出力
選択信号B1 はANDゲート17に供給される。このと
き、他のデコーダ13、15、16の出力選択信号A1
、A2 、C1 、C2 、D1 、D2 は、デコーダ12の
選択信号A、C、Dが無効とされるため、全て無効とな
る。このため、ANDゲート17に供給される選択信号
A1 、B1 、C1 、D1は、全て無効となる。また、A
NDゲート18に供給される選択信号は、B2 が有効と
なり、A2 、C2 、D2 は無効となる。
【0115】従って、図10(D)、(E)に示される
ようにANDゲート17の出力である出力イネーブル信
号*OE0 は、選択信号A1 、B1 、C1 、D1 全てが
ローレベルとなるため、ハイレベル(無効)となり、A
NDゲート18の出力は、選択信号B2 がローレベルと
なるのでローレベル(有効)となる。
【0116】したがって、第1の出力イネーブル信号出
力端子T2 の第1の出力イネーブル信号*OE0 は無効
となり、したがって、2MバイトROM23a、及び、
8MバイトROM24aは非活性状態となり、第2の出
力イネーブル信号出力端子T3 に出力イネーブル信号端
子が接続された2MバイトROM23b、及び、8Mバ
イトROM24bは活性化される。このとき、第2のチ
ップセレクト信号*CS2 は無効であるので、第2のチ
ップセレクト信号*CS2 により活性化される8Mバイ
トROM24bは非活性状態とされ、2MバイトROM
23bからアドレスAdr「01200000」のデー
タが読み出され、CPU2に供給される。
【0117】時刻t3 で、図10(A)に示すようにア
ドレスAdr「077FFFFF」がCPU2から供給
されたとすると、供給されたアドレスAdr「077F
FFFF」は記憶部21に割り当てられた128Mバイ
トのアドレスAdr「00000000」〜「07FF
FFFF」に含まれるので、デコーダ25の出力信号は
有効になる。デコーダ25の出力が有効になると、デコ
ーダ26及びデコーダ12の動作が有効になる。
【0118】このとき、デコーダ16に供給されるアド
レスAdrは、「077FFFFF」、すなわち、デー
タ用メモリ部24を選択するアドレスなので、図10
(B)、(C)に示すように第1のチップセレクト信号
*CS1 が無効(ハイレベル)になり、第2のチップセ
レクト信号*CS2 は有効(ローレベル)になる。 デ
コーダ25の出力信号が有効になると、デコーダ12の
動作が有効になる。デコーダ12には、図10(A)に
示されるアドレスAdr「077FFFFF」が供給さ
れる。このとき、アドレスAdr「077FFFFF」
はアドレスAdr「07000000」〜「07FFF
FFF」に含まれ、選択信号Dを有効にするアドレス領
域にあるので、デコーダ12は、図10(G)に示され
るように選択信号Dを有効(ローレベル)にする。
【0119】選択信号Dが有効になると、デコーダ16
の動作が有効になる。デコーダ16は、図10(A)に
示されるアドレスAdr「077FFFFF」が選択信
号D1 を有効にするアドレス領域に含まれるので、図1
0(H)、(I)に示されるように選択信号D1 を有効
(ローレベル)にし、選択信号D2 を無効(ハイレベ
ル)にする。
【0120】デコーダ16の有効とされた出力選択信号
D1 はANDゲート17に供給され、無効とされた出力
選択信号D2 はANDゲート18に供給される。このと
き、他のデコーダ13、14、15の出力選択信号A1
、A2 、B1 、B2 、C1 、C2 は、デコーダ12の
選択信号A、B、Cが無効とされるため、全て無効とな
る。
【0121】したがって、ANDゲート17に供給され
る選択信号A1 、B1 、C1 、D1は、A1 が有効、B1
、C1 、D1 が無効となる。また、ANDゲート18
に供給される選択信号A2 、B2 、C2 、D2 は全て無
効となる。従って、図10(D)、(E)に示されるよ
うにANDゲート17の出力である出力イネーブル信号
*OE0 は、選択信号D1 がローレベルとなるため、ロ
ーレベル(有効)となり、ANDゲート18の出力は、
選択信号A2 、B2 、C2、D2 が全てハイレベルとな
るのでハイレベル(無効)となる。
【0122】したがって、第1の出力イネーブル信号出
力端子T2 に出力イネーブル信号端子が接続された2M
バイトROM23a、及び、8MバイトROM24aが
活性化される。このとき、第1のチップセレクト信号*
CS1 は無効で、第2のチップセレクト信号*CS2 は
有効であるので、8MバイトROM24aだけがデータ
読み出し可能とされ、8MバイトROM24aのアドレ
スAdr「077FFFFF」からデータが読み出さ
れ、CPU2に供給される。
【0123】また、時刻t4 で、図10(A)に示すよ
うにアドレスAdr「07800000」がCPU2か
ら供給されたとすると、アドレスAdr「078000
00」は記憶部21に割り当てられた128Mバイトの
アドレスAdr「00000000」〜「07FFFF
FF」に含まれるので、デコーダ25の出力は有効とな
る。デコーダ25の出力が有効とされると、デコーダ2
6、12の動作が有効となる。
【0124】デコーダ26は、動作が有効となると、供
給されたアドレスAdr「07800000」に応じて
第1及び第2のチップセレクト信号を出力する。アドレ
スAdr「07800000」は、分割されたアドレス
Adr「07800000」〜「07FFFFFF」、
すなわち、データ用メモリ部23のアドレス領域に含ま
れるので、図10(B)、(C)に示すように第1のチ
ップセレクト信号*CS1 が無効(ハイレベル)にな
り、第2のチップセレクト信号*CS2 が有効(ローレ
ベル)になる。
【0125】また、デコーダ25の出力信号が有効にな
ると、デコーダ12の動作が有効になる。デコーダ12
は、アドレスAdr「07800000」に応じて4つ
の選択信号A、B、C、Dを出力する。このとき、デコ
ーダ12に供給されるアドレスは、図10(A)に示さ
れるアドレスAdr「07800000」であり、選択
信号Dを有効にするアドレスAdr「0700000
0」〜「07FFFFFF」の領域に含まれるので、デ
コーダ12は、図10(F)に示されるように選択信号
Dを有効(ローレベル)にする。
【0126】選択信号Dが有効になると、デコーダ16
の動作が有効になる。図10(A)に示されるアドレス
Adr「07800000」は、選択信号D2 を有効に
するアドレス領域に含まれるので、デコーダ16により
図10(H)、(I)に示されるように選択信号D1 が
無効(ハイレベル)にされ、選択信号D2 が有効(ロー
レベル)にされる。
【0127】デコーダ16で有効とされた出力選択信号
D2 はANDゲート18に供給され、無効とされた出力
選択信号D1 はANDゲート17に供給される。このと
き、他のデコーダ13、14、15の出力選択信号A1
、A2 、B1 、B2 、C1 、C2 は、デコーダ12の
選択信号A、B、Cが無効とされるため、全て無効とな
る。
【0128】したがって、ANDゲート17に供給され
る選択信号A1 、B1 、C1 、D1は、全て無効とな
る。また、ANDゲート18に供給される選択信号は、
D2 が有効となり、A2 、B2 、D2 は無効となる。従
って、図10(D)、(E)に示されるようにANDゲ
ート17の出力である出力イネーブル信号*OE0 は、
選択信号A1 、B1 、C1 、D1 全てがローレベルとな
るため、ハイレベル(無効)となり、ANDゲート18
の出力は、選択信号D2 がローレベルとなるのでローレ
ベル(有効)となる。
【0129】したがって、第1の出力イネーブル信号出
力端子T2 の第1の出力イネーブル信号*OE0 は無効
となり、したがって、2MバイトROM23a、及び、
8MバイトROM24aは非活性状態となり、第2の出
力イネーブル信号出力端子T3 に出力イネーブル信号端
子が接続された2MバイトROM23b、及び、8Mバ
イトROM24bは活性化される。このとき、第1のチ
ップセレクト信号*CS1 は無効であるので、第1のチ
ップセレクト信号*CS1 により活性化される2Mバイ
トROM23bは非活性状態とされ、8MバイトROM
24bのアドレスAdr「01200000」のデータ
が読み出され、CPU2に供給される。
【0130】なお、本実施例では、プログラム用メモリ
部23、データ用メモリ部24で同一の記憶容量(2M
バイト、8Mバイト)のメモリによりバンクBANK1
、BANK2 を構成しているが、例えば、図5に示す
ように異なる記憶容量のメモリでバンクを構成してもよ
い。
【0131】上記本実施例によれば、記憶容量の異なる
複数のメモリ部を連続的に扱いことが出来る。このと
き、出力ピンは、チップセレクト信号*CS1 、*CS
2 、出力イネーブル信号*OE0 、*OE1 を出力する
ための4つのピンを設けるだけでよいので、図12、図
14に示すような方法に比べて出力ピン数を大幅に減少
でき、LSI化したときに、LSIを小型化できる。
【0132】また、本実施例では、デコーダと、AND
ゲートだけで構成でき、また、使用するアドレスの設定
はCPU2を制御するプログラムにより、図14に示す
ようにセレクタ、セレクタを設定するためのFFが不要
なるので、メモリ制御装置4のハードウェアを大幅に変
更する必要がないので、LSI化するときに、回路規模
を小さくでき、LSIを小型化出来る。
【0133】
【発明の効果】上述の如く、本発明の 請求項1によれ
ば、複数の第1の選択信号又は複数の第2の選択信号の
うちいずれか一つの選択信号だけが有効とされるので、
第1及び第2の論理積ゲートにより論理積をとることに
より、第1及び第2の論理積ゲートにより論理積をとる
ことにより、有効な信号を含むゲートの出力が反転し、
一対のメモリのうち一方のメモリを選択する選択信号を
メモリに供給できるため、一対のメモリのうち一方を選
択しているときには、他方は非選択状態とされ、他方を
選択しているときには一方は非選択状態とされるので、
一対のメモリに連続してアドレスを設定することができ
る等の特長を有する。
【0134】請求項2によれば、記憶手段を複数対のメ
モリで構成しても、第2の選択手段により一対のメモリ
を選択し、各対のメモリに連続してアドレスを設定する
ことができるため、記憶手段を多彩な構成にできる等の
特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のメモリ制御装置のブロック
構成図である。
【図2】本発明の一実施例のメモリ制御装置のデコーダ
の動作説明図である。
【図3】本発明の一実施例のメモリ制御装置の動作タイ
ミングチャートである。
【図4】本発明の一実施例のメモリ制御装置が適用され
る情報処理システムのシステム構成図である。
【図5】本発明の一実施例のメモリ装置のブロック構成
図である。
【図6】本発明の一実施例のメモリ装置のアドレス領域
とメモリとの関係を説明するための図である。
【図7】本発明の他の実施例のメモリ制御装置が適用さ
れる情報処理システムのシステム構成図である。
【図8】本発明の他の実施例のメモリ制御装置のブロッ
ク構成図である。
【図9】本発明の他の実施例のメモリ制御装置のデコー
ダの動作説明図である。
【図10】本発明の他の実施例のメモリ制御装置の動作
タイミングチャートである。
【図11】本発明のメモリ装置のブロック構成図であ
る。
【図12】従来のショートピンにより使用メモリ容量に
応じた選択信号切換を行うシステムの一例のブロック構
成図である。
【図13】従来の制御回路のブロック構成図である。
【図14】従来のセレクタにより使用メモリ容量に応じ
た選択信号切換を行うシステムの一例のブロック構成図
である。
【符号の説明】
1 情報処理システム 2 CPU 3 記憶部 4 メモリ制御装置 11〜16 デコーダ 17、18 ANDゲート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のメモリからなり、記憶容量に応じ
    て複数のアドレス領域に割り振られ、かつ、該複数のア
    ドレス領域が連続する一対の分割アドレス領域に分割さ
    れたアドレスの配置を有する記憶手段と、前記複数のア
    ドレス領域毎に設けられ、外部から供給されたアドレス
    に応じて前記分割アドレス領域の一方を有効する第1の
    分割アドレス領域選択信号、及び、他方を有効とする第
    2の分割アドレス領域選択信号を出力する複数の選択信
    号生成回路とを有する記憶装置において、 前記アドレスに応じて前記複数の選択信号生成回路のう
    ち1つの選択信号生成手段を有効にする第1の選択手段
    と、 前記複数の選択信号生成回路から出力された第1の選択
    信号の論理積を出力する第1の論理積ゲートと、 前記複数の選択信号生成回路から出力された第2の選択
    信号の論理積を出力する第2の論理積ゲートとを有し、 前記第1の論理積ゲートの出力を前記記憶手段の一対の
    メモリのうち一方のメモリを選択する1つの第1の選択
    信号とし、前記第2の論理積ゲートの出力を前記記憶手
    段の一対のメモリのうち他方を選択する第2の選択信号
    としたことを特徴とする記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、前記一対のメモリを複
    数有し、かつ、前記アドレスに応じて複数対のメモリの
    うち一つのメモリを選択する第2の選択手段を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の記憶装置。
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